JPH07326692A - ベヤーチップic用ソケット - Google Patents
ベヤーチップic用ソケットInfo
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- JPH07326692A JPH07326692A JP11866194A JP11866194A JPH07326692A JP H07326692 A JPH07326692 A JP H07326692A JP 11866194 A JP11866194 A JP 11866194A JP 11866194 A JP11866194 A JP 11866194A JP H07326692 A JPH07326692 A JP H07326692A
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- chip
- socket
- bayer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ベヤーチップIC用ソケットは、ソケットピ
ンを配設するケース部の収納凹部内に、スクランブル接
続用のプリント回路基板、導電ゴムコネクタ、ベヤーチ
ップICを重ねて配置して、これらを互いに押圧固定す
ることにより、ベヤーチップICの配列パッドと対応す
るソケットピンとの電気的接続を行なう。 【効果】 ウエハーからカッティングしたICチップ
を、モールディングやパッケージングせず、裸のままで
収納できるので、コストを低減でき、また、全体のサイ
ズをそれだけコンパクトにすることができる。また、構
成部分相互の位置合わせが若干悪くとも、ベヤーチップ
ICの各配列パッドと各対応するソケットピンとの間の
電気的接続を正しく良好に行なうことができる。さら
に、ベヤーチップICの収納組立てを容易に行える。
ンを配設するケース部の収納凹部内に、スクランブル接
続用のプリント回路基板、導電ゴムコネクタ、ベヤーチ
ップICを重ねて配置して、これらを互いに押圧固定す
ることにより、ベヤーチップICの配列パッドと対応す
るソケットピンとの電気的接続を行なう。 【効果】 ウエハーからカッティングしたICチップ
を、モールディングやパッケージングせず、裸のままで
収納できるので、コストを低減でき、また、全体のサイ
ズをそれだけコンパクトにすることができる。また、構
成部分相互の位置合わせが若干悪くとも、ベヤーチップ
ICの各配列パッドと各対応するソケットピンとの間の
電気的接続を正しく良好に行なうことができる。さら
に、ベヤーチップICの収納組立てを容易に行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC用ソケットに関す
るものであり、特に、ベヤーチップIC用ソケットに関
するものである。
るものであり、特に、ベヤーチップIC用ソケットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路素子、いわゆるICは、
一般的には、シリコンウエハーに多数の集積回路を形成
した後に、そのシリコンウエハーを集積回路毎にカッテ
ィングすることにより形成したチップを、モールディン
グまたはパッケージングしてなるものである。
一般的には、シリコンウエハーに多数の集積回路を形成
した後に、そのシリコンウエハーを集積回路毎にカッテ
ィングすることにより形成したチップを、モールディン
グまたはパッケージングしてなるものである。
【0003】このような通常のICをエージングテスト
装置や各種使用機器へ実装するために、各種のICソケ
ットが開発され使用されている。これらの従来のICソ
ケットは、どれも、モールディングやパッケージングを
したICを収納するような構造とされている。
装置や各種使用機器へ実装するために、各種のICソケ
ットが開発され使用されている。これらの従来のICソ
ケットは、どれも、モールディングやパッケージングを
したICを収納するような構造とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、モール
ディングやパッケージングをしたICを、別に形成した
ICソケットへと収納するのでは、ICチップをモール
ディングまたはパッケージングする分だけ、コスト高と
なり、また、その全体のサイズをコンパクト化するのに
限界がある。
ディングやパッケージングをしたICを、別に形成した
ICソケットへと収納するのでは、ICチップをモール
