JPH07329506A - 自動車用タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

自動車用タイヤ滑り止め装置

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JPH07329506A
JPH07329506A JP15262394A JP15262394A JPH07329506A JP H07329506 A JPH07329506 A JP H07329506A JP 15262394 A JP15262394 A JP 15262394A JP 15262394 A JP15262394 A JP 15262394A JP H07329506 A JPH07329506 A JP H07329506A
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JP
Japan
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sand
pipe
tip
jet nozzle
tire
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Application number
JP15262394A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Shioda
吉見 塩田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車自体に砂を積載して、スリップし易い
場所でタイヤに砂を噴射して確実に滑り止めすることが
でき、安全性を高めた自動車用タイヤ滑り止め装置を提
供するものである。 【構成】 砂貯蔵タンク1と、ここから引出された砂輸
送管4と、電動のコンプレッサー5と、このコンプレッ
サー5に接続された空気供給管6と、空気供給管6の先
端に取付けられたジェットノズル12と、先端をタイヤ8
の近傍に配置した砂放出管9と、この砂放出管9の流入
側と前記砂輸送管4の先端およびジェットノズル12を連
通する3方ジョイント管10とからなり、この3方ジョイ
ント管10内のジェットノズル12の先端を、砂輸送管4の
先端より砂放出管9側に突出したことを特徴とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は凍結した道路を走行する
自動車のタイヤに砂を放出して滑り止めする装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】降雪地帯で冬の間、自動車を運転する場
合、雪道や凍結路ではタイヤに滑り止めチェ−ンを掛け
たり、スパイクタイヤを装着して滑らないようにして走
行している。滑り止めチェ−ンは、ジャッキアップして
車体を持ち上げてから、タイヤの外周に沿って巻き付け
て連結する構造なので、装着が極めて面倒であり、また
坂道でスリップして昇れなくなった場合、ここでジャッ
キアップするとジャッキが滑って危険なため掛けること
ができなかった。またスパイクタイヤは、タイヤの表面
に金属製の多数のピンが突設され、凍結した道路でも比
較的安全に走行できるが、道路の舗装を痛め、また粉塵
公害を招くことからその使用が規制されるようになって
きた。
【0003】このためスパイクピンのないスタッドレス
タイヤが普及してきているが、凍結した道路での制動性
や登はん力に関しては、スパイクタイヤや滑り止めチェ
−ンに劣り、特に市街地を走行中に急な坂道の途中でス
リップしてしまうと、走行できなくなって交通渋滞の原
因となることがある。このため、雪国ではスリップし易
い急な坂道の脇に砂箱が設置されている所もあり、この
砂をタイヤの下に撒いてスリップを防止することも行な
われている。しかしながら、長い昇り坂などでは砂箱が
設置してある所でスリップするとは限らず、実際には余
り使用されていないのが実状であり、また山間部の坂道
ではほとんど砂箱は設置されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、自動車自体に砂を積載して、スリップし易い場所
でタイヤに砂を噴射して確実に滑り止めすることがで
き、安全性を高めた自動車用タイヤ滑り止め装置を提供
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の請求項1記載
の自動車用タイヤ滑り止め装置は、砂貯蔵タンクと、こ
こから引出された砂輸送管と、電動のコンプレッサー
と、このコンプレッサーに接続された空気供給管と、空
気供給管の先端に取付けられたジェットノズルと、先端
をタイヤの近傍に配置した砂放出管と、この砂放出管の
流入側と前記砂輸送管の先端およびジェットノズルを連
通する3方ジョイント管とからなり、この3方ジョイン
ト管内のジェットノズルの先端を、砂輸送管の先端より
砂放出管側に突出したことを特徴とするものである。
【0006】更に請求項2記載の自動車用タイヤ滑り止
め装置は、前記コンプレッサーを、自動車のブレーキに
連動させると共に、任意に砂を放出させる作動スイッチ
に接続したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のタイヤ滑り止め装置を搭載した自動車
で雪道や凍結路を運転する場合、先ず始動スイッチを入
れた状態で運転して、赤信号やカーブを曲がる場合にブ
レーキを踏んで減速すると、ブレーキ連動スイッチがオ
ンして、始動スイッチを介してバッテリーの電源が電動
