JPH07326111A - ディスクオートチェンジャ - Google Patents

ディスクオートチェンジャ

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Publication number
JPH07326111A
JPH07326111A JP12042694A JP12042694A JPH07326111A JP H07326111 A JPH07326111 A JP H07326111A JP 12042694 A JP12042694 A JP 12042694A JP 12042694 A JP12042694 A JP 12042694A JP H07326111 A JPH07326111 A JP H07326111A
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JP
Japan
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disc
disk
carriage
tray
stocker
Prior art date
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Pending
Application number
JP12042694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ando
隆 安藤
Shoji Komatsuzaki
正二 小松崎
Ayutake Konno
歩武 今野
Shigeki Sugano
茂樹 菅野
Takumi Usui
卓巳 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP12042694A priority Critical patent/JPH07326111A/ja
Publication of JPH07326111A publication Critical patent/JPH07326111A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクの授受機構を簡単にし、更に小型にす
る。 【構成】キャリッジ14にディスク12を把持するディ
スクチャック部99が設けられ、これがタイミングベル
ト102、モータ150、ギヤ類などで構成される移動
機構100によって前後に移動する。そしてキャリッジ
14がディスク収納部又はディスクトレイに対してディ
スク12の授受を行う場合は、ディスクチャック部99
でディスク12を把持してこれを移動させることにより
ディスク12を搬送する。ここでは、ディスク12の直
径より長いローラやこれをディスク12から離す機構な
どが不要であるから構成が簡単で小型化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数枚のディスクを収
納して再生することが可能なディスクオートチェンジャ
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図29に示すような一般的なディ
スクオートチェンジャ500においては、複数枚のディ
スク(図示せず)がストッカ501に収納され、ここか
らキャリッジ504でディスクが引き出され、再生位置
まで搬送されて再生部502に装着されるのが普通であ
る。また、外部のディスクをストッカ501内に収納し
たり、別のディスクと交換するような場合は、出入り自
在なディスクトレイ(図示せず)によって行われる。
【0003】つまり、ディスクを収納する場合は、ディ
スクトレイをオープンした状態でディスクトレイに外部
のディスクを収納する。次にディスクトレイをクローズ
にし、ここに収納されているディスクをキャリッジ50
4に引き渡す。そしてキャリッジ504をストッカ50
1の所定の位置まで移動させ、ディスクをストッカ50
1に収納する。ディスク交換の場合は、まずストッカ5
01内のディスクをキャリッジ504で引き出し、これ
をディスクトレイに引き渡す。次にディスクトレイをオ
ープンにしてディスクを取り出し、別のディスクを収納
する。この後、ディスク収納時と同様にしてディスクを
ストッカ501に収納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のディ
スクオートチェンジャ500においては、図30に示す
ように例えばキャリッジ504にディスク12を挟んで
移動させるためのローラ800A,800Bが設けられ
ていた。これによってストッカ501に対してディスク
12の授受を行うためである。しかし、このようなディ
スクの授受機構では、ディスク12の直径より長いロー
ラ800A,800Bが必要になると共に、図31に示
すように例えばディスク12を再生部502のターンテ
ーブル169に装着するとき、少なくとも片方のローラ
800Aをディスク12から離れる方向に移動させる機
構が必要になるので、構成が複雑で装置が大型になるな
どの問題があった。
【0005】そこで本発明は、上述したような課題を解
決したものであって、構成を簡単にして装置を小型にす
ることが可能なディスクオートチェンジャを提案するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、ディスクを再生する再生手段
と、ディスクを外部に対して出し入れするディスク出入
手段と、再生手段またはディスク出入手段に対してディ
スクの授受を行うディスク搬送手段とを有するディスク
オートチェンジャにおいて、ディスクを把持するディス
ク把持手段と、ディスク把持手段をディスク搬送手段の
所定の位置まで移動させる移動手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】図11に示すように、キャリッジ14にはディ
スクチャック部99が設けられ、これが移動機構100
によって前後に移動するようになっている。ディスクチ
ャック部99は図12に示すように開閉自在な一対のチ
ャッキングレバー126,127を有し、これが弦巻ば
ね137で常時閉じる方向に付勢されている。そして、
ディスクチャック部99が前進端または後退端にあると
きはチャッキングレバー126,127の後方に剣先状
の突部132または先端部140が入り込んでチャッキ
ングパッド136,137を開くようになっている。こ
のディスクオートチェンジャ1では、ディスク12の移
動用としてディスク12の直径より長いローラや、これ
をディスク12から離す機構などを必要としないので、
装置を小型にできる。
【0008】
【実施例】続いて、本発明に係るディスクオートチェン
