JPH07326896A - 実装機の部品位置決め装置 - Google Patents

実装機の部品位置決め装置

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JPH07326896A
JPH07326896A JP6121095A JP12109594A JPH07326896A JP H07326896 A JPH07326896 A JP H07326896A JP 6121095 A JP6121095 A JP 6121095A JP 12109594 A JP12109594 A JP 12109594A JP H07326896 A JPH07326896 A JP H07326896A
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JP
Japan
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pair
arm
suction nozzle
positioning
correction
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JP6121095A
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English (en)
Inventor
Seiji Soga
清治 曽我
Tsuneshi Togami
常司 戸上
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、かつ実装効率を阻害すること
なく複数種の電子部品の位置決めを行う。 【構成】 吸着ヘッド1の外枠部材17に主修正アーム
対15A,15B及び副修正アーム対16A,16Bを
開閉可能に設け、吸着ノズル3の昇降に応じて、吸着ノ
ズル3に吸着された電子部品を各修正アーム対15A,
15B,16A,16Bにより挾み付けて位置決めする
ようにした。この際、主修正アーム対15A,15Bの
先端部に、矩形状チップ部品30の側面にのみ当接する
上部位置決め面25aと、リード付IC31のリード先
端にのみ当接する下部位置決め面25bととを上下に段
状に連設してなる挾持部分25をそれぞれ設けるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品をプリント基
板に装着する実装機において、特に、吸着ノズルにより
吸着した電子部品を修正アームにより位置決めするよう
にした実装機の部品位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動可能なヘッドユニットに
搭載された昇降可能な吸着ノズルにより、部品供給部か
ら所定の電子部品を吸着し、これを位置決めされている
プリント基板上に移載して装着するようにした実装機が
知られている。
【0003】このような実装機においては、電子部品の
吸着の際に、吸着ノズルに対して電子部品がずれて吸着
される等、吸着ずれを生じる場合があるので、これを修
正するため、例えば上記吸着ノズルの四方外方であっ
て、吸着ノズルを保持する部分に開閉可能な修正アーム
を設け、この修正アームを吸着ノズルの昇降に連動さ
せ、上記吸着ノズルが下降したときは修正アームが開
き、吸着ノズルが部品吸着後に上昇したときは修正アー
ムが閉じるようにして電子部品を挾み付け、これにより
電子部品の位置決めを行うようにした装置が提案されて
いる。
【0004】ところが、このような装置では、吸着され
る電子部品の種類が変わった場合に、例えば単なる矩形
のチップ部品とリード付ICといったサイズや形状が大
きく異なる電子部品に対して同一の修正アームにより位
置決めすることが難しく、現実の実装に際しては電子部
品の種類に応じて修正アームを取り替えるという煩雑な
作業が必要となっていた。そこで、最近では、実装機の
基台等に互いに直交する方向に進退する2組のチャック
部材を設け、各チャック部材の先端部に、例えばサイズ
の異なる部品に対応する複数の位置決め部分を上下方向
に連続して形成し、実装時には、電子部品をチャック部
材の当該電子部品に対応する位置決め部分の高さまで下
降させた後、チャック部材によって当該電子部品を挾み
