JPH07329335A - サーマルラインプリンタ装置 - Google Patents

サーマルラインプリンタ装置

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Publication number
JPH07329335A
JPH07329335A JP12775794A JP12775794A JPH07329335A JP H07329335 A JPH07329335 A JP H07329335A JP 12775794 A JP12775794 A JP 12775794A JP 12775794 A JP12775794 A JP 12775794A JP H07329335 A JPH07329335 A JP H07329335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
line
thermal
thermal line
printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12775794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Mae
雅史 前
Hiroyuki Nakanuma
浩幸 中沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12775794A priority Critical patent/JPH07329335A/ja
Publication of JPH07329335A publication Critical patent/JPH07329335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力の増加やサーマルラインヘッドの寿
命低下を起こすことなく、印刷結果に印刷用紙またはサ
ーマルラインヘッドの搬送方向に沿ったホワイトライン
が生じるのを解消できるサーマルラインプリンタ装置を
提供する。 【構成】 発熱体分割駆動手段6は、発熱体2を、連続
して並んだ複数個を1ブロックとした複数ブロックに分
割して駆動する。発熱体分割位置調整手段7は、搬送手
段5が印刷用紙またはサーマルラインヘッド1を搬送す
るたびに、発熱体2のブロック分割境界を変更する。し
たがって、特定位置の発熱体のみがブロック境界に位置
して温度上昇量不足を生じたり、前ラインからの蓄熱量
不足を生じたりすることがなくなり、ホワイトラインの
ない印刷結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サなどの文書印刷装置として使用されるサーマルライン
プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリをはじめとして、サ
ーマルラインプリンタ装置を搭載した情報機器製品が数
多く製品化されるようになってきた。
【0003】以下に従来のサーマルラインプリンタ装置
について説明する。図2は従来のサーマルラインプリン
タ装置の構成例を示すものである。図2において1はサ
ーマルラインヘッドである。2は発熱体であり、複数個
がサーマルラインヘッド1上に1ラインに並べて形成さ
れている。サーマルラインヘッド1上に形成される発熱
体2の数は500〜5000個であることが一般的であ
るが図2では省略して20個とした。3は圧接手段のゴ
ムローラであり、発熱体2の並び方向と平行かつ発熱体
2と圧接するように配置されている。5は印刷用紙の搬
送手段であり、ゴムローラ3と直結している。印刷する
ときには、印刷用紙である感熱紙4を感熱発色面が発熱
体2の方を向くようにして、発熱体2とゴムローラ3の
間に挟む。10aは左側発熱体駆動手段であり、サーマ
ルラインヘッド1上の左半分に位置する発熱体2に直結
している。10bは右側発熱体駆動手段であり、サーマ
ルラインヘッド1上の右半分に位置する発熱体2に直結
している。
【0004】以上のように構成された従来のサーマルプ
リンタ装置について、その動作を、第nラインから第n
+1ライン(nは自然数)まで全ドット発色パターンを
印刷する場合について説明する。まず、第nラインの印
刷をするとき、サーマルラインヘッド1の左半分に位置
する発熱体ブロックを左側発熱体駆動手段10aによっ
て同時に駆動する。すると、感熱紙4は駆動した発熱体
2に接触している部分が発色し、左半分のパターンが印
刷される。左半分の印刷が終了したら、サーマルライン
ヘッド1の右半分に位置する発熱体ブロックを右側発熱
体駆動手段10bによって同時に駆動する。すると、感
熱紙4は駆動した発熱体2に接触している部分が発色
し、右半分のパターンが印刷される。第nラインの印刷
が終了したら、第n+1ラインの印刷を開始するが、第
nラインの印刷の場合と同様に、左半分を印刷してから
右半分を印刷する。第nラインの印刷を開始した時点か
ら、第n+1ラインの印刷を開始する時点までの間に、
搬送手段5はゴムローラ3を回転させて、感熱紙4をラ
イン間距離搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、第nラインを印刷する時も第n+1ライン
を印刷する時も同時駆動する発熱体ブロックが固定され
ているため、ブロック境界部分の濃度低下が用紙搬送方
向に沿って連続し、図2の印刷結果に示すようなホワイ
トライン11が生じるという問題点を有していた。ブロ
ック境界部分で濃度が低下するのは、ブロック境界に位
置する発熱体がブロックの外側の発熱体からの熱伝導を
得られないため、ブロック境界以外に位置する発熱体に
比べて温度上昇量が小さく、感熱紙の発色濃度が低下す
ることが原因である。さらに、第nラインを印刷する時
も第n+1ラインを印刷する時も温度上昇量の小さい発
熱体と温度上昇量の大きい発熱体が同一であることによ
り、温度上昇量の小さい発熱体の蓄熱量は温度上昇量の
