JPH07325872A - 在庫鮮度管理方法および在庫鮮度管理装置 - Google Patents

在庫鮮度管理方法および在庫鮮度管理装置

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JPH07325872A
JPH07325872A JP11826894A JP11826894A JPH07325872A JP H07325872 A JPH07325872 A JP H07325872A JP 11826894 A JP11826894 A JP 11826894A JP 11826894 A JP11826894 A JP 11826894A JP H07325872 A JPH07325872 A JP H07325872A
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JP11826894A
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Takao Sato
隆夫 佐藤
Kazuhiko Akagi
和彦 赤木
Masayuki Shibata
雅之 柴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の入荷時点における登録作業負荷を極小
化した形で、時間の経過による在庫鮮度価値低下の管理
を実現する在庫鮮度管理方法および装置を提供するこ
と。 【構成】 製造日からの経過期間で示される商品毎の鮮
度基準情報(200)を予め保持しておき、入荷日に基
づいて日付で示される仮鮮度管理基準を設定し、該仮鮮
度管理基準に基づく簡易鮮度管理モード(60)による
管理を実施し、仮鮮度管理基準を超過した在庫が発生し
た場合に警告を行う。警告があった場合に製造日を登録
し、厳密鮮度管理モード(70)による管理に切り替え
る。厳密鮮度管理モードによる管理では、登録された製
造日から鮮度管理基準を確定し、鮮度管理基準を超過し
た在庫が発生した場合には販売区分の移行を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間の経過につれて価
値が低下する商品の在庫を管理する在庫鮮度管理方法お
よびそのための装置に関し、特に、入荷時点における登
録作業負荷を大幅に削減することができる在庫鮮度管理
方法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食料品の鮮度に対する消費者の意
識が高まり、流通の各段階における在庫鮮度管理は必須
の業務となってきている。従来の在庫鮮度管理方法とし
ては、例えば、特開平5−158955号に記載されて
いるように、時間の経過につれてその価値が変動する商
品を管理する場合、賞味期間や賞味期間の経過による付
加価値の変動を示す付加価値係数などの期限情報と、人
手によって入力された在庫商品の識別情報(商品コー
ド)、数量情報、場所情報、製造日時情報、価値保有期
間情報などの初期情報とによって在庫商品毎の現在の商
品価値を算出し、商品を管理するものがあった。また、
他の従来の在庫鮮度管理方法として、例えば、「先端物
流システムの構築と運用」(アーバンプロデュース出版
部 1990年5月30日発行)第528頁に記載され
ているように、いちいち鮮度管理情報を登録したりせ
ず、庫内における先入れ先出し、すなわち、先に入庫し
たものから順に出庫することによって鮮度価値の低いも
のから順番に出荷するというものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の在庫鮮度管
理方法では、入荷時点において、商品に表示されている
製造日・賞味期限等の鮮度管理情報をその都度全て人手
によって登録しなければならなかった。なお、商品情報
を簡便に取り入れる方法として、バーコードを利用した
ものがある。商品識別のためにソースマーキング(製造
業において付与)されるバーコードとしては従来からJ
AN(商品ごとに付与される商品コード、製造企業コー
ドなど)/ITF(JANコードの商品がいくつ入った
集合包装であるかを示したコード)などが知られてお
