JPH07332295A - 遠心ファンの渦巻ケーシング - Google Patents

遠心ファンの渦巻ケーシング

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JPH07332295A
JPH07332295A JP12245094A JP12245094A JPH07332295A JP H07332295 A JPH07332295 A JP H07332295A JP 12245094 A JP12245094 A JP 12245094A JP 12245094 A JP12245094 A JP 12245094A JP H07332295 A JPH07332295 A JP H07332295A
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JP
Japan
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adapter
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scroll plate
mounting surface
mounting
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Hironari Ogata
弘成 小方
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出口とアダプタの間の気密性を保ち、空気
もれの発生しない遠心ファンの渦巻ケーシングを提供す
る。 【構成】 スクロール板101と2つの側板102が、
スクロール板101に設けられたつめ1を側板102に
設けられたつめ1の幅より幅の広いつめ穴2に挿入し、
折り曲げることで連結され、吹出口103にダクトなど
を接続するためのアダプタ104を取り付ける取付面と
して上下がスクロール板101、左右が側板102をア
ダプタ側取付面5,6と平行となるように折り曲げるこ
とによって形成され、アダプタ104が側板102の左
右の取付面4のみに固定されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調および換気送風な
どに使用される遠心ファンの渦巻ケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングは、図8に示すように、スクロール板101と、2
つの側板102が溶接やシーム加工などで固定されてお
り、吹出口103には、ダクトを接続するためのアダプ
タ104が取り付けられている構成であった。
【0003】上記構成において、アダプタ104は施工
性からねじ101などで着脱できるようになっており、
吹出口103とアダプタ104の間は気密性が保たれな
い。ねじ105の本数を多くすると良いが、施工性が悪
くなる。このため、吹出口103とアダプタ104の間
にはパッキン106が貼り付けられ、送風時に空気もれ
などがないようにされていることが広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遠心
ファンの渦巻ケーシングでは、吹出口104とアダプタ
105の接合面106の気密性を保つためにパッキン1
06が必要となり、部品数が増加することから、組立工
数および材料費が増加するという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、組立
工数および材料費が増加しないで吹出口104とアダプ
タ105の接合面106の気密性を保つ遠心ファンの渦
巻ケーシングを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心ファンの渦
巻ケーシングは上記目的を達成するために、第1の手段
は、スクロール板と2つの側板が、スクロール板に設け
られたつめを側板に設けられたつめ幅より幅の広いつめ
穴に挿入し、折り曲げることで連結され、吹出口にダク
トなどを接続するためのアダプタを取り付ける取付面と
して上下がスクロール板、左右が側板をアダプタ側取付
面と平行となるように折り曲げることによって形成さ
れ、アダプタが側板の左右の取付面のみに固定されてい
る構成とする。
【0007】また、第2の手段は、第1の手段のアダプ
タを取り付ける取付面を、上下がスクロール板を吹出口
外側にむかってアダプタ側に傾斜するように折り曲げ、
左右が側板をアダプタ側取付面となるように折り曲げる
ことによって形成されている構成とする。
【0008】また、第3の手段は、第1の手段のアダプ
タを取り付ける取付面として上下がスクロール板を左右
の取付面と平行に折り曲げ、スクロール板による上下の
取付面と接するアダプタ側取付面を吹出口外側にむかっ
てスクロール板による取付面側に傾斜するように形成さ
れている構成とする。
【0009】また、第4手段は、第1の手段のアダプタ
を取り付ける取付面を、左右が側板を吹出口外側にむか