付けて位置決めする装置が提案されている(特公昭62
−53300号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
実装機の基台等にチャック部材を設けた上記の装置で
は、複数種の電子部品の位置決めを行うことが可能な点
で有利ではあるが、常に、吸着した電子部品を当該装置
の上方に移載し、吸着ノズルを昇降させて電子部品の位
置決めを行ってからプリント基板に装着することになる
ので、実装効率の面で不利であるとともに、また、吸着
ノズルと位置決め装置の動作を相対的に制御する必要が
ある等、構造や制御が複雑になるといった問題がある。
【0006】従って、構成が簡単で、かつ吸着した電子
部品をプリント基板上に移載しながら電子部品の位置決
めを行うことが可能な上記修正アームを用いたタイプの
装置と、複数種の電子部品の位置決めが可能な上記チャ
ック部材を備えたタイプの装置との双方の長所を有する
位置決め装置が望まれるところである。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、簡単な構成で、かつ実装効率を阻害す
ることなく複数種の電子部品の位置決めを行うことがで
きる実装機の部品位置決め装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
電子部品を吸着する昇降可能な吸着ノズルの周辺部に、
この吸着ノズルに吸着された電子部品を挾み付けて位置
決めを行う修正アームを備え、上記吸着ノズルの昇降に
連動して上記修正アームを開閉するようにした実装機の
部品位置決め装置において、上記修正アームは、矩形状
チップ部品の側面にのみ当接する第1の位置決め部と、
リード付ICのリード先端にのみ当接する第2の位置決
め部とを上下に段状に連設してなる挾持部分を具備して
なるものである。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載の実
装機の位置決め装置において、上記修正アームは、一方
向に接離可能は主アーム対と、これと直交する方向に接
離可能な副アーム対とからなり、上記吸着ノズルの上昇
に伴い上記主アーム対が閉じられた後に副アーム対が閉
じられるように開閉タイミングが設定されたものであっ
て、上記主アーム対に上記第1及び第2の位置決め部を
具備した挾持部分が設けられ、当該主アーム対の挾持部
分における上記副アームの接離方向両端部位及び上記副
アーム対の挾持部分に、それぞれ副アーム対を主アーム
対の間に介入させるための介入手段が具備されてなるも
のである。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、吸着ノズル
が下降して修正アームが開いた状態で、当該吸着ノズル
により電子部品が吸着される。そして、吸着ノズルが上
昇するに伴い修正アームが閉じ、吸着した電子部品が挾
み付けられて電子部品の位置決めが行われる。この際、
電子部品が矩形状チップ部品である場合には、修正アー
ムの第1の位置決め部のみがチップ部品の側面に当接さ
れ、これによりチップ部品の位置決めが行われる。一
方、電子部品がリード付ICである場合には、第2の位
置決め部のみがリード先端に当接され、これよりリード
付ICの位置決めが行われる。
【0011】上記請求項2記載の発明によれば、部品位
置決めの際には、先ず、吸着ノズルにより吸着された電
子部品の一組の側面に主アーム対が当接された後、副ア
ーム対が主アーム対の各アーム間に介入される。これに
より主アーム対が押し広げられて、副アーム対が電子部
位品の別の一組の側面に当接されることにより電子部品
の位置決めが行われる。
【0012】
【実施例】本発明にかかる実装機の部品位置決め装置に
ついて図面を用いて説明する。
【0013】図1は本発明にかかる部品位置決め装置が
適用される実装機の吸着ヘッドを示しており、図2は同
吸着ヘッドの先端部(下端部)を示している。これらの
図に示す吸着ヘッド1は、昇降及び回転が可能な電子部
品吸着用の吸着ノズル3と、この吸着ノズル3に吸着さ
れた電子部品の位置決めを行う修正アーム対15A,1
5B及び16A,16Bとを一体に装備しており、吸着
ヘッド1のヘッド本体2を介して図外のヘッドユニット
に結合されている。
【0014】ここで、当該ヘッドユニットは、例えばX
