JPH1153448A - 商品輸送方法 - Google Patents

商品輸送方法

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JPH1153448A
JPH1153448A JP21030297A JP21030297A JPH1153448A JP H1153448 A JPH1153448 A JP H1153448A JP 21030297 A JP21030297 A JP 21030297A JP 21030297 A JP21030297 A JP 21030297A JP H1153448 A JPH1153448 A JP H1153448A
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product
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JP21030297A
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English (en)
Inventor
Isao Toshima
功 都島
Takao Sato
隆夫 佐藤
Tomoo Shimano
知生 嶋野
Katsushi Mihara
克史 三原
Masayuki Shibata
雅之 柴田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先に生産された商品は先に顧客へ納品しなけ
ればならないという先入先出制約下で、トラックの積載
効率が高い直送を行うことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 工場で生産した商品を母倉庫または地区
倉庫を輸送する商品輸送方法において、特定の商品属性
を基に工場で生産した商品を大ロットの商品とそれ以外
の商品に分類し、前記分類結果が大ロットの商品であ
り、それ以前の分類結果も大ロットの商品である場合に
は当該商品を工場から地区倉庫に直送し、前記分類結果
が大ロットの商品であり、それ以前の分類結果が大ロッ
ト以外の商品である場合には、母倉庫の当該商品の全て
の在庫を地区倉庫に輸送すると共に当該商品を工場から
地区倉庫に直送し、前記分類結果が大ロット以外の商品
である場合には当該商品を工場から母倉庫に輸送するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先に生産された商
品は先に顧客へ納品しなければならないという先入先出
制約下で商品を輸送する商品輸送方法に関し、特に、物
の流れから見て、最下流の顧客(小売業の店舗等)から
上流に向かって、全国の各地区に設置されている地区倉
庫、1つ上流の母倉庫、最上流の工場からなる物流ネッ
トワークにおいて、月単位、週単位レベルで先に生産さ
れた商品は先に顧客へ納品しなければならないという先
入先出制約下(商品に生産された週、月が印字されてい
る)で、物流コストに大きなウエイトを占める輸送費の
低減を実現する輸送先及び輸送量を決定する商品輸送方
法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来方法として、まず、月単位、週単位
レベルで先に生産された商品は先に顧客へ納品しなけれ
ばならないという先入先出制約が無い商品(鮮度に対す
る強い要求が無い商品、例えば、日用雑貨品)を対象に
した商品輸送方法を、図7を使って説明する。
【0003】図7は、従来の商品輸送方法の概要を示す
図である。従来の商品輸送方法では、工場で生産した商
品を母倉庫に輸送して一旦在庫した後、母倉庫に在庫し
ている商品を複数の地区倉庫に輸送し、顧客へ販売して
いる。
【0004】工場では一般に、シリアルに一品目づつ商
品が生産される。生産された商品は量として纏まれば
(大ロットであれば)、輸送費を軽減する為、全国の各
地区に設置されている地区倉庫に直接輸送する(以下、
これを直送と呼ぶ。図7では破線のルートが相当す
る)。
【0005】一方、生産量が少なければ、工場に近い母
倉庫に商品を輸送して母倉庫で一旦在庫し、適切なタイ
ミングで他の品目と合せて大ロット化し、母倉庫から地
区倉庫まで遠距離輸送を実施する。
【0006】一般に商品を直送すると、母倉庫経由に比
べて単位輸送量当りの輸送費はかなり安くて済む。但
し、トラックの積載効率が高いこと(輸送ロットが大き
いこと)が前提となる。
【0007】輸送された商品は、最終的には顧客からの
要求に応じて地区倉庫で注文に纏められ、小売業の店舗
等の顧客の元に配送される。
【0008】次に、先に生産された商品は先に顧客へ納
品しなければならないという先入先出制約が有る場合に
ついて、従来の商品輸送方法を説明する。
【0009】月単位レベルでの制約を取り上げると、例
えば、現在4月で母倉庫に3月生産の商品が在庫されて
いる場合、今、生産された商品(4月生産)が大ロット
でも、上述の制約を守る為には母倉庫から3月生産分の
