JPH07333052A - 振動センサ - Google Patents
振動センサInfo
- Publication number
- JPH07333052A JPH07333052A JP12508094A JP12508094A JPH07333052A JP H07333052 A JPH07333052 A JP H07333052A JP 12508094 A JP12508094 A JP 12508094A JP 12508094 A JP12508094 A JP 12508094A JP H07333052 A JPH07333052 A JP H07333052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- adhesive agent
- vibration sensor
- slits
- vibrating part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動センサにおいて、検知感度の低下を防止
することを目的とする。 【構成】 二本のスリット3a,3b間が振動部3cと
なる振動子3を、上、下ケース2,1間に挟持した。
することを目的とする。 【構成】 二本のスリット3a,3b間が振動部3cと
なる振動子3を、上、下ケース2,1間に挟持した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の振動による誤
動作防止や、電化製品、自動機器等の振動制御等に用い
る振動センサに関するものである。
動作防止や、電化製品、自動機器等の振動制御等に用い
る振動センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ関連機器は、記憶容
量の拡大や読み取りスピードの加速、及び小型化が急速
に推進されており、このことによって僅かな機器への衝
撃や振動で、フロッピィディスクからの書き込み、読み
取りエラーが生じ、この対策のために振動センサを用い
て、振動検知とともに機器の駆動ロックや、フィードバ
ックして再駆動する等の取り組みがなされている。又、
各種電化製品や自動機器等においても、過振動防止のた
めの回転数等の制御に振動センサを応用する検討がなさ
れている。
量の拡大や読み取りスピードの加速、及び小型化が急速
に推進されており、このことによって僅かな機器への衝
撃や振動で、フロッピィディスクからの書き込み、読み
取りエラーが生じ、この対策のために振動センサを用い
て、振動検知とともに機器の駆動ロックや、フィードバ
ックして再駆動する等の取り組みがなされている。又、
各種電化製品や自動機器等においても、過振動防止のた
めの回転数等の制御に振動センサを応用する検討がなさ
れている。
【0003】以下に従来の振動センサについて説明す
る。図3及び図4は従来の振動センサの上ケースを除い
た、側面図と平面図を示すものである。図3及び図4に
おいて、5は底面に振動子6を載置する載置突起5a,
5bを有した下ケース、7は振動子6の固定用接着剤で
ある。
る。図3及び図4は従来の振動センサの上ケースを除い
た、側面図と平面図を示すものである。図3及び図4に
おいて、5は底面に振動子6を載置する載置突起5a,
5bを有した下ケース、7は振動子6の固定用接着剤で
ある。
【0004】以上のように構成された振動センサについ
て、以下その動作について説明する。振動センサに衝撃
等の外部応力が加わると、振動子6が下ケース5の載置
突起5a,5bを支点として上下に湾曲歪みを起こし、
振動子6からは圧電効果により起電力が発生し、この起
電力を制御回路に入力させて機器を制御する。
て、以下その動作について説明する。振動センサに衝撃
等の外部応力が加わると、振動子6が下ケース5の載置
突起5a,5bを支点として上下に湾曲歪みを起こし、
振動子6からは圧電効果により起電力が発生し、この起
電力を制御回路に入力させて機器を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、振動子6の振動部が直接下ケース5の載置突起5
a,5bに載置され、接着剤7により接着固定されてい
るため、振動子6が外部応力により湾曲歪みしにくく、
結果的に起電力が抑制され、外部応力に対する振動子の
感度低下をきたすこととなるものであった。
は、振動子6の振動部が直接下ケース5の載置突起5
a,5bに載置され、接着剤7により接着固定されてい
るため、振動子6が外部応力により湾曲歪みしにくく、
結果的に起電力が抑制され、外部応力に対する振動子の
感度低下をきたすこととなるものであった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、感度低下を防止することを目的とする。
で、感度低下を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の振動センサの振動子は、板状体に間隔をおい
て少なくとも二本のスリットを設けて、このスリット間
部分を振動させる構成としたものである。
に本発明の振動センサの振動子は、板状体に間隔をおい
て少なくとも二本のスリットを設けて、このスリット間
部分を振動させる構成としたものである。
【0008】
【作用】この構成によれば、振動子の振動部近傍は従来
のような接着剤による固定がないので感度低下を防止す
ることが可能となる。
のような接着剤による固定がないので感度低下を防止す
ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1及び図2は本発明の実施例にお
ける振動センサの振動子と組み立て側面断面図を示すも
のである。図1及び図2において、1は上面が開口した
箱状の下ケース、2は下面が開口した上ケースである。
3は板状体に二本のスリット3a,3bを形成した振動
子、4は下ケース1と上ケース2の間に振動子3を挟持
し、接着固定する接着剤である。
しながら説明する。図1及び図2は本発明の実施例にお
ける振動センサの振動子と組み立て側面断面図を示すも
のである。図1及び図2において、1は上面が開口した
箱状の下ケース、2は下面が開口した上ケースである。
3は板状体に二本のスリット3a,3bを形成した振動
子、4は下ケース1と上ケース2の間に振動子3を挟持
し、接着固定する接着剤である。
【0010】以上のように構成された振動センサについ
て、図1及び図2を用いてその組み立て及び動作につい
て説明する。まず、組み立てについて説明する。下ケー
ス1の振動子3側面と上ケース2の振動子3側面にそれ
ぞれ接着剤4を塗布し、振動子3を下ケース1の開口面
上に載置し、次に上ケース2を振動子3に載置させて振
