JPH07329496A - 装飾体 - Google Patents
装飾体Info
- Publication number
- JPH07329496A JPH07329496A JP6127595A JP12759594A JPH07329496A JP H07329496 A JPH07329496 A JP H07329496A JP 6127595 A JP6127595 A JP 6127595A JP 12759594 A JP12759594 A JP 12759594A JP H07329496 A JPH07329496 A JP H07329496A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- inorganic compound
- base material
- crystal
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】芳香機能を有するとともに、外観の美しい装飾
性に優れた結晶体を形成することができる装飾体を提供
することを目的としている。 【構成】吸水性の基材2と、無機化合物を溶解した溶液
31および香料32からなる装飾原液3と、基材2の基
端部が配置され、装飾原液3を満たすようになされた容
器4とを具備し、無機化合物として、正方晶系の結晶系
を有する無機化合物およびまたはリン酸イオンを含む無
機化合物が用いられた装飾体1である。また、正方晶系
の結晶系を有する無機化合物として、リン酸一カリウ
ム、リン酸一アンモニウムおよび硝酸アンモニウムのう
ち、少なくとも一種類以上が用いられたものである。さ
らに、リン酸イオンを含む無機化合物として、リン酸一
カリウム、リン酸一アンモニウムおよびリン酸一カルシ
ウムのうち、少なくとも一種類以上が用いられたもので
ある。
性に優れた結晶体を形成することができる装飾体を提供
することを目的としている。 【構成】吸水性の基材2と、無機化合物を溶解した溶液
31および香料32からなる装飾原液3と、基材2の基
端部が配置され、装飾原液3を満たすようになされた容
器4とを具備し、無機化合物として、正方晶系の結晶系
を有する無機化合物およびまたはリン酸イオンを含む無
機化合物が用いられた装飾体1である。また、正方晶系
の結晶系を有する無機化合物として、リン酸一カリウ
ム、リン酸一アンモニウムおよび硝酸アンモニウムのう
ち、少なくとも一種類以上が用いられたものである。さ
らに、リン酸イオンを含む無機化合物として、リン酸一
カリウム、リン酸一アンモニウムおよびリン酸一カルシ
ウムのうち、少なくとも一種類以上が用いられたもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玄関、室内、トイレな
どに飾るようになされた装飾体に関するものである。
どに飾るようになされた装飾体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、玄関、室内、トイレなどの装飾
物として、観葉植物やドライフラワーなどの植物や、動
物の形状をした置物などが知られているが、慣用されて
いるため、特に際立った装飾効果が得られるものではな
い。
物として、観葉植物やドライフラワーなどの植物や、動
物の形状をした置物などが知られているが、慣用されて
いるため、特に際立った装飾効果が得られるものではな
い。
【0003】そこで、従来より、植物の形状を模した基
材やこのような基材に巻き付けた糸などに、化学的結晶
成育物を形成することのできる溶液を吸収させて、この
基材や糸から結晶体を析出および成育させて樹木や草花
などの形態を模した装飾体を形成することが提案されて
いる(例えば、特公昭61−14960号公報、特開昭
55−174396号公報参照)。この装飾体の場合、
あたかも植物が成長するかの如く、日々変化する結晶体
の成育を楽しむことができ、今までに無かった装飾効果
が得られることとなる。
材やこのような基材に巻き付けた糸などに、化学的結晶
成育物を形成することのできる溶液を吸収させて、この
基材や糸から結晶体を析出および成育させて樹木や草花
などの形態を模した装飾体を形成することが提案されて
いる(例えば、特公昭61−14960号公報、特開昭
55−174396号公報参照)。この装飾体の場合、
あたかも植物が成長するかの如く、日々変化する結晶体
の成育を楽しむことができ、今までに無かった装飾効果
が得られることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
飾体の場合、視覚的な装飾効果が得られるだけに限定さ
れてしまうこととなり、結晶体の成育が止まると、成育
による変化を楽しむことができなくなる。
飾体の場合、視覚的な装飾効果が得られるだけに限定さ
れてしまうこととなり、結晶体の成育が止まると、成育
による変化を楽しむことができなくなる。
【0005】そこで、本発明者らは、化学的結晶成育物
を形成することのできる溶液に香料を加えて、これらの
装飾体に芳香機能を持たせたることで、結晶体成育時お
よび成育後を通じて芳香剤として機能する装飾体を提案
している。しかし、この場合、結晶体がサンゴ状の塊と
なって析出したり、析出した個々の結晶体にばらつきを
生じて意図する形状を充分に表現できなくなり、芳香機
能と引換えに視覚的な装飾効果を低下させてしまうとい
った不都合を生じることとなる。
を形成することのできる溶液に香料を加えて、これらの
装飾体に芳香機能を持たせたることで、結晶体成育時お
よび成育後を通じて芳香剤として機能する装飾体を提案
している。しかし、この場合、結晶体がサンゴ状の塊と
なって析出したり、析出した個々の結晶体にばらつきを
生じて意図する形状を充分に表現できなくなり、芳香機
能と引換えに視覚的な装飾効果を低下させてしまうとい
った不都合を生じることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、芳香機能を有するとともに、外観の美しい装
飾性に優れた結晶体を形成することができる装飾体を提
供することを目的としている。
であって、芳香機能を有するとともに、外観の美しい装
飾性に優れた結晶体を形成することができる装飾体を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の装飾体は、吸水性の基材と、無機化合物を溶
解した溶液および香料からなる装飾原液と、基材の基端
部が配置され、装飾原液を満たすようになされた容器と
を具備し、無機化合物として、正方晶系の結晶系を有す
る無機化合物およびまたはリン酸イオンを含む無機化合
物が用いられたものである。また、この正方晶系の結晶
系を有する無機化合物として、リン酸一カリウム、リン
酸一アンモニウムおよび硝酸アンモニウムのうち、少な
くとも一種類以上が用いられたものである。さらに、こ
のリン酸イオンを含む無機化合物として、リン酸一カリ
ウム、リン酸一アンモニウムおよびリン酸一カルシウム
のうち、少なくとも一種類以上が用いられたものであ
る。
の本発明の装飾体は、吸水性の基材と、無機化合物を溶
解した溶液および香料からなる装飾原液と、基材の基端
部が配置され、装飾原液を満たすようになされた容器と
を具備し、無機化合物として、正方晶系の結晶系を有す
る無機化合物およびまたはリン酸イオンを含む無機化合
物が用いられたものである。また、この正方晶系の結晶
系を有する無機化合物として、リン酸一カリウム、リン
酸一アンモニウムおよび硝酸アンモニウムのうち、少な
くとも一種類以上が用いられたものである。さらに、こ
のリン酸イオンを含む無機化合物として、リン酸一カリ
ウム、リン酸一アンモニウムおよびリン酸一カルシウム
のうち、少なくとも一種類以上が用いられたものであ
る。
【0008】
【作用】無機化合物を溶解した溶液および香料からなる
装飾原液が毛細管現象により基材の上部に吸い上げら
れ、溶媒が蒸発することによって、基材の端部から結晶
が析出および成育されるとともに、香料による芳香が発
せられる。
装飾原液が毛細管現象により基材の上部に吸い上げら
れ、溶媒が蒸発することによって、基材の端部から結晶
が析出および成育されるとともに、香料による芳香が発
せられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0010】図1は装飾体1の全体構成の概略を示し、
図2は同装飾体1の使用状態を示している。
図2は同装飾体1の使用状態を示している。
【0011】すなわち、この装飾体1は、吸水性の基材
2と、装飾原液3と、基材2の基端部が配置され、装飾
原液3を満たすようになされた容器4とを具備してい
る。
2と、装飾原液3と、基材2の基端部が配置され、装飾
原液3を満たすようになされた容器4とを具備してい
る。
【0012】基材2は、木の形状に切り取った複数の突
出端21を有する2枚の薄板20を、一方の薄板20の
中央上半部に設けた切込22と、他方の薄板20の中央
下半部に設けた切込23とを組み合わせることによって
樹木を構成するようになされている。この基材2の形状
としては、特に樹木を構成するようになされたものに限
定されるものではなく、必要に応じた各種形状のものを
使用することができる。ただし、基材2に吸収された装
飾原液3が蒸発することによって、蒸発部位に無機化合
物が結晶体30となって析出および成育されることとな
るので、本実施例のように、薄板20の突出端21を上
方向に向けて形成し、この突出端21からの蒸発が盛ん
に行われるようにすることで、この突出端21での結晶
体30の析出および成育を促進させることができる。そ
のため、結晶体30の析出および成育される位置をさら
に明確化させる場合には、結晶体30の析出および成育
を好まない位置に、装飾原液3の蒸発を防止する保護殻
やフィルム膜(図示省略)などを設けてもよい。このよ
うな基材2を構成する材質としては、装飾原液3を有効
に吸収することができるものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば、濾紙などの吸収紙素材、布や糸な
どの繊維状の素材、セルロース素材などを使用すること
ができる。
