JPH0733201A - ごみ袋用ドリップ吸収シート - Google Patents

ごみ袋用ドリップ吸収シート

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JPH0733201A
JPH0733201A JP18301693A JP18301693A JPH0733201A JP H0733201 A JPH0733201 A JP H0733201A JP 18301693 A JP18301693 A JP 18301693A JP 18301693 A JP18301693 A JP 18301693A JP H0733201 A JPH0733201 A JP H0733201A
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JP
Japan
Prior art keywords
antibacterial
absorbent sheet
sheet
absorbent
drip
Prior art date
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Pending
Application number
JP18301693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Hoshikawa
光宏 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Eizai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Eizai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Eizai Co Ltd filed Critical Daiichi Eizai Co Ltd
Priority to JP18301693A priority Critical patent/JPH0733201A/ja
Publication of JPH0733201A publication Critical patent/JPH0733201A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F1/00Refuse receptacles; Accessories therefor
    • B65F1/0006Flexible refuse receptables, e.g. bags, sacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F2210/00Equipment of refuse receptacles
    • B65F2210/102Absorbing means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリップの吸収率がよく、かつ悪臭を消し、
雑菌の繁殖を抑えることのできるごみ袋用ドリップ吸収
シートを提供する。 【構成】 吸収シート1は吸収体4と、この吸収体4を
被包する抗菌性の不織布5とを有する。吸収体4は、パ
ルプ7と抗菌ポリマ8と脱臭剤9とを有し、生ごみから
発生したドリップは、不織布5を通過して吸収体4に導
かれ、抗菌ポリマ8に付着して水分はゼリー状に固めら
れ吸収されるとともに、固めた水分の腐敗を抑制する。
またすでに発生し空気中分散している臭いは脱臭剤で吸
着し消臭される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ袋に収容された野
菜の切りくずなどの生ごみから出るドリップを吸収し
て、悪臭の発生および雑菌の繁殖を防止するためのごみ
袋用ドリップ吸収シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン製のごみ袋の中に入れられ
る野菜の切りくずなどの生ごみからは、時間の経過とと
もにドリップが生じ、前記ごみ袋の底部に溜まる。これ
によって生ごみが腐敗し、雑菌が発生し、また雑菌の繁
殖によって腐敗が促進され、腐敗臭が発生する。特に夏
はドリップが多くなり、腐敗が促進され、多量の悪臭が
発生する。このため、簡単な対応策としては、新聞紙な
どを入れてドリップを吸収しているけれども、新聞紙を
入れるとその分ごみの量が増えてしまうという問題があ
り、またこれでは雑菌の繁殖、腐敗臭は防止できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、ごみ袋内で大きな占有空間を要することなしにド
リップの吸収率がよく、かつ生ごみの臭いを吸収し、雑
菌の繁殖を抑えることのできるごみ袋用ドリップ吸収シ
ートを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉砕されたパ
ルプに予め定める配合比で抗菌ポリマと、脱臭剤とが混
合された吸収体を含むことを特徴とするごみ袋用ドリッ
プ吸収シートである。
【0005】また本発明は、前記吸収体は、抗菌処理さ
れた多孔質シートから成る袋状体内に収容されることを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に従えば、ごみ袋用ドリップ吸収シート
は、たとえばごみ袋の底部に入れられて、この底部に溜
まる生ごみなどから出るドリップを吸収する。前記シー
トは吸収体を含んで構成されており、該吸収体には抗菌
ポリマと脱臭剤とが混合されるので、吸収体に吸収され
たドリップは、抗菌ポリマによって雑菌の繁殖が抑えら
