JPH0732718B2 - 蛋白加水分解物およびその製造法 - Google Patents

蛋白加水分解物およびその製造法

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JPH0732718B2
JPH0732718B2 JP61500802A JP50080286A JPH0732718B2 JP H0732718 B2 JPH0732718 B2 JP H0732718B2 JP 61500802 A JP61500802 A JP 61500802A JP 50080286 A JP50080286 A JP 50080286A JP H0732718 B2 JPH0732718 B2 JP H0732718B2
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    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乳清蛋白,ラクトアルブミン,α−ラクトアル
ブミン,ラクトフェリン,β−ラクトグロブリン,リゾ
チームまたは血清アルブミンから得られる蛋白加水分解
物,その加水分解物の製造法および薬用としてのその使
用に関する。
乳蛋白がカゼインおよび乳清蛋白より構成されているこ
とは公知である。さらに、プロテオース−ペプトンは牛
乳の全窒素含有量の約5%を占める蛋白と見なすことが
できる。牛乳の全蛋白含有量中のカゼインの割合は約80
%であり、乳清蛋白は約20%である。カゼインは最も研
究された蛋白のうちに入る。しかし最初の推定とは裏腹
にカゼインは決して単一体ではない。従来数種の画分が
区別されている。しかしながら、すべてのカゼインに共
通した特徴は係合した燐を有するということである。カ
ゼインはいわゆる乳清蛋白よりは極めて複雑に構成され
ておりかつ実質的により大きな分子量を有する。乳清蛋
白については、これらがβ−ラクトグロブリン,α−ラ
クトアルブミン,血清アルブミンおよび免疫グロブリン
よりなることは従来既に公知である。
ブラントルおよびテッシェンマッハーの研究〔Brantl,T
eschenmacher,ミルヒ・ヴィッセンシャフト(Milch Wis
senschaft)第37巻,641〜644頁,1982年〕によれば、阿
片様の作用物質が牛乳カゼイン画分から単離され得るこ
とが証明されている。本発明者らは市販カゼイン−ペプ
トンから出発して、クロロホルム−メタノール65:35
(容量比)抽出液を調製して、これを活性炭ならびにXA
D−2−ポリスチレン樹脂を用いる吸着工程/脱着工程
により前精製し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
によりさらに精製した。得られたそれぞれの物質の阿片
様活性は、モルモット回腸試料について測定して、濃縮
度または精製度を定量的に追跡した。阿片様作用はペプ
タペプチドおよびその末端−Cにおいて1個または数個
のアミノ酸残基が短縮された断片に順序付けして分類し
た。
本発明の課題は、数種の蛋白から薬物として使用され得
るさらに別の成分を提供することにある。
驚くべきことに今回、乳清蛋白,ラクトアルブミン,α
−ラクトアルブミン,ラクトフェリン,β−ラクトグロ
ブリン,リゾチームまたは血清アルブミンから出発し
て、意外にも薬理作用を有する分解生成物が得られうる
ことが見出された。
とりわけラクトアルブミン,α−ラクトアルブミン,β
−ラクトグロブリン,ラクトフェリンまたは乳清蛋白の
すべての混合物の分解生成物ならびに変性リゾチームの
分解生成物は、驚くべき薬理作用を示した。これまで
は、上記の諸研究に基づいて、乳汁中の薬理作用成分は
カゼイン画分にのみ存在するとの見解が持たれていた。
リゾチームはその構造の点においてラクトアルブミンに
類似している。両蛋白においては51種のアミノ酸が同一
の位置にあり、24種が類似した配置になっている。リゾ
