JPH07220453A - 時間遅延装置 - Google Patents

時間遅延装置

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JPH07220453A
JPH07220453A JP6006405A JP640594A JPH07220453A JP H07220453 A JPH07220453 A JP H07220453A JP 6006405 A JP6006405 A JP 6006405A JP 640594 A JP640594 A JP 640594A JP H07220453 A JPH07220453 A JP H07220453A
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JP
Japan
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time
recording
data
time delay
output
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JP6006405A
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English (en)
Inventor
Akihiko Matsumoto
昭彦 松本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスクD1〜DNに対するデータの記録再
生を制御するコントローラ221 〜22N と、時間情報
を発生する時計装置35と、入力チャンネルのデータを
各ディスクD1〜DNへの記録データとして分配し各デ
ィスクD1〜DNからの再生データを出力チャンネルに
分配するマルチプレクサ20と、時計装置35からの時
間情報及びホストコンピュータ36から供給される出力
チャンネル毎に設定された時間遅延情報に基づいてコン
トローラ221 〜22N を制御するCPU36とを有す
る。 【効果】 時間遅延が短くても信号を切れ目なく繋ぐこ
とができると共に必要であれば記録データを直ちに再生
でき、また、複雑な構成を用いることなく安価に多くの
チャンネルの信号の時間遅延を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1チャンネル以上の例
えば映像や音声の信号を、任意の時間だけ遅延して1チ
ャンネル以上のチャンネルに出力する時間遅延装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば映像や音声の信号を、
任意の時間だけ遅延して出力する時間遅延装置として
は、ビデオテープレコーダ(以下VTRと呼ぶ)を複数
台使用するシステムが考えられ、使用されている。
【0003】図5には、例えば放送局に使用される上記
複数台のVTRを使用した1チャンネルの時間遅延装置
の概略構成を示す。
【0004】この図5において、入力端子110には、
実時間の1チャンネルの映像・音声信号が供給される。
この実時間の1チャンネルの映像・音声信号は、インプ
ットスイッチャ111によって、複数のVTR112,
113,114に振り分けられて送られる。各VTR1
12〜114は、それぞれ振り分けられて供給された映
像・音声信号を、後述する時間遅延情報設定手段として
も機能するホストコンピュータ118からの制御信号に
基づいて記録し、再生する。
【0005】ここで、上記実時間の1チャンネルの映像
・音声信号が図6のaに示す時刻T0から開始する信号
であるとし、この映像・音声信号の実際の放送開始時刻
が図6のbに示す時刻t0のように上記実時間の映像・
音声信号が終了する前であるような場合、上記ホストコ
ンピュータ118は、各VTR112〜114を以下の
ように制御することで、上記実時間の1チャンネルの映
像・音声信号を上記時刻t0から連続した状態で放送で
きるようにする。
【0006】先ず、上記ホストコンピュータ118は、
各VTR112〜114における記録(REC)の開始
時刻をそれぞれ以下のように制御する。すなわち、当該
ホストコンピュータ118は、上記VTR112に対し
ては図6のbに示すように上記時刻T0よりも数秒前か
ら記録が開始されるような制御を行い、上記VTR11
3に対しては図6のcに示すように例えば時刻T1より
も数秒前から記録が開始されるような制御を、上記VT
R114に対しては図6のdに示すように例えば時刻T
2よりも数秒前から記録が開始開始されるような制御を
行う。なお、各VTR112〜114において、各時刻
T0,T1,T2の数秒前から記録を開始させるのは、
各VTRの立ち上がり時のジッタを吸収するためであ
る。
【0007】次に、上記ホストコンピュータ118は、
上記実際の放送開始時刻t0よりも前に、上記VTR1
12に対して記録を終了させると共に記録テープの巻き
戻し(REW)と頭出しを行わせ、上記映像・音声信号
が放送開始時刻t0に放送されるように当該VTR11
2の再生(PLAY)を制御する。
【0008】また、VTR112において上記記録テー
プに記録した映像・音声信号の再生が終了する時刻をt
1とすると、上記ホストコンピュータ118は、当該時
刻t1よりも前に、上記VTR113に対して記録を終
了させると共に記録テープの巻き戻しと頭出しを行わ
せ、上記VTR112の再生終了時点(時刻t1)の映
像・音声信号に繋がるように上記VTR113の再生を
制御する。
【0009】同様に、VTR113において記録した映
像・音声信号の再生が終了する時刻をt2とすると、上
記ホストコンピュータ118は、当該時刻t2よりも前
に、上記VTR114に対して記録を終了させると共に
記録テープの巻き戻しと頭出しを行わせ、上記VTR1
13の再生終了時点(時刻t2)の映像・音声信号に繋
がるように上記VTR114の再生を制御する。
【0010】すなわち、上記ホストコンピュータ118
は、実時間では上記時刻T0から開始する映像・音声信
号を上記実際の放送開始時刻t0までにVTRに記録し
て再生させなければならないので、1台のVTRが一度
に記録する時間をTrecとし、記録テープに信号を記
録した後に巻き戻して頭出しを行うまでの時間をTre
wとすると、 t0−T0>Trec+Trew の式の関係を満たすように制御する。なお、上記放送開
始時刻t0以降の各VTRにおいては、上記式のt0を
t1,t2,・・・とし、T0をT1,T2,・・・と
する関係を満たすように制御する。
【0011】上記ホストコンピュータ118において上
述したようにVTR112〜114の記録及び再生を制
御することで、上記実時間の1チャンネルの映像・音声
信号を上記時刻t0から連続した状態で放送できるよう
にする。
【0012】上記ホストコンピュータ118によって上
述したように記録及び再生が制御される各VTR112
〜114からの再生信号は、アウトプットスイッチャ1
15によって繋げられ、端子116から1チャンネルの
放送信号として出力される。また、モニタ装置117に
もこのアウトプットスイッチャ115の出力信号を送る
ようにすれば、当該放送信号のモニタリングが可能とな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の時間遅延装置においては、以下のような問題点があ
る。
【0014】例えば、前述のように、VTRの記録再生
によって実時間の信号を実際に送出しなければならない
時間まで遅らせる(すなわち時間遅延を行う)ような場
合において、上記実時間と実際の送出時間との差が極端
に短いようなときは、各VTRからの信号を切れ目なく
繋ぐことができなくなるおそれがある。すなわち、VT
Rにおける記録テープの巻き戻し及び頭出しには一定の
時間が必要であるため、上記実時間と実際の送出時間が
非常に近いようなときには、当該実時間の信号を記録テ
ープに記録した後に巻き戻して頭出しが終了する前に、
実際の送出時間が始まってしまうことがあり、このよう
な場合には送出される信号が途切れてしまうようにな
る。
【0015】また、例えば、記録した信号をすぐに再生
して送出しなければならないようなシステムの場合、記
録テープに信号が正しく記録されているかどうかを確認
できることが望ましいが、記録と同時にその記録された
信号を確認できるようなVTRは例えば放送局仕様の最
高級クラスのものに限られる。したがって、このような
高価なVTRを使用することができないときには、通常
の安価なVTRを用いて記録後にその記録テープを再生
して、正しく記録がなされていたかどうかを確認しなけ
ればならない。すなわち、上記放送局仕様の高価なVT
Rを使うことができないときには、上述のような記録し
た信号をすぐに再生して送出することができない。
【0016】さらに、例えば、一度に多チャンネルの信
号を上述のように時間遅延して送出しなければならない
場合には、そのチャンネル分に対応できる複数のシステ
ムが必要となり、したがって、コンピュータシステムを
含めて複雑で高価なものになる。
【0017】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みてなされたものであり、時間遅延が短くても信号を切
れ目なく繋ぐことができると共に、必要であれば記録信
号を直ちに再生でき、また、複雑な構成を用いることな
く安価に多くのチャンネルの信号の時間遅延を行うこと
ができる時間遅延装置を提供することを目的とするもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために提案されたものであり、記録媒体に対し
てデータの記録再生を行う複数台の並列化された記録再
生手段と、各記録再生手段の記録媒体に対するデータの
記録再生を制御する記録再生制御手段と、時間情報を発
生する時間情報発生手段と、1チャンネル以上の入力チ
ャンネルのデータを上記並列化された各記録再生手段の
記録媒体への記録データとして分配し、上記並列化され
た各記録再生手段の記録媒体からの再生データを1チャ
ンネル以上の出力チャンネルに分配する分配手段と、上
記時間情報発生手段からの時間情報及び上記出力チャン
ネル毎に設定した時間遅延情報に基づいて上記記録再生
制御手段を制御するシステム制御手段とを有するもので
ある。
【0019】ここで、本発明の時間遅延装置には、さら
に上記時間遅延情報を設定する時間遅延情報設定手段を
設け、上記時間遅延情報設定手段では上記時間遅延情報
を1秒以下から数時間の間で可変長に設定する。
【0020】また、本発明の時間遅延装置には、さらに
供給されたデータを圧縮するデータ圧縮手段を設け、上
記記録媒体には上記圧縮手段によって圧縮したデータを
記録する。
【0021】さらに、記録媒体はディスク状記録媒体を
用いることができる。
【0022】
【作用】本発明によれば、記録媒体を有する複数台の並
列化された記録再生手段を設け、入力チャンネルのデー
タを分配して供給すること及び記録媒体からの再生デー
タを出力チャンネルに分配することによって、記録媒体
におけるデータの記録再生時の転送レートを高速化して
いる。また、時間情報発生手段からの時間情報及び出力
チャンネル毎に設定した時間遅延情報に基づいて記録媒
体への記録又は記録媒体からの再生を制御することで、
出力チャンネル毎の出力開始時間を任意に遅延する。
【0023】また、本発明によれば、時間遅延情報設定
手段では時間遅延情報を1秒以下から数時間の間で可変
長に設定できるため、出力チャンネル毎に出力開始時間
もこれら時間遅延情報に応じて任意に設定できる。
【0024】さらに、本発明によれば、圧縮手段によっ
てデータを圧縮し、この圧縮したデータを記録媒体への
記録データとすることで、伝送する信号量を少なくす
る。
【0025】また、記録媒体をディスク状記録媒体とす
ることで、記録データのランダムアクセスを容易にして
いる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳述する。図1には、本発明実施例の時間遅延装置の
構成を示す。
【0027】この図1において、入力端子11〜13に
は、複数チャンネル例えば3チャンネルのアナログ入力
映像・音声信号IN1〜IN3が供給される。これらア
ナログ入力映像・音声信号IN1〜IN3は、それぞれ
対応するアナログ/ディジタル(A/D)コンバータ6
4,65,66によってディジタルデータに変換され
る。
【0028】上記A/Dコンバータ64〜66からの各
ディジタルデータは、それぞれ対応して設けられたデー
タ圧縮手段であるエンコーダ67,68,69に送られ
る。当該エンコーダ67〜68では、それぞれ上記A/
Dコンバータ64〜66によって量子化されたデータに
所定の圧縮処理を施す。これらエンコーダ67〜69に
よって圧縮処理されて得られたエンコードデータは、分
配手段のマルチプレクサ20に送られる。なお、上記エ
ンコーダ67,68,69においては、上記所定の圧縮
処理として、例えば現在実用化されている画像圧縮符号
化の標準方式であるいわゆるMPEG(Moving Picture