大きい発熱体の蓄熱量より少なくなり、これらの発熱体
間の発熱温度の差がより広がることも原因の一つであ
る。図2では、発熱体がブロック境界に位置しなかった
ために正常濃度で印刷された正常濃度ドットを8で、発
熱体が毎ラインともブロック境界に位置したために低い
濃度で印刷された濃度低下ドットを12で表している。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ホワイトラインの生じないサーマルラインプリンタ
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のサーマルラインプリンタ装置は、1ラインに
複数個の発熱体が形成されたサーマルラインヘッドと、
前記サーマルラインヘッドと印刷用紙を圧接させる圧接
手段と、前記サーマルラインヘッドもしくは印刷用紙を
前記発熱体ライン方向と直角をなす方向に搬送する搬送
手段と、前記1ラインの発熱体を連続して並んだ複数個
を1ブロックとした複数ブロックに分割して駆動する発
熱体分割駆動手段と、前記搬送手段が前記サーマルライ
ンヘッドまたは印刷用紙を印刷の1もしくは複数ライン
分搬送するたびに前記発熱体分割駆動手段に対して発熱
体ブロックの分割境界位置を変更する発熱体分割位置調
整手段とを備えた構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、発熱体ブロックの境界位置
は印刷の1もしくは複数ラインごとに発熱体分割位置調
整手段によって調整されるため、特定位置の発熱体のみ
が発熱温度の低下を生じたり蓄熱量の不足を生じること
がなくなり、用紙搬送方向に連続する濃度低下エリアす
なわちホワイトラインを解消することができる。
【0009】またこの構成は、発熱体の駆動エネルギー
や駆動回数を変更する必要がないため、消費電力の増加
やサーマルラインヘッド寿命の低下を起こすことなく実
現することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1を参照し
ながら説明する。
【0011】図1において、1から5までは従来と同じ
構成のため説明を省略する。6は発熱体分割駆動手段で
あり、サーマルラインヘッド1上の発熱体2に直結して
いる。7は発熱体分割位置調整手段であり、発熱体分割
駆動手段6と直結している。
【0012】以上のように構成された本発明のサーマル
プリンタ装置について、その動作を、第nラインから第
n+1ライン(nは自然数)まで全ドット発色パターン
を印刷する場合について説明する。まず、第nラインの
印刷をするとき、発熱体分割位置調整手段7は乱数r1
(r1は−2〜+2の範囲の整数)を発生し、サーマル
ラインヘッド1の左端から数えて1番目から(10−r
1)番目までに位置する発熱体2を1つの発熱体ブロッ
クとして同時に駆動するように通知する信号を、発熱体
分割駆動手段6に対して送る。
【0013】すると、発熱体分割駆動手段6はサーマル
ラインヘッド1の左端から数えて1番目から(10−r
1)番目までの発熱体2を駆動し、その結果、感熱紙4
は駆動した発熱体2に接触している部分が発色し、左端
から数えて1ドット目から(10−r1)ドット目まで
のパターンが印刷される。次に、発熱体分割位置調整手
段7は、サーマルラインヘッド1の左端から数えて(1
1−r1)番目から20番目までに位置する発熱体2を
1つの発熱体ブロックとして同時に駆動するように通知
する信号を発熱体分割駆動手段6に対して送る。
【0014】すると、発熱体分割駆動手段6はサーマル
ラインヘッド1の左端から数えて(11−r1)番目か
ら20番目までの発熱体2を駆動し、その結果、感熱紙
4は駆動した発熱体2に接触している部分が発色し、左
端から数えて(11−r1)ドット目から20ドット目
までのパターンが印刷される。第nラインの印刷が終了
したら、第n+1ラインの印刷を開始する。第n+1ラ
インの印刷をする時には、発熱体分割位置調整手段7は
新しい乱数r2(r2は−2〜2の範囲の整数)を発生
し、サーマルラインヘッド1の左端から数えて1番目か
ら(10−r2)番目までに位置する発熱体2を1つの
発熱体ブロックとして同時に駆動するように通知する信
号を、発熱体分割駆動手段6に対して送る。
【0015】すると、発熱体分割駆動手段6はサーマル
ラインヘッド1の左端から数えて1番目から(10−r
2)番目までの発熱体2を駆動し、その結果、感熱紙4
は駆動した発熱体2に接触している部分が発色し、左端
から数えて1ドット目から(10−r2)ドット目まで
のパターンが印刷される。
【0016】次に、発熱体分割位置調整手段7は、サー
マルラインヘッド1の左端から数えて(11−r2)番
目から20番目までに位置する発熱体2を1つの発熱体
ブロックとして同時に駆動するように通知する信号を発
熱体分割駆動手段6に対して送る。すると、発熱体分割
駆動手段6はサーマルラインヘッド1の左端から数えて
(11−r2)番目から20番目までの発熱体2を駆動
し、その結果、感熱紙4は駆動した発熱体2に接触して
いる部分が発色し、左端から数えて(11−r2)ドッ
ト目から20ドット目までのパターンが印刷される。第
nラインの印刷を開始した時点から、第n+1ラインの
印刷を開始する時点までの間に、搬送手段5はゴムロー
ラ3を回転させて感熱紙4をライン間距離搬送する。
【0017】以上のように本実施例によれば、発熱体分
割駆動手段6と発熱体分割位置調整手段7を設けたこと
により、印刷するライン毎にサーマルラインヘッド1上
の任意の数の発熱体を1つのブロックとして同時に駆動
できるようになり、ブロックの外側の発熱体からの熱伝
導の有無の違いや前ラインからの蓄熱量の違いに起因し
て温度上昇量が不足する発熱体が、印刷ラインによらず
特定することがなくなる。
【0018】その結果、印刷結果にホワイトライン、す
なわち印刷用紙またはサーマルラインヘッドの搬送方向
に沿った特定位置の濃度低下が発生するのを解消するこ
