JPH07320847A - 加熱接合用制御装置 - Google Patents
加熱接合用制御装置Info
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- JPH07320847A JPH07320847A JP11511494A JP11511494A JPH07320847A JP H07320847 A JPH07320847 A JP H07320847A JP 11511494 A JP11511494 A JP 11511494A JP 11511494 A JP11511494 A JP 11511494A JP H07320847 A JPH07320847 A JP H07320847A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数種類の熱電対に対してそれぞれ適正に温
度検出を行なうことができ、加熱接合用制御装置を熱電
対の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの低廉化を
図ることができ、装置の設置スペースの無駄を省くこと
ができる加熱接合用制御装置を提供すること。 【構成】 加熱接合用のヒータチップ4に添着された熱
電対5から出力される前記ヒータチップ4の検出温度を
フィードバックさせて、ヒータチップ4の温度を設定値
に保持するようにヒータチップ4への通電状態を制御す
る加熱接合用制御装置において、複数種類の熱電対5か
ら出力される信号をそれぞれの熱電対5に対応した適正
温度を示す信号としてフィードバックさせる熱電対出力
レベル調整器16、16aを設けたことを特徴とする。
度検出を行なうことができ、加熱接合用制御装置を熱電
対の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの低廉化を
図ることができ、装置の設置スペースの無駄を省くこと
ができる加熱接合用制御装置を提供すること。 【構成】 加熱接合用のヒータチップ4に添着された熱
電対5から出力される前記ヒータチップ4の検出温度を
フィードバックさせて、ヒータチップ4の温度を設定値
に保持するようにヒータチップ4への通電状態を制御す
る加熱接合用制御装置において、複数種類の熱電対5か
ら出力される信号をそれぞれの熱電対5に対応した適正
温度を示す信号としてフィードバックさせる熱電対出力
レベル調整器16、16aを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱接合用制御装置に
係り、特に、通電により抵抗体等を発熱させて、複数の
部材を直接もしくは半田やろう等の溶融助材を介して溶
融接合させたり、部材を加熱と同時に加圧変形させて熱
かしめ等を行なう加熱接合装置に好適な加熱接合用制御
装置に関する。
係り、特に、通電により抵抗体等を発熱させて、複数の
部材を直接もしくは半田やろう等の溶融助材を介して溶
融接合させたり、部材を加熱と同時に加圧変形させて熱
かしめ等を行なう加熱接合装置に好適な加熱接合用制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通電により抵抗体等を発熱させ
て接合を行なう加熱接合方法は、各種の産業分野におい
て多用されている。
て接合を行なう加熱接合方法は、各種の産業分野におい
て多用されている。
【0003】特に、今日においては、精密機器の接合部
や電子部品の接合部等のように、高い接合精度が要求さ
れるようになっている。
や電子部品の接合部等のように、高い接合精度が要求さ
れるようになっている。
【0004】そこで、従来においては、図4に示すよう
な加熱接合装置を用いて、高い接合精度をもった接合を
行なうようにしている。
な加熱接合装置を用いて、高い接合精度をもった接合を
行なうようにしている。
【0005】すなわち、例えば商用の200Vの交流電
源1から供給される電力に対して加熱接合用制御装置2
をもって通電制御を施し、トランス3を介してヒータチ
ップ4に適正な電力を付与し、ヒータチップ4を発熱さ
せて各種の接合を行なうようにしている。このヒータチ
ップ4には温度検出用の熱電対5が添設されており、検
出温度が加熱接合用制御装置2へフィードバックされる
ように形成されている。
源1から供給される電力に対して加熱接合用制御装置2
をもって通電制御を施し、トランス3を介してヒータチ
ップ4に適正な電力を付与し、ヒータチップ4を発熱さ
せて各種の接合を行なうようにしている。このヒータチ
ップ4には温度検出用の熱電対5が添設されており、検