出端21を有する2枚の薄板20を、一方の薄板20の
中央上半部に設けた切込22と、他方の薄板20の中央
下半部に設けた切込23とを組み合わせることによって
樹木を構成するようになされている。この基材2の形状
としては、特に樹木を構成するようになされたものに限
定されるものではなく、必要に応じた各種形状のものを
使用することができる。ただし、基材2に吸収された装
飾原液3が蒸発することによって、蒸発部位に無機化合
物が結晶体30となって析出および成育されることとな
るので、本実施例のように、薄板20の突出端21を上
方向に向けて形成し、この突出端21からの蒸発が盛ん
に行われるようにすることで、この突出端21での結晶
体30の析出および成育を促進させることができる。そ
のため、結晶体30の析出および成育される位置をさら
に明確化させる場合には、結晶体30の析出および成育
を好まない位置に、装飾原液3の蒸発を防止する保護殻
やフィルム膜(図示省略)などを設けてもよい。このよ
うな基材2を構成する材質としては、装飾原液3を有効
に吸収することができるものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば、濾紙などの吸収紙素材、布や糸な
どの繊維状の素材、セルロース素材などを使用すること
ができる。
【0013】装飾原液3は、無機化合物を溶解した溶液
31と香料32とによって調製されたものを使用するこ
とができる。この無機化合物としては、正方晶系の結晶
系を有する無機化合物およびリン酸イオンを含む無機化
合物またはその何れか一方が用いられる。このうち、正
方晶系の結晶系を有する無機化合物としては、特にリン
酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよび硝酸アンモ
ニウムのうち、少なくとも一種類以上を使用することが
好ましい。また、リン酸イオンを含む無機化合物として
は、特にリン酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよ
びリン酸一カルシウムのうち、少なくとも一種類以上を
使用することが好ましい。これらの無機化合物は、水な
どを溶媒として溶解される。なお、溶媒は、水に限定さ
れるものではなく、使用する無機化合物に応じてアルコ
ールやアセトンなどの有機溶剤を使用することもでき
る。また、これらの無機化合物の使用量としては、あま
り多すぎると飽和濃度を越えて無駄になり、また少なす
ぎると結晶体30がむらになって発生することとなるの
で、飽和濃度範囲内で調製されるように使用される。た
だし、飽和濃度付近の濃度で調製した方が結晶体30を
発生させる上で好ましい。また、正方晶系の結晶系を有
する無機化合物とリン酸イオンを含む無機化合物とを双
方使用した場合には、正方晶系の結晶系を有する無機化
合物の使用量をリン酸イオンを含む無機化合物の使用量
よりも多くした方が好ましい。また、この溶液31に加
えられる香料32としては、あまり少なすぎると芳香機
能を発揮せず、多すぎると結晶体30の析出および成育
を阻害してしまうこととなるので、無機化合物の種類や
使用量などに応じた量が使用される。この香料として
は、例えば、ゲラニオール、シトラール、テルピネオー
ル、l−メントール、リナロール、リモネンなどを使用
することができる。また、木の形状をした基材2の場合
は樹木の香りの香料32、草花の形状をした基材2の場
合には草花の香りの香料32などといった具合に、基材
2との相関関係を持たせた香料32を使用することもで
きる。
31と香料32とによって調製されたものを使用するこ
とができる。この無機化合物としては、正方晶系の結晶
系を有する無機化合物およびリン酸イオンを含む無機化
合物またはその何れか一方が用いられる。このうち、正
方晶系の結晶系を有する無機化合物としては、特にリン
酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよび硝酸アンモ
ニウムのうち、少なくとも一種類以上を使用することが
好ましい。また、リン酸イオンを含む無機化合物として
は、特にリン酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよ
びリン酸一カルシウムのうち、少なくとも一種類以上を
使用することが好ましい。これらの無機化合物は、水な
どを溶媒として溶解される。なお、溶媒は、水に限定さ
れるものではなく、使用する無機化合物に応じてアルコ
ールやアセトンなどの有機溶剤を使用することもでき
る。また、これらの無機化合物の使用量としては、あま
り多すぎると飽和濃度を越えて無駄になり、また少なす
ぎると結晶体30がむらになって発生することとなるの
で、飽和濃度範囲内で調製されるように使用される。た
だし、飽和濃度付近の濃度で調製した方が結晶体30を
発生させる上で好ましい。また、正方晶系の結晶系を有
する無機化合物とリン酸イオンを含む無機化合物とを双
方使用した場合には、正方晶系の結晶系を有する無機化
合物の使用量をリン酸イオンを含む無機化合物の使用量
よりも多くした方が好ましい。また、この溶液31に加
えられる香料32としては、あまり少なすぎると芳香機
能を発揮せず、多すぎると結晶体30の析出および成育
を阻害してしまうこととなるので、無機化合物の種類や
使用量などに応じた量が使用される。この香料として
は、例えば、ゲラニオール、シトラール、テルピネオー
ル、l−メントール、リナロール、リモネンなどを使用
することができる。また、木の形状をした基材2の場合
は樹木の香りの香料32、草花の形状をした基材2の場
合には草花の香りの香料32などといった具合に、基材
2との相関関係を持たせた香料32を使用することもで
きる。
【0014】このように、無機化合物を溶解した溶液3
1と香料32とによって調製された装飾原液3は、香料
32が油成分であるため、無機化合物を溶解した溶液3
1と香料32とが分離して二液となされているが、この
装飾原液3に界面活性剤などを添加して均一に混合され
た一液としたものであってもよい。また、図1および図
3に示すように、この溶液31と香料32とが分離した
装飾原液3の場合、装飾原液3に浸かった基材2の外周
部分のうち下端部を残して保護膜24などで被覆し、矢
符Aに示すように溶液31から優先して基材2に吸収さ
せるようにしてもよい。この場合、溶液31を、基材2
に先に吸収させて結晶体30の析出および成育を行うこ
とができ、意図する形状の結晶体30を形成し易くな
る。その後、基材2に香料32が吸収されて芳香機能を
発することとなるので、芳香機能の持続性の面からも優
れた効果が得られる。
1と香料32とによって調製された装飾原液3は、香料
32が油成分であるため、無機化合物を溶解した溶液3
1と香料32とが分離して二液となされているが、この
装飾原液3に界面活性剤などを添加して均一に混合され
た一液としたものであってもよい。また、図1および図
3に示すように、この溶液31と香料32とが分離した
装飾原液3の場合、装飾原液3に浸かった基材2の外周
部分のうち下端部を残して保護膜24などで被覆し、矢
符Aに示すように溶液31から優先して基材2に吸収さ
せるようにしてもよい。この場合、溶液31を、基材2
に先に吸収させて結晶体30の析出および成育を行うこ
とができ、意図する形状の結晶体30を形成し易くな
る。その後、基材2に香料32が吸収されて芳香機能を
発することとなるので、芳香機能の持続性の面からも優
れた効果が得られる。
【0015】容器4は、内部に装飾溶液3を満たす空間
40が形成されている。また、基材2を安定した状態で
支承するように正方形の板状に形成され、その上面に
は、基材2を差し込むための十字状の切込41が設けら
れている。また、切込41の中心部は円形に開口した開
口部42が設けられている。ただし、この開口部42
は、あまり大きいと容器4から装飾溶液3が蒸発するこ
ととなり、特にこの装飾溶液3に含まれた香料32の芳
香強度が強くなってしまうので、これらを考慮した大き
さで開口される。なお、容器4の形状としては、特に正
方形の板状に限定されるものではなく、円盤状、球状、
ピラミッド状、楕円状などであってもよい。
40が形成されている。また、基材2を安定した状態で
支承するように正方形の板状に形成され、その上面に
は、基材2を差し込むための十字状の切込41が設けら
れている。また、切込41の中心部は円形に開口した開
口部42が設けられている。ただし、この開口部42
は、あまり大きいと容器4から装飾溶液3が蒸発するこ
ととなり、特にこの装飾溶液3に含まれた香料32の芳
香強度が強くなってしまうので、これらを考慮した大き
さで開口される。なお、容器4の形状としては、特に正
方形の板状に限定されるものではなく、円盤状、球状、
ピラミッド状、楕円状などであってもよい。
【0016】
【実施例1〜11、比較例1〜3】図1に示すように、
木の形状に切り取った濾紙(東洋濾紙5C)を組み合わ
せて自立する基材2を形成し、この基材2を容器4の中
に配置したものを複数個用意した。ついで、これらの各
容器4の中に、表1に示す組成で調製した各溶液3を2
0ml注いだ。
木の形状に切り取った濾紙(東洋濾紙5C)を組み合わ
せて自立する基材2を形成し、この基材2を容器4の中
に配置したものを複数個用意した。ついで、これらの各
容器4の中に、表1に示す組成で調製した各溶液3を2
0ml注いだ。
【0017】
【表1】
【0018】これを常温の室内に48時間放置して、図
2に示すように、基材2から結晶体30を析出および成
育させた。そして、結晶体30を目視や実際に指で触っ
て観察した。また、2週間後、装飾体1を実際に嗅いで
芳香性の有無を確認した。結果を表2に示す。
2に示すように、基材2から結晶体30を析出および成
育させた。そして、結晶体30を目視や実際に指で触っ
て観察した。また、2週間後、装飾体1を実際に嗅いで
芳香性の有無を確認した。結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、香
料による芳香機能を有すると同時に、ばらつきがなく綺
麗な結晶体を析出および成育させることができるので、
結晶体による装飾機能を落とすことなく芳香機能を得る
