JPH07328369A - ガス洗浄塔 - Google Patents
ガス洗浄塔Info
- Publication number
- JPH07328369A JPH07328369A JP6123947A JP12394794A JPH07328369A JP H07328369 A JPH07328369 A JP H07328369A JP 6123947 A JP6123947 A JP 6123947A JP 12394794 A JP12394794 A JP 12394794A JP H07328369 A JPH07328369 A JP H07328369A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- liquid
- inlet duct
- absorption tower
- untreated
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- Treating Waste Gases (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式排煙脱硫装置における排ガス洗浄用など
として用いられるガス洗浄塔に関する。 【構成】 下部を液の貯槽とし、貯槽に貯留された液の
液面上部にガス入口ダクトを配してガスを導入し、前記
貯留液をポンプで汲み上げ散布して気液接触処理した
後、上部のガス出口から処理ガスを排出する構造のガス
洗浄塔において、複数の上向き液噴射ノズルを配備した
複数のノズルヘッダーを前記ガス入口ダクトの底部と前
記液面上部の間に設置してなるガス洗浄塔。
として用いられるガス洗浄塔に関する。 【構成】 下部を液の貯槽とし、貯槽に貯留された液の
液面上部にガス入口ダクトを配してガスを導入し、前記
貯留液をポンプで汲み上げ散布して気液接触処理した
後、上部のガス出口から処理ガスを排出する構造のガス
洗浄塔において、複数の上向き液噴射ノズルを配備した
複数のノズルヘッダーを前記ガス入口ダクトの底部と前
記液面上部の間に設置してなるガス洗浄塔。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は湿式排煙脱硫装置におけ
る排ガス洗浄用の吸収装置などとして用いられるガス洗
浄塔に関する。
る排ガス洗浄用の吸収装置などとして用いられるガス洗
浄塔に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来例を図２の実施態様例に基づき具体
的に説明する。図２において、ガス入口ダクト１０２か
ら吸収塔１０３内に導入された未処理ガスＡＡは貯槽１
０１からポンプ１０８で配管１０７を介して各ノズルヘ
ッダー１０５に配備された上向き液噴射ノズル１０６か
ら吸収塔１０３内に散布される液で気液接触処理され、
ガス出口１０４から処理ガスＢＢとして排出されてい
た。
的に説明する。図２において、ガス入口ダクト１０２か
ら吸収塔１０３内に導入された未処理ガスＡＡは貯槽１
０１からポンプ１０８で配管１０７を介して各ノズルヘ
ッダー１０５に配備された上向き液噴射ノズル１０６か
ら吸収塔１０３内に散布される液で気液接触処理され、
ガス出口１０４から処理ガスＢＢとして排出されてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上従来例で説明した
ように、従来例ではガス入口ダクトから導入された未処
理ガスは吸収塔内に流入後、複数のノズルヘッダー間の
隙間を通って上部に流れ分散された液と接触し塔上部の
ガス出口より系外に排出されている。ノズルヘッダー間
は隘路となっており、かつ分散された液がガス流れと反
対方向の上部より下部に流れるため、ガスの通気圧力損
失が顕著に上昇し、ガスを流すための通風機の動力消費
が大となるのが欠点であった。加えて、この部分では液
は上部の滴状と異なり、滝状となって流れるため、ガス
−液の接触効率が悪く、洗浄効率低下の原因となってい
た。
ように、従来例ではガス入口ダクトから導入された未処
理ガスは吸収塔内に流入後、複数のノズルヘッダー間の
隙間を通って上部に流れ分散された液と接触し塔上部の
ガス出口より系外に排出されている。ノズルヘッダー間
は隘路となっており、かつ分散された液がガス流れと反
対方向の上部より下部に流れるため、ガスの通気圧力損
失が顕著に上昇し、ガスを流すための通風機の動力消費
が大となるのが欠点であった。加えて、この部分では液
は上部の滴状と異なり、滝状となって流れるため、ガス
−液の接触効率が悪く、洗浄効率低下の原因となってい
た。
【０００４】本発明は上述したような不具合を解消し、
吸収塔内のガス圧力損失を極力最小化し、併せて洗浄効
率の向上を図り得るガス洗浄塔を提供しようとするもの
である。
吸収塔内のガス圧力損失を極力最小化し、併せて洗浄効
率の向上を図り得るガス洗浄塔を提供しようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は下部を液の貯槽
とし、貯槽に貯留された液の液面上部にガス入口ダクト
を配してガスを導入し、前記貯留液をポンプで汲み上げ