り、人手による入力を簡便化することが行われている
が、それらはいずれも商品毎に設定されている商品を識
別する商品コードなどの入力だけを意図したものであ
り、製造日・賞味期限等の鮮度管理情報の入力に関して
は全く考慮されていなかった。そのため、これらの鮮度
管理情報に関してはラベルなどの形で商品ごとに表示さ
れている情報を人間が読み取って登録しなければならな
いため、特に、大量の商品を扱う場合には、入荷時点に
おける上記のような人手による作業負荷が極めて大きく
なってしまうという問題があった。また、上記後者の在
庫鮮度管理方法では、単純な先入れ先出しであるため在
庫鮮度価値の低下の厳密な管理が不可能であり、鮮度基
準を超過して鮮度劣化した商品を出荷したり、鮮度劣化
の把握が遅れて、特売等への販売区分の移行のタイミン
グを逃し、販売機会の損失を招く可能性が大きいという
問題があった。本発明の目的は、上記問題点を解消し、
入荷時点における登録作業負荷を極力少なくした形で、
時間の経過による在庫鮮度価値低下の管理を実現する在
庫鮮度管理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、製造日からの変位、すなわち相対的な期
間で表される商品毎の鮮度を管理するための入荷期間、
出荷期間、小売販売期間、賞味期間などの鮮度基準情報
を保持しておき、実際の入荷日と入荷期間、出荷期間、
小売販売期間、賞味期間などの鮮度基準情報から仮出荷
期限(仮鮮度管理基準)を算出し、該仮出荷期限に基づ
く簡略な鮮度管理(簡易鮮度管理モード)を行い、仮出
荷期限を過ぎた在庫が発生した場合には、その時点で入
力される製造日から入荷期限、出荷期限、小売販売期
限、賞味期限などの鮮度管理基準を算出し、これらの各
期限を過ぎた在庫が発生したときには当該在庫の販売区
分の移行などの厳密な鮮度管理(厳密鮮度管理モード)
を実施するようにしたことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明によれば、製造日からの相対的な期間で
示される入荷期間、出荷期間、小売販売期間、賞味期間
などの鮮度基準情報を予め保持しておき、商品が入荷さ
れた場合、その入荷日と鮮度基準情報のうちの入荷期
間、出荷期間とに基づいて仮出荷期限(仮鮮度管理基
準)を設定し、該仮出荷期限に基づいて簡易的な鮮度管
理(簡易鮮度管理モードによる管理)を実施する。つま
り、最初は、製造日を入力せずに、商品の入荷は入荷期
限にされたと一時的に仮定して荒い管理をする。仮出荷
期限を過ぎた在庫が発生した場合にのみ製造日を登録
し、それに基づいて入荷期限、出荷期限、小売販売期
限、賞味期限などを算出し、これらの期限を過ぎた在庫
が発生した場合には販売区分の移行などを行う管理、す
なわち、製造日に基づいた正確な管理(厳密鮮度管理モ
ードによる管理)を行なうようにしたので、入荷時点で
入荷商品全ての製造日を登録する必要がなくなり、入荷
時の登録作業を大幅に削減することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、各図面の概略を説明しておく。図1
は、本発明の実施例である、時間の経過により商品価値
が低下する商品に関する在庫鮮度管理方法の処理ステッ
プを示すフローチャートである。図2は、本発明の実施
例である当該商品に関する在庫鮮度管理方法を実現する
システム構成例を示す図であり、入力装置10、画像表
示装置20、処理装置30、記憶装置40、出力装置5
0を有し、処理装置30は簡易鮮度管理モード処理装置
60と厳密鮮度管理モード処理装置70を有し、記憶装
置40は鮮度基準情報テーブル200と鮮度管理情報テ
ーブル201と販売区分情報テーブル202と受注残情
報テーブル203と発注残情報テーブル204を有す
る。図3〜7は、図2中の記憶装置40に収容される各
テーブルのデータ構成例を示す図である。図8は、当該
商品を取り扱う卸売業に関する鮮度基準情報例を示す図
である。図9は、当該商品の流通経路例を示す図であ
る。図10は、当該卸売業に関する鮮度管理情報例と当
該鮮度管理情報に基づく販売区分例を示す図、図11
