JPH07331767A - 壁パネルの取付構造 - Google Patents
壁パネルの取付構造Info
- Publication number
- JPH07331767A JPH07331767A JP15515994A JP15515994A JPH07331767A JP H07331767 A JPH07331767 A JP H07331767A JP 15515994 A JP15515994 A JP 15515994A JP 15515994 A JP15515994 A JP 15515994A JP H07331767 A JPH07331767 A JP H07331767A
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- Japan
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- wall panel
- piece
- mounting
- upper beam
- pin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラーメン工法における壁パネルを簡易・安価
にして、かつ上下方向の施工誤差等を吸収して梁材へ固
定する。 【構成】 下端を受け台上に支持する壁パネルの上端を
複数の取付具を介して上方の梁材に支持する壁パネルの
取り付けにおいて、壁パネルPの上部中央に採用する取
付具Fを、上方の梁材Aのたわみを吸収するよう上下方
向に摺動可能にして支持する。この取付具Fを、上方の
梁材Aの下片5に下方へ突出するように取り付けたボル
ト状のピン7と、このピン7の下部を挿入して支持する
ための長孔H1,H2を、壁パネル上枠8及びこの上枠
8を補強するために上枠頂面と止着する補強プレート9
に夫々形成する。
にして、かつ上下方向の施工誤差等を吸収して梁材へ固
定する。 【構成】 下端を受け台上に支持する壁パネルの上端を
複数の取付具を介して上方の梁材に支持する壁パネルの
取り付けにおいて、壁パネルPの上部中央に採用する取
付具Fを、上方の梁材Aのたわみを吸収するよう上下方
向に摺動可能にして支持する。この取付具Fを、上方の
梁材Aの下片5に下方へ突出するように取り付けたボル
ト状のピン7と、このピン7の下部を挿入して支持する
ための長孔H1,H2を、壁パネル上枠8及びこの上枠
8を補強するために上枠頂面と止着する補強プレート9
に夫々形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラーメン工法における壁
パネルを簡易・安価にして、かつ上下方向の施工誤差等
を吸収して梁材へ固定できるようになした壁パネルの取
付構造に関するものである。
パネルを簡易・安価にして、かつ上下方向の施工誤差等
を吸収して梁材へ固定できるようになした壁パネルの取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】隣接される柱H,H間で、かつ上下の梁
材A,B間あるいは基礎と梁材A間に壁パネルPを取り
付けるラーメン工法においては、一般に図10,11に
示す如く、上方の梁材Aの下端に凹溝Cを形成し、この
凹溝C内に壁パネルPの上端を斜下方より挿入(1)し、
この挿入部を中心にして壁パネルPを持ち上げつつ垂直
位置まで傾動(2)させ、次いで壁パネルPを落とし(3)、
この下端と下方の梁材Bまたは基礎上に突設した受片D
にて支持する所謂上げ落としの方式が採用されている。
材A,B間あるいは基礎と梁材A間に壁パネルPを取り
付けるラーメン工法においては、一般に図10,11に
示す如く、上方の梁材Aの下端に凹溝Cを形成し、この
凹溝C内に壁パネルPの上端を斜下方より挿入(1)し、
この挿入部を中心にして壁パネルPを持ち上げつつ垂直
位置まで傾動(2)させ、次いで壁パネルPを落とし(3)、
この下端と下方の梁材Bまたは基礎上に突設した受片D
にて支持する所謂上げ落としの方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしラーメン工法に
おける壁パネルは重量物であるため、上部の梁材凹溝へ
の持ち上げ挿入(1)、傾動(2)及び受け台への落とし(3)
の作業には多大な労力を要するものとなっている。この
ため、壁パネルを上げ落としすることなく壁パネルの下
端を受片上に載せた後、これを傾動させるだけで上方の
梁材に自動的に係止できる取付具が提案されている。こ
