JPH0728535B2 - 自励式電力変換器の制御装置 - Google Patents

自励式電力変換器の制御装置

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JPH0728535B2
JPH0728535B2 JP1238909A JP23890989A JPH0728535B2 JP H0728535 B2 JPH0728535 B2 JP H0728535B2 JP 1238909 A JP1238909 A JP 1238909A JP 23890989 A JP23890989 A JP 23890989A JP H0728535 B2 JPH0728535 B2 JP H0728535B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、直流電源と他の異なる交流電源を接続する
交流連係システムにおいて用いられる自励式電力変換器
の制御御装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図は例えば特開昭62−77833号公報に示された従来
の自励式電力変換装置に、無効電力制御系を付加したも
回路を示したものである。図において、1は3相の交流
電源、2は交流電源1の電圧VS検出する第1の電圧検出
器、3は交流電源1へ向って流出する電流IS検出する検
出器、4は交流電源1と自励式電力変換器8を連係する
開閉装置である。この電力変換器8はスイッチング素子
をブリッジ接続してなる3相電力変換器である。6は変
圧器、7はリアクトル、9は直流電源である。5は変圧
器6の開閉装置4側(入力側)の電圧VTを検出する第2
の電圧検出器である。10は第1の3相/2相変換回路であ
って、第1の電圧検出器2の出力電圧VS′と第1の電流
検出器3の出力電流IS′から有効電力PSと無効電力QS
検出する。11は第1の整流回路であって、電圧検出器2
の出力VS′を直流電圧VS″に変換する。12は第2の整流
回路であって、第2の電圧検出器5の出力電圧VT′を直
流電圧VT″に変換する。13は電圧制御回路(VC)であっ
て、整流回路11の出力電圧VS″と第2の整流回路12の出
力電圧VT″との偏差を増幅する。
14は位相検出回路(PLL)であって、第1の電圧検出器
2の出力電圧VS′の位相に同期した位相θ(信号)を
送出する。16は無効電力制御回路(QC)であって、無効
電力基準QREFと第1の3相/2相変換回路10が検出する無
効電力QSとの偏差を増幅する。17は有効電力制御回路
(PC)であって、有効電力基準PREFと第1の3相/2相変
換回路10が検出する有効電力PSとの偏差を増幅する。18
は加算回路であって、電圧制御回路13の出力と無効電力
制御回路16の出力を入力して両者のの加算値VXを送出す
る。15はパルス巾変調回路(PWM回路)であって、上記
加算値VXと位相検出回路14の出力θを受けて、電力変
換器8の出力電圧と位相を制御する。
19は同期検出装置であって、電圧検出器2、5のそれぞ
れの出力電圧VS′とVT′と開閉装置4の状態信号4Xから
開閉装置4のオン指令4ON、電圧制御回路13のオン指令V
C0N、有効電力制御回路17と無効電力制御回路16のオン
指令PQONを出力する。
次に、同期検出装置19の動作を第5図の波形タイムチャ
ートを参照して説明する。
時刻t0において電力変換器8を起動する場合、同期検出
装置19のオン指令VCONにより電圧制御回路13が活きとな
り、電力変換器8は、その出力電圧VTすなわち変圧器6
の系統側電圧を検出する電圧検出器5の出力VT′が交流
電源1の電圧を検出する電圧検出器2の出力VS′に等し
くなるようにスイッチング制御される。一方、電力変換
器8の出力電圧の位相θは位相検出回路14が検出する
位相θ≒θ(交流電源1の電圧位相)になるように
制御される。
時刻t1において交流電源1の電圧VSと変圧器6の系統側
電圧VTの基本波成分の大きさが等しくなると、同期検出
装置19は、開閉装置4を閉路するためのオン指令4ONを