は、当該卸売業の当該商品の入荷に関する入荷許容製造
日を示す図、図12は、当該卸売業の当該商品の出荷に
関する出荷許容製造日を示す図、図13は、図1に示す
当該在庫鮮度管理方法に関する警告出力イメージを示す
図、図14は、図1に示す当該在庫鮮度管理方法に関す
るロケーション移動指示出力イメージを示す図、図15
は、当該卸売業の当該商品の商品倉庫に関する保管棚ロ
ケーション配分イメージを示す図である。
【0007】次に、図1、および図3〜図15を使って
図2に示した簡易鮮度管理モード処理装置60と厳密鮮
度管理モード処理装置70からなる処理装置30の動作
について詳細に説明する。なお、簡易鮮度管理モード処
理装置60と厳密鮮度管理モード処理装置70は専用の
処理装置を個別に設けてもよいが、同一の処理装置を使
用し、異なる機能を有するソフトウエア(簡易鮮度管理
モード処理を行うプログラムと厳密鮮度管理モード処理
を行うプログラム)をメモリに格納しておき、それらを
切り替えるようにすることによりハードウエアの有効利
用が可能である。商品の流通経路としては、図9に示し
たような、製造業−卸売業−小売業−消費者からなる経
路が一般的である。本実施例では、本発明を、上記経路
のうち卸売業へ適用した場合を例として説明する。ま
た、本実施例では、記憶装置40内の鮮度基準情報テー
ブル200、鮮度管理情報テーブル201、販売区分情
報テーブル202、受注残情報テーブル203、発注残
情報テーブル204の各々には、図3〜7に示したよう
な各商品毎の情報欄が設けられる。
【0008】鮮度基準情報テーブル200には、図3に
示すように、商品毎に、商品コード欄301、入荷期間
欄302、出荷期間欄303、小売販売期間欄304、
賞味期間欄305が設けられ、鮮度管理テーブル201
には、図4に示すように、商品毎に、商品コード欄31
1、数量欄312、ロケーションNo欄313、仮出荷
期限欄314、出荷期限欄315、小売販売期限欄31
6、賞味期限欄317が設けられ、販売区分情報テーブ
ル202には、図5に示すように、商品毎に、商品コー
ド欄321と、通常販売域322における数量欄323
とロケーションNo欄324、特売域325における数
量欄326とロケーションNo欄327、超特売域32
8における数量欄329とロケーションNo欄330、
廃棄域331における数量欄332とロケーションNo
欄333が設けられ、受注残情報テーブル203には、
図6に示すように、商品毎に、商品コード欄341と、
得意先コード欄342と、通常販売域343における受
注残の数量欄344と出荷日欄345、特売域346に
おける受注残の数量欄347と出荷日欄348、超特売
域349における受注残の数量欄350と出荷日欄35
1が設けられ、発注残情報テーブル204には、図7に
示すように、商品毎の、商品コード欄361、仕入先コ
ード欄362、数量欄363、入荷日欄364が設けら
れている。
【0009】次に、本発明における鮮度基準情報、鮮度
管理情報、販売区間について説明する。本発明における
鮮度基準情報とは、製造日からの経過期間として示され
る鮮度管理上のチェックポイントとなる情報であり、商
品コード毎の、「入荷期間」、「出荷期間」、「小売販
売期間」、「賞味期間」からなっていて、それらは図8
に示すような関係(詳細は後述)にある。これらの鮮度
基準情報は、商品毎の賞味期間と、製造・卸売・小売・
消費の各流通段階における適正な在庫期間に基づいて予
め設定される。本実施例では、「入荷期間」が(A)
日、「出荷期間」が(A+B)日、「小売販売期間」が
(A+B+C)日、「賞味期間」が(A+B+C+D)
日と仮定し、これらの各期間が鮮度基準情報テーブル2
00の対応する情報欄に格納されているとする。また、
本発明における鮮度管理情報とは、商品毎の製造日・入
荷日と当該商品の鮮度基準情報に基づいて算出される日
付で示される情報であり、商品毎の「入荷期限」、「仮
出荷期限」、「出荷期限」、「小売販売期限」、「賞味
期限」等からなっており、それらは図10に示すような
関係(詳細は後述)になっている。また、本発明におけ
る「販売区分」とは、当該商品の鮮度管理情報に基づい
て、商品鮮度劣化に対応して設定される販売上の区分で
