JPH0732588B2 - 位相検出器 - Google Patents

位相検出器

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JPH0732588B2
JPH0732588B2 JP19022589A JP19022589A JPH0732588B2 JP H0732588 B2 JPH0732588 B2 JP H0732588B2 JP 19022589 A JP19022589 A JP 19022589A JP 19022589 A JP19022589 A JP 19022589A JP H0732588 B2 JPH0732588 B2 JP H0732588B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、3相交流信号の周波数変化や位相変化に高
速で追従して、3相交流信号の位相を検出する位相検出
器に関するものである。
〔従来の技術〕
第11図は例えば特開昭63−300309号公報に示された従来
の位相検出器の回路図である。図において1は位相比較
器であって3相交流信号の内、2相分の交流信号(2相
信号)eR,eSと後述の2相交流発生器20の出力信号(2
相交流信号)e1R,e1Sとの位相差Δθに比例した信号Δ
θを演算して出力する。2は前記位相比較器1の位相
差信号Δθを増幅する制御増幅器、3は前記制御増幅
器2の出力により出力パルス周波数が制御される電圧−
周波数変換器(V/F)、4は前記電圧−周波数変換器3
の出力パルスを計数するカウンタ、20は2相交流発生器
であって、前記カウンタ4の計数値θに応じて2相交
流の出力信号e1R,e1Sを発生するように動作し、リード
オンリメモリ(ROM)5およびディジタル−アナログ変
換器6,7とから構成される。
次に動作について説明する。位相比較器1に入力する交
流信号eR,eSは(1)式で表わすことができる。
一方、2相交流発生器20の出力信号e1R,e1Sは、リード
オンリメモリ5に予め書き込まれている次の単位振幅の
120゜位相差の2相正弦波データであって、(2)式で
表わされる。
これら2組の2相交流信号eR,eS及びe1R,e1Sの位相差Δ
θ=(θ−θ)は(3)式の演算により得られる。
(3)式においてθ−θが小さい場合にはSIN(θ
−θ)≒θ−θに近似できる。
従って、 となる。
位相比較器1は(3)式の演算を行っており、入力交流
信号の振幅E0は、ほぼ一定であり、E0は定数として見な
せるため、位相比較器1の出力信号 は位相差Δθ=θ−θに比例した信号になる。この
位相差信号Δθを比例積分系などの制御増幅器2にて
増幅する。この制御増幅器2の出力により、電圧−周波
数変換器3の出力パルスの周波数が制御され、この出力
パルスがカウンタ4にて計数される。たとえば、位相差
信号Δθが大きい時は制御増幅器2が電圧−周波数変
換器3の出力パルス周波数を上昇させるように動作し、
位相差Δθは減少する。このようにして入力信号の位相
θに追従した位相信号θを得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の位相検出器は以上のように構成されているので、
位相検出動作の開始時や入力信号の位相が急激に変化し
た時などに位相差θ−θが180゜になると、位相比
較器1が出力する位相差信号ΔθはΔθ=0となる
ために、位相差θ−θは180゜のままになってしま
い、位相検出が正常に行えないという課題があった。
また、交流電源が停電すると位相検出器の動作が不安定
になるとともに、停電から回復した時(復電時)に、上
記課題が生ずる外、位相比較器1の出力特性がSIN(θ
−θ)に比例し、θ−θ=±90゜で最大になる
など大きく変化するために、θ−θ≠180゜であっ
たとしても、θ−θ=0に同期化する途上で過渡的
に2相交流発生器20が出力する2相交流信号e1R,e1S
位相θが急変し、その周波数変化 も大きく変動し、特に、位相検出器の出力信号を用いて
電力変換器で交流出力制御を行う場合などにその動作が
不安定になるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、位相差θ−θが180゜であっても正常な検
出動作に復帰できる位相検出器を得ることを目的とす
る。さらに、交流電源に停電を生じても動作を安定に保
つことができるとともに、復電時に2相交流発生器が出
力する2相交流信号の位相θの急変を防止できる位相
検出器を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の発明に係る位相検出器は、入力した
3相交流のうちの任意の2相信号およびこの2相信号と