ディングまたはパッケージングする分だけ、コスト高と
なり、また、その全体のサイズをコンパクト化するのに
限界がある。
【0005】そこで、ICソケットに収納するのだか
ら、ウエハーからカッティングした裸のままのICチッ
プ、いわゆるベヤーチップを直接に収納できるICソケ
ットとすれば、それだけコストも易くなり、全体サイズ
のコンパクト化も進めることができることが考えられ
る。しかし、これまでは、このようにベヤーチップを直
接的に収納するようなICソケットは開発されていな
い。
ら、ウエハーからカッティングした裸のままのICチッ
プ、いわゆるベヤーチップを直接に収納できるICソケ
ットとすれば、それだけコストも易くなり、全体サイズ
のコンパクト化も進めることができることが考えられ
る。しかし、これまでは、このようにベヤーチップを直
接的に収納するようなICソケットは開発されていな
い。
【0006】本発明は、このような従来技術にかんが
み、ベヤーチップICを直接的に収納するようなベヤー
チップIC用ソケットを提供することである。
み、ベヤーチップICを直接的に収納するようなベヤー
チップIC用ソケットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるベヤーチッ
プIC用ソケットは、複数のソケットピンと、ベヤーチ
ップICの配列パッドの配列ピッチと同様の配列ピッチ
にて配列された接触パッドおよび該接触パッドを前記ソ
ケットピンの対応するものに電気的に接続するための導
電体パターンを有したプリント回路基板と、該プリント
回路基板の前記接触パッドの配列されている領域の上に
少なくとも載置されうる広がりを有した導電ゴムコネク
タと、前記プリント回路基板、前記導電ゴムコネクタお
よび配列パッドを下面にしたベヤーチップICをこの順
番にて位置合わせして載置させうる収納凹部を有し且つ
前記ソケットピンを、その接続部が前記プリント回路基
板の各対応する導電体パターンに電気的に接続されその
接触部が外部に露出するようにして配設するケース部
と、前記ケース部の前記収納凹部に載置された前記プリ
ント回路基板、前記導電ゴムコネクタおよびベヤーチッ
プICを互いに対して押圧させるようにして前記ケース
部に固定するための押圧手段とを備えたことを特徴とす
る。
プIC用ソケットは、複数のソケットピンと、ベヤーチ
ップICの配列パッドの配列ピッチと同様の配列ピッチ
にて配列された接触パッドおよび該接触パッドを前記ソ
ケットピンの対応するものに電気的に接続するための導
電体パターンを有したプリント回路基板と、該プリント
回路基板の前記接触パッドの配列されている領域の上に
少なくとも載置されうる広がりを有した導電ゴムコネク
タと、前記プリント回路基板、前記導電ゴムコネクタお
よび配列パッドを下面にしたベヤーチップICをこの順
番にて位置合わせして載置させうる収納凹部を有し且つ
前記ソケットピンを、その接続部が前記プリント回路基
板の各対応する導電体パターンに電気的に接続されその
接触部が外部に露出するようにして配設するケース部
と、前記ケース部の前記収納凹部に載置された前記プリ
ント回路基板、前記導電ゴムコネクタおよびベヤーチッ
プICを互いに対して押圧させるようにして前記ケース
部に固定するための押圧手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】本発明の一つの実施態様においては、前記
プリント回路基板は、バンプ付きフレキシブルプリント
回路基板で構成され、前記接触パッドは、該バンプ付き
フレキシブルプリント回路基板のバンプにて与えられ
る。
プリント回路基板は、バンプ付きフレキシブルプリント
回路基板で構成され、前記接触パッドは、該バンプ付き
フレキシブルプリント回路基板のバンプにて与えられ
る。
【0009】本発明のもう一つの実施態様においては、
前記導電ゴムコネクタは、前記ベヤーチップICの配列
パッドに対応した部分のみに導電性微粒子を埋め込んだ
ゴムシートで構成される。
前記導電ゴムコネクタは、前記ベヤーチップICの配列
パッドに対応した部分のみに導電性微粒子を埋め込んだ
ゴムシートで構成される。
【0010】本発明の好ましい実施態様によれば、ケー
ス部は、ボデー部と、該ボデー部の上に固定されるふた
部とから構成され、前記ボデー部には、前記ソケットピ
ンが配設され、且つ前記収納凹部の一部を構成して前記
プリント回路基板を位置定めして載置するための凹所が