あり、「通常販売域」、「特売域」、「超特売域」、
「廃棄域」等からなっている。これらの各区分と上記鮮
度管理情報とは図10に示す関係(詳細は後述)になっ
ている。
【0010】記憶装置40は、鮮度基準情報テーブル2
00に、商品ごとに、賞味期間と製造・卸売・小売・消
費の各流通段階における適正な在庫期間に基づいて決め
られた上述した商品毎の鮮度基準情報を格納している。
また、簡易鮮度管理モード処理装置60と厳密鮮度管理
モード処理装置70は、日付管理機能を有しており、当
該日付管理機能によって算出する日付をシステム日付と
呼称する。
【0011】次に、在庫鮮度管理の実際の処理手順を図
1のフローチャートに沿って説明する。まず、商品の入
荷時には、簡易鮮度管理モード処理装置60が、発注残
情報テーブル204の入荷日欄364に格納された入荷
日とシステム日付を照合し、システム日付当日に入荷す
る商品を検索し、当該商品に対し、システム日付と当該
商品に関する鮮度基準情報テーブル200の入荷期間欄
302に格納されている値から「入荷許容製造日」を算
出し、出力装置50へ出力する(ステップ101)。す
なわち、「入荷許容製造日」は、図11に示すように、
「入荷日」(Y日とする)から、当該商品に関する鮮度
基準情報テーブル200の入荷期間欄302に格納され
た値(A日)を減算することによって算出される。当該
商品の製造日が、「入荷許容製造日」(Y−A日)以降
であることが入荷条件となる。入荷が認められた当該商
品に対しては、簡易鮮度管理モード処理装置60が、入
力装置10より入力される当該商品に関する商品コード
・数量に基づき、システム日付と当該商品に関する鮮度
基準情報テーブル200の出荷期間欄303に格納され
ている値から「仮出荷期限」を算出し、当該商品コード
・数量とともに当該商品に関する鮮度管理情報テーブル
201の仮出荷期限欄314に格納すると同時に、当該
商品に関する販売区分情報テーブル202の通常販売域
322の数量欄323へ当該数量を加算する(ステップ
102)。すなわち、「仮出荷期限」は、図10に示す
ように、商品は入荷期限に入荷したと一時的に仮定する
ことにより、「入荷日」(Y日)に、当該商品に関する
鮮度基準情報テーブル200の出荷期間欄303に格納
されている値(A+B)日と入荷期間欄302に格納さ
れている値(A日)の差(B日)を加算することによっ
て算出される。このようにして得られた仮出荷期限の値
(Y+B日)は鮮度管理情報テーブル202の仮出荷期
限欄314に「仮出荷期限」として格納される。
【0012】簡易鮮度管理モード処理装置60は、シス
テム日付の変更に伴い、鮮度管理情報テーブル201の
仮出荷期限欄314に格納されている「仮出荷期限」
(Y+B日)とシステム日付を照合し、システム日付が
「仮出荷期限」(Y+B日)を超過している商品が発生
しているかを判断する(ステップ103)。システム日
付が「仮出荷期限」(Y+B日)を超過していない商品
に対しては、簡易鮮度管理モード処理装置60が、受注
残情報テーブル203の通常販売域343の出荷日欄3
45に格納されている値とシステム日付を照合し、シス
テム日付当日に出荷する商品を検索し、当該商品に対
し、システム日付と当該商品に関する鮮度基準情報テー
ブル200の出荷期間欄303に格納された値から「通
常販売域出荷許容製造日」を算出し、出力装置50へ出
力する(ステップ104)。すなわち、「通常販売域出
荷許容製造日」は、図12に示すように、受注残情報テ
ーブル203の通常販売域343の出荷日欄345に格
納されている値「出荷日」(M1日とする)から、当該
商品の鮮度基準情報テーブル200の出荷期間欄303
に格納された値(A+B)日を減算することによって算
出される。当該商品の製造日が、「通常販売域出荷許容
製造日」{M1−(A+B)}日以降であることが出荷
条件となる。システム日付が「仮出荷期限」(Y+B
日)を超過している商品が発生した場合には、簡易鮮度
管理モード処理装置60は、当該商品に関する鮮度管理
情報テーブル201の商品コード欄311、数量欄31
2、ロケーションNo欄313を参照し、出力装置50