ジャの一実施例について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0009】図1は、本発明によるディスクオートチェ
ンジャ1の構成を示す。このディスクオートチェンジャ
1は、略直方体のキャビネット11内に例えばCDなど
のディスク12を上下に多数枚収納するディスク収納手
段としてのストッカ13が配置され、ストッカ13に対
しディスク12を出し入れするディスク搬送手段として
のキャリッジ14がストッカ13の後方に配置され、こ
れが上下方向に移動可能にストッカ13に取り付けられ
ている。ストッカ13の下側には、ディスク12をキャ
ビネット11の外に出し入れするディスク出入手段とし
てのディスクトレイ15が配置されている。また、ディ
スクトレイ15の後方にはディスク12の再生手段とし
ての再生部16が配置されている。
【0010】ストッカ13内に収納されるディスク12
はX軸上に一列に配列され、ディスクトレイ15がクロ
ーズされた状態では、ディスクトレイ15内に収納され
たディスク12もX軸上に配置されるようになってい
る。またキャリッジ14は後述のようにX軸に沿って平
行移動し、キャリッジ14に収納されたディスク12と
再生部16のターンテーブル169上に載置されたディ
スク12とはX軸に平行なY軸上に配置されるようにな
っている。
【0011】キャビネット11の正面には、図2にも示
すように下部側にトレイ出入口17が設けられ、ここか
らディスクトレイ15が出入する。またキャビネット1
1の正面には、内部のディスク12を見るための透明窓
18、ディスク12の収納枚数や現在再生中のディスク
12の番号などを表示するための表示部19、各種の操
作釦20、電源釦21などが設けられている。キャビネ
ット11の内側には、図1に示すようにトランス175
や、制御部176が設けられている。
【0012】ストッカ13は、図1に示すようにディス
ク収納部22がX軸上に多数配列されている。各ディス
ク収納部22は薄板で形成された棚23によって仕切ら
れており、その上にディスク12が載置されて収納され
る。棚23は図3に示すように、ディスク12の左右両
側の端縁部を支持するように2つに分割され、夫々の前
端部がディスク12の外周に沿って湾曲した帯状の板材
で形成されている。
【0013】また、ストッカ13の各棚23には、図4
に示すようにディスク12が棚23から不用意に脱落す
るのを防止するため、ディスク12を内側に付勢する板
ばね24が設けられている。この板ばね24は収納され
たディスク12の中心より適宜な距離だけ後方にずらし
て配置されており、両方の板ばね24が収納されたディ
スク12の直径より小さい部分を両側から内側に向かっ
て付勢するようになっている。これによって、ディスク
12が棚23の間隔が狭くなっている前方に押圧されて
位置規制され、全てのディスク12がX軸上に配置され
る。各棚23は側板部25に突設されており、側板部2
5は棚23と反対側に突設されたリブ26によって補強
されている。また側板部25にはリブ26の間に位置す
る柱状の突起部27が設けられ、これが板状の支持部2
8にビス29で固定されている。支持部28の下端部に
は足部30が設けられ、これがベース31にビス32で
安定良く固定されている。ストッカ13には、適宜な位
置、本例では右側の前後両端部と左側の後端部にラック
78,79,80が外側に向けて設けられており、後述
のようにキャリッジ14の移動に用いられる。
【0014】さて、図1に示したようにストッカ13の
ディスク収納部22の下側にはディスクトレイ15が配
置されている。このディスクトレイ15はディスク12
を外部からキャリッジ14を介してストッカ13に収納
する場合や、ストッカ13内のディスク12を収納と同
様にキャリッジ14を介して外部に取り出す場合に用い
られ、また、外部の1枚のディスク12を再生する場合
などに用いられる。ディスクトレイ15は、図5に示す
ように中間トレイ33の上に配置され、中間トレイ33
のガイドレール34とディスクトレイ15の溝状のガイ
ド部35によって前後にのみ移動可能になっている。更
に、中間トレイ33は、固定トレイ36上を適宜な案内
手段(図示せず)で前後に移動可能に取り付けられてい
る。固定トレイ36には脚部37が設けられ、これがベ
ース31にビス38で固定されている。
【0015】中間トレイ33の後部側上面には、図6に
も示すようにモータ39が取り付けられ、その回転軸4
0がプーリ41、ベルト42及びプーリ43を介してウ
ォーム44に伝達される。ウォーム44の中心軸45
は、中間トレイ33上の軸受46,47で支持されてい
る。ウォーム44の回転力は、その左右両側に配置され
たウォームホイール48、ウォームホイール48の下側
に一体成形された第1ギヤ49及び第2ギヤ50を介し
て、第1ピニオン51と第2ピニオン52に伝達され
る。一方、固定トレイ36には、図7にも示すように左
右両側に前後に延びる内向きのラック53が形成され、
これが第1ピニオン51に噛合している。また、ディス
クトレイ15の左右両側にも前後に延びる外向きのラッ
ク54が形成されており、これが第2ピニオン52に噛
合している。
【0016】モータ39が回転すると、ウォーム44に
噛合している左右のウォームホイール48が互いに反対
方向に回転し、左右の第1ピニオン51が互いに反対方
向に回転する。これによって中間トレイ33が前方また
は後方に移動する。このとき同時に左右の第2ピニオン
52が互いに反対方向に回転し、ディスクトレイ15が
前方または後方に移動する。同一側にある第1ピニオン
51と第2ピニオン52は同一方向に回転するので、中
間トレイ33とディスクトレイ15は同一方向に同時に
移動する。これによって、ディスクトレイ15の移動距
離を長くすることができる。図5はディスクトレイ15
のオープン状態を示し、ディスク12を収納するディス
ク載置部55が殆どキャビネット11の外側に露出され
る。これで、ディスク12の取り出し、または載置が容
易になる。ディスクトレイ15のクローズ時には、図1
に示すようにディスク載置部55にあるディスク12
が、ストッカ13に収納されているディスク12と同一
軸心、すなわちX軸上に配置される。
【0017】ディスクトレイ15のディスク載置部55
の左右両側には、図6に示すようにディスク12を所定
の位置に配置するためのディスク規制部56が設けられ
ている。このディスク規制部56は、ディスク載置部5
5内にあるディスク12の中心より所定の距離だけ後側
に配置されており、図8に示すように略L字状に形成さ
れている。そして、ディスク規制部56の長辺部57の
先端がディスクトレイ15の下面側に突設された中心軸
58に回転自在に取り付けられている。中心軸58には
弦巻ばね59が巻装されており、その一辺60がディス
クトレイ15に係止され、他の一辺61が長辺部57に
係止されている。これによってディスク規制部56の短
辺部62が常時内側に付勢されている。
【0018】この短辺部62の先端には、図9にも示す
ように側面規制部63と、円弧状の上面規制部64とが
設けられている。側面規制部63の上側の一部と上面規
制部64とは、ディスクトレイ15に設けられた開口6
8内に挿入されてディスクトレイ15の表面側に露出し
ている。側面規制部63は、ディスク12の外周面に当
接するように適宜な高さで形成されている。上面規制部
64は、側面規制部64の上端部からディスク載置部5
5の内側に向けて傾斜する傾斜面65を有しており、こ
れがディスク12の上側の角部に当接してディスク12
の上側の位置規制を行うようになっている。ディスクト
レイ15のオープン時には、図8(A)及び図9に示す
ように中間トレイ33の上面に設けられたガイド板66
に、側面規制部63の下側のピン67が当接し、これに
よってディスク規制部56の側面規制部63及び上面規
制部64の傾斜面65がディスク12から離れた位置に
配置されるようになっている。すなわち、ピン67とガ
イド板66で付勢手段としてのディスク規制部56の退
避手段が構成されている。
【0019】これによって、ディスク12を外部から容
易に出し入れすることができる。また、この場合にはデ
ィスク規制部56の長辺部57の外側面57Aがディス
クトレイ15の外側面15Aと一致するようになってお
り、外観を向上させることができる。
【0020】ディスク12がユーザによってディスク載
置部55に載置された後、例えば押し釦操作によってデ
ィスクトレイ15が引き込まれる。このときには、ディ
スク規制部56のピン67がガイド板66から外れて、
図8(B)に2点鎖線で示すようにディスク載置部55
上にあるディスク12の外周面に側面規制部63が当接
し、ディスク12の上側の角部に上面規制部64の傾斜
面65が当接する。これによってディスク12の側方と
上方の位置規制が行われて、ディスク12が位置ずれす
ることなく確実に引き込まれる。ディスク12を引き出
す場合も上述と同様である。
【0021】ディスクトレイ15がクローズとなりディ
スク12をキャリッジ14側に移動する場合には、図8
(B)に実線で示すようにディスク12の移動に伴って
ディスク規制部56の短辺部62が外側に押圧される。
これでディスク規制部56が弦巻ばね59の付勢力に対
抗して外側に回転し、ディスク12が左右のディスク規
制部56の間を通過することができる。
【0022】ディスクトレイ15の後端部には、図5及
び図6に示すようにディスク12が不用意に脱落するの
を防止するためストッパ69が取り付けられている。こ
のストッパ69は適宜な長さに形成され、その両側に設
けられた軸70,71がディスクトレイ15の軸受7
2,73で回転自在に支持されている。図6に示すよう
に一方の軸71の先端には、軸71の直径と略同じ厚さ
で適宜な長さと幅を有する平板部74が設けられてお
り、その板面74Aが図10にも示すように中間トレイ
33の上面側に突設された帯状の回転規制部75の上面
に当接可能に配置されている。
【0023】ディスクトレイ15が移動しているとき及
びディスクトレイ15のオープン時には、同図(A)に
示すように平板部74の板面74Aが回転規制部75の
上面に当接しており、ストッパ69が立ち上がった位置
に強制的に配置されている。これによって、ディスク1
2によってストッパ69に押圧力が加わってもストッパ
69が開かれることがないので、ディスク12が不用意
に脱落するのを防止することができる。これに対して、
ディスクトレイ15のクローズ時には、同図(B)に示
すように平板部74が回転規制部75から離れた位置に
配置される。そうすると、ストッパ69の前端側に軸7
0,71が偏って設けられている関係から、ストッパ6
9が自重によって軸70,71を中心に図中時計方向に
回転する。これでディスク12の通過経路からストッパ
69が退避して、ディスク12を移動することが可能に
なる。このストッパ69は上述のように平板部74と回
転規制部75によって強制的に開閉されるので、例えば
オープン状態のディスクトレイ15にディスク12を載
置するとき、誤ってディスク12をストッパ69に強く
押し当ててしまったような場合でもストッパ69が開か
ないから、ディスク12の脱落を確実に防止できる。
【0024】次に、図1のキャリッジ14について説明
する。このキャリッジ14は上ケース76と下ケース7
7がビスなどで結合されており、その間にキャリッジ1
4を上下に移動したり、ディスク12を出し入れするた
めの各種の部品が配置されている。図11はキャリッジ
14の構成を示す。同図に示すように上ケース76及び
下ケース77は左側の後半分が円弧状であり、前半分に
はストッカ13を通すために矩形状のストッカ通過口8
1が設けられている。上下ケース76,77の外周には
補強用のリブ98が設けられている。下ケース77の右
中央部にはステッピングモータ82が配置され、その回
転軸83に第1ギヤ84が取り付けられている。そし
て、ステッピングモータ82の回転力は、この第1ギヤ
84から第2ギヤ85、第2ギヤに一体成形された第3
ギヤ86及び第4ギヤ87を介して第5ギヤ88に伝達
される。第5ギヤ88の下側にはウォーム89が一体成
形されており、これが互いに直角に配置された2つのウ
ォームホイール90,91に噛合されている。
【0025】各ウォームホイール90,91にはシャフ
ト92,93が取り付けられ、その両端が下ケース77
の軸受94で回転自在に支持されている。キャリッジ1
4の右側面と平行なシャフト92の前端部にはピニオン
95が固定され、キャリッジの中央部に左右に亘って配
置されたシャフト93には左右両端にピニオン96,9
7が固定されている。そして、これらの3個のピニオン
95,96,97が、図4に示したストッカ13の角部
にあるラック78,79,80に噛合している。したが
って、ステッピングモータ82が回転すると、ピニオン
95,96,97が回転してキャリッジ14全体がスト
ッカ13の長手方向に沿って移動し、ストッカ13内の
全てのディスク12とディスクトレイ15内のディスク
12を出し入れすることが可能になっている。キャリッ
ジ14を出し入れしようとする任意のディスク12の位
置に停止する制御は、ステッピングモータ82の回転数
を制御することによって簡単に行うことができる。
【0026】キャリッジ14には、図11に示すように
ストッカ13とディスクトレイ15に対してディスク1
2の授受を行うためにディスクチャック部99と、その
移動機構100が設けられている。ディスクチャック部
99は、図12にも示すように上ケース76上に凸字状
の移動用プレート101が配置され、これが移動機構1
00のタイミングベルト102に固定されている。移動
用プレート101の下側には円柱状のスペーサ103が
ビス104で固定され、これが上ケース76の中央から
右後端部にかけて形成された直線状の案内溝105内に
移動自在に挿入されている。スペーサ103の下側に
は、ベースプレート106が固定されている。ベースプ
レート106の片側にはサイドプレート107が立ち下
げて形成され、その前側にはY字状の第1案内溝108
が設けられ、後側には横長の第2案内溝109が設けら
れている。
【0027】サイドプレート107の側面にはスライド
プレート110が摺動自在に配置されており、その前後
にサイドプレート107の各案内溝108,109に移
動自在に挿入されたガイドローラ111,112が取り
付けられている。スライドプレート110の上側には取
付プレート113が設けられ、その上面側に2つの円柱
状のガイド部114,115がビス116で前後に亘っ
て固定されている。ガイド部114,115は、ベース
プレート106の横長のガイド溝117及び上ケース7
6の案内溝105に挿入されている。また、ガイド部1
14,115の上部にはこれより小径の案内部118,
119が設けられ、これが移動用プレート101の横長
のガイド溝120に挿入されている。案内部118,1
19の上端部にはガイド溝120の幅より大きな直径の
係止部121,122が設けられており、これが移動用
プレート101に係止することによって取付プレート1
13及びスライドプレート110が落下しないようにな
っている。
【0028】また、スライドプレート110の前後のガ
イドローラ111,112がサイドプレート107の前
後の第1案内溝108及び第2案内溝109に挿入され
ているので、スライドプレート110はサイドプレート
107に対して前後にだけスライド可能である。スライ
ドプレート110の後側には係止片123が設けられる
と共に、ベースプレート106の後側にも係止片124
が設けられ、これらの係止片123,124の間に圧縮
ばね125が介装されている。これによって、スライド
プレート110はサイドプレート107に対し常時前方
に付勢されている。
【0029】スライドプレート110の側方には、図1
3にも示すように2枚のチャッキングレバー126,1
27が重ねて配置され、その略中心部がスライドプレー
ト110の中心軸128に回転自在に取り付けられてい
る。各チャッキングレバー126,127の後端部に
は、図12に示すようにローラ129,130が取り付
けられ、これがスライドプレート110の抜き孔131
を通してサイドプレート107のY字状の第1案内溝1
08に挿入されている。そして、各ローラ129,13
0は、第1案内溝108の後端部にある剣先状の突部1
32の両側に配置されている。
【0030】図13に示すように、各チャッキングレバ
ー126,127の前端部には水平板部133,134
が設けられ、ここに例えばゴムなどで成形された円盤状
のチャッキングパッド135,136が中心軸137,
138で回転自在に取り付けられている。チャッキング
パッド135,136の間隔は、チャッキングレバー1
26,127が閉じた状態でディスク12を確実に保持
でき、更にチャッキングレバー126,127が開いた
ときにはディスク12を完全に離すことができるように
設定されている。
【0031】そして、中心軸128には弦巻ばね137
が巻装されており、その一端が片方のチャッキングレバ
ー126の中心軸128より後側に係止され、もう一端
が別のチャッキングレバー127の中心軸128より後
側に係止されている。これによって、チャッキングパッ
ド135,136が常時閉じる方向に付勢されている。
したがって、図12のようにサイドプレート107の突
部132が、チャッキングレバー126,127のロー
ラ129,130から離れている場合には、チャッキン
グパッド135,136が閉じられ、ディスク12をチ
ャッキングすることができる。片方のチャッキングレバ
ー126には、ディスク12をチャッキングするときに
ディスク12の位置規制をする当接部139が設けられ
ている。
【0032】いま、図12においてこのディスクチャッ
ク部99が前進して取付プレート113に固定された前
方のガイド部114が案内溝105の前端壁に当接する
と、スライドプレート110はその位置で停止する。そ
こから更に、それまでと同一方向にタイミングベルト1
02が回転すると、図14に示すように移動用プレート
101が前進する。これに伴って、移動用プレート10
1に固定されているサイドプレート107が前進し、第
1案内溝108の突部132がチャッキングレバー12
6,127のローラ129,130の間に入り込み、弦
巻ばね137の付勢力に対抗してローラ129,130
を押し広げる。これによって、チャッキングレバー12
6,127が中心軸128を中心にして互いに反対方向
に回転し、チャッキングパッド135,136が開か
れ、ディスク12のチャッキングが解放される。
【0033】また、図12に示すようにキャリッジ14
の上ケース76の後側には、サイドプレート107の突
部132と同様な剣先状の先端部140を有するガイド
プレート141がビス142で固定されている。この先
端部140は突部132と同一高さであり、ディスクチ
ャック部99が後退してきたとき、チャッキングレバー
126,127のローラ129,130の間に入り込ん
でこれを押し広げるようになっている。つまり、チャッ
キングパッド135,136は前進端及び後退端で開
き、その間では閉じるようになっている。
【0034】このディスクチャック部99は、上述のよ
うにタイミングベルト102に取り付けられている。タ
イミングベルト102は、図11に示すように上ケース
76の案内溝105に沿って配置され、案内溝105の
両端付近にあるプーリ143,144に巻装されてお
り、これによってディスクチャック部99が案内溝10
5に沿って移動する。後側のプーリ144にはギヤ14
5が一体成形され、これにギヤ146が噛合されてい
る。一方下ケース77にはクラッチ147が取り付けら
れており、その上面側に第1ギヤ148と第2ギヤ14
9が設けられている。第2ギヤ149は上述のギヤ14
6に噛合している。そして、モータ150の回転力がベ
ルト151を介してクラッチ147に伝達され、この回
転力がクラッチ147内で切り換えられて、第1ギヤ1
48または第2ギヤ149のどちらかに伝達される。デ
ィスクチャック部99を移動する場合には、第2ギヤ1
49に回転力が伝達される。
【0035】このようにして、ディスクチャック部99
がディスク12をチャッキングして後方に移動すると、
ディスク12は図15に示すようにキャリッジ14の下
ケース77の上側に設けられたディスクガイド175,
176上を移動し、収納位置の少し手前でディスクチャ
ック部99のチャッキングパッド135,136が開い
てチャッキングが解放され、その位置にディスク12が
停止する。この後、ディスクチャック部99は更に後退
し、チャッキングパッド135,136がディスク12
の再生処理に邪魔にならない位置で停止する。この後、
後述のようにL形レバー162(図11)のピン167
でディスク12が収納位置まで押し込まれ、ストッパ1
77に当接して停止する。なお、上ケース76には、同
図に示すようにディスク12を再生するときに再生部1
6のターンテーブル169上にクランプするディスクク
ランパ171が回転自在に取り付けられている。
【0036】クラッチ147の第1ギヤ148には、カ
ム152に一体成形された外ギヤ153が噛合してい
る。カム152には、図16及び図17に示すように上
面と下面に夫々異なるカム溝154,155が設けられ
ている。カム152の上面側のカム溝154は、図16
に示すように一部が窪んだ長円状であり、ここにスライ
ドレバー155の後端部に取り付けられたカムフォロワ
156が挿入されている。スライドレバー155は細長
く形成され、図11に示すようにキャリッジ14の右端
部に沿って配置されている。そして適宜なガイド手段
(図示せず)によって前後にスライド可能に取り付けら
れている。したがってカム152が回転すると、カムフ
ォロワ156がカム溝154によって前後に移動され、
これでスライドレバー155が前後にスライドする。
【0037】スライドレバー155の先端には、内側に
折曲形成された係止片157が設けられている。一方、
キャリッジ14の右前端部には取付板部158が設けら
れ、その下側に回転レバー159の中央部が中心軸16
0で回転自在に取り付けられている。そして回転レバー
159の右側の端部に、上述の係止片157がピン16
1で回転自在に取り付けられている。ここで、スライド
レバー155が前方にスライドすると、回転レバー15
9が中心軸160を中心に反時計方向に回転する。回転
レバー159の右側の先端は、ストッカ13内のディス
ク12の外周面に当接可能な位置に配置されており、回
転レバー159が反時計方向に回転すると、図11に示
すように回転レバー159の先端によってディスク12
が収納位置から所定の距離だけ後方に押し出されるよう
になっている。
【0038】このようにしてディスク12が押し出され
た位置で、ディスクチャック部99のチャッキングパッ
ド135,136によってディスク12がチャックされ
るか、またはチャッキングが解放されるようになってい
る。つまり、ディスク12をストッカ13もしくはディ
スクトレイ15から引き出す場合にはこの位置でチャッ
クされ、キャリッジ14からストッカ13もしくはディ
スクトレイ15にディスク12を戻す場合はこの位置で
チャッキングが解放される。その後、ディスク12は板
ばね24あるいはディスク規制部56の付勢力により、
図4または図11に示す収納位置へ収納される。
【0039】さて、図17に示すようにカム152の下
面にあるカム溝155は螺旋状に形成されており、ここ
にはL形レバー162の短辺部163の先端に取り付け
られたカムフォロワ164が挿入されている。L形レバ
ー162は下ケース77に中心軸165で回転自在に取
り付けられており、その長辺部166の先端には、図1
1に示すようにピン167が取り付けられている。この
ピン167の上端部は上ケース76の円弧状のガイド溝
168に挿入されており、ディスクチャック部99によ
ってキャリッジ14側に引き込まれたディスク12を搬
送終了位置から収納位置まで押し込むために用いられ
る。すなわち、カム152が下側から見て反時計方向に
回転すると、カムフォロワ164がカム溝155によっ
て前側に移動される。これによって、L形レバーの長辺
部166が時計方向に回転し、ピン167が左側に移動
して搬送終了位置にあるディスク12を後方に押し込む
のである。
【0040】このようにしてキャリッジ14内にディス
ク12が収納された後、図1に2点鎖線で示すように再
生モードの場合はキャリッジ14が再生部16まで降下
する。そして、所定の位置でキャリッジ14に収納され
ているディスク12が再生部16のターンテーブル16
9に載置される。このときには、再生部16の光ピック
アップ170とディスク12の盤面との間に所定の間隔
が設けられている。光ピックアップ170はディスク1
2の半径に沿って移動するようになっており、キャリッ
ジ14の下ケース77には光ピックアップ170の通過
溝(図示せず)が設けられている。ターンテーブル16
9はディスクトレイ15のディスク載置部55より下側
に配置されており、ディスクトレイ15に収納されたデ
ィスク12よりターンテーブル169に装着されたディ
スク12の方が下側に位置するようになっている。
【0041】これによって、例えばディスクトレイ15
に収納されているディスク12をキャリッジ14で引き
出し、そのままキャリッジ14を降下すればディスク1
2をターンテーブル169に載置することができる。こ
の状態で更にキャリッジ14を所定の距離だけ降下させ
ると、キャリッジ14に回転自在に取り付けられたディ
スククランパ171がディスク12に当接して、ディス
ク12をターンテーブル169側に押圧する。これによ
って、ディスク12が再生部16に確実にクランプされ
る。
【0042】さて、このディスクオートチェンジャ1に
おいては、図18に実線で示すようにキャリッジ14の
初期設定位置及び待機位置をディスクトレイ15に収納
されるディスク12と、キャリッジ14に収納されるデ
ィスク12との高さH1が一致するように設定する。こ
の場合は、電源オン時または電源コンセントを入れたと
きに行われる初期化処理で、任意の位置にあるキャリッ
ジ14を一旦初期設定位置まで移動する。このとき、ス
テッピングモータ82(図11)が何パルス分だけ回転
したかを検出することによって、キャリッジ14があっ
た位置を判断することができる。
【0043】その後、例えばストッカ13内のディスク
12を再生するなどキャリッジ14を移動する場合に
は、初期設定位置からのステッピングモータ82に供給
されるパルス数を管理することによって、キャリッジ1
4を指定された位置まで移動させることができる。ま
た、初期化後もこの初期設定位置が待機位置となってい
るので、一旦電源を切ってこれを再投入した場合でもキ
ャリッジ14が待機位置すなわち初期設定位置にあるの
で、装置としての立ち上げが速くなる。更に、キャリッ
ジ14がディスクトレイ15と整合する位置にあるの
で、ストッカ13内のディスク12を外部のディスク1
2と交換または追加したり、外部のディスク12の再生
などを高速で行うことが可能になる。