の取付具は特開平2−136447号公報に開示されて
いる。しかしながらこの取付具は壁パネルの下端を中心
として、前に起き上がらせ、起き上がり方向と直角かつ
下部に前後の当面を有する固着部を設けた梁材に前記壁
パネルの上端を取り付ける壁パネル取付金具であって、
壁パネル上端に固定された後、立上片上端の後向きの後
突片後縁に途切れ部を有し、かつ壁パネルの起上がりに
際して後の当面後方に位置しうる後係止片を立上げた後
金具、及び前立上片上端の前向きの前突片前縁に前係止
片を立上げ、かつ常時は壁パネルの起上がりに際して前
記固着部下方を通り抜け可能に前傾状態で保持される可
動金物と、該可動金物に固定されるとともに後方かつ前
記後突片上にのびる基片の後部に上方にのびる当片を有
し、前記壁パネルの起上がりに際して、該当片が後の当
面に衝合し、かつ該当片が前記途切れ部に臨む位置に後
動することにより前記可動金物を起立し、前記前係止片
を前記前の当面の前方に位置させる傾動金物とを有する
前金具から構成されている。さらに一般に大型の壁パネ
ルの上部には取付具を3箇所に採用される。このため、
壁パネルの建て込みには簡便さを有しても取付具の構造
が複雑なため高価となる欠点がある。
おける壁パネルは重量物であるため、上部の梁材凹溝へ
の持ち上げ挿入(1)、傾動(2)及び受け台への落とし(3)
の作業には多大な労力を要するものとなっている。この
ため、壁パネルを上げ落としすることなく壁パネルの下
端を受片上に載せた後、これを傾動させるだけで上方の
梁材に自動的に係止できる取付具が提案されている。こ
の取付具は特開平2−136447号公報に開示されて
いる。しかしながらこの取付具は壁パネルの下端を中心
として、前に起き上がらせ、起き上がり方向と直角かつ
下部に前後の当面を有する固着部を設けた梁材に前記壁
パネルの上端を取り付ける壁パネル取付金具であって、
壁パネル上端に固定された後、立上片上端の後向きの後
突片後縁に途切れ部を有し、かつ壁パネルの起上がりに
際して後の当面後方に位置しうる後係止片を立上げた後
金具、及び前立上片上端の前向きの前突片前縁に前係止
片を立上げ、かつ常時は壁パネルの起上がりに際して前
記固着部下方を通り抜け可能に前傾状態で保持される可
動金物と、該可動金物に固定されるとともに後方かつ前
記後突片上にのびる基片の後部に上方にのびる当片を有
し、前記壁パネルの起上がりに際して、該当片が後の当
面に衝合し、かつ該当片が前記途切れ部に臨む位置に後
動することにより前記可動金物を起立し、前記前係止片
を前記前の当面の前方に位置させる傾動金物とを有する
前金具から構成されている。さらに一般に大型の壁パネ
ルの上部には取付具を3箇所に採用される。このため、
壁パネルの建て込みには簡便さを有しても取付具の構造
が複雑なため高価となる欠点がある。
【0004】本発明は壁パネルの上部を固定する取付具
のうち、中央の一つを簡易な構造とし、かつ上下方向の
摺動を可能にして上方の梁材のたわみにも対応させ、安
全に簡易に壁パネルを取り付けるようになすことを目的
とする。
のうち、中央の一つを簡易な構造とし、かつ上下方向の
摺動を可能にして上方の梁材のたわみにも対応させ、安
全に簡易に壁パネルを取り付けるようになすことを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、下端を受け台上に支持する壁
パネルの上端を複数の取付具を介して上方の梁材に支持
する壁パネルの取り付けにおいて、壁パネルの上部両側
部に用いる取付具を上方の梁材の下片両側を挟むように
して支持する構成とし、中央部に採用する取付具を上方
の梁材のたわみを吸収するよう上下方向に摺動可能にし
て支持する構成としたことを要旨とする。
するためになしたもので、下端を受け台上に支持する壁
パネルの上端を複数の取付具を介して上方の梁材に支持
する壁パネルの取り付けにおいて、壁パネルの上部両側
部に用いる取付具を上方の梁材の下片両側を挟むように
して支持する構成とし、中央部に採用する取付具を上方
の梁材のたわみを吸収するよう上下方向に摺動可能にし
て支持する構成としたことを要旨とする。
【0006】
【作 用】壁パネルの上部両側部に用いる取付具を上方
の梁材の下片両側を挟むようにして支持する構成とし、
中央部に採用する取付具を上方の梁材のたわみを吸収す
るよう上下方向に摺動可能にして支持する構成とする。
そしてこの、壁パネル上部中央に用いる取付具を、上方
の梁材の下片に下方へ突出するように取り付けたボルト
