JPH0733389Y2 - 接続子 - Google Patents
接続子Info
- Publication number
- JPH0733389Y2 JPH0733389Y2 JP1989122608U JP12260889U JPH0733389Y2 JP H0733389 Y2 JPH0733389 Y2 JP H0733389Y2 JP 1989122608 U JP1989122608 U JP 1989122608U JP 12260889 U JP12260889 U JP 12260889U JP H0733389 Y2 JPH0733389 Y2 JP H0733389Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- socket
- socket body
- contact
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は大電流を接続又は切断するのに好適の接続子に
関する。
関する。
[従来の技術] 従来、例えば、ソケットにピンを嵌合して接続されるよ
うに構成されたコネクタ等の大電流用接続子は、接続完
了後の定常時における通電状態が最適になるように設計
されている。
うに構成されたコネクタ等の大電流用接続子は、接続完
了後の定常時における通電状態が最適になるように設計
されている。
第3図(a)乃至(c)は従来の3種類の接続子を示す
側面図である。
側面図である。
先ず、第3図(a)に示す接続子においては、ソケット
11はその先端の口径が僅かに狭くなった円筒状をなし、
このソケット11の先端部の長手方向に切り込み部11aが
設けられている。
11はその先端の口径が僅かに狭くなった円筒状をなし、
このソケット11の先端部の長手方向に切り込み部11aが
設けられている。
一方、ピン12はソケット11に圧入するのに十分な大きさ
の棒状に形成されている。従って、ソケット11にピン12
を挿入すれば、ピン12がソケット11の先端部を若干押し
広げ、このソケット11の先端部の弾性によりピン12がソ
ケット11に固定される。また、これによりソケット11と
ピン12とは電気的に接続される。
の棒状に形成されている。従って、ソケット11にピン12
を挿入すれば、ピン12がソケット11の先端部を若干押し
広げ、このソケット11の先端部の弾性によりピン12がソ
ケット11に固定される。また、これによりソケット11と
ピン12とは電気的に接続される。
次に、第3図(b)に示す接続子においては、円筒状の
ソケット13は、その先端部分の内周面にその中心に向け
て突出する凸部13aが設けられている。このため、ソケ
ット13内に凸部13aを押し広げるようにピン12を挿入す
れば、ソケット13とピン12とは電気的に接続されると共
に、相互に固定される。
ソケット13は、その先端部分の内周面にその中心に向け
て突出する凸部13aが設けられている。このため、ソケ
ット13内に凸部13aを押し広げるようにピン12を挿入す
れば、ソケット13とピン12とは電気的に接続されると共
に、相互に固定される。
また、第3図(c)に示す接続子においては、棒状のソ
ケット15はその先端部の長手方向に沿って水平な切り込
み部15aが設けられていると共に、その中心部には矩形
の挿入孔15bが設けられている。一方、ピン14は挿入孔1
5bに圧入するのに十分な大きさの角柱状に形成されてい
る。従って、挿入孔15bにピン14を挿入すれば、ソケッ
ト15とピン14とが電気的に接続されると共に、相互に回
転することなく固定される。
ケット15はその先端部の長手方向に沿って水平な切り込
み部15aが設けられていると共に、その中心部には矩形
の挿入孔15bが設けられている。一方、ピン14は挿入孔1
5bに圧入するのに十分な大きさの角柱状に形成されてい
る。従って、挿入孔15bにピン14を挿入すれば、ソケッ
ト15とピン14とが電気的に接続されると共に、相互に回
転することなく固定される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の接続子は、活線時の接続
又は切断を行う場合に、ソケットとピンとが接触した瞬
間にその接触点において大電流が流れやすい。そして、
この両者の点接触により大電流が流れると、その部分が
異常発熱して、ソケット及びピンが溶着されてしまい、
接続子が破損してしまうという問題点がある。
又は切断を行う場合に、ソケットとピンとが接触した瞬
間にその接触点において大電流が流れやすい。そして、
この両者の点接触により大電流が流れると、その部分が
異常発熱して、ソケット及びピンが溶着されてしまい、
接続子が破損してしまうという問題点がある。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
破損することなく活線接続が可能な接続子を提供するこ
とを目的とする。
破損することなく活線接続が可能な接続子を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る接続子は、ピンが挿入される筒状のソケッ
ト本体と、このソケット本体の開放端側内面に設けられ
た支持部材と、この支持部材に支持され弾性的に変形可
能の接触部材と、この接触部材の前記ソケット本体開放
端側端部に設けられソケット本体に挿入されるピンが最
初に接触する非定常時用端子とを有し、前記非定常時用
端子は前記接触部材に比して耐熱性が高い材料により形
成されていることを特徴とする。
ト本体と、このソケット本体の開放端側内面に設けられ
た支持部材と、この支持部材に支持され弾性的に変形可
能の接触部材と、この接触部材の前記ソケット本体開放
端側端部に設けられソケット本体に挿入されるピンが最
初に接触する非定常時用端子とを有し、前記非定常時用
端子は前記接触部材に比して耐熱性が高い材料により形
成されていることを特徴とする。
[作用] 本考案においては、ソケット本体にピンを挿入すると、
先ず、このピンはソケット本体内にて非定常時用端子と
点接触する。更に、ソケット本体にピンを深く挿入する
と、このピンはソケット本体の内面の支持部材に支持さ
れた接触部材と接触する。そして、前記ピンはこの接触
部材を弾性的に変形させ、その反力により前記ピンが接
触部材及びその支持部材を介して前記ソケット本体に固
