JPH07326464A - 抵抗加熱接合用制御装置 - Google Patents

抵抗加熱接合用制御装置

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JPH07326464A
JPH07326464A JP11675794A JP11675794A JPH07326464A JP H07326464 A JPH07326464 A JP H07326464A JP 11675794 A JP11675794 A JP 11675794A JP 11675794 A JP11675794 A JP 11675794A JP H07326464 A JPH07326464 A JP H07326464A
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JP
Japan
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heater chip
thermocouple
temperature
absolute value
resistance heating
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Pending
Application number
JP11675794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimada
博司 島田
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Miyachi Electronic Co
Original Assignee
Miyachi Electronic Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱電対の極性の接続方向が正逆のいずれの場
合においてもヒータチップの温度を常に正確に検出し
て、温度制御を行なうことができ、ヒータチップ、接合
対象物および熱電対の破損を完全に防止することができ
る抵抗加熱接合用制御装置を提供すること。 【構成】 加熱接合用のヒータチップ4に添着された熱
電対5から出力される前記ヒータチップ4の検出温度を
フィードバックさせて、ヒータチップ4の温度を設定値
に保持するようにヒータチップ4への通電状態を制御す
る抵抗加熱接合用制御装置において、熱電対からの出力
を絶対値化して前記ヒータチップ4の適正な検出温度を
示す信号としてフィードバックさせる絶対値回路16を
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗加熱接合用制御装
置に係り、特に、通電により抵抗体等を発熱させて、複
数の部材を直接もしくは半田やろう等の溶融助材を介し
て溶融接合させたり、部材を加熱と同時に加圧変形させ
て熱かしめ等を行なう抵抗加熱接合装置に好適な抵抗加
熱接合用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通電により抵抗体等を発熱させ
て接合を行なう抵抗加熱接合方法は、各種の産業分野に
おいて多用されている。
【0003】特に、今日においては、精密機器の接合部
や電子部品の接合部等のように、高い接合精度が要求さ
れるようになっている。
【0004】そこで、従来においては、図3に示すよう
な抵抗加熱接合装置を用いて、高い接合精度をもった接
合を行なうようにしている。
【0005】すなわち、例えば商用の200Vの交流電
源1から供給される電力に対して抵抗加熱接合用制御装
置2をもって通電制御を施し、トランス3を介してヒー
タチップ4に適正な電力を付与し、ヒータチップ4を発
熱させて各種の接合を行なうようにしている。このヒー
タチップ4には温度検出用の熱電対5が添設されてお
り、検出温度が抵抗加熱接合用制御装置2へフィードバ
ックされるように形成されている。
【0006】このヒータチップ4には、図4(a)〜
(c)に示すように、ブレード状に形成されたものや、
同図(d)および(e)に示すように、プローブ状に形
成されたものがある。各ヒータチップ4はタングステン
やモリブデン等の発熱特性や熱応答特性等に優れた素材
をもって形成されている。一方のブレード状のヒータチ
ップ4は、幅広い発熱部4aを利用して、リフローソル
ダリング、精密ワイヤボンディング、マルチ・リード・
ボンディング等の接合に用いられており、他方のプロー
ブ状のヒータチップ4は、細い発熱部4aを利用して、
テープ自動化ボンディング、半田付けの修正、金メッキ
熱圧接等の接合に用いられている。そして、各ヒータチ
ップ4の発熱部4aの先端部にそれぞれ熱電対5が添着
されている。
【0007】前記抵抗加熱接合用制御装置2は、トラン
ス3への通電電流を制御するものであり、その構成と作
用とを以下に説明する。
【0008】図3においては、トランス3への通電電流
の制御手段として通電方向を相互に逆にして並列接続さ
れた1対のサイリスタ6、6が用いられている。このサ
イリスタに代えてインバータを用いて形成されているも
のもある。これらのサイリスタ6、6には点弧パルス発
生器7よりそのON、OFF動作を制御する点弧パルス
が付与されるようになっている。交流電源1とサイリス
