JPH073312B2 - 連続焼成炉 - Google Patents

連続焼成炉

Info

Publication number
JPH073312B2
JPH073312B2 JP5237690A JP5237690A JPH073312B2 JP H073312 B2 JPH073312 B2 JP H073312B2 JP 5237690 A JP5237690 A JP 5237690A JP 5237690 A JP5237690 A JP 5237690A JP H073312 B2 JPH073312 B2 JP H073312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
reducing
firing
flame
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5237690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03255884A (ja
Inventor
俊道 森岡
靖久 平野
朗 岩橋
正孝 松尾
和美 倉吉
章生 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP5237690A priority Critical patent/JPH073312B2/ja
Publication of JPH03255884A publication Critical patent/JPH03255884A/ja
Publication of JPH073312B2 publication Critical patent/JPH073312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は連続焼成炉に関し、詳しくは還元処理の手法
に特徴を有する連続焼成炉に関する。
(従来の技術) 陶磁器タイルその他の焼成物は、これを各種焼成炉で素
地のまま焼成したり、或いは表面に釉薬を掛けて焼成す
ることにより得られる。
このようにして得られた焼成物は、焼成の際の雰囲気に
よって色彩が微妙に変化し、特に、還元雰囲気下の焼成
において時として味わい深い色彩・模様が得られる。
このようなことから、従来、焼成炉内で焼成物を焼成す
る際還元雰囲気を造り出し、焼成と同時に表面還元処理
することが行われている。
この還元雰囲気は、一般にバーナの空燃比を通常の焼成
の際より低くして燃料ガスを不完全燃焼させることによ
り造り出しているが、このような還元雰囲気による還元
焼成では、還元条件を均等に保持し制御することが以下
に詳述するように極めて困難である。
焼成物の還元は、この焼成物中の酸素を奪うことにより
なされる。この焼成物還元のために用いられる還元ガス
としては、カーボン,水素を含む燃料ガス(例えばプロ
パンガス)を用いた場合には、バーナ火炎によって分解
生成するCO,H2ガスの混合ガスで、この中COガスは、ガ
ス中にCが多量にあり且つ1200℃以上の高温域では比較
的安定であるが、それら条件を満たさない場合には不安
定で、多少でもO2があるとCO2になり、温度が下がるに
つれてカーボンデポジション反応によりCとCO2に分解
してしまい、還元ガスとして機能しなくなる。
而して焼成炉内で還元雰囲気を造り出して焼成物の還元
を行う場合、還元雰囲気を前後工程の雰囲気等外部雰囲
気から完全に遮断することは極めて困難であって、焼成
物の還元に好適な還元雰囲気を確保することは困難であ
る。
また還元処理の際の焼成物の温度も重要な要因であり、
焼成物の温度を調整しつつかかる還元雰囲気中で焼成物
を均等に還元することは至難となる。
このように従来の焼成物の還元処理方法にあっては、均
一な所望の還元色を有する製品を安定して製造すること
ができないのが実情であった。
そこで本発明者等は、搬送方向に沿って並設したローラ
上に焼成物を載せてそれらローラの回転により該焼成物
を移動させつつ焼成を行う形式の連続焼成炉において、
焼成帯後の焼成物の移動路に対して還元バーナを近接配
設してなる還元処理帯を連設し、その還元バーナから還
元火炎を噴出させて焼成物表面に直接吹き付けることに
より、焼成物に対して焼成直後に独立に還元処理するこ
とを考えた。
このようにすると、バーナから一定の流速で吹き出され
る還元火炎によって還元処理部分を外部雰囲気から遮断
することができ、従って還元条件を均一に制御・保持す
ることが容易となって、還元を良好に行うことができ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら例えば第3図のような連続焼成においては
例えばタイル等焼成物100がローラ102上を所定の間隙を
隔てて搬送されて行くことから、ローラ102下部の空間
が大きい場合には還元バーナ104から焼成物100に向けて
噴出された火炎が焼成物100が通過する毎に乱れたり変
化したりして、還元が今一つ十分均一に行われない。
これは、図に示しているようにバーナ104からの火炎が
焼成物間の間隙を通じてローラ102の下方まで突き抜け
てしまうためその部分の圧力損失が低下し、バーナから
の吐出流量バランスが変化することによって、タイル等
焼成物が火炎の部分を通過する毎に火炎が揺れたり状態
変化してしまい、従って還元条件が変化してしまって均
