JPH07333017A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH07333017A
JPH07333017A JP15421694A JP15421694A JPH07333017A JP H07333017 A JPH07333017 A JP H07333017A JP 15421694 A JP15421694 A JP 15421694A JP 15421694 A JP15421694 A JP 15421694A JP H07333017 A JPH07333017 A JP H07333017A
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shutoff valve
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一光 温井
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克人 酒井
Shinichi Sato
真一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力変動等の外乱の影響を受けることなく、
流量が零のときに確実に零点補正を行うことができ、流
量を正確に測定することができるようにする。 【構成】 零流量判定手段21によりフローセンサ10
による測定流量が零であるか否かの判断が行われ、零で
あると判断された場合には、遮断弁駆動手段22により
遮断弁30が駆動されガス流路を遮断する。この遮断弁
駆動手段22により流体流路が遮断された後に、零点補
正手段23によってフローセンサ10の零点補正が行わ
れる。遮断弁30が駆動された後に零点補正がなされて
いることから、流量が確実に零のときに零点補正が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体流路を通過する流
体を遮断するための遮断弁を備えた流量計に係り、特に
流量測定手段(センサ)の零点補正を自動的に行う零点
補正機能を有する流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータに利用される流量計として、
フルイディック流量計が知られている。このフルイディ
ック流量計は、噴流を発生させるノズルの下流側に、一
対の側壁によって流路拡大部を形成すると共に、側壁の
外側に設けられたリターンガイドによって、ノズルを通
過した流体を各側壁の外側に沿ってノズルの噴出口側へ
導く一対のフィードバック流路を形成し、ノズルを通過
した流体が一対のフィードバック流路を交互に流れる現
象(以下、フルイディック発振という。)を利用し、フ
ルイディック発振の周波数に基づいて流体の流量を計量
するものである。
【0003】このフルイディック流量計は測定領域があ
まり広くないため、例えば特開平4−315916号公
報に示されるように、フルイディック流量計に、微小流
量の測定に適したフローセンサを併用したガスメータが
提案されている。このフローセンサは、発熱部とこの発
熱部の前後に配置された2つの温度センサとを有し、2
つの温度センサで検出される温度の差が気体の流速と関
係することを利用した流速センサである。
【0004】このフローセンサでは、実際の流量が零の
ときでも、ガスの圧力変動等の外乱があった場合に流量
が検出されるという特性がある。そこで、フローセンサ
を有する従来のフルイディック流量計では、実際の流量
が零のときに外乱の影響によって検出された測定流量を
積算しないように、一定流量範囲内、例えば±1(リッ
トル/時間)の範囲内で変動する場合には、流量を零と
し、流量計の積算流量を変化させないようにしている。
【0005】ところで、このようなフルイディック流量
計では、ダスト、水分の付着、経時変化などによりフロ
ーセンサの測定値が変動するため、測定誤差が大きくな
り易いという欠点がある。このようなことから、流量が
零のときに出力信号(流量信号)のレベルが零になるよ
うにフローセンサの出力の補正(零点補正)が行われて
いる。
【0006】この零点補正の方法としては、例えばフロ
ーセンサの出力信号を観測することにより、次式(1)
によってフローセンサの零点補正量を推定し、自動的に
補正する方法がある。
【0007】
【数1】Ps+1 =Ps +β(P21−Ps )…(1) (Ps+1 :次回の零点補正量,Ps :今回の零点補正
量,P21:フローセンサの出力パルス数,β:補正定
数)
【0008】ここに、零点補正を行う範囲は、Qm をフ
ローセンサの積算流量とすると、次式(2)を満足する
範囲である。
【0009】
【数2】|Qm |≦2.5cc…(2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のフロ
