JPH0733397A - バケット式運搬車 - Google Patents

バケット式運搬車

Info

Publication number
JPH0733397A
JPH0733397A JP18052393A JP18052393A JPH0733397A JP H0733397 A JPH0733397 A JP H0733397A JP 18052393 A JP18052393 A JP 18052393A JP 18052393 A JP18052393 A JP 18052393A JP H0733397 A JPH0733397 A JP H0733397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
machine body
mast
prime mover
posture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18052393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Watanabe
英明 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP18052393A priority Critical patent/JPH0733397A/ja
Publication of JPH0733397A publication Critical patent/JPH0733397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】圃場等狭い場所での荷物運搬作業時に極小さい
回転半径で回転できるバケット式運搬車を提供する。
又、油圧シリンダなどの駆動装置を設けることなく、バ
ケットを水平方向を向く姿勢と下方を向く姿勢とに動作
させることができるバケット式運搬車を提供する。 【構成】機体1の下部の左右に配設されたフレーム10
1に前輪103と後輪105が回転可能に取り付けら
れ、又、両者の間に中間輪107が回転可能に取り付け
られ、前輪103と後輪105とに無端帯109が巻回
されている。機体1には、ギア等による適宜な減速機構
を介して原動機3と接続された出力軸111が左右両側
に突出配置され、これに上記前輪103が取り付けられ
ている。又、原動機3と出力軸111との間には、クラ
ッチ機構53が設けられていて、一対のクローラ97、
99が各々独立に回転駆動されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バケット式運搬車に係
り、特に、圃場等狭い場所での荷物運搬作業時に極小さ
い回転半径で回転できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物の運搬作業にはバケット式運
搬車が使用されている。バケット式運搬車は、車に人間
が搭乗して運転するものであり、重量のある車に対して
その前部にマストを取り付けるとともに、マストにバケ
ットを昇降するように取り付けたものである。そして、
バケットで土砂等をすくい取り、持ち上げて運搬するも
のである。またバケットは油圧シリンダによって、開口
部が水平方向を向く姿勢と、開口部が下方を向く姿勢と
なるように駆動されるようになっており、土砂等をすく
う場合には、バケットは開口部が水平方向を向く姿勢に
保たれ、バケット内の土砂等を排出する場合には、開口
部が下を向く姿勢に駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバケット式
運搬車は、バケットで土砂等をすくい取り、持ち上げた
状態でハンドルを切って回転する場合、外側の車輪が早
く、内側の車輪が遅く回転して回転するようになってい
るが、車輪が完全に停止することはないので回転半径は
大きくなり、圃場等の狭い場所での回転が困難であると
いう問題があった。又、バケットを、開口部が水平方向
を向く姿勢と下方を向く姿勢に駆動するための油圧シリ
ンダが必要なため、その分コストがアップする問題もあ
る。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、圃場等狭い場所での荷
物運搬作業時に極小さい回転半径で回転できるバケット
式運搬車を提供することにある。又、油圧シリンダなど
の駆動装置を設けることなく、バケットを水平方向を向
く姿勢と下方を向く姿勢とに動作させることができるバ
ケット式運搬車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるバケット式運搬車は、原動機を備えた機
体と、上記機体の前方に配置されたバケット装置と、上
記機体の左右両側に配置され各々クラッチ機構を介して
原動機の駆動系統と接続された一対の走行装置と、を具
備し、回転時には上記クラッチ機構を操作することによ
り上記走行装置の一方を停止し他方を駆動して回転する
ようにしたことを特徴とするバケット式運搬車である。
【0006】又、バケット装置は、前傾・後傾動作する
マストと、上記マストに開口部が水平方向を向く姿勢と
開口部が下方を向く姿勢とに動作できるよう支持された
バケットと、上記マストに支持されたバケットを昇降動
作させる昇降手段と、上記バケットを開口部が水平方向
を向く姿勢に保持し、且つ、上記マストが一定以上前傾
するとバケットが自在に動作できる状態とする保持装置
とよりなるものとすることが考えられる。
【0007】
【作用】本願発明のバケット式運搬車は、機体の左右両
側の走行装置がクラッチ機構を介して各々独立に原動機