と画像表示装置20へ、警告を出力する(ステップ10
5)。
【0013】図13に、当該警告の出力イメージ例を示
す。この例は、ロケーションNo.(Z1−1)にある2
0ケースの商品コード(S−1)の商品が仮出荷期限を
超過していることを示す警告例である。当該警告は仮出
荷期限超過警告であり、これは「仮出荷期限」(Y+B
日)を超過した商品が発生したことを意味する。また、
当該警告は、鮮度管理上、適切な在庫期間を維持するた
めには、仕入先に対する発注ロットサイズが過大であ
り、縮小化の必要があることをも意味している。商品の
入荷時には、「入荷期限」に入荷したと一時的に仮定し
たため、「仮出荷期限」は真の「出荷期限」を示すもの
ではない。よって、簡易鮮度管理モード処理装置60
は、ステップ110で出力した当該警告に基づいて、入
力装置10より入力される当該商品の製造日と、当該商
品に関する鮮度基準情報テーブル200の出荷期間欄3
03、小売販売期間欄304、賞味期間欄305の値に
基づき、「出荷期限」、「小売販売期限」、「賞味期
限」を確定し、当該商品に関する鮮度管理情報テーブル
202の対応する情報欄に格納する(ステップ10
6)。すなわち、図10に示すように、「出荷期限」
は、当該商品の製造日(X日とする)に、当該商品の
「出荷期間」(A+B日)を加算することによって、
「小売販売期限」は、当該商品の製造日(X日)に、当
該商品の「小売販売期間」(A+B+C日)を加算する
ことによって、「賞味期限」は、当該商品の製造日(X
日)に、当該商品の「賞味期間」(A+B+C+D日)
を加算することによって算出される。このステップ10
6において、「出荷期限」(X+A+B日)、「小売販
売期限」(X+A+B+C日)、「賞味期限」(X+A
+B+C+D日)が確定され、鮮度管理情報テーブル2
01に格納される。
【0014】ステップ105までの処理は、商品の入荷
日に基づき、簡易鮮度管理モード処理装置60によって
管理される処理であり、一方、製造日(X日)が入力装
置10から入力された後は、簡易鮮度管理モード処理装
置60から厳密鮮度管理モード処理装置70に制御が渡
され、それ以降は該厳密鮮度管理モード処理装置70に
よって管理が行われる。
【0015】厳密鮮度管理モード処理装置70では、シ
ステム日付の変更に伴い、鮮度管理情報テーブル201
の出荷期限欄315の値「出荷期限」(X+A+B日)
とシステム日付を照合し、システム日付が「出荷期限」
(X+A+B日)を超過している商品が発生しているか
を判断する(ステップ107)。システム日付が「出荷
期限」(X+A+B日)を超過していない商品に対して
は、厳密鮮度管理モード処理装置70が、受注残情報テ
ーブル203の通常販売域343の出荷日欄345の値
とシステム日付を照合し、システム日付当日に出荷する
商品を検索し、当該商品に対し、システム日付と当該商
品に関する鮮度基準情報テーブル200の出荷期間欄3
03に格納された値から「通常販売域出荷許容製造日」
を算出し、出力装置50へ出力する(ステップ10
8)。すなわち、「通常販売域出荷許容製造日」は、図
12に示すように、受注残情報テーブル203の通常販
売域343の出荷日欄345の値(出荷日;M1日とす
る)から、当該商品の鮮度基準情報テーブル200の出
荷期間欄303に格納された値(A+B日)を減算する
ことによって算出される。当該商品の製造日(X日)
が、算出された「通常販売域出荷許容製造日」{M1−
(A+B)日}以降であることが出荷条件となる。
【0016】システム日付が「出荷期限」(X+A+B
日)を超過している商品が発生した場合には、厳密鮮度
管理モード処理装置70は、当該商品の鮮度管理情報テ
ーブル201の数量欄312の値を参照し、当該商品の
販売区分情報テーブル202の通常販売域322の数量
欄323に格納されている値から、当該数量を減算する
とともに、特売域325の数量欄326の値へ当該数量
を加算する。また、厳密鮮度管理モード処理装置70
は、当該商品の鮮度管理情報テーブル201の商品コー
ド欄311と数量欄312の値と、当該商品に関する販
売区分情報テーブル202の通常販売域322のロケー
ションNo欄324と特売域325のロケーションNo欄