チームは牛乳には少量存在し、鶏卵白および粘膜には多
量存在する。
本発明による蛋白加水分解物は下記のようにして得られ
る。すなわち、乳清蛋白,ラクトアルブミン,ラクトフ
ェリン,α−ラクトアルブミン,β−ラクトグロブリ
ン,リゾチームまたは血清アルブミンと水から約1〜10
重量%の懸濁液を製造し、これを少なくとも1種のプロ
テアーゼおよび場合によってはリパーゼにより35〜38℃
で攪拌下数時間処理してこの処理を約60℃で数時間継続
し、80〜90℃に加熱して暫時この温度に保つ。次いで冷
却し、冷後減圧濃縮して残渣を生成物(A)として単離
する。残渣を極性溶媒または極性溶媒混合物により室温
または若干加温する程度の温度で抽出し、ロ過してロ液
を濃縮乾固して生成物(AP)を得る。
出発原料の水中懸濁液を2〜5重量%にして使用すると
有利である。
35〜38℃における処理は好ましくは約1〜4時間,さら
に有利には約2時間継続し、加温後の温度約60℃には好
ましくは約1〜4時間,さらに有利には2〜3時間維持
する。
極性溶媒としては無水エタノール,クロロホルムまたは
イソプロパノールを使用するのが好ましく、極性混合溶
媒としてはクロロホルム/メタノール混合物(容量比1/
1〜3/1)または20〜80%の水を含むエタノール/水混合
物を使用するのが好ましい。
プロテアーゼ(n)としてはパパイン,パンクレアチ
ン,キモトリプシン,トリプシンを使用するのが好まし
く、場合によっては真菌類または細菌から得られたプロ
テアーゼが使用され、真菌類プロテアーゼはトリチラキ
ウム(Tritirachium)種,とりわけトリチラキウム・ア
ルバ(Tritirachium−Alba)からのプロテアーゼ、アス
ペルギルス(Aspergillus)種,とりわけアスペルギル
ス・サイトイ(Aspergillus saitoi),アスペルギルス
・ソジャエ(Aspergillus sojae),アスペルギルス・
オリゼー(Aspergillus oryzae)からのプロテアーゼお
よび/またはリゾプス(Rhizopus)種からのプロテアー
ゼ,とりわけニューラーゼ(Newlase)の中から選択さ
れ、細菌プロテアーゼはストレプトマイセス(Streptom
yces)種,とりわけストレプトマイセス・カエスピトス
ス(Streptomyces caespitosus),ストレプトマイセス
・グリセウス(Streptomyces griseus)〔プロナーゼE,
(Pronase E)〕からのプロテアーゼ,バチルス・ズブ
チリス(Bacillus subtilis)種からのもの,とりわけ
ズブチロペプチダーゼA(Subtilopeptidase A)カール
スベルグ・ズブチリシン(Carlsberg Subtilisin)およ
びバチルス・ポリミキサ(Bacillus polymyxa)からの
プロテアーゼの中から選択される。
なお、でん粉およびでん粉類似物質の不純物をまだかな
りの量含む出発原料の場合には、ズブチリス(Subtili
s)種から得られるα−アミラーゼを併用するのが好ま
しい。このようなアミラーゼの最適作用範囲は一般的に
pH値5.7〜7.2の間にあり、温度については75℃まで可能
である。
リパーゼの併用は通常、出発原料が不純物として著しく
脂肪を含む場合に限って必要とされる。
酵素の使用量は懸濁液に対して約0.01〜2重量%使用す
ると有利である。
プロテアーゼとしては、パパインまたはほぼ同重量部の
パンクレアチンとパパインとの混合物を使用するのが好
ましい。
さらにその他の好ましいプロテアーゼ混合物は、ほぼ同
重量部のパパイン,パンクレアチンならびに、例えばス
トレプトマイセス・グリセウスから得られる細菌プロテ
アーゼであるプロナーゼEおよび真菌類プロテアーゼと
してアスペルギルス種からの生成物である「ニューラー
ゼ」のような細菌プロテアーゼまたは真菌類プロテアー
ゼよりなる混合物である。