−Y移動機構等により、基台上に設けられた所定の部品
供給部と所定の作業位置に位置決めされたプリント基板
とに亘って移動可能とされ、上記吸着ヘッド1の吸着ノ
ズル3によって部品供給部から所定の電子部品を吸着し
た後、プリント基板上に移動して、当該プリント基板の
所定の装着位置に電子部品を装着するように構成されて
いる。
【0015】上記ヘッド本体2の中央部には、円筒状の
ガイド5が、上下動は阻止された状態でベアリング6を
介して回転可能に取付けられている。上記ガイド5の内
側には中空のアウタシャフト7が挿通され、さらにこの
アウタシャフト7の内側に中空のインナシャフト8が挿
通されており、このインナシャフト8内に図外の負圧通
路が形成されている。この負圧通路は、例えばホース及
びバルブを介して負圧発生源に接続されており、負圧の
導入、排出が可能となっている。
【0016】上記アウタシャフト7及びインナシャフト
8は上下方向に摺動可能とされ、かつ図外の回り止め手
段により上記ガイド5に対して回り止めされている。
【0017】上記ガイド5には、その外周面にピニオン
ギア10が形成され、このピニオンギア10が上記ヘッ
ド本体2に取付けられたエアシリンダ11によって作動
されるラックギア9に噛合されている。つまり、プリン
ト基板への部品装着時に電子部品の角度を調節する場合
等には、このエアシリンダ11の作動に応じて上記ラッ
クギア9が進退移動され、これにより上記ガイド5及び
両シャフト7,8が一体に回転されるようになってい
る。
【0018】上記両シャフト7,8の上部はガイド5の
上端よりも上方に突出しており、アウタシャフト7の上
端部に連結プレート14が取付けられ、さらにこの連結
プレート14がヘッド本体2に設けられたエアシリンダ
13の作動軸に連結されている。そして、このエアシリ
ンダ13へのエア圧の給排切り換えによる出力軸の昇降
に応じて上記アウタシャフト7が昇降されるようになっ
ている。
【0019】一方、上記アウタシャフト7の下部はガイ
ド5の下端よりも下方に突出し、さらにこれよりも下方
にインナシャフト8の下部が突出している。上記インナ
シャフト8の下部外周には鍔状部分12が設けられ、ア
ウタシャフト7が下降したときにその下端が上記鍔状部
分12に当接してインナシャフト8が押し下げられるよ
うになっている。なお、アウタシャフト7が下降位置か
ら上昇するときには、インナシャフト8は図外のリター
ンスプリングで押し上げられ、所定の上昇位置(図1に
実線で示す位置)で図外のストッパに当接するまで押し
上げられるようになっている。
【0020】そして、このインナシャフト8の下端部に
吸着ノズル3が嵌合されている。この吸着ノズル3は、
吸着される電子部品の大きさや形状が変わった場合にそ
の変化分を吸収することができるように、インナシャフ
ト8に対して上下動可能に嵌合され、図外のスプリング
により下方に付勢されつつ抜け止めされている。
【0021】上記吸着ノズル3の周辺部には、前後左右
の方向(図2では上下左右の方向)にそれぞれ相対向し
て配置される主修正アーム対15A,15B及び副修正
アーム対16A,16Bが設けられている。
【0022】上記主修正アーム対15A,15Bは、上
記ガイド5の下部の周囲に設けられた外枠部材17に、
軸18を介して上端部が軸支されることにより、この軸
18を中心に開閉可能となっている。また、上記主修正
アーム対15A,15Bの内側部にはそれぞれ内方に向
けて突出する山形のカム23が設けられ、上記エアシリ
ンダ13の作動により上記アウタシャフト7が下降した
ときには、その下端部に上記カム23が当接して、アウ
タシャフト7により主修正アーム対15A,15Bが押
し開かれるようになっている。なお、上記副修正アーム
対16A,16Bも同様に軸18を介して外枠部材17
に開閉可能に軸支され、下降するアウタシャフト7の下
端部が内側部に設けられたカム24に当接することによ
り押し広げられるようになっている。この際、上記主修
正アーム対15A,15Bに設けられるカム23と副修
正アーム対16A,16Bに設けれらるカム24との関
係では、図1に示すように、カム23がカム24よりも
下方に位置するように設けられている。こうすることに
より上記アウタシャフト7の上昇時には、先ず主修正ア
ーム対15A,15Bが閉じられた後に副修正アーム対