【0044】上述のように、このディスクオートチェン
ジャ1においては、キャリッジ14の初期設定位置及び
待機位置がディスクトレイ15と同一高さに設定されて
いる。なお、初期設定位置あるいは待機位置、後述の基
準位置を検出するには、ステップモータ82のパルス数
を用いず、フォトカプラを用いたセンサー等によりキャ
リッジ14の位置を直接検出する。ここで、図18に示
すようにキャリッジ14内に収納されるディスク12
が、ディスクトレイ15内に収納されるディスク12と
同一高さH1になるようにキャリッジ14の基準位置が
設定されている。こうすることによって、各モードにお
いてキャリッジ14が移動する場合、キャリッジ14が
必ず基準位置を通過するようになる。
【0045】この例では、図18及び図19に示すよう
にキャリッジ14の基準位置H1はキャリッジ14の下
部に設けた検出部601をキャビネット11の内側に設
けたフォトセンサー602で検出する(ステップ70
1)。
【0046】例えば、キャリッジ14がストッカ13か
らディスク12を受け取り、再生位置あるいはディスク
出し入れ位置に移動する(ステップ702)。このとき
検出部601の下端604が、フォトセンサー602の
発光部605から発せられた光を受光部603で受け取
っていた状態(この状態をオンとする)から光を遮る
(この状態をオフとする)状態となる(ステップ70
3)。その時点からステッピングモータ82が更にワン
ステップ分だけキャリッジ14が下がる方向に回転する
(ステップ704)。そのときのキャリッジ14の位置
を基準位置H1となるようにフォトセンサー602と検
出部601の位置を適宜決定する。
【0047】そうすることにより、例えば電源投入時や
何らかの理由でキャリッジ14が基準位置(この場合待
機位置すなわち初期位置)にない場合、フォトセンサー
602のオンが検出されたときはキャリッジ14は基準
位置より上にあることが判断される。同様に、フォトセ
ンサー602のオフが検出されている場合、キャリッジ
14は基準位置または基準位置より下にあると判断され
る(ステップ705)。
【0048】その後、各判断に基づいてステッピングモ
ータ82を回転させ、上記のようにフォトセンサー60
2のオンからオフに切り替わることを検出し、更にその
時点からステッピングモータ82をワンステップ分回転
させることにより(ステップ706)、キャリッジ14
を基準位置に移動し初期化を行うことができる。ステッ
プ701でフォトセンサー602がオンと判断された場
合は、ステップ704〜ステップ706と同様な処理が
行われる(ステップ707〜ステップ709)。
【0049】各モードにおけるキャリッジ14の移動範
囲と移動順序を図20に示す。例えばキャリッジ14の
待機位置がディスクトレイ15と同じ位置(図18)で
あった場合、ディスク12をストッカ13に収納すると
きには、キャリッジ14が範囲Bに配置され、ここでデ
ィスクトレイ15からディスク12を引き出してキャリ
ッジ14に収納する。次にキャリッジ14が範囲Aに移
動し、キャリッジ14からストッカ13内の所定の位置
にディスク12を収納する。次に、キャリッジ14が範
囲Bに移動して待機する。ストッカ13内のディスク1
2を外部に取り出す場合は、上述と逆の動作となる。
【0050】また、ストッカ13内の任意のディスク1
2を再生する場合は、キャリッジ14が待機位置の範囲
Bから範囲Aに上昇し、ストッカ13内のディスク12
を取り出す。次に、キャリッジ14が降下し、範囲Bの
基準位置を通過して範囲Cに移動する。ここでディスク
12をターンテーブル169上に載置して更にキャリッ
ジ14が降下し、キャリッジ14のディスククランパ1
71でディスク12をクランプする。そして、再生部1
6で再生処理が行われる。再生処理が終了すると、キャ
リッジ14が上昇し、範囲Bの基準位置を通って範囲A
に移動する。そしてストッカ13内の元の位置にディス
ク12を収納した後、キャリッジ14が範囲Bの待機位
置に移動する。
【0051】外部のディスク12を再生する場合は、キ
ャリッジ14が範囲Bの待機位置でディスクトレイ15
に収納されているディスクを引き取り、その後降下して
範囲Cに移動し、ここで上述と同様にディスク12のク
ランプ及び再生処理が行われる。再生処理が終了する
と、キャリッジ14が上昇し範囲Bの待機位置に戻る。
ここでディスク12をディスクトレイ15に引き渡し、
キャリッジ14はそのまま待機状態となる。
【0052】このように、キャリッジ14が移動する全
てのモードにおいてキャリッジ14が範囲Bの基準位置
を通過することがわかる。このディスクオートチェンジ
ャ1は、ステッピングモータ82の供給パルス数を管理
することによってキャリッジ14の移動位置を制御して
いるので、基準位置で供給パルス数をクリアするように
すれば1回のモード毎にキャリッジ14の基準位置が確
認されるので、長時間連続して使用した場合やパルス数
のカウンタがノイズで誤動作したような場合でも、累積
による誤差がないのでキャリッジ14の位置精度が低下
するようなことがなくなる。また、基準位置が通常動作
の途中にあるので、従来のようにわざわざキャリッジ1
4を特別な位置まで移動させる必要がない。したがっ
て、装置を小型にすることができると共に、キャリッジ
14の移動時間にロスが生じない。また、キャリッジ1
4の初期設定位置、待機位置、基準位置を同一とするこ
とにより、前述のキャリッジ14の位置検出センサーを
共通に使用でき、部品の削減がはかれる。
【0053】次に、このディスクオートチェンジャ1の
各モードにおける動作手順を説明する。ストッカ13内
にディスク12を収納するディスク収納モードにおいて
は、図21に示すようにまずディスクトレイ15がオー
プンすると共に、キャリッジ14が待機位置に移動して
待機する(ステップ201)。この状態でユーザがディ
スク12をディスクトレイ15に載置し、ディスクトレ
イ15のクローズ操作を行う。次に、ディスクトレイ1
5がクローズか否か判断され、クローズの場合は次にデ
ィスクトレイ15内にディスク12が有か否か判断され
る(ステップ202、ステップ203)。ここでディス
ク12が有と判断されると、次にディスクトレイ15内
からディスク12がキャリッジ14内に引き込まれる
(ステップ204)。
【0054】続いて、ストッカ13のディスク収納位置
の指定が有か否か判断され、指定がある場合は指定位置
にディスク12が有か否か判断される(ステップ20
5、ステップ206)。ステップ206でディスク12
がないと判断されると、次に指定位置にキャリッジ14
が移動してディスク12が収納される(ステップ20
7)。次に、キャリッジ14が待機位置に復帰し、ディ
スク収納処理が継続されるか否か判断される(ステップ