ってアダプタ側に傾斜するように折り曲げ、上下がスク
ロール板をアダプタ取付面と平行となるように折り曲げ
ることによって形成されている構成とする。
【0010】また、第5の手段は、第1の手段のアダプ
タを取り付ける取付面として左右が側板を上下の取付面
と平行に折り曲げ、側板による左右の取付面と接するア
ダプタ側取付面を吹出口外側にむかって側板による左右
の取付面側に傾斜するように形成されている構成とす
る。
【0011】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、ス
クロール板に備えられたつめがつめ幅より幅の広いつめ
穴に挿入されて連結されているため、スクロール板が平
坦な形状に伸びようとする弾性力によって、スクロール
板による上下の取付面が側板による左右の取付面よりア
ダプタ側に突出する。アダプタを側板による取付面にね
じなどで固定されると、スクロール板による取付面は、
アダプタ側取付面スクロール板の弾性力によって密着
し、気密性を保つことができる。
【0012】また、第2の手段の構成により、第1の手
段でスクロール板による取付面が、アダプタ側取付面に
スクロール板の弾性力によって密着するとき、スクロー
ル板による取付面が傾斜してアダプタ側取付面に接触し
ていくときの弾性力も加わるため、気密性を保つことが
できる。
【0013】また、第3の手段の構成により、第1の手
段でスクロール板による取付面が、アダプタ側取付面に
スクロール板の弾性力によって密着するとき、アダプタ
側取付面が傾斜してスクロール板による取付面に接触し
ていくときの弾性力も加わるため、気密性を保つことが
できる。
【0014】また、第4の手段の構成により、第1の手
段でスクロール板による取付面が、アダプタ側取付面に
スクロール板の弾性力によって密着するとき、側板によ
る取付面が傾斜してアダプタ側取付面に接触していくと
きの弾性力も加わるため、気密性を保つことができる。
【0015】また、第5の手段の構成により、第1の手
段でスクロール板による取付面が、アダプタ側取付面に
スクロール板の弾性力によって密着するとき、アダプタ
側取付面が傾斜して側板による取付面に接触していくと
きの弾性力も加わるため、気密性を保つことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1,
図2および図3を参照しながら説明する。なお、従来例
と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0017】図に示すように、曲げに対して復元しよう
とする弾性力を持つ金属からできたスクロール板101
の側辺には側板102との連結のためのつめ1が複数個
設けられ、2つの側板102には、スクロール板101
に備えられたつめ1を挿入するためにつめ1の幅より広
い幅のつめ穴2がつめ1と同数だけ設けられている。ス
クロール板101は渦巻形状を形成すべく曲げられ、複
数個のつめ1を相対する複数個のつめ穴2に挿入したの
ちに折り曲げられ、スクロール板101と2つの側板1
02は連結される。また、吹出口103には、アダプタ
104を取り付けるために上下の取付面3がスクロール
板101、左右の取付面4が側板102を上下のアダプ
タ側取付面5および左右のアダプタ側取付面6と平行と
なるように折り曲げることによって形成されている。
【0018】このとき、スクロール板101には、曲げ
に対して復元しようとする弾性力が作用し、つめ1の幅
よりつめ穴2の幅が広いことから、スクロール板101
はつめ穴2のなかをつめ1が移動できる距離だけ平坦に
戻るように変形し、その結果上下の取付面3は左右の取
付面4よりアダプタ104側に突出することになる。ア
ダプタ104を取り付けるためにねじ105を締めこん
でゆくと、上下のアダプタ側取付面5はアダプタ104
側に突出している上下の取付面3に接触する。さらに、
ねじ105を締めこんでゆくと上下の取付面3はアダプ
タ104に押されながら密着し、スクロール板101は
つめ穴2のなかをつめ1が移動できる距離だけ変形す
る。左右の取付面4と左右のアダプタ側取付面6が密着
したとき、上下の取付面3と上下のアダプタ側取付面5
は弾性力で密着しており、気密性が保たれ空気もれは発
生しない。
【0019】このように本発明の第1実施例の遠心ファ
ンの渦巻ケーシングによれば、スクロール板101の弾
性力によって吹出口103とアダプタ104の間の気密
性を保つことができる。
【0020】つぎに、本発明の第2実施例について、図
5を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一箇
所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0021】図に示すように、アダプタ104を取り付
けるために、上下の取付面3がスクロール板101を吹
出口103外側にむかってアダプタ104側に傾斜する
ように折り曲げ、左右の取付面4が側板102を左右の
アダプタ側取付面6と平行となるように折り曲げること