形成されており、前記ふた部には、前記収納凹部の一部
を構成して前記導電ゴムコネクタおよびベヤーチップI
Cを位置定めして受け入れる開口が形成される。
ス部は、ボデー部と、該ボデー部の上に固定されるふた
部とから構成され、前記ボデー部には、前記ソケットピ
ンが配設され、且つ前記収納凹部の一部を構成して前記
プリント回路基板を位置定めして載置するための凹所が
形成されており、前記ふた部には、前記収納凹部の一部
を構成して前記導電ゴムコネクタおよびベヤーチップI
Cを位置定めして受け入れる開口が形成される。
【0011】本発明の好ましい実施態様においては、前
記ふた部の上に取り付けられる放熱器を備え、該放熱器
は、前記ふた部の前記開口内のベヤーチップICを熱伝
導性のクッション部材を介して押圧できる形状とされ
る。
記ふた部の上に取り付けられる放熱器を備え、該放熱器
は、前記ふた部の前記開口内のベヤーチップICを熱伝
導性のクッション部材を介して押圧できる形状とされ
る。
【0012】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。
について本発明をより詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例としてのベヤー
チップIC用ソケットの構成を概略的に示す断面図であ
る。この図1に概略的に示されるように、この実施例の
ベヤーチップIC用ソケット100は、プラスチック等
の合成樹脂絶縁材料等で一体成形されたボデー部10
と、このボデー部10の上に取り付け固定される同様の
材料で一体成形されたふた部20とを備えている。ボデ
ー部10には、中央部にプリント回路基板40を載置す
るための凹所11が形成されており、この凹所11の底
面の側部からボデー部10の下面へと抜けて複数のソケ
ットピン70の各々を配設するためのソケットピン配設
孔12が形成されている。また、このボデー部10の上
面の凹所11の外側位置に、ふた部20を取り付け固定
するためのネジ孔13が形成されている。
チップIC用ソケットの構成を概略的に示す断面図であ
る。この図1に概略的に示されるように、この実施例の
ベヤーチップIC用ソケット100は、プラスチック等
の合成樹脂絶縁材料等で一体成形されたボデー部10
と、このボデー部10の上に取り付け固定される同様の
材料で一体成形されたふた部20とを備えている。ボデ
ー部10には、中央部にプリント回路基板40を載置す
るための凹所11が形成されており、この凹所11の底
面の側部からボデー部10の下面へと抜けて複数のソケ
ットピン70の各々を配設するためのソケットピン配設
孔12が形成されている。また、このボデー部10の上
面の凹所11の外側位置に、ふた部20を取り付け固定
するためのネジ孔13が形成されている。
【0014】ふた部20には、中央にボデー部10の凹
所11と位置合わせして開口21が形成されている。こ
の開口21には、導電ゴムコネクタ30、ベヤーチップ
IC1および熱伝導性のクッション部材50が位置合わ
せして受け入れられるようになっている。また、このふ
た部20の開口21の外側でボデー部10のネジ孔13
とそれぞれ対応する位置に、取付け固定用ネジ80を通
すための貫通孔22が設けられている。さらにまた、こ
のふた部20には、放熱器60を取り付け固定するため
のネジ孔23も形成されている。
所11と位置合わせして開口21が形成されている。こ
の開口21には、導電ゴムコネクタ30、ベヤーチップ
IC1および熱伝導性のクッション部材50が位置合わ
せして受け入れられるようになっている。また、このふ
た部20の開口21の外側でボデー部10のネジ孔13
とそれぞれ対応する位置に、取付け固定用ネジ80を通
すための貫通孔22が設けられている。さらにまた、こ
のふた部20には、放熱器60を取り付け固定するため
のネジ孔23も形成されている。
【0015】図2は、図1のベヤーチップIC用ソケッ
ト100におけるソケットピン70、プリント回路基板
40、導電ゴムコネクタ30およびベヤーチップIC1
との電気的接続関係をわかり易くするために、それらの
部分のみを取り出して拡大して示している。この図2に
よく示されるように、ベヤーチップIC1は、通常のよ
うにその周辺部に、ほぼ80μ角程度のサイズの配列パ
ッド2を有している。プリント回路基板40は、このベ
ヤーチップIC1の配列パッド2の配列ピッチと同様の
配列ピッチにて配列された接触パッドをその上面に有し
