JPH07332408A - 無励磁作動形電磁ブレーキ - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキ

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JPH07332408A
JPH07332408A JP14255694A JP14255694A JPH07332408A JP H07332408 A JPH07332408 A JP H07332408A JP 14255694 A JP14255694 A JP 14255694A JP 14255694 A JP14255694 A JP 14255694A JP H07332408 A JPH07332408 A JP H07332408A
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JP
Japan
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plate
armature
disc
braked
field core
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Application number
JP14255694A
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English (en)
Inventor
Teruo Hoshino
輝雄 星野
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Ogura Clutch Co Ltd
Original Assignee
Ogura Clutch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動時における被制動軸に作用する衝撃を緩
和することが可能な無励磁作動形電磁ブレーキを安価に
提供する。 【構成】 フィールドコア3にねじ込まれて固定された
調整ねじ5の先端に、操作板6を軸線方向へのみ移動自
在に支持している。リンク機構の操作ハンドル18を回
動して操作板6を移動すると、この操作板6と調整ねじ
5に固定されて支持された受圧板11とにより、被制動
軸2にスプライン嵌合されたディスク13は制動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制動時における被制
動軸に作用する衝撃を緩和することが可能な無励磁作動
形電磁ブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無励磁作動形電磁ブレーキは、電磁コイ
ルへの通電を断った後に、圧縮コイルばねのばね力を受
けるアーマチュアと受圧板とでディスクが瞬時に制動さ
れるため、このディスクが装着される被制動軸に作用す
る衝撃が大きい。そこでこのような問題を解決するため
に、実公平4−32508号公報に開示された無励磁作
動形電磁ブレーキでは、複数配設される圧縮コイルばね
のばね力の設定や電磁コイルへの通電を断つタイミング
の設定により、ディスクを段階的に制動するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁コ
イルや圧縮コイルばねを複数配設した構造では、装置が
大形化されてしまうばかりか高価な無励磁作動形電磁ブ
レーキとなってしまう。この発明は、このような問題を
解決して小形で安価な無励磁作動形電磁ブレーキを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、この発明の無励磁作動形電磁ブレーキでは、
軸線方向への移動のみが許容された操作板をディスクに
押圧することにより、被制動軸に作用する衝撃を緩和す
るようにした。
【0005】
【作用】電磁コイルに通電すると、制動ばねのばね力に
抗してアーマチュアはフィールドコアに磁気吸着されデ
ィスクの制動は解放される。この状態において、操作板
を人為的操作によりフィールドコア側に移動すると、こ
の操作板でディスクは制動される。また電磁コイルへの
通電を断つと、制動ばねのばね力で押圧されるアーマチ
ュアでディスクは制動される。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である無励磁作動
形電磁ブレーキの正面図であり、図2は図1の左側面
図、図3は図1のA−A線断面図である。これら図面に
示された無励磁作動形電磁ブレーキ1は、図示せぬ被制
動機械の被制動軸2に装着されている。3は正面側に開
口する環状溝内に電磁コイル4が内設されたフィールド
コアであり、被制動機械の固定ハウジングにねじ止めさ
れる。またこのフィールドコア3の正面の円周方向を3
等分する位置には、案内部材としての調整ねじ5が螺合