出温度が加熱接合用制御装置2へフィードバックされる
ように形成されている。
【0006】このヒータチップ4には、図5(a)〜
(c)に示すように、ブレード状に形成されたものや、
同図(d)および(e)に示すように、プローブ状に形
成されたものがある。各ヒータチップ4はタングステン
やモリブデン等の発熱特性や熱応答特性等に優れた素材
をもって形成されている。一方のブレード状のヒータチ
ップ4は、幅広い発熱部4aを利用して、リフローソル
ダリング、精密ワイヤボンディング、マルチ・リード・
ボンディング等の接合に用いられており、他方のプロー
ブ状のヒータチップ4は、細い発熱部4aを利用して、
テープ自動化ボンディング、半田付けの修正、金メッキ
熱圧接等の接合に用いられている。そして、各ヒータチ
ップ4の発熱部4aの先端部にそれぞれ熱電対5が添着
されている。
(c)に示すように、ブレード状に形成されたものや、
同図(d)および(e)に示すように、プローブ状に形
成されたものがある。各ヒータチップ4はタングステン
やモリブデン等の発熱特性や熱応答特性等に優れた素材
をもって形成されている。一方のブレード状のヒータチ
ップ4は、幅広い発熱部4aを利用して、リフローソル
ダリング、精密ワイヤボンディング、マルチ・リード・
ボンディング等の接合に用いられており、他方のプロー
ブ状のヒータチップ4は、細い発熱部4aを利用して、
テープ自動化ボンディング、半田付けの修正、金メッキ
熱圧接等の接合に用いられている。そして、各ヒータチ
ップ4の発熱部4aの先端部にそれぞれ熱電対5が添着
されている。
【0007】前記加熱接合用制御装置2は、トランス3
への通電電流を制御するものであり、その構成と作用と
を以下に説明する。
への通電電流を制御するものであり、その構成と作用と
を以下に説明する。
【0008】図4においては、トランス3への通電電流
の制御手段として通電方向を相互に逆にして並列接続さ
れた1対のサイリスタ6、6が用いられている。このサ
イリスタに代えてインバータを用いて形成されているも
のもある。これらのサイリスタ6、6には点弧パルス発
生器7よりそのON、OFF動作を制御する点弧パルス
が付与されるようになっている。交流電源1とサイリス
タ6との間には同期信号検出器8が接続されており、交
流の変化と同期した所定の信号を取出し、それをCPU
制御部9内に形成されている位相変換器10とサイクル
カウンタ11とに出力する。このCPU制御部9内には
シーケンス制御器12と比較器13とが更に形成されて
おり、両者には接合目的に応じてヒータチップ4への通
電状態を設定するパネル設定器14からの設定情報が入
力されるように形成されている。即ち、パネル設定器1
4はヒータチップ4が付与する熱量を調整するために、
電流の大きさと通電時間等を手動によったり、予め設定
されている複数の設定値から適性な値を選択するように
して設定する。シーケンス制御器12は接合開始の入力
信号を受けると、パネル設定器14の設定内容に応じて
サイリスタ6への通電を行なうようにサイクルカウンタ
11へ指示を出力する。これを受けたサイクルカウンタ
11は、点弧パルス発生器7へ電流を流すタイミングの
許可信号を出力する。同時に、比較器13は接合開始時
には熱電対5側からの入力がないために、パネル設定器
14の設定内容に応じて位相変換器10の位相変換を行
なわせる指示を出力する。この位相変換器10は、同期
信号検出器8から入力される同期信号に対して比較器1
3からの指示に対応した位相変換を行なって適性な点弧
タイミングを点弧パルス発生器7へ出力する。サイクル
カウンタ11と位相変換器10からの入力を受けた点弧
パルス発生器7は点弧パルスを出力してサイリスタ6、
6を所定の点弧タイミングでON、OFFさせ、トラン
ス3を介してヒータチップ4に通電させる。ヒータチッ
プ4は通電されることにより発熱し、目的の接合部に熱
を供給し、接合を行なわせる。この時、ヒータチップ4
の発熱部4aの先端部の温度が熱電対6をもって常に検
出され、その検出電圧が検出アンプ15をもってパネル
設定器14の設定値と比較可能なレベルに増幅されて比
較器13に入力される。この比較器13はパネル設定器
14の設定値と検出アンプ15から入力された検出温度
に相当する値とを比較し、検出温度が設定値より高い場
合には点弧パルス発生器7の点弧タイミングを遅らせて
通電電流量を低減させ、温度が設定値より低い場合には
点弧パルス発生器7の点弧タイミングを早くして通電電
流量を増大させることにより、ヒータチップ4の温度を
設定値に維持するようにさせている。前記検出アンプ1