ている。この実施例では、プリント回路基板40は、バ
ンプ付きフレキシブルプリント回路基板で構成されてい
る。
ト100におけるソケットピン70、プリント回路基板
40、導電ゴムコネクタ30およびベヤーチップIC1
との電気的接続関係をわかり易くするために、それらの
部分のみを取り出して拡大して示している。この図2に
よく示されるように、ベヤーチップIC1は、通常のよ
うにその周辺部に、ほぼ80μ角程度のサイズの配列パ
ッド2を有している。プリント回路基板40は、このベ
ヤーチップIC1の配列パッド2の配列ピッチと同様の
配列ピッチにて配列された接触パッドをその上面に有し
ている。この実施例では、プリント回路基板40は、バ
ンプ付きフレキシブルプリント回路基板で構成されてい
る。
【0016】このバンプ付きフレキシブルプリント回路
基板は、例えば、日本メクトロン株式会社によって製造
され、NOK株式会社を通して市販されているものを利
用できる。この種のバンプ付きフレキシブルプリント回
路基板は、絶縁性のフレキシブルな薄いベース材に多数
の微小貫通孔を形成し、これら貫通孔に対して半田バン
プやバイアホールを形成し、これら半田バンプやバイア
ホールを任意に電気的に接続する回路導電体パターンを
形成したようなものである。図2によく示されるよう
に、この実施例では、この種のバンプ付きフレキシブル
プリント回路基板40の半田バンプ42を、ベヤーチッ
プIC1の配列パッド2に対応する接触パッドとして利
用し、回路導電体パターン41を、各ソケットピン70
と各接触パッド42とを電気的に接続するための導電体
パターンとして利用している。
基板は、例えば、日本メクトロン株式会社によって製造
され、NOK株式会社を通して市販されているものを利
用できる。この種のバンプ付きフレキシブルプリント回
路基板は、絶縁性のフレキシブルな薄いベース材に多数
の微小貫通孔を形成し、これら貫通孔に対して半田バン
プやバイアホールを形成し、これら半田バンプやバイア
ホールを任意に電気的に接続する回路導電体パターンを
形成したようなものである。図2によく示されるよう
に、この実施例では、この種のバンプ付きフレキシブル
プリント回路基板40の半田バンプ42を、ベヤーチッ
プIC1の配列パッド2に対応する接触パッドとして利
用し、回路導電体パターン41を、各ソケットピン70
と各接触パッド42とを電気的に接続するための導電体
パターンとして利用している。
【0017】接触パッド42として使用される半田バン
プは、例えば、直径が0.08mmでベース材の上面からの
高さが0.06mmである、ほぼ球形状のもので、導電体パ
ターン41は、ベヤーチップIC1の配列パッド2とソ
ケットピン70との間を任意の電気的接続を行なうため
のスクランブル接続とされている。各ソケットピンと導
電体パターン41との電気的接続は、図2に示すように
半田付け71によってもよいし、単に押圧接触によって
行われるようにしてもよい。
プは、例えば、直径が0.08mmでベース材の上面からの
高さが0.06mmである、ほぼ球形状のもので、導電体パ
ターン41は、ベヤーチップIC1の配列パッド2とソ
ケットピン70との間を任意の電気的接続を行なうため
のスクランブル接続とされている。各ソケットピンと導
電体パターン41との電気的接続は、図2に示すように
半田付け71によってもよいし、単に押圧接触によって
行われるようにしてもよい。
【0018】導電ゴムコネクタ30は、この実施例で
は、ベヤーチップIC1の配列パッド2に対応した部分
のみに導電性微粒子31を埋め込んだゴムシートで構成
されている。このようなゴムシートは、例えば、日本合
成ゴム株式会社(JSR)によって開発され市販されて
いる特殊ゴムシートを利用できる。この種の特殊ゴムシ
ートは、薄いゴムシートに微細な導電性金属粒子を埋め
込んだようなもので、その厚み方向にある圧力が掛かる
とその部分の導通性が増すようなものである。この実施
例では、ベヤーチップIC1の配列パッド2に対応した
部分のみに導電性微粒子31を埋め込んだゴムシートと
されている。
は、ベヤーチップIC1の配列パッド2に対応した部分
のみに導電性微粒子31を埋め込んだゴムシートで構成
されている。このようなゴムシートは、例えば、日本合
成ゴム株式会社(JSR)によって開発され市販されて
いる特殊ゴムシートを利用できる。この種の特殊ゴムシ
ートは、薄いゴムシートに微細な導電性金属粒子を埋め
込んだようなもので、その厚み方向にある圧力が掛かる