固定されている。各調整ねじ5の先端は操作板6の貫通
孔内に挿通され係合しており、操作板6は各調整ねじ5
の先端に螺合固定された2つのナット7により抜け止め
され、軸線方向への移動のみが許容されている。
【0007】また各調整ねじ5が貫通孔内に挿通され係
合しているアーマチュア8が、電磁コイル4への通電を
断った無励磁状態において、フィールドコア3の正面と
所定の隙間Gをおいて対向している。このアーマチュア
8と操作板6との間には、各調整ねじ5が貫通孔内に挿
通され、かつ各調整ねじ5に螺合されたナット9・10
により固定された受圧板11が配設されている。そし
て、これらアーマチュア8と受圧板11との間には第1
ディスク12が、また受圧板11と操作板6との間には
第2ディスク13が夫々介装されている。これら第1デ
ィスク12と第2ディスク13は、被制動軸2にキー嵌
合され装着されたハブ14にスプライン嵌合されてい
る。
【0008】また受圧板11と操作板6との間のこれら
部材を円周方向3等分する位置には、操作板6を第2デ
ィスク13から隙間gだけ離間するための後述する人為
的操作手段の解放ばね15が配設されている。一方、フ
ィールドコア3の正面の円周方向3等分する位置に穿設
されたばね孔3aとアーマチュア8との間には、アーマ
チュア8を第1ディスク12を介して受圧板11側に押
圧する制動ばね16が配設されている。解放ばね15に
より第2ディスク13から離間される操作板6には、こ
の操作板6に回動自在に支持された一対のけん引板17
と、被制動機械の固定ハウジングに形成された一対の突
出部Hに回動自在に支持された操作ハンドル18とから
なる、リンク機構の人為的操作手段が構成されている。
【0009】このような構造とした無励磁作動形電磁ブ
レーキ1は、被制動軸2への回転伝達が遮断されている
ときは、図3のように電磁コイル4への通電が断たれ、
制動ばね16のばね力により、アーマチュア8と受圧板
11との間の第1ディスク12が制動されているので、
被制動軸2は静止保持されている。電磁コイル4へ通電
すると、制動ばね16のばね力に抗してアーマチュア8
がフィールドコア3に磁気吸着されるので、被制動軸2
は回転自在となる。また、被制動軸2への回転伝達が遮
断されたときには、人為的操作手段により操作板6をフ
ィールドコア3側へ移動して、この操作板6と受圧板1
1により第2ディスク13を制動することにより、被制
動軸2の慣性回転を徐々に減速する。そして被制動軸2
が停止したら電磁コイル4への通電を断って、制動ばね
16のばね力によるアーマチュア8と受圧板11の制動
力で第1ディスク12を制動して、被制動軸2を静止保
持する。なお人為的操作手段による第2ディスク13の
制動は解放され、解放ばね15のばね力により操作板6
は第2ディスク13から離間される。
【0010】次に、この発明の他の実施例である無励磁
作動形電磁ブレーキを説明する。図4は先の実施例の図
3に対応する断面図であり、同一な部材には同じ符号を
付けることにより、詳細説明は省略する。この無励磁作
動形電磁ブレーキ19は、電磁コイル4が内設されたフ
ィールドコア3の正面に、複数の調整ねじ20が円周方
向間隔をおいて螺合固定されている。各調整ねじ20の
先端が貫通孔内に挿入された操作板21は、調整ねじ2
0に螺合された2つのナット22で抜け止めされてい
る。各調整ねじ20と係合されたアーマチュア8は、フ
ィールドコア3の正面と所定の隙間Gをおいて対向して
いる。またフィールドコア3のばね孔3aとこのアーマ
チュア8との間に配設された制動ばね16のばね力で、
アーマチュア8はディスク23の一方の摩擦面23aに
押圧されている。
【0011】ディスク23のボス部は、被制動軸18の
先端にキー嵌合されスナップリングで抜け止めされるこ
とにより一体に装着されている。またディスク23の他
方の摩擦面23bは、所定の隙間gをおいて操作板21
と対向している。なおこのような無励磁作動形電磁ブレ
ーキ19にも、操作ハンドル18やけん引板・解放ばね
からなるリンク機構の人為的操作手段が構成されてい
る。解放ばねは図示されてはいないが、アーマチュア8
が係合された調整ねじ20の円筒部20a端面と操作板
21との間となる調整ねじ20に、圧縮コイルばねから
なる解放ばねを嵌装して配設するとよい。
【0012】このような構造からなる無励磁作動形電磁
ブレーキ19は、被制動軸24への回転伝達が遮断され
ているときは、図4のように電磁コイル4への通電が断
たれ制動ばね16のばね力により、アーマチュア8でデ
ィスク23が制動され被制動軸24は静止保持されてい
る。電磁コイル4へ通電すると、制動ばね16のばね力
に抗してアーマチュア8がフィールドコア3に磁気吸着
されるので、被制動軸24は回転自在となる。また、被
制動軸2への回転伝達が遮断されたときには、人為的操
作手段により操作板21をフィールドコア3側へ移動し
て、この操作板21でディスク23を制動することによ