同じ相間位相差を有する2相交流信号を入力して、前記
2相信号と前記2相交流信号との位相差を検出する位相
比較器と、前記位相比較器によって検出された前記位相
差を増幅する制御増幅器と、前記制御増幅器の出力信号
に対応する周波数信号を発生する電圧−周波数変換器
と、前記周波数信号の周波数を計数するカウンタと、前
記カウンタの計数値に応じて前記2相交流信号を発生す
る2相交流発生器とを備えたものにおいて、前記3相交
流のうちの任意の1相信号および前記2相交流信号から
作成され前記1相信号と同じ位相を有する他の1相信号
を入力して、前記1相信号と前記他の1相信号の180゜
近傍の位相差を検出するとともに、この位相差を示す補
正信号を外部制御信号に従って出力する同期はずれ検出
手段と、前記同期はずれ検出手段から出力された前記補
正信号を前記位相比較器が出力した位相差に加算する加
算器とを備えたものである。
また、請求項(2)記載の発明に係る位相検出器は、請
求項(1)記載の位相検出器に加えて、前記位相比較器
と前記加算器との間に設けられた第1のスイッチ、リミ
ッタ手段を有し前記制御増幅器と並列に設けられた第2
のスイッチおよび前記加算器を含むゲイン切換手段と、
前記3相交流の停電を検出して、停電時に前記第1のス
イッチをオフし、かつ、前記第2のスイッチをオンする
とともに、復電時に前記第1のスイッチをオンし、か
つ、前記外部制御信号を前記補正信号が前記加算器に到
達しうる状態に設定し、所定の時間経過後に前記第2の
スイッチをオフする停電検出手段と、前記3相交流の周
波数と同じ周波数の周波数基準信号を発生する基準周波
数発生手段と、前記電圧−周波数変換器に入力する位相
差を示す信号または前記カウンタに入力する周波数信号
に前記周波数基準信号を加算する第2の加算器とを備え
たものである。
〔作用〕
請求項(1)記載の発明における同期はずれ検出手段
は、位相比較器に入力した2相信号のうちの1相信号と
これと同位相の2相交流発生器が出力した1相信号(こ
の1相信号も2相交流信号から作成したものといえ
る。)とを入力して、または、3相交流のうち上記2相
信号以外の1相信号とこの1相信号と同位相であって2
相交流発生器が出力した2相交流信号から演算して求め
た1相信号とを導入して、双方の1相信号の位相差が18
0゜±φ(φは設定値)の期間を示す補正信号を生成
し、この補正信号を外部制御信号に応じて出力する。
請求項(2)記載の発明における停電検出手段は、停電
を検出するとゲイン切換手段の第1のスイッチをオフす
るとともに第2のスイッチをオンして、電圧−周波数変
換器の入力信号またはカウンタの入力信号が基準周波数
発生手段から出力された周波数基準信号を加算した信号
となるようにし、また、復電を検出するとゲイン切換手
段の第1のスイッチをオンするとともに同期はずれ検出
手段が生成する補正信号が加算器に入力しうる状態にし
て、制御増幅器の出力信号をリミットさせながら補正信
号を制御増幅器の入力側に付加させ、所定の時間経過後
に第2のスイッチをオフして通常の位相検出状態に移行
させる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、30は同期はずれ検出手段であって、位相比
較器1に入力した交流入力信号(1相信号)eR及び2相
交流発生器20の出力信号(他の1相信号)e1Rを入力信
号として、両者の位相がずれておれば出力信号VEを発生
して、位相比較器1の出力信号Δθに加算器37で加算
して制御増幅器2へ入力するように構成している。その
他のものは第11図に同一符号を付して示したものと同一
のものである。
次に同期はずれ検出手段30の動作について、第2図に示
す同期はずれ検出手段30の動作波形を参照して説明す
る。図において2相交流発生器20の出力信号e1Rが交流
入力信号eRとちょうど180゜の位相ずれが生じている場
合を実線の波形で、また180゜より多少ずれた場合を破
線の波形で示している。31および32は極性判別を行うコ
ンパレータであって交流入力信号eRと2相交流発生器20
の出力信号e1Rの極性を判別し、図示のように矩形波の
信号VR,V1Rを発生する。33は排他的論理和回路であっ
て、上記コンパレータ31,32の出力信号に対して排他的
論理の動作(VR1R・V1R)を行い、出力信号V
Aを発生する。この排他的論理和回路33の出力信号VA
交流信号eR,e1Rをがちょうど180゜の位相ずれを生じて
いる場合には常にHレベルであり、180゜より多少の位
相ずれ(φ)があれば、図示破線のようにφの期間だけ
Lレベルになる。34はフィルタ回路であって、上記排他
的論理和回路33の出力信号VAを平滑するもので、フィル
タ回路34の出力信号VBは図示のように180゜位相差の場