によって形成されている。
【0022】アダプタ104を取り付けるためにねじ1
05を締めこんでゆくと、上下のアダプタ側取付面7は
アダプタ104側に突出している上下の取付面3の端辺
7に接触する。さらに、ねじ105を締めこんでゆくと
上下の取付面3はアダプタ104に押され、アダプタ側
取付面5と平行になるように変形して密着し、スクロー
ル板101はつめ穴2のなかをつめ1が移動できる距離
だけ変形する。左右の取付面4と左右のアダプタ側取付
面6が密着したとき、上下の取付面3と上下のアダプタ
側取付面5は弾性力で密着しており、気密性が保たれ空
気もれは発生しない。
【0023】このように本発明の第2実施例の遠心ファ
ンの渦巻ケーシングによれば、スクロール板101と上
下の取付面3の弾性力によって吹出口103とアダプタ
104の間の気密性を保つことができる。
【0024】つぎに、本発明の第3実施例について、図
6を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一箇
所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0025】図に示すように、アダプタ104を取り付
けるために、上下の取付面3がスクロール板101を、
左右の取付面4が側板102を左右のアダプタ側取付面
6と平行となるように折り曲げ、上下のアダプタ側取付
面5が吹出口103外側にむかって上下の取付面3側に
傾斜するように形成されている。
【0026】アダプタ104を取り付けるためにねじ1
05を締めこんでゆくと、上下のアダプタ側取付面5は
アダプタ104側に突出している上下の取付面3の端辺
7に接触する。さらに、ねじ105を締めこんでゆくと
上下のアダプタ側取付面5は上下の取付面3に押され、
上下の取付面3と平行になるように変形して密着し、ス
クロール板101はつめ穴2のなかをつめ1が移動でき
る距離だけ変形する。左右の取付面4と左右のアダプタ
側取付面6が密着したとき、上下の取付面3と上下のア
ダプタ側取付面5は弾性力で密着しており、気密性が保
たれ空気もれは発生しない。
【0027】このように本発明の第3実施例の遠心ファ
ンの渦巻ケーシングによれば、スクロール板101と上
下のアダプタ側取付面5の弾性力によって吹出口103
とアダプタ104の間の気密性を保つことができる。
【0028】つぎに、本発明の第4実施例について、図
6を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一箇
所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0029】図に示すように、アダプタ104を取り付
けるために、左右の取付面4が側板102を吹出口10
3外側にむかってアダプタ104側に傾斜するように折
り曲げ、上下の取付面3がスクロール板101を上下の
アダプタ側取付面5と平行となるように折り曲げること
によって形成されている。
【0030】アダプタ104を取り付けるためにねじ1
05を締めこんでゆくと、左右のアダプタ側取付面6と
左右の取付面4の端辺8が接触する。さらに、ねじ10
5を締めこんでゆくと左右の取付面4はアダプタ104
に押され、左右のアダプタ側取付面6と平行になるよう
に変形していく。また、上下のアダプタ側取付面5はア
ダプタ104側に突出している上下の取付面3に接触
し、上下の取付面3はアダプタ104に押されながら密
着し、スクロール板101はつめ穴2のなかをつめ1が
移動できる距離だけ変形する。左右の取付面4と左右の
アダプタ側取付面6が完全に密着したとき、上下の取付
面3と上下のアダプタ側取付面5は弾性力で密着してお
り、気密性が保たれ空気もれは発生しない。
【0031】このように本発明の第4実施例の遠心ファ
ンの渦巻ケーシングによれば、スクロール板101と左
右の取付面4の弾性力によって吹出口103とアダプタ
104の間の気密性を保つことができる。
【0032】つぎに、本発明の第5実施例について、図
7を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一箇
所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0033】図に示すように、アダプタ104を取り付
けるために、上下の取付面3がスクロール板101を、
左右の取付面4が側板102を左右のアダプタ側取付面
6と平行となるように折り曲げ、左右のアダプタ側取付
面6が吹出口103外側にむかって左右の取付面4側に
傾斜するように形成されている。
【0034】アダプタ104を取り付けるためにねじ1
05を締めこんでゆくと、左右のアダプタ側取付面6と
左右の取付面4の端辺8が接触する。さらに、ねじ10
5を締めこんでゆくと左右のアダプタ側取付面6は左右
の取付面4に押され、左右の取付面4と平行になるよう
に変形していく。また、上下のアダプタ側取付面5はア
ダプタ104側に突出している上下の取付面3に接触
し、上下の取付面3はアダプタ104に押されながら密