Expert Group )1の符号化方式を用いて動画と音声を
圧縮している。このMPEG1の符号化方式を用いる
と、動画と音声を1チャンネル当たり1.5メガビット
/秒(Mbps)のデータ量に圧縮できる。
【0029】当該マルチプレクサ20は、上記エンコー
ドデータを図2に示すような時分割に並べ替える処理を
行う。すなわち、当該マルチプレクサ20は、供給され
たデータを、タイムスロットの1サイクル毎にN個の時
分割データTS1〜TSNに分割し、このN個の時分割
データTS1〜TSNのデータ AN個のバッファ21
1 〜21N に振り分けて送る。
【0030】上記マルチプレクサ20によって時分割に
振り分けられたデータは、バッファ211 〜21N を介
して、記録再生制御手段であるコントローラ221 〜2
Nに送られる。
【0031】このコントローラ221 〜22N は、記録
媒体すなわち記録メディアとして例えば光磁気ディス
ク,相変化形光ディスクやハードディスクやフレシキブ
ルディスクなどの磁気ディスクが適用される複数(N
個)のディスク状記録媒体(以下単にディスクと呼ぶ)
D1〜DNに対応して、データを記録再生すると共にそ
の制御を行うものである。
【0032】言い換えれば、上記マルチプレクサ20に
よるN個の時分割データTS1〜TSNと、N個のバッ
ファ211 〜21N と、N個のコントローラ221 〜2
Nとは、上記N個のディスクD1〜DNに対応してい
る。
【0033】なお、図1の各ディスクD1〜DNは、記
録媒体のみならず記録/再生ヘッドやディスクの駆動手
段の記録再生手段も含むものである。
【0034】上記各ディスクD1〜DNに送られたデー
タは、当該各ディスクD1〜DNに記録されて蓄積され
る。なお、本実施例では記録媒体としてディスク状記録
媒体を用いているが、ランダムアクセス可能な記録媒体
であれば他のものでもよく、例えば半導体メモリや、半
導体メモリを用いたいわゆるICカード、また高速アク
セスが可能であれば磁気テープ等のテープ状記録媒体で
あってもよい。
【0035】次に、上記各ディスクD1〜DNからは、
後述するように、設定された時間遅延として例えば放送
時間の開始に合わせた再生が行われる。これら各ディス
クD1〜DNは、上記各コントローラ221 〜22N
よって再生がコントロールされ、これら各ディスクD1
〜DNから再生されたデータが、当該コントローラ22
1 〜22N 及び上記バッファ211 〜21N を介してマ
ルチプレクサ20に送られる。
【0036】なお、上記各バッファ211 〜21N は、
上記ディスクD1〜DNとマルチプレクサ20との間の
データ転送レートを調整するために設けられている。ま
た、各バッファ211 〜21N は、マルチプレクサ20
から供給されたデータが各ディスクD1〜DNへの書き
込みデータブロックとなったときに、このデータブロッ
クをコントローラ221 〜22N に出力し、したがっ
て、各ディスクD1〜DNでは当該データブロック単位
で書き込みが行われる。逆に、再生の際の各バッファ2
1 〜21N は、各ディスクD1〜DNから読み出され
た当該データブロック毎のデータを蓄積して、マルチプ
レクサ20での処理速度に対応してデータを出力する。
【0037】上記マルチプレクサ20は、上記各バッフ
ァ211 〜21N を介したディスクD1〜DNからの再
生エンコードデータを、再び並べ替えて3つのチャンネ
ルのデコーダ76,77,78に送る。
【0038】各デコーダ76,77,78では、上記エ
ンコーダにおける圧縮処理に対応する伸長処理を行う。
これら各デコードされたディジタルデータは、ディジタ
ル/アナログ変換を行うD/Aコンバータ79,80,
81にてアナログ信号に変換された後、3チャンネル分
の出力信号OUT1,OUT2,OUT3として出力端
子32,33,34から出力される。
【0039】ここで、各エンコーダ67〜69及びデコ
ーダ76〜78は、システム制御手段である中央処理ユ
ニット(CPU)23からの制御信号に基づいて動作す
るタイミングコントローラ25からのタイミング信号に
よって圧縮処理及び伸長処理の動作がコントロールされ
る。また、バッファ211 〜21N の書き込み/読み出
し動作も、上記CPU23からの制御信号に基づいて動
作するタイミングコントローラ24からのタイミング信
号によってコントロールされる。
【0040】さらに、CPU23は、コントローラ22
1 〜22N を制御することで、各ディスクD1〜DNの
記録/再生をも制御する。
【0041】ところで、上述した各部でのデータ転送レ
ートは次の関係を満たす必要がある。例えば、入出力を
P(Pは任意の自然数)チャンネルとし、1チャンネル
当たりのエンコードデータをE(メガビット/秒:Mb
ps)とすれば、上記マルチプレクサ20及びディスク
D1〜DNの処理能力は、EP(Mbps)以上必要と
なる。一個のディスクの書き込み/読み出しにおける実
効転送レートをD(Mbps)とすれば、ディスクはE
P/D個あればそれぞれの入出力に同時に対応できるこ
とになる。
【0042】また、一個のディスクの容量をV(メガビ
ット)とすれば、全体の総容量はV×EP/D(メガビ
ット)になる。ここで、Pチャンネルの入出力比が1:
1とすれば、一個のディスクにはP/2チャンネルのエ
ンコードデータが一度蓄積されることになる。また、本
実施例の装置の最大遅延時間をT秒とすれば、そのデー
タ量はEP/2×T(メガビット)になる。
【0043】すなわち、V×EP/D>EP/2×Tの
関係を満たせば、P/2チャンネル、T秒の時間遅延装
置があることと等価になる。なお、本発明における記録
媒体すなわち蓄積メディアは、以上の関係を満たすもの
であれば、上述したようなディスクでなくても良く、前
述した他の記録媒体を用いることができる。
【0044】ここで、図1の時間遅延装置においては、
例えば次のような各チャンネルの時間遅延情報であるプ
レイリストに基づいた時間遅延放送を実現することがで
きる。すなわち、例えば、上記プレイリストのプログラ
ム番号をPROG.NO で表し、録画開始時間をR.START で、
録画終了時間をR.END で、入力チャンネルをIN CH.で、
遅延時間をDELAY で、放送開始時間をON AIRで、放送終
了時間をON AIR ENDで、出力チャンネルをOUT CH. で表
すとしたとき、次のようなプレイリストの放送を実現す
る。
【0045】 PROG.NO R.START R.END IN CH. DELAY ON AIR ON AIR END OUT CH. 1 9:00:00 9:15:00 IN1 01:00 9:01:00 9:16:00 OUT1 2 9:00:00 9:30:00 IN2 10:00 9:10:00 9:40:00 OUT2 3 9:00:00 10:15:00 IN3 15:00 9:15:00 10:15:00 OUT3
【0046】このプレイリストは、時間遅延情報設定手
段としても動作するホストコンピュータ36に記憶され
ており、このホストコンピュータ36が当該プレイリス
トに基づいて上記CPU32を制御する。当該CPU3
2は、上記ホストコンピュータ36からのプレイリスト
に基づく制御信号を受けると、当該プレイリストに基づ
く制御信号と時間情報発生手段である時計装置35から
の時間情報とに基づいて、各タイミングコントローラ2
4,25を制御すると共に各コントローラ22 1 〜22
N を制御して各ディスクD1〜DNへのデータの書き込
みと読み出しを行わせることにより、上記プレイリスト
に応じた放送がなされるようにする。
【0047】すなわち、上記ホストコンピュータ36か
ら上記一例のプレイリストを上記CPU32に送りつけ
ることにより、本実施例装置では、チャンネル毎に後述
する動作フローチャートで示す動作を行うことができ
る。
【0048】以下、上記一例のプレイリストに応じて説
明する。上記プレイリストの例の場合、9時になると、
各チャンネル共に一斉に録画を開始する。なお、この録
画時のファイルの管理テーブルは、ディスクへの記録単
位の集合で構成される。この記録単位はシステムによっ
て最も合理的な値が選ばれるが、これをトラックと仮定
すれば、上記ファイルの管理テーブルは次のようにな
る。例えば上記プログラム番号1(PROG.NO 1) 、プログ
ラム番号2(PROG.NO2) 、プログラム番号3(PROG.NO 3)
において、ファイルの管理テーブルは、
【0049】
【0050】のようになる。ここで、例えば上記プレイ
リストのプログラム番号1(PROG.NO 1) について説明す
る。このプログラム番号1(PROG.NO 1) では、9時1分
になると、上記プレイリストのプログラム番号1(PROG.
NO 1) の放送開始時間(ON AIR)から、当該プログラム番
号1(PROG.NO 1) の放送が始まるため、この管理テーブ
ルの最初から上記ディスクD1〜DNに録画されたデー
タを読み出していく。
【0051】上記ディスクD1〜DNから読み出された
データは、前記バッファ211 〜21N を介して、マル
チプレクサ20に送られ、当該マルチプレクサ20にお
いて例えば出力チャンネルOUT1のタイムスロットに
書かれ、さらに出力チャンネルOUT1のデコーダ76
に送られ、その後、出力端子32から送出される。
【0052】なお、プログラム番号2(PROG.NO 2) とプ
ログラム番号3(PROG.NO 3) についても上記プログラム
番号1(PROG.NO 1) と同様である。
【0053】上述の説明では、それぞれ入出力チャンネ
ルが1:1であるときの時間遅延について述べている
が、本実施例装置の入出力のチャンネル構成は自由に変
更できる。すなわち、一入力チャンネルの信号を複数チ
ャンネルに送出することもでき、この場合は、マルチプ
レクサ20において例えば複数の出力チャンネルのタイ
ムスロットに、上記バッファ211 〜21N からデータ
を書くことで実現できる。また、デコーダにおいて、マ
ルチプレクサ20に対する読み取りのタイムスロットを
変えることにより、一チャンネルで複数チャンネルの内
容を見ることも可能になる。
【0054】また、本実施例装置においては、ファイル
の管理テーブルから、最新のデータを読み出すようにす
ることにより、リアルタイムモニタリングも可能にな
る。
【0055】次に、上述したような図1の装置における
録画と再生の動作を、図3と図4のフローチャートを用
いて説明する。
【0056】先ず、図1と、図3に示す録画時の動作の
フローチャートにおいて、ステップS41で録画の動作
が開始される。ここで、ステップS42では、ホストコ
ンピュータ36からのプレイリストに応じた制御情報と
時計装置35からの時間情報とに基づいて、CPU23
が録画開始時間か否かの判断を行う。当該ステップS4
2でノー(NO)と判断した場合にはこのステップS4
2の判断を繰り返し、イエス(YES)と判断した場合
にはステップS43に進む。
【0057】ステップS43では、マルチプレクサ20
においてエンコーダからのエンコードデータを指定のタ
イムスロットに書き込む。
【0058】次のステップS44では、上記タイムスロ
ットからデータを読み出し、バッファ211 〜21N
指定アドレスに書き込む。
【0059】ステップS45では、上記バッファ211
〜21N においてデータがブロック単位にそろったか否
かを判断する。当該ステップS45でノーと判断した場
合にはステップS44に戻り、イエスと判断した場合に
はステップS46に進む。
【0060】ステップS46ではCPU23が、ディス
クD1〜DNの管理テーブルから空いている領域を見つ
ける。
【0061】ステップS47では、上記空いている領域
に対して、上記バッファ211 〜21N に保持している
ブロック単位のデータを読み出し、コントローラ221
〜22N を経由してディスクD1〜DNに書き込む。
【0062】次のステップS48では、ホストコンピュ
ータ36からのプレイリストに応じた制御情報と時計装
置35からの時間情報とに基づいて、CPU23が録画
終了時間か否かの判断を行う。当該ステップS48にお
いて、ノーと判断した場合にはステップS43に戻り、
イエスと判断した場合にはステップS49に進む。この
ステップS49では記録時の動作を終了する。
【0063】次に、図1と、図4に示す再生時の動作の
フローチャートにおいて、ステップS51で再生の動作
が開始される。ここで、ステップS52では、ホストコ
ンピュータ36からのプレイリストに応じた制御情報と
時計装置35からの時間情報とに基づいて、CPU23
が放送開始時間か否かの判断を行う。当該ステップS5
2でノー(NO)と判断した場合にはこのステップS5
2の判断を繰り返し、イエス(YES)と判断した場合
にはステップS53に進む。
【0064】ステップS53において、CPU23は、
ファイルの管理テーブルに基づいて、各ディスクD1〜
DNの再生すべき領域を捜す。
【0065】次のステップS54では、各ディスクD1
〜DNの再生すべき領域のデータをコントローラ221
〜22N 経由で読み出し、指定のバッファ221 〜22
N に書き込む。
【0066】ステップS55では、上記バッファ211
〜21N においてデータがブロック単位にそろったか否
かを判断する。当該ステップS55でノーと判断した場
合にはステップS54に戻り、イエスと判断した場合に
はステップS56に進む。
【0067】ステップS56では、バッファ211 〜2
N のデータを、マルチプレクサ20の指定チャンネル
のタイムスロットに書き込む。
【0068】次のステップS57では、デコーダは、上
記マルチプレクサ20の指定のタイムスロットからデー
タを読み出す。
【0069】ステップS58では、デコードされたデー
タがD/Aコンバータによってアナログ信号に変換さ
れ、このアナログ信号の映像・音声信号が指定のチャン
ネルから送出される。
【0070】次のステップS59では、ホストコンピュ
ータ36からのプレイリストに応じた制御情報と時計装
置35からの時間情報とに基づいて、CPU23が放送
終了時間か否かの判断を行う。当該ステップS59にお
いて、ノーと判断した場合にはステップS53に戻り、
イエスと判断した場合にはステップS60に進む。この
ステップS60では再生時の動作を終了する。
【0071】上述したように、本実施例の時間遅延装置
によれば、複数チャンネルの例えば映像・音声信号をチ
ャンネル毎に独立に圧縮し、記録媒体に記録しながら、
その情報を、プレイリストに基づいた所定の時間後に読
み出し、その後伸長して出力することにより、多チャン
ネルの時間遅延を実現している。
【0072】すなわち、本実施例装置によれば、映像・
音声信号の圧縮を行って情報量を少なくし、その情報を
並列化した記録媒体(すなわちディスクアレイ)に時分
割して振り分けて装置としての情報転送レートを上げ、
複数の入出力チャンネルを独立して動作させることによ
って、一台の装置で実時間の映像・音声の時間遅延を複
数チャンネルにおいて実現でき、またそれぞれのチャン
ネルにおいて遅延時間を一秒以下から数時間の間で可変
長にできる。また、本実施例装置によれば、入力と出力
チャンネルの構成を変更することにより、一入力チャン
ネルに対し多チャンネル出力の時間遅延ができること
と、多チャンネル入力に対し一出力の時間遅延ができる
こと、また、入出力チャンネルを1対1にもできる。さ
らに、本実施例装置によれば、出力チャンネルを一チャ
ンネル使用し、記録しながらそのデータをすぐに読み出
して再生することで、データが正しくディスクに書かれ
ていることが確認できる。またさらに、本実施例装置に
よれば、データの読み出しタイミングを変えることによ
り、一出力チャンネルで複数チャンネルに対するモニタ
リングも可能となる。
【0073】したがって、本発明実施例においては、例
えば、映像・音声の放送に適用できる。例えばテレビジ
ョン放送局によって他局の放送を中継する場合には、自
局の編成に従って放送を行うため、放送開始時間を遅ら
せる場合に効果がある。特に、スポーツやニュースの中
継などのように放送内容のストーリーが決まっていない
ような場合に、例えば一分程度の時間遅延を行うことに
より、コマーシャル放送の挿入のポイントを知ることが
できる。
【0074】また、入力を一チャンネル、出力を複数チ
ャンネルにすることができるため、1つの中継素材を複
数チャンネルに異なる時間遅延を持たせて放送すること
も可能となる。これらの機能は、特に放送チャンネルの
多いいわゆるケーブルテレビジョン(CATV)局で有
効となる。逆に、入力を複数チャンネルとし、出力チャ
ンネルを一チャンネルにすれば、複数の中継を一度に録
画しながら、次々と放送していくことが可能となる。
【0075】さらに、通常、放送信号などを記録媒体に
記録する場合には、実際に正しくその信号が記録されて
いるかどかうをリアルタイムでモニタできるのは重要な
機能であるが、本実施例装置においては、再生チャンネ
ルを1チャンネル使用し、記録データをすぐ読み出すこ
とにより、リアルタイムモニタリングが可能になる。ま
た、複数チャンネルの信号をモニタするには、スイッチ
ャが必要となるが、本実施例装置では、タイムスロット
の読み出しタイミングを変えることにより、複数チャン
ネルのモニタリングが可能になる。このため、システム
の構成が単純になり、コストの削減が図れる。
【0076】なお、上述した図1の各構成要素は、1つ
の装置内に入っていても、別々になっていても、本発明
の範囲に入ることは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、記録媒体を有する複数台の並列化された
記録再生手段を設け、入力チャンネルのデータを分配し
て供給すること及び記録媒体からの再生データを出力チ
ャンネルに分配することによって、記録媒体におけるデ
ータの記録再生時の転送レートを高速化し、また、時間
情報発生手段からの時間情報及び出力チャンネル毎に設
定する時間遅延情報に基づいて記録媒体への記録又は記
録媒体からの再生を制御することで、出力チャンネル毎