合は大きさは一定であるが、位相が180゜+φの場合に
は破線のようなリップルをもった波形VB1になる。35は
コンパレータであって上記フィルタ回路34の出力信号VB
と基準信号VCのレベル比較を行いVB>VCのとき、出力信
号VDはHレベルになる。今、位相のずれが180゜〜180゜
±φの状態を同期はずれとして検出する場合には基準信
号VCのレベルはVB1よりやや大きいレベルに設定すれば
よい。このときコンパレータ35の出力信号VDは位相ずれ
が180゜であればHレベルになり、位相ずれが180゜+φ
の場合にはLレベルになる。
36はスイッチ回路であって周期的にオン、オフ制御さ
れ、この例では交流入力信号eRに同期させて制御してい
るものとする。スイッチ回路36がオンの期間はその出力
信号VEはVDに等しくなり、位相のずれが180゜の場合に
はHレベルになり、加算器37にて位相比較器1の出力信
号Δθに加算されて制御増幅器2に与えられる。従っ
て、仮りに位相のずれが180゜の場合に、位相比較器1
の出力信号Δθ=0であっても同期はずれ検出手段30
の出力信号VEにより、2相交流発生器20の出力信号e1R,
e1Sの位相は180゜よりずれ始め、(3)式よりSIN(θ
−θ)≠0になるために交流入力信号eR,eSに同期
するように帰還作用する。なお、スイッチ回路36を介し
て同期化のキックパルス信号VEを与えるようにしている
が、仮にスイッチ回路36を省略すると、−Δθ=VE
平衡状態で位相差(θ−θ)をもって動作するた
め、同期できないという問題を生じる。
なお、上記実施例では同期化のキックパルス信号VEを発
生するためにスイッチ回路36の制御を交流入力信号eR
同期させたものを示したが、任意の同期信号のものであ
ってもよく、当然ながら、2相交流発生器20の出力信号
e1S,e1Rに同期化したものであってもよい。
また、同期はずれ検出手段30への入力信号として交流入
力信号eR及び2相交流発生器20の出力信号e1Rを使用し
たものを示したが、第3図に示すように、3相交流の第
3相の交流信号eTを使用してもよい。このとき、2相交
流発生器20の出力信号e1R,e1Sをもとに演算手段38で第
3相の出力信号e1T=−(e1R+e1S)を得て上記同期は
ずれ検出手段30に上記eT及びe1Tを入力すると上記実施
例と同様の効果を奏し、さらに第3相の信号を使用する
ことにより上記位相検出器の故障状態の検出手段として
の機能をもたせることもできる。
また、同期はずれ検出手段30として同期化のキックパル
ス信号VEとして片極性のものを示したが、位相が遅れか
進みかの検出手段を付加して遅れ/進みに対応させて、
両極性になるように切換えたものであってもよい。
また2相交流発生器20としてディジタル−アナログ変換
器6,7により2相交流の出力信号e1R,e1Sを発生させるも
のを示したが、SINθ、cosθの信号を発生して、両
者より の演算手段によりe1S=SIN(θ−120゜)の信号を得
るようにしたものであってもよい。
次に、この発明の他の実施例を図について説明する。第
4図において、60はゲイン切換手段であって、位相比較
器1、制御増幅器2間に挿入された第1のスイッチ61、
加算器37及び制御増幅器2に並列接続された第2のスイ
ッチ63からなる。40は基準周波数発生手段であって、こ
の基準周波数発生手段40の出力信号VFは加算器(第2の
加算器)41で制御増幅器2の出力信号VGと加算されて電
圧−周波数変換器3に入力される。50は停電検出手段で
あって、3相交流電源の電圧信号eR,eS,eTが入力されて
上記ゲイン切換手段60の第1及び第2のスイッチ61,63
の開閉信号V1,V2を出力する。30は同期はずれ検出手段
であって、交流入力信号eRと2相交流発生器20の出力信
号e1Rの位相差を検出して、上記停電検出手段50の出力
信号V3により出力信号VEを出力して上記ゲイン切換手段
60の加算器37に入力する。
第5図は上記制御増幅器2とゲイン切換手段60の具体的
な回路図を示したものである。2aは演算増幅器であっ
て、帰還抵抗2bとコンデンサ2cが接続され、また入力抵
抗62a,62bが入力側に接続されている。位相比較器1が
出力する位相差信号Δθから制御増幅器2の出力信号
VGの伝達関数は比例積分の制御系になる。63bおよび63c
はリミッタ手段であって、逆並列接続されたダイオード
で構成されている。なお、加算器41は演算増幅器2aの入
力抵抗62a,62bで構成されている。
第6図は停電検出手段50の具体的な回路図を示したもの
である。図において、51は整流器であって3相交流入力
信号eR,eS,eTを整流して直流出力信号VXを発生する。52
は3相交流電源の停電を検出するコンパレータで、停電
