JPH07327634A - カプセル化食品及びその製造方法 - Google Patents

カプセル化食品及びその製造方法

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JPH07327634A
JPH07327634A JP6208456A JP20845694A JPH07327634A JP H07327634 A JPH07327634 A JP H07327634A JP 6208456 A JP6208456 A JP 6208456A JP 20845694 A JP20845694 A JP 20845694A JP H07327634 A JPH07327634 A JP H07327634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
shark cartilage
shark
capsulated
encapsulated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6208456A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Masuyama
吉成 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAKOMA KK
Original Assignee
MAKOMA KK
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Publication date
Application filed by MAKOMA KK filed Critical MAKOMA KK
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Publication of JPH07327634A publication Critical patent/JPH07327634A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サメ軟骨より抽出された多糖類物質を利用し
て、各種の炎症や組織の老化現象などを防止するに有効
なカプセル化食品を提供する。 【構成】本発明のカプセル化食品は、サメ軟骨粉砕物又
はサメ軟骨より抽出された多糖類物質の少なくとも一種
とビフィズス菌とを含む配合物を、表面に腸内溶解性の
連続皮膜を有するゼラチンカプセル内に封入したもの
で、胃液による不活性化作用を受けることなく腸内に達
するために、配合された成分が相互に作用し合うことに
よって生理活性が効果的に増強される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栄養補助食品又は健康
食品として利用されるカプセル化食品及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】人間が日々健康で活動して過ごすために
は、バランスのとれた栄養分を食品として摂取する必要
があるが、現代人が日常的に取っている通常の食事や菓
子等の嗜好食品などだけでは、とかくバランスが崩れや
すいという問題があり、栄養上のバランスをとるために
種々の栄養補助食品や健康食品が提供されている。一
方、コンドロイチン硫酸がリュウマチや関節炎などに対
して症状を軽減する効果があり、また動脈硬化を防ぐ効
果などもあるとされており、またサメ軟骨も同様な効果
があると言われているが、これらを食品として使用する
ときの効果については、未だに明確となるに至っていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、コンドロ
イチン硫酸やコラーゲン、サメ軟骨などの食品としての
利用について種々研究を重ねた結果、単にそのままの形
態で摂取するよりも消化液に対して保護された形態で摂
取する方がより有効な生理活性を示すことを見出し、本
発明を完成するに至った。即ち本発明は、サメ軟骨やサ
メ軟骨より抽出された多糖類物質を利用して、各種の炎
症や組織の老化現象などを防止するに有効なカプセル化
食品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的は、
サメ軟骨粉砕物又はサメ軟骨より抽出された多糖類物質
の少なくとも一種とビフィズス菌とを含む配合物を、表
面に腸内溶解性の連続皮膜を有するゼラチンカプセル内
に封入したことを特徴とするカプセル化食品によって達
成することができる。
【0005】本発明の食品の成分であるサメ軟骨より抽
出された多糖類物質は、例えばサメ軟骨を細断し、水な
どの溶剤中で蛋白分解酵素で処理して抽出し、吸着や濾
過などの方法で精製し、デキストリン等の乾燥助剤を加
えて例えばスプレー乾燥などの方法により粉末状とした
製品を用いることができる。またかかるサメ軟骨より抽
出された多糖類物質及びビフィズス菌は、いずれも従来
の医薬用として用いられているものほど精製度が高くな
くてもよく、これらの成分は、それぞれ乾燥した粉末状
のものを利用することが好ましい。
【0006】またこれらの成分は、サメ軟骨粉砕物又は
サメ軟骨より抽出された多糖類物質の少なくとも一種6
0〜99重量%、ビフィズス菌1〜10重量%、その他
の生理的活性を有する配合剤又は生理的に無害の結合剤
40重量%以下の範囲内で配合することが好ましい。
【0007】本発明のカプセル化食品は、上記のような
サメ軟骨粉砕物又はサメ軟骨より抽出された多糖類物質
の少なくもいずれか一種とビフィズス菌とを含む配合物
を硬質ゼラチンカプセル内に封入したのち表面に腸内溶
解性の連続皮膜を設けて製造されるが、かかる皮膜は腸
内溶解性であるが胃内のような強酸性環境では容易に消
化液に溶解しない高分子材料を有機性溶媒などに溶解し
た液を、そのカプセルの表面に塗付するなどの方法によ
って形成される。