とができる。この効果は、印刷速度が遅くなることによ
りサーマルラインヘッド1全体の蓄熱量が少なくなるほ
ど顕著にあらわれる。
【0019】図1では、発熱体がブロック境界に位置し
なかったために正常濃度で印刷された正常濃度ドットを
8で、発熱体が毎ラインともブロック境界に位置したた
めに低い濃度で印刷された濃度低下ドットを12で、発
熱体がブロック境界に位置したが前ラインでブロック境
界に位置しなかったために正常濃度ドット8と濃度低下
ドット12の中間的な濃度になった中間濃度ドットを9
でそれぞれ表している。
【0020】なお、本実施例において発熱体分割位置調
整手段7は−2〜2の範囲の乱数にしたがって20個の
全発熱体を2つのブロックに分割し、1つの発熱体分割
駆動手段6に対してブロック分割の通知信号を送るもの
としたが、印刷ライン毎にブロック境界を変更すること
ができれば、そのブロック分割数やブロック境界変更方
法、発熱体の全数や発熱体分割駆動手段の数は特に問わ
ないことは言うまでもない。
【0021】また、圧接手段をゴムローラ3として搬送
手段5はサーマルラインヘッド1の位置を固定したまま
ゴムローラ3を回転させることにより印刷用紙を搬送す
るものとしたが、圧接手段を平面ゴムとして搬送手段5
は平面ゴムの位置を固定したままサーマルラインヘッド
1を平面ゴムの面と水平に搬送するものとしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、1ラインに並ん
だ発熱体を連続した複数個ずつの複数個のブロックに分
割して駆動する発熱体分割駆動手段と、搬送手段がサー
マルラインヘッドまたは印刷用紙を印刷の1もしくは複
数ライン分搬送するたびに前記発熱体分割駆動手段に対
して発熱体ブロックの分割境界位置を変更する発熱体分
割位置調整手段とを備えた構成を有しているため、特定
位置の発熱体のみが温度上昇量の不足を生じたり、蓄熱
量の不足を生じることがなくなり、ホワイトラインのな
い一様濃度の印刷結果を得ることができる優れたサーマ
ルラインプリンタ装置を実現できるものである。
【0023】また、本発明は同時駆動する発熱体ブロッ
クの境界を変動するのみで、発熱体の駆動エネルギーや
駆動回数を変更する必要がないため、消費電力の増加や
サーマルラインヘッド寿命の低下を起こすことがないと
いう特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるサーマルラインプリン
タ装置の構成ブロック図
【図2】従来のサーマルラインプリンタ装置の構成ブロ
ック図
【符号の説明】
1 サーマルラインヘッド 2 発熱体 3 ゴムローラ 5 搬送手段 6 発熱体分割駆動手段 7 発熱体分割位置調整手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ラインに複数個の発熱体が形成されたサ
    ーマルラインヘッドと、前記サーマルラインヘッドと印
    刷用紙とを圧接させる圧接手段と、前記サーマルライン
    ヘッドもしくは印刷用紙を前記発熱体ライン方向と直角
    をなす方向に搬送する搬送手段と、前記1ラインの発熱
    体を連続して並んだ複数個を1ブロックとした複数ブロ
    ックに分割して駆動する発熱体分割駆動手段と、前記搬
    送手段が前記サーマルラインヘッドまたは印刷用紙を印
    刷の1もしくは複数ライン分移動させるたびに前記発熱
    体分割駆動手段に対して発熱体ブロックの分割境界位置
    を変更させる発熱体分割位置調整手段とを備えたことを
    特徴とするサーマルラインプリンタ装置。
JP12775794A 1994-06-09 1994-06-09 サーマルラインプリンタ装置 Pending JPH07329335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12775794A JPH07329335A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 サーマルラインプリンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12775794A JPH07329335A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 サーマルラインプリンタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07329335A true JPH07329335A (ja) 1995-12-19

Family

ID=14967940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12775794A Pending JPH07329335A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 サーマルラインプリンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07329335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6536967B2 (en) * 2000-09-11 2003-03-25 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Line printer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6536967B2 (en) * 2000-09-11 2003-03-25 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Line printer

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