レベル基準信号VYと上記整流器51の出力信号VXのレベル
との比較を行い、VX<VYのとき、コンパレータ52の出力
信号V1はHレベルになり停電状態を検出するように動作
する。53はパルス発生器であって、コンパレータ52の出
力信号V1がHレベルからLレベルに反転するときに、す
なわちVX>VYとなり、交流電源が復電したときに所定時
間tXだけHレベルのパルス信号V3を発生する。54は論理
和回路であって、上記信号V1,V3の論理和の演算動作を
行い、出力信号V2を発生する。第7図に停電検出手段50
の動作を示すタイムチャートを示す。時刻t1から時刻t2
の期間が停電期間であり、信号V1はHレベルになる。次
に時刻t2で復電すると信号V3は時刻t2から時刻t3までの
期間tXだけHレベルになる。信号V2は時刻t1から時刻t3
まで期間だけHレベルになる。
次に、同期はずれ検出手段30の具体的な回路図を第8図
に、この場合の同期はずれ検出手段30の動作を示すタイ
ミング図を第9図に示す。
第1図に示した同期はずれ検出手段30のスイッチ回路36
は、交流入力信号eRなどを外部制御信号として入力した
が、この場合には、パルス発生器53の出力する信号V3
入力している。従って、同期はずれ検出手段30は、第9
図に示すように、出力信号VEが期間tXの間だけ出力可能
な状態になっている。
第4図に示す基準周波数発生手段40からの周波数基準信
号VFは、制御増幅器2の出力信号VGが定常状態で零のと
きに2相交流発生器20の出力信号e1R,e1Sの周波数が交
流入力信号eR,eS,eTの周波数とほぼ一致するように調整
され、交流入力信号eR,eSと2相交流発生器の出力信号e
1S,e1Rとの間に位相差(θ−θ)が生じたときに制
御増幅器2の出力信号VGが変化し、加算器41で加算され
て上記位相差(θ−θ)が零になるように動作す
る。
第10図は、第4図に示した位相検出器の要部の動作を示
すタイミング図である。図において、交流電源の停電が
生じる時刻t1以前では第1のスイッチ61はオンされ、交
流入力信号eRと2相交流発生器20の出力信号e1Rは同期
しており、制御増幅器2の出力信号VGは周波数基準信号
VFの設定誤差分を補償する大きさのレベルで運転されて
いる。
次に時刻t1で停電が生じると第1のスイッチ61はオンさ
れ、第2のスイッチ63がオンされる。このとき、第5図
に示すコンデンサ2cに充電されていた電圧は抵抗63dを
介して放電し、制御増幅器2の出力信号VGは零まで漸減
する。そして、復電する時刻t2まで2相交流発生器20は
周波数基準信号VFのみに従って制御される。次に時刻t2
で復電すると、第1のスイッチ61は直ちにオンされ、位
相比較器1の出力信号Δθが活かされる。一方、第2
のスイッチ63は所定の時間tXはオンのままであり、リミ
ッタ手段63b,63cが活かされている。仮りに、第10図に
示すように、復電時に交流入力信号eRと2相交流発生器
20の出力信号e1Rとの位相差がほぼ180゜であれば、同期
はずれ検出手段30の出力信号VEが発生して、制御増幅器
2の入力側に与えられ、交流入力信号eRと出力信号e1R
の同期化動作を促進させる。このとき制御増幅器2の伝
達関数は、第2のスイッチ63内の抵抗63dにより一次遅
れ要素が付加されているために、制御増幅器2の出力信
号VGは漸増する。さらに出力信号VGが大きくなろうとし
てもリミッタ手段63b,63cにより所定のレベルにリミッ
トされるために、2相交流発生器20の出力信号e1Rの周
波数は過渡的に大きく増減することが抑制される。時刻
t3で第2のスイッチ63はオフされて定常運転に移行する
が、当然ながら、この時刻t3では交流入力信号eRと2相
交流発生器20の出力信号e1Rとほぼ同期状態になってい
る必要があり、第2のスイッチ63の復電時刻t2からオン
期間tXはこの要件を満すように設定される。なお、復電
時に交流入力信号eRと出力信号e1Rとがほぼ180゜でない
場合には、同期はずれ検出手段30の出力信号VEは零であ
り、位相比較器1の出力信号Δθのみによって同期化
制御される。この場合にも、リミッタ手段63b,63cの作
用により制御増幅器2の出力信号VGがリミットされるた
めに、過渡的に2相交流発生器20の出力信号e1Rが大き
く周波数変動することが抑制できる。
なお、上記実施例では周波数基準信号VFがアナログ信号
であって、電圧/周波数変換器3の入力側に与えたもの
も示したが、ディジタル信号であってもよく、この場合
にはカウンタ4の入力側に与えるように構成される。
また、上記実施例では同期はずれ検出手段30の入力信号
として交流入力信号eRおよび出力信号e1Rを用いたもの
を示したが、他の交流入力信号eSおよび他の出力信号e
1Sであってもよく、また、3相交流の他の1相信号eT