【0008】このような腸内溶解性の高分子材料として
は、例えば糖蛋白質、或いはセルロースやヘミセルロー
スの脂肪族アルコール誘導体のような溶媒可溶な材料が
好ましく用いられる。またかかる皮膜が連続皮膜でない
ときはゼラチンカプセルが胃液により溶解し易く、食品
成分の部分的な不活性化が生じるものと思われ、充分な
効力が発揮されない傾向がある。
【0009】
【作用】本発明のカプセル化食品は、これを経口摂取す
るとき胃液によるカプセルの溶解が起こらずに内容物が
そのまま腸に達するので、含まれるサメ軟骨又はサメ軟
骨より抽出された多糖類物質やビフィズス菌などが胃液
に触れて不活性化や破壊を受けることなく腸内に到達
し、ここではじめて相互に作用し合って生理活性が有効
に発現する。
【0010】
【実施例】
(実施例1)サメ軟骨より抽出された多糖類物質98重
量%、及びビフィズス菌粉末2重量%を配合した組成物
0.2gずつを硬質のゼラチンカプセルに封入した。
【0011】更にこのカプセルを回転ボウル内に装入し
て回転攪拌させながら、腸内溶解性の高分子材料として
ツエインDP(昭和産業製、商品名)を83%エタノー
ルに溶解した液を噴霧し、カプセルの表面に腸内溶解性
の連続皮膜を有する本発明のカプセル化食品を得た。
【0012】次に、関節炎の症状を有する20人のボラ
ンティアを2群に分けて、その一方に本発明のカプセル
化食品をまた他方には腸内溶解性の皮膜を設けないカプ
セルに封入した対照のカプセル化食品を、それぞれ1回
当たり5粒を1日2回服用する方法によって症状の軽減
効果の比較を行なった。その結果、本発明の食品につい
ては効果顕著が3人、効果有りが6人、効果なしが1人
であったのに対して、対照の食品については効果顕著が
無く、効果有りが6人、効果なしが4人であった。
【0013】(実施例2)サメ軟骨粉砕物とサメ軟骨よ
り抽出された多糖類物質との2対1混合物98重量%、
及びビフィズス菌粉末2重量%を配合した組成物0.2
gずつを硬質のゼラチンカプセルに封入し、更に実施例
1と同様にして、このカプセルの表面に腸内溶解性の連
続皮膜を有する本発明のカプセル化食品を得た。
【0014】
【発明の効果】本発明のカプセル化食品は、サメ軟骨粉
砕物又はサメ軟骨より抽出された多糖類物質の少なくと
も一種とビフィズス菌とを含む配合物を、表面に腸内溶
解性の連続皮膜を有するゼラチンカプセル内に封入して
なるため、服用後に胃液による不活性化や破壊を受ける
ことなく腸内に達し、多糖類物質及びビフィズス菌など
が相互に作用し合って生理活性が有効に発現するに至
る。そのため人体組織に対する生理活性作用が増強され
る効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サメ軟骨粉砕物又はサメ軟骨より抽出さ
    れた多糖類物質の少なくとも一種とビフィズス菌とを含
    む配合物を、表面に腸内溶解性の連続皮膜を有するゼラ
    チンカプセル内に封入したことを特徴とするカプセル化
    食品。
  2. 【請求項2】 サメ軟骨粉砕物又はサメ軟骨より抽出さ
    れた多糖類物質の少なくとも一つとビフィズス菌とを含
    む配合物を硬質ゼラチンカプセル内に封入したのち、該
    カプセルの表面に腸内溶解性の連続皮膜を設けることを
    特徴とする請求項1記載のカプセル化食品の製造方法。
JP6208456A 1994-04-11 1994-09-01 カプセル化食品及びその製造方法 Withdrawn JPH07327634A (ja)

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JP6208456A JPH07327634A (ja) 1994-04-11 1994-09-01 カプセル化食品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-71879 1994-04-11
JP7187994 1994-04-11
JP6208456A JPH07327634A (ja) 1994-04-11 1994-09-01 カプセル化食品及びその製造方法

Publications (1)

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JPH07327634A true JPH07327634A (ja) 1995-12-19

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ID=26413000

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6208456A Withdrawn JPH07327634A (ja) 1994-04-11 1994-09-01 カプセル化食品及びその製造方法

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JP (1) JPH07327634A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6361827B1 (en) 1997-12-26 2002-03-26 Showa Sangyo Co., Ltd. Method of imparting water resistance to molded polysaccharide

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6361827B1 (en) 1997-12-26 2002-03-26 Showa Sangyo Co., Ltd. Method of imparting water resistance to molded polysaccharide

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