一に保持されないことに起因するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、搬送方向に沿って並設したローラ
上に焼成物を載せてそれらローラの回転により該焼成物
を移動させつつ焼成を行う形式の連続焼成炉において、
焼成物体の搬送路に近接して配置された還元バーナを有
し、焼成帯から送り込まれた焼成直後の焼成物に対して
該バーナより還元炎を直接吹き付けて還元処理すると共
に、該バーナと対向するローラに近接して遮蔽体を位置
させ、該遮蔽体により該バーナからの還元炎がローラの
間隙を突き抜けるのを防止するように成した還元処理帯
を配設したことにある。
(作用及び発明の効果) 本発明の連続焼成炉においては、還元処理用バーナと対
向するローラに近接して遮蔽体が位置し、この遮蔽体の
作用で該バーナからの火炎がローラの間隙を通って他方
に突き抜けるのが防止される。従ってタイル等焼成物が
還元火炎の噴出部分を通過する毎に火炎が大きく乱れる
等の状態変化を抑制できるので、焼成物表面が均一な条
件の下で安定的に還元される。これにより安定した所望
の還元色を有する製品が得られるようになる。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図及び第2図において10は連続焼成炉であって、上
下中間位置に多数のローラ12が並設されており、これら
ローラ12の回転によりタイル等焼成物14を連続的に搬送
しつつ焼成するようになっている。
この連続焼成炉10の焼成帯後方の還元処理帯には、還元
バーナ16が下向きに配設されている。この還元バーナ16
は、還元炎を噴出してこれを焼成物14表面に直接吹き付
け、以てその表面を焼成と独立して還元処理するもので
ある。尚20は排気ダクトである。
本例の連続焼成炉10においては、還元バーナ16の直下及
びその前後一定範囲に亘って、ローラ12の下側空間を埋
めるように耐火材製遮蔽体18が形成され、バーナ16から
の還元炎がローラ12の間隙を通って下方に突き抜けるの
が防止されている。
この連続焼成炉10にあっては、ローラ12により焼成物14
を炉の入口から出口に向けて搬送する間に、具体的には
焼成物14が炉の焼成帯を通過する際に焼成が行われ、ま
たその焼成帯の後方の還元処理帯においてバーナ16によ
る還元処理が行われる。即ちバーナ16の直下を通る焼成
物14表面に対してバーナ16から噴出された還元炎が直接
吹き付けられ(望ましくは距離15〜80mmの位置から)、
以てその表面の還元が行われる。この還元は極めて短時
間に行われ、また一定流速で吹き出される還元炎による
還元処理の部分はその外側雰囲気とは遮断された状態に
あるから、大気中であっても還元が良好に行われる。還
元処理後のタイル等焼成物は保熱帯21を経て、大気中に
搬出され、放冷されて製品となる。
本例の連続焼成炉10においては、ローラ12の下側に遮蔽
体18が形成されていて、焼成物14と14との間隙及びロー
ラ12の間隙を通じてバーナ16からの火炎がローラ12の下
方に突き抜けるのが防止される。このため焼成物14がバ
ーナ16の直下を通過する毎に火炎が乱れたり、火炎状態
が変化したりせず、又、この還元処理帯では還元条件が
均一に保持され、還元炎が充分に還元に寄与し、焼成物
14に対する還元が均等に行われ、安定した還元色が得ら
れる。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はその他の形
態で構成することも可能である。
例えばローラ12の下側に耐火材製のプレートを配設して
これを遮蔽体と成すことも可能であるし、棚板にタイル
をのせて搬送することによっても可能であるし、炉床そ
のものを遮蔽体と成すことも可能である。また他の形態
の遮蔽体を配設することも可能であり、その形態につい
ては特に限定されない。要するに火炎がローラ12の間隙
を通って下方に突き抜けるのを防止し得るものであれば
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例である連続焼成炉
の要部縦断面図及び要部横断面図であり、第3図は本発
明の解決課題を説明するための説明図である。 10:連続焼成炉、12:ローラ 14:焼成物、16;還元バーナ 18:遮蔽体、20:排気ダクト 21:保熱帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 朗 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 松尾 正孝 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式會社設備技術本部内 (72)発明者 倉吉 和美 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式會社設備技術本部内 (72)発明者 石井 章生 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式會社設備技術本部内 (56)参考文献 特公 平2−17797(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送方向に沿って並設したローラ上に焼成
    物を載せてそれらローラの回転により該焼成物を移動さ
    せつつ焼成を行う形式の連続焼成炉において、 焼成物体の搬送路に近接して配設された還元バーナを有
