JPH07333984A - 2段現像方式を用いた電子写真装置 - Google Patents

2段現像方式を用いた電子写真装置

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JPH07333984A
JPH07333984A JP6129006A JP12900694A JPH07333984A JP H07333984 A JPH07333984 A JP H07333984A JP 6129006 A JP6129006 A JP 6129006A JP 12900694 A JP12900694 A JP 12900694A JP H07333984 A JPH07333984 A JP H07333984A
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JP
Japan
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toner
carrying
developing roller
conveying means
developing
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JP6129006A
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English (en)
Inventor
Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
Kazuhiro Yuasa
一弘 湯浅
Shuichi Endo
修一 遠藤
Iwao Matsumae
巌 松前
Yoshiaki Tanaka
善朗 田中
Hiroshi Hosokawa
浩 細川
Koji Saito
廣司 齋藤
Eiji Takenaka
英二 竹中
Toshihiro Sugiyama
敏弘 杉山
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
Eisaku Murakami
栄作 村上
Satoru Komatsubara
悟 小松原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラ上に均一なトナー層を形成すると
ともに、トナーの帯電量をも均一にさせる。 【構成】 第1トナー搬送手段であるハード現像ローラ
24とトナー量規制手段であるブレード26との接触圧P
が、20gf≦P≦360gfを満たすように、ブレード26の幅
b,厚みh,食い込み量v,自由長lの値を設定する。
なお、食い込み量vは、ブレード26がまっすぐな状態に
あるとした位置から、ブレード26がハード現像ローラ24
との当接位置までの変位に該当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙複写機,レーザ
プリンタ等のプロッタに適用される2段現像方式を用い
た電子写真装置に係り、特に現像器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一成分系高抵抗トナーを用いた現像方式
の主な従来例としては、ソフト現像ローラを用いた方式
と、ハード現像ローラを用いた方式と、第1,第2搬送
ローラを用いた2段現像方式との3つがある。
【0003】図6はソフト現像ローラを用いた現像方式
を示す説明図であり、1はドラム状の感光体、2は現像
器、3は新規トナーTを収納するホッパ、4はトナー供
給ローラ、5はソフト現像ローラ、6はソフト現像ロー
ラ5に当接するブレード、7は高電圧電源を示す。
【0004】ホッパ3のトナーTは、トナー供給ローラ
4によってソフト現像ローラ5に搬送される。その際、
トナー供給ローラ4とソフト現像ローラ5との摩擦によ
ってトナーTが帯電する。また、ソフト現像ローラ5に
は高電圧電源7によってバイアスがかけられているた
め、帯電したトナーTは静電力によってソフト現像ロー
ラ5表面に吸着する。ソフト現像ローラ5上のトナーT
はブレード6によって薄層化され、ソフト現像ローラ5
と感光体1とのニップ部に搬送される。なお、感光体1
はハード部材であるために、現像ローラをソフトにする
ことによって、現像に必要な感光体1とのニップ部を作
り出している。このニップ部にてソフト現像ローラ5の
トナーTが感光体1の静電潜像に付着することにより、
感光体1の静電潜像が現像される。
【0005】図7はハード現像ローラを用いた現像方式
を示す説明図であり、10はベルト状の感光体、11は現像
器、12は新規トナーTを収納するホッパ、13はトナー供
給ローラ、14はハード現像ローラ、15はハード現像ロー
ラ14に当接するブレード、16は高電圧電源を示す。
【0006】ホッパ12のトナーTは、トナー供給ローラ
13によってハード現像ローラ14に搬送される。その際、
ハード現像ローラ14表面に帯びた磁力によってトナーT
がハード現像ローラ14表面に吸着する。ハード現像ロー
ラ14上のトナーTはブレード15によって薄層化され、さ
らに、ブレード15とトナーTまたはトナーTとトナーT
との摩擦によってトナーTが帯電し、ハード現像ローラ