5はヒータチップ4の温度をセンサ出力として表示器
(図示せず)に表示するように出力する。また、シーケ
ンス制御器12は所定の接合が終了した場合の終了信号
等の各種の出力を前記表示器等に出力するように形成さ
れている。
の制御手段として通電方向を相互に逆にして並列接続さ
れた1対のサイリスタ6、6が用いられている。このサ
イリスタに代えてインバータを用いて形成されているも
のもある。これらのサイリスタ6、6には点弧パルス発
生器7よりそのON、OFF動作を制御する点弧パルス
が付与されるようになっている。交流電源1とサイリス
タ6との間には同期信号検出器8が接続されており、交
流の変化と同期した所定の信号を取出し、それをCPU
制御部9内に形成されている位相変換器10とサイクル
カウンタ11とに出力する。このCPU制御部9内には
シーケンス制御器12と比較器13とが更に形成されて
おり、両者には接合目的に応じてヒータチップ4への通
電状態を設定するパネル設定器14からの設定情報が入
力されるように形成されている。即ち、パネル設定器1
4はヒータチップ4が付与する熱量を調整するために、
電流の大きさと通電時間等を手動によったり、予め設定
されている複数の設定値から適性な値を選択するように
して設定する。シーケンス制御器12は接合開始の入力
信号を受けると、パネル設定器14の設定内容に応じて
サイリスタ6への通電を行なうようにサイクルカウンタ
11へ指示を出力する。これを受けたサイクルカウンタ
11は、点弧パルス発生器7へ電流を流すタイミングの
許可信号を出力する。同時に、比較器13は接合開始時
には熱電対5側からの入力がないために、パネル設定器
14の設定内容に応じて位相変換器10の位相変換を行
なわせる指示を出力する。この位相変換器10は、同期
信号検出器8から入力される同期信号に対して比較器1
3からの指示に対応した位相変換を行なって適性な点弧
タイミングを点弧パルス発生器7へ出力する。サイクル
カウンタ11と位相変換器10からの入力を受けた点弧
パルス発生器7は点弧パルスを出力してサイリスタ6、
6を所定の点弧タイミングでON、OFFさせ、トラン
ス3を介してヒータチップ4に通電させる。ヒータチッ
プ4は通電されることにより発熱し、目的の接合部に熱
を供給し、接合を行なわせる。この時、ヒータチップ4
の発熱部4aの先端部の温度が熱電対6をもって常に検
出され、その検出電圧が検出アンプ15をもってパネル
設定器14の設定値と比較可能なレベルに増幅されて比
較器13に入力される。この比較器13はパネル設定器
14の設定値と検出アンプ15から入力された検出温度
に相当する値とを比較し、検出温度が設定値より高い場
合には点弧パルス発生器7の点弧タイミングを遅らせて
通電電流量を低減させ、温度が設定値より低い場合には
点弧パルス発生器7の点弧タイミングを早くして通電電
流量を増大させることにより、ヒータチップ4の温度を
設定値に維持するようにさせている。前記検出アンプ1
5はヒータチップ4の温度をセンサ出力として表示器
(図示せず)に表示するように出力する。また、シーケ
ンス制御器12は所定の接合が終了した場合の終了信号
等の各種の出力を前記表示器等に出力するように形成さ
れている。
【0009】このようにして熱電対5を介してヒータチ
ップ4の温度をフィードバックして高い精度の接合を施
すようにしている。
ップ4の温度をフィードバックして高い精度の接合を施
すようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】熱電対5は基本的には
2つの異種の金属を接合して形成されており、接合され
る金属の種類の相違、被覆部材の相違等により、起電力
が相違したり、適用可能な温度範囲が相違したりするも
のであり、接合目的、接合温度等に応じた適性な熱電対
を選択してヒータチップ4に添着して用いられている。
2つの異種の金属を接合して形成されており、接合され
る金属の種類の相違、被覆部材の相違等により、起電力
が相違したり、適用可能な温度範囲が相違したりするも
のであり、接合目的、接合温度等に応じた適性な熱電対
を選択してヒータチップ4に添着して用いられている。
【0011】従って、図4に示す加熱接合用制御装置2
は、熱電対5からの検出電圧を検出アンプ15により増
幅して比較器13における比較可能な値にするものであ
るために、熱電対5が異なる種類のものとなれば出力電
圧も以前のものと相違するものとなり、これに対応する
加熱接合用制御装置2も熱電対5の種類に対応した特性
を有するものに変更する必要があった。
は、熱電対5からの検出電圧を検出アンプ15により増