定される。また、前記ピンと前記接触部材とは相互に密
着する。
先ず、このピンはソケット本体内にて非定常時用端子と
点接触する。更に、ソケット本体にピンを深く挿入する
と、このピンはソケット本体の内面の支持部材に支持さ
れた接触部材と接触する。そして、前記ピンはこの接触
部材を弾性的に変形させ、その反力により前記ピンが接
触部材及びその支持部材を介して前記ソケット本体に固
定される。また、前記ピンと前記接触部材とは相互に密
着する。
この場合に、前記ピンを前記ソケット本体に挿入しよう
とするときに、前記ピンと前記非定常時用端子とが点接
触するため、この非定常用端子を介して瞬時に大電流が
流れる場合がある。しかし、この非定常時用端子は、定
常時用の前記接触部材に比して耐熱性が高い材料により
形成されているので、大電流が流れても、溶解すること
がない。このため、前記接触部材と前記ピンとが溶着さ
れて接続子が破損することを防止することができる。
とするときに、前記ピンと前記非定常時用端子とが点接
触するため、この非定常用端子を介して瞬時に大電流が
流れる場合がある。しかし、この非定常時用端子は、定
常時用の前記接触部材に比して耐熱性が高い材料により
形成されているので、大電流が流れても、溶解すること
がない。このため、前記接触部材と前記ピンとが溶着さ
れて接続子が破損することを防止することができる。
一方、定常時においては、前記接触部材が弾性的に変形
して前記ピンの周面に密着して接続されるので、この十
分な接触面を介して安定した電流を通電することができ
る。
して前記ピンの周面に密着して接続されるので、この十
分な接触面を介して安定した電流を通電することができ
る。
[実施例] 次に、本考案の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
明する。
第1図(a)乃至(c)は本考案の実施例に係る接続子
及びその接続時の接続状態を示す断面図、第2図はその
ソケットの正面図である。
及びその接続時の接続状態を示す断面図、第2図はその
ソケットの正面図である。
円筒状のソケット本体1の先端部には、その端縁から若
干内側に入った位置であってソケット本体1の周方向の
4等配の位置に半円弧状の弾性を有する4個の支持部材
3が設置されている。この支持部材3は第1図(c)に
示すように弾性的に変形可能である。また、4枚の板状
の接触部材2は、ソケット本体1の先端部からソケット
本体1内に向けて相互に接近するようにソケット本体1
の長手方向に対して傾斜して配置され、各支持部材3に
固定されて支持されている。また、この接触部材2は弾
性的に変形可能である。非定常時用端子4は接触部材2
のソケット本体1先端側端部に適当な肉厚で設けられて
いる。この非定常時用端子4は導電性を有すると共に、
接触部材2に比して十分な耐熱性を有する材料により成
形されている。
干内側に入った位置であってソケット本体1の周方向の
4等配の位置に半円弧状の弾性を有する4個の支持部材
3が設置されている。この支持部材3は第1図(c)に
示すように弾性的に変形可能である。また、4枚の板状
の接触部材2は、ソケット本体1の先端部からソケット
本体1内に向けて相互に接近するようにソケット本体1
の長手方向に対して傾斜して配置され、各支持部材3に
固定されて支持されている。また、この接触部材2は弾
性的に変形可能である。非定常時用端子4は接触部材2
のソケット本体1先端側端部に適当な肉厚で設けられて
いる。この非定常時用端子4は導電性を有すると共に、
接触部材2に比して十分な耐熱性を有する材料により成
形されている。
一方、ピン5はソケット本体1の内径より小さく、支持
部材3間の間隔よりも大きな直径を有する棒状に形成さ
れている。
部材3間の間隔よりも大きな直径を有する棒状に形成さ
れている。
このように構成された接続子においては、先ず、第1図
(a)に示すように、ソケット本体1にピン5を近づ
け、第1図(b)に示すような、ピン5を非定常時用端
子4に点接触させる。これにより、ピン5とソケット本
体1とが非定常時用端子4を介して同電位になる。更
に、ピン5をソケット本体1内に押し込むと、第1図
(c)に示すように、ピン5が接触部材2に接触するこ
とにより、接触部材2が支持部材3の近傍で弾性的に変
形してピン5の周囲に密着される。
(a)に示すように、ソケット本体1にピン5を近づ
け、第1図(b)に示すような、ピン5を非定常時用端
子4に点接触させる。これにより、ピン5とソケット本
体1とが非定常時用端子4を介して同電位になる。更
に、ピン5をソケット本体1内に押し込むと、第1図
(c)に示すように、ピン5が接触部材2に接触するこ
とにより、接触部材2が支持部材3の近傍で弾性的に変
形してピン5の周囲に密着される。
従って、この接続子を使用して活線を接続する場合に、
ピン5が最初に非定常時用端子4に点接触してこの非定
常時用端子4を介して瞬時に大電流が流れても、ピン5
が非定常時用端子4に溶着されることはない。また、定
常時にはピン5の周囲に密着された接触部材2を介して
安定した電流を流すことができる。
ピン5が最初に非定常時用端子4に点接触してこの非定
常時用端子4を介して瞬時に大電流が流れても、ピン5
が非定常時用端子4に溶着されることはない。また、定
常時にはピン5の周囲に密着された接触部材2を介して
安定した電流を流すことができる。
これはピン5をソケット本体1から抜き取る場合でも同
様である。
様である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、接続又は切断時に
おける瞬時の大電流を非定常時用端子を介して通電させ
ることができるので、接続子のピン及びソケットが溶着
されることはない。このため、接続子が破損することな
く、大電流を容易に接続又は切断することができる。ま
た、定常時においても安定した電流を供給することがで
きる。
おける瞬時の大電流を非定常時用端子を介して通電させ
ることができるので、接続子のピン及びソケットが溶着
されることはない。このため、接続子が破損することな
く、大電流を容易に接続又は切断することができる。ま
た、定常時においても安定した電流を供給することがで
きる。
第1図(a)乃至(c)は本考案の実施例に係る接続子
及びその接続時の接続状態を示す断面図、第2図はその
ソケットの正面図、第3図(a)乃至(c)は従来の接