14と感光体10とのニップ部に搬送される。なお、現像ロ
ーラがハード部材であるために、ベルト状の感光体10を
使用することによって、現像に必要な感光体10とのニッ
プ部を作り出している。このニップ部にてハード現像ロ
ーラ14のトナーTが感光体10の静電潜像に付着すること
により、感光体10の静電潜像が現像される。
【0007】ところで、ソフト現像ローラを用いた現像
方式には、次に示す問題がある。
【0008】(1) 現像ローラがソフトであるため、ブレ
ードによって均一なトナー薄層を作るのが困難である。
【0009】(2) 現像ローラがソフトであるため、クリ
ープ変形(圧縮永久歪)が発生しやすく、ブレードや感光
体との接触が不均一となって現像不良が発生する。
【0010】(3) トナーを均一に帯電させることが困難
であり、逆チャージトナー(所望の極性とは逆極性に帯
電したトナー)が発生し、地汚れ等の画像不具合が発生
する。
【0011】前記(1),(2)の不具合は、現像ローラがソ
フトであるために発生するものであるため、図7に示し
たハード現像ローラを用いた現像方式では発生しない。
しかし、ハード現像ローラを用いた現像方式では、次に
示す不具合が発生する。
【0012】(4) ベルト感光体を用いているため、ベル
ト感光体を駆動するための駆動ローラやギヤ等の駆動機
構が必要となるために、コストアップにつながる。
【0013】(5) ベルト感光体の張力バランス等によっ
て、ベルト感光体にヨリが発生するため、ヨリの防止機
構が必要となる。
【0014】なお、逆チャージトナーに関する不具合
は、ソフト現像ローラを用いた現像方式と同様に、ハー
ド現像ローラを用いた現像方式でも発生する。
【0015】逆チャージトナーに関する不具合を解決す
るために、ハード現像ローラとドラム状感光体との間に
ベルト状の第2トナー搬送手段を設け、ハード現像ロー
ラが担持するトナーを前記第2トナー搬送手段を介して
感光体に付着させるという2段現像方式が発明された。
しかし、第2トナー搬送手段としてベルト状の搬送手段
を用いているために、ハードローラ現像方式と同じよう
に、前記(4),(5)に示した不具合が生ずる恐れがある。
【0016】このような不具合を解決するために、第2
トナー搬送手段をローラ体とした現像方式が発明され
た。
【0017】図8は第2トナー搬送手段をローラ体とし
た2段現像方式を示す説明図であり、20は像担持体であ
るドラム状の感光体、21は現像器、22は新規トナーTを
収納するホッパ、23はトナー供給ローラ、24は第1トナ
ー搬送手段であるハード現像ローラ、25は、表面がソフ
トであり、感光体20とハード現像ローラ24に当接する第
2トナー搬送手段である中間ローラ、26はハード現像ロ
ーラ24に当接するトナー量規制部材であるブレード、27
は電源、28は現像バイアス源を示す。
【0018】ホッパ22のトナーTは、図2に示したハー
ド現像ローラを用いた現像方式における現像プロセスと
同様に、ハード現像ローラ24上にて薄層を形成し、かつ
帯電してハード現像ローラ24と中間ローラ25とのニップ
部に搬送される。このニップ部は中間ローラ25の弾性変
形によって形成される。
【0019】また、ハード現像ローラ24にはトナー転移
バイアス用の電源27が接続され、バイアスF1(V)がか
けられている。さらに中間ローラ25には現像バイアス源
28が接続され、バイアスF2(V)がかけられている。こ
こで、F1,F2について次に示す関係が成り立つとき
に、ハード現像ローラ24上のトナーTが中間ローラ25に
転移する。
【0020】トナーが負帯電でかつネガポジ現像の場
合:F1<F2< 0 トナーが負帯電でかつポジポジ現像の場合:0 <F1<
F2 トナーが正帯電でかつネガポジ現像の場合:0 <F2<
F1 トナーが正帯電でかつポジポジ現像の場合:F2<F1<
0 そして、中間ローラ25に転移したトナーTは、中間ロー
ラ25の弾性変形により形成した感光体20と中間ローラ25
とのニップ部に搬送される。このニップ部にて中間ロー
ラのトナーTが感光体20の静電潜像に付着することによ
り、感光体20の静電潜像が現像される。
【0021】図9はトナーが負帯電でかつネガポジ現像
の2段現像方式におけるトナーの転移状態を示す説明図
である。図8に示すように、主に負帯電したトナーがハ
ード現像ローラ24に付着し、さらに中間ローラ25に転移
する。また、ハード現像ローラ24上に付着した正帯電し
たトナーは、中間ローラ25に転移することがなく、ハー
ド現像ローラ24上に残留する。
【0022】このように、2段現像方式によれば、逆チ
ャージトナーによる地汚れ等の不具合を防止することが
できる。
【0023】図10は図8に示す現像器を用いた2段現像
方式による電子写真プロセスの概要を示す説明図であ
り、30は帯電部、31は光書き込み部、32は転写部、33は
定着部、34は排紙部、35はクリーニング部、36は除電
部、37はカット紙、38は給紙ローラ、39はレジストロー
ラを示す。
【0024】感光体20は図10において左回りに回転す
る。この感光体20に対し帯電部30が表面を一様に帯電さ
せ、帯電した感光体20の表面は回転に伴って移動し、光
書き込み部31で露光され静電潜像が形成される。さらに