散布して気液接触処理した後、上部のガス出口から処理
ガスを排出する構造のガス洗浄塔において、複数の上向
き液噴出ノズルを配備した複数のノズルヘッダーを前記
ガス入口ダクトの底部と前記液面上部の間に設置しここ
とを特徴とするガス洗浄塔である。
とし、貯槽に貯留された液の液面上部にガス入口ダクト
を配してガスを導入し、前記貯留液をポンプで汲み上げ
散布して気液接触処理した後、上部のガス出口から処理
ガスを排出する構造のガス洗浄塔において、複数の上向
き液噴出ノズルを配備した複数のノズルヘッダーを前記
ガス入口ダクトの底部と前記液面上部の間に設置しここ
とを特徴とするガス洗浄塔である。
【０００６】
【作用】本発明によれば、未処理ガスが吸収塔に流入す
る際、未処理ガスは複数のノズルヘッダー間の隙間を通
って上部に流れることを回避することができる。これに
より、ガスの通気圧力損失の上昇が抑制可能となり、従
来のガス洗浄塔の欠点であった通風機の動力消費の増大
する問題が解消される。また同時に、流入したガスと滴
状に分散されたガスとの接触効率が向上するため、洗浄
効率の増大が図れる。
る際、未処理ガスは複数のノズルヘッダー間の隙間を通
って上部に流れることを回避することができる。これに
より、ガスの通気圧力損失の上昇が抑制可能となり、従
来のガス洗浄塔の欠点であった通風機の動力消費の増大
する問題が解消される。また同時に、流入したガスと滴
状に分散されたガスとの接触効率が向上するため、洗浄
効率の増大が図れる。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図１の実施態様例を用い
て具体的に説明する。図１において、ガス入口ダクト２
から吸収塔３に導入された未処理ガスＡはガス入口ダク
ト２の底部と吸収塔３下部の液の貯槽１に貯留された液
の液面上部の間に設置されたノズルヘッダー５に配備さ
れた複数の上向き液噴出ノズル６より分散された液と接
触する。各ノズルヘッダー５は配管７で連結されてお
り、貯槽１の貯留液Ｃはポンプ８で揚液され、該液は配
管７を介して各ノズルヘッダー５に分散され上向き液噴
射ノズル６から吸収塔３内に散布される。吸収塔３内で
上向き液噴射ノズル６からの散布液と未処理ガスＡが気
液接触し未処理ガスＡは洗浄され処理ガスＢとして吸収
塔３の塔頂のガス出口４から排出される。
て具体的に説明する。図１において、ガス入口ダクト２
から吸収塔３に導入された未処理ガスＡはガス入口ダク
ト２の底部と吸収塔３下部の液の貯槽１に貯留された液
の液面上部の間に設置されたノズルヘッダー５に配備さ
れた複数の上向き液噴出ノズル６より分散された液と接
触する。各ノズルヘッダー５は配管７で連結されてお
り、貯槽１の貯留液Ｃはポンプ８で揚液され、該液は配
管７を介して各ノズルヘッダー５に分散され上向き液噴
射ノズル６から吸収塔３内に散布される。吸収塔３内で
上向き液噴射ノズル６からの散布液と未処理ガスＡが気
液接触し未処理ガスＡは洗浄され処理ガスＢとして吸収
塔３の塔頂のガス出口４から排出される。
【０００８】この実施例では吸収塔３の一辺の長さは１
ｍの真四角な断面で全高さは１４ｍであり、下部貯槽１
の貯留液Ｃの液深は３ｍであり、ガス入口ダクト２は幅
０．７ｍで高さ１．５ｍの四角の断面とした。ガス入口
ダクト２底部からノズルヘッダー５の中心が０．５ｍ下
部になるよう直径０．１２ｍのノズルヘッダー２本を中
心間距離が０．５ｍ間隔で設け、吸収塔壁寄りのものは
壁からその中心までが０．２５ｍとした。ノズルヘッダ
ー５の中心から貯留液面間の距離は０．５ｍとした。ま
た、各ノズルヘッダー５には口径４０ｍｍの上向き液噴
射ノズル６を２本設けた。ガス出口４は内径０．８ｍの
円筒とした。
ｍの真四角な断面で全高さは１４ｍであり、下部貯槽１
の貯留液Ｃの液深は３ｍであり、ガス入口ダクト２は幅
０．７ｍで高さ１．５ｍの四角の断面とした。ガス入口
ダクト２底部からノズルヘッダー５の中心が０．５ｍ下
部になるよう直径０．１２ｍのノズルヘッダー２本を中
心間距離が０．５ｍ間隔で設け、吸収塔壁寄りのものは
壁からその中心までが０．２５ｍとした。ノズルヘッダ
ー５の中心から貯留液面間の距離は０．５ｍとした。ま
た、各ノズルヘッダー５には口径４０ｍｍの上向き液噴
射ノズル６を２本設けた。ガス出口４は内径０．８ｍの
円筒とした。
【０００９】このような吸収塔３に毎時１．５万ｍ3 の
ガスを導入し散布液をガス入口ダクト２底部から４．５
ｍ上部まで噴出させた。このときガス入口ダクト２とガ
ス出口４部のガス差圧を測定したところ、４２ｍｍ水柱
であった。このガス差圧はノズルヘッダー５を図２に示
した従来装置の位置、すなわち、ガス入口ダクト２の上
面から、ヘッダーの中心が０．５ｍとなる位置に設置
し、実施例と同じ高さまで散布液を噴出し、他は実施例
と全く同一とした条件で測定した比較例でのガス差圧の
約１／２に相当し、実施例では大幅なガス圧損の低減が
図れることを確認した。また、散布液中に３２５メッシ
ュ９０％通過の粒子径の石灰石を５ｇ／リットル添加
し、未処理ガスＡ中のＳＯ2 ガスの除去率を比較したと
ころ、比較例での除去率８５％に比較し、実施例では除
去率８８％となり、洗浄効率が向上することを確認し