327を参照し、出力装置50へ特売域ロケーションへ
のロケーション移動指示を出力する(ステップ10
9)。
【0017】図14に当該ロケーション移動指示の出力
イメージの一例を示す。ここで示した例は、商品コード
S−1の商品20ケースをロケーションNo.Z1−1か
らZ2−1に移動させる指示例である。図15に、商品
倉庫における商品保管棚のロケーション配分例を示す。
同図では、販売区分毎に保管棚ロケーションを割り当て
ており(通常販売域にZ1−1、Z1−2、・・、特売
域にZ2−1、Z2−2、・・、超特売域にZ3−1、
Z3−2、・・、廃棄域にZ4−1、Z4−2、・
・)、販売区分の移行にともない、当該ロケーション移
動指示に基づいて商品のロケーションを移動させ、販売
区分に対応した出荷が適切に行える状態としている。
【0018】厳密鮮度管理モード処理装置70は、シス
テム日付の変更に伴い、鮮度管理情報テーブル201の
「小売販売期限」(X+A+B+C)日とシステム日付
を照合し、システム日付が「小売販売期限」(X+A+
B+C)日を超過している商品が発生しているか否かを
判断する(ステップ110)。システム日付が「小売販
売期限」(X+A+B+C)日を超過していない商品に
対しては、厳密鮮度管理モード処理装置70が、受注残
情報テーブル203の特売域346の出荷日欄348に
格納された値とシステム日付を照合し、システム日付当
日に出荷する商品を検索し、当該商品に対し、システム
日付と当該商品に関する鮮度基準情報テーブル200の
「小売販売期間」から「特売域出荷許容製造日」を算出
し、出力装置50へ出力する(ステップ111)。すな
わち、「特売域出荷許容製造日」は、図12に示すよう
に、受注残情報テーブル203の特売域346の出荷日
欄348(M2日とする)から、当該商品の「小売販売
期間」(A+B+C日)を減算することによって算出さ
れる。当該商品の製造日が、「特売域出荷許容製造日」
{M2−(A+B+C)}日以降であることが出荷条件
となる。システム日付が「小売販売期限」(X+A+B
+C)日を超過している商品が発生した場合には、厳密
鮮度管理モード処理装置70は、当該商品に関する鮮度
管理情報テーブル201の数量を参照し、当該商品に関
する販売区分情報テーブル202の特売域の数量から、
当該数量を減算するとともに、超特売域の数量へ当該数
量を加算する。また、厳密鮮度管理モード処理装置70
は、当該商品の鮮度管理情報テーブル201の商品コー
ド・数量と、当該商品に関する販売区分情報テーブル2
02の特売域のロケーションと超特売域のロケーション
を参照し、出力装置50へ超特売域ロケーションへのロ
ケーション移動指示を出力する(ステップ112)。ス
テップ109と同様、図14に当該ロケーション移動指
示の出力イメージを示す。
【0019】厳密鮮度管理モード処理装置70は、シス
テム日付の変更に伴い、鮮度管理情報テーブル201の
「賞味期限」(X+A+B+C+D日)とシステム日付
を照合し、システム日付が「賞味期限」(X+A+B+
C+D日)を超過している商品が発生しているかを判断
する(ステップ113)。システム日付が「賞味期限」
(X+A+B+C+D日)を超過していない商品に対し
ては、厳密鮮度管理モード処理装置70が、受注残情報
テーブル203の超特売域の出荷日とシステム日付を照
合し、システム日付当日に出荷する商品を検索し、当該
商品に対し、システム日付と当該商品に関する鮮度基準
情報テーブル200の「賞味期間」から「超特売域出荷
許容製造日」を算出し、出力装置50へ出力する(ステ
ップ114)。すなわち、「超特売域出荷許容製造日」
は、図12に示すように、受注残情報テーブル203の
超特売域349の出荷日欄351(M3日とする)か
ら、当該商品の「賞味期間」(A+B+C+D)日を減
算することによって算出される。当該商品の製造日が、
「超特売域出荷許容製造日」{M3−(A+B+C+
D)}日以降であることが出荷条件となる。システム日
付が「賞味期限」(X+A+B+C+D日)を超過して
いる商品が発生した場合には、厳密鮮度管理モード処理
装置70は、当該商品に関する鮮度管理情報テーブル2