感光体20が回転し、現像器21で静電潜像に従って選択的
にトナーによって現像され、トナー像を形成する。この
トナー像は、あるタイミングで同期をとって給紙ローラ
38,レジストローラ39から送り込まれるカット紙37に、
転写部32で接触し、カット紙37上に転写される。転写さ
れたトナーが付着したカット紙37は定着部33で定着さ
れ、排紙部34から装置外部に排出されハードコピー化さ
れる。
【0025】また、転写部32通過後、転写しきれず感光
体20上に残留したトナーをクリーニング部35が回収し、
さらに感光体20上の残留電荷を除電部36で除電し、感光
体20の表面電位を略0Vにして再び帯電部30に戻る。こ
れらの一連の動作を繰り返すことで連続的にハードコピ
ーを形成する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すような、第
2トナー搬送手段をローラ体とした2段現像方式の電子
写真装置の開発によって、逆チャージトナーに関する不
具合防止を低コストで実現できた。しかし、この方式に
おいては、ハード現像ローラ24から感光体20に中間ロー
ラ25を介してトナーを供給するものであるため、ハード
現像ローラ24表面におけるトナー薄層の厚さや帯電量の
分布状況が、感光体20上の静電潜像の現像結果に対して
大きな影響を与えることになる。
【0027】本発明は、このような課題を解決するため
に、ハード現像ローラ上に均一なトナー層を形成すると
ともに、トナーの帯電量をも均一にさせることの可能な
2段現像方式を用いた電子写真装置を提供することを目
的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、一成分系トナーを担持する第1トナー搬
送手段と、この第1トナー搬送手段に当接し、前記第1
トナー搬送手段上のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電
させるトナー量規制手段と、前記第1トナー搬送手段お
よび静電潜像を担持する像担持体に当接し、前記第1ト
ナー搬送手段よりトナーを受け、前記像担持体の静電潜
像にトナーを付着させる第2トナー搬送手段とを有する
現像器を備えた2段現像方式を用いた電子写真装置にお
いて、前記トナー量規制部材と前記第1トナー搬送手段
との接触圧を20gf以上360gf以下としたことを特徴とす
る。
【0029】また、表面に磁性を帯び、一成分系トナー
を担持する第1トナー搬送手段と、磁性体からなり、前
記第1トナー搬送手段に当接し、前記第1トナー搬送手
段上のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電させるトナー
量規制手段と、前記第1トナー搬送手段および静電潜像
を担持する像担持体に当接し、前記第1トナー搬送手段
よりトナーを受け、前記像担持体の静電潜像にトナーを
付着させる第2トナー搬送手段とを有する現像器を備え
た2段現像方式を用いた電子写真装置において、前記ト
ナー量規制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧を
0gf以上360gf以下とし、かつ前記トナー量規制部材の
前記第1トナー搬送手段に対する食い込み量を−0.1mm
以上としたことを特徴とする。
【0030】また、一成分系トナーを担持する第1トナ
ー搬送手段と、この第1トナー搬送手段に当接し、前記
第1トナー搬送手段上のトナーを薄層化すると共に摩擦
帯電させるトナー量規制手段と、前記第1トナー搬送手
段および静電潜像を担持する像担持体に当接し、前記第
1トナー搬送手段よりトナーを受け、前記像担持体の静
電潜像にトナーを付着させる第2トナー搬送手段とを有
する現像器を備えた2段現像方式を用いた電子写真装置
において、前記トナー量規制部材と前記第1トナー搬送
手段との接触圧を20gf以上360gf以下とし、かつ前記ト
ナー量規制部材の先端を研磨したことを特徴とする。
【0031】また、表面に磁性を帯び、一成分系トナー
を担持する第1トナー搬送手段と、磁性体からなり、前
記第1トナー搬送手段に当接し、前記第1トナー搬送手
段上のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電させるトナー
量規制手段と、前記第1トナー搬送手段および静電潜像
を担持する像担持体に当接し、前記第1トナー搬送手段
よりトナーを受け、前記像担持体の静電潜像にトナーを
付着させる第2トナー搬送手段とを有する現像器を備え
た2段現像方式を用いた電子写真装置において、前記ト
ナー量規制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧を
0gf以上360gf以下とし、かつ前記トナー量規制部材の
前記第1トナー搬送手段に対する食い込み量を−0.1mm
以上とし、さらに前記トナー量規制部材の先端を研磨し
たことを特徴とする。
【0032】
【作用】前記した構成によれば、トナー量規制部材と前
記第1トナー搬送手段との接触圧が20gf以上360gf以下
の範囲にあるので、第1トナー搬送手段上に均一に帯電
したトナー薄層を永続的に形成することができる。