送出し、開閉装置4は若干遅れた時刻t2で閉路する。こ
の時、電力変換器8の出力電圧の高調波成分は変圧器6
の漏洩インダクタンスとリアクトル7に印加されるた
め、変圧器6の系統側電圧VTは高調波成分が低減し、交
流電源1の電圧VSと同じ波形となる。開閉装置4が閉路
すると、開閉装置4の状態信号4xにより、時刻t3で、電
圧制御回路13はオン指令VCONによりオフされ、その代わ
りに、有効電力制御回路17と無効電力制御回路16がオン
指令PQONにより動作を開始する。有効電力制御回路17の
出力信号は位相検出回路14に入力され、位相検出回路14
はθ=θ+Δθを出力し、電力変換器8はその出力
位相θが交流電源1の電圧位相θに対してΔθだけ
ずれるように制御され、有効電力PSが有効電力基準PREF
に追随するようになる。一方、無効電力制御回路16の出
力は電圧レベル信号VXとしてPWM回路15に入力され、こ
の電圧レベル信号VXの大きさを可変制御することによ
り、電力変換装置8の出力電圧VIの大きさが制御される
結果、無効電力QSは無効電力基準QREFに追随する。
〔発明が解決しようとする課題〕 このように、従来の装置では、自励式電力変換器8は、
その出力電圧の大きさと位相を別個に制御するよう構成
され、かつ同期併入前の変圧器6の系統側電圧には大き
な高調波成分が含まれるために、開閉装置4の両端の電
圧の大きさと位相の一致を検出する精度が悪くなり、開
閉装置4の投入動作の遅延を招いたり、また、開閉装置
4の投入直後および電圧制御から有効電力制御、無効電
力制御への切換え時に大きな突入電流が流れるために、
インダクタンスの大きなリアクトルが必要となり、その
結果、電力変換器8の所要容量が大きくなるという問題
があった。
この発明は上記問題を解消するためになされたもので、
従来に比し、開閉装置の両端の電圧の同期検出を精度良
く、かつ高速に行うことができ、開閉装置投入時の突入
電流を低減することができる自励磁式電力変換器の制御
方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、系統側電圧と電力
変換器出力電圧との電圧比較を行い、その偏差が零にな
るように電力変換器の出力電圧を制御し、両電圧の一致
検出後、上記開閉装置を閉路し、閉路確認後、電力変換
器の出力の有効・無効電力を基準値へ制御するものにお
いて、電流制御マイナーループを有し、電圧比較はd軸
電圧相互、q軸電圧相互を比較して行い、有効・無効電
力制御時は、有効電力基準と実有効電力との偏差をd軸
電流基準、無効電力基準と実無効電力との偏差にd軸電
圧を加算した値をq軸電流基準とする構成としたもので
ある。
〔作用〕
電圧比較はd軸電圧相互、q軸電圧相互を比較し、その
偏差から3相交流の電流基準を生成して実電流との偏差
を演算し、電圧基準となる該偏差と実電圧の差が零によ
るようにPWM回路が電力変換器の交流出力電流を瞬時制
御し、開閉装置閉路後は、有効電力基準と実有効電力の
偏差からd軸電流基準を、また、無効電力基準と実無効
電力の偏差とd軸電圧偏差と加算してq軸電流基準を作
成し、両者から3相交流の電流基準を生成し、PWM回路
により電力変換器を制御する。
〔実施例〕
以下、この発明の1実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、20はコンデンサであって、リアクトル
7とともに交流フイルタを構成する。21は第2の電流検
出器であって、電力変換器8の出力電流ITを検出する。
22は交流電源1側の電圧位相θを検出する位相検出回
路(PLL)22であって、第1の電圧検出器2の出力電圧V
S′を入力し、同期基準sinθ及びcosθを送出す
る。23は第2の3相/2相変換回路であって、電圧VS′、
同期基準sinθ、cosθを入力して、2軸(d軸、q
軸)の電圧VSdとVSqを送出する。24は第3の3相/2相変
換回路であって、第2の電圧検出器5の出力電圧VT′、
同期基準sinθ、cosθを入力して、2軸(d軸、q
軸)の電圧VTdとVTqを送出する。25は第1の電圧制御回