ーセンサを用いたフルイディック流量計においては、零
点補正を自動的に行っているが、流量が零であることの
確認を補正対象となるフローセンサ自身が行っているこ
とから、零点補正の精度が問題となっていた。すなわ
ち、例えば夜間においては、通常ガスが使用されない、
つまり流量が零(0リットル/時間)になることが多い
が、この夜間においてはメータの部分は冷えており、一
方、配管のある地中は暖かくなっている。そのため配管
中のガスがメータ内に流れ込むという現象が起きること
がある。そのときフローセンサの積算流量が微小であり
上式(2)を満足する場合には、流量計が上式(1)に
従って自動的に零点補正してしまう可能性がある。すな
わち、実際には流量があるのに、流量を零として誤って
零点補正が行われるものであり、結果として流量を正確
に測定することができないという問題があった。このこ
とを図4ないし図6を用いてより具体的に説明する。
【0011】図4(a)は、上述のメータ部分と地中の
配管部分との温度差によって流入する微小流量のガスに
よるフローセンサの測定流量(出力パルス数P21)の時
間的変化状態の一例を表すものである。これを流量計が
流量零と判断し、上式(1)による零点補正を自動的に
行った結果を図4(b)に示す。この図からも明らかな
ように、零点補正後において本来零であるべき流量が存
在(Ps+1 )する。また、図5は図4(a)の時刻t0
における補正前のフローセンサの出力(Q)と、測定流
量(積算流量)(Qm )との関係を表すものであり、こ
れが補正後の時刻t1になると、本来の特性が図6に破線
Aで示すようになるべきであるのに対し、上述の補正に
よってAから全体的にずれた実線Bで示すような特性を
示す。
【0012】このように従来のフローセンサを備えたフ
ルイディック流量計においては、実際は流量が零ではな
いのに零点補正が行われ、流量を正確に測定できないと
いう問題点があった。また、従来のフルイディック流量
計では、零点補正を行う場合に圧力変動等の外乱の影響
が考えられていなかったので、外乱があると、その影響
によって実際は流量が零であっても零点補正がかからな
いことがあるという問題点があった。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、圧力変動等の外乱の影響を受けるこ
となく、流量が零のときに確実に零点補正を行うことが
でき、流量を正確に測定することができる流量計を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体流路を通
過する流体を遮断するための遮断弁を備えた流量計であ
って、流体の流量を測定する流量測定手段と、この流量
測定手段の測定値が零であるか否かを判断する零流量判
定手段と、この零流量判定手段により流量が零であると
判定されたときに前記遮断弁を作動させ流体流路を遮断
する遮断弁駆動手段と、この遮断弁駆動手段により流体
流路が遮断された後に前記流量測定手段の零点補正を行
う零点補正手段とを備えたものである。
【0015】なお、本明細書において、流量が「零」で
あるとは、流量が実際に0(リットル/時間)の場合だ
けではなく、+側および−側それぞれに一定範囲の幅の
ある範囲の流量も含むことを意味している。
【0016】この流量計では、零流量判定手段により流
量測定手段の測定値が零であるか否かの判断が行われ、
零であると判断された場合には遮断弁駆動手段により遮
断弁が作動され流体流路を遮断する。この遮断弁駆動手
段により流体流路が遮断された後に、零点補正手段によ
って流量測定手段の零点補正が行われる。これにより圧
力変動等の外乱の影響を受けることなく、流量が零のと
きに確実に零点補正を行うことができ、流量を正確に測
定することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係るフルイディ
ック流量計の要部のブロック構成を表すものである。本
実施例の流量計は、大流量測定用のフルイディック素子
(図示せず)と小流量測定用のフローセンサとを併用し
たものであり、フローセンサ10の出力信号(流量信
号)はマイクロコンピュータ20へ供給され、このマイ
クロコンピュータ20の制御により遮断弁30が駆動さ
れるようになっている。
【0019】フローサンサ10は、例えばフルイディッ
ク素子(図示せず)のノズルの通路内に配設され、前述
のように発熱部と、この発熱部の前後に配置された2つ
の温度センサとを備えたもので、2つの温度センサで検
出される温度の差が気体の流速と関係することを利用し
た流速センサである。
【0020】マイクロコンピュータ20は、流量測定手
段としてのフローセンサ10の測定値が零であるか否か
を判断する零流量判定手段21、この零流量判定手段2