れて腐敗の促進が防止され、またごみ袋に充満している
悪臭は前記脱臭剤で吸着され消臭される。
【0007】また本発明に従えば、前記吸収体は抗菌処
理された多孔質シートから成る袋状体内に収容されるの
で、吸収体がばらついたり、吸収体から出る粉が舞い上
がることなどがなく、使い勝手がよい。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の吸収シート1を
ポレエチレン製のポリ袋2に収容した状態の斜視図であ
る。ポリ袋2の底に収容された吸収シート1の上には、
野菜の切りくずや魚の粗などの生ごみが入れられ、この
生ごみから出るドリップが吸収シート1によって吸収さ
れる。
【0009】図2は、図1の吸収シート1の断面図であ
る。なお、同図は図解を容易にするため吸収シート1の
厚み方向に拡大して示されている。吸収シート1は、吸
収体4と、この吸収体4を被包する多孔質シートである
不織布5とを有する。
【0010】前記不織布5は抗菌性であり、これは繊維
のまわりに銅粉などの抗菌剤をコーティングしたり、ま
たは繊維の中に抗菌剤を練り込んだりして形成される。
このような不織布5は、展開した状態における幅方向両
端部が上下方向に重ねられた状態で接着されて筒状にな
り、この内部に吸収体4が介挿され、この状態で図3に
示すように不織布5の長手方向両端部6a,6bが加熱
シールまたはホットメルト接着剤で接合され、これによ
って吸収体4が封止される。このような状態の吸収シー
ト1は、本実施例では長さLはたとえば190mmに選
ばれ、幅Wはたとえば70mmに選ばれ、厚みHはたと
えば1〜2mmに選ばれる。(図3参照)またこの吸収
シート1の自重は5gで約150gの水分を吸収する能
力を有し、自重の約30倍の水分を吸収する。吸収シー
ト1の自重はごみにならないように1〜20g程度が好
ましく、吸収能力は30〜1000倍が好ましい。
【0011】再び図2を参照して前記吸収体4は、新聞
紙およびその他の産業廃棄物を粉砕してブレンドしたパ
ルプ7と、抗菌ポリマ8と、脱臭剤9とを混合して構成
され、その配合比はパルプ7:抗菌ポリマ8:脱臭剤9
=10:20:1が好ましい。
【0012】このような構成の吸収シート1によって生
ごみから発生したドリップは、不織布5を通過して吸収
体4に導かれ、パルプ7の繊維間に形成される微細な空
間を毛細管現象などの作用によって吸収されて行き、後
述する抗菌ポリマ8に付着し、これによって水分はゼリ
ー状に固められ、吸収される。このように固められるこ
とによって、臭いがゲル中に閉じ込められ、臭いの発生
は抑えられる。また抗菌ポリマ8は抗菌性を有するの
で、前記固めた水分の雑菌の繁殖を抑制し、水分の腐敗
の促進を防止する。また、すでに発生し空気中分散して
いる臭いは、脱臭剤で吸着し消臭される。このようにポ
リ袋2の中で吸収シート1が吸水して、吸収シート1の
回りの水分率が減少すると、水分の多い部分の水分が移
行しポリ袋2の中の水分は均一に減少する。
【0013】以下に、抗菌ポリマ8について説明する。
抗菌ポリマ8はアクリル酸ナトリウムに抗菌剤を電気的
に重合させて付着させて形成されるものであり、この特
徴は、従来の吸収ポリマに抗菌性を付与させた高機能性
ポリマと言える。
【0014】前記抗菌ポリマ8について、本件発明者は
以下のとおり実験を行った。すなわち抗菌性試験につい
ては、先ず接種用菌液の調整を行い、普通寒天斜面培地
で37℃,24時間培養後、滅菌生理食塩水に菌体を懸
濁させ、菌数が約107〜108/mlとなるように調整
した。
【0015】次ぎに樹脂サンプル1gに滅菌水100m
lを加え、よく撹拌した後、その20gを滅菌済み合成
樹脂製容器に入れ、菌液0.1mlを接種,混合し、蓋
をして室温で24時間保存した。
【0016】菌液接種直後および保存24時間後の生菌
数を測定し、抗菌性を判断した。なお、対象として滅菌
水20mlを用いて同様に試験した。このような試験方
法において、資料1(一般のポリマ)と資料2(本件の
抗菌ポリマ)とについて試験をしたところの結果は、以
下の表1に示されるようになる。
【0017】
【表1】
【0018】またこれに併せて、抗菌性以外の資料1と
資料2の性質を以下の表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表1および表2から分かるように資料2
は、吸水量および保水量が資料1とほぼ同一でありなが
ら、優れた抗菌力を持つ。
【0021】また吸収シート1について吸着試験を行っ
た結果を、以下の表3〜表6に示す。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】吸着試験を行ったガスとしては、アンモニ
アガス、トリメチルアミンガス、アセトアルデヒドガ
ス、二流化メチルガスについて実施した。試験方法とし
ては、アンモニアガスはガロン瓶(容量3.51)にシ
ート5×5cmを入れ、これに初期濃度320ppmの
アンモニア水を注入し素早く蓋をする。注入より24時
間後のアンモニアガスの濃度(平衡濃度)を測定する。
測定にはガス検知管を使用したところ表3に示されるよ
うな結果となった。
【0027】トリメチルアミンガスは、ガロン瓶(容量
3.51)にシート5×5cmを入れ、これに初期濃度
13ppmのトリメチルアミン水溶液を注入し素早く蓋
をする。注入より24時間後のトリメチルアミンガスの
濃度(平衡濃度)を測定する。測定にはガス検知管を使
用したところ表4に示されるような結果となった。
【0028】硫化水素ガスは、ガロン瓶(容量3.5
1)にシート5×5cmを入れ、これにガスボンベより
採取した初期濃度200ppmの硫化水素ガスを注入し
素早く蓋をする。注入より24時間後の硫化水素ガスの
濃度(平衡濃度)を測定する。測定にはガス検知管を使
用したところ表5に示されるような結果となった。
【0029】二流化メチルガスは、ガロン瓶(容量3.
51)にシート5×5cmを入れ、これに初期濃度30
ppmの二流化メチル標準液を注入し素早く蓋をする。
注入より24時間後の二流化メチルガスの濃度(平衡濃
度)を測定する。測定にはガス検知管を使用したところ
表6に示されるような結果となった。
【0030】また本発明の他の実施例として、前記パル
プ7,抗菌ポリマ8および脱臭剤9に加えて、さらに香
り成分としての芳香剤、たとえば森林の香りなどを加え
てもよく、また殺菌剤、たとえば塩化ベンザルコニウ
ム、安息香酸、銀ゼオライト等およびねこが嫌う忌避剤
を添加してもよい。
【0031】さらに本発明の他の実施例として、たとえ
ばわさびガス(アリルイソチオシアネート)などをカプ
セルの中に入れて、水が付着するとカプセルが割れて全
体に制菌作用を及ぼすようにしてもよい。
【0032】なお、本件の吸収シート1は、ごみ袋だけ
でなく、ごみ容器に用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ごみ袋に
ごみ袋用ドリップ吸収シートを収容して野菜などから出
るドリップを吸収させる。前記吸収シートを構成する吸
収体に混合される抗菌ポリマは、水分を吸収するととも
に抗菌性を有するので、抗菌ポリマによって吸収されて
固められた水分の雑菌の繁殖を抑えることができる。ま
たすでに発生している前記袋中の悪臭は、前記吸収体に
混合される脱臭剤によって吸収される。
【0034】このようにして水分を固め、雑菌の繁殖を
抑えるので腐敗が促進されるのを防止することができ、
またこれに脱臭剤の働きが付加されるので、特に夏など
にごみ袋から立ち込める嫌やな悪臭を防止することがで
き、快適な生活を送ることができる。
【0035】また、前記吸収体は抗菌処理された多孔質
シートから成る袋状体内に収容されるので、吸収体がば
らついたり、粉が舞い上がることなどがなく、使い勝手
がよい。また、前記シートも抗菌処理がされているの
で、より抗菌効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吸収シート1をポリエチレ
ン製のポリ袋2に収容した状態の斜視図である。
【図2】図1の吸収シート1の断面図である。
【図3】図1の吸収シート1の斜視図である。
【符号の説明】
1 吸収シート 2 ポリ袋 3 生ごみ 4 吸収体 5 不織布 7 パルプ 8 抗菌ポリマ 9 脱臭剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕されたパルプに予め定める配合比で
    抗菌ポリマと、脱臭剤とが混合された吸収体を含むこと
    を特徴とするごみ袋用ドリップ吸収シート。
  2. 【請求項2】 前記吸収体は、抗菌処理された多孔質シ
    ートから成る袋状体内に収容されることを特徴とする請
    求項1記載のごみ袋用ドリップ吸収シート。
JP18301693A 1993-07-23 1993-07-23 ごみ袋用ドリップ吸収シート Pending JPH0733201A (ja)

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JP18301693A JPH0733201A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ごみ袋用ドリップ吸収シート

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JP18301693A JPH0733201A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ごみ袋用ドリップ吸収シート

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JPH0733201A true JPH0733201A (ja) 1995-02-03

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ID=16128267

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JP18301693A Pending JPH0733201A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ごみ袋用ドリップ吸収シート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2255882A1 (es) * 2006-01-20 2006-07-01 Vileda Iberica, S.A. Sociedad En Comandita Bolsa de basura.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625103B2 (ja) * 1977-12-15 1987-02-03 Wasservogel Francois
JPH0158507B2 (ja) * 1980-12-19 1989-12-12 Canon Kk
JPH0218401B2 (ja) * 1983-10-13 1990-04-25 Mazda Motor

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