路であって、d軸電圧VSdとVTdとの偏差を増幅する。26
は第2の電圧制御回路であって、d軸電圧VSqとVqqとの
偏差を増幅する。27は第1の加算回路であって、第1の
電圧制御回路25の出力と有効電力制御回路17の出力PS
加算し、d軸電流基準Idを送出する。28は第2の加算回
路であって、第2の電圧制御回路26の出力と無効電力制
御回路16の出力QSとd軸電圧VSdを加算して、q軸電流
基準Iqを送出する。29は2相/3相変換回路であって、d
軸電流基準Id、q軸電流基準Iqと同期基準sinθ、cos
θを入力して、U、V、W各相の交流電流基準IUR、I
VR、IWRを演算して出力する。30は電流制御回路であっ
て、交流電流基準IVRと電流検出回路21の出力電流II
の偏差を増幅する。31は加算回路であって、電流制御回
路30の出力と電圧検出器5の出力VT′を加算してPWM回
路32に入力する。なお、実際には、U相、W相について
も、電流制御回路30、加算回路31を設けるが、説明を簡
単にするため省略してある。33は同期検出装置であっ
て、VSd、VSq、VTd、VTq、IS′および開閉装置4の状態
信号4Xに基づき開閉装置4のオン指令4ON、電圧制御回
路25と26のオン指令VCON、有効電力制御回路17と無効電
力制御回路16のオン指令PQONを送出する。
次に、この実施例の動作を説明する。
第1の電圧検出器2は、交流電源1の電圧VSの同相成分 と90°の位相成分 からなる電圧VS′を送出する。第1の3相/2相変換回路
10は を検出する。
ここで、KP、KQは比例定数、Δθは電圧VS′と電流IS
との位相差である。また、電圧VS′と電流IS′とが3相
平衡している場合には、θSV=θSU−2π/3、θSW=θ
SU−4π/3であるから、これらを(1)式と(2)式に
代入して整理すると、下記(3)式となる。
PS=3KPVS′IS′cosΔθ ・・・(3) QS=3KQVS′IS′sinΔθ ・・・(4) 第2の3相/2相変換回路23は第1の電圧検出器2が検出
する交流電源1の電圧VSの同相成分 と位相検出器22の同期基準信号sinθ、cosθから、
下記(5)式と(6)式の演算から、d軸電圧VSdとq
軸電圧VSqを検出する。
ここで、Kσは比例定数であり、θSV=θSU−2π/3、
θSW=θSU−4π/3を(5)式、(6)式に代入して整
理すると、下記(7)式に示すような直流信号となる。
すなわち、d軸電流成分VSdは電圧VSの同期成分の直流
変換値であり、q軸電圧成分VSqは90°位相成分の直流
変換値であることを示しており、位相検出器22の同期検
出信号の位相θが精度よく検出されていれば、(7)
式に示すように、VSq=0となり、d軸成分VSdのみとな
る。
第3の3相/2相変換回路24は電圧検出器5が検出する変
圧器6の系統側電圧VTの同相成分 と位相検出器22の同期基準信号sinθ,cosθから、
下記(8)式と(9)式の演算によりd軸電圧VTdとq
軸電圧VTqとを検出する。
ここで、Kσは比例定数であり、電圧VTと電圧VSとの位
相差をΔθTとし、θSV=θSU−2π/3、θSW=θSU
4π/3、θTU=θSU+Δθ、θTV=θSU+Δ−2π
/3、θTW=θSU+Δθ−4π/3を(8)式と(9)式
に代入して整理すると、下記(10)式に示すような直流
信号となる。
開閉装置4がオンする前に、電圧制御回路25、26はオン
され、電圧制御回路25によりVSd=VTdになるように制御
されるとともに電圧制御回路26によりVSq=VTqになるよ
うに制御される。この結果、(7)式、(10)式、(1
1)式からΔθ=0、VS′=VT′になる。2相/3相変
換回路29はd軸電流基準Idとq軸電流基準Iqおよび同期
基準信号sinθcosθから、下記(12)式の演算によ
り3相の交流電流基準IUR、IVR、IWRを送出する。
IUR=KI(IdsinθSU+IqcosθSU) IVR=KI(IdsinθSV+IqcosθSV) IWR=KI(IdsinθSW+IqcosθSW)・・・・・・・・(1
2) ここで、KIは比例定数である。即ち、d軸電流基準Id
電圧VSと同相の電流成分であり、またq軸電流基準Iq
電圧VSに対して90°位相進みの電流成分である。
電流制御器30は3相の交流電流基準IUR、IVR、IWRに追
従させて電力変換器8の交流出力電流IIを制御し、その
出力は第3の加算回路31で3相の交流電圧検出信号VT
と加算されてPWM回路32に与えられる。この交流電圧検
出信号VT′の加算により電流制御ループの応答が改善さ
れる。PWM回路32は公知のように高周波の3角波搬送信
号と上記第3の加算回路31の出力信号とのレベル比較を
行って、電力変換器8を高周波でオン/オフ駆動する。
フイルタコンデンサ20は電力変換器8が高周波スイッチ
ング動作するときの交流出力電流IIの高周波のスイッチ
ング成分を吸収する作用を行い、これにより、変圧器6
の系統側電圧VTはほぼ正弦波状の電圧波形となる。q軸
電流基準Iqには第2の3相/2相変換回路23のd軸電圧検
出信号VSdを含ませており、交流電源1の電圧VSに対し
て、90°進み位相の電流を電力変換器8によりフイルタ
コンデンサ20へ供給している。
第2図は同期検出装置33の具体的回路例を示したもの
で、同図において、33aは第1の一致回路であって、第
1の3相/2相変換回路23のd軸電圧検出信号VSdと第3
の3相/2相変換回路24のd軸電流検出信号VTdの大きさ
を比較し、VSd≒VTdの時にHレベルの信号を出力する。
33bは第2の一致回路であって、第2の3相/2相変換回
路23のq軸電圧検出信号VSqと第3の3相/2相変換回路2
4のq軸電流検出信号VTqの大きさを比較し、VSq≒VTq
時にHレベルの信号を出力する。33cは論理積回路であ
って、一致検出回路33aと33bの出力とがともにHレベル
である場合に、Hレベルの信号を送出して、開閉装置4
に対するオン指令信号4ONを発生する。33dは第1のパル
ス発生器であって、論理回路33cの出力がLレベルから
Hに変化したとき、即ち、VSd≒VTd、VSq≒VTqとなっ
て、開閉装置4に対するオン指令ONが発生したときに、
パルス信号を送出する。33eは整流器であって、第1の
電流検出器3の3相交流電流検出信号IS′を直流変換す
る。33fはサンプルホールド回路であって、第1のパル
ス発生器33dのパルス信号により整流器33eの出力をホー
ルドする。33gは第1のパルス発生器33dの出力に基づき
動作する比較器であって、整流器33eの出力とサンプル
ホールド回路33fの出力を比較し、そのレベル差が大き
い場合に、Hレベルの信号を送出する。33hは第2のパ
ルス発生器であって、比較器33gの出力信号がLレベル
からHレベルに変化したときにHレベルのパルス信号を
発生する。33iは論理和回路であって、第2のパルス発
生器33hの出力と開閉装置4のオンの時にHレベルとな
る状態信号4xと論理和演算を行う。33jは論理積回路で
あって、論理和回路33iの出力と上記論理積回路33cの出
力との論理演算を行い、この出力がHレベルになると、
有効電力制御回路17と無効電力制御回路16のオン指令PQ
ONを発生するとともに、NOT回路33hを介し、電圧制御回
路25、26のオン指令VCONをLレベルにして両電圧制御回
路をオフさせる。
前述の第4図に示すように、開閉装置4へのオン指令4O
Nが時刻t1で発生しても、実際にONする時刻t2までに時
間差が生じ、かつ開閉装置4が実際にONになったことを
検出して状態信号4Xを発生する時刻t3までの時間差を生
じるため、この状態信号4Xからの情報だけでは実際に開
閉装置4がオンになる時刻t2を推定できない。最悪の場
合、時刻t1から時刻t3までの時間内で交流電源1の電圧
VSが変動して開閉装置4がオンしたときに交流電流IS
過電流が発生する可能性がある。このような場合に対処
するために、交流電流ISの時刻t1から時刻t3までの変化
を検出する手段として上記整流器33e、サンプルホール
ド回路33f、比較器33gを備えている。サンプルホールド
回路33fにより時刻t1での交流電流検出信号IS′の直流