1により流量が零であると判定されたときに遮断弁30
を作動させガス流路を遮断する遮断弁駆動手段22、お
よび遮断弁駆動手段22によりガス流路が遮断された後
にフローセンサ10の零点補正を行う零点補正手段23
として機能するものである。
【0021】零流量判定手段21では、フローセンサ1
0から出力されるパルス信号を取得して流量を測定し、
測定流量が+側および−側それぞれにおいて一定範囲、
例えば1(リットル/時間)以内の場合に、流量が
「零」であると判断する。零点補正手段23では、フロ
ーセンサ10の出力パルスを観測することにより前述の
式(1)に基づく零点補正が自動的に行われる。
【0022】次に、本実施例のフルイディック流量計の
零点補正動作を図2の流れ図を用いて説明する。
【0023】本実施例では、マイクロコンピュータ20
において零流量判定手段21によりフローセンサ10に
よる測定流量が零であるか否かの判断が行われ(ステッ
プS100)、零であると判断された場合(Y)には、
遮断弁駆動手段22により遮断弁30が作動され流体流
路を遮断する(ステップS101)。この遮断弁駆動手
段22により流体流路が遮断された後に、零点補正手段
23によってフローセンサ10の零点補正が行われる
(ステップS102)。そして、このような遮断弁30
の駆動後の零点補正が定期的に行われる。
【0024】図3(a)は上述のフローセンサ10によ
る、例えば夜間の測定流量(P21)の時間的変化状態の
一例を表すもので、時刻t2 において遮断弁30が駆動
された後は、前述のメータと地中との間の温度差に伴う
微小流量のガスの流入が強制的に防止される。図3
(b)は零点補正後の流量の時間的変化を表すものであ
る。この図からも明らかなように、遮断弁30が駆動さ
れた後に零点補正がなされることから、式(1)のP
s+1 が零、すなわち流量が確実に零になった後に零点補
正が行われる。従って、この場合、フローセンサ10の
出力(Q)と測定流量(積算流量)(Qm)との関係を
見ると、零点補正後(図3の時刻t2 後)は、図6に破
線Aで示した正常な特性を示すようになる。また、遮断
弁30によりガス流路が遮断されていることから、圧力
変動などの外乱が生じても、その影響を受けることがな
く、零点補正を正確に、かつ確実に行うことができる。
なお、図3(b)において時刻t2 以前においては、前
回の零点補正が行われているので、やはり同様の特性を
示し、常に正確な零点補正が行われることになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量計によ
れば、零流量判定手段により流量測定手段の測定値が零
であると判断された場合に、遮断弁駆動手段により遮断
弁を作動させて流体流路を遮断し、その後零点補正手段
によって流量測定手段の零点補正を行うようにしたの
で、流体流量が確実に零のときに零点補正を行うことが
でき、しかも圧力変動などの外乱の影響を受けることが
ないので、零点補正を正確に行うことができ、精度の良
い流量測定を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流量計の構成を表すブ
ロック図である。
【図2】図1の流量計の零点補正動作を説明するための
流れ図である。
【図3】図1の流量計の零点補正動作を説明するための
特性図である。
【図4】従来の流量計の零点補正動作を説明するための
特性図である。
【図5】図4(a)の時刻t0 における補正前のフロー
センサの出力と測定流量(積算流量)との関係を表す特
性図である。
【図6】図4(a)の時刻t1 における補正後のフロー
センサの出力と測定流量(積算流量)との関係を表す特
性図である。
【符号の説明】
10 フローセンサ 20 マイクロコンピュータ 21 零流量判定手段 22 遮断弁駆動回路 23 零点補正手段 30 遮断弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流路を通過する流体を遮断するため
    の遮断弁を備えた流量計において、 流体の流量を測定する流量測定手段と、 この流量測定手段の測定値が零であるか否かを判断する
    零流量判定手段と、 この零流量判定手段により流量が零であると判定された
    ときに前記遮断弁を作動させ流体流路を遮断する遮断弁
    駆動手段と、 この遮断弁駆動手段により流体流路が遮断された後に前
    記流量測定手段の零点補正を行う零点補正手段とを具備
    することを特徴とする流量計。
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Cited By (5)

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