とその部分の導通性が増すようなものである。この実施
例では、ベヤーチップIC1の配列パッド2に対応した
部分のみに導電性微粒子31を埋め込んだゴムシートと
されている。
【0019】放熱器60は、熱伝導性の良い金属材料に
て形成されており、上面に、放熱の効率を上げる波形面
61が形成されており、下面に、ふた部20の開口21
内へ入り込んでクッション部材50を押圧するための凸
部62が形成されている。また、放熱器60には、ふた
部20のネジ孔23とそれぞれ対応する位置に取付け固
定ネジ90を貫通させるための貫通孔63も形成されて
いる。
て形成されており、上面に、放熱の効率を上げる波形面
61が形成されており、下面に、ふた部20の開口21
内へ入り込んでクッション部材50を押圧するための凸
部62が形成されている。また、放熱器60には、ふた
部20のネジ孔23とそれぞれ対応する位置に取付け固
定ネジ90を貫通させるための貫通孔63も形成されて
いる。
【0020】次に、このような構成のベヤーチップIC
用ソケット100に対してベヤーチップIC1を収納す
るための組立手順について説明する。先ず、ボデー部1
0の各ソケットピン配設孔12に各ソケットピン70を
配設する。この場合において、各ソケットピン70の接
続部がボデー部10の凹所11の底面の側部に露出し、
各ソケットピン70の接触部がボデー部10の下面から
突出するようにする。このように各ソケットピン70
は、各ソケットピン配設孔12に対して後から圧入固定
されるようにしてもよいのであるが、本発明は、これに
限られない。例えば、各ソケットピンは、ボデー部の成
形時に一緒に成形固定するようにしてもよい。
用ソケット100に対してベヤーチップIC1を収納す
るための組立手順について説明する。先ず、ボデー部1
0の各ソケットピン配設孔12に各ソケットピン70を
配設する。この場合において、各ソケットピン70の接
続部がボデー部10の凹所11の底面の側部に露出し、
各ソケットピン70の接触部がボデー部10の下面から
突出するようにする。このように各ソケットピン70
は、各ソケットピン配設孔12に対して後から圧入固定
されるようにしてもよいのであるが、本発明は、これに
限られない。例えば、各ソケットピンは、ボデー部の成
形時に一緒に成形固定するようにしてもよい。
【0021】各ソケットピン70の接続部をプリント回
路基板40の導電体パターン41に半田付け71にて電
気的に接続する場合には、各ソケットピン70は、ボデ
ー部10のソケットピン配設孔12に配設する前に、プ
リント回路基板40の導電体パターン41に対して半田
付けしておき、ボデー部10の凹所11にプリント回路
基板40を載置するときに、各ソケットピン70を各対
応するソケットピン配設孔12へと挿入するようにする
方が、組立作業が容易となる場合も考えられる。
路基板40の導電体パターン41に半田付け71にて電
気的に接続する場合には、各ソケットピン70は、ボデ
ー部10のソケットピン配設孔12に配設する前に、プ
リント回路基板40の導電体パターン41に対して半田
付けしておき、ボデー部10の凹所11にプリント回路
基板40を載置するときに、各ソケットピン70を各対
応するソケットピン配設孔12へと挿入するようにする
方が、組立作業が容易となる場合も考えられる。
【0022】こうしてボデー部10の凹所11にプリン
ト回路基板40を載置した後、ふた部20をボデー部1
0の上面に載せて、取付け固定ネジ80を、各対応する
貫通孔22に通してボデー部10の各対応するネジ孔1
3にねじ込むことにより、ふた部20をボデー部10に
対して取り付け固定する。このとき、ふた部20の開口
21は、ボデー部10の凹所11に載置されたプリント
回路基板40に対して位置合わせされて、プリント回路
基板40の上面に配列された接触パッドである各ハンダ
バンプが開口21内の正しい位置に露出されるようにな
っている。
ト回路基板40を載置した後、ふた部20をボデー部1
0の上面に載せて、取付け固定ネジ80を、各対応する
貫通孔22に通してボデー部10の各対応するネジ孔1
3にねじ込むことにより、ふた部20をボデー部10に
対して取り付け固定する。このとき、ふた部20の開口
21は、ボデー部10の凹所11に載置されたプリント
回路基板40に対して位置合わせされて、プリント回路
基板40の上面に配列された接触パッドである各ハンダ
バンプが開口21内の正しい位置に露出されるようにな
っている。