16A,16Bが閉じられるようになっている。
【0023】一方、上記外枠部材17の周囲には、上下
動可能で、かつスプリング21,22によりそれぞれ下
方に付勢されるインナスリーブ19及びアウタスリーブ
20が設けられ、インナスリーブ19の下端部が上記副
修正アーム対16A,16Bの上面に、アウタスリーブ
20の下端部が上記主修正アーム対15A,15Bの上
面にそれぞれ当接され、これにより主修正アーム対15
A,15B及び副修正アーム対16A,16Bが閉じる
方向に付勢されるようになっている。
【0024】上記主修正アーム対15A,15B及び副
修正アーム対16A,16Bの先端部には、上記吸着ノ
ズル3により吸着された電子部品を挾み付けることによ
り電子部品の位置決めを行うための挾持部分25,26
がそれぞれ設けられている。
【0025】上記主修正アーム対15A,15Bの挾持
部分25は、図1,図2に示すように、広幅で下方に突
出する部分の内側面によって形成される下部位置決め面
(第2の位置決め部)25bと、その上部において水平
に内方へ突出する狭幅の部分の内側面によって形成され
る上部位置決め面(第1の位置決め部)25aとを具備
した段付き構造を有しており、さらに上記広幅の部分の
内側面両端部(図2では左右両端部)にそれぞれテーパ
部25cが形成されている。上記上部位置決め面25a
と下部位置決め面25bとの段差、すなわち上部の狭幅
の部分の内方への突出量は、吸着すべきリード付ICの
当該リード長さ(パッケージからリード先端までの長
さ)よりも若干短くなるように設定されている。
【0026】一方、副修正アーム対16A,16Bの挾
持部分26は、同図に示すように、狭幅の当接面26a
を有する楔状に形成されている。そして、実装時には、
上記修正アーム対15A,15B,16A,16Bにお
けるこれらの挾持部分25,26が電子部品の側面等に
当接され、これにより電子部品が四方から挾み付けられ
て位置決めが行われる。
【0027】以上のように構成された上記吸着ヘッド1
による電子部品の実装動作を説明する。
【0028】図3乃至図6は実装される電子部品が矩形
状チップ部品30である場合を示す。これらの図に基づ
いて実装動作を説明すると、先ず、部品吸着に際して
は、上記ヘッドユニットの移動に伴い上記吸着ヘッド1
が所定の部品供給位置の上方に配置され、これに同期し
たタイミングで上記エアシリンダ13へのエア圧の給排
が切り換えられてエアシリンダ13の作動軸とアウタシ
ャフト7とが連結プレート14を介して一体に下降され
る。
【0029】上記アウタシャフト7が下降されると、こ
れに応じて図3及び図4に示すように、アウタシャフト
7の下端部が修正アーム対15A,15B,16A,1
6Bの各カム23,24に当接して各修正アーム対15
A,15B,16A,16Bが押し広げられ、さらにア
ウタシャフト7の下端部がインナシャフト8の鍔状部分
12に当接し、これによりインナシャフト8が上昇位置
(図3の実線に示す位置)から下降位置(図3の一点鎖
線に示す位置)まで下降される。そして、インナシャフ
ト8が下降位置に達した状態で、インナシャフト8を介
して吸着ノズル3の先端に供給される負圧が電子部品、
ここでは矩形のチップ部品30に作用し、これにより当
該チップ部品30が吸着される。
【0030】こうして吸着ノズル3にチップ部品30が
吸着されると、上記エアシリンダ13へのエア圧の切り
換えが行われ、これに応じてアウタシャフト7が下降位
置から上昇されるとともに、インナシャフト8がリター
ンスプリングの付勢力により上昇位置まで押し上げられ
る。つまり、これによりチップ部品30が吸着ノズル3
により吸着された状態で部品供給部からピックアップさ
れることになる。
【0031】また、このようにアウタシャフト7の上昇
が開始されると、これに同期したタイミングで上記ヘッ
ドユニットが作業位置に位置決めされているプリント基
板側へと移動される。そして、このヘッドユニットの移
動期間中における上記アウタシャフト7の上昇に伴い、
上記修正アーム対15A,15B,16A,16Bが順
次閉じられ、これにより吸着されているチップ部品30
の位置決めが行われる。
【0032】具体的に説明すると、上記アウタシャフト
7の上昇に伴い、先ず、主修正アーム対15A,15B
が閉じられ、これにより吸着されているチップ部品30