幅して比較器13における比較可能な値にするものであ
るために、熱電対5が異なる種類のものとなれば出力電
圧も以前のものと相違するものとなり、これに対応する
加熱接合用制御装置2も熱電対5の種類に対応した特性
を有するものに変更する必要があった。
【0012】ところが、一般に加熱接合用制御装置2と
熱電対5との組合せは、各製造メーカ毎に1種類に限定
されているのが現状であり、接合目的に応じて熱電対5
の種類を変更しようとすると、それに対応した加熱接合
用制御装置2を別個に製造したり、仕入れる必要がある
等の不都合があった。また、加熱接合用制御装置2は非
常に高価なものであり、これを熱電対の種類毎に設ける
ことは、コスト高を導き、また、装置の設置スペースも
いたずらに増大するという不都合があった。
熱電対5との組合せは、各製造メーカ毎に1種類に限定
されているのが現状であり、接合目的に応じて熱電対5
の種類を変更しようとすると、それに対応した加熱接合
用制御装置2を別個に製造したり、仕入れる必要がある
等の不都合があった。また、加熱接合用制御装置2は非
常に高価なものであり、これを熱電対の種類毎に設ける
ことは、コスト高を導き、また、装置の設置スペースも
いたずらに増大するという不都合があった。
【0013】このような不都合は、複数のメーカより異
なった種類の熱電対を利用した加熱接合装置を仕入れ、
ヒータチップを相互に交換して接合を行なう場合等に発
生する。この時、ヒータチップに添着されている熱電対
を交換すればよいけれども、熱電対の交換は非常に面倒
なものである。なぜならば、2種類の金属より構成され
ている熱電対はヒータチップに接合しにくく、接合を失
敗すると熱電対の2種類の金属とヒータチップの金属と
からなる3種類の熱電対が形成されてしまい、正確な温
度の検出ができなくなったり、ヒータチップの発熱部か
ら熱電対を通して熱が逃げてしまういわゆる熱引きの問
題が発生してしまうものであった。
なった種類の熱電対を利用した加熱接合装置を仕入れ、
ヒータチップを相互に交換して接合を行なう場合等に発
生する。この時、ヒータチップに添着されている熱電対
を交換すればよいけれども、熱電対の交換は非常に面倒
なものである。なぜならば、2種類の金属より構成され
ている熱電対はヒータチップに接合しにくく、接合を失
敗すると熱電対の2種類の金属とヒータチップの金属と
からなる3種類の熱電対が形成されてしまい、正確な温
度の検出ができなくなったり、ヒータチップの発熱部か
ら熱電対を通して熱が逃げてしまういわゆる熱引きの問
題が発生してしまうものであった。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、複数種類の熱電対に対してそれぞれ適正に温度
検出を行なうことができ、加熱接合用制御装置を熱電対
の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの低廉化を図
ることができ、装置の設置スペースの無駄を省くことが
できる加熱接合用制御装置を提供することを目的とす
る。
であり、複数種類の熱電対に対してそれぞれ適正に温度
検出を行なうことができ、加熱接合用制御装置を熱電対
の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの低廉化を図
ることができ、装置の設置スペースの無駄を省くことが
できる加熱接合用制御装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の加熱接合用制御装置は、加熱接合用
のヒータチップに添着された熱電対から出力される前記
ヒータチップの検出温度をフィードバックさせて、ヒー
タチップの温度を設定値に保持するようにヒータチップ
への通電状態を制御する加熱接合用制御装置において、
複数種類の熱電対から出力される信号をそれぞれの熱電
対に対応した適正温度を示す信号としてフィードバック
させる熱電対出力レベル調整器を設けたことを特徴とす
る。
に請求項1に記載の加熱接合用制御装置は、加熱接合用
のヒータチップに添着された熱電対から出力される前記
ヒータチップの検出温度をフィードバックさせて、ヒー
タチップの温度を設定値に保持するようにヒータチップ
への通電状態を制御する加熱接合用制御装置において、
複数種類の熱電対から出力される信号をそれぞれの熱電
対に対応した適正温度を示す信号としてフィードバック
させる熱電対出力レベル調整器を設けたことを特徴とす
る。
【0016】また、前記熱電対出力レベル調整器は、熱
電対の種類を指示する種類指示器と、熱電対からの出力
をその種類に対応した適正温度を示す信号に変換する出
力変換器とを有することを特徴とする。
電対の種類を指示する種類指示器と、熱電対からの出力
をその種類に対応した適正温度を示す信号に変換する出
力変換器とを有することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明によれば、熱電対出力レベル調整器がヒ
ータチップの温度を検出する熱電対の種類に対応した適
正温度を示す信号を出力するために、いかなる種類の熱
電対を用いても常に適正な検出温度をフィードバックさ
せることができる。
ータチップの温度を検出する熱電対の種類に対応した適
正温度を示す信号を出力するために、いかなる種類の熱
電対を用いても常に適正な検出温度をフィードバックさ
せることができる。
【0018】また、熱電対出力レベル調整器を請求項2
のように形成すれば、種類指示器により温度検出に用い
られる熱電対の種類を指示すると、出力変換器が当該熱
電対に対応した適正温度を示す信号を出力する。
のように形成すれば、種類指示器により温度検出に用い
られる熱電対の種類を指示すると、出力変換器が当該熱
電対に対応した適正温度を示す信号を出力する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3につい
て説明する。
て説明する。
【0020】図1は本発明の加熱接合用制御装置の1実
施例を適用した加熱接合装置の全体構成を示す。
施例を適用した加熱接合装置の全体構成を示す。
【0021】本実施例の加熱接合用制御装置2aは、図
4の従来例に比較して、熱電対5の出力を比較器13へ
入力するまでに熱電対5の種類に対応した適正温度を示
す信号に変換させる熱電対出力レベル調整器16を設け
たものであり、その他は前記従来例と同様に形成されて
いる。従って、従来と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
4の従来例に比較して、熱電対5の出力を比較器13へ
入力するまでに熱電対5の種類に対応した適正温度を示
す信号に変換させる熱電対出力レベル調整器16を設け
たものであり、その他は前記従来例と同様に形成されて
いる。従って、従来と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0022】前記熱電対出力レベル調整器16は、例え
ば図2に示すように形成されている。 図2により更に
説明すると、熱電対5の出力を増幅する検出アンプ15
の次に、熱電対5の種類を指示する種類指示器17が接
続されている。この種類指示器17はロータリー式スイ
ッチ、プッシュ式スイッチ、ディップスイッチ等の複数
の出力端子17a、17aを備えたスイッチ素子により
形成されており、操作者が接続状態を切換えることがで
きる。種類指示器17の各出力端子17aには熱電対5
から受けた出力を熱電対5の種類に対応した適正温度を
示す信号に変換する出力変換器18,18a、18aが
それぞれ接続されている。各出力変換器18aの出力は
OR回路19を介して比較器13へ出力されるようにな
っている。
ば図2に示すように形成されている。 図2により更に
説明すると、熱電対5の出力を増幅する検出アンプ15
の次に、熱電対5の種類を指示する種類指示器17が接
続されている。この種類指示器17はロータリー式スイ
ッチ、プッシュ式スイッチ、ディップスイッチ等の複数
の出力端子17a、17aを備えたスイッチ素子により
形成されており、操作者が接続状態を切換えることがで
きる。種類指示器17の各出力端子17aには熱電対5
から受けた出力を熱電対5の種類に対応した適正温度を
示す信号に変換する出力変換器18,18a、18aが
それぞれ接続されている。各出力変換器18aの出力は
OR回路19を介して比較器13へ出力されるようにな
っている。
【0023】次に、本実施例の作用を説明する。
【0024】先ず、ヒータチップ4に添着されている熱
電対5の種類に対応されるように種類指示器17の接続
状態を合わせる。これにより、熱電対5と出力変換器1
8aとの組合わせが適正なものとなる。
電対5の種類に対応されるように種類指示器17の接続
状態を合わせる。これにより、熱電対5と出力変換器1
8aとの組合わせが適正なものとなる。
【0025】この状態でシーケンス制御器12へ接合開
始を入力すると、従来例において説明した動作と同様に
して、ヒータチップへ通電されて接合が開始される。
始を入力すると、従来例において説明した動作と同様に
して、ヒータチップへ通電されて接合が開始される。
【0026】この接合が施されると熱電対5がヒータチ