第二番目の加温相、すなわちまず最初に35〜38℃に加温
した後の加温相には熱安定性のより高い酵素を添加する
のが好ましい。
前述の生成物(AP)は下記のようにして精製,分離する
ことができる。すなわち、この生成物を約10〜20倍の重
量部の40〜80%エタノール水溶液中に懸濁し、炭素原子
約4〜8個を有する脂肪族炭化水素または環式脂肪族炭
化水素のほぼ同容量で繰り返して抽出し、個々の相(水
性アルコール抽出液および炭化水素抽出液)からそれぞ
れ溶媒を留去して、水性アルコール相の残渣として生成
物(A2)および炭化水素抽出液の残渣として生成物
(P)を得る。生成物(A2)は重量で約5〜20倍のジエ
チルエーテルで抽出し、その場合に不溶物として残存す
る分を重量で約20〜40倍のクロロホルムと激しく振とう
し、引き続いてロ過し、ロ液を濃縮乾固してこれにより
生成物(F)を単離する。クロロホルム不溶分は生成物
(N)である。
収量を向上せしめるためには、生成物(A2)の処理の際
に得られるエーテル抽出液を濃縮し、その場合に得られ
る残渣を上記生成物(P)と合わせるとより有利であ
る。これはさらに精製するためには無水エタノールに溶
解し、安定な混濁液が得られるまで水を加え、次いで炭
素原子約4〜8個を有する脂肪族炭化水素または脂環族
炭化水素で抽出する。抽出溶媒を留去した後、精製され
た生成物(P)を得る。これは室温で固体状であるが、
30℃を超えると液状となる。
都合のよいことに、水−エタノール相を濃縮することに
よりこれからさらに生成物(A2)を得ることができる。
これは前述のようにさらに処理することができ、前記単
離法に従って処理すれば主として生成物(F)を生じ
る。
前記生成物(F)および(N)はクロロホルム残留物を
含むことがあるが、これは生成物(F)および(N)を
少量のエタノールに溶解し、エタノールを減圧下に留去
することにより除去できる。
前述の炭素原子4〜8個を有する脂肪族炭化水素および
脂環族炭化水素としては、n−ヘキサン,シクロヘキサ
ン,ヘプタン,オクタンまたは沸点約40〜70℃の範囲の
石油エーテルが挙げられる。
本発明によって得られる蛋白加水分解物は有効な薬理学
的性質を有し、例えば鎮痛作用,消炎作用,抗突然変異
作用を示しかつ抗緑内障作用を有する。従って本発明に
よる蛋白加水分解物は、例えば,あらゆる種類の疼痛性
炎症,神経性皮膚炎,関節炎,リウマチさらには緑内障
の治療に使用することができる。本発明の生成物(AP)
および(A)は主として鎮痛作用,抗突然変異作用およ
び消炎作用を示す。本発明の生成物Fは、特に消炎作用
および抗緑内障作用を示すのが特徴である。
本発明による生成物Nは主として鎮痛作用および抗突然
変異作用を示す。
本発明による生成物Pは軟膏基剤として好適である。
ラクトフェリンから得られた本発明の生成物(N)は特
にきわだった抗突然変異作用を示す。
従って、上記病像の予防および薬物治療に本発明の蛋白
加水分解物を使用することもまた本発明の対象である。
本発明はまた、本発明による蛋白加水分解物の少なくと
も1種,場合によっては薬剤としての目的に適した担体
および/または助剤をも共に含む薬物組成物にも関す
る。
これらの組成物はとりわけ上記適応症に使用することが
でき、例えば経口投与,非経口投与,局所投与によって
適用することができる。投与量は主として剤形ならびに
治療もしくは予防のいずれを目的とするかによって異な
る。
経口投与の場合には一般的には1回投与量は0.5〜50mg
の範囲の間(体重約70〜75kgの成人に対して)にあり、
1日(24時間)当たり約3〜10回投与する。神経性皮膚
炎の治療の場合には、例えば1回当たり有効物質投与量
1.5〜3mgのように、投与量を低くすることができる。こ
の投与量によって痒みの刺激は急速に減少し、引き続い
て皮膚が正常化する。リウマチの治療の場合には1日投
与量を500mg(成人の場合)までにすることができる。
静脈内投与の場合には、通常1日当たり70〜140mg/個人