01の数量を参照し、当該商品に関する販売区分情報テ
ーブル202の超特売域の数量から、当該数量を減算す
るとともに、廃棄域の数量へ当該数量を加算する。ま
た、厳密鮮度管理モード処理装置70は、当該商品の鮮
度管理情報テーブル201の商品コード・数量と、当該
商品に関する販売区分情報テーブル202の超特売域の
ロケーションと廃棄域のロケーションを参照し、出力装
置50へ廃棄域ロケーションへのロケーション移動指示
を出力する(ステップ115)。ステップ109と同
様、図14に当該ロケーション移動指示の出力イメージ
を示す。
【0020】本実施例によれば、商品の入荷日に基づい
た簡易鮮度管理モードと、警告に基づいて登録される製
造日に基づいた厳密鮮度管理モードを設け、これを切り
替えることにより、鮮度基準を超過した商品に対しての
み製造日の登録を行えばよく、入荷時点における登録作
業負荷を極小化した形で、商品の鮮度管理を実現できる
という効果がある。また、厳密鮮度管理モードにより、
鮮度劣化の度合いに対応した販売区分の移行処理を適切
に行うことにより、鮮度基準を遵守した出荷、また各販
売区分に対応した適切な営業活動を展開することが可能
となり、顧客サービスの向上と在庫の有効活用を図れる
という効果がある。さらに、警告の出力により、鮮度管
理という観点からの適切な在庫量調整を図るタイミング
が把握できるという効果がある。さらに、入荷および出
荷時において、それぞれ「許容製造年月日」を出力する
ことにより、鮮度基準を遵守する入荷および出荷が可能
となるという効果がある。なお、以上の説明では、図9
に示すような流通経路における卸売業への在庫鮮度管理
方法の適用例において、図8に示すような鮮度基準情
報、図10に示すような鮮度管理情報を持つ場合を例と
して説明したが、本発明は、鮮度基準情報、鮮度管理情
報を変更することにより、あらゆる流通経路、流通段階
で適用可能である。この場合、製造・卸売・小売などの
各流通段階の協議において鮮度基準の設定を行う必要が
ある。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、最初は商品の入荷日に
基づいた鮮度管理(簡易鮮度管理モードによる管理)を
行ない、所定の条件(仮出荷期限)になったときに初め
て製造日を登録するようにし、それ以後は登録された製
造日に基づいて厳密な鮮度管理(厳密鮮度管理モードに
よる管理)を行なうようにしたので、所定の条件(仮出
荷期限)を過ぎた在庫に対してのみ製造日の登録を行え
ばよく、入荷時点における登録作業負荷を大幅に削減し
た形で、商品の鮮度管理が実現できるという効果があ
る。また、厳密鮮度管理モードにより、鮮度劣化の度合
いに対応した販売区分の移行処理を適切に行うことによ
り、鮮度基準を遵守した出荷、また、各販売区分に対応
した適切な営業活動を展開することが可能となり、顧客
サービスの向上と在庫の有効活用を図れるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の在庫鮮度管理方法の処理ステップを示
すフローチャートを示す図である。
【図2】本発明の在庫鮮度管理方法を実現するシステム
構成例を示す図である。
【図3】本発明の在庫鮮度管理方法における鮮度基準情
報テーブルの構成例を示す図である。
【図4】本発明の在庫鮮度管理方法における鮮度管理テ
ーブルの構成例を示す図である。
【図5】本発明の在庫鮮度管理方法における販売区分情
報テーブルの構成例を示す図である。
【図6】本発明の在庫鮮度管理方法における受注残情報
テーブルの構成例を示す図である。
【図7】本発明の在庫鮮度管理方法における発注残情報
テーブルの構成例を示す図である。
【図8】本発明の在庫鮮度管理方法における商品の鮮度
基準情報の相互の関係を説明するための図である。
【図9】本発明の在庫鮮度管理方法における商品の流通
経路例を示す図である。
【図10】本発明の在庫鮮度管理方法における商品の鮮
度管理情報の相互の関係と販売区分例を説明するための
図である。
【図11】本発明の在庫鮮度管理方法における商品の入
荷許容製造日を説明するための図である。
【図12】本発明の在庫鮮度管理方法における商品の出