ップ4の発熱部4aの温度を検出し、その検出が検出ア
ンプ15によって増幅され、続いて種類指示器17によ
って選択された適正な出力変換器18aにおいて熱電対
5の種類に適正に対応した温度を示す信号とされ、続い
てOR回路19を経て比較器13へ出力される。比較器
13はOR回路19から入力される熱電対5の種類に対
応した適正温度と、パネル設定器14によって設定され
ている接合温度の設定値とを比較し、その比較結果を位
相変換器10へ出力する。
ップ4の発熱部4aの温度を検出し、その検出が検出ア
ンプ15によって増幅され、続いて種類指示器17によ
って選択された適正な出力変換器18aにおいて熱電対
5の種類に適正に対応した温度を示す信号とされ、続い
てOR回路19を経て比較器13へ出力される。比較器
13はOR回路19から入力される熱電対5の種類に対
応した適正温度と、パネル設定器14によって設定され
ている接合温度の設定値とを比較し、その比較結果を位
相変換器10へ出力する。
【0027】このようにして本実施例によれば熱電対5
の種類に適正に対応した検出温度をフィードバックさせ
ることができ、ヒータチップ4の発熱部4aの温度を設
定値に確実に保持して接合を施すことができ、精度が高
く、品質も高く、信頼性に優れた接合を施すことができ
る。
の種類に適正に対応した検出温度をフィードバックさせ
ることができ、ヒータチップ4の発熱部4aの温度を設
定値に確実に保持して接合を施すことができ、精度が高
く、品質も高く、信頼性に優れた接合を施すことができ
る。
【0028】また、ヒータチップ4等を変換すること等
により熱電対5が交換された場合には、前記と同様にし
て種類指示器17の接続状態を熱電対5の種類に対応し
た適正なものに切換える。これにより、前記と同様にし
て熱電対5の種類に適正に対応した検出温度をフィード
バックさせて、極めて良好な接合を施すことができる。
図3は本発明に用いる熱電対出力レベル調整器の他の
実施例を示す。
により熱電対5が交換された場合には、前記と同様にし
て種類指示器17の接続状態を熱電対5の種類に対応し
た適正なものに切換える。これにより、前記と同様にし
て熱電対5の種類に適正に対応した検出温度をフィード
バックさせて、極めて良好な接合を施すことができる。
図3は本発明に用いる熱電対出力レベル調整器の他の
実施例を示す。
【0029】本実施例の熱電対出力レベル調整器16a
は、マイコン等によって形成されており、熱電対5の種
類を各種の符号によって入力できる種類入力部20と、
熱電対5の種類に対応した変換データをテーブルとして
記憶しているROM等の変換データメモリ21と、前記
種類入力部20によって入力された種類に応じて変換ダ
ータメモリ21から適正な変換データを読み出して出力
する出力制御部22を備えている。
は、マイコン等によって形成されており、熱電対5の種
類を各種の符号によって入力できる種類入力部20と、
熱電対5の種類に対応した変換データをテーブルとして
記憶しているROM等の変換データメモリ21と、前記
種類入力部20によって入力された種類に応じて変換ダ
ータメモリ21から適正な変換データを読み出して出力
する出力制御部22を備えている。
【0030】本実施例においては、使用する熱電対5の
種類を種類入力部20に入力しておくことにより、熱電
対5からの検出信号が検出アンプ15により増幅されて
入力されると、この入力信号を変換データメモリ21内
に記憶されている適正な変換データに基づいて変換し、
適正な検出温度として比較器13へ出力される。
種類を種類入力部20に入力しておくことにより、熱電
対5からの検出信号が検出アンプ15により増幅されて
入力されると、この入力信号を変換データメモリ21内
に記憶されている適正な変換データに基づいて変換し、
適正な検出温度として比較器13へ出力される。
【0031】なお、図3に示す実施例においては変換テ
ーブル用いて熱電対5からの入力信号を変換している
が、前記変換テーブルに代えて変換演算式を記憶させて
おき、その変換演算式の係数を熱電対の種類に応じて変
換させるようにして、熱電対5の種類に適正に対応した
ヒータチップ4の検出温度をフィードバックさせるよう
にしてもよい。
ーブル用いて熱電対5からの入力信号を変換している
が、前記変換テーブルに代えて変換演算式を記憶させて
おき、その変換演算式の係数を熱電対の種類に応じて変
換させるようにして、熱電対5の種類に適正に対応した
ヒータチップ4の検出温度をフィードバックさせるよう
にしてもよい。
【0032】従って、前記各実施例によれば、接合目的