が主修正アーム対15A,15Bの挾持部分25により
挾み付けられる。詳細には、図5及び図6に示すよう
に、チップ部品30の長辺部側面(図6では上下の側面
部)に挾持部分25の上部位置決め面25aが当接し、
これによりチップ部品30が前後方向(図6では上下方
向)に位置決めされる。そして、さらにアウタシャフト
7が上昇されると、これにより副修正アーム対16A,
16Bが閉じられ、チップ部品30が副修正アーム対1
6A,16Bの挾持部分26により挾み付けられる。詳
細には、図1及び図2に示すように、チップ部品30の
短辺部側面(図2では左右の側面部)に挾持部分26の
当接面26aが当接され、これによりチップ部品30が
左右方向に位置決めされる。このとき、既に閉じられた
状態にある上記主修正アーム対15A,15Bに対し、
副修正アーム対16A,16Bの挾持部分26が挾持部
分25のテーパ部25cに沿ってこれらの間に介入する
ことにより、主修正アーム対15A,15Bが押し広げ
られてチップ部品30が挾持部分26によって挾み付け
られるようになっている。
【0033】このように主修正アーム対15A,15B
及び副修正アーム対16A,16Bが順次閉じられるこ
とにより、矩形のチップ部品30がその四方から挾み付
けられて位置決めされることなる。
【0034】そして、ヘッドユニットがプリント基板の
所定の装着位置の上方に到達すると、上記チップ部品3
0の吸着時と同様、エアシリンダ13の作動に応じてア
ウタシャフト7が下降位置まで下降され、その後、吸着
ノズル3への負圧供給が遮断されることによりチップ部
品30がプリント基板の所定の箇所に装着される。
【0035】ところで、以上はプリント基板に矩形のチ
ップ部品30を装着する例について説明したが、上記吸
着ヘッド1の構造によれば、多数のリード列を具備した
IC(リード付IC)についても同様に位置決めを行い
つつプリント基板に実装することが可能である。以下、
その動作について図7乃至図12を用いて具体的に説明
する。
【0036】先ず、上記チップ部品30の場合と同様、
図7及び図8に示すように、上記エアシリンダ13の作
動にるアウタシャフト7の昇降に応じて、リード付IC
31が部品供給部から吸着されてピックアップされる。
この際、リード付IC31は、リード列を具備する側面
部がそれぞれ上記主修正アーム対15A,15Bに対向
するようにして吸着される。
【0037】そして、その後、アウタシャフト7が上昇
されるに伴い上記修正アーム対15A,15B,16
A,16Bが順次閉じられ、これにより吸着さらている
リード付IC31の位置決めが行われる。
【0038】具体的に説明すると、上記アウタシャフト
7の上昇に伴い、先ず、主修正アーム対15A,15B
が閉じられ、これにより吸着されているリード付IC3
1が主修正アーム対15A,15Bの挾持部分25によ
り挾み付けられる。この場合、リード付IC31は長辺
部側面の下部から内方へリードが突出しているので、こ
のリードと上記挾持部分25の下部との高さ位置が対応
する。従って、図9及び図10に示すように、リード付
IC31のリードの先端部に挾持部分25の下部位置決
め面25bが当接し、これによりリード付IC31が前
後方向(図10では上下方向)に位置決めされる。この
際、挾持部分25における下部位置決め面25bと上部
位置決め面25aと段差が上述の通りリード長さよりも
若干短くなるように設定されているので、上部位置決め
面25aがリード付IC31の側面部分に当接すること
がない。
【0039】そして、さらにアウタシャフト7が上昇さ
れると、これにより副修正アーム対16A,16Bが閉
じられ、図11及び図12に示すように、リード付IC
31の短辺部側面(図12では左右の側面部)に挾持部
分26の当接面26aが当接され、これによりリード付
IC31が左右方向に位置決めされる。なお、リード付
IC31では、リード列が具備されることにより部品の
前後幅(図12では上下幅)が比較的広くなっているの
で、上記チップ部品30の位置決めの場合とは異なり、
挾持部分26により挾持部分25が押し広げられること
なく、挾持部分26が挾持部分25間に介入される。
【0040】そして、このように主修正アーム対15
A,15B及び副修正アーム対16A,16Bが順次閉