状のピンと、このピンの下部を挿入して支持するための
長孔を、壁パネル上枠及びこの上枠を補強するために上
枠頂面と止着する補強プレートに夫々形成する。これに
より両側に用いる取付具より構成が簡易となり、安価に
提供できるとともに、壁パネル・上方の梁材への取り付
けが容易となり、さらに上方の梁材のたわみに対しても
スムーズに吸収できるものとなる。
の梁材の下片両側を挟むようにして支持する構成とし、
中央部に採用する取付具を上方の梁材のたわみを吸収す
るよう上下方向に摺動可能にして支持する構成とする。
そしてこの、壁パネル上部中央に用いる取付具を、上方
の梁材の下片に下方へ突出するように取り付けたボルト
状のピンと、このピンの下部を挿入して支持するための
長孔を、壁パネル上枠及びこの上枠を補強するために上
枠頂面と止着する補強プレートに夫々形成する。これに
より両側に用いる取付具より構成が簡易となり、安価に
提供できるとともに、壁パネル・上方の梁材への取り付
けが容易となり、さらに上方の梁材のたわみに対しても
スムーズに吸収できるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明壁パネルの取付構造を図面に示す
実施例にもとづいて説明する。図においてPは所要の大
きさと構成を備えた壁パネルで、この壁パネルPの下端
を基礎または下方の梁材B上に突設した受片D上に載せ
るようにして引掛けて支持するとともに、この下方の梁
材Bの上方に配設された上方の梁材Aと壁パネルPの上
端間を取付具E及び本発明による取付具Fにて支持す
る。
実施例にもとづいて説明する。図においてPは所要の大
きさと構成を備えた壁パネルで、この壁パネルPの下端
を基礎または下方の梁材B上に突設した受片D上に載せ
るようにして引掛けて支持するとともに、この下方の梁
材Bの上方に配設された上方の梁材Aと壁パネルPの上
端間を取付具E及び本発明による取付具Fにて支持す
る。
【0008】この取付具Eは大型の壁パネルPにおいて
は、上部の両端部分に配置し、そして中央部分には取付
具Eよりも簡易な構成の取付具Fを配設し、取付具Eは
図8乃至図9に示す如く壁パネルPの上端枠に固定さ
れ、上方の梁材Aの下部後端と対設するようになした取
付具本体1と、この取付具本体1に対して可動的に取り
付けられ、前記上方の梁材Aの下部前端と対設される補
助金具2とより構成されるとともに、この補助金具2は
取付具本体1に対して可動的に保持されるボルト4にて
取付具本体1と補助金具2とを固定し、上方の梁材Aの
下部前後より挟持するようになっている。またこの補助
金具2には壁パネルPを図9(1)に示すように傾斜状
態より垂直状態に起こす際、上方の梁材Aの下片5に当
接して補助金具2を起立させるための可動金具3が設け
られている。
は、上部の両端部分に配置し、そして中央部分には取付
具Eよりも簡易な構成の取付具Fを配設し、取付具Eは
図8乃至図9に示す如く壁パネルPの上端枠に固定さ
れ、上方の梁材Aの下部後端と対設するようになした取
付具本体1と、この取付具本体1に対して可動的に取り
付けられ、前記上方の梁材Aの下部前端と対設される補
助金具2とより構成されるとともに、この補助金具2は
取付具本体1に対して可動的に保持されるボルト4にて
取付具本体1と補助金具2とを固定し、上方の梁材Aの
下部前後より挟持するようになっている。またこの補助
金具2には壁パネルPを図9(1)に示すように傾斜状
態より垂直状態に起こす際、上方の梁材Aの下片5に当
接して補助金具2を起立させるための可動金具3が設け
られている。
【0009】また壁パネルP上部中央に配設される取付
具Fは、図1乃至図3に詳示する実施例の如く上方の梁
材Aの下片5に挿通し、ナット6にて固定したボルト状
のピン7と壁パネルPの上枠8の頂面にビス止めまたは
釘止めされる長孔Hを備えた補強プレート9とより成
る。
具Fは、図1乃至図3に詳示する実施例の如く上方の梁
材Aの下片5に挿通し、ナット6にて固定したボルト状
のピン7と壁パネルPの上枠8の頂面にビス止めまたは
釘止めされる長孔Hを備えた補強プレート9とより成
る。
【0010】ピン7は上端にピン径より大径なる頭部7
1を備え、この頭部近くのピン7外周面には雄ねじ72
を刻設し、ピン7中央部より先端にかけてねじを刻設し
ていない単なる丸棒状とし、かつ下端を先細状とし、こ
れにより上方の梁材Aの下片5に、その上方より下方に
向かって挿通したピン7にナット6を螺合し、下片5を
頭部71とナット6間にて強く挟持して固定し、ピン7
を下片5の下方へ垂直に突出せしめる。
1を備え、この頭部近くのピン7外周面には雄ねじ72
を刻設し、ピン7中央部より先端にかけてねじを刻設し
ていない単なる丸棒状とし、かつ下端を先細状とし、こ
れにより上方の梁材Aの下片5に、その上方より下方に
向かって挿通したピン7にナット6を螺合し、下片5を
頭部71とナット6間にて強く挟持して固定し、ピン7
を下片5の下方へ垂直に突出せしめる。
【0011】壁パネルPの上枠8及びこの上枠8頂面に
固定する補強プレート9には壁パネルPの長手方向にそ
った長孔H1,H2を夫々穿孔する。そしてこの長孔H
1,H2はその短径をピン7の外径より若干大すなわち
長孔H1,H2内にピン7が容易に、かつ許容された誤
差範囲の隙間が生じる程度に挿入可能とし、長径は壁パ
ネルP取付時、その長手方向へ移動可能にして調整しう
るようにして定めるものとし、かつ上枠8と補強プレー
ト9の長孔H1,H2の位置を合わせるものとする。
固定する補強プレート9には壁パネルPの長手方向にそ
った長孔H1,H2を夫々穿孔する。そしてこの長孔H
1,H2はその短径をピン7の外径より若干大すなわち
長孔H1,H2内にピン7が容易に、かつ許容された誤
差範囲の隙間が生じる程度に挿入可能とし、長径は壁パ
ネルP取付時、その長手方向へ移動可能にして調整しう
るようにして定めるものとし、かつ上枠8と補強プレー
ト9の長孔H1,H2の位置を合わせるものとする。
【0012】従ってこの取付具Fは壁パネルPの上枠8
に長孔H1を穿孔し、これに合わせて予め補強プレート
9をビス止めしておく。そして壁パネルPを下方の梁材
B上に載置して起こしたとき、図9に示す如く両端の取
付具E,Eにてまず壁パネルPが上方の梁材Aの下片5
を挟むようにして保持される。その後上方の梁材Aの下
片5にピン7を挿通しナット6にて固定する際、ピン7
下端を前記長孔H1,H2内に挿通し取り付けるもの
で、これにより大型の壁パネルPの上部は3箇所の取付
具E,F,Eにて上方の梁材Aに固定されるものであ
る。このとき壁パネルPはピン7の長手方向に沿って、
すなわち上下方向にて摺動し調整可能となる。図1はこ
の取付時の説明図である。
に長孔H1を穿孔し、これに合わせて予め補強プレート
9をビス止めしておく。そして壁パネルPを下方の梁材
B上に載置して起こしたとき、図9に示す如く両端の取
付具E,Eにてまず壁パネルPが上方の梁材Aの下片5
を挟むようにして保持される。その後上方の梁材Aの下
片5にピン7を挿通しナット6にて固定する際、ピン7
下端を前記長孔H1,H2内に挿通し取り付けるもの
で、これにより大型の壁パネルPの上部は3箇所の取付
具E,F,Eにて上方の梁材Aに固定されるものであ
る。このとき壁パネルPはピン7の長手方向に沿って、
すなわち上下方向にて摺動し調整可能となる。図1はこ
の取付時の説明図である。
【0013】また図4、図5に示す他の実施例は図1、
図2に示す実施例と同様壁パネルPの上下方向への調整
を可能として取り付けられるようにした実施例を示し、
壁パネルPの上枠8に取付下地10を釘止めまたはビス
止めして突設し、また上方の梁材Aの下片50の下部外
側に嵌合する振止取付金具11を配設し、かつこの振止
取付金具11に下方に突設した取付片12を前記取付下
地10の側面にそわせ、この取付片12に設けた長孔1
3内にビス14を挿通して取付下地10に固定するもの
で、この場合断面コ字形をした振止取付金具11内に下
片50を嵌挿させているだけであるため、上下方向の摺
動は可能となる。なお上方の梁材Aは図1、図2に示す
ようにH型鋼の他に図4に示すようラチス梁を用いるこ
とも可能で、下片5,50の形状が異なっても下片5,
50の前後部より挟むようにして保持することは同じで
ある。この上方の梁材Aの下片50と振止取付金具11
との間には仮止用ブチルテープ5Tを配設し、壁パネル
Pの仮止作業を容易にするものである。
図2に示す実施例と同様壁パネルPの上下方向への調整
を可能として取り付けられるようにした実施例を示し、
壁パネルPの上枠8に取付下地10を釘止めまたはビス
止めして突設し、また上方の梁材Aの下片50の下部外
側に嵌合する振止取付金具11を配設し、かつこの振止
取付金具11に下方に突設した取付片12を前記取付下
地10の側面にそわせ、この取付片12に設けた長孔1
3内にビス14を挿通して取付下地10に固定するもの
で、この場合断面コ字形をした振止取付金具11内に下