の駆動系統と接続されているので、回転する場合、上記
クラッチ機構を操作することにより上記走行装置の一方
を停止し他方を駆動すると、機体は停止した走行装置を
中心にして回転し、回転半径は極小さくなる。
【0008】又、バケット装置の保持装置によって、マ
ストに保持されたバケットは、開口部が水平方向に向く
姿勢に保持されており、マストが一定以上前傾するとバ
ケットが自在に動作できる状態となり、重力によってバ
ケットは、開口部が下方を向く姿勢に動作する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図11
に基づいて説明する。まず、機体1があり、機体1には
原動機3が搭載されている。又、機体1の上部には作業
者が歩行しながら操縦するハンドル5が備えられてい
る。走行装置として機体1の左右両側に一対のクローラ
97、99が取り付けられている。すなわち、機体1の
下部には、フレーム101が左右に配設され、このフレ
ーム101に前輪103と後輪105が回転可能に取り
付けられ、又、両者の間に中間輪107が回転可能に取
り付けられ、前輪103と後輪105とに無端帯109
が巻回されている。機体1はこのクローラ97、99に
より自立し、走行装置としての機能を有するようになっ
ている。
【0010】次に、一対のクローラ97、99の駆動機
構について説明する。機体1には、ギア等による適宜な
減速機構を介して原動機3と接続された出力軸111が
左右両側に突出配置され、これに上記前輪103が取り
付けられている。又、原動機3と出力軸111との間に
は、図5に示すクラッチ機構53が設けられていて、操
作レバー93、95の切り換えにより一対のクローラ9
7、99が各々独立に回転駆動されるようになってい
る。
【0011】クラッチ機構53は原動機3とその出力軸
111との間に介装されている。まず、ケーシング55
があり、このケーシング55の中央にはスプロケット5
7が配置され、その両側には円盤状のクラッチ片59、
61が取り付けられていて、その端面には3箇所の爪6
3、65が形成されている。又、クラッチ片59、61
の周面はケーシング55に対してベアリング等を介して
回転可能に支持されている。又、スプロケット57には
チェーン67が巻回され、原動機3の回転が伝達されて
いる。
【0012】又、上記クラッチ片59、61の両側には
出力軸111がそれぞれケーシング55にベアリング6
9、71を介して回転可能に取り付けられ、その外側端
部はケーシング55より突出配置されている。一方、出
力軸111の内側は周面にスプライン歯73を形成し、
これにはまり合うように孔内面にスプライン溝75を切
った円盤状のクラッチ片77、79をはめ込ませる。ク
ラッチ片77、79の端面には上記クラッチ片59、6
1の爪63、65と対向して3箇所に爪81、83が形
成されている。
【0013】又、クラッチ片77、79の周面には溝8
5、87が形成され、又、一点を回動可能にケーシング
55に取り付けたレバー状の寄せ杆89、91の一端を
上記溝85、87に挿入し、他端を機体1に取り付けた
操作レバー93、95と連繋し、これを操作することに
より、クラッチ片77、79を出力軸111に沿ってス
ライドさせるように構成し、クラッチ片59、61、7
7、79の掛け外しを行うように構成する。
【0014】上記機体1の前方にはバケット装置13が
取り付けられている。まず、機体1の前部に矩形状のマ
スト15を回動可能に樹立し、このマスト15にバケッ
トホルダ16を昇降可能に保持させ、このバケットホル
ダ16にはバケット17が取り付けられている。バケッ
ト17はホルダ軸136を支点としてバケットホルダ1
6に回動自在に支持されている。バケット17を昇降さ
せる機構は、次のようになっている。マスト15の下端
に油圧シリンダ19が取り付けられ、油圧シリンダ19
のピストン21にはチェーンスプロケット23が固定さ
れている。上記チェーンスプロケット23にはチェーン
25が巻き掛けてあり、その一端27はマスト15に固
定され、他端29はバケットホルダ16に取り付けられ
ている。
【0015】又、機体1とマスト15との間には、油圧
シリンダ31が介装されている。この油圧シリンダ31
は複動式のものであり、マスト15を前傾・後傾自在と
するものである。
【0016】次に上記油圧シリンダ19、31の駆動機
構について説明する。上記機体1には油圧ポンプ33が
備えられている。油圧ポンプ33は原動機3の駆動系統
と連結されて動力を供給されている。又、油圧ポンプ3
3の出力側には切り換え弁35が取り付けられている。
切り換え弁35は操作レバー37、39により操作さ
れ、油圧シリンダ19、31への圧油の供給・停止を行
う。
【0017】上記油圧シリンダ19に圧油が供給される
と、ピストン21が上昇しその先端のチェーンスプロケ
ット23が上昇し、一端27をマスト15に固定したチ
ェーン25の他端29を押し上げバケット17を上昇さ
せる。又、圧油を油圧ポンプ33に戻せばピストン21
は下降し、バケット17は下降する。
【0018】又、油圧シリンダ31に圧油が供給される
場合は、油圧シリンダ31の伸長側に圧油が供給される
と油圧シリンダ31は伸長されてマスト15は前傾し、
油圧シリンダ31の収縮側に圧油を供給すると油圧シリ
ンダ31は収縮されて、マスト15は後傾するようにな
っている。
【0019】バケット17の保持装置120の構成につ
いて説明する。フック121はバケットホルダ16にフ
ック軸122を支点として回動可能に支持されており、
バケット17の背板125の上端部に係止できるように