じられるとことによりリード付IC31の位置決めが完
了する。
【0041】以上説明したように、上述の吸着ヘッド1
によれば、チップ部品30とリード付IC31とに対
し、同一の主修正アーム対15A,15B及び副修正ア
ーム対16A,16Bにより、同一の動作で位置決めを
行を行うことができ、しかも、吸着ヘッド1に装備され
た修正アーム対15A,15B,16A,16Bによっ
て部品の位置決めを行うので、電子部品をプリント基板
上へ移載する期間中に電子部品の位置決めを行うことが
できる。従って、種類の異なる電子部品毎に修正アーム
を交換しながら電子部品の位置決めを行ったり、あるい
は吸着した電子部品を基台上に設けられた所定の位置決
め装置に移載して位置決めを行う必要がなく、それ故
に、実装効率を阻害することなく好適に複数の電子部品
の位置決めを行うことがきる。しかも、主修正アーム対
15A,15Bの先端部に、下部位置決め面25b及び
上部位置決め面25aからなる段付き構造の挾持部分2
5を設けただけの極めて簡単な構成で上述のような作用
効果を得ることができるので、従来例のように複雑な構
造や制御が不要であり、この点において極めて有利なも
のとなっている。
【0042】また、上記吸着ヘッド1においては、リー
ド付IC31よりも小型のチップ部品30を位置決めす
る際に、先ず、主修正アーム対15A,15Bが閉じら
れ、挾持部分25によりチップ部品30が挾み付けられ
た後、副修正アーム対16A,16Bが閉じられるに伴
い挾持部分25が押し広げられ、これにより挾持部分2
6によりチップ部品30が挾み付けられるようになって
いるが、本実施例では、上述のように、主修正アーム対
15A,15Bの下部位置決め面25bにテーパ部25
cを設ける一方で、副修正アーム対16A,16Bの挾
持部分26を楔状に形成しているので、挾持部分26に
よりスムーズに挾持部分25を押し広げることができ、
修正アーム対15A,15B,16A,16Bの開閉の
繰返しによる主修正アーム対15A,15Bと副修正ア
ーム対16A,16Bとの摩耗を抑えて挾持部分25,
26の破損等を好適に回避することができるという利点
もある。
【0043】なお、上記実施例の部品位置決め装置は、
本発明にかかる部品位置決め装置の一実施例であって、
その具体的な構成や、本装置が適用される吸着ヘッドの
構造等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。例えば、上記実施例において、主修正アーム
対15A,15Bの挾持部分25は、広幅の下部位置決
め面25bと狭幅の上部位置決め面25aとから構成さ
れているが、必ずしもこのように幅を異ならせる必要は
なく、この幅を同一にするようにしても構わない。ま
た、上記実施例の吸着ヘッド1では、アウタシャフト
7,8及び吸着ノズル3がエアシリンダ13を駆動源と
して昇降されるようになっているが、例えば、モータ等
を駆動源として昇降されるようなものであっても構わな
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、吸着ノ
ズルの周辺部に修正アームを備え、吸着ノズルの昇降に
連動した修正アームの開閉に応じて、電子部品を挾み付
けて位置決めを行うようにした部品位置決め装置におい
て、上記修正アームに、矩形状チップ部品の側面にのみ
当接する第1の位置決め部と、リード付ICのリード先
端にのみ当接する第2の位置決め部とを上下に段状に連
設してなる挾持部分をそれぞれ設けるようにしたので、
吸着ノズルに吸着された電子部品がチップ部品である場
合には、修正アームの第1の位置決め部のみがチップ部
品の側面に当接されることによりチップ部品の位置決め
が行われる一方、吸着された電子部品がリード付ICで
ある場合には、第2の位置決め部のみがリード先端に当
接されることによりリード付ICの位置決めが行われ
る。従って、チップ部品とリード付ICといった種類の
異なる電子部品の位置決めを同一の修正アームにより行
うことができる。しかも、修正アームが吸着ノズルの周
辺部に設けられているので、電子部品をプリント基板上
へ移載する期間中に電子部品の位置決め行うことがで
き、これにより実装効率を阻害することなく、好適に複
数種の電子部品の位置決めを行うことができる。
【0045】特に、リード付ICに比べて比較的小型の