片50を嵌挿させているだけであるため、上下方向の摺
動は可能となる。なお上方の梁材Aは図1、図2に示す
ようにH型鋼の他に図4に示すようラチス梁を用いるこ
とも可能で、下片5,50の形状が異なっても下片5,
50の前後部より挟むようにして保持することは同じで
ある。この上方の梁材Aの下片50と振止取付金具11
との間には仮止用ブチルテープ5Tを配設し、壁パネル
Pの仮止作業を容易にするものである。
【0014】さらに図6、図7に示す他の実施例は取付
具Fを上部取付具15と下部取付具18に分割したもの
であって、この上部取付具15は金属板をL字形とし、
この一片に穿孔した孔15Hと上方の梁材Aの下片50
に設けた孔とを合わせ、これにボルト16を挿通し、ナ
ット17を螺合して上部取付具15を下片50の下面に
突設し、また下部取付具18もL字形とし、その水平片
を壁パネルPの上枠8にビス19にて固定するととも
に、他方をその中央部に2本の切目を入れ、この中央片
18bを両側の側片18a,18aとの間に隙間を生じ
るように屈曲して形成し、この側片18a、中央片18
b間の隙間に前記上部取付片15の下部を図6に示すよ
うに挿入し、上下方向への摺動を可能にして係着するも
のである。
具Fを上部取付具15と下部取付具18に分割したもの
であって、この上部取付具15は金属板をL字形とし、
この一片に穿孔した孔15Hと上方の梁材Aの下片50
に設けた孔とを合わせ、これにボルト16を挿通し、ナ
ット17を螺合して上部取付具15を下片50の下面に
突設し、また下部取付具18もL字形とし、その水平片
を壁パネルPの上枠8にビス19にて固定するととも
に、他方をその中央部に2本の切目を入れ、この中央片
18bを両側の側片18a,18aとの間に隙間を生じ
るように屈曲して形成し、この側片18a、中央片18
b間の隙間に前記上部取付片15の下部を図6に示すよ
うに挿入し、上下方向への摺動を可能にして係着するも
のである。
【0015】このように大型の壁パネルPを上方の梁材
Aに取付具E,Fを介して取り付ける際、上方の梁材A
にかかる荷重にてこれがたわむ場合、この上方の梁材A
のたわみは柱Hに固定された端部より柱H,H間の中間
部分が大きくなる。この上方の梁材Aのたわみに応じて
壁パネルPの中央部に配する取付具Fを簡易な構成とす
るとともに、上下方向への摺動を可能としているので、
上方の梁材Aのたわみは円滑に吸収することができる。
さらに風圧等にて壁パネルPにかかる面圧は両側の取付
具E,Eと、中央部の取付具Fとにて上方の梁材Aに伝
達され、強固に支持されるものとなる。
Aに取付具E,Fを介して取り付ける際、上方の梁材A
にかかる荷重にてこれがたわむ場合、この上方の梁材A
のたわみは柱Hに固定された端部より柱H,H間の中間
部分が大きくなる。この上方の梁材Aのたわみに応じて
壁パネルPの中央部に配する取付具Fを簡易な構成とす
るとともに、上下方向への摺動を可能としているので、
上方の梁材Aのたわみは円滑に吸収することができる。
さらに風圧等にて壁パネルPにかかる面圧は両側の取付
具E,Eと、中央部の取付具Fとにて上方の梁材Aに伝
達され、強固に支持されるものとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明壁パネルの取付構造は、壁パネル
の上部両側部に用いる取付具を上方の梁材の下片両側を
挟むようにして支持する構成とし、中央部に採用する取
付具を上方の梁材のたわみを吸収するよう上下方向に摺
動可能にして支持する構成としているため、上方の梁材
のたわみを壁パネルに伝えることがなく、しかも風圧等
に対しては強固に支持できる利点がある。また壁パネル
上部中央に用いる取付具を、上方の梁材の下片に下方へ
突出するように取り付けたボルト状のピンと、このピン
の下部を挿入して支持するための長孔を、壁パネル上枠
及びこの上枠を補強するために上枠頂面と止着する補強
プレートに夫々形成しているため、構成が簡易で安価に
提供でき、かつ取り付けも容易に確固に行える利点があ
る。
の上部両側部に用いる取付具を上方の梁材の下片両側を
挟むようにして支持する構成とし、中央部に採用する取
付具を上方の梁材のたわみを吸収するよう上下方向に摺
動可能にして支持する構成としているため、上方の梁材
のたわみを壁パネルに伝えることがなく、しかも風圧等
に対しては強固に支持できる利点がある。また壁パネル
上部中央に用いる取付具を、上方の梁材の下片に下方へ
突出するように取り付けたボルト状のピンと、このピン