続子を示す側面図である。 1,11,13,15;ソケット、2;接触部材、3;支持部材、4;非
定常時用端子、5,12,14;ピン、11a,15a;切り込み部、13
a;凸部、15b;挿入孔
及びその接続時の接続状態を示す断面図、第2図はその
ソケットの正面図、第3図(a)乃至(c)は従来の接
続子を示す側面図である。 1,11,13,15;ソケット、2;接触部材、3;支持部材、4;非
定常時用端子、5,12,14;ピン、11a,15a;切り込み部、13
a;凸部、15b;挿入孔
Claims (1)
- 【請求項1】ピンが挿入される筒状のソケット本体と、
このソケット本体の開放端側内面に設けられた支持部材
と、この支持部材に支持され弾性的に変形可能の接触部
材と、この接触部材の前記ソケット本体開放端側端部に
設けられソケット本体に挿入されるピンが最初に接触す
る非定常時用端子とを有し、前記非定常時用端子は前記
接触部材に比して耐熱性が高い材料により形成されてい
ることを特徴とする接触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122608U JPH0733389Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 接続子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122608U JPH0733389Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 接続子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360772U JPH0360772U (ja) | 1991-06-14 |
JPH0733389Y2 true JPH0733389Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31670605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989122608U Expired - Lifetime JPH0733389Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 接続子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733389Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4938559B2 (ja) * | 2007-06-20 | 2012-05-23 | 株式会社アサヒ | 防水式電子機器及びその製造方法 |
JP4840433B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2011-12-21 | パナソニック株式会社 | 情報処理装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57195781U (ja) * | 1981-06-05 | 1982-12-11 |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP1989122608U patent/JPH0733389Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360772U (ja) | 1991-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4701004A (en) | Retention clip for electrical contacts | |
US4070088A (en) | Contact construction | |
JP3424796B2 (ja) | 大電流充電用端子 | |
CN101689721B (zh) | 用于电连接器的触头 | |
JPH0334273A (ja) | 導体プレートと結合可能な同軸差込み形結合装置半部または高電流接触部材 | |
GB2124836A (en) | Electrical connectors | |
US20070099448A1 (en) | Electrical device carrier contact assembly | |
JPH03236175A (ja) | ソケット型コンタクト | |
US20170179624A1 (en) | Power terminal with compliant pin for electrical power connector | |
JPH06275333A (ja) | コネクタ用端子 | |
US7037127B2 (en) | Low force electrical contact | |
CN101794949A (zh) | 连接器装置 | |
JPH0733389Y2 (ja) | 接続子 | |
JPH11214059A (ja) | コネクタおよびコネクタの組み付け方法 | |
US4810214A (en) | Electrical terminal and method of making same | |
EP0881710A2 (en) | Grounding device | |
US3699505A (en) | Staked tab terminal | |
CN114122749B (zh) | 用于端接宽尺寸范围的磁线的电端子 | |
US6234814B1 (en) | Electrical connector | |
EP1069650B1 (en) | Metal terminal | |
JPH08148205A (ja) | プリント板用端子 | |
US6007360A (en) | Guide socket of electrical connector | |
JPH07142111A (ja) | 低挿入力タイプのベローズ形コンタクト | |
JPH0332055Y2 (ja) | ||
JPH06140096A (ja) | 電気コネクタに於けるガイド部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |