JPH07326156A - データ送出装置及びデータ送出システム - Google Patents

データ送出装置及びデータ送出システム

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Publication number
JPH07326156A
JPH07326156A JP6119342A JP11934294A JPH07326156A JP H07326156 A JPH07326156 A JP H07326156A JP 6119342 A JP6119342 A JP 6119342A JP 11934294 A JP11934294 A JP 11934294A JP H07326156 A JPH07326156 A JP H07326156A
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JP
Japan
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data
channels
data transmission
time
channel
Prior art date
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Application number
JP6119342A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kagawa
雅昭 香川
Noboru Asamiya
昇 浅水屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力インターフェース部14は、マトリクス
・スイッチャ3から送られてきた番組データを受け取
け、これをバッファ・メモリ及びマス・ストレージイン
ターフェース部15に供給する。その後、番組データ
は、マス・ストレージの一種であり、複数m個の再生ヘ
ッドを備えたディスク装置であるマルチヘッド・ディス
ク装置17に周期的に時分割され記録される。マルチヘ
ッド・ディスク装置17は、上述したように複数m個の
再生ヘッドを備え、出力インターフェース16を介して
実質的にm倍のチャンネル数、すなわちn×mのチャン
ネル数で同一のデータを先頭から同時に又は各チャンネ
ル毎に一定量ずらして同時に出力する。 【効果】 時間差送出の時間差を短縮して細かなサービ
スを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信者の要求に応じて
一連のデータを時間差を持たせて複数に、或は異なった
データを同時に複数に送出するデータ送出装置及びデー
タ送出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば映画の様な動画データによ
る映像ソフトの内、同じ映像ソフトを例えば5〜15分
間隔で複数チャンネル送り出し、ユーザ側に都合に合っ
た時間帯の映像を選ばせたり、或は異なった映像ソフト
を同時に複数チャンネル送り出し、ユーザに提供するよ
うな、いわゆるビデオ・オン・デマンド(Video On Dem
and、以下VODという。)装置が考えられている。
【0003】このVOD装置を実現する一つの方法とし
て各チャンネルにそれぞれ磁気テープの再生装置を備
え、これによって複数チャンネル分のデータを同時に又
は一定時間ずらして送出する方法がある。もう一つの方
法としては、ハードディスク装置や光ディスク装置等の
ランダム・アクセス性を利用して、一枚のディスクに記
録された複数種類のデータにランダム・アクセスを行っ
て各データ毎に別々のチャンネルに送出する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の各チ
ャンネル毎に磁気テープの再生装置を備える方法では、
再生装置の台数が多くなるために装置全体が高価になっ
てしまう。また、磁気テープが繰り返し再生されるため
に損傷するおそれがある。さらに、磁気テープを巻き戻
す間はデータの送出サービスができないことになる。
【0005】また、後者のディスク装置を利用する手段
では、複数チャンネル分のデータを送出するために煩雑
にランダム・アクセスを繰り返す必要がある。したがっ
て、あまりチャンネル数が多いとアクセス時間ばかりが
多くかかるためにデータの読出時間、すなわちデータの
提供時間が少なくなるので、チャンネルの数を減らさな
ければならなくなる。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、時間差送出の時間差を短縮して細かなサービス
を実現できるデータ送出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ送出
装置は、複数n(nは2以上の整数)チャンネルの複数
データが時分割され周期的に記録された記録媒体を再生
し、再生した各チャンネルのデータをそれぞれのチャン
ネルに振り分けて、複数チャンネルのデータとして同時
に送出するデータ送出装置であって、上記記録媒体を再
生するために複数m(mは2以上の整数)個の再生ヘッ
ドを有し、各m個の再生ヘッドからの出力データにより
各m個の再生ヘッドの再生位置に応じて時間ずらしされ
たデータを複数nチャンネルから送出することにより上
記課題を解決する。
【0008】この場合、上記複数nチャンネルの複数デ
ータは、同一内容の時間ずらしデータである。
【0009】また、上記各チャンネル間の時間ずれ量
は、全データの長さをtとすると、t/nである。
【0010】また、上記複数nチャンネルの複数データ
は、上記記録媒体に記録される際に冗長性が付加され、
送出される際にエラー訂正補正される。
【0011】また、本発明に係るデータ送出システム
は、複数の各データをそれぞれ別のチャンネルに同時に
送出できるデータ供給装置と、上記データ供給装置から
出力された各チャンネルのデータをそれぞれ別のチャン
ネルに出力する切り換え装置と、上記データ送出装置と
を有する。
【0012】
【作用】複数nチャンネルの複数データが時分割され周
期的に記録された記録媒体を再生するために複数m個の
再生ヘッドを用い、各m個の再生ヘッドからの出力デー
タにより各m個の再生ヘッドの再生位置に応じて時間ず
らしされたデータを複数nチャンネルから送出するの
で、時間差送出の時間差を短縮でき、細かなサービスを
実現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るデータ送出装置の好まし
い実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】この実施例は、例えば映画の様な動画デー
タによる映像ソフトの内、同じ映像ソフトを所定の時間
間隔で複数チャンネルに送り出すデータ送出システムを
構成するデータ送出装置である。
【0015】図1は、本発明に係るデータ送出装置の実
施例であるデータ送出装置41・・・4Qが構成するデー
タ送出システム1を示すブロック図である。この図1に
おいてデータ送出システム1は受信者用端末装置30に
接続されている。
【0016】このデータ送出システム1は、受信者用端
末装置30からの番組要求に対し、要求された番組を送
出している複数のチャンネルの中で番組のスタート時刻
が最も近いチャンネルをセレクトし、これを受信者用端
末装置30に提供している。
【0017】このデータ送出システム1は、データ供給
装置である番組ライブラリ2と、切り換え装置であるマ
トリクス・スイチャ3と、複数のデータ送出装置41
・・4Qと、データ交換機6と、スケジュール管理コン
トローラ7と、番組コントローラ8と、番組送出コント
ローラ9とを備えて成る。
【0018】番組ライブラリ2は、受信者用端末装置3
0に供給することが可能な全ての番組のデータを記憶
し、複数の各データをそれぞれ別のチャンネルに同時に
送出する。
【0019】マトリクス・スイッチャ3は、番組ライブ
ラリ2から出力される任意のデータをそれぞれ選択され
た出力チャンネルから出力する。
【0020】データ送出装置41・・・4Qの各一(例え
ば、データ送出装置41)は、マトリクス・スイッチャ
3から供給された複数チャンネルの複数データをランダ
ムアクセス可能な例えば光磁気ディスク装置やハードデ
ィスク装置のようなディスク装置に周期的に時分割して
記録すると共に、該ディスク装置から複数m(mは2以
上の整数)個の再生ヘッドでデータを再生する。このと
きの再生で、データ送出装置41は、m個の再生ヘッド
からの出力データによりm個の再生ヘッドの再生位置に
応じて時間ずらしされたデータをn(nは2以上の整
数)チャンネルから出力する。
【0021】フォーマッタ51・・・5Qは、各データ送
出装置41・・・4Qの各々12のチャンネルから送出さ
れたデータに受信者用端末装置30に対応するIDを付
加し、さらにデータ交換機6のフォーマット形式に変換
する。データ交換機6は、受信者用端末装置30とのデ
ータのやりとりを行う。
【0022】スケジュール管理コントローラ7は、受信
者用端末装置30の番組要求等の指示をデータ交換機6
を介して受けとり、このデータ送出システム1から受信
者用端末装置30に番組を送出させるために、後述する
番組セット・コントローラ8及び番組送出コントローラ
9に命令を供給する。
【0023】番組セット・コントローラ8は、スケジュ
ール管理コントローラ7からの命令にしたがって要求さ
れた番組をデータ送出装置41・・・4Qに送るように番
組ライブラリ2とマトリクス・スイッチャ3とを制御す
る。
【0024】番組送出コントローラ9は、スケジュール
管理コントローラ7からの命令を受け、番組データを複
数のチャンネルに送出するようにマトリクス・スイッチ
ャ3、データ送出装置41・・・4Q、フォーマッタ51
・・・5Q及びデータ交換機6を制御する。
【0025】ここで、データ送出装置41・・・4Qの詳
細な構成を図2に示す。なお、以下では、データ送出装
置41を代表させてその詳細な構成を説明する。このデ
ータ送出装置41のCPU10は、番組送出コントロー
ラ9からの命令を外部制御インターフェース部11を介
して受け取り、ROM12に格納されているプログラム
にしたがってRAM13にデータを出し入れしながら入
力インターフェース部14、バッファ・メモリ及びマス
・ストレージインターフェース部15、出力インターフ
ェース部16に対して各種の命令を実行させる。
【0026】入力インターフェース部14は、マトリク
ス・スイッチャ3から送られてきた番組データを受け取
け、これをバッファ・メモリ及びマス・ストレージイン
ターフェース部15に供給する。その後、番組データ
は、マス・ストレージの一種であり、複数m個の再生ヘ
ッドを備えたディスク装置であるマルチヘッド・ディス
ク装置17に記録される。この時、マルチヘッド・ディ
スク装置17は、1個の記録ヘッドで後述するように番
組データを周期的に時分割して記録する。
【0027】このマルチヘッド・ディスク装置17は、
上述したように複数m個の再生ヘッドを備える。このた
め、複数m個の再生ヘッドに対応する分のバッファメモ
リを上記バッファ・メモリ及びマス・ストレージインタ
ーフェース部15内に設けることにより、このデータ送
出装置41は出力インターフェース16を介して実質的
にm倍のチャンネル数、すなわちn×mのチャンネル数
で同一のデータを先頭から同時に又は各チャンネル毎に
一定量ずらして同時に出力できる。
【0028】ところで、図2に示したマルチヘッド・デ
ィスク装置17がマルチヘッドでない、すなわち1個の
再生ヘッドを備えるようなマス・ストレージである場
合、データ送出装置は、どのようにしてデータを出力す
るのかを以下に説明しておく。なお、ここでは、前述し
たように1個の記録ヘッドで番組データを周期的に時分
割じて記録する方法も説明しておく。
【0029】図3には、1個の再生ヘッドを備えるよう
なマス・ストレージ25を有して成るデータ送出装置2
1の詳細な構成を示し、図4にはこのようなデータ送
出装置211(・・・21Q)を有してなるデータ送出シ
ステム1の概略構成を示す。
【0030】データ送出装置211がデータ送出装置41
と異なるのは、マトリクス・スイッチャ3から供給され
た同一のデータを実質的に各々nのみのチャンネルを介
して先頭から同時に又は各チャンネル毎に一定量ずらし
て同時に送出することである。
【0031】先ず、図3において、入力インターフェー
ス部14は、マトリクス・スイッチャ3から送られてき
た番組データを受け、これをバッファ・メモリ及びマス
・ストレージインターフェース部23に供給する。その
後、番組データはマス・ストレージ25に記録される。
このとき、前述のように同一のデータを複数のチャンネ
ルn(以下、n=12とする。)に対して先頭から同時
に又は各チャンネル毎に一定量ずらして同時に送出する
ためには、その前提として次のような方法でデータを蓄
積(記録)することが行われている。このデータの記録
方法は、前述したように本発明の実施例となるデータ送
出装置41にも適用できる。
【0032】マトリクス・スイッチャ3から供給された
図5の(A)に示すようなデータSAがマス・ストレー
ジ25で一定の順序にしたがって配列し直される。この
図5の(A)は、一例としてマス・ストレージ25のデ
ータ・リード/ライト・レートが40Mbit/se
c、最大アクセス・タイム(最大シーク・タイム+最大
回転タイム)が0.25sec、番組の1sec間のデ
ータ量が3.2Mbitで、2時間分のデータSAを記
録する場合を示す。
【0033】今、図5の(A)に示した元の映像データ
SAは、ブロックA〜Lに12等分されている。したが
って、各ブロックA〜Lは、10分ずつのデータ量とな
る。各ブロックA〜Lはそれぞれ0〜2399までの2
400等分される。例えば、ブロックAはA0〜A2399
に、またブロックBはB0〜B2399に、またブロックL
はL0〜L2399に等分される。各データA0、A1・・・
2399のデータ量は、(3.2Mビット×60×12
0)/(12×2400)=0.8Mビットとなる。こ
こで、各データを再生/記録する記録部の最小リード/
ライト単位を1セクタ(=1Kバイト=8Kビット)と
すると、各データA0、A1・・・L2399のデータ量は
0.8Mビット/8Kビット=100セクタとなる。こ
の100セクタ分のデータは、1/4秒分の映像データ
である。
【0034】このようにA0、A1、・・・L2399まで
(12×2400)個に分割されたデータSAは、図5
の(B)に示すように各ブロックA〜L内の同一番号が
若い方から連続するように入れ換えて配列されデータS
Bとされる。
【0035】このようにして、配列及び蓄積されたデー
タSBは、先頭から順に読み出され、図6に示すように
バッファ・メモリ及びマス・ストレージインターフェー
ス部23内のデータ出力手段、すなわちバッファ・メモ
リ23a、23a’、23b、23b’・・・23l、
23l’に順次格納される。ここで、バッファ・メモリ
23a〜23l’は、各チャンネル12にそれぞれ2個
設けれている。そして、最初のデータA0はバッファ・
メモリ23aに格納され、次のデータB0はバッファ・
メモリ23bに格納される。同様にデータL0はバッフ
ァ・メモリ23lに格納される。次に13番目のデータ
1が読み出され、これがチャンネル1に対応する2個
目のバッファ・メモリ23a’に格納される。このよう
にして、読み出されたデータA0〜L2399が24個のバ
ッファ・メモリ23a〜23l’に順次格納される。ま
た、これらのバッファ・メモリ23a〜23l’に格納
されたデータA0〜L2399はその都度読み出されてチャ
ンネル1〜12から送出される。
【0036】このとき、マス・ストレージ25に格納さ
れているデータSBはn倍、ここではn=12倍の速さ
で読み出される。すなわち、ここではデータSB全体が
10分の速さで読み出されるので、各データA0〜L
2399はそれぞれ0.25secで読み出されてバッファ
・メモリ23a〜23l’に格納される。そして、バッ
ファ・メモリ23a〜23l’からは、各データA0
2399が通常速度で読み出される。
【0037】このようにしてマス・ストレージ25から
各データA0〜L2399が12倍の速さで読み出され、バ
ッファ・メモリ23a〜23l’から通常の速さで送出
されるので、各チャンネル1〜12に対して図7に示す
ようにそれぞれ各ブロックA(A0〜A2399)、B(B0
〜B2399)・・・L(L0〜L2399)が1ブロックずつ
ずれて同時に送出されるようになる。各ブロックA〜L
は10分間で送出される。
【0038】マス・ストレージ25上のデータSBが1
回読み出されると、再度このデータSBが12倍の速さ
で読み出されて、バッファ・メモリ23a〜23l’に
蓄積され、これが通常速度で送出される。但し、今度は
ブロックBがチャンネル1の1個目のバッファ・メモリ
26aに蓄積され、以下1ブロックずつ順次ずらして残
りのバッファ・メモリ23b〜23l’に蓄積される。
3回目にはブロックCがチャンネル1の1個目のバッフ
ァ・メモリ23aに蓄積され、4回目にはブロックDが
このバッファ・メモリ23aに蓄積される。
【0039】このようにマス・ストレージ25を読み出
すとき、1回毎にデータを一定量ずらして読み出すこと
により、各チャンネル1〜12でマス・ストレージ25
上のデータSBを全て送出でき、またチャンネル1〜1
2毎に一定量ずつずらして同時に送出することが可能に
なる。
【0040】ここで、例えばブロックA〜Lにそれぞれ
10分の短い番組を記録しておけば、12本の異なる番
組をチャンネル1〜12で同時に送出することができ
る。また、例えば120分の映画が記録されていれば、
各チャンネル1〜12から10ずつずれて、番組の最初
から送出されるので、受信者は最大10分間待てば番組
の最初から見ることができる。この場合、データ送出装
置は、受信者のリクエスト時刻に最も近い開始時刻のチ
ャンネルを選んで受信者に番組を送出する。
【0041】ここで、図1及び図2に戻る。データ送出
装置41は、複数m個の再生ヘッドを備えるマルチヘッ
ド・ディスク装置17を用いることで上述したように、
出力インターフェース16を介してm倍のチャンネル数
で同一のデータを先頭から同時に各チャンネル毎に一定
量ずらして同時に出力できるのであるから、実質的に出
力インターフェース部16からは、n×mのチャンネル
で同一のデータを先頭から同時に又は各チャンネル毎に
一定量ずらして同時に出力できることになる。
【0042】このため、このデータ送出装置41は、図
3に示したような1個の再生ヘッドを備えたマス・スト
レージ25を有したデータ送出装置211が10分ずつ
の時間差で番組を出力していたのに対し、10/m分の
時間差で番組を出力できる。
【0043】例えば、再生ヘッドの数mを2とした場合
のデータ送出装置41の動作を図8に示す。ここで、2
つの再生ヘッドをヘッドAとヘッドBとする。なお、番
組送出チャンネル数nは12であったので、実質的なチ
ャンネル数は、2倍の合計24となる。また、ヘッドA
の再生したデータは、チャンネル1からチャンネル12
に、ヘッドBの再生したデータは、チャンネル13から
チャンネル24に供給される。
【0044】この場合、ヘッドAはデータSBを頭から
読み出すが、ヘッドBはヘッドAに対し、ちょうどマル
チヘッド・ディスク装置17の記録データ量の半分だけ
進んだ位置で読み出す。つまり、ヘッドAがA0の先頭
に位置するとき、ヘッドBはA1200の先頭に位置する。
これにより、ヘッドB側のチャンネル13〜24は、チ
ャンネル1〜12のそれぞれに対して5分ずつ進んだ番
組を送出することができる。
【0045】また、ここでデータA0〜A1199、A1200
〜A2399、B0〜B1199、・・・L12 00〜L2399に各
々、5分の短い番組を記録しておけば、24本の異なっ
た番組を同時送出することができる。
【0046】また、図3に示したような1個の再生ヘッ
ドを備えたマス・ストレージ25を有したデータ送出装
置211では、その再生ヘッドによるデータの切り換え
回数が例えば120分の番組にあって2400×12=
28800回であり、マス・ストレージのエンドからト
ップに戻るシークの回数が12回であるのに対し、m個
の再生ヘッドを備えたマルチヘッド・ディスク装置17
を有したデータ送出装置41に、1個のヘッドの場合と
同じ時間差を許容する場合には、上記データ切り換え回
数とシーク回数を共に1/mに減らすことができる。
【0047】例えば、図9に示すように、マルチヘッド
・ディスク装置上の200セクタ単位のA0、B0・・・
・F0、A1、B1・・・・A2399、B2399・・・F2399
のデータを、m=2とした場合のヘッドAとヘッドBと
で再生し、該再生データを奇数チャンネルと偶数チャン
ネルに分けて供給し、時間差10分で出力させる場合を
考慮する。この場合、再生ヘッドのデータの切り換え回
数は、120分の番組にあっては2400×6=144
00回、シークの回数は6回で済む。
【0048】以上より、このようなデータ送出装置41
〜4Qを有したデータ送出システム1は、時間差送出の
時間差を短縮して、細かなサービスを実現できると共
に、1個のヘッドの場合と同じ時間差を許容する場合、
マス・ストレージへの記録を100セクタ単位のように
細切れにする必要が無くなり、同じ時間の番組を送出す
る間のデータの切り換え回数と、マス・ストレージのエ
ンドからトップに戻るシークの回数を減らすことがで
き、よって記憶装置のリードレートが低いものでも適用
可能となる。
【0049】なお、本発明に係るデータ送出装置は、上
記実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、マル
チヘッド・ディスク装置の代わりに、図10に示すよう
に、ディスク・アレイコントローラ19によって制御さ
れる複数のマス・ストレージ201、202・・・20m
からなるディスク・アレイ装置20を有してもよい。
【0050】すなわち、この図10に示したデータ送出
装置41は、複数のマス・ストレージ201、202・・
・20mをアレイ化したディスク・アレイ装置20を有
してなり、該ディスク・アレイ装置20をディスク・ア
レイコントローラ19に制御させている。こうすれば、
例えば番組1本分のデータSBがマス・ストレージの1
個分の容量より小さいとき、複数の番組をそれぞれマス
・ストレージに番組1本分ずつ蓄積し、複数のマス・ス
トレージの余った部分を合わせて1つの番組を蓄積する
ことによって、ディスク・アレイ装置20の無駄を省く
ことができる。また、いずれか1個のマス・ストレージ
をパリティ・ビット用とすれば、他のデータがエラーに
なった場合でもこれを復元することが可能となる。さら
に、この場合はデータ送出装置41〜4Qの送出レートの
高速化及び記憶容量の拡大が図られ、出力チャンネル数
の増大とディスク・アレイ装置20のスペースの無駄を
減少させることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るデータ送出装置は、複数n
(nは2以上の整数)チャンネルの複数データが時分割
され周期的に記録された記録媒体を再生し、再生した各
チャンネルのデータをそれぞれのチャンネルに振り分け
て、複数チャンネルのデータとして同時に送出するデー
タ送出装置であって、上記記録媒体を再生するために複
数m(mは2以上の整数)個の再生ヘッドを有し、各m
個の再生ヘッドからの出力データにより各m個の再生ヘ
ッドの再生位置に応じて時間ずらしされたデータを複数
nチャンネルから送出するので、時間差送出の時間差を
短縮して細かなサービスを実現できる。また、1個のヘ
ッドの場合と同じ時間差を許容する場合、マス・ストレ
ージへの記録を細切れにする必要が無くなり、同じ時間
の番組を送出する間のデータの切り換え回数と、マス・
ストレージのエンドからトップに戻るシークの回数を1
/mに減らすことができ、よって記憶装置のリードレー
トが低いものにも適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ送出装置の実施例が構成す
るデータ送出システムのブロック図である。
【図2】実施例のデータ送出装置の詳細なブロック図で
ある。
【図3】1個の再生ヘッドを備えたマス・ストレージを
有したデータ送出装置の詳細なブロック図である。
【図4】図3のデータ送出装置を有するデータ送出シス
テムを示すブロック図である。
【図5】図3のデータ送出装置が記録したデータSBと
元のデータSAを示す図である。
【図6】1個の再生ヘッドを備えたマス・ストレージの
データの読み出しを説明するための図である。
【図7】図3に示したデータ送出装置の出力データを示
す図である。
【図8】図2に示したデータ送出装置の出力データを示
す図である。
【図9】図2に示したデータ送出装置の他の出力データ
を示す図である。
【図10】図1のデータ送出装置に適用できるデータ送
出装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ送出システム 2 番組ライブラリ 3 マトリクス・スイッチャ 41、4Q データ送出装置 51、5Q フォーマッタ 6 データ交換機 7 スケジュール管理コントローラ 8 番組セットコントローラ 9 番組送出コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数n(nは2以上の整数)チャンネル
    の複数データが時分割され周期的に記録された記録媒体
    を再生し、再生した各チャンネルのデータをそれぞれの
    チャンネルに振り分けて、複数チャンネルのデータとし
    て同時に送出するデータ送出装置であって、 上記記録媒体を再生するために複数m(mは2以上の整
    数)個の再生ヘッドを有し、各m個の再生ヘッドからの
    出力データにより各m個の再生ヘッドの再生位置に応じ
    て時間ずらしされたデータを複数nチャンネルから送出
    することを特徴とするデータ送出装置。
  2. 【請求項2】 上記複数nチャンネルの複数データは、
    同一内容の時間ずらしデータであることを特徴とする請
    求項1記載のデータ送出装置。
  3. 【請求項3】 上記各チャンネル間の時間ずれ量は、全
    データの長さをtとすると、t/nであることを特徴と
    する請求項2記載のデータ送出装置。
  4. 【請求項4】 上記複数nチャンネルの複数データは、
    上記記録媒体に記録される際に冗長性が付加され、送出
    される際にエラー訂正補正されることを特徴とする請求
    項1記載のデータ送出装置。
  5. 【請求項5】 複数の各データをそれぞれ別のチャンネ
    ルに同時に送出できるデータ供給装置と、 上記データ供給装置から出力された各チャンネルのデー
    タをそれぞれ別のチャンネルに出力する切り換え装置
    と、 上記切り換え装置からのデータが入力される請求項1記
    載のデータ送出装置とを有することを特徴とするデータ
    送出システム。
JP6119342A 1994-05-31 1994-05-31 データ送出装置及びデータ送出システム Pending JPH07326156A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6119342A JPH07326156A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 データ送出装置及びデータ送出システム

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