コンプレッサーに供給されて、ここから圧縮空気が空気
供給管を通って先端のジェットノズルから3方ジョイン
ト管内に噴射される。一方、砂貯蔵タンク内の砂は砂輸
送管内を流下して、3方ジョイント管内に溜っているの
で、ここにジェットノズルから圧縮空気が噴射される
と、この空気に吸引されて砂が前方に飛ばされて砂放出
管内を通って、タイヤに向けて放出される。表面に砂が
付着したタイヤが回転して路面と接触すると、砂により
摩擦力が増大して、タイヤがスリップすることなく安全
に減速することができる。
【0008】またスリップしそうな急な坂道に来た時、
運転席の作動スイッチを手で入れてオンさせると、電動
コンプレッサーにバッテリーの電源が供給され、同様に
圧縮空気が先端のジェットノズルから3方ジョイント管
内に噴射され、この空気に吸引されて砂が飛ばされて、
砂放出管内を通って回転しているタイヤに向けて砂が放
出される。このため表面に砂3が付着したタイヤが回転
して路面と接触すると、砂により摩擦力が増大して、ス
リップすることなく安全に坂道を走行することができ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本発明の自動車用タイヤ滑り止め装置は車
両に搭載される。図において1は砂貯蔵タンクで、石油
ストーブの燃料カートリッジ程度の大きさで、上部のキ
ャップ2を開けて内部に砂3を充填できるようになって
いる。この砂貯蔵タンク1の底部にはゴム管などで形成
された砂輸送管4が連結されている。5は電動のコンプ
レッサーで図示しないバッテリーに接続され、この電動
コンプレッサー5は例えばクラクションに取付けられて
いる小型容量のものでも良い。更に電動コンプレッサー
5には、ゴム管などで形成された空気供給管6が接続さ
れ、圧縮された空気が供給されるようになっている。
【0010】また8はタイヤで、このタイヤ8の近傍に
砂放出管9の先端側が位置している。またこの砂放出管
9の流入側と、前記砂輸送管4の先端側および空気供給
管6の先端側は、逆T字形の3方ジョイント管10に連結
されている。この3方ジョイント管10の内部は図2に拡
大して示すように、空気供給管6の先端にジェットノズ
ル12が接続され、このジェットノズル12に直交して砂輸
送管4が設けられ、ジェットノズル12の先端は、砂輸送
管4の先端より砂放出管6側に突出して設けられてい
る。
【0011】また図1において13は始動スイッチで、こ
れはリレー14に接続され、更にこのリレー14は電動コン
プレッサー5に接続されている。また始動スイッチ13と
直列に、ブレーキに連動するブレーキ連動スイッチ15が
接続され、始動スイッチ13をオンした状態で、ブレーキ
を踏むとブレーキ連動スイッチ15がオンして、リレー14
が作動して、これに接続した電動コンプレッサー5が運
転されるようになっている。またブレーキ連動スイッチ
15と並列に作動スイッチ16が接続され、この作動スイッ
チ16はレバーまたは押しボタン式で、手動で作動スイッ
チ16を入れてオンするとリレー14が作動して、これに接
続した電動コンプレッサー5が運転されるようになって
いる。前記始動スイッチ13とブレーキ連動スイッチ15お
よび作動スイッチ16は夫々運転席に取付けられている。
なお図において17はアースである。
【0012】上記構成のタイヤ滑り止め装置を搭載した
自動車で雪道や凍結路を運転する場合、先ず運転席にあ
るレバー式の始動スイッチ13を入れておく。この状態で
自動車を運転して、赤信号などで停車する場合や、カー
ブを曲がる場合にブレーキを踏んで減速すると、ブレー
キ連動スイッチ15がオンして、始動スイッチ13を介して
電流がリレー14に流れる。この結果、電動コンプレッサ
ー5にバッテリーの電源が供給されて、ここから圧縮空
気が空気供給管6を通って先端のジェットノズル12から
3方ジョイント管10内に噴射される。
【0013】この時、砂貯蔵タンク1内の砂3は図2に
示すように、自重で砂輸送管4内を流下して、3方ジョ
イント管10内に溜っている。この状態でジェットノズル
12から圧縮空気が噴射されると、この空気に吸引されて
砂3が圧縮空気で前方に飛ばされて砂放出管9内を通っ
て、先端から手前側に回転しているタイヤ8に向けて砂
3が放出される。
【0014】このため表面に砂3が付着したタイヤ8が
回転して路面と接触すると、砂3により摩擦力が増大し
て、タイヤ8がスリップすることなく安全に減速するこ
とができる。この砂3の放出量は僅かの量で効果が得ら
れ、また放出時間はブレーキを踏んでいる間だけである
ので砂3の消費量が少なく、砂貯蔵タンク1の容量が小
さくても長距離運転することができる。
【0015】なおこの場合、図2に示すように空気供給
管6の先端に取付けたジェットノズル12の先端が、砂輸
送管4の先端より砂放出管6側に突出して設けられてい
るので、砂3が詰まることなく円滑に放出することがで
きる。またジェットノズル12の先端が、砂輸送管4の先
端より手前側に設けられていると、ジェットノズル12か
ら噴射された圧縮空気が砂輸送管4側にも入って、砂3
を押し上げてしまうため放出されなくなる。
【0016】また走行中にスリップしそうな急な坂道に
来た時、運転席の作動スイッチ16を手で入れてオンさせ
ると、電流がリレー14に流れここから電動コンプレッサ
ー5にバッテリーの電源が供給される。この結果、電動
コンプレッサー5から圧縮空気が空気供給管6を通って
先端のジェットノズル12から3方ジョイント管10内に噴
射され、この空気に吸引されて砂3が圧縮空気で飛ばさ
