JPH0733187Y2 - 船舶接岸速度計 - Google Patents

船舶接岸速度計

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JPH0733187Y2
JPH0733187Y2 JP8355188U JP8355188U JPH0733187Y2 JP H0733187 Y2 JPH0733187 Y2 JP H0733187Y2 JP 8355188 U JP8355188 U JP 8355188U JP 8355188 U JP8355188 U JP 8355188U JP H0733187 Y2 JPH0733187 Y2 JP H0733187Y2
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JP
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ship
circuit
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signal
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JP8355188U
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幸三 田村
肇 安形
広志 斉藤
忠一 飯塚
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株式会社トキメック
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は例えば船舶が接岸するとき接岸位置から船舶
までの距離ならびに船舶の移動速度を測定する船舶接岸
速度計、特に測定値の異常を識別表示して接岸作業の安
全な遂行に関する。
[従来の技術] 第3図は例えば従来の船舶接岸速度計の構成を示す説明
図、第4図は電光表示盤の一例を示す正面図、第5図は
屋外表示器の一例を示す正面図、第6図は信号灯の一例
を示す正面図であり、 第3図において14は超音波放射の付勢信号の発生ならび
に船舶からの反射信号を受信して船舶までの距離や船舶
の移動速度を測定する計測部本体、15は海水中に設置さ
れ超音波の送波ならびに受波を行う送受波器、16は接岸
位置から船舶までの距離ならびに船舶の移動速度の情報
を接岸する船舶に向け伝達する電光表示盤、17は計測部
本体14近傍に配置され船舶までの距離ならびに船舶の移
動速度を表示する屋外表示器、18は船舶の移動速度の基
準速度との関連により緑色、黄色、赤色に区別しランプ
表示する信号灯、19は機器相互間を接続するケーブルで
ある。
従来の船舶接岸速度計は上記のように構成され、桟橋な
どに設置された計測部本体14は、船舶の接岸する船首お
よび船尾位置、即ちBOWおよびSTERNの海水中にそれぞれ
配置された送受波器15より船舶に向けての超音波の放射
を指令し、船舶よりの反射信号を受信して接岸位置から
船舶までの距離ならびに船舶の移動速度が測定され、電
光表示盤16に表示して接岸する船舶に向けその情報が伝
達される。
また計測部本体14に近接して配設される屋外表示器17に
表示される測定値は、無線電話などにより船舶へ伝達さ
れる。
それぞれの表示器には接岸する船舶のBOWならびにSTERN
について、船舶までの距離ならびにその移動速度が表示
され、船舶が桟橋から離岸するときは移動速度に負
(−)符号を付属して区別されている。
また信号灯18は緑色、黄色、赤色の3種類のランプ表示
を行い、例えば電光表示盤16による船舶の移動速度の数
字表示に代わり、接岸時において基準速度に従い船舶が
移動しているとき緑色信号灯18が点灯、移動速度が基準
速度から所定の値超えているとき黄色信号灯18が点灯、
更に基準速度から著しく超えているとき赤色信号灯18が
点灯し、それぞれ船舶の操船者へ移動速度の情報伝達が
行われている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の船舶接岸速度計では、船舶は所定距
離に到達してから接岸する迄の間、接岸位置との距離と
船舶の移動速度の測定がBOWならびにSTERNについて行わ
れているが、海水中に夾雑物、汚泥、気泡などがありそ
の影響により超音波の減衰が著るしくなって、測定に要
する十分な信号レベルの受信信号が得られない、即ち所
定のしきい値を超える受信信号が得られないことがあ
る。
また、送受波器15から放射される超音波ビームに対する
船舶の形状、気象、海象による船舶の動揺ならびに姿態
などが変化して反射信号レベルの低下や、船舶の反射位
置の変化による測定値の変動が許容値を超えて変化する
ことが発生する。
上記状態においても距離ならびに移動速度の測定および
その表示は行われており、測定値が変動したり測定誤差
が介入しても表示器における距離および移動速度の表示
ではその判別ができず安全且つ迅速な接岸が行えないと
いう問題点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、受信信号レベルがしきい値に達せずまたは反射波が