208、ステップ209)。継続される場合はステップ
201でディスクトレイ15がオープンされ、以下上述
と同様な処理が行われる。また、継続されない場合はキ
ャリッジ14が待機状態となる(ステップ210)。
【0055】ステップ206で指定位置にディスク12
が有と判断されると、次に表示部19にディスク有の旨
が表示され(ステップ211)、次にステップ210で
待機状態となる。また、ステップ203でディスクトレ
イ15内にディスク12がないと判断された場合は、次
にディスク12がない旨が表示され(ステップ21
2)、ステップ210で待機状態となる。
【0056】ストッカ13内のディスク12を交換する
ディスク交換モードにおいては、図22に示すようにま
ずタイマが「0」にリセットされてカウントが開始さ
れ、次にストッカ13内の交換するディスク12の番号
が指定されたか否か判断される(ステップ301、ステ
ップ302)。ディスク番号の指定がある場合は、次に
指定位置にディスク12が有か否か判断され、ディスク
12がある場合はキャリッジ14が指定位置へ移動して
ディスク12を引き出し、これをディスクトレイ15に
引き渡す(ステップ303、ステップ304)。次にデ
ィスクトレイ15がオープンし、ユーザによってディス
ク12が取り出される(ステップ305)。この後ユー
ザがディスク12をディスクトレイ15に載置し、ディ
スクトレイ15のクローズ操作を行う。続いて、ディス
クトレイ15がクローズになったか否か判断され、クロ
ーズの場合はディスクトレイ15内にディスク12が有
か否か判断される。(ステップ306、ステップ30
7)。ディスク12がある場合は、これをキャリッジ1
4で引き出してストッカ13のディスク12を引き出し
た位置へ搬送し、ここにディスク12を収納する(ステ
ップ308)。
【0057】続いてキャリッジ14を待機位置に復帰し
(ステップ309)、次にディスク交換処理を継続する
か否か判断され(ステップ310)、継続しない場合は
そのまま待機状態となる(ステップ311)。動作を継
続する場合はステップ301でタイマがリセットされ、
以下上述と同様の処理が行われる。また、ステップ30
2でディスク番号の指定がないと判断された場合は、次
にタイマが10秒になったか否か判断され(ステップ3
12)、10秒になった場合はステップ311で待機状
態となる。ステップ303で指定位置にディスク12が
ないと判断された場合と、ステップ307でディスクト
レイ15内にディスク12がないと判断された場合は、
ディスク12がない旨が表示部19に表示され(ステッ
プ313)、その後ステップ311で待機状態となる。
【0058】ストッカ13内のディスク12を再生処理
するストッカ内ディスク再生モードにおいては、図23
に示すように、再生するディスク12の番号が指定され
たか否か判断され、指定された場合は指定位置にディス
ク12が有か否か判断される(ステップ401、ステッ
プ402)。ここでディスク12が有と判断されると、
次に指定位置へキャリッジ14が移動してディスク12
を引き出し、これを再生部16に装着する(ステップ4
03)。ここでディスク12の再生処理が行われ、次に
再生が終了したか否か判断される(ステップ404、ス
テップ405)。再生処理が終了するとディスク12が
キャリッジ14で元の位置に収納され、次にキャリッジ
14が待機位置に復帰して待機状態となる(ステップ4
06、ステップ407)。
【0059】ステップ401でディスク番号の指定がな
いと判断された場合は、待機状態のまま指示を待つ。ま
た、ステップ402で指定位置にディスク12がないと
判断された場合は、次にディスク12がない旨が表示部
19に表示され(ステップ408)、ステップ407で
待機状態となる。
【0060】外部のディスク12を再生する外部ディス
ク再生モードにおいては、図24に示すようにまずディ
スクトレイ15内にディスク12が有か否か判断され
(ステップ501)、ディスク12がある場合は次にキ
ャリッジ14が待機位置からディスクトレイ15の位置
まで移動してディスク12を引き取る(ステップ50
2)。次に、キャリッジ14が降下してディスク12を
再生部16に装着し、再生処理が行われる(ステップ5
03、ステップ504)。
【0061】続いて再生処理が終了したか否か判断され
(ステップ505)、これが終了するとキャリッジ14
が上昇してディスク12がディスクトレイ15に戻され
る(ステップ506)と共に、キャリッジ14が待機位
置に復帰して待機状態となる(ステップ507)。ステ
ップ501でディスクトレイ15内にディスク12がな
いと判断された場合は、次にディスク12がない旨が表
示部19に表示され(ステップ508)、次にステップ
507で待機状態となる。なお、図には示していない
が、図18の説明中で述べたように、キャリッジ14が
待機位置を通過あるいは配置された場合、ステップモー
タ用計数カウンタは必ずクリアされる。
【0062】上述の実施例では再生部16のターンテー
ブル169上に載置されたディスク12をキャリッジ1
4のディスククランパ171でクランプする場合につい
て説明したが、図25に示すようにターンテーブル16
9にボールチャッキング172を設けてクランプするこ
ともできる。このボールチャッキング172はターンテ
ーブル169の上面側にディスク12の内径と略同一の
胴部173が設けられ、その外周側に例えば3個のボー
ル174が出入自在にかつ外側に付勢されて取り付けら
れている。
【0063】そして、図26に示すようにディスク12
がボール174の上側から押圧されると、ディスク12
の内径側でボール174が内部に押し込まれてディスク
12がターンテーブル169上に載置される。このと
き、ボール174が押し出されてディスク12上にボー
ル174の一部分が当接する。これによって、ディスク
12が確実にクランプされる。このボールチャッキング
172を用いれば、キャリッジ14に配されたディスク
クランパ171でディスク12を押える必要がなくなる
ので、キャリッジ14の構成を簡単にして、小型化する
ことができる。
【0064】なお、図27に示すようにキャリッジ14
の初期設定位置と待機位置を、ストッカ13内に収納さ
れる全てのディスク12のうち中央に位置するディスク
12と、キャリッジ14に収納されるディスク12との
高さHが一致するように設定することができる。
【0065】すなわち、この場合には例えばストッカ1
3内にn枚のディスク12を収納可能な場合、nが偶数
の場合にはn/2枚目のディスク12の高さHと、キャ
リッジ14に収納されるディスク12の高さHとが一致
するようにキャリッジ14の初期位置及び待機位置が設
定される。nが奇数の場合には、(n+1)/2枚目の
ディスク12とキャリッジ14内のディスク12との高