出力信号e1R,e1Sから−(e1R,e1S)の演算によって得ら
れる信号e1Tとであってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば位相検出器を、入力し
た2相信号と2相交流器が出力した2相交流信号との位
相差が180゜近傍であることを同期はずれ検出手段で検
出して、位相比較器が出力した位相差を補正するように
構成したので、2相信号と2相交流信号との位相差が18
0゜であっても正常な検出動作に復帰でき、同期化が確
実に行えるものが得られる効果がある。さらに、停電検
出手段で停電を検出して、停電時には周波数基準信号を
用いて同期化を行わせるとともに、復電時には2相信号
と2相交流信号との位相差180゜を補正しながら制御増
幅器の入力信号をゲイン切換手段でリミットするように
構成したので、交流電源が停電しても出力信号が安定す
るものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による位相検出器を示すブ
ロック図、第2図は第1図に示した同期はずれ検出手段
の動作波形を示すタイミング図、第3図はこの発明の他
の実施例による位相検出器を示すブロック図、第4図は
この発明のさらに他の実施例による位相検出器を示すブ
ロック図、第5図はゲイン切換手段を示す回路図、第6
図は停電検出手段を示す回路図、第7図は停電検出手段
の動作波形を示すタイミング図、第8図は同期はずれ検
出手段を示す回路図、第9図は同期はずれ検出手段の動
作波形を示すタイミング図、第10図は位相検出器の要部
動作波形を示すタイミング図、第11図は従来の位相検出
器を示すブロック図である。 1は位相比較器、2は制御増幅器、3は電圧−周波数変
換器(V/F)、4はカウンタ、20は2相交流発生器、30
は同期はずれ検出手段、37は加算器、40は基準周波数発
生手段、41は加算器(第2の加算器)、50は停電検出手
段、60はゲイン切換手段、61は第1のスイッチ、63は第
2のスイッチ、63b,63cはリミッタ手段。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流のうちの任意の2相信号およびこ
    の2相信号と同じ相間位相差を有する2相交流信号を入
    力して、前記2相信号と前記2相交流信号との位相差を
    検出する位相比較器と、前記位相比較器によって検出さ
    れた前記位相差を増幅する制御増幅器と、前記制御増幅
    器の出力信号に対応する周波数信号を発生する電圧−周
    波数変換器と、前記周波数信号の周波数を計数するカウ
    ンタと、前記カウンタの計数値に応じて前記2相交流信
    号を発生する2相交流発生器とを備えた位相検出器にお
    いて、前記3相交流のうちの任意の1相信号および前記
    2相交流信号から作成され前記1相信号と同じ位相を有
    する他の1相信号を入力して、前記1相信号と前記他の
    1相信号の位相差を検出し、この位相差が180゜近傍で
    あれば補正信号を外部制御信号に従って出力する同期は
    ずれ検出手段と、前記同期はずれ検出手段から出力され
    た前記補正信号を前記位相比較器が出力した前記位相差
    に加算する加算器とを備えたことを特徴とする位相検出
    器。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の位相検出器において、
    前記位相比較器と前記加算器との間に設けられた第1の
    スイッチ、リミッタ手段を有し前記制御増幅器と並列に
    設けられた第2のスイッチおよび前記加算器を含むゲイ
    ン切換手段と、前記3相交流の停電を検出して、停電時
    に前記第1のスイッチをオフし、かつ、前記第2のスイ
    ッチをオンするとともに、復電時に前記第1のスイッチ
    をオンし、かつ、前記外部制御信号を前記補正信号が前
    記加算器に到達しうる状態に設定し、所定の時間経過後
    に前記第2のスイッチをオフする停電検出手段と、前記
    3相交流の周波数と同じ周波数の周波数基準信号を発生
    する基準周波数発生手段と、前記電圧−周波数変換器に
    入力する位相差を示す信号または前記カウンタに入力す
    る周波数信号に前記周波数基準信号を加算する第2の加
    算器とを備えたことを特徴とする位相検出器。
JP19022589A 1989-07-21 1989-07-21 位相検出器 Expired - Lifetime JPH0732588B2 (ja)

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