【0023】次に、ふた部20の開口21内へ導電ゴム
コネクタ30を挿入して、プリント回路基板40の上に
載置されるようにする。このときにも、開口21によ
り、導電ゴムコネクタ30の導電性微粒子31を埋め込
んだ各部分が、対応するプリント回路基板40の接触パ
ッド42の上にくるように位置合わせされる。そして、
さらに、開口21内へ収納すべきベヤーチップIC1を
それらの配列パッド2が下面にくるようにして挿入し
て、導電ゴムコネクタ30の上に載置する。このときに
も、開口21により、各配列パッド2が、導電ゴムコネ
クタ30の導電性微粒子31を埋め込んだ各部分の上に
それぞれくるように位置合わせされる。
コネクタ30を挿入して、プリント回路基板40の上に
載置されるようにする。このときにも、開口21によ
り、導電ゴムコネクタ30の導電性微粒子31を埋め込
んだ各部分が、対応するプリント回路基板40の接触パ
ッド42の上にくるように位置合わせされる。そして、
さらに、開口21内へ収納すべきベヤーチップIC1を
それらの配列パッド2が下面にくるようにして挿入し
て、導電ゴムコネクタ30の上に載置する。このときに
も、開口21により、各配列パッド2が、導電ゴムコネ
クタ30の導電性微粒子31を埋め込んだ各部分の上に
それぞれくるように位置合わせされる。
【0024】次いで、熱伝導性のクッション部材50を
開口21内へ挿入して、ベヤーチップIC1の上に載置
されるようにする。そして、最後に、放熱器60の凸部
62が開口21内に入り込むようにして、放熱器60を
ふた部20の上に載置して、取付け固定用ネジ90を各
貫通孔63へ通して、ふた部20の各対応するネジ孔2
3へとねじ込むことにより、放熱器60をふた部20に
対して取り付け固定し、このベヤーチップIC用ソケッ
ト100へのベヤーチップIC1の収納組立てを完了す
る。このとき、プリント回路基板40、導電ゴムコネク
タ30およびベヤーチップIC1は、クッション部材5
0を介して放熱器60の凸部62によって押圧されて、
導電ゴムコネクタ30のベヤーチップIC1の配列パッ
ド2に対応する部分31が押圧されて導通性を増すこと
により、ベヤーチップIC1の各配列パッド2は、導電
ゴムコネクタ30の導通部31、プリント回路基板40
の接触パッド42および導電体パターン41を介して、
各対応するソケットピン70へと電気的に接続されるこ
とになる。
開口21内へ挿入して、ベヤーチップIC1の上に載置
されるようにする。そして、最後に、放熱器60の凸部
62が開口21内に入り込むようにして、放熱器60を
ふた部20の上に載置して、取付け固定用ネジ90を各
貫通孔63へ通して、ふた部20の各対応するネジ孔2
3へとねじ込むことにより、放熱器60をふた部20に
対して取り付け固定し、このベヤーチップIC用ソケッ
ト100へのベヤーチップIC1の収納組立てを完了す
る。このとき、プリント回路基板40、導電ゴムコネク
タ30およびベヤーチップIC1は、クッション部材5
0を介して放熱器60の凸部62によって押圧されて、
導電ゴムコネクタ30のベヤーチップIC1の配列パッ
ド2に対応する部分31が押圧されて導通性を増すこと
により、ベヤーチップIC1の各配列パッド2は、導電
ゴムコネクタ30の導通部31、プリント回路基板40
の接触パッド42および導電体パターン41を介して、
各対応するソケットピン70へと電気的に接続されるこ
とになる。
【0025】なお、この収納状態においては、開口21
内にて生ずる熱は、熱伝導性のクッション部材50およ
び放熱器60を介して外部へと効率的に放散させられ
る。この実施例では、放熱器60は、このように熱放散
機能を果たすだけでなく、プリント回路基板40、導電
ゴムコネクタ30およびベヤーチップIC1を互いに対
して押圧させるようにする押圧手段としての機能も果た
している。
内にて生ずる熱は、熱伝導性のクッション部材50およ
び放熱器60を介して外部へと効率的に放散させられ
る。この実施例では、放熱器60は、このように熱放散
機能を果たすだけでなく、プリント回路基板40、導電
ゴムコネクタ30およびベヤーチップIC1を互いに対
して押圧させるようにする押圧手段としての機能も果た
している。
【0026】
【発明の効果】本発明のベヤーチップIC用ソケットに
よれば、ウエハーからカッティングしたICチップを、
モールディングやパッケージングせず、裸のままで収納
できるので、コストを低減でき、また、全体のサイズを
それだけコンパクトにすることができる。