(体重約75kgの場合)投与する。一般的にはこの場合の
投与頻度は1日当たり1回である。
局所適用の場合には通常、経口適用についての上記有効
物質量の1〜2倍を投与する。
経口投与用の製剤は、例えば水溶液またはアルコール溶
液のような液剤であってもよく、あるいはまた錠剤とし
て製剤化してもよい。錠剤の製造には通常の生理的に許
容される充填剤,結合剤,崩壊剤および滑剤を使用する
こともできる。好適な充填剤としては、例えば、乳糖,
蔗糖,でん粉もしくはセルロースおよびその誘導体が挙
げられる。使用され得る結合剤としては、例えば、でん
粉、ゼラチン,蔗糖,セルロースエーテル,例えばポリ
ビニルピロリドンのような重合体が挙げられる。崩壊剤
としては同様にまたでん粉およびでん粉エーテルを使用
することができる。好適な滑剤および離型剤としては、
例えば、タルク,ステアリン酸塩またはシリコーンが挙
げられ、流動性調節剤としては高分散二酸化ケイ素もし
くはタルクを使用することができる。錠剤はまた糖衣錠
としてまたはフィルムコーチング錠として製剤化するこ
ともできる。製剤はまた通常の軟質ゼラチンカプセルも
しくは硬質ゼラチンカプセル剤として投与できることも
勿論のことである。
注射用には通常の滅菌等張水溶液として製造することが
できる。しかし有効物質はまた凍結乾燥体として調製
し、これを使用前に適切な水性希釈剤に溶解することも
できる。
局所適用のための製剤は水溶液,ローション,ゼリー,
油剤,懸濁液,油性軟膏もしくはエマルジョン軟膏とす
ることができる。水溶液としての製剤は、例えば、本発
明の有効物質をpH4〜7.5の水性緩衝液に溶解し、所望に
よってはさらに別の有効物質および/または例えばポリ
ビニルピロリドンのような高分子粘着剤および/または
保存剤を添加することにより得られる。有効物質濃度は
約1〜10重量%である。
局所投与用の油剤は、例えば、本発明の有効物質を油中
に懸濁し、場合によってはステアリン酸アルミニウムの
ような膨潤剤および/または、例えばモノステアリン酸
グリセリンエステル,モノラウリン酸ソルビタンエステ
ル,モノステアリン酸スルビタンエステルまたはモノオ
レイン酸ソルビタンエステルのような多価アルコールの
脂肪酸モノエステルのようなHLB(親水性親油性バラン
ス)値が10未満の界面活性剤を添加することにより得ら
れる。
油性軟膏は、例えば、本発明の有効物質を塗布可能な油
性基剤に懸濁し、場合によってはHLB値が10未満の界面
活性剤を添加することにより得られる。
好適な軟膏基剤は本発明による生成物(P)である。
抗突然変異作用はチャイニーズハムスターを使用して姉
妹染色分体交換テストにより証明した。この方法はエイ
チ・マーカルト(H.Marquardt)およびユー・バイヤー
(U.Bayer)によりミューテーション・リサーチ(Mutat
ion Research)第56巻,169〜176頁,1977年に記載されて
いる。
局所鎮痛作用は家兎の角膜について、いわゆるフライ
(Frey)刺激毛を用いて測定した、参照:エム・ヴイ・
フライ(M.v.Frey):痛覚の生理に関する寄稿,ライプ
チヒ・王室ザクセン科学協会会報,数学自然科学部門
(Beitrge zur Physiologie des Schmerzsinnes,Beri
cht ber die Verhandlungen der Kniglich schsi
schen Gesellschaft der Wissenschaften zu Leipzig,M
athemat.Physisch.Classe Leipzig)発行者ヒルツェル
(Hirzel),1894年,185〜196頁。
神経性皮膚炎治療の例 神経性皮膚炎と診断され、従って全身に強い痒み刺激を
感じていた患者12名にそれぞれ、本発明の生成物(F)
を20%エタノール水溶液に5%濃度で溶解した液1滴を
1日3回経口適用した。12名の患者の第二群を対象群と
