JPH0732874A - キャブの前窓開閉装置 - Google Patents

キャブの前窓開閉装置

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JPH0732874A
JPH0732874A JP20264493A JP20264493A JPH0732874A JP H0732874 A JPH0732874 A JP H0732874A JP 20264493 A JP20264493 A JP 20264493A JP 20264493 A JP20264493 A JP 20264493A JP H0732874 A JPH0732874 A JP H0732874A
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Satoshi Fujimoto
聡 藤本
Atsuo Fujii
篤夫 藤井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 従来技術の前窓開閉装置ではケーブルの前端
末部の前窓の左右両側部の下端部に連結しているので、
開き操作を行うとき前窓が垂直の左右方向及び前後方向
に傾倒勝手となりこじれをおこすようになる。しかもケ
ーブルガイドレール及びケーブルを前窓閉止位置の下端
付近まで届くように配設しているので、前窓開閉時の摺
動抵抗及び騒音が大きくなり具合が悪かった。この点を
解決する。 [構成] 本発明の前窓開閉装置では前窓を、側面視が
湾曲状の曲面になるように形成し、また前窓の左右両側
の上端部に連結板を設け、その連結板の一端に軸穴を開
穿し、その軸穴に対して、前窓の上部両側面部に取付け
た上部ローラのローラ軸を嵌挿せしめ、また連結板の他
端にケーブルの前端末部を連結し、かつケーブルガイド
レールの前端位置を、上記前窓閉止位置における前窓の
連結板取付位置付近に設定して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両に装備した運転室用キャブの前窓開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来技術(特開平3−2396
28号公報にて開示されている)の前窓開閉装置の分解
斜視図である。図において、1は前窓、2は前窓1の上
部両側面部に取付けた上部ローラ、3は下部ローラ、4
はケーブル、5はケーブルガイドレール、6は駆動モー
タ、仮想線イは前窓1の格納位置を示す。図7に示すよ
うに、駆動モータ6を駆動せしめることにより、前窓1
を自動的に開閉することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の前窓開閉装
置では、ケーブルの前端末部を前窓の左右両側部の下端
部に連結し、いわゆる下引きの構造にしている。この下
引きの構造では前窓の開き操作を行うとき、前窓が垂直
の左右方向及び前後方向に傾倒勝手となり、前窓がロー
ラガイドレールに対してこじれをおこすようになる。そ
のためにその摺動抵抗と騒音が大きくなるので、具合が
悪かった。しかもケーブルガイドレールを前窓閉止位置
の下端付近まで配設しているので、ケーブルガイドレー
ル及びケーブル自体の長さも長く、その摺動抵抗も大き
かった。そのために駆動モータの負荷が大きくなるの
で、駆動モータの容量をかなり大きくしていた。またケ
ーブルガイドレールを前窓閉止位置の左右両側に廷設し
ていると、その部分にかなり多くのダストが付着するの
で、ダストシールを設ける必要もあり、不経済であっ
た。本発明は、上記の問題点を解決できる前窓開閉装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、キャブの前
面部に前窓を設け、そのキャブの内壁面に平行な左右の
ローラガイドレールを配設し、またそのローラガイドレ
ールに沿ってケーブルガイドレールを配設し、上記ロー
ラガイドレールに沿って案内されるローラを四隅にそな
えた上記前窓を、ケーブルガイドレールを通したケーブ
ルを介し動力源にて駆動せしめ、キャブ前面の前窓閉止
位置とキャブ天井内面側の前窓格納位置との間で移動さ
せて開閉を行うようにした前窓開閉装置において、前窓
を、側面視が湾曲状の曲面になるように形成し、また前
窓の左右両側の上端部に連結板を設け、その連結板の一
端に軸穴を開穿し、その軸穴に対して、前窓の上部両側
面部に取付けた上部ローラのローラ軸を嵌挿せしめ、ま
た連結板の他端にケーブルの前端末部を連結し、かつケ
ーブルガイドレールの前端位置を、上記前窓閉止位置に