の出力開始時間を任意に遅延することができ、したがっ
て、遅延時間が短くても信号を切れ目なく繋ぐことがで
きると共に、必要であれば記録信号を直ちに再生でき、
また、複雑な構成を用いることなく安価に多くのチャン
ネルの信号の時間遅延を行うことが可能となる。
【0078】また、本発明においては、時間遅延情報設
定手段によって時間遅延情報を1秒以下から数時間の間
で可変長に設定できるため、出力チャンネル毎に任意に
時間遅延が可能となる。
【0079】さらに、本発明においては、圧縮手段によ
ってデータを圧縮し、この圧縮したデータを記録媒体へ
の記録データとすることで、伝送する信号量を少なくす
ると共に、記録媒体の記録容量の有効利用をも可能とす
る。
【0080】また、記録媒体をディスク状記録媒体とす
ることで、記録データのランダムアクセスが容易とな
り、したがって、遅延時間が短くても信号を切れ目なく
繋ぐことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の時間遅延装置の概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図2】マルチプレクサによる時分割処理を説明するた
めの図である。
【図3】録画時の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】再生時の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図5】従来の時間遅延装置の概略構成を示すブロック
回路図である。
【図6】1チャンネルの信号の時間遅延の具体例を説明
するための図である。
【符号の説明】
D1〜DN ディスク 20 マルチプレクサ 211 〜21N バッファ 221 〜22N コントローラ 23 CPU 24,25 タイミングコントローラ 35 時計装置 36 ホストコンピュータ 64〜66 A/Dコンバータ 67〜69 エンコーダ 76〜78 デコーダ 79〜81 D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してデータの記録再生を行
    う複数台の並列化された記録再生手段と、 各記録再生手段の記録媒体に対するデータの記録再生を
    制御する記録再生制御手段と、 時間情報を発生する時間情報発生手段と、 1チャンネル以上の入力チャンネルのデータを上記並列
    化された各記録再生手段の記録媒体への記録データとし
    て分配し、上記並列化された各記録再生手段の記録媒体
    からの再生データを1チャンネル以上の出力チャンネル
    に分配する分配手段と、 上記時間情報発生手段からの時間情報及び上記出力チャ
    ンネル毎に設定した時間遅延情報に基づいて上記記録再
    生制御手段を制御するシステム制御手段とを有すること
    を特徴とする時間遅延装置。
  2. 【請求項2】 上記時間遅延情報を設定する時間遅延情
    報設定手段を設け、 上記時間遅延情報設定手段では上記時間遅延情報を1秒
    以下から数時間の間で可変長に設定することを特徴とす
    る請求項1記載の時間遅延装置。
  3. 【請求項3】 供給されたデータを圧縮するデータ圧縮
    手段を設け、 上記記録媒体には上記圧縮手段によって圧縮したデータ
    を記録することを特徴とする請求項1記載の時間遅延装
    置。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体はディスク状記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項1記載の時間遅延装置。
JP6006405A 1994-01-25 1994-01-25 時間遅延装置 Pending JPH07220453A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111766A (ja) * 1996-07-29 1998-04-28 Sony Corp データ記録再生装置および方法
JPH10162502A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Sony Corp データ記録再生装置およびその制御方法
JP2000089919A (ja) * 1998-05-19 2000-03-31 Sony Corp デ―タ記録再生装置、デ―タ送出方法およびデ―タ送出システム

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Effective date: 20031111