荷許容製造日を説明するための図である。
【図13】本発明の在庫鮮度管理方法における警告の出
力イメージを示す図である。
【図14】本発明の在庫鮮度管理方法におけるロケーシ
ョン移動指示の出力イメージを示す図である。
【図15】本発明の在庫鮮度管理方法における商品倉庫
の保管棚のロケーション配分イメージを示す図である。
【符号の説明】
10:入力装置、20:画面表示装置、30:処理装
置、40:記憶装置、50:出力装置、60:簡易鮮度
管理モード処理装置、70:厳密鮮度管理モード処理装
置、200:鮮度基準情報テーブル、201:鮮度管理
情報テーブル、202:販売区分情報テーブル、20
3:受注残情報テーブル、204:発注残情報テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造日からの相対的な期間で表される商
    品毎の鮮度を管理する鮮度基準情報を予め記憶装置に格
    納しておき、商品が入荷されるとその入荷日と前記記憶
    装置に格納されている鮮度基準情報に基づいて仮鮮度管
    理基準を設定し、該仮鮮度管理基準に基づく簡略な鮮度
    管理(簡易鮮度管理モード)を実施し、該仮鮮度管理基
    準を超過した在庫が発生した場合には、その時点で入力
    される当該在庫商品の製造日に基づいて鮮度管理基準を
    確定し、その後は該鮮度管理基準に基づいた厳密な鮮度
    管理(厳密鮮度管理モード)を実施することを特徴とし
    た在庫鮮度管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の在庫鮮度管理方法におい
    て、 前記鮮度基準情報は、少なくとも入荷期間、出荷期間、
    賞味期間を含み、前記仮鮮度管理基準は、入荷日と前記
    入荷期間、出荷期間とに基づいて算出される仮出荷期限
    であり、 前記鮮度管理基準は、それぞれが、製造日と前記入荷期
    間、出荷期間、賞味期間から算出される入荷期限、出荷
    期限、賞味期限を含んでいることを特徴とする在庫鮮度
    管理方法。
  3. 【請求項3】 製造日からの相対的な期間で表される商
    品毎の鮮度を管理する鮮度基準情報を保持する手段と、
    入荷日と前記鮮度基準情報に基づいて出荷すべき仮出荷
    期限を算出する仮出荷期限算出手段と、該仮出荷期限算
    出手段により算出された仮出荷期限に基づいて在庫鮮度
    価値の低下を管理する手段と、該仮出荷期限を超過した
    在庫商品を検出する手段と、該仮出荷期限を超過した在
    庫が検出された場合に警告を発生する手段と、該警告に
    従って入力される製造日と上記鮮度基準情報に基づいて
    鮮度管理期限を算出する鮮度管理期限算出手段と、該算
    出された鮮度管理期限を超過した在庫商品を検出する手
    段と、該鮮度管理期限を超過した在庫商品が検出された
    場合に当該在庫商品の販売区分を移行する販売区分移行
    手段とを有することを特徴とする在庫鮮度管理装置。
JP11826894A 1994-05-31 1994-05-31 在庫鮮度管理方法および在庫鮮度管理装置 Pending JPH07325872A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134157A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Nec Corp 在庫期限管理システム、在庫期限管理方法、及びプログラム
JP2012138000A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mayekawa Mfg Co Ltd 食材輸送ネットワーク最適化方法
WO2023042873A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 京セラ株式会社 管理システム、管理方法、制御プログラム、および記録媒体

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