商品を輸送してからでないと直送は出来ず、母倉庫への
輸送となって輸送コストは高くなる。
【0010】一般的には、上記の制約を守る為に直送ル
ート(図7の破線が相当する)は諦めて、全ての商品を
母倉庫経由で輸送しているのが現状であり、輸送コスト
がかなりかかっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した様に従来の技
術において、先に生産された商品は先に顧客へ納品しな
ければならないという先入先出制約が有る場合には、輸
送費を低減する直送が活用されていない為、物流コスト
がかかり過ぎているという問題点を持っている。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決し、先に
生産された商品は先に顧客へ納品しなければならないと
いう先入先出制約下で、トラックの積載効率が高い直送
を行うことが可能な技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、工場で生産さ
れた商品に対し、品目別売上数量、品目別売上体積或い
は品目別売上重量の1つを尺度として商品を分類し、例
えば2分類であれば、今回、当該品目がその尺度の大き
い大ロットの品目(以下、A商品と呼ぶ)と判定され、
且つ、先の判定がA商品ならば地区倉庫に直送する輸送
指示を出し、前記先の判定が前記尺度の小さい小ロット
品目(以下、B商品と呼ぶ)ならば、母倉庫に在庫する
当該品目の全量、生産品を地区倉庫に輸送する指示を出
し、前記今回の分類結果がB商品の場合には母倉庫への
輸送指示を出す。
【0014】以上述べた様に、本発明の商品輸送方法に
よれば、先に生産された商品は先に顧客へ納品しなけれ
ばならないという先入先出制約下でも、トラックの積載
効率が高い(輸送ロットが大きい)直送を実施でき、物
流コストに占める割合の大きい輸送費を大幅に低減する
ことができる。
【0015】以上の様に、本発明の商品輸送方法によれ
ば、商品を分類して大ロットとなる商品を直送するの
で、先に生産された商品は先に顧客へ納品しなければな
らないという先入先出制約下で、トラックの積載効率が
高い直送を行うことが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、輸送ロットとして大ロッ
トとなる商品を直送する一実施形態の商品輸送方法につ
いて説明する。
【0017】本実施形態の商品輸送方法の基本的考え方
についてまず説明する。工場で生産された商品の内、品
目別売上数量、品目別売上体積或いは品目別売上重量の
尺度(以下では売上数量を採り上げる)の大きい品目、
従って輸送ロットとして大ロットになる品目(A商品に
対応)については、トラックの積載効率を高くすること
が出来る為、工場から全国の各地区に設置されている地
区倉庫に直接輸送する直送を行う。
【0018】尚、本実施形態の商品輸送方法では、輸送
後の在庫量に対する売上数量の比率が地区倉庫間で均一
化する様に各地区倉庫へ輸送する商品の割合を決めて各
地区倉庫への輸送量を決定することにより、顧客に対す
る高いサービス率を実現する。
【0019】一方、工場で生産された商品の内、売上数
量の小さい品目、従って輸送ロットとして小ロットにな
る品目(B商品)については、直送するとトラックの積
載効率が低くなる為、生産された商品の全量を母倉庫に
輸送する。
【0020】尚、各品目とも、分類の結果は時間軸上で
A商品になったり、B商品になったりする為、分類結果
が変化した場合には輸送ルートの切り替えが必要であ
り、この点については後述する。
【0021】以下では、本実施形態の商品輸送方法を実
施する実施システムについて、図面を参照して詳細に説
明をする。
【0022】図1は、本実施形態の商品輸送システムの
概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の
商品輸送システムは、顧客システム100と、通信ネッ
トワーク110と、物流管理センタシステム120と、
地区倉庫システム130と、母倉庫システム140と、
工場システム150とを有している。
【0023】顧客システム100は、顧客に販売した商
品の売上数量を収集するシステムであり、通信ネットワ
ーク110は、顧客システム100、物流管理センタシ
ステム120、地区倉庫システム130、母倉庫システ
ム140及び工場システム150を接続するネットワー
クであり、物流管理センタシステム120は、工場から
母倉庫及び地区倉庫へ商品を輸送する際の輸送先と輸送
量を管理するシステムである。
【0024】地区倉庫システム130は、工場または母
倉庫から入荷した商品の入荷量と、顧客へ出荷した商品
の出荷量を管理するシステムであり、母倉庫システム1
40は、工場から入荷した商品の入荷量と、地区倉庫へ
出荷した商品の出荷量を管理するシステムであり、工場
システム150は、母倉庫及び地区倉庫へ出荷した商品
の出荷量を管理するシステムである。
【0025】また、本実施形態の顧客システム100
は、POS端末10010と、処理装置10020と、