り、被制動軸2の慣性回転を除去に減速する。なお、以
下の動作は先の実施例と同様である。
【0013】なお以上の説明において、各実施例として
操作ハンドル18やけん引板17・解放ばね15からな
るリンク機構の人為的操作手段を例示したが、操作ハン
ドル18は、図示されていないワイヤを介して人力によ
り遠隔操作されるものである。しかしながらこのような
手段のみならず他の手段によっても操作板6・21をデ
ィスク13・23に押圧することができ、この発明にお
いては上記手段に限定されることはない。
【0014】
【発明の効果】この発明の無励磁作動形電磁ブレーキ
は、軸線方向への移動のみが許容された操作板をディス
クに押圧する構造としたので、この操作板によるディス
クの制動力を加減することにより制動時間は長く設定で
き、被制動軸に作用する衝撃を緩和することができる。
また、操作板を軸線方向への移動のみを許容して案内部
材の先端に配設した構造を追加したのみであり、安価な
無励磁作動形電磁ブレーキが提供できる。また更には、
操作板とディスクの制動とアーマチュアとディスクの制
動の動作タイミングを設定することにより、多種多様な
制動装置として使用されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である無励磁作動形電磁ブ
レーキの正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】この発明の他の実施例である無励磁作動形電磁
ブレーキの断面図である。
【符号の説明】
2…被制動軸、3…フィールドコア、4…電磁コイル、
5…調整ねじ、6…操作板、8…アーマチュア、11…
受圧板、12…ディスク、13…ディスク、15…解放
ばね、16…制動ばね、21…操作板、23…ディス
ク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイルが内設されたフィールドコア
    と、このフィールドコアの正面に円周方向間隔をおいて
    固定された複数の案内部材と、これら案内部材の先端と
    係合され軸線方向への移動のみが許容されている操作板
    と、前記フィールドコアと前記操作板との間に配設され
    るとともに前記案内部材と係合され軸線方向への移動の
    みが許容されているアーマチュアと、このアーマチュア
    と前記操作板との間に配設されるとともに前記案内部材
    に固定された受圧板と、この受圧板と前記アーマチュア
    との間に介装されるとともに被制動軸に軸線方向への移
    動のみが許容されて装着された第1ディスクと、前記受
    圧板と前記操作板との間に介装されるとともに前記被制
    動軸に軸線方向への移動のみが許容されて装着された第
    2ディスクと、前記アーマチュアを前記第1ディスクを
    介して前記受圧板側に押圧する制動ばねとを備え、前記
    操作板を前記第2ディスクを介して前記受圧板側に押圧
    するようにしたことを特徴とする無励磁作動形電磁ブレ
    ーキ。
  2. 【請求項2】電磁コイルが内設されたフィールドコア
    と、このフィールドコアの正面に円周方向間隔をおいて
    固定された複数の案内部材と、これら案内部材の先端に
    係合され軸線方向への移動のみが許容されている操作板
    と、前記フィールドコアと前記操作板との間に配設され
    るとともに前記案内部材と係合され軸線方向への移動の
    みが許容されているアーマチュアと、このアーマチュア
    と前記操作板との間に配設されるとともに被制動軸に一
    体に装着されたディスクと、このディスクに前記アーマ
    チュアを押圧する制動ばねとを備え、前記操作板を前記
    ディスクに押圧するようにしたことを特徴とする無励磁
    作動形電磁ブレーキ。
JP14255694A 1994-06-01 1994-06-01 無励磁作動形電磁ブレーキ Pending JPH07332408A (ja)

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ID=15318093

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JP (1) JPH07332408A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109185367A (zh) * 2018-10-15 2019-01-11 宁波新大通电机有限公司 一种三相异步电动机的电磁制动器
KR102450456B1 (ko) * 2021-05-17 2022-10-06 (주)고려호이스트 브레이크 해제장치가 구비되는 전기 호이스트

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