【0033】また、トナー量規制部材が磁性体からな
り、前記第1トナー搬送手段の表面が帯磁している場
合、両者の接触圧が0gfであっても、第1トナー搬送手
段の表面の吸着力によってトナーを規制する接触圧が発
生する。また、両者の接触圧が0gf以上360gf以下でか
つ食い込み量が−0.1mm以上の範囲にあるので、第1ト
ナー搬送手段上に均一に帯電したトナー薄層を永続的に
形成することができる。
【0034】また、トナー量規制部材の先端を研磨した
ことにより、トナー量規制部材の突出し量や,トナー量
規制部材の経時的な摩耗に対してトナー層厚の変化を安
定させることができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、本実施例は、図8,図10
に示すように、中間ローラを有する現像器を用いた2段
現像方式の電子写真装置を基本形とし、また、トナーが
負帯電でかつネガポジ現像の場合を例として説明するこ
とにした。さらに、図8,図10に示す部材と同一の部材
には同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
【0036】まず、第1実施例について説明する。この
第1実施例の特徴はブレード26と感光体20との当接部に
ある。
【0037】図1,図2はブレード26の各部位の名称の
説明図であり、図1において、bは幅を示し、ブレード
26の長手方向の長さに該当する。lは自由長を示し、ブ
レード26の固定端からハード現像ローラ24(以下、単に
現像ローラ24と称する)との当接点までの長さに該当す
る。hはブレード26の厚み、dは突き出し量を示し、ブ
レード26の自由端から現像ローラ24との当接点までの長
さに該当する。また、図2において、vは食い込み量を
示し、ブレード26がまっすぐな状態にあるとした位置か
ら、ブレード26が現像ローラ24との当接位置までの変位
に該当する。
【0038】ところで、現像ローラ24上に対して均一に
帯電したトナー薄層を形成させることは、2段現像方式
のシステム上非常に重要である。このようなトナー薄層
を形成するための重要な要素として、現像ローラ24に対
するブレード26の接触圧が挙げられ、この接触圧が適正
な値ではない場合、種々の問題が発生する。
【0039】そこで、実験の結果、接触圧が20gf以下に
なると、図3に示すように、ブレード26の手前で現像ロ
ーラ24に補給される多量のトナーがブレード26を押し上
げるようになり、そのため薄層化ができず、結果とし
て、現像ローラ24上の単位面積当たりのトナー量および
トナー分布のムラが増大した。さらに、トナーは摩擦帯
電によって帯電するためトナーの帯電量も低下した。
【0040】また、接触圧が360gf以上になると、経時
的に現像ローラ24にトナーがフィルミングしたり、ブレ
ード26にトナーが固着して、その結果、図4に示すよう
に、現像ローラ24上のトナー層の厚さに極端なムラが生
じた。
【0041】以上のことから、接触圧をPとおくと、20
gf≦P≦360gfの範囲であれば異常画像が発生しないこ
とが判った。
【0042】さらに、接触圧Pは、次に示す(数1)で表
すことができる。
【0043】
【数1】P=(E・b・h3・v)/(4・l3) ここで、Eはブレード26に使用した部材のヤング率を示
す。
【0044】すなわち、20gf≦P≦360gfを満たすよう
に、b,h,v,lの値を設定すれば、安定したトナー
層を得ることが可能となる。
【0045】次に第2実施例について説明する。
【0046】現像ローラ24が磁性ローラであり、ブレー
ド26が磁性体の場合、現像ローラ24がブレード26を磁気
的に引き寄せるために、接触圧が0gfでもトナーを規制
する接触圧が発生する。例として、現像ローラ24の着磁
量が280ガウス,ブレード26の材質がSUSである場
合、食い込み量vが−0.1mm以上のときにトナーを適正
に帯電させまた薄層化することが判った。
【0047】また、接触圧が360gf以上になると、第1
実施例と同様に、現像ローラ24上のトナー層の厚さに極
端なムラを生じるようになった。
【0048】以上のことから、接触圧Pが、 0gf≦P≦360gf で、かつ食い込み量vが、 v≧−0.1mm の範囲にあれば異常画像が発生しないことが判った。よ
って、0gf≦P≦360gf かつ v≧−0.1mm が成り立つ
ように、(数1)の各パラメータを設定することにより、
安定したトナー層を得ることが可能となる。
【0049】次に第3実施例について説明する。
【0050】この第3実施例は、第1,第2実施例にお
けるブレードの先端を研磨したものである。ブレード26
の先端が研磨されていると、図5に示すようにグラフの
傾きが小さくなること、すなわち現像ローラ24上のトナ
ー量が安定することが判った。
【0051】このように、ブレード26の先端を研磨する
ことにより、ブレード26の突き出し量dに対して現像ロ
ーラ24上のトナー層厚の変動が少なくなり、また、ブレ
ード26の経時的な摩耗に対しても、ブレード26の先端に
凹凸があるものより現像ローラ24上のトナー層厚の変動
が少なくなるため、高い信頼性で安定したトナー層を得
ることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上、説明した通りに構成された本発明
によれば、次に記載する効果を奏する。
【0053】請求項1記載の構成によれば、トナー量規
制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧が20gf以上
360gf以下の範囲にあるので、第1トナー搬送手段上に
均一に帯電したトナー薄層を永続的に形成することが可
能となり、異常画像の発生を防止できる。
【0054】請求項2記載の構成によれば、トナー量規
制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧が0gf以上
360gf以下で、かつ食い込み量が−0.1mm以上の範囲にあ
るので、第1トナー搬送手段上に均一に帯電したトナー
薄層を永続的に形成することが可能となり、異常画像の
発生を防止できる。
【0055】請求項3,4記載の構成によれば、トナー
量規制部材の先端を研磨したことにより、トナー量規制
部材の突出し量や経時的な摩耗に対してトナー層厚の変
化を安定させることができるため、現像に関する信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を説明するための斜視
図である。
【図2】本実施例の要部の側面図である。
【図3】現像ローラとブレードとの接触圧が20gf以下の
場合に発生しやすい、トナーがブレードを押し上げる状
態を示す説明図である。
【図4】現像ローラとブレードとの接触圧が360gf以上
の場合に発生しやすいトナー層厚さにムラが生じたとき
の現像ローラ表面を示す状態図である。
【図5】ブレード先端を研磨した場合と研磨しない場合
とにおける突き出し量に対する現像ローラ上のトナー量
の変化を示すグラフである。
【図6】ソフト現像ローラを用いた現像方式に係る現像
器を示す構成図である。
【図7】ハード現像ローラを用いた現像方式に係る現像
器を示す構成図である。
【図8】第1,第2搬送ローラを用いた2段現像方式に
係る現像器を示す構成図である。
【図9】2段現像方式おけるトナーの転移プロセスを示
す説明図である。
【図10】第1,第2搬送ローラを用いた2段現像方式
に係る現像器を適用した電子写真装置の構成図である。
【符号の説明】
1,20…(ドラム状の)感光体、 2,11,21…現像器、
3,12,22…ホッパ、4,23…トナー供給ローラ、
5…ソフト現像ローラ、 6,15,26…ブレード、
7,16…高電圧電源、 10…(ベルト状の)感光体、 13
…トナー供給ローラ、 14,24…ハード現像ローラ、
25…中間ローラ、 27…電源、 28…現像バイアス源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松前 巌 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 善朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 細川 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 齋藤 廣司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 竹中 英二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 敏弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山中 哲夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村上 栄作 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小松原 悟 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分系トナーを担持する第1トナー搬
    送手段と、この第1トナー搬送手段に当接し、前記第1
    トナー搬送手段上のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電
    させるトナー量規制手段と、前記第1トナー搬送手段お
    よび静電潜像を担持する像担持体に当接し、前記第1ト
    ナー搬送手段よりトナーを受け、前記像担持体の静電潜
    像にトナーを付着させる第2トナー搬送手段とを有する
    現像器を備えた2段現像方式を用いた電子写真装置にお
    いて、前記トナー量規制部材と前記第1トナー搬送手段
    との接触圧を20gf以上360gf以下としたことを特徴とす
    る2段現像方式を用いた電子写真装置。
  2. 【請求項2】 表面に磁性を帯び、一成分系トナーを担
    持する第1トナー搬送手段と、磁性体からなり、前記第
    1トナー搬送手段に当接し、前記第1トナー搬送手段上
    のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電させるトナー量規
    制手段と、前記第1トナー搬送手段および静電潜像を担