タ6との間には同期信号検出器8が接続されており、交
流の変化と同期した所定の信号を取出し、それをCPU
制御部9内に形成されている位相変換器10とサイクル
カウンタ11とに出力する。このCPU制御部9内には
シーケンス制御器12と比較器13とが更に形成されて
おり、両者には接合目的に応じてヒータチップ4への通
電状態を設定するパネル設定器14からの設定情報が入
力されるように形成されている。即ち、パネル設定器1
4はヒータチップ4が付与する熱量を調整するために、
電流の大きさと通電時間等を手動によったり、予め設定
されている複数の設定値から適性な値を選択するように
して設定する。シーケンス制御器12は接合開始の入力
信号を受けると、パネル設定器14の設定内容に応じて
サイリスタ6への通電を行なうようにサイクルカウンタ
11へ指示を出力する。これを受けたサイクルカウンタ
11は、点弧パルス発生器7へ電流を流すタイミングの
許可信号を出力する。同時に、比較器13は接合開始時
には熱電対5側からの入力がないために、パネル設定器
14の設定内容に応じて位相変換器10の位相変換を行
なわせる指示を出力する。この位相変換器10は、同期
信号検出器8から入力される同期信号に対して比較器1
3からの指示に対応した位相変換を行なって適性な点弧
タイミングを点弧パルス発生器7へ出力する。サイクル
カウンタ11と位相変換器10からの入力を受けた点弧
パルス発生器7は点弧パルスを出力してサイリスタ6、
6を所定の点弧タイミングでON、OFFさせ、トラン
ス3を介してヒータチップ4に通電させる。ヒータチッ
プ4は通電されることにより発熱し、目的の接合部に熱
を供給し、接合を行なわせる。この時、ヒータチップ4
の発熱部4aの先端部の温度が熱電対6をもって常に検
出され、その検出電圧が検出アンプ15をもってパネル
設定器14の設定値と比較可能なレベルに増幅されて比
較器13に入力される。この比較器13はパネル設定器
14の設定値と検出アンプ15から入力された検出温度
に相当する値とを比較し、検出温度が設定値より高い場
合には点弧パルス発生器7の点弧タイミングを遅らせて
通電電流量を低減させ、温度が設定値より低い場合には
点弧パルス発生器7の点弧タイミングを早くして通電電
流量を増大させることにより、ヒータチップ4の温度を
設定値に維持するようにさせている。前記検出アンプ1
5はヒータチップ4の温度をセンサ出力として表示器
(図示せず)に表示するように出力する。また、シーケ
ンス制御器12は所定の接合が終了した場合の終了信号
等の各種の出力を前記表示器等に出力するように形成さ
れている。
【0009】このようにして熱電対5を介してヒータチ
ップ4の温度をフィードバックして高い精度の接合を施
すようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】熱電対5は、図5に示
すように、異なった2種類の金属A,Bを接合して形成
されており、一方に金属Bを接地側とし、他方の金属A
を正側として電気的に接続して、温度に応じた起電力を
検出アンプ15へ出力するようにされている。
【0011】ところが、この熱電対5の電気的接続の極
性を逆にして、金属Aを接地側、金属Bを正側とする
と、出力される起電力が前記の極性の接続状態の場合と
正負が逆転してしまい、検出温度は実際の温度より低い
温度として出力される。これにより、比較器13はヒー
タチップ4の温度がパネル設定器14による設定温度よ
り低いとして、ヒータチップ4の温度を更に上昇させる
指令を位相比較器10へ出力する。これを受けて最終的
にはヒータチップ4の発熱部4aは設定温度より高い温
度まで加熱されることとなり、当該ヒータチップ4、接
合対象物および熱電対5の過大加熱による破損を誘発さ
せたり、接合不良を誘発させる等の不都合を招くもので
あった。
【0012】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、熱電対の極性の接続方向が正逆のいずれの場合
においてもヒータチップの温度を常に正確に検出して、
温度制御を行なうことができ、ヒータチップ、接合対象
物および熱電対の破損を完全に防止することができ、信
頼性が高く、精度の良い、極めて優れた接合を施すこと
のできる抵抗加熱接合用制御装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の抵抗加熱接合用制御装置は、加熱接合用のヒ
ータチップに添着された熱電対から出力される前記ヒー
タチップの検出温度をフィードバックさせて、ヒータチ
ップの温度を設定値に保持するようにヒータチップへの
通電状態を制御する抵抗加熱接合用制御装置において、
熱電対からの出力を絶対値化して前記ヒータチップの適
正な検出温度を示す信号としてフィードバックさせる絶
対値回路を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、絶対値回路が熱電対の出力を
絶対値化してヒータチップの適正な検出温度を示す信号
としてフィードバックさせるために、熱電対の極性の接
続方向が正逆のいずれの場合においてもヒータチップの
温度を常に正確に検出して、温度制御を行なうことがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2につ