してエタノール水溶液のみを適用した。有効物質投与群
の患者の場合には適用約30分後に痒みの刺激は消失し
た。治療4日後には皮膚の炎症は著しく回復した。
使用するプロテアーゼを選べば本発明において主として
消炎性作用を有するペプチドが得られる。これらは一般
的に僅かな鎮痛作用のみ示すものもあり、かなりの部分
が鎮痛作用を有するものもある。パンクレアチンおよび
パパインを使用する場合には主として炎症阻止作用のあ
るペプチドが得られ、これはペントキシフィリン障害に
対して予防効果を有しており、一方パンクレアチンおよ
び/またはパパインと真菌類由来のプロテアーゼまたは
細菌からのプロテアーゼとの組合せの場合にはさらに鎮
痛作用をも兼ね備えたペプチドが得られる。言い換える
と、例えば真菌類および細菌から得られるような比較的
高温で作用するプロテアーゼを使用すると鎮痛作用を有
する部分の多いペプチドが得られる。
以下本発明による物質の製造法を実施例に従ってさらに
詳細に説明する。
実施例1 乳清から得られた変性乳蛋白画分5g(ラクトアルブミン
として市販、例えばラクトアルブミン−シグマとして入
手可能)を水95ml中に懸濁し、撹拌下それぞれほぼ同重
量部のパンクレアチン,パパインおよび細菌プロテアー
ゼまたは真菌類プロテアーゼよりなる混合物0.4gを加
え、35〜37℃に加温する。この温度で反応混合物がほぼ
透明になるまで数時間撹拌する。次いで60℃に加熱し、
約1時間後に徐々に昇温して80℃とし、この温度で短時
間放置し、冷却して減圧濃縮する。残渣をエタノール/
水70:30(容量比)に溶解して活性炭とセライトとを若
干加えてロ過し、ロ液を濃縮乾固して、無色の生成物を
得る。収率約70〜80%。
実施例2 ラクトアルブミン5gを水130ml中に懸濁し、これにパパ
イン50mg,パンクレアチン50mgおよびリパーゼ50mgを加
え、35〜37℃に加温してこの温度で約2時間撹拌し、市
販の真菌類から得られたプロテアーゼ、例えばニューラ
ーゼ(Newlase)50mgを加え、徐々に温度を上げて(約
2〜3時間かけて)60℃にする。次いで温度を短時間80
℃に上げて後、冷却し、混濁した液を減圧濃縮し、残渣
をエタノールで抽出してロ過し、減圧濃縮して、生成物
(AP)約0.2gを得た。
実施例3 実施例1と同様に、ラクトアルブミン5gを水130ml中に
懸濁する。2種類の蛋白分解酵素、例えばパパインおよ
びパンクレアチン各50mgを加え、38℃に加温してこの温
度で2時間撹拌する。引き続いて温度を80℃に上昇せし
め、実施例1に準じて処理して、生成物約1.8gを得る。
実施例4 実施例1と同様に、ラクトアルブミン5gを水130ml中に
懸濁する。これにパパイン50mgを加え、35〜37℃に加温
してこの温度で1時間撹拌し、新たにパパイン50mgを加
え、この温度でさらに約2時間撹拌し、短時間80℃に加
熱して冷却した後、混合物を減圧下に濃縮乾固する。引
き続いて実施例1記載のようにエタノール/水で処理し
て、生成物約17gを得る。
実施例5 ラクトアルブミン5gを実施例4の記載に従って懸濁し、
この場合にはしかしパパインの代わりにパンクレアチン
を使用する。アルコール/水処理後、生成物を約2.1gを
得る。
実施例6 ラクトグロブリン5gまたはラクトフェリン5gに水200ml
を加えた後、これをパンクレアチン,パパインおよび実
施例1に記載したような真菌由来プロテアーゼそれぞれ
50mgよりなる混合物で加水分解し、処理する。エタノー
ル:水70:30の混合物で沈澱させて、ペプチド混合物5.6
gを得る。
真菌類プロテアーゼとしては種々の製品が使用される。
一つの組成物例では酵素混合物としてトリチラキウム属
真菌,とりわけトリチラキウム・アルバから得られる蛋
白含有率約90%でありかつ活性が蛋白mg当たり約20Eの
凍結乾燥粉末を使用する。さらに別の組成物例ではアス
ペルギルス属真菌,とりわけ活性が乾燥塊mg当たり約0.
