JPH073322U - 紐固定具 - Google Patents
紐固定具Info
- Publication number
- JPH073322U JPH073322U JP3491993U JP3491993U JPH073322U JP H073322 U JPH073322 U JP H073322U JP 3491993 U JP3491993 U JP 3491993U JP 3491993 U JP3491993 U JP 3491993U JP H073322 U JPH073322 U JP H073322U
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- JP
- Japan
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- string
- pusher
- hole
- axial direction
- elastic leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】部品点数が少なく、組立てが容易で、しかも紐
を外した場合でも分解せず、圧縮コイルバネの折損のな
い安価な紐固定具を提供することを目的としている。 【構成】合成樹脂製の押圧子1とこれが嵌入される外套
体2とからなり、前記押圧子1は、押圧用頭部3に続い
て、中間軸部4、二股弾性脚5を一体に連接するととも
に、前記中間軸部4と二股弾性脚5の境界部に、抜け止
め突起6とスライド用のガイド突起7を突設し、中間軸
部4の径方向には紐通し孔8を貫設し、また、二股弾性
脚5は、逆錐形軸部9を軸方向に二つ割りして形成した
構成とし、外套体2は、胴部10には前記紐通し孔8と
連通する紐孔11を開設し、さらに、胴部10の内底に
は、押圧子1の下降によって前記二股弾性脚5を外方へ
押し開いて軸方向に弾発機能を発揮させる円錐体12を
形成し、胴部10の内面軸方向には、前記押圧子1のガ
イド突起7に対応する位置にガイド溝13が刻設された
構成としたものである。
を外した場合でも分解せず、圧縮コイルバネの折損のな
い安価な紐固定具を提供することを目的としている。 【構成】合成樹脂製の押圧子1とこれが嵌入される外套
体2とからなり、前記押圧子1は、押圧用頭部3に続い
て、中間軸部4、二股弾性脚5を一体に連接するととも
に、前記中間軸部4と二股弾性脚5の境界部に、抜け止
め突起6とスライド用のガイド突起7を突設し、中間軸
部4の径方向には紐通し孔8を貫設し、また、二股弾性
脚5は、逆錐形軸部9を軸方向に二つ割りして形成した
構成とし、外套体2は、胴部10には前記紐通し孔8と
連通する紐孔11を開設し、さらに、胴部10の内底に
は、押圧子1の下降によって前記二股弾性脚5を外方へ
押し開いて軸方向に弾発機能を発揮させる円錐体12を
形成し、胴部10の内面軸方向には、前記押圧子1のガ
イド突起7に対応する位置にガイド溝13が刻設された
構成としたものである。
Description
【0001】
本考案は、主としてナップザック等の各種の袋物や衣服等に装備される紐の締 付け状態の調節に使用される紐固定具に関するものである。
【0002】
従来のこの種の紐固定具としては、実公昭54−11210号公報に開示され ているように、上部に開口した装着孔と連通する紐通し孔を有する外筒と、紐通 し孔を有して前記外筒の装着孔に挿入される嵌合子と、該外筒及び嵌合子の各紐 通し孔に紐を通した状態で該嵌合子を外筒に対して上方に付勢し、これにより外 筒と嵌合子の紐通し孔で紐を咬止させる圧縮コイルバネとから構成したものが公 知となっている。
【0003】
しかしながら、上記従来の紐固定具は、外筒、嵌合子、圧縮コイルバネの三部 品から構成されているために、部品点数が多く、組立て作業が厄介であることか ら高価となるとともに、紐を外した状態においては嵌合子が外筒から外れて部品 が分解したり、圧縮コイルバネの折損によって紐固定機能を喪失する等の解決す べき課題があった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、部品点数が少なく、組立て が容易で、しかも紐を外した場合でも分解せず、圧縮コイルバネの折損の生じな い安価な紐固定具を提供することを目的としている。
【0005】
本考案は上記課題を解決し目的を達成するために、紐固定具を、合成樹脂製の 押圧子と、相互に設けたガイド突起とガイド溝とによって押圧子が周方向に回動 することなく嵌入する外套体とからなり、押圧子は、中間部軸にガイド突起と抜 け止め突起を形成するとともに、軸部には軸直角方向に紐通し孔を貫通させ、該 紐通し孔の下方には、逆錐形底部を軸方向に二つ割りして形成した二股弾性脚を 具備しており、また、外套体の胴部には前記紐通し孔と連通する紐孔を開設する とともに、胴部内壁縦方向にガイド溝を形成し、さらに、胴部の内底には、押圧 子の下降によって前記二股弾性脚を外方へ押し開いて軸方向に弾発機能を発揮さ せる円錐体が形成され、押圧子を二股弾性脚の弾発力に抗して押圧した状態にお いて、紐通し孔と紐孔とが連通するように構成したことを特徴とする。
【0006】
上記のように構成した紐固定具は、紐通し孔と紐孔が一致する位置において押 圧子を外套体内へ嵌入するだけで、組立てが簡単にできるようになるとともに、 押圧子の紐通し孔の下方に形成した二股弾性脚の二股間に、外套体の胴部内底に 設けた円錐突起の上部が当接するようになっているから、押圧子を下降させた時 に、前記二股弾性脚が外方へ押し開かれ、その復元力が軸方向に弾発機能として 発揮するようになり、これによって、押圧子の紐通し孔と外套体の紐孔で紐を咬 止するようになる。
【0007】
図1は本考案に係る紐固定具の一部を破断して示した分解正面図、図2は図1 のA−A線における断面図、図3は組立て状態の断面図であって、合成樹脂製の 押圧子1とこれが嵌入される外套体2とからなっている。
【0008】 前記押圧子1は、押圧用頭部3に続いて、中間軸部4、二股弾性脚5を一体に 連接するとともに、前記中間軸部4と二股弾性脚5の境界部に、抜け止め突起6 とスライド用のガイド突起7を突設し、中間軸部4の径方向には紐通し孔8を貫 設し、また、二股弾性脚5は、逆錐形軸部9を軸方向に二つ割りして形成した構 成であり、一体成形手段により製作される。
【0009】 外套体2は、胴部10には前記紐通し孔8と連通する紐孔11を開設し、さら に、胴部内底には、押圧子1の下降によって前記二股弾性脚5を外方へ押し開い て軸方向に弾発機能を発揮させる円錐体12を形成し、胴部10の内面軸方向に は、前記押圧子1のガイド突起7に対応する位置にガイド溝13が刻設された構 成であり、前記押圧子1と同様、一体成形手段により製作される。
【0010】 そして、押圧子1を外套体2内に嵌入し、二股弾性脚5の弾発力に抗して押圧 した状態において、紐通し孔8と紐孔11とが連通するように結合され、該連通 状態において紐を挿通し、固定する場合には、押圧力を解除すると、二股弾性脚 5の弾発力により押圧子1が昇し、これによって、紐通し孔8と紐孔11が食い 違い状になり、紐は締付け固定されるようになる。
【0011】 なお上記実施例においては、外套体2内の円錐体12を一体成形手段により形 成したが、図4の外套体の分解断面図に示すように、外套体2の底に嵌合孔14 を開設しておき、別に嵌着用突起15を具備した円錐体12を形成して、外套体 2内から前記嵌合孔14に嵌着用突起15を嵌着することにより形成することも できる。
【0012】 この場合、部品点数は三部品となるが、単純型で製作することができるので、 従来の圧縮コイルバネを使用したものより安価に製作でき、また、紐を外した状 態においては押圧子が外套体から外れることがなく、圧縮コイルバネの折損によ って紐固定機能を喪失する等の不都合はない。
【0013】
以上説明したように本考案の紐固定具は、合成樹脂製の押圧子と、相互に設け たガイド突起とガイド溝とによって押圧子が周方向に回動することなく嵌入する 外套体とからなり、押圧子は、中間部軸にガイド突起と抜け止め突起を形成する とともに、軸部には軸直角方向に紐通し孔を貫通させ、該紐通し孔の下方には、 逆錐形底部を軸方向に二つ割りして形成した二股弾性脚を具備しており、また、 外套体の胴部には前記紐通し孔と連通する紐孔を開設するとともに、胴部内壁縦 方向にガイド溝を形成し、さらに、胴部の内底には、押圧子の下降によって前記 二股弾性脚を外方へ押し開いて軸方向に弾発機能を発揮させる円錐体が形成され 、押圧子を二股弾性脚の弾発力に抗して押圧した状態において、紐通し孔と紐孔 とが連通するように構成したから、紐通し孔と紐孔が一致する位置において押圧 子を外套体内へ嵌入するだけで、組立てが簡単にできるようになるとともに、押 圧子の紐通し孔の下方に形成した二股弾性脚の二股間に、外套体の胴部内底に設 けた円錐体の上部斜面が当接するようになっているから、押圧子を下降させた時 に、前記二股弾性脚が外方へ押し開かれ、その復元力が軸方向に弾発機能として 発揮するようになり、これによって、押圧子の紐通し孔と外套体の紐孔で紐を咬 止するようになり、従来のように、特別に圧縮コイルバネを用いる必要がなく、 圧縮コイルバネの折損による紐固定機能の喪失や錆びの発生が解消される。
【0014】 また圧縮コイルバネを必要としないため、部品点数が少なく、組み立てが容易 となり、安価に提供することができる。
【0015】 さらに、押圧子の中間部軸径を、外套体の押圧子嵌入側の縮径した開口部より 僅かに大きくしているから、紐を抜いた場合でも構成部品が分解することなく、 円滑にスライドする等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紐固定具の一部を破断して示した
分解正面図である。
分解正面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】紐固定後の組立て状態の縦断面図である。
【図4】他の実施例における外套体の分解断面図であ
る。
る。
1 押圧子 2 外套体 3
押圧用頭部 4 中間軸部 5 二股弾性脚 6
抜け止め突起 7 ガイド突起 8 紐通し孔 9
逆垂形軸部 10 胴部 11 紐孔 12
円錐体 13 ガイド溝 14 嵌合孔 15
嵌着用突起
押圧用頭部 4 中間軸部 5 二股弾性脚 6
抜け止め突起 7 ガイド突起 8 紐通し孔 9
逆垂形軸部 10 胴部 11 紐孔 12
円錐体 13 ガイド溝 14 嵌合孔 15
嵌着用突起
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製の押圧子1と、相互に設けた
ガイド突起7とガイド溝13とによって押圧子1が周方
向に回動することなく嵌入する外套体2とからなり、押
圧子1は、中間部軸4にガイド突起7と抜け止め突起6
を形成するとともに、軸部には軸直角方向に紐通し孔8
を貫通させ、該紐通し孔8の下方には、逆錐形底部9を
軸方向に二つ割りして形成した二股弾性脚5、5を具備
しており、また、外套体2の胴部10には前記紐通し孔
8と連通する紐孔11を開設するとともに、胴部10内
壁縦方向にガイド溝13を形成し、さらに、胴部10の
内底には、押圧子1の下降によって前記二股弾性脚5、
5を外方へ押し開いて軸方向に弾発機能を発揮させる円
錐体12が形成され、押圧子1を二股弾性脚5、5の弾
発力に抗して押圧した状態において、紐通し孔8と紐孔
11とが連通するように構成したことを特徴とする紐固
定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3491993U JPH073322U (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 紐固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3491993U JPH073322U (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 紐固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073322U true JPH073322U (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12427629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3491993U Pending JPH073322U (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 紐固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073322U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055527A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Kyoei Sangyo Kk | 留め具とその留め具を利用した機器、器具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534907B2 (ja) * | 1983-09-30 | 1993-05-25 | Toshiba Lighting & Technology | |
JP4125709B2 (ja) * | 2001-10-19 | 2008-07-30 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP3491993U patent/JPH073322U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534907B2 (ja) * | 1983-09-30 | 1993-05-25 | Toshiba Lighting & Technology | |
JP4125709B2 (ja) * | 2001-10-19 | 2008-07-30 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055527A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Kyoei Sangyo Kk | 留め具とその留め具を利用した機器、器具 |
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