いて説明する。
【0016】図1は本発明の抵抗加熱接合用制御装置の
1実施例を適用した抵抗加熱接合装置の全体構成を示
す。
【0017】本実施例の抵抗加熱接合用制御装置2a
は、図3の従来例に比較して、熱電対5の出力を増幅す
る検出アンプ15と比較器13との間に、検出アンプ1
5の出力、すなわち熱電対5の出力を絶対値化して常に
適正な検出温度を示す信号として前記比較器13へ出力
する絶対値回路16を設けたものである。この絶対値回
路16は、熱電対5と検出アンプ15との間に設けても
良い。熱電対5の起電力は微小なものであるので、絶対
値回路16は、図1のように検出アンプ15の後段に設
けられた方が精度が高い。絶対位置回路16としては公
知のものを利用することができる。例えば、図2は公知
の絶対値回路の一例を示すものである。図2においては
は、抵抗値がR1 =2R2 の関係にある2種類の抵抗R
1 ,R2 と、コンパレータK1 ,K2 と、ダイオードD
1 ,D2 と、コンデンサCとを組合わせて形成されてい
る。
【0018】その他の構成は、前記従来例と同様に形成
されており、同一部分には同一符号を付して、その説明
は省略する。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。
【0020】接合時にヒータチップ4の発熱部4aが発
熱すると、熱電対5により発熱部4aの温度に対応した
起電力が検出アンプ15へ出力される。この検出アンプ
15により増幅された出力は次の絶対値回路16により
絶対値化される。すなわち、熱電対5の電気的接続の極
性が正逆いずれの方向であっても、当該熱電対5の出力
が絶対値化されて、常に正の値とされて、比較器13へ
出力される。従って、絶対値回路16の出力は、ヒータ
チップ4の発熱部4aの温度に常に適正に対応した値と
なる。これにより、比較器13においては熱電対5によ
り検出され、適正な値として絶対値回路16から入力さ
れて来る検出温度と、パネル設定器14により設定され
ている設定温度とが比較される。その後、前記従来例と
同様にしてサイリスタ6の点弧タイミングが制御され
て、ヒータチップ4への通電制御が行なわれることによ
り、極めて良好な接合が施される。
【0021】このようにして本実施例によれば、絶対値
回路16が熱電対5の出力を絶対値化してヒータチップ
4の適正な検出温度を示す信号としてフィードバックさ
せるために、熱電対5の極性の接続方向が正逆のいずれ
の場合においてもヒータチップ4の温度を常に正確に検
出して、温度制御を行なうことができ、ヒータチップ4
の発熱部4aの温度を設定値に確実に保持して接合を施
すことができ、精度が高く、品質も高く、信頼性に優れ
た接合を施すことができる。
【0022】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明の加熱接合用制御装置
は構成され作用するものであるから、熱電対の極性の接
続方向が正逆のいずれの場合においてもヒータチップの
温度を常に正確に検出して、温度制御を行なうことがで
き、ヒータチップ、接合対象物および熱電対の破損を完
全に防止することができ、信頼性が高く、精度の良い、
極めて優れた接合を施すことができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱接合用制御装置の1実施例を適用
した加熱接合装置の概略を示すブロック図
【図2】本発明に用いる絶対値回の1実施例を示す回路
【図3】従来の加熱接合装置を示す図1と同様の図
【図4】(a)〜(e)はそれぞれヒータチップを示す
斜視図
【図5】熱電対の接続の極性方向を示す概略図
【符号の説明】
2a 加熱接合用制御装置 4 ヒータチップ 5 熱電対 6 サイリスタ 16 絶対値回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱接合用のヒータチップに添着された
    熱電対から出力される前記ヒータチップの検出温度をフ
    ィードバックさせて、ヒータチップの温度を設定値に保
    持するようにヒータチップへの通電状態を制御する抵抗
    加熱接合用制御装置において、熱電対からの出力を絶対
    値化して前記ヒータチップの適正な検出温度を示す信号
    としてフィードバックさせる絶対値回路を設けたことを
    特徴とする抵抗加熱接合用制御装置。
JP11675794A 1994-05-30 1994-05-30 抵抗加熱接合用制御装置 Pending JPH07326464A (ja)

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JP11675794A JPH07326464A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 抵抗加熱接合用制御装置

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JP11675794A JPH07326464A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 抵抗加熱接合用制御装置

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