なっている。フック軸122にはスプリング124がは
めこまれており、このスプリング124の一端はフック
121に圧接し、他端はバケットホルダ16に設けられ
たスプリングストッパ129に当接している。このスプ
リング124の弾性力によってフック121はバケット
17の背板125の上端部に係止する方向へ付勢されて
いる。フック121の先端部140は滑らかな曲面に形
成され、上面には長穴126が形成されている。長穴1
26にはワイヤ127が連結された取付具128が取り
付けられている。
【0020】ワイヤ127はガイド部材130、131
に案内されてプラスチック製のパイプ133を通り、後
方へ引き出されている。機体1に固定された取付部材1
46には、回動レバー147が回動自在に支持されてい
る。この回動レバー147にはコイルスプリング148
を介してワイヤ127が連結されている。尚、符号14
9は、バケットホルダ16に取りつけられ先端側が前方
に張り出されたバケットストッパである。
【0021】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、荷物運搬作業を行う場合は、原動機3を駆動させ、
又、油圧ポンプ33を作動させる。そして、原動機3の
動力が出力軸111に伝達され、この出力軸111の駆
動力によってクローラ97、99が回転駆動することに
より前進または後退する。
【0022】又、一対の出力軸111は、各々独立して
原動機3と連結されていて、独立に回転駆動されるよう
になっており、この切り換えはクラッチ機構53により
任意に行うことができる。したがって、バケット式運搬
車を回転させる場合は、操作レバー93、95により、
上記一対の出力軸111の一方を停止し他方を駆動す
る。すなわち、まず、回転方向側のクラッチ片79は、
操作レバー95を操作することによりレバー状の寄せ杆
91の他端を内側に移動させ、溝87に挿入した寄せ杆
91の一端をクラッチ片61から離反する側に移動さ
せ、クラッチ片61、79を離反させて爪65、83の
噛み合いを外した状態とし、一方のクローラ97、99
の回転を停止させる。
【0023】一方、回転方向と反対側のクラッチ片77
は操作レバー93を操作することによりレバー状の寄せ
杆89の他端を外側に移動させ、溝85に挿入した寄せ
杆89の一端を内側に移動させ、溝85に挿入した寄せ
杆89の他端をクラッチ片59側に移動させ、クラッチ
片59、77を接近させて爪63、81を噛み合わせて
回転力を伝え、クローラ97、99を回転駆動させる。
これにより、図10に示すように機体1は停止したクロ
ーラ97、99を中心にして極小さい回転半径で回転す
る。この実施例の場合、操作レバー93、95によりク
ラッチ機構を切り換えてクローラ97、99の一方を停
止し他方を駆動することにより、機体1は停止したクロ
ーラを中心にして回転し、極小さい回転半径で回転する
ことができる。
【0024】又、逆方向に回転する場合は上記と逆の操
作を行うことになる。又、直進する場合は両側のクラッ
チ片77、79をクラッチ片59、61と噛み合せ、停
止する場合は両側のクラッチ片77、79をクラッチ片
59、61より外すことになる。
【0025】次にバケット17をホルダ軸136を支点
に回動させるための保持装置120の動作について説明
する。マスト15が真っ直な姿勢では、図7に示すよう
にフック121はバケット17の背板125の上端部に
係止されており、バケット17は開口部137が水平方
向を向く姿勢となっている。そしてバケット17の開口
部137が水平方向を向く姿勢で、土砂等をすくい取り
バケット17に収容する。
【0026】次いでバケット17を上昇させ、所望の位
置へ移動し、図3に示すように油圧シリンダ31を伸長
させて、マスト15を前傾させる。マスト15を一定以
上前傾させると、ワイヤ127が引っ張られて、図8に
示すようにフック121はスプリング124の弾性力に
抗して回動し、フック121が背板125から外れる。
フック121が背板125から外れるとバケット17は
ホルダ軸136を支点として自由に動作できる状態とな
り、バケット17は重力によって開口部137が下方を
向く方向へ回動させられる。そしてバケット17内の土
砂等が排出される。そして、バケット17の背板125
の上端部がバケットストッパ149に当接して、それ以
上の回動を阻止される。
【0027】次いで、マスト15を真っ直ぐな姿勢に復
帰させるとともに、バケット17を下降させ、バケット
17の底板138が地面に当たると、バケット17はホ
ルダ軸136を支点として、フック121の背板125
が係止する方向へ回動する。そして図9に示すようにバ
ケット17の背板125が、フック121の先端部14
0に当接する。先端部140は滑らかな曲面に形成され
ているので、バケット17の背板125はフック121
の先端部140上を摺動し、スプリング124の弾性力
に抗してフック121を押し上げ、フック軸122を支
点として回動させ、背板125の上端部はもとのように
フック121に係止されて、バケット17はフック12
1に保持される。
【0028】以上本実施例によると、以下のような効果
を奏することができる。まず、回転する場合、上記クラ
ッチ機構53を操作することにより上記出力軸111の
一方を停止し他方を駆動するようにしたので、荷物を積
んだ状態でも回転が可能であり、機体1は停止したクロ
ーラを中心にして回転するので回転半径は極小さくな
る。したがって、狭い圃場等においても小回りができ、
荷物の運搬作業が効率良く行える。