おける前窓の連結板取付位置付近に設定して構成した。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の前窓開閉装置を示す要部側
面図である。図において、7はキャブ、8は前窓、9は
前窓8の左右の両側面部に設けた上部ローラ、10は下
部ローラ、11はキャブ7の左右の内壁面に配設したロ
ーラガイドレール、12はケーブルガイドレール、13
はケーブル、14はケーブル13の巻取り巻戻しを行う
駆動モータ、15は前窓8を開閉位置にロックするため
のロックモータ、16は前窓8の左右両側の上端部に設
けた連結板である。図2は、図1におけるケーブル13
の配索構成図である。図において、仮想線で示す符号7
はキャブ、破線で示す符号11は左側のローラガイドレ
ール、一点鎖線で示す符号12はケーブルガイドレール
である。図3は、図1のA部詳細図である。図におい
て、17はケーブル端末止め金具、18はケーブルガイ
ドレール12の前端、19は上部ローラ9のローラ軸で
ある。図4は、図3における連結板16を示す図であ
る。図において、20は連結板16の一端に開穿したロ
ーラ軸(19)嵌挿用の軸穴、21はケーブル端末止め
金具17を嵌着する止め穴である。図5は、図3のB−
Bより見た要部断面図である。図6は、図3のC−Cよ
り見た要部断面図である。図において、寸法pはローラ
ガイドレール11とケーブルガイドレール12の中心間
距離である。
【0006】次に、本発明の前窓開閉装置の構成を図1
〜図6について述べる。本発明では前窓8を、側面視が
湾曲状(たとえば図1に示すように曲率半径Rがかなり
大きな円弧上など)の曲面になるように形成し、また前
窓8の左右両側の上端部に連結板16を設け、その連結
板16の一端に軸穴20(図4〜図6に示す)を開穿
し、その軸穴20に対して、前窓8の上部両側面部に取
付けた上部ローラ9のローラ軸19を嵌挿せしめ、また
連結板16の他端に止め穴21を開穿してその止め穴2
1にケーブル端末止め金具17を嵌着し、そのケーブル
端末止め金具17にケーブル13の前端末部を連結し
た。そして、ケーブルガイドレール12の前端18の位
置を、前窓閉止位置(前窓8をキャブ7の前面に閉じた
状態で、図1及び図2に示す位置)における前窓8の連
結板(16)取付位置付近に設定して、構成した。
【0007】次に、本発明の前窓開閉装置の作用につい
て述べる。閉じた状態の前窓8を開くために駆動モータ
14を作動させると、ロックモータ15(図1及び図2
に示す)のロックが自動的に解除され、ケーブル13の
巻上げが開始される。前窓8とケーブル13を連結して
いる連結板16は、その一端を上部ローラ9のローラ軸
19に回動自在に嵌挿されているので、ケーブル13が
巻上げられるときローラガイドレール11とケーブルガ
イドレールの中心間距離pをオフセット量として、こじ
れることなく前窓8の上引き作動が行われる。したがっ
て上記オフセット量(p)を維持するためのたとえばこ
じれ防止用のローラ(図示していない)や、特別な接続
用ローラを取付けることは不要である。また前窓8を上
引き作動するので、前窓8が垂直の左右方向及び傾倒勝
手にならないから、こじれがなく摺動抵抗と騒音が小さ
くなる。この上引き作動は前窓8を開く場合と閉じる場
合に、同様の作用が発揮される。また本発明ではケーブ
ルガイドレール12の前端18の位置を、前窓閉止位置
における前窓8の連結板(16)取付位置付近に設定し
たので、ケーブルガイドレール12とケーブル13の長
さを最短限にできる。したがってケーブル13の摺動抵
抗が著しく減少し、駆動モータ14に対する負荷が低減
するとともに、前窓(8)開閉時の騒音を低減すること
ができる。
【0008】
【発明の効果】従来技術の前窓開閉装置ではケーブルの
前端末部を前窓の左右両側部の下端部に連結しているの
で、開き操作を行うとき前窓が垂直の左右方向及び前後
方向に傾倒勝手となり、こじれをおこすようになる。し
かもケーブルガイドレール及びケーブルを前窓閉止位置
の下端付近まで届くように配設しているので、前窓開閉
時の摺動抵抗及び騒音が大きくなり、具合が悪かった。
しかし本発明では前窓を、側面視が湾曲状の曲面になる
ように形成し、また前窓の左右両側の上端部に連結板を
設け、その連結板の一端に軸穴を開穿し、その軸穴に対
して、前窓の上部両側面部に取付けた上部ローラのロー
ラ軸を嵌挿せしめ、また連結板の他端にケーブルの前端
末部を連結し、かつケーブルガイドレールの前端位置
を、上記前窓閉止位置における前窓の連結板取付位置付
近に設定して構成した。すなわち前窓とケーブルを連結
している連結板は、その一端を上部ローラのローラ軸に