    し、焼成帯から送り込まれた焼成直後の焼成物に対して
    該バーナより還元炎を直接吹き付けて還元処理すると共
    に、該バーナと対向するローラに近接して遮蔽体を位置
    させ、該遮蔽体により該バーナからの還元炎がローラの
    間隙を突き抜けるのを防止するように成した還元処理帯
    を配設したことを特徴とする連続焼成炉。
JP5237690A 1990-03-02 1990-03-02 連続焼成炉 Expired - Lifetime JPH073312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237690A JPH073312B2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 連続焼成炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237690A JPH073312B2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 連続焼成炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03255884A JPH03255884A (ja) 1991-11-14
JPH073312B2 true JPH073312B2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=12913090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5237690A Expired - Lifetime JPH073312B2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 連続焼成炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073312B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6109684B2 (ja) * 2013-08-26 2017-04-05 日本碍子株式会社 熱処理炉

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03255884A (ja) 1991-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0471087A1 (en) Continuous firing furnace
US5346524A (en) Oxygen/fuel firing of furnaces with massive, low velocity, turbulent flames
CN1219891C (zh) 直接还原法及回转炉床炉
JP2004093113A5 (ja)
EP0365240B1 (en) Coating glass
US4692180A (en) Apparatus and method for depositing a metal oxide coating on a glass substrate
JPH073312B2 (ja) 連続焼成炉
US20190137099A1 (en) Regenerative burner, industrial furnace and method for producing a fired article
JP2002081867A (ja) 金属酸化物還元炉の導入空気制御装置
EP0522407B1 (en) Blackening treating method of stainless steel strip surface and blackening treating furnace
JP2001262147A (ja) 連続式炭化炉
NL8503318A (nl) Werkwijze voor het vormen van een vuurvaste massa alsmede lans voor het spuiten van deeltjesvormig, exothermisch oxideerbaar materiaal.
US20220153622A1 (en) Oxygen fuel burner for a forehearth system
JPH06323738A (ja) ローラーハースキルン
JPH03257085A (ja) 焼成物の還元処理方法
JP2783085B2 (ja) 耐火材料の溶射方法
RU2138748C1 (ru) Печь для комбинированного отжига порошка-сырца
JP3839910B2 (ja) 銅製品の熱処理装置
SU1025981A1 (ru) Способ сжигани топлива в промышленной печи
JPH0551644B2 (ja)
JPH0643133Y2 (ja) 連続焼結炉
JPH03257084A (ja) 焼成物の還元処理方法
JPH01212281A (ja) 均熱焼成法
CN114929904A (zh) 用于预热连续送入电熔炉的金属炉料的改进工艺和设备
RU1814017C (ru) Способ термообработки керамических изделий