ことができる。
料による芳香機能を有すると同時に、ばらつきがなく綺
麗な結晶体を析出および成育させることができるので、
結晶体による装飾機能を落とすことなく芳香機能を得る
ことができる。
【0021】また、意図した形状の結晶体を成育させる
ことができ、結晶体の析出および成育過程を充分に楽し
むことができるとともに、結晶体および基材と相関関係
のある香料を使用することで、装飾体とマッチした相乗
効果のある芳香機能を得ることができる。
ことができ、結晶体の析出および成育過程を充分に楽し
むことができるとともに、結晶体および基材と相関関係
のある香料を使用することで、装飾体とマッチした相乗
効果のある芳香機能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装飾体の使用前の状態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】装飾体の使用状態を示す斜視図である。
【図3】装飾原液に基材を浸けた状態の一例を示す部分
断面図である。
断面図である。
1 装飾体 2 基材 3 装飾原液 31 溶液 32 香料 4 容器
Claims (3)
- 【請求項1】 吸水性の基材と、無機化合物を溶解した
溶液および香料からなる装飾原液と、基材の基端部が配
置され、装飾原液を満たすようになされた容器とを具備
し、 無機化合物として、正方晶系の結晶系を有する無機化合
物およびまたはリン酸イオンを含む無機化合物が用いら
れたことを特徴とする装飾体。 - 【請求項2】 正方晶系の結晶系を有する無機化合物と
して、リン酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよび
硝酸アンモニウムのうち、少なくとも一種類以上が用い
られた請求項1記載の装飾体。 - 【請求項3】 リン酸イオンを含む無機化合物として、
リン酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよびリン酸
一カルシウムのうち、少なくとも一種類以上が用いられ
た請求項3記載の装飾体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127595A JPH07329496A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 装飾体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127595A JPH07329496A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 装飾体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329496A true JPH07329496A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14963976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127595A Pending JPH07329496A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 装飾体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07329496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020076873A (ko) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | 경원석 | 결정화 세트. (結晶花 set) |
WO2018098859A1 (zh) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | 博梯环球有限公司 | 填色结构 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6127595A patent/JPH07329496A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020076873A (ko) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | 경원석 | 결정화 세트. (結晶花 set) |
WO2018098859A1 (zh) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | 博梯环球有限公司 | 填色结构 |
US10919274B2 (en) | 2016-12-02 | 2021-02-16 | Boti Global Limited | Colouring structure |
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