3Eのアスペルギルス・サイトイまたは同じ活性を有する
アスペルギルス・ソジャエもしくはアスペルギルスオリ
ゼーから得られるプロテアーゼを使用する。さらにもう
一つの別の組成物例では活性が塊状物mg当たり約0.5Eの
リゾプス属の菌から得られるプロテアーゼを使用する。
この酵素または「ニューラーゼ」とも呼ばれる。
それぞれ1回投与量250mg/kgでラクトグロブリン−ペプ
チド−加水分解物は、ペントキシフィリン300mg/kgの腹
腔内注射に対して拮抗効果を発揮する。
実施例7 実施例6に記載したように、β−ラクトグロブリン1g
を、パンクレアチン,パパインおよび細菌プロテアーゼ
(酵母より得られたもの)それぞれ10mgの混合物で加水
分解し、前記と同じように処理する。
酵素混合物の製造は50%エトキシ化脂肪族アルコールを
用いるデキャプシュレーション処理によって行われる。
この場合乾燥塊mg当たり約440デルフト単位の活性を有
するエンドプロテアーゼを使用することが重要である。
蛋白の密度は750〜900g/である。至適活性度はpH7〜1
1,温度約60℃にある。
さらに別の組成物は、ストレプトマイセス属の細菌,と
りわけ活性が乾燥塊mg当たり0.7〜1Eのストレプトマイ
セス・カエスピトススを、活性が蛋白mg当たり7〜15E
のズブチリス種,とりわけズブチロペプチダーゼA(カ
ールスベルグ・ズブチリシン),活性が乾燥塊当たり4E
のストレプトマイセス・グリセウス(プロナーゼE)精
製物かまたは活性が乾燥塊当たり15〜20Eのストレプト
マイセス・グリセウス、または活性が乾燥塊当たり約0.
4Eのバチルス・ポリミキサと共に使用して製造される。
実施例8 α−ラクトグロブリン5gを実施例6に記載したように加
水分解して処理する。収量:5.5g。
実施例9 α−ラクトアルブミン100gを実施例6に準じて加水分解
する。処理する場合にエタノール/水混合物の代わりに
無水エタノールを使用する。収量:2.5g。ペプチド混合
物は0.3〜3%の濃度範囲で局所鎮痛作用を示す。
実施例10 ニワトリ卵白から得られるリゾチーム5gを水200ml中80
℃で変成し、38℃に冷却して実施例6に準じて酵素混合
物で加水分解し、実施例6に記載したように処理して無
色の生成物3.4gを得る。この生成物は抗突然変異性作用
および抗炎症作用ならびに局所鎮痛作用を有する。
本発明の生成物についてマウスを用いて下記のように薬
理試験を行った。
ペントキシフィリン約300mg/kgをマウスに腹腔内注射す
ると、通常はマウスは死亡する。しかしながら予め本発
明による生成物を30分前に約300〜600mg/kgの割合で腹
腔内注射または静脈内注射により投与しておくと、ペン
トキシフィリン誘発死亡率に対する予防効果は60〜100
%となる。
局所鎮痛作用もまた人の眼で試験した。抗突然変異作用
の試験はハムスター姉妹染色分体交換テストによって行
った。
実施例11 実施例1の粗生成物5gを無水エタノール100mlにより、2
2〜50℃の温度範囲で抽出する。ロ過または遠心分離し
て得られる透明溶液を濃縮乾固し、残渣として生成物を
(AP)約0.2g得る。
この生成物の鎮痛作用は実施例1の生成物と同じ薬理効
果を示すのには、実施例1の生成物の量のわずか1/8で
充分であることが分かった。
実施例12 実施例11によって得られる生成物(AP)100gを80%エタ
ノール500ml中に懸濁し、ヘプタン各500mlで2回抽出す
る。ヘプタン相を80%エタノール200mlで洗浄し、洗液
とエタノール相とを合わせる。次いで、ヘプタンを減圧
下に留去する。残渣は(P)である。収量:43g。水−ア
ルコール相を濃縮して生成物(A2)を得る収量:54g。
(A2)をジエチルエーテル1.5と半時間激しく撹拌
し、エーテル相を傾斜して除去し、残渣を単離してこれ
をクロロホルム1中激しく撹拌する。その後クロロホ
ルム相をロ過してロ液を減圧濃縮し、留去残渣として生
成物(F)を得る。収量:20g。
クロロホルム可溶成分ロ過残渣をエタノール250mlに溶
解し、減圧濃縮する。このようにして生成物(N)を得
る。収量13g。これをクロロホルム200ml中に加え、クロ
ロホルム相を濃縮して生成物(F)をさらに4g得る。生
成物(N)の収量は8.5gとなる。
生成物(F)から残留クロロホルムを完全に除去するた