間欠的に発生しない欠測や、測定誤差が介入して測定値
が許容範囲を超えて変動するような状態を識別できる表
示を行い、接岸時の安全性と迅速性の向上が計れる船舶
接岸速度計を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る船舶接岸速度計は、周期的に海水中に超
音波を船舶へ向け放射し反射してきた超音波を受信する
送受波器と、該送受波器からの受信信号より接岸位置か
ら船舶までの距離ならびに船舶の移動速度を順次測定す
る計測データ処理回路と、該計測データ処理回路からの
接岸位置から船舶までの距離ならびに船舶の移動速度の
各測定値を表示する表示器と、前記超音波の放射後の所
定の時間帯域内において前記受信信号のレベルと第1設
定器で予め設定されたしきい値とを比較することで、受
信信号レベルが該しきい値以上であるか否かの2種類の
状態信号を出力する比較回路からなる受信信号検出回路
と、前記船舶の移動速度の測定値と前回の測定値との差
である偏差値を求める減算回路と、該偏差値と第2設定
器で予め設定された許容値とを比較することで、その偏
差値が設定された許容値以上であるか否かの2種類の状
態信号を出力する第2比較回路とからなる異常値検出回
路と、前記受信信号検出回路と前記異常値検出回路に接
続され、前記受信信号検出回路から受信信号レベルがし
きい値より小さい状態信号を受けたとき、または前記異
常値検出回路から前記偏差値が許容値以上の状態信号を
受けたときに異常状態を、それ以外のときに正常状態を
意味する2種類の状態信号を前記表示器へ出力する論理
回路からなる識別回路とを備え、前記表示器は、前記異
常状態を意味する状態信号を受けて測定値を表示するべ
き表示灯の少なくとも一部を点滅させるよう構成したも
のである。
[作用] この考案においては、船舶からの反射信号レベルを検出
する受信信号検出回路と、測定値の偏差値を検出する異
常値検出回路を設けたので、海水中における夾雑物、汚
泥、気泡などの影響を受け超音波の減衰による受信信号
レベルの低下や、また船舶の形状、動揺、姿態の変化な
どにより、反射波が間欠的に発生しない欠測や、測定誤
差が介入して測定値が許容範囲を超えて変動する状態が
それぞれ検出される。受信信号検出回路と異常値検出回
路からの出力は識別回路を経て電光表示盤、屋外表示
器、信号灯にそれぞれ点滅表示などにより表示され、測
定値の異常が識別できる。従って表示器には信頼できる
正確な測定値の表示が行われ、船舶へ正しい情報が伝達
され、船舶の接岸時の安全性ならびに迅速性が向上でき
る。
[実施例] この考案の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック図であり、 図において、1は超音波放射の付勢信号を発生しまた受
信信号を増幅する送受信回路、2は送受信回路1にて付
勢され超音波を放射しまた反射信号を受波する送受波
器、3は送受信回路1からの信号により船舶までの距離
ならびに船舶の移動速度を測定する測定データ処理回
路、4は船舶の接岸状態を表示する表示器、5は受信信
号を選択するゲート回路、6は受信信号のしきい値を設
定する第1設定器、7はいきいき値を超えた受信信号を
検知する受信信号検出回路、8は測定値の異常判別信号
を出力する識別回路を示している。
上記のように構成された船舶接岸速度計においては、所
定周期のタイミングにて送受波器2より海水中へ放射さ
れる超音波パルスは、船舶にて反射され再び送受波器2
を経て送受信回路1にて受信され、計測データ処理回路
3にて接岸位置より船舶での距離ならびに船舶の移動速
度が測定され測定値が表示器4へ表示される。
送受信回路1にて増幅された受信信号はゲート回路5に
より時間帯域が制限され、比較回路からなる受信信号検
出回路7にて受信信号レベルと第1設定器6のしきい値
とが比較され、受信信号レベルがしきい値以上にあると
き“H"レベルを、しきい値より小さいとき“L"レベルの
状態信号を出力する。
論理回路からなる識別回路8は、受信信号検出回路7か
らの状態信号の出力を受けてその状態信号が“H"レベル
のとき測定が正しく行われたことと判別し、表示器4で
計測データ処理回路3で測定された測定値の表示が行わ
れる。
若し受信信号レベルがしきい値に達しないとき、受信信
号検出回路7から“L"レベルの状態信号を受けた識別回
路8は断続信号を出力することで、表示器4の所定の部
位の表示灯を点滅表示させる。
船舶接岸速度計の表示器4としては各種用いられ、桟橋
から船舶の操船者へ測定値を伝達する電光表示盤16にお
いて、測定値異常の表示は例えば移動速度を示す数字又
は移動速度の方向を示す負符号を点滅させる。
計測部本体14に近接して配置される屋外表示器17の表示
内容に電光表示盤16と同一であるので測定値異常の表示
も同一に行なう。
信号灯18は電光表示盤16に代わり用いられ、移動速度を
識別表示する緑色、黄色、赤色の表示灯は、測定値が異
常を示すときは点灯している信号灯18または凡ての信号
灯18を点滅表示させる。
上記のとおり各表示器4の点滅表示により測定値の異常
を操船者へ適格に伝達できる。
第2図はこの考案の他の実施例を示すブロック図であ
り、1〜8は上記実施例と同一であり、 図において、9は超音波放射毎の測定値による偏差値の
許容範囲を決める第2設定器、10は超音波放射毎の測定
値の相互比較を行ってその差である偏差値を求める減算
回路と、該偏差値と第2設定器9の許容値とを比較し、
その偏差値が設定された許容値以上であるとき“H"レベ
ルを、許容値より小さいとき“L"レベルの状態信号を出
力する比較回路からなる異常値検出回路を示している 所定周期にて放射される超音波パルスの船舶より反射さ
れた受信信号により、測定される船舶の移動速度の前回
測定値との偏差値が第2設定器9による許容範囲を超え
測定値が急激に変化したときは測定値が異常であると判
定される。
即ち前回の測定値との偏差値が第2設定器9により設定
された許容範囲を超えたことは測定値の変動を示し、こ
れは船舶の形状、気象、海象による動揺、姿態の変化と
超音波放射ビームとの関連により受信信号レベルの低下
による欠測、または船舶の反射位置の変化に起因するも
ので、この状態においては測定値が変動して異常値検出
回路10の出力により識別回路8が作動し、例えば表示器
4へ点滅表示が行われる。
上記のとおり船舶接岸速度計は、海水中における超音波
の減衰が著るしく受信信号レベルが低下してしきい値に
到達しないとき、また船舶の形状、気象、海象による動
揺、姿態の変化などにより受信信号レベルの低下や反射
位置の変化によって測定値が間欠的に変化して、それぞ
れ受信信号検出回路7または異常値検出回路10により異
常が判別されその論理和をとる論理回路からなる識別回
路8が作動して表示器4にて点滅動作を行わせることが
できる。
[考案の効果] この考案は以上説明したとおり、受信信号レベルを検出
する受信信号検出回路ならびに測定値の変動を検出する
異常値検出回路を設ける簡単な構造により、 海水中における超音波の減衰が著るしくまた送信出力の
低下により受信信号レベルがしき値を超えないとき、ま
たは船舶の形状、動揺、姿態などが変化して間欠的に測
定不能になったり誤差が介入して測定値が変動すると、
受信信号検出回路ならびに異常値検出回路が出力を発生
して識別回路を作動させ、表示器4を点滅表示させて測
定値の異常または誤差が介入されることを識別表示す
る。
従って船舶接岸速度計の正常時の動作が区別でき常時正
しい情報の伝達が適格に行える。電光表示盤ならびに信
号灯の動作の信頼性が一層向上し、安全且つ迅速な船舶
の接岸作業を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック図、第2図
はこの考案の他の実施例を示すブロック図、第3図は従
来の船舶接岸速度計の構成を示す説明図、第4図は電光
表示盤の一例を示す正面図、第5図は屋外表示器の一例
を示す正面図、第6図は信号灯の一例を示す正面図であ
る。 図において、1は送受信回路、2は送受波器、3は計測
データ処理回路、4は表示器、5はゲート回路、6は第
1設定器、7は受信信号検出回路、8は識別回路、9は
第2設定器、10は異常値検出回路である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周期的に海水中に超音波を船舶へ向け放射
    し反射してきた超音波を受信する送受波器と、 該送受波器からの受信信号より接岸位置から船舶までの
    距離ならびに船舶の移動速度を順次測定する計測データ
    処理回路と、 該計測データ処理回路からの接岸位置から船舶までの距
    離ならびに船舶の移動速度の各測定値を表示する表示器
    と、 前記超音波の放射後の所定の時間帯域内において前記受
    信信号のレベルと第1設定器で予め設定されたしきい値
    とを比較することで、受信信号レベルが該しきい値以上
    であるか否かの2種類の状態信号を出力する比較回路か
    らなる受信信号検出回路と、 前記船舶の移動速度の測定値と前回の測定値との差であ
    る偏差値を求める減算回路と、該偏差値と第2設定器で
    予め設定された許容値とを比較することで、その偏差値
    が設定された許容値以上であるか否かの2種類の状態信
    号を出力する第2比較回路とからなる異常値検出回路
    と、 前記受信信号検出回路と前記異常値検出回路に接続さ
    れ、前記受信信号検出回路から受信信号レベルがしきい
    値より小さい状態信号を受けたとき、または前記異常値
    検出回路から前記偏差値が許容値以上の状態信号を受け
    たときに異常状態を、それ以外のときに正常状態を意味
    する2種類の状態信号を前記表示器へ出力する論理回路
    からなる識別回路とを備え、 前記表示器は、前記異常状態を意味する状態信号を受け
    て測定値を表示するべき表示灯の少なくとも一部を点滅
    させることを特徴とする船舶接岸速度計。
JP8355188U 1988-06-24 1988-06-24 船舶接岸速度計 Expired - Lifetime JPH0733187Y2 (ja)

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JPH026283U JPH026283U (ja) 1990-01-16
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