れて、砂放出管9内を通って、先端から手前側に回転し
ているタイヤ8に向けて砂3が放出される。
【0017】このため表面に砂3が付着したタイヤ8が
回転して路面と接触すると、砂3により摩擦力が増大し
て、スリップすることなく安全に坂道を登ることができ
る。坂道を登り終えたら作動スイッチ16を切れば砂3の
放出が停止される。なお作動スイッチ16として押しボタ
ン式のものを用いて、指で押している間だけ砂3を放出
させるようにすれば、スイッチの切り忘れを防止するこ
とができる。
【0018】また砂貯蔵タンク1内の砂3は、乾燥した
ものを入れておけばキャップ2で密閉されているので、
水分が凍結して砂3が固まるのを防止することができ、
必要な時に確実に砂3を放出することができる。なお上
記実施例では、砂貯蔵タンク1や電動コンプレッサー5
および3方ジョイント管10を2個ずつ取付けた場合につ
いて示したが、1個ずつ取付けて、砂放出管9を分岐さ
せて、その先端をタイヤ8、8に近接させた構造でも良
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動車用
タイヤ滑り止め装置によれば、自動車自体に砂を積載し
て、スリップし易い所でタイヤに圧縮空気により砂を噴
射して確実に滑り止めすることができ、特にブレーキに
連動させて自動的に砂を噴射させるものは、特別の操作
を必要とせずに安全に停止できると共に坂道を走行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車用タイヤ滑り止
め装置の構成図である。
【図2】図1に示す自動車用タイヤ滑り止め装置の3方
ジョイント管を拡大した断面図である。
【符合の説明】
1 砂貯蔵タンク 2 キャップ 3 砂 4 砂輸送管 5 電動コンプレッサー 6 空気供給管 8 タイヤ 9 砂放出管 10 3方ジョイント管 12 ジェットノズル 13 始動スイッチ 14 リレー 15 ブレーキ連動スイッチ 16 作動スイッチ 17 アース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂貯蔵タンクと、ここから引出された砂
    輸送管と、電動のコンプレッサーと、このコンプレッサ
    ーに接続された空気供給管と、空気供給管の先端に取付
    けられたジェットノズルと、先端をタイヤの近傍に配置
    した砂放出管と、この砂放出管の流入側と前記砂輸送管
    の先端およびジェットノズルを連通する3方ジョイント
    管とからなり、この3方ジョイント管内のジェットノズ
    ルの先端を、砂輸送管の先端より砂放出管側に突出した
    ことを特徴とする自動車用タイヤ滑り止め装置。
  2. 【請求項2】 コンプレッサーを、自動車のブレーキに
    連動させると共に、任意に砂を放出させる作動スイッチ
    に接続したことを特徴とする請求項1記載の自動車用タ
    イヤ滑り止め装置。
JP15262394A 1994-06-10 1994-06-10 自動車用タイヤ滑り止め装置 Pending JPH07329506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15262394A JPH07329506A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 自動車用タイヤ滑り止め装置

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JP15262394A JPH07329506A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 自動車用タイヤ滑り止め装置

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JPH07329506A true JPH07329506A (ja) 1995-12-19

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ID=15544431

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JP15262394A Pending JPH07329506A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 自動車用タイヤ滑り止め装置

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JP (1) JPH07329506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030945A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 Advics Co., Ltd. 車両用スリップ抑制装置
CN102642446A (zh) * 2011-08-20 2012-08-22 吕英华 能发电的内胎

Cited By (2)

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WO2004030945A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 Advics Co., Ltd. 車両用スリップ抑制装置
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