回動自在に嵌挿されているので、ケーブルが巻上げられ
るときローラガイドレールとケーブルガイドレールの中
心間距離をオフセット量として、こじれることなく前窓
の上引き作動を行うことができる。したがって上記オフ
セット量を維持するために、別個のこじれ防止用ローラ
を取付けることは不要である。またケーブルガイドレー
ルの前端位置を、前窓閉止位置における前窓の連結板取
付位置付近に設定したので、ケーブルガイドレールとケ
ーブルの長さを最短限にできる。したがって前窓開閉時
の摺動抵抗が減小されるので、騒音が低減されるととも
に駆動モータの容量の小さい小型のものを取付けること
ができる。そして前窓閉止位置における前窓の左右両側
部にはケーブルガイドレール及びケーブルが存在しない
ので、その部分にダスト付着のトラブルがなく、ダスト
シールを設ける必要もない。したがって本発明の前窓開
閉装置は構造が簡単で組立が容易となり、安価に製作で
きる。また前窓開閉時の摺動抵抗を小さくしてメンテナ
ンス性を向上できるとともに、開閉時の騒音を低減して
運転居住性をたかめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前窓開閉装置を示す要部側面図であ
る。
【図2】図1におけるケーブルの配索構成図である。
【図3】図1のA部詳細図である。
【図4】図3における連結板を示す図である。
【図5】図3のB−Bより見た要部断面図である。
【図6】図3のC−Cより見た要部断面図である。
【図7】従来技術の前窓開閉装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,8 前窓 2,9 上部ローラ 3,10 下部ローラ 4,13 ケーブル 5,12 ケーブルガイドレール 6,14 駆動モータ 7 キャブ 11 ローラガイドレール 16 連結板 17 ケーブル端末止め金具 18 前端 19 ローラ軸 20 軸穴 21 止め穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの前面部に前窓を設け、そのキャ
    ブの内壁面に平行な左右のローラガイドレールを配設
    し、またそのローラガイドレールに沿ってケーブルガイ
    ドレールを配設し、上記ローラガイドレールに沿って案
    内されるローラを四隅にそなえた上記前窓を、ケーブル
    ガイドレールを通したケーブルを介し動力源にて駆動せ
    しめ、キャブ前面の前窓閉止位置とキャブ天井内面側の
    前窓格納位置との間で移動させて開閉を行うようにした
    前窓開閉装置において、前窓を、側面視が湾曲状の曲面
    になるように形成し、また前窓の左右両側の上端部に連
    結板を設け、その連結板にケーブルの前端末部を連結
    し、かつケーブルガイドレールの前端位置を、上記前窓
    閉止位置における前窓の連結板取付位置付近に設定した
    ことを特徴とするキャブの前窓開閉装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載のキャブの
    前窓開閉装置において、連結板の一端に軸穴を開穿し、
    その軸穴に対して、前窓の上部両側面部に取付けた上部
    ローラのローラ軸を嵌挿せしめ、また連結板の他端にケ
    ーブルの前端末部を連結したことを特徴とするキャブの
    前窓開閉装置。
JP20264493A 1993-07-22 1993-07-22 キャブの前窓開閉装置 Expired - Fee Related JP3409379B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307941A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Komatsu Ltd 作業車両のアシスト機能付前窓開閉装置
US7682183B2 (en) 2005-06-13 2010-03-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electric junction box

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307941A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Komatsu Ltd 作業車両のアシスト機能付前窓開閉装置
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