動子3を挟持し、接着剤4の硬化を行わせ、完成する
(振動子3からの出力起電力取り出しのための電極構造
は本発明と直接関係ないので図示せず、説明も省略す
る)。
て、図1及び図2を用いてその組み立て及び動作につい
て説明する。まず、組み立てについて説明する。下ケー
ス1の振動子3側面と上ケース2の振動子3側面にそれ
ぞれ接着剤4を塗布し、振動子3を下ケース1の開口面
上に載置し、次に上ケース2を振動子3に載置させて振
動子3を挟持し、接着剤4の硬化を行わせ、完成する
(振動子3からの出力起電力取り出しのための電極構造
は本発明と直接関係ないので図示せず、説明も省略す
る)。
【0011】本発明によれば、振動子3のスリット3
a,3b間に形成された振動部3c近傍に接着剤4は塗
布されておらず、接着剤4の量により、その一部が振動
部3cの方向に僅か露出しても振動部3cに与える影響
は微々たるものであり、外部応力に対する出力起電力
(感度)バラツキは防止でき、同時に振動子3の共振周
波数に対する影響も無いものである。接着剤4の振動セ
ンサ外観に及ぼす影響も、上、下ケース2,1よりも振
動子3を小さくすることによって形成された空間5内に
接着剤3が留まり、美観を損ねることはない。また、振
動部3cの中央部を拡張することにより、振動部3cそ
のものの質量がアップし、同一の外部応力であっても湾
曲歪み量が増大して振動子3からの起電力がアップし、
結果的に感度の向上が実現することとなる。また、本実
施例では二本のスリット3a,3bで振動部3cを両持
ち構造としたが、さらに多くのスリットを設けて振動部
3cを多く形成しても良い。
a,3b間に形成された振動部3c近傍に接着剤4は塗
布されておらず、接着剤4の量により、その一部が振動
部3cの方向に僅か露出しても振動部3cに与える影響
は微々たるものであり、外部応力に対する出力起電力
(感度)バラツキは防止でき、同時に振動子3の共振周
波数に対する影響も無いものである。接着剤4の振動セ
ンサ外観に及ぼす影響も、上、下ケース2,1よりも振
動子3を小さくすることによって形成された空間5内に
接着剤3が留まり、美観を損ねることはない。また、振
動部3cの中央部を拡張することにより、振動部3cそ
のものの質量がアップし、同一の外部応力であっても湾
曲歪み量が増大して振動子3からの起電力がアップし、
結果的に感度の向上が実現することとなる。また、本実
施例では二本のスリット3a,3bで振動部3cを両持
ち構造としたが、さらに多くのスリットを設けて振動部
3cを多く形成しても良い。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、外部応力(衝撃又は振動等)により振動自
在となるように二本のスリット間で振動部を形成したも
ので、上、下ケース固定用の接着剤による感度や振動子
の共振周波数バラツキが防止でき、品質の安定と信頼性
の向上が図れるものである。
に本発明は、外部応力(衝撃又は振動等)により振動自
在となるように二本のスリット間で振動部を形成したも
ので、上、下ケース固定用の接着剤による感度や振動子
の共振周波数バラツキが防止でき、品質の安定と信頼性
の向上が図れるものである。
【図1】本発明の一実施例の振動センサに採用された振
動子の平面図
動子の平面図
【図2】本発明の振動センサの側面断面図
【図3】従来の振動センサの上ケースを除いた側面断面
図
図
【図4】従来の振動センサの上ケースを除いた平面図
1 下ケース 2 上ケース 3 振動子 3a スリット 3b スリット 3c 振動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北升 法男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 下ケース内に振動子を設け、この振動子
は板状体に間隔をおいて少なくとも二本のスリットを設
けて、このスリット間部分を振動させる構成とした振動
センサ。 - 【請求項2】 少なくとも二本のスリット間に形成され
た振動部の長手方向中央部の横幅を広くした請求項1記
載の振動センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12508094A JPH07333052A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 振動センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12508094A JPH07333052A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 振動センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333052A true JPH07333052A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14901342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12508094A Pending JPH07333052A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 振動センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07333052A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352927A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Sony Corp | 入力装置および電子機器 |
JP2010146576A (ja) * | 2009-12-25 | 2010-07-01 | Sony Corp | 入力装置および電子機器 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12508094A patent/JPH07333052A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352927A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Sony Corp | 入力装置および電子機器 |
JP2010146576A (ja) * | 2009-12-25 | 2010-07-01 | Sony Corp | 入力装置および電子機器 |
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