変換値を記憶し、その記憶値と時刻t1以後の交流電流検
出信号IS′の直流変換値とを比較器33gで比較して時刻t
2のの直後にPQON信号を発生する。第1図において、d
軸電流基準Idは、VCON信号が発生している場合には、第
1の電圧制御回路25の出力信号になり、また、PCONが発
生している場合には、有効電力制御回路17の出力信号と
なる。q軸電流基準I1Qは第2の3相/2相変換回路23の
d軸電圧検出信号VSdに、VCON信号が発生している場合
には、第2の電圧制御回路26の出力信号が、またPCON信
号が発生している場合には、無効電力制御回路16の出力
信号が加算されたものとなる。
なお、上記実施例では、第2の2相/3相変換回路23のd
軸検出信号VSd,q軸検出信号VSqを第1の電圧制御回路2
5、第2の電圧制御回路26の電圧基準としているが、第
3図に示すように、傾斜信号制御回路40、41を設けて、
電力変換器8の出力電圧を徐々に増加させる構成として
もよい。また、この例では、傾斜信号制御回路40、41の
それぞれの出力VSd′、VSq′を3相交流電圧VUR、VVR
VWRに変換する2相/3相変換回路42を有し、この信号
VUR、VVR、VWRを第1図の実施例の変圧器5の出力電圧V
T′の代わりに用いている。これにより、開閉装置4が
開路状態にあり、かつ、第1の電圧制御回路25、第2の
電圧制御回路26で電圧制御している場合に、リアクトル
7とコンデンサ20の共振現象のために上記電圧VT′が変
動して、電流制御系が不安定になるのを防止することが
できる。また、位相検出回路22が精度良く交流電源1の
電圧位相を検出することができるならば、上記したよう
に、VSq=0であることにより、傾斜信号発生回路41を
省略して第2の電圧制御回路26の電圧基準を0とし、ま
た、2相/3相変換回路42において、信号VSq′と信号cos
θを省くことができる。
また、上記実施例において、第1の加算回路27、第2の
加算回路28にリミッタ機能を設けて、d軸電流基準Id
q軸電流基準Iqの大きさを制限するようにしてもよく、
また上記加算回路27、28に出力信号の保持機能を付加し
て、VCON信号からPQONに切換えるときにd軸電流Idおよ
びq軸電流Iqを一時的に保持させて急変を防ぐようにし
てもよい。この機能を付加することにより、開閉装置4
の投入直後に交流電圧1の電流ISが急変するのを防止で
きる。
また、上記実施例では、フイルタコンデンサ20を変圧器
6とリアクトル7の間に設けたものを示したが、変圧器
6と開閉装置4の間にに設けたものでああってもよい。
また、上記フイルタコンデンサ20は抵抗要素を直列に付
加して構成し、リアクトル7あるいは変圧器6のインダ
クタンスとの共振を防止したものであってもよい。ま
た、交流電源1と電力変換器8との間に電圧整合の手段
として変圧器6を備えたものを示したが、この変圧器6
が省略されたものであってもよい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した通り、電圧制御系をd軸成分と
q軸成分とに分離して制御するとともに、電流制御マイ
ナーループを設けたので、系統との連係に際して、これ
を最適タイミングで、高速に行うことができ、連係直後
の過電流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例における同期検出装置のブロック構成図、第
3図はこの発明の他の実施例の要部を示すブロック図、
第4図は従来自励式電力変換器の制御装置のブロック
図、第5図は上記従来例の動作を説明するための波形タ
イムチャートである。 図において、1……交流電源、4……開閉装置、6……
変圧器、8……電力変換器、10……第1の3相/2相変換
回路、16……無効電力制御回路、17……有効電力変換回
路、22……位相検出回路、23……第2の3相/2相変換回
路、24……第3の3相/2相変換回路、25、26……電圧制
御回路、27、28……加算回路、29……2相/3相変換回
路、30……電流制御回路、31……加算回路、32……PWM
