JPH0896479A - ディスクオートチェンジャ - Google Patents

ディスクオートチェンジャ

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JPH0896479A
JPH0896479A JP22827294A JP22827294A JPH0896479A JP H0896479 A JPH0896479 A JP H0896479A JP 22827294 A JP22827294 A JP 22827294A JP 22827294 A JP22827294 A JP 22827294A JP H0896479 A JPH0896479 A JP H0896479A
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JP
Japan
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disc
disk
carriage
tray
stocker
Prior art date
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Pending
Application number
JP22827294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Sugano
茂樹 菅野
Takashi Ando
隆 安藤
Shoji Komatsuzaki
正二 小松崎
Ayumu Konno
歩武 今野
Takumi Usui
卓巳 臼井
Morio Kurihara
守男 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/529,667 priority patent/US6058080A/en
Priority to DE69520060T priority patent/DE69520060T2/de
Priority to EP95114895A priority patent/EP0703578B1/en
Publication of JPH0896479A publication Critical patent/JPH0896479A/ja
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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクの有無を検出するための部品点数が最
少となるようにし、装置の小型化、加工の容易化、製作
コストの低減化などを図る。 【構成】ストッカ13とディスクトレイ15の出入口側
の近傍にディスク12が収納されているか否かを検出す
るディスク有無センサ201を配置する。このディスク
有無センサ201は発光器201Aと受光器201Bと
で構成する。ストッカ13内とディスクトレイ15内の
ディスク12を1枚ずつその出入口側に向けて押し出す
回転レバー159などからなるディスク押し出し手段を
キャリッジ14に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数枚のディスクを収
納して再生することが可能なディスクオートチェンジャ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクオートチェンジャの一例
としては、ディスクトレイ内に外部ディスクを収納する
と、ディスクトレイがクローズされてディスクを再生し
たり、指定されたストッカ内に収納したりすることがで
きるものが知られている。ストッカは複数枚のディスク
を収納する収納部(棚)を有する。
【0003】このようなディスクオートチェンジャで
は、ストッカに収納できるディスクの枚数が非常に多く
なると、例えば100枚程度になると、最早目視によっ
て収納すべき位置を確認したり、取り出すべきディスク
収納位置を確認することが困難である。そのためにスト
ッカの各ディスク収納部にディスクが収納されているか
否かを判断し、対応するメモリにディスクの有無に対応
したデータを予め作成しておくマッピング作業の必要性
が生じている。
【0004】マッピング作業の前提となるディスクの有
無を判別する手段としては、例えばストッカの各ディス
ク収納部内に光センサ等を配置してディスクの有無を判
別するものや、各ディスク収納部内に光アイソレータや
機械的なスイッチを配置してディスクの有無を判別する
ものが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
各ディスク収納部内に光センサ等をいちいち配置する場
合には、棚と棚との間の間隔を広くする必要性から装置
が小型化できず、小型化しようとするとストッカへのデ
ィスクの収納枚数が少なくなってしまうという欠点があ
る。
【0006】各棚内に光センサ等を配置する場合には、
ストッカへのディスクの収納枚数に比例して部品点数が
増加するという欠点がある上に、その加工が難しくコス
トも嵩むという欠点がある。
【0007】そこで、本発明は、ディスク有無の判別手
段として部品点数が最少となるようにして、装置の小型
化、加工の容易化、製作コストの低減化を図るようにし
たオートチェンジャを提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、装置本体に対してディスクの出
し入れを行なうディスク出入手段と、複数枚のディスク
を装置本体内に収納するディスク収納手段と、ディスク
を収納手段の所定のディスク収納部に収納したり、取り
出したりするディスク搬送手段と、ディスク再生手段と
を備えたディスクオートチェンジャにおいて、複数のデ
ィスク収納部を有するディスク収納手段のディスク出入
口側近傍であって、ディスク収納手段の上端部とディス
ク出入手段よりも下側の位置との間にディスクの有無を
検出するディスク有無センサを配置すると共に、ディス
ク収納手段に収納されたディスクを1枚ずつ出入口側に
所定量押し出すディスク押し出し手段をディスク搬送手
段に設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】図33に示すように、ディスク12の有無の検
出時には、ディスク押し出し手段を構成する回転レバー
159により、例えばストッカ13内のディスク12が
ストッカ13の出入口に所定量押し出される。ディスク
12が押し出されると、ディスク有無センサ201の光
路が遮られるので、この有無によってディスクの有無を
検出できる。
【0010】このように、ストッカ13の上端と装置筐
体(キャビネット)11の底部であってディスクトレイ
15の下側に単一のディスク有無センサ201を配置し
たので、多数のディスクの検出であっても1つのセンサ
で足りると共に、ストッカ13とディスクトレイ15の
ディスク12の両者の検出にそのセンサを共用できると
いう利点がある。
【0011】そのため、本発明では部品点数を最少にで
きるので、装置の小型化、加工の容易化、製作コストの
低減化が図れる。
【0012】
【実施例】続いて、本発明に係るディスクオートチェン
ジャの一実施例について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0013】図1は、本発明によるディスクオートチェ
ンジャ1の構成を示す。このディスクオートチェンジャ
1は、略直方体のキャビネット11内に例えばCDなど
のディスク12を上下に多数枚収納するディスク収納手
段としてのストッカ13が配置され、ストッカ13に対
しディスク12を出し入れするディスク搬送手段として
のキャリッジ14がストッカ13の後方に配置され、こ
れが上下方向に移動可能にストッカ13に取り付けられ
ている。ストッカ13の下側には、ディスク12をキャ
ビネット11の外に出し入れするディスク出入手段とし
てのディスクトレイ15が配置されている。また、ディ
スクトレイ15の後方にはディスク12の再生手段とし
ての再生部16が配置されている。
【0014】ストッカ13内に収納されるディスク12
はX軸上に一列に配列され、ディスクトレイ15がクロ
ーズされた状態では、ディスクトレイ15内に収納され
たディスク12もX軸上に配置されるようになってい
る。またキャリッジ14は後述のようにX軸に沿って平
行移動し、キャリッジ14に収納されたディスク12と
再生部16のターンテーブル169上に載置されたディ
スク12とはX軸に平行なY軸上に配置されるようにな
っている。また、最近の製品は未使用時にもタイマー等
の機能を働かせるため電源スイッチは直流電源を制御す
るいわゆる二次側電源をオン・オフし、交流電源である
一次側電源は接続した状態となっている。
【0015】キャビネット11の正面には、図2にも示
すように下部側にトレイ出入口17が設けられ、ここか
らディスクトレイ15が出入する。またキャビネット1
1の正面には、内部のディスク12を見るための透明窓
18、ディスク12の収納枚数や現在再生中のディスク
12の番号などを表示するための表示部19、各種の操
作釦20、二次側電源をオン・オフする電源釦21など
が設けられている。以降、特に断わりが無い限り装置電
源とはこの二次電源とする。キャビネット11の内側に
は、図1に示すようにトランス180や、制御部181
が設けられている。
【0016】ストッカ13は、図1に示すようにディス
ク収納部22がX軸上に多数配列されている。各ディス
ク収納部22は薄板で形成された棚23によって仕切ら
れており、その上にディスク12が載置されて収納され
る。棚23は図3に示すように、ディスク12の左右両
側の端縁部を支持するように2つに分割され、夫々の前
端部がディスク12の外周に沿って湾曲した帯状の板材
で形成されている。
【0017】また、ストッカ13の各棚23には、図4
に示すようにディスク12が棚23から不用意に脱落す
るのを防止するため、ディスク12を内側に付勢する板
ばね24が設けられている。この板ばね24は収納され
たディスク12の中心より適宜な距離だけ後方にずらし
て配置されており、両方の板ばね24が収納されたディ
スク12の直径より小さい部分を両側から内側に向かっ
て付勢するようになっている。これによって、ディスク
12が棚23の間隔が狭くなっている前方に押圧されて
位置規制され、全てのディスク12がX軸上に配置され
る。各棚23は側板部25に突設されており、側板部2
5は棚23と反対側に突設されたリブ26によって補強
されている。また側板部25にはリブ26の間に位置す
る柱状の突起部27が設けられ、これが板状の支持部2
8にビス29で固定されている。支持部28の下端部に
は足部30が設けられ、これがベース31にビス32で
安定良く固定されている。ストッカ13には、適宜な位
置、本例では右側の前後両端部と左側の後端部にラック
78,79,80が外側に向けて設けられており、後述
のようにキャリッジ14の移動に用いられる。
【0018】ストッカ13の各棚23及びディスクトレ
イ15内のディスク12の収納の有無を検出するディス
ク有無センサ201が、図1で示すように配置される。
ディスク有無センサ201は、ストッカ13の出入口側
近傍の上下に、対向して配置する一対の発光器201A
と受光器201Bから形成される。発光器201Aとし
ては発光ダイオードなどが好適であり、これを例えばキ
ャビネット11の上部裏面にあるいはストッカ13の上
面部に取り付ける。受光器201Bとしてはフォトダイ
オードやフォトトランジスタなどが好適であり、これを
キャビネット11の底部近傍に取り付ける。
【0019】ディスクトレイ15の出入口側には、図3
に示すように発光器201Aからの光が通過できる通孔
15Aを穿設するとともに、これに対応して固定トレイ
36の端部には切欠き部36Aを形成し、検出時に発光
器201Aから発射される光が通孔15A及び切欠き部
36Aを通過して受光器201Bで受けることができる
ようにする。
【0020】ディスク有無センサ201として上述では
透過型の光学センサとしたが、反射型の光学センサでも
よく、また、光学センサに代えて超音波センサ等も適用
可能である。
【0021】さて、図1に示したようにストッカ13の
ディスク収納部22の下側にはディスクトレイ15が配
置されている。このディスクトレイ15はディスク12
を外部からキャリッジ14を介してストッカ13に収納
する場合や、ストッカ13内のディスク12を収納と同
様にキャリッジ14を介して外部に取り出す場合に用い
られ、また、外部の1枚のディスク12を再生する場合
などに用いられる。ディスクトレイ15は、図5に示す
ように中間トレイ33の上に配置され、中間トレイ33
のガイドレール34とディスクトレイ15の溝状のガイ
ド部35によって前後にのみ移動可能になっている。
【0022】ディスクトレイ15のディスク収納側には
図3及び図5に示すようにディスクトレイ15の移動を
規制するための凹状溝15Bが設けられ、この溝15B
には後述するキャリッジ14に設けた規制用バー76A
が嵌合できるように形成される。
【0023】中間トレイ33は固定トレイ36上を適宜
な案内手段(図示せず)で前後に移動可能に取り付けら
れている。固定トレイ36には脚部37が設けられ、こ
れがベース31にビス38で固定されている。
【0024】中間トレイ33の後部側上面には、図6に
も示すようにモータ39が取り付けられ、その回転軸4
0がプーリ41、ベルト42及びプーリ43を介してウ
ォーム44に伝達される。ウォーム44の中心軸45
は、中間トレイ33上の軸受46,47で支持されてい
る。ウォーム44の回転力は、その左右両側に配置され
たウォームホイール48、ウォームホイール48の下側
に一体成形された第1ギヤ49及び第2ギヤ50を介し
て、第1ピニオン51と第2ピニオン52に伝達され
る。一方、固定トレイ36には、図7にも示すように左
右両側に前後に延びる内向きのラック53が形成され、
これが第1ピニオン51に噛合している。また、ディス
クトレイ15の左右両側にも前後に延びる外向きのラッ
ク54が形成されており、これが第2ピニオン52に噛
合している。
【0025】モータ39が回転すると、ウォーム44に
噛合している左右のウォームホイール48が互いに反対
方向に回転し、左右の第1ピニオン51が互いに反対方
向に回転する。これによって中間トレイ33が前方また
は後方に移動する。このとき同時に左右の第2ピニオン
52が互いに反対方向に回転し、ディスクトレイ15が
前方または後方に移動する。同一側にある第1ピニオン
51と第2ピニオン52は同一方向に回転するので、中
間トレイ33とディスクトレイ15は同一方向に同時に
移動する。これによって、ディスクトレイ15の移動距
離を長くすることができる。図5はディスクトレイ15
のオープン状態を示し、ディスク12を収納するディス
ク載置部55が殆どキャビネット11の外側に露出され
る。これで、ディスク12の取り出し、または載置が容
易になる。ディスクトレイ15のクローズ時には、図1
に示すようにディスク載置部55にあるディスク12
が、ストッカ13に収納されているディスク12と同一
軸心、すなわちX軸上に配置される。
【0026】ディスクトレイ15のディスク載置部55
の左右両側には、図6に示すようにディスク12を所定
の位置に配置すると共に、ディスク12が誤って2枚重
ねになったときに下側の1枚目のディスク12のみを正
しく取り出すためのディスク規制部56が設けられてい
る。このディスク規制部56は、ディスク載置部55内
にあるディスク12の中心より所定の距離だけ後側に配
置されており、図8に示すように略L字状に形成されて
いる。そして、ディスク規制部56の長辺部57の先端
がディスクトレイ15の下面側に突設された中心軸58
に回転自在に取り付けられている。中心軸58にはばね
59が巻装されており、その一辺60がディスクトレイ
15に係止され、他の一辺61が長辺部57に係止され
ている。これによってディスク規制部56の短辺部62
が常時内側に付勢されている。
【0027】この短辺部62の先端は、図9に示すよう
に、側面規制部63、ディスク案内部64およびディス
ク排出防止部67が一体形成されている。側面規制部6
3の上側の一部、ディスク案内部64およびディスク排
出防止部67は、ディスクトレイ15に設けられた開口
68内に挿入されてディスクトレイ15のディスク載置
面側に露出している。
【0028】側面規制部63は、ディスク12の外周面
に当接するように形成され、その下端にガイド板66に
当接するガイド板当接部63Aが一体に形成される。
【0029】ディスク排出防止部67は、図9Aのよう
に半円状の凸部からなり、これはまた同図Bのように側
面規制部63よりもディスク外周面側に突出すると共
に、突出したその下部のうち図9Cに示す右半部は平坦
面67Aとなされ、左半部は凸部周面から連なる傾斜面
64Aとなされる。この傾斜面64Aは図9B,Cに示
す短辺傾斜面62Aと連なっており、全体で前述のディ
スク案内部64を構成する。ディスク排出防止部67
は、図9Bに示すように短辺部62の上面より突出して
いるので、ばね59の付勢力に抗して規制部56が外側
へ回動したとき、この突出部67Bがディスクトレイ1
5の外周部15Dに当接することによりディスク規制部
56の外側への回動を規制する。したがってこの突出部
67Bがストッパ部として機能する。
【0030】このように、ディスク排出防止部67は側
面規制部63より突出した構成となされているので、後
述のようにディスクトレイ15内にディスク12が2枚
重ねの状態で誤って収納されたときに、ディスクトレイ
15内からディスク12が排出されるのを防止できる。
また、ディスク排出防止部67の平坦面67Aは、図1
0に示すように1枚目のディスク12の上側端部に接す
るようになっており、これによってディスク12の上部
への動きが規制される。ディスク案内部64を形成する
傾斜面64Aは、キャリッジ14からディスクトレイ1
5内にディスク12が収納されるとき、ディスクの外周
面と接してディスク12をディスクトレイ15内に案内
する役目を担う。
【0031】このような構成からなる左右一対のディス
ク規制部56,56によれば、ディスクトレイ15のオ
ープン時には、図8(A)及び図10に示すように中間
トレイ33の上面に設けられたガイド板66に、側面規
制部63の下側のガイド板当接部63Aが当接し、これ
によってディスク規制部56の側面規制部63、および
ディスク排出防止部67がディスク12から離れた位置
に配置されるようになっている。すなわち、側面規制部
63の下側のガイド当接部63Aとガイド板66で付勢
手段としてのディスク規制部56の退避手段が構成され
ている。
【0032】これによって、ディスク12を外部から容
易に出し入れすることができる。また、この場合にはデ
ィスク規制部56の長辺部57の外側面57Aがディス
クトレイ15の外側面15Eと一致するようになってお
り、外観を向上させることができる。
【0033】ディスク12がユーザによってディスク載
置部55に載置された後、例えば押し釦操作によってデ
ィスクトレイ15が引き込まれる。このときには、ディ
スク規制部56の側面規制部63がガイド板66から外
れて、図8(B)に2点鎖線で示すようにディスク載置
部55上にあるディスク12の外周面に側面規制部63
が押圧し、ディスク12の上側の端部にディスク排出防
止部67の平坦面67Aが当接する。これによってディ
スク12の側方と上方の位置規制が行われて、ディスク
トレイ15が引き込まれるときにディスク12が位置ず
れすることがない。ディスクトレイ15を引き出す場合
も上述と同様である。
【0034】ディスクトレイ15がクローズとなりディ
スク12をキャリッジ14側に移動する場合には、図8
(B)に実線で示すように後述する回動レバー159に
よるディスク12の移動に伴ってディスク12の外周面
がディスク規制部56の側面規制部63と接触状態にな
ると、ディスク規制部56の短辺部62が外側に押圧さ
れる。これでディスク規制部56が弦巻ばね59の付勢
力に対抗して外側に回転していき、ディスク排出防止部
67の突出部67Bがディスクトレイ15の外周部15
Dに当接すると、その回転が停止した状態(最大開口状
態)となる(図10参照)。この状態のとき図11に示
すように、左右一対のディスク規制部56,56の側面
規制部63の間の距離L1は、ディスク12の直径より
もわずかに長く設定されている。そのため、ディスク1
2はその間を通過することができる。
【0035】次に、操作者の誤操作等によりディスクト
レイ15内にディスク12が2枚重ねて収納された場合
において、ディスクトレイ15がクローズとなりディス
ク12をキャリッジ14側に向けて移動する場合の動作
について、図10および図11を参照して説明する。
【0036】この場合には、後述の回転レバー159に
より重なった2枚のディスク12が移動し、その移動に
伴って左右一対のディスク規制部56,56の各短辺部
62が外側に向けて押圧される。このとき、下側のディ
スク12は側面規制部63を押圧し、上側のディスク1
2はディスク排出防止部67を押圧する。そして、上述
のようにディスク規制部56の回転が停止したとき、下
側のディスク12は1枚のみのときと同様に、左右のデ
ィスク規制部56,56の側面規制部63の間を通過す
ることができる。後述のディスクチャック部99により
1枚目のディスク12と共に2枚目のディスク12(上
側のディスク)も移動しようとするが、2枚目のディス
ク12は所定位置まで移動すると、左右のディスク規制
部56,56の各ディスク排出防止部67の側面部によ
り移動を阻止される。これは、図11に示すように、左
右一対のディスク規制部56,56の最大開口状態で
は、左右のディスク排出防止部67,67の間の距離L
2が、ディスク12の直径よりもわずかに短くなるよう
に設定されているからである。
【0037】ディスクトレイ15の後端部には、図5及
び図6に示すようにディスク12が不用意に脱落するの
を防止するためストッパ69が取り付けられている。こ
のストッパ69は適宜な長さに形成され、その両側に設
けられた軸70,71がディスクトレイ15の軸受7
2,73で回転自在に支持されている。図6に示すよう
に一方の軸71の先端には、軸71の直径と略同じ厚さ
で適宜な長さと幅を有する平板部74が設けられてお
り、その板面74Aが図12にも示すように中間トレイ
33の上面側に突設された帯状の回転規制部75の上面
に当接可能に配置されている。
【0038】ディスクトレイ15が移動しているとき及
びディスクトレイ15のオープン時には、同図(A)に
示すように平板部74の板面74Aが回転規制部75の
上面に当接しており、ストッパ69が立ち上がった位置
に強制的に配置されている。これによって、ディスク1
2によってストッパ69に押圧力が加わってもストッパ
69が開かれることがないので、ディスク12が後方に
不用意に脱落するのを防止することができる。これに対
して、ディスクトレイ15のクローズ時には、同図
(B)に示すように平板部74が回転規制部75から離
れた位置に配置される。そうすると、ストッパ69の前
端側に軸70,71が偏って設けられている関係から、
ストッパ69が自重によって軸70,71を中心に図中
時計方向に回転する。これでディスク12の通過経路か
らストッパ69が退避して、ディスク12を移動するこ
とが可能になる。このストッパ69は上述のように平板
部74と回転規制部75によって強制的に開閉されるの
で、例えばオープン状態のディスクトレイ15にディス
ク12を載置するとき、誤ってディスク12をストッパ
69に強く押し当ててしまったような場合でもストッパ
69が開かないから、ディスク12の脱落を確実に防止
できる。
【0039】次に、図1のキャリッジ14について説明
する。このキャリッジ14は、図13にその概略構成を
示すように上ケース76と下ケース77がビスなどで結
合されており、その間にはキャリッジ14を上下に移動
したり、ディスク12を出し入れするための各種の部品
が配置されているが図では省略してある。上ケース76
の最前部には規制用バー76Aが設けられる。この規制
用バー76Aは、後述のようにディスク12の再生中は
ディスクトレイ15の溝15Bに嵌合し、ディスクトレ
イ15が不用意にオープンされないようにしている。さ
らにキャリッジ14には、ディスクトレイ15あるいは
ストッカ13の各ディスク収納部22との間でディスク
12のやり取りを行なうためのディスク出入口77Bが
開口されると共に、そのディスク出入口77Bの下部に
はディスクストッパ部77Cが一体に形成され、ディス
クがディスクトレイ15から不用意に装置本体内に脱落
するのを防止している。
【0040】次に、キャリッジ14の構成の詳細につい
て、図14を参照して説明する。同図に示すように上ケ
ース76及び下ケース77は左側の後半分が円弧状であ
り、前半分にはストッカ13を通すために矩形状のスト
ッカ通過口81が設けられている。上下ケース76,7
7の外周には補強用のリブ98が設けられている。下ケ
ース77の右中央部にはステッピングモータ82が配置
され、その回転軸83に第1ギヤ84が取り付けられて
いる。そして、ステッピングモータ82の回転力は、こ
の第1ギヤ84から第2ギヤ85、第2ギヤに一体成形
された第3ギヤ86及び第4ギヤ87を介して第5ギヤ
88に伝達される。第5ギヤ88の下側にはウォーム8
9が一体成形されており、これが互いに直角に配置され
た2つのウォームホイール90,91に噛合されてい
る。
【0041】各ウォームホイール90,91にはシャフ
ト92,93が取り付けられ、その両端が下ケース77
の軸受94で回転自在に支持されている。キャリッジ1
4の右側面と平行なシャフト92の前端部にはピニオン
95が固定され、キャリッジの中央部に左右に亘って配
置されたシャフト93には左右両端にピニオン96,9
7が固定されている。そして、これらの3個のピニオン
95,96,97が、図4に示したストッカ13の角部
にあるラック78,79,80に噛合している。したが
って、ステッピングモータ82が回転すると、ピニオン
95,96,97が回転してキャリッジ14全体がスト
ッカ13の長手方向に沿って移動し、ストッカ13内の
全てのディスク12とディスクトレイ15内のディスク
12を出し入れすることが可能になっている。キャリッ
ジ14を出し入れしようとする任意のディスク12の位
置に停止する制御は、ステッピングモータ82の回転数
を制御することによって簡単に行うことができる。
【0042】キャリッジ14には、図14に示すように
ストッカ13とディスクトレイ15に対してディスク1
2の授受を行うためにディスクチャック部99と、その
移動機構100が設けられている。ディスクチャック部
99は、図15にも示すように上ケース76上に凸字状
の移動用プレート101が配置され、これが移動機構1
00のタイミングベルト102に固定されている。移動
用プレート101の下側には円柱状のスペーサ103が
ビス104で固定され、これが上ケース76の中央から
右後端部にかけて形成された直線状の案内溝105内に
移動自在に挿入されている。スペーサ103の下側に
は、ベースプレート106が固定されている。ベースプ
レート106の片側にはサイドプレート107が立ち下
げて形成され、その前側にはY字状の第1案内溝108
が設けられ、後側には横長の第2案内溝109が設けら
れている。
【0043】サイドプレート107の側面にはスライド
プレート110が摺動自在に配置されており、その前後
にサイドプレート107の各案内溝108,109に移
動自在に挿入されたガイドローラ111,112が取り
付けられている。スライドプレート110の上側には取
付プレート113が設けられ、その上面側に2つの円柱
状のガイド部114,115がビス116で前後に亘っ
て固定されている。ガイド部114,115は、ベース
プレート106の横長のガイド溝117及び上ケース7
6の案内溝105に挿入されている。また、ガイド部1
14,115の上部にはこれより小径の案内部118,
119が設けられ、これが移動用プレート101の横長
のガイド溝120に挿入されている。案内部118,1
19の上端部にはガイド溝120の幅より大きな直径の
係止部121,122が設けられており、これが移動用
プレート101に係止することによって取付プレート1
13及びスライドプレート110が落下しないようにな
っている。
【0044】また、スライドプレート110の前後のガ
イドローラ111,112がサイドプレート107の前
後の第1案内溝108及び第2案内溝109に挿入され
ているので、スライドプレート110はサイドプレート
107に対して前後にだけスライド可能である。スライ
ドプレート110の後側には係止片123が設けられる
と共に、ベースプレート106の後側にも係止片124
が設けられ、これらの係止片123,124の間に圧縮
ばね125が介装されている。これによって、スライド
プレート110はサイドプレート107に対し常時前方
に付勢されている。
【0045】スライドプレート110の側方には、図1
6にも示すように2枚のチャッキングレバー126,1
27が重ねて配置され、その略中心部がスライドプレー
ト110の中心軸128に回転自在に取り付けられてい
る。各チャッキングレバー126,127の後端部に
は、図15に示すようにローラ129,130が取り付
けられ、これがスライドプレート110の抜き孔131
を通してサイドプレート107のY字状の第1案内溝1
08に挿入されている。そして、各ローラ129,13
0は、第1案内溝108の後端部にある剣先状の突部1
32の両側に配置されている。
【0046】図16に示すように、各チャッキングレバ
ー126,127の前端部には水平板部133,134
が設けられ、ここに例えばゴムなどで成形された円盤状
のチャッキングパッド135,136が中心軸137,
138で回転自在に取り付けられている。チャッキング
パッド135,136の間隔は、チャッキングレバー1
26,127が閉じた状態でディスク12を確実に保持
でき、更にチャッキングレバー126,127が開いた
ときにはディスク12を完全に離すことができるように
設定されている。
【0047】そして、中心軸128には弦巻ばね137
Aが巻装されており、その一端が片方のチャッキングレ
バー126の中心軸128より後側に係止され、もう一
端が別のチャッキングレバー127の中心軸128より
後側に係止されている。これによって、チャッキングパ
ッド135,136が常時閉じる方向に付勢されてい
る。したがって、図15のようにサイドプレート107
の突部132が、チャッキングレバー126,127の
ローラ129,130から離れている場合には、チャッ
キングパッド135,136が閉じられ、ディスク12
をチャッキングすることができる。片方のチャッキング
レバー126には、ディスク12をチャッキングすると
きにディスク12の位置規制をする当接部139が設け
られている。
【0048】いま、図15においてこのディスクチャッ
ク部99が前進して取付プレート113に固定された前
方のガイド部114が案内溝105の前端壁に当接する
と、スライドプレート110はその位置で停止する。そ
こから更に、それまでと同一方向にタイミングベルト1
02が回転すると、図17に示すように移動用プレート
101が前進する。これに伴って、移動用プレート10
1に固定されているサイドプレート107が前進し、第
1案内溝108の突部132がチャッキングレバー12
6,127のローラ129,130の間に入り込み、弦
巻ばね137Aの付勢力に対抗してローラ129,13
0を押し広げる。これによって、チャッキングレバー1
26,127が中心軸128を中心にして互いに反対方
向に回転し、チャッキングパッド135,136が開か
れ、ディスク12のチャッキングが解放される。
【0049】また、図15に示すようにキャリッジ14
の上ケース76の後側には、サイドプレート107の突
部132と同様な剣先状の先端部140を有するガイド
プレート141がビス142で固定されている。この先
端部140は突部132と同一高さであり、ディスクチ
ャック部99が後退してきたとき、チャッキングレバー
126,127のローラ129,130の間に入り込ん
でこれを押し広げるようになっている。
【0050】このディスクチャック部99は、上述のよ
うにタイミングベルト102に取り付けられている。タ
イミングベルト102は、図14に示すように上ケース
76の案内溝105に沿って配置され、案内溝105の
両端付近にあるプーリ143,144に巻装されてお
り、これによってディスクチャック部99が案内溝10
5に沿って移動する。後側のプーリ144にはギヤ14
5が一体成形され、これにギヤ146が噛合されてい
る。一方下ケース77にはクラッチ147が取り付けら
れており、その上面側に第1ギヤ148と第2ギヤ14
9が設けられている。第2ギヤ149は上述のギヤ14
6に噛合している。そして、モータ150の回転力がベ
ルト151を介してクラッチ147に伝達され、この回
転力がクラッチ147内で切り換えられて、第1ギヤ1
48または第2ギヤ149のどちらかに伝達される。デ
ィスクチャック部99を移動する場合には、第2ギヤ1
49に回転力が伝達される。
【0051】このようにして、ディスクチャック部99
がディスク12をチャッキングして後方に移動すると、
ディスク12は図18に示すようにキャリッジ14の下
ケース77の上側に設けられたディスクガイド175,
176上を移動し、収納位置の少し手前でディスクチャ
ック部99のチャッキングパッド135,136が開い
てチャッキングが解放され、その位置にディスク12が
停止する。この後、ディスクチャック部99は更に後退
し、チャッキングパッド135,136がディスク12
の再生処理に邪魔にならない位置で停止する。この後、
後述のようにL形レバー162(図14)のピン167
でディスク12が収納位置まで押し込まれ、ストッパ1
77に当接して停止する。なお、上ケース76には、同
図に示すようにディスク12を再生するときに再生部1
6のターンテーブル169上にクランプするディスクク
ランパ171が回転自在に取り付けられている。
【0052】クラッチ147の第1ギヤ148には、カ
ム152に一体成形された外ギヤ153が噛合してい
る。カム152には、図19及び図20に示すように上
面と下面に夫々異なるカム溝154,155が設けられ
ている。カム152の上面側のカム溝154は、図19
に示すように一部が窪んだ長円状であり、ここにスライ
ドレバー155の後端部に設けられたカムフォロワ15
6が挿入されている。スライドレバー155は細長く形
成され、図14に示すようにキャリッジ14の右端部に
沿って配置されている。そして適宜なガイド手段(図示
せず)によって前後にスライド可能に取り付けられてい
る。したがってカム152が回転すると、カムフォロワ
156がカム溝154によって前後に移動され、これで
スライドレバー155が前後にスライドする。
【0053】スライドレバー155の先端には、内側に
折曲形成された係止片157が設けられている。一方、
キャリッジ14の右前端部には取付板部158が設けら
れ、その下側に回転レバー159の中央部が中心軸16
0で回転自在に取り付けられている。そして回転レバー
159の右側の端部に、上述の係止片157がピン16
1で回転自在に取り付けられている。ここで、スライド
レバー155が前方にスライドすると、回転レバー15
9が中心軸160を中心に反時計方向に回転する。回転
レバー159の右側の先端は、反時計方向に回転した時
にストッカ13内のディスク12の外周面に当接可能な
位置に配置されており、回転レバー159が反時計方向
に回転すると、図14に示すように回転レバー159の
先端によってディスク12が収納位置から所定の距離だ
け後方に押し出されるようになっている。また、回転レ
バー159の厚みはディスク12の厚みより大きく設定
され、確実にディスク12を押し出すようになってい
る。このため、誤って2枚のディスク12をディスクト
レイ15に載置した場合でも、この2枚ともキャリッジ
14側に押し出されるが、キャリッジ14に移動するの
は下側のディスク12のみであることは前述のとおりで
ある。
【0054】このようにしてディスク12が押し出され
た位置で、ディスクチャック部99のチャッキングパッ
ド135,136によってディスク12がチャックされ
るか、またはチャッキングが解放されるようになってい
る。つまり、ディスク12をストッカ13もしくはディ
スクトレイ15から引き出す場合にはこの位置でチャッ
クされ、キャリッジ14からストッカ13もしくはディ
スクトレイ15にディスク12を戻す場合はこの位置で
チャッキングが解放される。その後、ディスク12は板
ばね24あるいはディスク規制部56の付勢力により、
図4または図14に示す収納位置へ収納される。
【0055】さて、図20に示すようにカム152の下
面にあるカム溝155は螺旋状に形成されており、ここ
にはL形レバー162の短辺部163の先端に取り付け
られたカムフォロワ164が挿入されている。L形レバ
ー162は下ケース77に中心軸165で回転自在に取
り付けられており、その長辺部166の先端には、図1
4に示すようにピン167が取り付けられている。この
ピン167の上端部は上ケース76の円弧状のガイド溝
168に挿入されており、ディスクチャック部99によ
ってキャリッジ14側に引き込まれたディスク12を搬
送終了位置から収納位置まで押し込むために用いられ
る。すなわち、カム152が下側から見て反時計方向に
回転すると、カムフォロワ164がカム溝155によっ
て前側に移動される。これによって、L形レバーの長辺
部166が時計方向に回転し、ピン167が左側に移動
して搬送終了位置にあるディスク12を後方に押し込む
のである。
【0056】このようにしてキャリッジ14内にディス
ク12が収納された後、図1に2点鎖線で示すように再
生モードの場合はキャリッジ14が再生部16まで降下
する。そして、所定の位置でキャリッジ14に収納され
ているディスク12が再生部16のターンテーブル16
9に載置される。このときには、再生部16の光ピック
アップ170とディスク12の盤面との間に所定の間隔
が設けられている。光ピックアップ170はディスク1
2の半径に沿って移動するようになっており、キャリッ
ジ14の下ケース77には光ピックアップ170の通過
溝(図示せず)が設けられている。ターンテーブル16
9はディスクトレイ15のディスク載置部55より下側
に配置されており、ディスクトレイ15に収納されたデ
ィスク12よりターンテーブル169に装着されたディ
スク12の方が下側に位置するようになっている。
【0057】これによって、例えばディスクトレイ15
に収納されているディスク12をキャリッジ14で引き
出し、そのままキャリッジ14を降下すればディスク1
2をターンテーブル169に載置することができる。こ
の状態で更にキャリッジ14を所定の距離だけ降下させ
ると、キャリッジ14に回転自在に取り付けられたディ
スククランパ171がディスク12に当接して、ディス
ク12をターンテーブル169側に押圧する。これによ
って、ディスク12が再生部16に確実にクランプされ
る。
【0058】ところで、ディスク12の再生モードやス
トックモードに移行する際、外部衝撃が加わることによ
ってディスク12がディスクトレイ15上から装置本体
底部側に脱落するおそれがある。以下の例では、キャリ
ッジ14を工夫することによってディスク12の脱落を
効果的に防止するようにしてある。
【0059】ディスクトレイ15のオープン動作中は、
キャリッジ14は図22で示す位置まで上昇させて停止
し、このときキャリッジ14のディスクストッパ部77
Cはディスクトレイ15のディスク載置面と対向する状
態となる。そのため、オープンの動作中に、何らかの原
因でディスク12がキャリッジ14の直下に落下しよう
としても、ディスク12はディスクストッパ部77Cに
当たるので落下することはない。
【0060】ディスクトレイ15のオープン完了時に
は、キャリッジ14は図23で示す位置まで下降して停
止し、ディスクトレイ15の出入口側にキャリッジ14
の規制用バー76Aが臨む状態になる。ディスク12を
新たにディスクトレイ15内に収納するときに、ディス
ク12がストッパ69をのりこえてディスクトレイ15
の出入口から装置本体底部側に脱落しようとしても、キ
ャリッジ14とディスクトレイ15との関係は図24の
ようになっているので、ディスク12がキャリッジ14
の規制用バー76Aに当たり、これによって装置本体底
部側へのディスク脱落を防止でき、ディスク損傷などを
未然に防止できる。
【0061】ディスクトレイ15のクローズ中、キャリ
ッジ14は図24で示す位置まで再上昇して停止する。
ディスクトレイ15がさらにクローズすると図22の状
態となる。このとき、キャリッジ14のディスクストッ
パ部77Cはディスクトレイ15のディスク載置面と対
向する状態となる。このときに外部からの衝撃が加わる
とディスクトレイ15からディスク12が落下すること
がある。しかし、ストッパ部77Cがあるために、この
ディスクストッパ部77Cによりディスク12の脱落が
阻止される。ディスクトレイ15内のディスク12をキ
ャリッジ14より引き出すときのディスクトレイ15と
キャリッジ14の関係は図25のようになり、引き出し
たディスク12を再生するとき、図26に示すような関
係になる。いずれの場合もキャリッジ14の規制用バー
76Aはディスクトレイ15の凹状溝15B内に係合さ
れた状態にある。この状態では、上述したようにディス
クトレイ15の装置本体から外部への動き(オープン)
が規制されるので、ディスクトレイ15が誤動作によっ
て外部に引き出されるおそれはない。
【0062】図1に示す制御部181の一例を図27に
示す。マイコン631によって各部がコントロールさ
れ、マイコン631からの指令でキャリッジ用モータ駆
動回路82A、ディスクチャッキング用モータ駆動回路
150Aおよびディスクトレイ用モータ駆動回路39A
がそれぞれコントロールされる。
【0063】マイコン631によってディスク再生部1
6が制御され、また表示部19の表示状態も制御され
る。21は装置本体の電源スイッチであって、これはま
たマイコン631自体からの信号でもそのオフ状態が制
御される(図34)。
【0064】さて、このディスクオートチェンジャ1に
おいては図21に実線で示すようにディスクトレイ15
に収納されるディスク12と、キャリッッジ14に収納
されるディスク12との高さH1が一致した位置をキャ
リッジ14の基準位置と定める。
【0065】そして、ディスク再生位置までキャリッジ
14が降下した位置をキャリッジ14の待機位置とす
る。通常の動作モード終了時にはこの待機位置までキャ
リッジ14が降下してそれぞれの動作モードが終了す
る。キャリッジ14の待機位置をディスク再生位置とし
たのは次のような理由に基づく。
【0066】キャリッジ14を例えばディスクトレイ1
5に収納されるディスク12と、キャリッジ14に収納
されるディスク12とが一致する高さを待機位置に設定
することも可能である。
【0067】しかし、キャリッジ14は比較的重量もあ
るので、中途半端な摺動位置を待機位置としてしまう
と、キャリッジ14とストッカ13との間でガタが生じ
たり、外乱による衝撃によってストッカ13との歯合状
態がガタついたりしてしまうことがあり、そうすると爾
後キャリッジ14が指定されたディスク収納部に正確に
対向制御できなかったりするおそれがある。そこで衝撃
が加えられたりしたときでもキャリッジ14やストッカ
13に対してダメージが加わらないようにするため本例
ではディスク再生位置にキャリッジ14を待機させるよ
うにしている。
【0068】この待機位置はキャリッジ14が動き得る
最下位の位置であってストッカ13へのストレスも最小
となっている位置である。
【0069】実際に上述したキャリッジ14の基準位置
を検出するにはステッピングモータ82のパルス数は用
いない。フォトカプラを用いたセンサ等によりキャリッ
ジ14の基準位置が直接検出される。この例では図21
に示すようにキャリッジ14の下部に設けた検出部60
1をキャビネット11の内側に設けたフォトセンサ60
2で検出することによって基準位置などが検出できるよ
うに構成されている。
【0070】フォトセンサ602によって基準位置を検
出し、その後キャリッジ14を待機位置であるディスク
再生位置まで移動させる処理の具体例を図29を参照し
て説明する。
【0071】理想的にはキャリッジ14は常に待機位置
に移動して停止していることが好ましいが、場合によっ
てはストッカの中間位置に停止していることも考えられ
るので、図29に示す基準位置検出処理フローではこの
ことを考慮した処理となっている。
【0072】そのため、まずフォトセンサ602のオン
オフ状態が確認され(ステップ636)、オフであると
きは基準位置かそれよりも下方にキャリッジ14が停止
しているのでキャリッジ14を上昇させる(ステップ6
37)。上昇中にセンサ602が一旦オンしたことを確
認し、その後再びキャリッジ14を下降させ、センサ6
02が再びオフとなった位置が基準位置H1となる(ス
テップ638〜640)。このタイミングで例えばマイ
コンカウンタなどがリセットされる。その後キャリッジ
14を所定ステップだけ降下させるとディスク再生位置
であるキャリッジ14の待機位置となる(ステップ64
1)。
【0073】これに対して、ステップ636で示すよう
に、最初からセンサ602がオン状態にあるときはキャ
リッジ14を下降させ、センサ602がオフしたキャリ
ッジ位置が基準位置となる(ステップ642、64
3)。その後、上述したようにキャリッジ14を所定ス
テップ数だけ下降させて待機位置まで移動させることに
よってこの基準位置検出処理が終了する(ステップ64
4)。
【0074】各モードにおけるキャリッジ14の移動範
囲と移動順序の詳細を図30に示す。例えばオートディ
スクチェンジャ1の外部よりディスクトレイ15を介し
てディスク12をストッカ13に収納するディスク収納
モードにおいては、待機位置Cからキャリッジ14を範
囲Bを通り範囲Aに移動させてからディスクトレイ15
をオープンし、その後ディスクトレイ15にディスク1
2を載置したのち後述のエンターキーを押すと、退避し
たキャリッジ14が基準位置に戻される(範囲A→
B)。この状態でディスクトレイ15からディスク12
を引き出してキャリッジ14に収納する。次にキャリッ
ジ14が範囲Aに移動し、キャリッジ14からストッカ
13内の所定の位置にディスク12を収納する。続けて
ディスク12を収納する場合、キャリッジ14は範囲A
と範囲Bを往復する。収納動作を終了する場合は、キャ
リッジ14が範囲Bを通り範囲Cに移動して待機する。
ストッカ13内のディスク12を外部に取り出すディス
ク取出モードでも動作の初めの段階でディスクトレイ1
5をオープン状態とするため、上述と同様動作となる。
ディスクトレイ15をオープンするときには、キャリッ
ジ14が範囲Aの位置に退避するようになされているが
その詳細は後述する。
【0075】ストッカ13内の任意のディスク12を再
生する場合は、キャリッジ14が待機位置の範囲Cから
範囲Bを通り範囲Aに上昇し、ストッカ13内のディス
ク12を取り出す。次に、キャリッジ14が降下し範囲
Bを通り範囲Cに移動する。ここでディスク12をター
ンテーブル169上に載置して更にキャリッジ14が降
下し、キャリッジ14のディスククランパ171でディ
スク12をクランプする。そして、再生部16で再生処
理が行われる。
【0076】再生処理が終了すると、キャリッジ14が
上昇して範囲Bを通り範囲Aに移動する。そしてストッ
カ13内の元の位置にディスク12を収納した後、範囲
Bを通りキャリッジ14が待機位置Cに移動する。
【0077】外部のディスク12を再生する場合は、デ
ィスク収納モードあるいはディスク収納モードと同様に
キャリッジ14が範囲Cから範囲Bを通り範囲Aの位置
でディスクトレイ15が開閉され再生しようとするディ
スクをディスクトレイ15上に載せる。次に、キャリッ
ジ14は範囲Bの位置に戻りその位置でディスクトレイ
15に収納されているディスクを引き取り、その後降下
して範囲Cに移動し、ここで上述と同様にディスク12
のクランプ及び再生処理が行われる。再生処理が終了す
ると、キャリッジ14が上昇し範囲Bに戻り、ここでデ
ィスク12をディスクトレイ15に引き渡し、キャリッ
ジ14は範囲Cに戻る。ディスクトレイ15をオープン
しディスクトレイ15上のディスク12を取り出す場合
は、キャリッジ14は範囲Aに移動することは上述と同
様である。
【0078】このように、キャリッジ14が移動する全
てのモードにおいてキャリッジ14が範囲Bの基準位置
を通る。そして、このディスクオートチェンジャ1は、
ステッピングモータ82の供給パルス数を管理すること
によってキャリッジ14の移動位置を制御しているの
で、基準位置で供給パルス数をクリアするようにすれば
1回のモード毎にキャリッジ14の基準位置を確認でき
る。その結果、長時間連続して使用した場合やパルス数
のカウンタがノイズで誤動作したような場合でも、累積
による誤差がないのでキャリッジ14の位置精度が低下
するようなことがなくなる。
【0079】次に、このディスクオートチェンジャ1の
各モードにおける動作手順を説明する。
【0080】図28はストッカ13に設けられた複数の
ディスク収納部22とマイコン631に設けられたメモ
リ(図示はしない)のメモリエリアとの関係を示すもの
で、ディスク収納部22の段数とメモリアドレスとを対
応させてディスク収納番号(ディスク収納段数)がマッ
ピングされる。例えば、ディスク12が収納されている
ときには「1」、そうでないときは「0」としてマッピ
ングされる。
【0081】メモリにはさらにチェック領域が設けら
れ、電源オン時、このチェック領域が検索されてマッピ
ング状態の正常/異常が判断される。このマッピングデ
ータは一次電源が投入されていれば常にバックアップさ
れて消えることはない。しかし、一次電源を切り長期間
放置しているとバックアップ用の電池がなくなり、デー
タが消去されてしまうことがある。又、強いノイズ等の
影響でデータ内容が変わってしまうこともある。このよ
うなとき異常な状態となる。正常なときはバックアップ
されたマッピングデータが正しいものとして取り扱い、
そうでないときはチェックモード時に再マッピングされ
る。
【0082】図31および図32は電源オン時における
チェックモード処理の一例である。チェックモードは上
述したようにマッピングされていないとき若しくはバッ
クアップされたマッピングデータが正しくないときに他
の動作モードに先立って行なわれるモードである。
【0083】したがって、一次側電源に続き、二次側電
源である装置の電源が投入されてチェックモードに入る
か否か判断するために、まずバックアップされているマ
ッピングデータが正常か否かがチェックエリアのデータ
を使用してチェックされ(ステップ651)、正常であ
れば次に指示される動作モードを受け付ける待機状態と
なる(ステップ652)。
【0084】これに対し、バックアップされたマッピン
グデータが異常であると判明した場合(非マッピングを
含む)にはチェックモードに遷移し、表示部19には例
えば「CHECK」表示がなされると共に(ステップ6
53)、ディスクチャック部99がディスク引き込み位
置(後進位置)に来るように移動処理が行なわれる(ス
テップ654)。
【0085】これはディスクがキャリッジ内へ移動途中
に停止していた場合、このままマッピング処理のために
キャリッジを動かそうとするとディスクがストッカやデ
ィスクトレイにぶつかってディスクやキャリッジ等が破
損するのを防ぐために、ディスクチャック部にディスク
がチャッキングされていると仮定してディスクをキャリ
ッジ内に引き込む動作を行なうためにするものである。
【0086】その後、ストッカ13内のディスク有無を
判別するためのディスク有無センサ201のオン、オフ
状態が判別される(ステップ655)。ディスク有無セ
ンサ201がオフであるとき、つまりストッカ13内に
収納されたディスク12が何らかの原因で押し出されて
いるとき、あるいはディスクトレイ13上に載置された
ディスク12やキャリッジ14内に正しくディスク12
が収納されていないときは(ステップ655)、「RE
SET」を表示して点検や修理をユーザに促すようにし
ている(ステップ680)。
【0087】これはディスク12がディスクトレイ13
上に正しく載置されていないときや、ストッカ13の外
側にディスク12の一部が押し出されているときにキャ
リッジ14を動かしてしまうとディスク12やストッカ
13などを破損するおそれがあるからである。
【0088】キャリッジ14の移動はストッカ13のデ
ィスク収納部22にディスク12が収納されているか否
かを判別するために各収納段ごとに行なわれる動作であ
る。
【0089】一方、ステップ655でディスク有無セン
サ201がオンであったときには、ディスク12がある
ときは少なくともディスクトレイ15内、ストッカ13
内及びキャリッジ14内に正しくディスク12が収納さ
れていることになる。そこで、このときはまずキャリッ
ジ14を待機位置に移動させる(ステップ656)。キ
ャリッジ14が待機位置以外で止まっていることもある
からである。
【0090】待機位置になると、マイコンカウンタnが
ディスク収納段数mにセットされる(ステップ65
7)。この例ではm=100である。つまり100枚の
ディスク12が装置本体内に収納できるオートチェンジ
ャーを示す。
【0091】カウンタセット後、キャリッジ14は、図
33に示すようにストッカ13のn番目のディスク収納
部(最上段)まで移動し、その位置でn=m番目のディ
スク収納部におけるディスク12の有無が判別され、そ
の有り無しに応じてメモリをマッピングする(ステップ
658,659)。
【0092】ディスク12の有無判別は上述した回転レ
バー159を回してディスク12をディスク収納部22
の外側に押し出したときのディスク有無センサ201の
オン・オフ情報が用いられる。
【0093】すなわち、ディスク収納部22内にディス
ク12があるときには、図33Aに示すように回転レバ
ー159がディスク12の外周面に当たってディスク1
2が外側に所定量押し出される。そのため、ディスク有
無センサ201を形成する発光器201Aからの光がデ
ィスク12によって遮断されて受光器201Bに到達し
ない。他方、図33Bに示すようにディスク収納部22
内にディスク12がないときには回転レバー159によ
ってディスク12が移動することはないので、発光器2
01Aからの光はディスク12によって遮断されずに受
光器201Bに到達する。従って、受光器201Bから
の出力信号の有無により、ディスク収納部22内のディ
スク12の収納の有無が検出できる。このような検出方
法によれば、収納されるディスクの枚数が何枚であろう
と、ディスク有無センサ201は1つで足りるので、部
品点数も最少となるからコストも安い。
【0094】n段目のマッピングが終ると、nの値を1
つだけデクリメントし(ステップ660)、その後再び
ステップ658に戻り、同じ動作を繰り返す。この動作
を1段目になるまで繰り返すことによってディスク収納
部22のディスク有無のマッピングが終了する。
【0095】n=0になると、このマッピング処理から
抜け、次にディスクトレイ15上にディスク12がある
かないかの判別処理に移る。そのためにキャリッジ14
をさらに下げ、n=0段目(キャリッジ14がディスク
トレイ15の位置に一致)としてから(ステップ66
1)、ディスクトレイ15上のディスク有無が判別され
る(ステップ662)。この判別も上述したと同じ手法
が用いられる。
【0096】ディスク12があると判断されたときは一
旦キャリッジ14をこの例ではn=5段目まで上昇さ
せ、キャリッジ14によるディスクトレイ15に対する
ロックを解除したのち(ステップ663)、ディスクト
レイ15をオープンにして(ステップ664)、トレイ
上のディスク排出をユーザに促す。
【0097】その後、オープン/クローズキーが押され
ることによってディスクトレイ15がクローズし、キャ
リッジ14は再びn=0段目まで下降する(ステップ6
65〜667)。この降下位置で再びディスクトレイ1
5内のディスク12の有無が判別され(ステップ66
2)、ディスク12がないのが確認されると、今度はキ
ャリッジ14内でのディスク有無の判別処理に移る。
【0098】そのため、キャリッジ14はディスク再生
位置である待機位置まで下降し(ステップ670)、光
ピックアップ装置を用いながらディスク12の有無が判
別される(ステップ671)。ディスク12の有無はT
OC情報が検出されたかどうかによって判別することが
できる。
【0099】キャリッジ14内のディスク有無判別は、
例えばキャリッジ14をn=0段目にし、ディスクチャ
ック部を前進させてディスクトレイ15にディスクを移
動する動作をして上述のようにディスク有無センサ20
1のオン・オフを検出することによっても行なうことが
できる。
【0100】ディスク12があるときは、キャリッジ1
4をn=0段目まで上昇させキャリッジ14内のディス
ク12をディスクトレイ15上に移動し、ディスクトレ
イ15をオープンにしてユーザにディスク排出を促す
(ステップ672,673,674)。これは、キャリ
ッジ14内のディスクがストッカのどの位置に収納され
るべきかあるいはトレイに戻すべきかがメモリされてい
ないため、新たにディスクを次にどうするのかを指定さ
せるためである。
【0101】その後、オープン/クローズキーの操作に
伴ってディスクトレイ15がクローズされ、キャリッジ
14は待機位置まで下降する(ステップ675,67
6,677)。その後、表示部には現時刻が表示される
(ステップ678)。これによってチェックモードの終
了を判別できる。ステップ671において、キャリッジ
14内にディスク12がないときにはキャリッジ14を
待機位置まで動かしてチェックモードが終了する(ステ
ップ679,678)。
【0102】このようにメモリにマッピングデータがな
いときや、あったにも拘らず異常データが保存されてい
るようなときは図31および図32に示すチェックモー
ドが動作してマッピング処理が行なわれることになる。
【0103】このチェックモードの途中で電源が切られ
たようなときには、次の電源投入によって再度マッピン
グ処理を繰り返すことも考えられるが、図34に示す例
は、チェックモードを中断することなく継続して処理
し、その後電源を切るようなソフトを組んでいる。
【0104】図34を参照して説明する。図34におい
て、上述したバックアップされているマッピングデータ
が正常であるときには通常他の動作モードに遷移するが
(ステップ701,702)、そうでないときは図31
および図32のようなチェックモードが開始される。
【0105】そのためにまず、電源がオフされたかどう
かをチェックし(ステップ703)、電源オン状態のと
きは電源監視フラグを“1”にセットし(電源オンモー
ド)、チェックモードを継続する(ステップ703,7
04,705)。このチェックモード中に電源状態を監
視し、もし電源がオフされたときには電源監視フラグを
反転して“0”にセットする(電源オフモード)(ステ
ップ703,706)。
【0106】電源監視フラグを反転したままでチェック
モードが続行され、チェックモードが終了すると電源監
視フラグの状態が判別される(ステップ705,70
7)。電源監視フラグが“1”であるときは電源オンの
ままであるから、次の動作モードに移ることができる
(ステップ702)。電源監視フラグが“0”であると
きは始めて電源をオフにする処理が行なわれる(ステッ
プ708)。
【0107】このようにチェックモード中に電源が切ら
れてもこれをソフト的に保持するようにしたからチェッ
クモードは中断されることなくマッピング処理が遂行さ
れ、チェックモード中にユーザが電源を切るようなこと
があっても、電源再投入時に直ちに指定された動作を行
なうことができる。また、このチェックモードは各棚の
ディスクの有無を全て検出するため、多少の時間を要す
る。しかし、使用者がチェックモード開始直後等に電源
ボタン21をオフ操作しておけば、チェックモード終了
まで待たなくてよいという効果を有する。
【0108】ストッカ13内にディスク12を収納する
ストックモード(ディスク収納モード)は図35のよう
になる。
【0109】図35において、ストックキーをオンにす
ると表示部19に「STOCK」の文字が表示されると共
に、ディスクトレイ15が自動的にオープンする(ステ
ップ721,722,723,724)。ディスクトレ
イ15がオープンするのはディスクトレイ15内にディ
スク12が置き忘れている可能性があり、その場合のデ
ィスク排出をユーザに促すためである。
【0110】次に操作キーの待機状態となる。この待機
状態でディスク12を収納すべきディスク収納部22
(以下ディスクナンバー(No)という)が指定される
(ステップ745)。そうすると表示部19には指定さ
れたディスクNoが表示される(ステップ746)。例
えばディスクNo「100」が指定されたときには表示
部上には図37Aのように「STOCK」表示と共に、ディ
スクNoが表示される。
【0111】ディスクNo指定後エンターキーが押され
ると、指定Noにディスク12が既に収納されているか
どうかが上述したマッピングデータを参照しながら判別
される(ステップ747,748)。
【0112】指定Noにディスク12がないときにはデ
ィスクトレイ15が自動的にクローズされ、クローズさ
れたディスクトレイ15上にディスク12が載置されて
いるかどうかがチェックされる(ステップ749,75
0)。このチェックはディスク12がないときディスク
トレイ15を再びオープンにして、ディスク12を載せ
るようにユーザに注意を促すためである(ステップ72
4)。
【0113】ディスクトレイ15にディスク12が載置
されているときはこのディスク12をキャリッジ14に
引き込み、指定されたディスクNoの位置までキャリッ
ジ14が移動してディスク12が指定ディスクNoに収
納される(ステップ751,752,753)。このデ
ィスク収納と同時にマッピングデータの変更処理が行な
われる(ステップ753)。
【0114】このようなディスクストック処理が必要枚
数だけ行なわれる。ストッカ13に全くディスク12が
収納されていないときはこの処理が手持ち枚数分だけ行
なわれることになる。したがって最大100枚のディス
ク収納操作が行なわれる(ステップ754)。全てのデ
ィスクNoにディスク12が収納されたときには「FUL
L」表示の位置に「END」の表示がなされてストック処理
の終了を告げる(ステップ755)。そしてキャリッジ
14は待機位置まで移動してストック処理モードが終了
する(ステップ756)。
【0115】ステップ748においては指定したディス
クNoにディスク12が収納されているときには例えば
「FULL」のように表示して(図37B)、既にディスク
12が指定ディスクNoに収納されていることをユーザ
に知らせるようにしている(ステップ757)。
【0116】これで、同じディスクNoを再度指定する
ようなミスを防止できるし、この場合にはメカニカルな
部分は動作しないので不必要な移動回数が減少して、メ
カニカルな部分の過度の負担を軽減できる。
【0117】ストック処理モードの初期段階であるディ
スクNo指定段階で、あるいはエンターキーの代わりに
それぞれ別のキー例えばオープン/クローズキーが押さ
れたときには(ステップ760,761)、ディスクス
トックモードが解除されてディスクトレイ15がそのま
まクローズされる(ステップ762)。そして、キャリ
ッジ14は待機位置に戻る(ステップ756)。この状
態でエンターキーが押されると再生モードに遷移する。
【0118】図38および図39はテイク処理モードの
具体例を示す。テイクキーが押され、「TAKE」表示がな
されるとディスクトレイ15が自動的にオープンする
(ステップ771,772,773,774)ことは、
上述したストック処理モードと同じである。ディスクト
レイ15上にディスク12が残っているとき、ディスク
12の排出(取り出し)をユーザに促すためである。
【0119】次に、ディスクNoの指定があるとディス
クNoが表示される(ステップ775,776)。表示
態様は上述と同じであって、その一例を図37Cに示
す。同図はディスクNo「80」を指定した場合であ
る。ディスクNo指定後にエンターキーが押されたとき
には指定Noにディスク12が収納されているかどうか
が上述したマッピングデータを参照しながら判別される
(ステップ777,778)。
【0120】指定Noにディスク12が収納されていな
いときは「EMPTY」なる表示がなされ(図37D参
照)、再度ディスク指定が促される(ステップ790,
775)。ディスク12が収納されているときはディス
クトレイ15をクローズして今度はこのディスクトレイ
内にディスク12が載置されているかどうかのチェック
が行なわれる(ステップ779,780)。
【0121】ディスク12があるとディスク引出し動作
に支障をきたすから、この場合にはディスクトレイ15
をオープンにすると共にディスクトレイ15内のディス
ク取り出しを指示する(ステップ791)。警告も同時
におこなうことができる。
【0122】クローズされたディスクトレイ15内にデ
ィスクなしが確認されたときは指定No位置にキャリッ
ジ14を移動させ、ディスク12をディスク収納部から
キャリッジ14内に引き込む(ステップ781,78
2)。そしてマッピングデータのうち指定Noに相当す
るデータの内容を変更(この例ではデリート)する(ス
テップ783)。この処理ステップ783はステップ7
85の後でもよい。
【0123】ディスク12をキャリッジ14内に引き込
んだ後はキャリッジ14をディスクトレイ15位置まで
移動してディスク12の取り出し処理が行なわれる(ス
テップ784,785)。
【0124】以上のディスク取り出し処理が指定された
全てのディスクNoについて行なわれたとき、つまりそ
の全てに対してデリート処理が終了すると、表示は「EN
D」に代わりキャリッジ14は待機位置に復帰する(ス
テップ786,787,788)。
【0125】ディスクNoが指定される前にオープン/
クローズキーが押されたとき、あるいはテイク処理モー
ド中にエンターキーに代えてオープン/クローズキーが
押されると(ステップ795,796)、テイク処理モ
ードが解除されてディスクトレイ15がクローズされ、
またキャリッジ14は待機位置に戻る(ステップ79
7,788)。
【0126】このように図38および図39に示すテイ
ク処理モードはストッカ13内の全てのディスク12を
排出する処理として用いられる他、任意のディスク収納
部22からディスク12を排出する場合にも利用でき
る。
【0127】図35、図36、図38および図39では
それぞれストックキーとテイクキーを設けてそれぞれの
処理モードを選択するようにした例であるが、例えばス
トックキーをテイクキーとしても兼用構成にすることも
できる。図40はその場合の具体例である。
【0128】図40において、ストックキーをオンにす
ると表示部に「STOCK」の文字が表示されると共に、デ
ィスクトレイ15が自動的にオープンするのは上述の場
合と同じである(ステップ721,722,723,7
24)。
【0129】次に操作キーの待機状態となる。この待機
状態でストック処理を行なうためのキー例えばディスク
Noの指定やエンターキーが押されたときは通常のディ
スクストック処理モードに遷移する(ステップ725,
740)。しかし、待機状態若しくはストック処理中に
再度ストックキーが押されると(ステップ725,72
6)、モードはテイク処理モード(ディスク取り出しモ
ード)に遷移する(ステップ770)。そして、表示部
の表示は「TAKE 」表示に変更される(ステップ72
8)。
【0130】テイク処理モードの状態で再びストックキ
ーが押されると処理モードは再びストック処理モードに
反転する(ステップ729,740)。このとき表示も
反転する(ステップ730)。
【0131】このように特定の動作モードが進行中でも
ストックキーを押すことによって別の動作モードを交互
に選択することができる。したがって、キー操作ミスを
起こしたようなときストックキーを押すだけで次の処理
モードに遷移できるので非常に便利である。
【0132】ストッカ13内に複数のディスク12が既
に収納されている状態で、空いているディスク収納部に
ディスク12を収納する場合あるいは収納されたディス
ク12を排出する場合には、ストッカ13内のディスク
収納状態を自動的に判別しながらディスクNoのスキッ
プ処理を行なうことができれば、処理時間を短縮できる
ので好都合である。図41および図42はこれを実現す
るための処理手順の一例を示す。
【0133】図41および図42もストックキーをテイ
クキーとしても利用できるようにした場合に適用されて
いるが、単独キー構成の場合も同じである。
【0134】ストックキーをオンすると、「STOCK」表
示を行なうと共にディスクトレイ15をオープンにする
ことは前述した通りである(ステップ721,722,
723,724)。
【0135】この状態でディスクNoの指定があるとス
トック処理モードとなり(ステップ745,740)、
ストックキーを再度操作するとテイク処理モードに遷移
することも前述した通りである(ステップ805,80
6,770)。ディスクNoの指定する前にスキップキ
ーが押されるとスキップキーによるストック処理モード
に遷移する(ステップ801,810)。
【0136】スキップキーによるストック処理モードと
は未収納ディスクNoのみを表示部上に表示してその未
収納ディスクNoにディスク12を収納できる処理を指
し、詳細は図43で説明する。
【0137】ステップ725でスイッチキーが押される
と「TAKE」表示に切り替わりその段階でディスクNoが
指定されるとテイク処理モードに遷移し(ステップ72
7,807,770)、その途中でストックキーが再度
操作されるとストック処理モードに切り替えられること
は前述した(ステップ808,809,740)。
【0138】同図ではこれらの処理ステップに加えて、
ディスクNoの指定をする前にスキップキーが押される
とスキップキーによるテイク処理モードに遷移する(ス
テップ802,830)。
【0139】スキップキーによるテイク処理モードとは
収納済みディスクNoのみを表示部上に表示してその収
納済みディスクNoからディスク12を排出できる処理
を指し、詳細は図44で説明する。
【0140】図43はスキップキーによるストック処理
例を示す。スキップキーが押されると、上述したマッピ
ングデータを参照して未収納ディスクNo(空きディス
クNo)の有無がチェックされ(ステップ811)、空
きディスクNoがないときは「FULL」表示がなされて、
これ以上ディスク12をストックできないことをユーザ
に知らせる(ステップ812)。
【0141】空きディスクNoがあるときは、最初は空
きディスクNoのうち最も数の小さいものが(若しくは
大きいものが)表示部に表示される(ステップ81
3)。表示されたこの空きディスクNoにディスク12
を収納したいときはエンターキーを押す(ステップ81
4)。そうしてディスク12を載せてオープン/クロー
ズキーを押すことによってディスクトレイ15がクロー
ズしてキャリッジ14が動作して、表示された空きディ
スクNoのところにこのディスク12が収納される(ス
テップ815,816)。
【0142】この処理を再度行ないたいときはスキップ
キーをもう一度操作すればこのストック処理モード81
0がコールされることになる。
【0143】エンターキーを押すのではなくスキップキ
ーを押すと表示部上に表示されている空きディスクNo
が更新されて次の空きディスクNoが表示部上に表示さ
れる(ステップ817,818)。
【0144】例えば、60,70,80,90,100
番目のディスクNoが空きディスクNoであるときには
最初に空きディスクNoとして「60」番が表示され、
スキップキーを押すごとに「70」,「80」,「9
0」のように空きディスクNoが更新されて表示され
る。そして、例えば「80」の空きディスクNoのとこ
ろでエンターキーを押すとそのディスクNoのところで
ディスク12が収納されることになる。
【0145】表示されるディスクNoは空きディスクN
oのみであり、収納済みディスクNoはスキップされて
表示されることはない。そのため、表示された空きディ
スクNoによって収納すべき位置を素早く確認できるこ
とに加え、そのディスクNoを指定すればそのディスク
収納部にディスクを確実に収納できる。したがってディ
スクの収納作業を円滑かつ迅速に行なうことができる。
【0146】図44はスキップキーによるテイク処理モ
ード830の具体例であって、スキップキーを押し、収
納済みディスクNoがチェックされ(ステップ83
1)、全てのディスク収納部が空いているときは「EMPT
Y」が表示され(ステップ832)、ストッカ13内の
ディスク12が空らであることがわかる。
【0147】これに対して、1つでもディスク12が収
納されているときは、その収納済みディスクNoのうち
最も小さい番号(若しくは大きい番号)が表示部に表示
される(ステップ833)。この状態でエンターキーが
押されるとトレイがクローズし、表示されていたディス
クNoからディスク12が引き出されてディスクトレイ
15への排出処理が行なわれる(ステップ834,83
5,836)。
【0148】ディスクナンバー表示中にスキップキーが
押されると、収納済みディスクNoが更新されて表示さ
れる(ステップ837,838)。例えば、60,7
0,80,90,100番目のディスクNoにディスク
12が収納されているときには、最初に収納済みディス
クNoとして「60」番が表示され、スキップキーを押
すごとに「70」,「80」,「90」のように収納済
みディスクNoが更新されて表示される。そして、例え
ば「80」の収納済みディスクNoのところでエンター
キーを押すとそのディスクNoのところからディスク1
2が引き出されてディスクトレイ15を経て排出される
ことになる。
【0149】表示されるディスクNoは収納済みディス
クNoのみであり、空きディスクNoはスキップされて
表示されることはない。そのため、表示された収納済み
ディスクNoによって取り出すべき位置を素早く確認で
きることに加え、そのディスクNoを指定すればそのデ
ィスク収納部からディスクを確実に取り出すことができ
る。したがってディスクの取り出し作業を円滑かつ迅速
に行なうことができる。ディスク収納部が空いていない
とき、あるいは全てが空いているときにもその旨が表示
されるので確認が容易である。
【0150】このようにスキップキーを設けると、空き
ディスクNo若しくは収納済みディスクNoをいちいち
確認しながらディスク12のストック処理あるいはテイ
ク処理を行なわなくて済むのでその作業性が向上すると
共に、誤ったディスクNoを指定しなくなるため誤操作
を確実に回避できることになる。
【0151】上述したディスクトレイ15とその移動機
構はストッカ13の上側に配置することも可能であり、
この場合にはキャリッジ14の初期設定位置及び待機位
置を上述と同様にディスクトレイ15に合わせて設定す
ればよい。
【0152】上述の実施例ではディスクトレイ15を前
方、すなわち正面側に引き出す場合について説明した
が、ディスクトレイ15はキャリッジ14と衝突しない
方向、つまり、左方または右方のどちらかから引き出す
ような構成とすることも可能である。そしてディスクオ
ートチェンジャ1の設置場所やデザインに応じてディス
クトレイ15の引き出し方向を設定することができる。
【0153】上述の実施例ではディスク12を縦方向に
重ねて配列する場合について説明したが、本発明はディ
スク12を横方向に配列するディスクオートチェンジャ
に適用することも可能である。また、上述の実施例で
は、マッピングを装置電源投入時に行なう場合について
説明したが、制御部181のバグ発生による暴走を止め
て制御部(マイコン)631を初期状態に戻すリセット
操作の際に行なうようにしてもよい。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、装置本
体に対してディスクの出し入れを行なうディスク出入手
段と、複数枚のディスクを装置本体内に収納するディス
ク収納手段と、ディスクをディスク収納手段の所定のデ
ィスク収納部に収納したり、取り出したりするディスク
搬送手段と、ディスク再生手段とを備えたディスクオー
トチェンジャにおいて、複数のディスク収納部を有する
ディスク収納手段のディスク出入口側近傍であって、デ
ィスク収納手段の上端部とディスク出入手段よりも下側
の位置との間にディスクの有無を検出するディスク有無
センサを配置すると共に、ディスク収納手段に収納され
たディスクを1枚ずつ出入口側に所定量押し出すディス
ク押し出し手段をディスク搬送手段に設けたことを特徴
とするものである。
【0155】したがって、本発明によれば、ディスク収
納手段の上端部とディスク出入手段よりも下側の位置に
単一のディスク有無センサを配置したので、多数のディ
スクの検出であっても1つのセンサで足りると共に、デ
ィスク収納手段とディスク出入手段の両者の検出にその
センサを共用できるという利点がある。そのため、本発
明では、部品点数を最少にできるので、装置の小型化、
加工の容易化、製作コストの低減化が図れるというよう
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクオートチェンジャ1の構
成図である。
【図2】実施例の正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】ディスクトレイ15の側断面図である。
【図6】図5のC矢視図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】ディスク規制部56の構成図である。
【図9】ディスク規制部の詳細を示す図である。
【図10】図8のE−E断面図である。
【図11】ディスク規制部56の作用の説明図である。
【図12】ストッパ69の開閉機構の断面図である。
【図13】キャリッジ14の上下ケースの概略構成を示
す図である。
【図14】キャリッジ14の構成図である。
【図15】ディスクチャック部99の閉じた状態を示す
側面図である。
【図16】図15のF−F断面図である。
【図17】ディスクチャック部99の開いた状態を示す
側面図である。
【図18】図14のG−G断面図である。
【図19】カム152の上面のカム溝154を示す上面
図である。
【図20】カム152の下面のカム溝155を示す下面
図である。
【図21】キャリッジの待機位置を示す側面図である。
【図22】ディスクトレイのオープン中およびクローズ
中のキャリッジの位置を示す図である。
【図23】ディスクトレイのオープン完了時のキャリッ
ジの位置を示す図である。
【図24】ディスクトレイのクローズ中のキャリッジの
位置を示す図である。
【図25】ディスク引出し中におけるキャリッジの位置
を示す図である。
【図26】ディスク再生中におけるキャリッジの位置を
示す図である。
【図27】実施例の制御系の一例を示すブロック図であ
る。
【図28】ストッカ13とメモリエリアとの対応を示す
図である。
【図29】基準位置設定処理のフローチャートである。
【図30】キャリッジ14の移動範囲と移動順序を示す
図である。
【図31】チェックモード処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図32】チェックモード処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図33】ディスク12の検出の有無を説明する図であ
る。
【図34】チェックモードの一例を示すフローチャート
である。
【図35】ストック処理モードの一部を示すフローチャ
ートである。
【図36】ストック処理モードの一部を示すフローチャ
ートである。
【図37】表示例を示す図である。
【図38】テイク処理モードの一部を示すフローチャー
トである。
【図39】テイク処理モードの一部を示すフローチャー
トである。
【図40】ストックキーを共用したときのストック処理
とテイク処理モードの一例を示すフローチャートであ
る。
【図41】スキップ処理モードの一部を示すフローチャ
ートである。
【図42】スキップ処理モードの一部を示すフローチャ
ートである。
【図43】スキップキーによるストック処理例を示すフ
ローチャートである。
【図44】スキップキーによるテイク処理例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ディスクオートチェンジャ 12 ディスク 13 ストッカ 14 キャリッジ 15 ディスクトレイ 15B 凹状溝 16 再生部 55 ディスク載置部 56 ディスク規制部 59 弦巻ばね 63 側面規制部 64 ディスク案内部 66 ガイド板 67 ディスク排出防止部 69 ストッパ 74 平板部 75 回転規制部 76A 規制用バー 77C ディスクストッパ部 99 ディスクチャック部 100 移動機構 102 タイミングベルト 105 案内溝 150 モータ 201 ディスク有無センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 歩武 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 臼井 卓巳 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 栗原 守男 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対してディスクの出し入れを
    行なうディスク出入手段と、複数枚のディスクを装置本
    体内に収納するディスク収納手段と、ディスクを上記デ
    ィスク収納手段の所定のディスク収納部に収納したり、
    取り出したりするディスク搬送手段と、ディスク再生手
    段とを備えたディスクオートチェンジャにおいて、 複数のディスク収納部を有する上記ディスク収納手段の
    ディスク出入口側近傍であって、上記ディスク収納手段
    の上端部と上記ディスク出入手段よりも下側の位置との
    間にディスクの有無を検出するディスク有無センサを配
    置すると共に、上記ディスク収納手段に収納されたディ
    スクを1枚ずつ出入口側に所定量押し出すディスク押し
    出し手段を上記ディスク搬送手段に設けたことを特徴と
    するディスクオートチェンジャ。
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DE69520060T DE69520060T2 (de) 1994-09-22 1995-09-21 Automatischer Plattenwechsler
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020136325A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 株式会社東京精密 ウェーハの在荷検知装置

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