チップ部品を適切に位置決めするには、先ず、吸着ノズ
ルにより吸着された電子部品を主アーム対により一方向
に位置決めした後、副アーム対を正アーム対の各アーム
間に介入させて電子部品を上記一方向と直交する方向に
位置決めすることが行われるが、この場合、例えば、主
アーム対の挾持部分にテーパ部を設る一方、副アーム対
の挾持部分を楔状に形成する等、各挾持部分に介入手段
を設けるようにすれば、よりスムーズに副アーム対を主
アーム対の間に介入させて電子部品の位置決めを行うこ
とが可能になるとともに、各アーム対の挾持部分の摩耗
等を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる部品位置決め装置が適用される
吸着ヘッドを示す図2におけるI−I断面略図である。
【図2】吸着ヘッドにおける各修正アームの挾持部分を
示す平面略図である。
【図3】チップ部品を吸着した際の吸着ヘッドの動作を
説明する図4におけるIII−III断面図である。
【図4】チップ部品を吸着した際の吸着ヘッドの動作を
説明する図2に対応する平面図である。
【図5】チップ部品を吸着した際の吸着ヘッドの動作を
説明する図6におけるV−V断面図である。
【図6】チップ部品を吸着した際の吸着ヘッドの動作を
説明する図2に対応する平面図である。
【図7】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動作
を説明する図8におけるVII−VII断面図である。
【図8】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動作
を説明する図2に対応する平面図である。
【図9】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動作
を説明する図10におけるIX−IX断面図である。
【図10】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動
作を説明する図2に対応する平面図である。
【図11】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動
作を説明する図12におけるXI−XI断面図である。
【図12】リード付ICを吸着した際の吸着ヘッドの動
作を説明する図2に対応する平面図である。
【符号の説明】
1 吸着ヘッド 3 吸着ノズル 7 アウタシャフト 8 インナシャフト 13 エアシリンダ 15A,15B 主修正アーム対 16A,16B 副修正アーム対 17 外枠部材 23,24 カム 25,26 挾持部分 25a 上部位置決め面 25b 下部位置決め面 26a 当接面 30 矩形状チップ部品 31 リード付IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を吸着する昇降可能な吸着ノズ
    ルの周辺部に、この吸着ノズルに吸着された電子部品を
    挾み付けて位置決めを行う修正アームを備え、上記吸着
    ノズルの昇降に連動して上記修正アームを開閉するよう
    にした実装機の部品位置決め装置において、上記修正ア
    ームは、矩形状チップ部品の側面にのみ当接する第1の
    位置決め部と、リード付ICのリード先端にのみ当接す
    る第2の位置決め部とを上下に段状に連設してなる挾持
    部分を具備してなることを特徴とする実装機の部品位置
    決め装置。
  2. 【請求項2】 上記修正アームは、一方向に接離可能は
    主アーム対と、これと直交する方向に接離可能な副アー
    ム対とからなり、上記吸着ノズルの上昇に伴い上記主ア
    ーム対が閉じられた後に副アーム対が閉じられるように
    開閉タイミングが設定されたものであって、上記主アー
    ム対に上記第1及び第2の位置決め部を具備した挾持部
    分が設けられ、当該主アーム対の挾持部分における上記
    副アームの接離方向両端部位及び上記副アーム対の挾持
    部分に、それぞれ副アーム対を主アーム対の間に介入さ
    せるための介入手段が具備されてなることを特徴とする
    請求項1記載の実装機の部品位置決め装置。
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