さHが合うように設定される。こうすることによって、
キャリッジ14がストッカ13内の例えば1枚目のディ
スク12の授受を行うための位置に移動する時間(アク
セス時間)と、n枚目のディスク12の授受を行うため
の位置に移動する時間の両方を最短にすることができ
る。
【0066】なお、ディスクトレイ15とその移動機構
をストッカ13の上側に配置することも可能であり、こ
の場合にはキャリッジ14の初期設定位置及び待機位置
を上述と同様にディスクトレイ15に合わせて設定すれ
ばよい。
【0067】また、上述の実施例ではディスクトレイ1
5を前方、すなわち正面側に引き出す場合について説明
したが、図28に示すようにディスクトレイ15はキャ
リッジ14と衝突しない方向、つまり、左方または右方
のどちらかから引き出すような構成とすることも可能で
ある。そしてディスクオートチェンジャ1の設置場所や
デザインに応じてディスクトレイ15の引き出し方向を
設定することができる。更に、上述の実施例ではディス
ク12を縦方向に重ねて配列する場合について説明した
が、本発明はディスク12を横方向に配列するディスク
オートチェンジャに適用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ディス
クを再生する再生手段と、ディスクを外部に対して出し
入れするディスク出入手段と、再生手段またはディスク
出入手段に対してディスクの授受を行うディスク搬送手
段とを有するディスクオートチェンジャにおいて、ディ
スクを把持するディスク把持手段と、ディスク把持手段
をディスク搬送手段の所定の位置まで移動させる移動手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0069】したがって、本発明によれば、ディスクを
移動させるために従来のようなディスクの直径より長い
ローラやこれをディスクから離すための機構が不要にな
るから、構成が簡単でしかも小型にすることが可能にな
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクオートチェンジャ1の構
成図である。
【図2】実施例の正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】ディスクトレイ15の側断面図である。
【図6】図5のC矢視図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】ディスク規制部56の構成図である。
【図9】図8のE−E断面図である。
【図10】ストッパ69の開閉機構の断面図である。
【図11】キャリッジ14の構成図である。
【図12】ディスクチャック部99の閉じた状態を示す
側面図である。
【図13】図12のF−F断面図である。
【図14】ディスクチャック部99の開いた状態を示す
側面図である。
【図15】図11のG−G断面図である。
【図16】カム152の上面のカム溝154を示す上面
図である。
【図17】カム152の下面のカム溝155を示す下面
図である。
【図18】キャリッジ14の初期位置及び待機位置の第
1例とキャリッジ14の基準位置を示す側面図である。
【図19】初期設定処理700の手順を示す図である。
【図20】キャリッジ14の移動範囲と移動順序を示す
図である。
【図21】ディスク収納モードの動作手順を示す図であ
る。
【図22】ディスク交換モードの動作手順を示す図であ
る。
【図23】ストッカ内ディスク再生モードの動作手順を
示す図である。
【図24】外部ディスク再生モードの動作手順を示す図
である。
【図25】ボールチャッキング172の構成図である。
【図26】ボールチャッキング172のクランプ状態を
示す側面図である。
【図27】キャリッジ14の初期位置及び待機位置の第
2例を示す側面図である。
【図28】ディスクトレイ15の引き出し可能な方向を
示す上面図である。
【図29】従来のディスクオートチェンジャ500の構
成図である。
【図30】従来のディスク授受機構を示す図である。
【図31】図30のA矢視図である。
【符号の説明】
1 ディスクオートチェンジャ 12 ディスク 13 ストッカ 14 キャリッジ 15 ディスクトレイ 16 再生部 55 ディスク載置部 56 ディスク規制部 59 弦巻ばね 63 側面規制部 64 上面規制部 65 傾斜面 66 ガイド板 67 ピン 69 ストッパ 74 平板部 75 回転規制部 99 ディスクチャック部 100 移動機構 102 タイミングベルト 105 案内溝 150 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 茂樹 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 臼井 卓巳 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを再生する再生手段と、 上記ディスクを外部に対して出し入れするディスク出入
    手段と、 上記再生手段または上記ディスク出入手段に対して上記
    ディスクの授受を行うディスク搬送手段とを有するディ
    スクオートチェンジャにおいて、 上記ディスクを把持するディスク把持手段と、 上記ディスク把持手段を上記ディスク搬送手段の所定の
    位置まで移動させる移動手段とを備えたことを特徴とす
    るディスクオートチェンジャ。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、上記ディスク把持手段
    の移動経路を規制する案内手段と、上記ディスク把持手
    段を搬送するベルトと、上記ベルトを駆動する駆動手段
    とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクオートチェンジャ。
  3. 【請求項3】 上記ディスク把持手段は、上記案内手段
    の前端部に当接して上記ディスクの把持を解除すること
    を特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジ
    ャ。
JP12042694A 1994-06-01 1994-06-01 ディスクオートチェンジャ Pending JPH07326111A (ja)

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JP12042694A JPH07326111A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 ディスクオートチェンジャ

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