めに、生成物(F)をエタノールに溶解し、減圧下に液
状部分すべてを除去することもできる。
上記で得られる生成物(P)からは、これを無水エタノ
ールに溶解し、一定の混濁状態に至るまで水を加え、引
き続いてヘプタンで抽出して、エタノール相からさらに
生成物(A2)を得ることができる。(使用した生成物P
の約10%)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/06 C12R 1:545) (C12P 21/06 C12R 1:125) (C12P 21/06 C12R 1:12)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳清蛋白,ラクトアルブミン,α−ラクト
    アルブミン,ラクトフェリン,β−ラクトグロブリン,
    リゾチームまたは血清アルブミンの水中約1〜10重量%
    懸濁液を少なくとも1種のプロテアーゼおよび場合によ
    ってはリパーゼにより、35〜38℃で攪拌下に数時間処理
    し、この処理を約60℃で数時間継続し、80〜90℃に加熱
    して暫時この温度に保ち、次いで冷却し、冷後減圧濃縮
    して残渣を生成物(A)として得ること、および生成物
    (A)をさらに極性溶媒または極性溶媒混合物により室
    温または若干加温する程度の温度で抽出し、ロ過してロ
    液を濃縮乾固して生成物(AP)を得ることにより、乳清
    蛋白,ラクトアルブミン,α−ラクトアルブミン,ラク
    トフェリン,β−ラクトグロブリン,リゾチームまたは
    血清アルブミンから得られる蛋白加水分解物。
  2. 【請求項2】乳清蛋白,ラクトアルブミン,α−ラクト
    アルブミン,ラクトフェリン,β−ラクトグロブリン,
    リゾチームまたは血清アルブミンの水中約1〜10重量%
    懸濁液を、少なくとも1種のプロテアーゼおよび場合に
    よってはリパーゼにより、35〜38℃で攪拌下数時間処理
    し、次いで60℃で加温してこの温度に攪拌下数時間維持
    し、次いで80〜90℃に加熱し、暫時この温度に保ち、冷
    却して減圧濃縮し、残渣の生成物(A)を単離するこ
    と、およびこの残渣を極性溶媒または極性溶媒混合物に
    より室温または若干加温する程度の温度で抽出し、ロ過
    してロ液を濃縮乾固して生成物(AP)を得ることを特徴
    とする乳清蛋白、ラクトアルブミン、α−ラクトアルブ
    ミン、ラクトフェリン、β−ラクトグロブリン、リゾチ
    ームまたは血清アルブミンの加水分解物の製造法。
  3. 【請求項3】出発原料の水中2〜5重量%懸濁液を使用
    することを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】35〜38℃における処理を約1〜4時間、好
    ましくは2時間断続し、かつ約60℃に上昇させた温度を
    約1〜4時間、好ましくは2〜3時間維持することを特
    徴とする請求の範囲第2項または第3項記載の方法。
  5. 【請求項5】極性溶媒として無水エタノール,クロロホ
    ルムまたはイソプロパノール,あるいは極性溶媒混合物
    としてクロロホルム/メタノール−混合物(容量比1/1
    〜3/1)またはエタノール/水−混合物(水20〜80%)
    を使用することを特徴とする請求の範囲第2〜第4項の
    1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】プロテアーゼとして、パパイン,パンクレ
    アチン,キモトリプシン,トリプシンおよび場合によっ
    ては真菌類および/または細菌から得られるプロテアー
    ゼを使用し、真菌類プロテアーゼをトリチラキウム(Tr
    itirachium)種,とりわけトリチラキウム・アルバ(Tr
    itirachium alba)から得られるプロテアーゼ、アスペ
    ルギルス(Aspergillus)種,とりわけアスペルギルス
    ・サイトイ(Aspergillus saitoi),アスペルギルス・
    ソジャエ(Aspergillus sojae),アスペルギルス・オ
    リゼー(Aspergillus oryzae)から得られるプロテアー