に対応する種類の熱電対5を自由に選択して、常に極め
て良好な接合を施すことができる。
に対応する種類の熱電対5を自由に選択して、常に極め
て良好な接合を施すことができる。
【0033】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明の加熱接合用制御装置
は構成され作用するものであるから、加熱接合用制御装
置を熱電対の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの
低廉化を図ることができ、装置の設置スペースの無駄を
省くことができる等の効果を奏する。
は構成され作用するものであるから、加熱接合用制御装
置を熱電対の種類毎に設ける必要がなくなり、コストの
低廉化を図ることができ、装置の設置スペースの無駄を
省くことができる等の効果を奏する。
【図1】本発明の加熱接合用制御装置の1実施例を適用
した加熱接合装置の概略を示すブロック図
した加熱接合装置の概略を示すブロック図
【図2】本発明に用いる熱電対出力レベル調整器の1実
施例を示すブロック図
施例を示すブロック図
【図3】熱電対出力レベル調整器の他の実施例を示すブ
ロック図
ロック図
【図4】従来の加熱接合装置を示す図1と同様の図
【図5】(a)〜(e)はそれぞれヒータチップを示す
斜視図
斜視図
2a 加熱接合用制御装置 4 ヒータチップ 5 熱電対 6 サイリスタ 16,16a 熱電対出力レベル調整器 17 種類指示器 18,18a 出力変換器
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱接合用のヒータチップに添着された
熱電対から出力される前記ヒータチップの検出温度をフ
ィードバックさせて、ヒータチップの温度を設定値に保
持するようにヒータチップへの通電状態を制御する加熱
接合用制御装置において、複数種類の熱電対から出力さ
れる信号をそれぞれの熱電対に対応した適正温度を示す
信号としてフィードバックさせる熱電対出力レベル調整
器を設けたことを特徴とする加熱接合用制御装置。 - 【請求項2】 熱電対出力レベル調整器は、熱電対の種
類を指示する種類指示器と、熱電対からの出力をその種
類に対応した適正温度を示す信号に変換する出力変換器
とを有することを特徴とする請求項1に記載の加熱接合
用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11511494A JPH07320847A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 加熱接合用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11511494A JPH07320847A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 加熱接合用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320847A true JPH07320847A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14654595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11511494A Pending JPH07320847A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 加熱接合用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07320847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019088880A (ja) * | 2019-02-11 | 2019-06-13 | クマノ厨房工業株式会社 | ロータリー式炒め・焙煎装置 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11511494A patent/JPH07320847A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019088880A (ja) * | 2019-02-11 | 2019-06-13 | クマノ厨房工業株式会社 | ロータリー式炒め・焙煎装置 |
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