の下部を挿入して支持するための長孔を、壁パネル上枠
及びこの上枠を補強するために上枠頂面と止着する補強
プレートに夫々形成しているため、構成が簡易で安価に
提供でき、かつ取り付けも容易に確固に行える利点があ
る。
【図1】本発明壁パネルの取付構造の一実施例を示す外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】同要部の拡大断面図である。
【図3】補強プレートの平面図である。
【図4】異なる実施例の拡大断面図である。
【図5】同振止取付金具の斜視図である。
【図6】異なる実施例の拡大断面図である。
【図7】同上部・下部両取付具の斜視図である。
【図8】壁パネル上部両側に設ける取付具の説明図であ
る。
る。
【図9】同取付具を用いた壁パネルの取付説明図であ
る。
る。
【図10】公知例の取付説明図である。
【図11】同外観図である。
P 壁パネル A 梁材 D 受片 E 取付具 F 取付具 1 取付具本体 2 補助金具 3 可動金具 5 下片 7 ピン 8 上枠 9 補強プレート
Claims (2)
- 【請求項1】 下端を受け台上に支持する壁パネルの上
端を複数の取付具を介して上方の梁材に支持する壁パネ
ルの取り付けにおいて、壁パネルの上部中央に採用する
取付具を、上方の梁材のたわみを吸収するよう上下方向
に摺動可能にして支持する構成としたことを特徴とする
壁パネルの取付構造。 - 【請求項2】 壁パネル上部中央に用いる取付具を、上
方の梁材の下片に下方へ突出するように取り付けたボル
ト状のピンと、このピンの下部を挿入して支持するため
の長孔を、壁パネル上枠及びこの上枠を補強するために
上枠頂面と止着する補強プレートに夫々形成して成る請
求項1記載の壁パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15515994A JPH07331767A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 壁パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15515994A JPH07331767A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 壁パネルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331767A true JPH07331767A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15599819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15515994A Withdrawn JPH07331767A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 壁パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07331767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117344932A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-01-05 | 福建建工装配式建筑研究院有限公司 | 钢筋混凝土及发泡陶瓷复合外挂墙板及其施工方法 |
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1994
- 1994-06-14 JP JP15515994A patent/JPH07331767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117344932A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-01-05 | 福建建工装配式建筑研究院有限公司 | 钢筋混凝土及发泡陶瓷复合外挂墙板及其施工方法 |
CN117344932B (zh) * | 2023-12-04 | 2024-02-02 | 福建建工装配式建筑研究院有限公司 | 钢筋混凝土及发泡陶瓷复合外挂墙板及其施工方法 |
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