    ゼおよび/またはリゾプス(Rhizopus)種から得られる
    プロテアーゼ,とりわけニューラーゼ(Newlase)の中
    から選択し、細菌プロテアーゼはストレプトマイセス
    (Streptomyces)種,とりわけストレプトマイセス・カ
    エスピトスス(Streptomyces caespitosus),ストレプ
    トマイセス・グリセウス(Streptomyces griseus)〔プ
    ロナーゼE,(Pronase E)〕から得られるプロテアー
    ゼ,バチルス・ズブチリス(Bac−illus subtilis)種
    からのもの,とりわけズブチロペプチダーゼA(Subtil
    opeptidase A)〔カールスベルグ・ズブチリシン(Carl
    sberg Subtilisin)〕およびバチルス・ポリミキサ(Ba
    cilluspolymyxa)から得られるプロテアーゼの中から選
    択することを特徴とする請求の範囲第2〜第5項の1項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】プロテアーゼおよび/またはリパーゼを懸
    濁液に対して約0.01〜2重量%使用することを特徴とす
    る請求の範囲第2〜第6項の1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】プロテアーゼとしてパパインを使用するこ
    とを特徴とする請求の範囲第2〜第7項の1項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】プロテアーゼとしてほぼ同重量部のパンク
    レアチンとパパインとの混合物を使用することを特徴と
    する請求の範囲第2〜第8項の1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】プロテアーゼとしてほぼ同重量部のパパ
    イン,パンクレアチンおよび細菌プロテアーゼまたは真
    菌類プロテアーゼを使用することを特徴とする請求の範
    囲第2〜第9項の1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】第2段階加温相、すなわち35〜38℃の第
    1段階加温後において熱安定性酵素を添加することを特
    徴とする請求の範囲第2〜第10項の1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】乳清蛋白,ラクトアルブミン,α−ラク
    トアルブミン,ラクトフェリン,β−ラクトグロブリ
    ン,リゾチームまたは血清アルブミンの水中約1〜10重
    量%懸濁液を、少なくとも1種のプロテアーゼおよび場
    合によってはリパーゼにより、35〜38℃で攪拌下数時間
    処理し、次いで60℃で加温してこの温度に攪拌下数時間
    維持し、次いで80〜90℃に加熱し、暫時この温度に保
    ち、冷却して減圧濃縮し、この残渣を極性溶媒または極
    性溶媒混合物により室温または若干加温する程度の温度
    で抽出し、ロ過してロ液を濃縮乾固して得られる生成物
    (AP)を重量で約10〜20倍の40〜80%エタノール水溶液
    中に懸濁し、炭素原子4〜8個を有する脂肪族炭化水素
    または脂環族炭化水素ほぼ同容量で繰返し抽出し、個々
    の相(アルコール水溶液相および炭化水素抽出液)から
    それぞれ溶媒を留去し、アルコール水溶液相の残渣とし
    て生成物(A2)を、炭化水素抽出液の残渣として生成物
    (P)を得て、生成物(A2)を重量で約5〜20倍のジエ
    チルエーテルで抽出し、不溶部分を重量で約20〜40倍の
    クロロホルムと激しく攪拌し、引き続いてロ過し、ロ液
    を濃縮乾固して生成物(F)を単離し、クロロホルム不
    溶性部分として生成分(N)を単離することを特徴とす
    ることを特徴とする乳清蛋白、ラクトアルブミン、α−
    ラクトアルブミン、ラクトフェリン、β−ラクトアルブ
    ミン、リゾチームまたは血清アルブミンの加水分解物の
    製造法。
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