    持する像担持体に当接し、前記第1トナー搬送手段より
    トナーを受け、前記像担持体の静電潜像にトナーを付着
    させる第2トナー搬送手段とを有する現像器を備えた2
    段現像方式を用いた電子写真装置において、前記トナー
    量規制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧を0gf
    以上360gf以下とし、かつ前記トナー量規制部材の前記
    第1トナー搬送手段に対する食い込み量を−0.1mm以上
    としたことを特徴とする2段現像方式を用いた電子写真
    装置。
  3. 【請求項3】 一成分系トナーを担持する第1トナー搬
    送手段と、この第1トナー搬送手段に当接し、前記第1
    トナー搬送手段上のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電
    させるトナー量規制手段と、前記第1トナー搬送手段お
    よび静電潜像を担持する像担持体に当接し、前記第1ト
    ナー搬送手段よりトナーを受け、前記像担持体の静電潜
    像にトナーを付着させる第2トナー搬送手段とを有する
    現像器を備えた2段現像方式を用いた電子写真装置にお
    いて、前記トナー量規制部材と前記第1トナー搬送手段
    との接触圧を20gf以上360gf以下とし、かつ前記トナー
    量規制部材の先端を研磨したことを特徴とする2段現像
    方式を用いた電子写真装置。
  4. 【請求項4】 表面に磁性を帯び、一成分系トナーを担
    持する第1トナー搬送手段と、磁性体からなり、前記第
    1トナー搬送手段に当接し、前記第1トナー搬送手段上
    のトナーを薄層化すると共に摩擦帯電させるトナー量規
    制手段と、前記第1トナー搬送手段および静電潜像を担
    持する像担持体に当接し、前記第1トナー搬送手段より
    トナーを受け、前記像担持体の静電潜像にトナーを付着
    させる第2トナー搬送手段とを有する現像器を備えた2
    段現像方式を用いた電子写真装置において、前記トナー
    量規制部材と前記第1トナー搬送手段との接触圧を0gf
    以上360gf以下とし、かつ前記トナー量規制部材の前記
    第1トナー搬送手段に対する食い込み量を−0.1mm以上
    とし、さらに前記トナー量規制部材の先端を研磨したこ
    とを特徴とする2段現像方式を用いた電子写真装置。
JP6129006A 1994-05-12 1994-06-10 2段現像方式を用いた電子写真装置 Pending JPH07333984A (ja)

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CN95107138A CN1099055C (zh) 1994-05-12 1995-05-12 用于图像形成设备的显影装置
CNB011406089A CN1224865C (zh) 1994-05-12 1995-05-12 用于图象形成设备的显影装置
EP95107220A EP0682296B1 (en) 1994-05-12 1995-05-12 Developing device for an image forming apparatus
KR1019950011703A KR0168951B1 (ko) 1994-05-12 1995-05-12 화상형성장치용 현상장치
DE69535743T DE69535743T2 (de) 1994-05-12 1995-05-12 Entwicklungsgerät für ein Bilderzeugungsgerät
US08/633,359 US5708942A (en) 1994-05-12 1996-04-17 Developing device for an image forming apparatus
US08/633,453 US5625441A (en) 1994-05-12 1996-04-17 Developing device for an image forming apparatus
US08/810,082 US5845183A (en) 1994-05-12 1997-03-04 Developing device for an image forming apparatus
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6334038B1 (en) 1999-09-29 2001-12-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrophotograph development apparatus using magnetic developer
JP2009109746A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Canon Inc 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置

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