着し、スクロール板101はつめ穴2のなかをつめ1が
移動できる距離だけ変形する。左右の取付面4と左右の
アダプタ側取付面6が完全に密着したとき、上下の取付
面3と上下のアダプタ側取付面5は弾性力で密着してお
り、気密性が保たれ空気もれは発生しない。
【0035】このように本発明の第4実施例の遠心ファ
ンの渦巻ケーシングによれば、スクロール板101と左
右のアダプタ側取付面6の弾性力によって吹出口103
とアダプタ104の間の気密性を保つことができる。
【0036】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればスクロール板の弾性力によって、吹出口とア
ダプタの間の気密性を保つため、パッキンなどが不要と
なり組立工数および材料費が増加しないで、気密性を保
ち空気もれが発生しない遠心ファンの渦巻ケーシングが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングの側面図
【図2】同つめの取り付け詳細図
【図3】同吹出口部へのアダプタ取り付け詳細図
【図4】本発明の第2実施例の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングの吹出口部へのアダプタ取り付け詳細図
【図5】本発明の第3実施例の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングの吹出口部へのアダプタ取り付け詳細図
【図6】本発明の第4実施例の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングの吹出口部へのアダプタ取り付け詳細図
【図7】本発明の第5実施例の遠心ファンの渦巻ケーシ
ングの吹出口部へのアダプタ取り付け詳細図
【図8】従来の遠心ファンの渦巻ケーシングの側面図
【符号の説明】
1 つめ 2 つめ穴 3 上下の取付面 4 左右の取付面 5 上下のアダプタ側取付面 6 左右のアダプタ側取付面 101 スクロール板 102 側板 103 吹出口 104 アダプタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクロール板と2つの側板が、スクロー
    ル板に設けられたつめを側板に設けられたつめ幅より幅
    の広いつめ穴に挿入し、折り曲げることで連結され、吹
    出口にダクトなどを接続するためのアダプタを取り付け
    る取付面として上下がスクロール板、左右が側板をアダ
    プタ側取付面と平行となるように折り曲げることによっ
    て形成され、アダプタが側板の左右の取付面のみに固定
    されていることを特徴とする遠心ファンの渦巻ケーシン
    グ。
  2. 【請求項2】 アダプタを取り付ける取付面として上下
    がスクロール板を吹出口外側にむかってアダプタ側に傾
    斜するように折り曲げ、左右が側板をアダプタ側取付面
    と平行となるように折り曲げることによって形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の遠心ファンの渦巻
    ケーシング。
  3. 【請求項3】 アダプタを取り付ける取付面として上下
    スクロール板を左右の取付面と平行に折り曲げ、スクロ
    ール板による上下の取付面と接するアダプタ側取付面を
    吹出口外側にむかってスクロール板による取付面側に傾
    斜するように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の遠心ファンの渦巻ケーシング。
  4. 【請求項4】 アダプタを取り付ける取付面として左右
    が側板を吹出口外側にむかってアダプタ側に傾斜するよ
    うに折り曲げ、上下がスクロール板をアダプタ側取付面
    と平行となるように折り曲げることによって形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の遠心ファンの渦巻
    ケーシング。
  5. 【請求項5】 アダプタを取り付ける取付面として左右
    が側板を上下の取付面と平行に折り曲げ、側板による左
    右の取付面と接するアダプタ側取付面を吹出口外側にむ
    かって側板による左右の取付面側に傾斜するように形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の遠心ファン
    の渦巻ケーシング。
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CN104005997A (zh) * 2014-05-13 2014-08-27 珠海格力电器股份有限公司 蜗壳、离心风机及空调器
CN104005997B (zh) * 2014-05-13 2016-06-08 珠海格力电器股份有限公司 蜗壳、离心风机及空调器

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