【0029】またバケット17を、開口部137が水平
方向を向く姿勢と下方を向く姿勢とに動作させるための
油圧シリンダ等の駆動手段を設けることなく、バケット
17を駆動させることができるようになる。尚、図11
に示すようにバケット17とともに、マスト15の昇降
部材150に整地用の平板151を取り付けることも可
能である。
【0030】次に、本発明の第2実施例を図12乃至図
13に基づいて説明する。機体1の前側には左右両側に
走行体としての一対の車輪7、9が取り付けられてい
る。又、機体1の後側には左右両側に一対のキャスタ1
1、11が取り付けられている。機体1は一対の車輪
7、9と一対のキャスタ11、11とにより自立し、走
行装置としての機能を有するようになっている。尚、キ
ャスタ11の数は任意であり、たとえば後側1箇所とし
ても良い。
【0031】一対の車輪7、9の駆動機構について説明
する。まず、機体1には原動機3の出力軸41、43が
左右両側に突出配置されている。上記一方の出力軸41
にはスプロケット45が取り付けられている。又、機体
1に取り付けられた車輪7の軸47にもスプロケット4
9が取り付けられている。上記スプロケット45、49
間にはチェーン51が巻回されている。又、反対側の車
輪9も同様の構成になっており、図中同一部分には同一
符号を付して示す。原動機3と出力軸41、43との間
には図示しないクラッチ機構が設けられていて、操作レ
バー93、95の切り換えにより一対の車輪7、9が各
々独立に回転駆動されるようになっている。クラッチ機
構の構成は上記第1実施例の場合と同様であり、その説
明は省略する。
【0032】以上本実施例によると、以下のような効果
を奏することができる。まず、回転する場合、上記クラ
ッチ機構53を操作することにより上記出力軸41、4
3の一方を停止し他方を駆動するようにしたので、荷物
を積んだ状態でも回転が可能であり、機体1は停止した
車輪を中心にして回転するので回転半径は極小さくな
る。したがって、狭い圃場等においても小回りができ、
荷物の運搬作業が効率良く行える。
【0033】又、バケット17を、開口部137が水平
方向を向く姿勢と下方を向く姿勢とに動作させるための
油圧シリンダ等の駆動手段を設けることなく、バケット
17を駆動させることができるようになる。
【0034】尚、本発明は上記の実施例に限定されるも
のではない。たとえば、上記実施例では歩行型バケット
式運搬車を図示したが乗用型とすることもできる。たと
えば、機体にステップ又は座席を取り付け作業者がこれ
らに乗って作業するようにしても良い。又、これらのス
テップ又は座席を着脱自在に取り付け、必要に応じて乗
用型としても良い。
【0035】又、クラッチ機構53は上記実施例では噛
み合いクラッチを図示したが、ピンクラッチや摩擦クラ
ッチ等でも良く、又、その掛け外し手段も図示のものに
限られない。例えば、油圧機構を利用して切り換えるク
ラッチ機構とすることが考えられる。すなわち、左右の
走行装置の駆動軸に各々油圧により駆動力を伝達する機
構を設け、油圧を制御して一方の駆動軸を駆動するとき
は、他方の駆動軸を停止させるようにすることにより、
機体を回転させるものである。
【0036】又、車輪は前輪を駆動するものを示した
が、後輪を駆動するようにしてもよい。キャスタは機体
の回転に追従して方向を自在に変更できるもので有れば
よく、双輪キャスタ等種々のものを使用し得る。又、原
動機はエンジンのほかバッテリー式の電動機等でも良
い。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるバケッ
ト式運搬車によると、狭い圃場等において回転する場合
に小回りできるので、荷物の運搬作業が効率良く行える
ものである。又、油圧シリンダなどの駆動装置を設ける
ことなく、バケットを水平方向を向く姿勢と下方を向く
姿勢とに動作させることができ、コストをより安くする
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車の部分斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車のバケット装置の動作を説明するための側面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車の正面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図でクラッチ機構の
断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車に装備されるバケットの保持装置の主要部の斜視図で
ある。
【図7】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車に装備されるバケットの保持装置の動作説明図であ
る。
【図8】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車に装備されるバケットの保持装置の動作説明図であ
る。
【図9】本発明の第1実施例を示す図でバケット式運搬
車に装備されるバケットの保持装置の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の第1実施例を示す図で機体の回転時
の説明図である。
【図11】本発明のバケットの代わりに整地板を取り付
けた運搬車の斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す図でバケット式運