た。
ガスを導入し散布液をガス入口ダクト２底部から４．５
ｍ上部まで噴出させた。このときガス入口ダクト２とガ
ス出口４部のガス差圧を測定したところ、４２ｍｍ水柱
であった。このガス差圧はノズルヘッダー５を図２に示
した従来装置の位置、すなわち、ガス入口ダクト２の上
面から、ヘッダーの中心が０．５ｍとなる位置に設置
し、実施例と同じ高さまで散布液を噴出し、他は実施例
と全く同一とした条件で測定した比較例でのガス差圧の
約１／２に相当し、実施例では大幅なガス圧損の低減が
図れることを確認した。また、散布液中に３２５メッシ
ュ９０％通過の粒子径の石灰石を５ｇ／リットル添加
し、未処理ガスＡ中のＳＯ2 ガスの除去率を比較したと
ころ、比較例での除去率８５％に比較し、実施例では除
去率８８％となり、洗浄効率が向上することを確認し
た。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルヘッダーの抵抗
によるガス通気圧損の上昇を大幅に低減しかつ気液接触
効率の向上ができる。
によるガス通気圧損の上昇を大幅に低減しかつ気液接触
効率の向上ができる。
【図１】本発明の一実施態様のガス洗浄塔の断面図。
【図２】従来例のガス洗浄塔の一実施態様の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 健治 広島県広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 下部を液の貯槽とし、貯槽に貯留された
液の液面上部にガス入口ダクトを配してガスを導入し、
前記貯留液をポンプで汲み上げ散布して気液接触処理し
た後、上部のガス出口から処理ガスを排出する構造のガ
ス洗浄塔において、複数の上向き液噴射ノズルを配備し
た複数のノズルヘッダーを前記ガス入口ダクトの底部と
前記液面上部の間に設置してなることを特徴とするガス
洗浄塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123947A JPH07328369A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | ガス洗浄塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6123947A JPH07328369A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | ガス洗浄塔 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328369A true JPH07328369A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14873288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6123947A Withdrawn JPH07328369A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | ガス洗浄塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07328369A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19753227A1 (de) * | 1997-12-01 | 1999-06-02 | Abb Research Ltd | Absorberturm |
| CN103182234A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-07-03 | 安徽淮化股份有限公司 | 一种低温甲醇洗吸收塔的气液分离装置 |
| CN105080291A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-11-25 | 芜湖三峰节能设备有限公司 | 一种提高工业尾气清洗效果的装置 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6123947A patent/JPH07328369A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19753227A1 (de) * | 1997-12-01 | 1999-06-02 | Abb Research Ltd | Absorberturm |
| CN103182234A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-07-03 | 安徽淮化股份有限公司 | 一种低温甲醇洗吸收塔的气液分离装置 |
| CN105080291A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-11-25 | 芜湖三峰节能设备有限公司 | 一种提高工业尾气清洗效果的装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |