JPH0733164Y2 - 車速センサ - Google Patents

車速センサ

Info

Publication number
JPH0733164Y2
JPH0733164Y2 JP3547789U JP3547789U JPH0733164Y2 JP H0733164 Y2 JPH0733164 Y2 JP H0733164Y2 JP 3547789 U JP3547789 U JP 3547789U JP 3547789 U JP3547789 U JP 3547789U JP H0733164 Y2 JPH0733164 Y2 JP H0733164Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed sensor
wheel
tip
attachment hole
elastic ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3547789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02128954U (ja
Inventor
紀久 笹野井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP3547789U priority Critical patent/JPH0733164Y2/ja
Publication of JPH02128954U publication Critical patent/JPH02128954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733164Y2 publication Critical patent/JPH0733164Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、コグホイールと電磁誘導起電型のスピード
センサによって構成される車速センサに関する。
(従来の技術) 例えば自動2輪車のフロントディスクブレーキがアンチ
ロックブレーキとして機能させたものでは、そのシステ
ム化のために、スピードメータのような機械式のものと
は別に、より詳細にフロントホイールの回転数を検出す
る必要がある。
第4図、第5図は、自動2輪車のフロントホイール周り
を示すものである。
左右のフロントフォーク1a,1bに、フロントアクスルシ
ャフト2の両端が軸架され、その上にベアリング5,5を
介してフロントホイール3のハブ4が回転自在に軸支さ
れる。
ハブ4の両側には、フロントディスクブレーキのディス
ク6a,6bが締着ボルト7a,7bにより固定され、ディスク6
a,6bの外周部に装備されるフロントキャリパ8a,8bは、
フロントフォーク1a,1bにキャリパボルト9a,9bによって
固定される。
また、ハブ4の一側には、スピードメータギアボックス
10が連設され、ハブ4に連動するスピードメータギアの
回転をスピードメータに導くようになっている。
一方、一側のディスク6bに重ねて、コグホイール11が締
着ボルト7bにより共締めされ、その外周に形成された歯
部12に近接して、スピードセンサ13がフロントフォーク
1bに取着けられる。スピードセンサ13にはコグホイール
11によって誘導起電のパルスが発生し、これをコンピュ
ータで演算してフロントホイール速度が求められる。
上記スピードセンサ13の先端のコグホイール歯部12の歯
先との間のエアギャップは、正確に管理される必要があ
る。従来では、シックネスゲージで適正なギャップ量を
決定した上で、取着部のシム調整あるいはアジャストス
クリューとロックナットによる調整方法が用いられた。
このため、スピードセンサの組付けやメンテナンスの作
業が極めて手間のかかるものとなっていた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、上記のような問題に鑑みてなされたもの
で、スピードセンサ先端部とコグホイール歯先とのエア
ギャップを随時ワンタッチで適正値に調整できる車速セ
ンサの提供を目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的をもって、この考案の車速センサは、ホイー
ルに固定されたコグホイールと、先端部がその歯部に近
接対向し、誘磁起電によるパルス信号を出力するスピー
ドセンサとによって、上記ホイールの回転数が検出され
るものにおいて、スピードセンサ外径より僅かに大きい
内径のスピードセンサ取着孔が備えられ、取着孔内に形
成された周溝に弾性体リングが突出して嵌合され、この
弾性体リングの内孔にスピードセンサが圧嵌して保持さ
れるものであって、上記周溝の先端側の側面にチャンフ
ァ状の傾斜面が設けられて、弾性体リングとの間に断面
3角形の隙間が形成された構成になるものである。
(作用) このようにしたので、スピードセンサを弾性体リングに
押し込むと、弾性体リングに先端方向への剪断応力が発
生し、3角形の隙間内に倒れ込んで傾斜面に接し、その
後はスピードセンサが弾性体リング内を滑って前進し、
先端がコグホイール歯先に当って停止される。
これで組付けが完了するもので、手を離すと、上記剪断
応力によって弾性体リングが復元し、その分スピードセ
ンサが後退して歯先との間にエアギャップがあく。
すなわち、弾性体リングによるロールバックを利用した
もので、エアギャップ量は、傾斜面による隙間の大きさ
に関連して得られ、適切な傾斜面の設定により適正値が
決定される。
その後は随時スピードセンサを押し込むことで、常に適
正なエアギャップ量が調整される。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図において、符号14で示したのは、スピードセンサ
ホルダで、スピードンサ13の外径より僅かに大きい内径
の取着孔15があき、取着孔15に複数本の周溝16が形成さ
れる。
この周溝16には、コグホイール11方向の先端側の側面
に、チャンファ状の傾斜面18が形成されている。
そして周溝16には、取着孔15の内径より僅かに小さい内
径の弾性体リング17が嵌合され、その内径部が取着孔15
より突出して備えられる。上記傾斜面18との間には断面
3角形の隙間が形成される。
スピードセンサ13は、弾性体リング17,17に圧嵌して保
持される。
組付けのときは、スピードセンサ13を先端13aから弾性
体リング17内径に押し込むようにする。弾性体リング17
の内径部は、摩擦力によって先端方向へ押し出されて3
角形の隙間内に傾き、先端面が傾斜面18に接する。この
状態からは、スピードセンサ13が滑って進み、先端13a
がコグホイール歯部12の歯先に接するまで押し込まれる
(第2図)。
こうして手を離すと、前記剪断応力により弾性体リング
17,17が復元し、スピードセンサ13がロールバックして
第3図の状態に後退し、先端13aにエアギャップ19が設
けられる。このエアギャップ量Gは傾斜面18の軸方向の
傾斜幅にほぼ一致する。
実際上では、このエアギャップ量Gは0.35〜0.65程度に
設計され、これに合せて傾斜面18の大きさが設定され
る。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案に係る車速センサは、ホイール固
定されたコグホイールと、先端部がその歯部に近接対向
し、誘磁起電によるパルス信号を出力するスピードセン
サとによって、上記ホイールの回転数が検出されるもの
において、スピードセンサ外径より僅かに大きい内径の
スピードセンサ取着孔が備えられ、取着孔内に形成され
た周溝に弾性体リングが突出して嵌合され、この弾性体
リングの内孔にスピードセンサが圧嵌して保持されるも
のであって、上記周溝の先端側の側面にチャンファ状の
傾斜面が設けられて、弾性体リングとの間に断面3角形
の隙間が形成されたもので、組付け時、あるいは組付け
後の随時に、ワンタッチでエアギャップ量を適正に設定
あるいは調整することができ、作業性を大幅に改善する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す車速センサの縦断面
図、第2図は第1図車速センサの取着け時の状態を示す
拡大した縦断面図、第3図は第2図車速センサの取着け
後の状態を示す拡大した縦断面図、第4図はアンチロッ
クブレーキ装置を備えた自動2輪車のフロントホイール
周りを示す側面図、第5図はアンチロックブレーキ装置
を備えた自動2輪車のフロントホイール周りを示す縦断
正面図である。 11……コグホイール、12……歯部、13……スピードセン
サ、13a……先端、14……スピードセンサホルダ、15…
…取着孔、16……周溝、17……弾性体リング、18……傾
斜面、19……エアギャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイールに固定されたコグホイールと、先
    端部がその歯部に近接対向し、誘磁起電によるパルス信
    号を出力するスピードセンサとによって、上記ホイール
    の回転数が検出されるものにおいて、スピードセンサ外
    径より僅かに大きい内径のスピードセンサ取着孔が備え
    られ、取着孔内に形成された周溝に弾性体リングが突出
    して嵌合され、この弾性体リングの内孔にスピードセン
    サが圧嵌して保持されるものであって、上記周溝の先端
    側の側面にチャンファ状の傾斜面が設けられて、弾性体
    リングとの間に断面3角形の隙間が形成されたことを特
    徴とする車速センサ。
JP3547789U 1989-03-30 1989-03-30 車速センサ Expired - Lifetime JPH0733164Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3547789U JPH0733164Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 車速センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3547789U JPH0733164Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 車速センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02128954U JPH02128954U (ja) 1990-10-24
JPH0733164Y2 true JPH0733164Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31540873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3547789U Expired - Lifetime JPH0733164Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 車速センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733164Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02128954U (ja) 1990-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4966380A (en) Driving wheel for a bicycle or the like, including a sensor for measuring the transmitted torque, and a bicycle equipped with such a wheel
US3936684A (en) Angular velocity detector assembly for wheels of motor vehicles having anti-skid brake systems
KR20050092753A (ko) 센서 부착 허브 유닛
JPH0733164Y2 (ja) 車速センサ
JP2530283Y2 (ja) 二輪車用速度検出装置
JPS595865B2 (ja) ソクドセンサクミタテタイ
KR100206448B1 (ko) 차륜 회전 속도 검출 장치 및 픽업 센서
EP1176324B1 (fr) Ensemble roulement interface comprenant au moins une zone de déformation élastique et ensemble de freinage le comprenant
JP2604276Y2 (ja) 回転速度検出センサ付き転がり軸受ユニット
JP2572198Y2 (ja) 車輪速度検出装置
JPS63206661A (ja) 車両の車輪速検出装置
JP2004092770A (ja) ディスクブレーキ
JP2689465B2 (ja) 車輪用軸受ユニット
JP6460461B2 (ja) 車輪速センサの取付構造
JP3574201B2 (ja) 車軸用軸受装置
JP6429117B2 (ja) 車輪速センサの取付構造
JPS635472U (ja)
JPS6015740Y2 (ja) デイスクブレ−キ装置におけるブレ−キデイスクの取付装置
JPH05213164A (ja) アンチスキッドブレーキ装置
KR970046019A (ko) 에이, 비이, 에스 치차 휠 장착구조
JPS5930561B2 (ja) 自動二輪車における後輪およびそのブレ−キデイスクの支持装置
JPH08183303A (ja) 車軸用軸受装置
JPS6011303Y2 (ja) ブレ−キドラムの摩耗限度表示装置
JP2883541B2 (ja) ホイール用ハブユニット軸受装置
JPH01276070A (ja) 車軸軸受の回転数検出装置