よれば、ウエハーからカッティングしたICチップを、
モールディングやパッケージングせず、裸のままで収納
できるので、コストを低減でき、また、全体のサイズを
それだけコンパクトにすることができる。
【0027】また、ベヤーチップICの配列パッドと、
ソケットピンへのスクランブル接続を行なうためのプリ
ント回路基板の接触パッドとの間の電気的接続に導電ゴ
ムコネクタを使用したことにより、構成部分相互の位置
合わせが若干悪くとも、ベヤーチップICの各配列パッ
ドと各対応するソケットピンとの間の電気的接続を正し
く良好に行なうことができる。例えば、ベヤーチップI
Cの配列パッドが80μ角のサイズである場合におい
て、その50%分の位置ずれがあっても、ソケットピン
との良好な導通をとれる。
ソケットピンへのスクランブル接続を行なうためのプリ
ント回路基板の接触パッドとの間の電気的接続に導電ゴ
ムコネクタを使用したことにより、構成部分相互の位置
合わせが若干悪くとも、ベヤーチップICの各配列パッ
ドと各対応するソケットピンとの間の電気的接続を正し
く良好に行なうことができる。例えば、ベヤーチップI
Cの配列パッドが80μ角のサイズである場合におい
て、その50%分の位置ずれがあっても、ソケットピン
との良好な導通をとれる。
【0028】非常に微細な配列ピッチを有するベヤーチ
ップICにも対応でき、ケース部の収納凹部へプリント
回路基板、導電ゴムコネクタおよびベヤーチップICを
積み重ねていくだけで、ベヤーチップICのソケットへ
の収納組立てを非常に容易に行なうことができる。
ップICにも対応でき、ケース部の収納凹部へプリント
回路基板、導電ゴムコネクタおよびベヤーチップICを
積み重ねていくだけで、ベヤーチップICのソケットへ
の収納組立てを非常に容易に行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例としてのベヤーチップIC用
ソケットの構成を概略的に示す断面図である。
ソケットの構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図1のベヤーチップIC用ソケットにおけるソ
ケットピン、プリント回路基板、導電ゴムコネクタおよ
びベヤーチップICとの電気的接続関係を示す部分拡大
図である。
ケットピン、プリント回路基板、導電ゴムコネクタおよ
びベヤーチップICとの電気的接続関係を示す部分拡大
図である。
1 ベヤーチップIC 2 配列パッド 10 ボデー部 11 凹所 12 ソケットピン配設孔 13 ネジ孔 20 ふた部 21 開口 22 貫通孔 23 ネジ孔 30 導電ゴムコネクタ 31 導電性微粒子 40 プリント回路基板 41 導電体パターン 42 接触パッド 50 クッション部材 60 放熱器 61 波形面 62 凸部 63 貫通孔 70 ソケットピン 71 半田付け 80 取付け固定用ネジ 90 取付け固定用ネジ 100 ベヤーチップIC用ソケット
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のソケットピンと、ベヤーチップI
Cの配列パッドの配列ピッチと同様の配列ピッチにて配
列された接触パッドおよび該接触パッドを前記ソケット
ピンの対応するものに電気的に接続するための導電体パ
ターンを有したプリント回路基板と、該プリント回路基
板の前記接触パッドの配列されている領域の上に少なく
とも載置されうる広がりを有した導電ゴムコネクタと、
前記プリント回路基板、前記導電ゴムコネクタおよび配
列パッドを下面にしたベヤーチップICをこの順番にて
位置合わせして載置させうる収納凹部を有し且つ前記ソ
ケットピンを、その接続部が前記プリント回路基板の各
対応する導電体パターンに電気的に接続されその接触部
が外部に露出するようにして配設するケース部と、前記
ケース部の前記収納凹部に載置された前記プリント回路
基板、前記導電ゴムコネクタおよびベヤーチップICを
互いに対して押圧させるようにして前記ケース部に固定
するための押圧手段とを備えたことを特徴とするベヤー
チップIC用ソケット。 - 【請求項2】 前記プリント回路基板は、バンプ付きフ
レキシブルプリント回路基板で構成され、前記接触パッ
ドは、該バンプ付きフレキシブルプリント回路基板のバ
ンプにて与えられている請求項1記載のベヤーチップI
C用ソケット。 - 【請求項3】 前記導電ゴムコネクタは、前記ベヤーチ
ップICの配列パッドに対応した部分のみに導電性微粒
子を埋め込んだゴムシートで構成されている請求項1ま
たは2記載のベヤーチップIC用ソケット。 - 【請求項4】 ケース部は、ボデー部と、該ボデー部の
上に固定されるふた部とから構成され、前記ボデー部に
は、前記ソケットピンが配設され、且つ前記収納凹部の
一部を構成して前記プリント回路基板を位置定めして載
置するための凹所が形成されており、前記ふた部には、
前記収納凹部の一部を構成して前記導電ゴムコネクタお
よびベヤーチップICを位置定めして受け入れる開口が
形成されている請求項1または2または3記載のベヤー
チップIC用ソケット。 - 【請求項5】 前記ふた部の上に取り付けられる放熱器
を備え、該放熱器は、前記ふた部の前記開口内のベヤー
チップICを熱伝導性のクッション部材を介して押圧で
きる形状とされている請求項4記載のベヤーチップIC
用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11866194A JPH07326692A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ベヤーチップic用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11866194A JPH07326692A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ベヤーチップic用ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326692A true JPH07326692A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14742093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11866194A Pending JPH07326692A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ベヤーチップic用ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07326692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009128005A1 (en) * | 2008-04-17 | 2009-10-22 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Thermally conductive mounting element for attachment of printed circuit board to heat sink |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11866194A patent/JPH07326692A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009128005A1 (en) * | 2008-04-17 | 2009-10-22 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Thermally conductive mounting element for attachment of printed circuit board to heat sink |
US8410672B2 (en) | 2008-04-17 | 2013-04-02 | Koinklijke Philips Electronics N.V. | Thermally conductive mounting element for attachment of printed circuit board to heat sink |
RU2495507C2 (ru) * | 2008-04-17 | 2013-10-10 | Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. | Теплопроводный установочный элемент для крепления печатной платы к радиатору |
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