搬車の側面図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す図でバケット式運
搬車の正面図である。
【符号の説明】
1 機体 3 原動機 7 走行体 9 走行体 11 キャスタ 17 バケット 13 バケット装置 53 クラッチ機構 97 走行体 99 走行体 120 保持装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機を備えた機体と、上記機体の前方に
    配置されたバケット装置と、上記機体の左右両側に配置
    され各々クラッチ機構を介して原動機の駆動系統と接続
    された一対の走行装置と、を具備し、回転時には上記ク
    ラッチ機構を操作することにより上記走行装置の一方を
    停止し他方を駆動して回転するようにしたことを特徴と
    するバケット式運搬車。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバケット式運搬車におい
    て、バケット装置は、前傾・後傾動作するマストと、上
    記マストに開口部が水平方向を向く姿勢と開口部が下方
    を向く姿勢とに動作できるよう支持されたバケットと、
    上記マストに支持されたバケットを昇降動作させる昇降
    手段と、上記バケットを開口部が水平方向を向く姿勢に
    保持し、且つ、上記マストが一定以上前傾するとバケッ
    トが自由に動作できる状態とする保持装置とよりなるこ
    とを特徴とするバケット式運搬車。
JP18052393A 1993-07-21 1993-07-21 バケット式運搬車 Pending JPH0733397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18052393A JPH0733397A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 バケット式運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18052393A JPH0733397A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 バケット式運搬車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733397A true JPH0733397A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16084761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18052393A Pending JPH0733397A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 バケット式運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254877A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Socead Giken:Kk フォークリフト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254877A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Socead Giken:Kk フォークリフト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3799362A (en) Six wheel material handling vehicle
US8585534B1 (en) Vehicle drive and control system
US4033421A (en) Stairway-climbing cart
US3202232A (en) Air film vehicle
US3281186A (en) Convertible multi-purpose vehicle
US3057088A (en) Portable trenching device
ITTO20090266A1 (it) Carriola cingolata elettrica
JPH0733397A (ja) バケット式運搬車
KR100672743B1 (ko) 농업용 운반기구
US20050019142A1 (en) Boulder moving device and method
JP2000304129A (ja) 作業車
JP2006027782A (ja) 自走農用高所作業機の走行速度牽制装置
JPH06293278A (ja) フォークリフト
JPH0123211Y2 (ja)
JP3235712U (ja) 動力運搬車
JP2004217071A (ja) 走行車等の旋回制御装置
US1686053A (en) Material loader
US2254055A (en) Vehicle transporting device
JPH05286699A (ja) 走行可能の電動リフト
KR100345889B1 (ko) 운반차의 동력전달방법 및 차동장치
JPH1160179A (ja) 作業車の張出板ロック機構
JPS5854255Y2 (ja) ドウリヨクイドウノウキ
JPH04262964A (ja) 階段昇降用運搬車
JP2005291468A (ja) 作業車両の変速制御装置
JPH07277194A (ja) 一輪車