回路、33……同期検出装置、33a、33b……一致回路、33
d、33h……パルス発生回路、33f……サンプルホールド
回路、33g……比較器、40、41……傾斜制御回路、42…
…2相/3相変換回路。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電力を3相の交流電力に変換して出力
    し、変圧器および開閉装置を通して3相交流系統と連係
    されるPWM制御方式の自励式電力変換器の制御装置であ
    って、系統側電圧と電力変換器出力電圧との電圧比較を
    行い、その偏差が零になるように電力変換器の出力電圧
    を制御し、両電圧の一致検出後、上記開閉装置を閉路
    し、閉路確認後、電力変換器の出力の有効・無効電力を
    基準値へ制御するものにおいて、電流制御マイナールー
    プを有し、電圧比較はd軸電圧相互、q軸電圧相互を比
    較して行い、有効・無効電力制御時は、有効電力基準と
    実有効電力との偏差をd軸電流基準、無効電力基準と実
    無効電力との偏差にd軸電圧を加算した値をq軸電流基
    準とすることを特徴とする自励式電力変換器の制御装置
  2. 【請求項2】直流電力を3相の交流電力に変換して出力
    し、変圧器および開閉装置を通して3相交流系統と連係
    されるPWM制御方式の自励式電力変換器の制御装置であ
    って、電流基準とフイードバック電流を入力される電流
    制御回路、この電流制御回路の出力と上記フイードバッ
    ク電圧との偏差を入力されてPWM信号を発生するPWM回
    路、上記3相交流電源の有効電力と無効電力を検出する
    第1の3相/2相変換回路、上記3相交流電源の電圧位相
    に同期した位相基準を送出する位相検出回路、該位相基
    準と上記3相交流電源の電圧から該電圧と同相の成分お
    よび90°位相の成分の直流に変換された信号を検出する
    第2の3相/2相変換回路、位相基準と電力変換器の出力
    電圧から該電圧と同相の成分および90°位相の成分の直
    流に変換された信号を検出する第3の3相/2相変換回
    路、上記第2と第3の3相/2相変換回路の上記同相成分
    信号の偏差を増幅する第1の電圧制御回路、上記第2と
    第3の3相/2相変換回路の上記90°位相成分信号の偏差
    を増幅する第2の電圧制御回路、上記第1の3相/2相変
    換回路が検出した有効電力と有効電力基準との偏差を増
    幅する有効電力制御回路、上記第2の3相/2相変換回路
    が検出した無効電力と無効電力基準との偏差を増幅する
    無効電力制御回路、上記第1の電圧制御回路の出力と上
    記有効電力制御回路の出力とを加算する第1の加算回
    路、上記第2の電圧制御回路の出力と上記無効電力制御
    回路の出力と上記第2の3相/2相変換回路の上記同相成
    分信号を加算する第2の加算回路、上記第1と第2の加
    算回路の出力と上記位相基準から3相の上記電流基準を
    送出する2相/3相変換回路、上記第2と第3の3相/2相
    変換回の各同相成分信号と90°位相成分信号の大きさが
    一致したことを検出して上記開閉装置を閉路するととも
    に、上記第1と第2の電圧制御回路をオフし、上記有効
    電力制御回路と上記無効電力制御回路をオンする同期検
    出装置を備えていることを特徴とする自励式電力変換器
    の制御装置。
  3. 【請求項3】同期検出装置が、開閉装置へ閉路を指令す
    る信号を送出したのち該開閉装置から状態信号を受信す
    るまでの期間の3相交流電源の電流変化を検出する検出
    回路を有し、該検出回路の検出信号により、第1と第2
    の電圧制御回路をオフし、有効電力制御回路と無効電力
    制御回路をオンすることを特徴とする請求項2記載の自
    励式電力変換器の制御装置。
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