通信装置10030とを有している。
【0026】POS端末10010は、顧客に販売した
商品の情報を入力する装置であり、処理装置10020
は、顧客システム100全体の動作を制御する装置であ
り、通信装置10030は、POS端末10010によ
り収集した商品の売上数量の情報を物流管理センタシス
テム120に送信する装置である。
【0027】また、本実施形態の物流管理センタシステ
ム120は、処理装置12020と、通信装置1203
0と、記憶装置12040と、品目別売上数量履歴テー
ブル120401と、倉庫別・品目別在庫量テーブル1
20402と、商品分類登録テーブル120403と、
商品属性テーブル120404とを有している。
【0028】処理装置12020は、物流管理センタシ
ステム120全体の動作を制御する装置であり、通信装
置12030は、顧客システム100の売上数量、地区
倉庫システム130及び母倉庫システム140の入出荷
量、工場システム150の出荷量を受信する装置であ
り、記憶装置12040は、品目別売上数量履歴テーブ
ル120401、倉庫別・品目別在庫量テーブル120
402、商品分類登録テーブル120403、商品属性
テーブル120404を記憶する装置である。
【0029】品目別売上数量履歴テーブル120401
は、顧客システム100で収集された商品の売上数量の
履歴を品目別に格納するテーブルであり、倉庫別・品目
別在庫量テーブル120402は、母倉庫及び地区倉庫
に在庫されている商品の在庫量を品目別に格納するテー
ブルであり、商品分類登録テーブル120403は、輸
送先・輸送量決定モジュール120411により分類し
た商品の分類結果を品目別に格納するテーブルであり、
商品属性テーブル120404は、商品の単品体積、単
品重量や価格等の属性を品目別に格納するテーブルであ
る。
【0030】また、本実施形態の物流管理センタシステ
ム120は、輸送先・輸送量決定モジュール12041
1と、在庫計算モジュール120412と、配車計画・
管理モジュール120413とを有している。
【0031】輸送先・輸送量決定モジュール12041
1は、品目別売上数量履歴テーブル120401の情報
を基に、生産された品目に対し、売上数量等を尺度とし
て商品を分類し、その結果と商品分類登録テーブル12
0403に記憶されている以前の分類結果とを比較して
商品の輸送先及び輸送量を決定する処理部であり、在庫
計算モジュール120412は、通信装置12030に
より受信した地区倉庫システム130及び母倉庫システ
ム140の入出荷量によって、倉庫別・品目別在庫量テ
ーブル120402を更新する処理部であり、配車計画
・管理モジュール120413は、輸送先・輸送量決定
モジュール120411によって決定された輸送先及び
輸送量に応じてトラック台数、配送スケジュールを決め
る処理部である。
【0032】物流管理センタシステム120を、輸送先
・輸送量決定モジュール120411、在庫計算モジュ
ール120412及び配車計画・管理モジュール120
413として機能させる為のプログラムは、フロッピィ
ディスク等の記録媒体に記録されて実行されるものとす
る。尚、前記プログラムを記録する媒体は、フロッピィ
ディスク以外の他の媒体でも良い。
【0033】また、本実施形態の地区倉庫システム13
0は、入力装置13010と、処理装置13020と、
通信装置13030とを有している。
【0034】入力装置13010は、地区倉庫の入出荷
データを入力する装置であり、処理装置13020は、
地区倉庫システム130全体の動作を制御する装置であ
り、通信装置13030は、地区倉庫の入出荷データを
物流管理センタシステム120に送信する装置である。
【0035】また、本実施形態の母倉庫システム140
は、入力装置14010と、処理装置14020と、通
信装置14030とを有している。
【0036】入力装置14010は、母倉庫の入出荷デ
ータを入力する装置であり、処理装置14020は、母
倉庫システム140全体の動作を制御する装置であり、
通信装置14030は、母倉庫の入出荷データを物流管
理センタシステム120に送信する装置である。
【0037】また、本実施形態の工場システム150
は、入力装置15010と、処理装置15020と、通
信装置15030とを有している。
【0038】入力装置15010は、工場の出荷データ
を入力する装置であり、処理装置15020は、工場シ
ステム150全体の動作を制御する装置であり、通信装
置15030は、工場の出荷データを物流管理センタシ
ステム120に送信する装置である。
【0039】本実施形態の商品輸送システムでは、顧客
システム100、物流管理センタシステム120、地区
倉庫システム130、母倉庫システム140及び工場シ
ステム150を、通信ネットワーク110を介して接続
している。
【0040】図2は、本実施形態の品目別売上数量履歴
テーブル120401の一例を示す図である。図2に示
す様に本実施形態の品目別売上数量履歴テーブル120
401は、販売品目フィールド201と、販売数量フィ
ールド202と、販売日フィールド203とを有してい
る。
【0041】販売品目フィールド201は、販売した商
品の名称を格納するフィールドであり、販売数量フィー
ルド202は、販売した商品の数量を格納するフィール
ドであり、販売日フィールド203は、商品を販売した
販売日を格納するフィールドである。
【0042】本実施形態の商品輸送システムの品目別売
上数量履歴テーブル120401には、顧客システム1
00で収集された各販売日の商品の売上数量のデータが
品目別に格納されており、図2では、例えば品目アの商
品が4月1日に150個販売されたことを表している。
【0043】図3は、本実施形態の倉庫別・品目別在庫
量テーブル120402の一例を示す図である。図3に
示す様に本実施形態の倉庫別・品目別在庫量テーブル1
20402は、在庫品目フィールド301と、在庫数量
フィールド302と、倉庫名フィールド303とを有し
ている。
【0044】在庫品目フィールド301は、各倉庫で在
庫している商品の名称を格納するフィールドであり、在
庫数量フィールド302は、各倉庫で在庫している商品
の数量を格納するフィールドであり、倉庫名フィールド
303は、当該品目の商品を在庫している倉庫の名称を
格納するフィールドである。
【0045】本実施形態の商品輸送システムの倉庫別・
品目別在庫量テーブル120402には、地区倉庫シス
テム130及び母倉庫システム140で管理している各
倉庫の商品の在庫量のデータが品目別に格納されてお
り、図3では、例えば品目アの商品が地区倉庫1に60
0個在庫されていることを表している。
【0046】図4は、本実施形態の商品分類登録テーブ
ル120403の一例を示す図である。図4に示す様に
本実施形態の商品分類登録テーブル120403は、分
類品目フィールド401と、登録分類名フィールド40
2とを有している。
【0047】分類品目フィールド401は、分類した商
品の名称を格納するフィールドであり、登録分類名フィ
ールド402は、輸送先・輸送量決定モジュール120
411により分類した商品の分類結果を格納するフィー
ルドである。
【0048】本実施形態の商品輸送システムの商品分類
登録テーブル120403には、輸送先・輸送量決定モ
ジュール120411により分類した商品の分類結果の
データが品目別に格納されており、図4では、例えば品
目アの商品が、大ロットであるA商品に分類されている
ことを表している。
【0049】図5は、本実施形態の商品属性テーブル1
20404の一例を示す図である。図5に示す様に本実
施形態の商品属性テーブル120404は、生産品目フ
ィールド501と、商品属性値フィールド502と、商
品属性名フィールド503とを有している。
【0050】生産品目フィールド501は、工場で生産
される商品の名称を格納するフィールドであり、商品属
性値フィールド502は、各商品の商品属性の値を格納
するフィールドであり、商品属性名フィールド503
は、各商品の商品属性の名称を格納するフィールドであ
る。
【0051】本実施形態の商品輸送システムの商品属性
テーブル120404には、工場で生産される商品の単
品体積、単品重量や価格等の商品属性が品目別に格納さ
れており、図5では、例えば品目アの商品は、単品体積
が「1」、単品重量が「5」、価格が「900」である
ことを表している。
【0052】顧客システム100のPOS端末1001
0から入力された売上数量は、処理装置10020、通
信装置10030及び通信ネットワーク110を介し
て、物流管理センタシステム120の通信装置1203
0へ伝送される。
【0053】物流管理センタシステム120の処理装置
12020は、顧客システム100から伝送された売上
数量の情報を記憶装置12040の品目別売上数量履歴
テーブル120401に図2に示した様に書き込む。
【0054】顧客が他社ということで、顧客システム1
00のPOS端末10010から売上数量を受け取るこ
とができない場合は、地区倉庫システム130の入力装
置13010から入力された出荷データを売上数量と見
なし、地区倉庫システム130の出荷データを、処理装
置13020、通信装置13030及び通信ネットワー
ク110を介して、物流管理センタシステム120の通
信装置12030へ伝送する。
【0055】処理装置12020は、伝送された情報を
記憶装置12040の品目別売上数量履歴テーブル12
0401に書き込む。
【0056】本実施形態の商品輸送システムで必要な各
地区倉庫システム130及び母倉庫システム140の在
庫量の把握には、以下に示す、倉庫別入出荷量及び工場
システム150からの出荷量の情報が必要である。
【0057】地区倉庫システム130、母倉庫システム
140及び工場システム150での入出荷量(工場は出
荷量のみ)は、それぞれ、入力装置13010、入力装
置14010及び入力装置15010から、処理装置1
3020、処理装置14020、処理装置15020、
通信装置13030、通信装置14030、通信装置1
5030及び通信ネットワーク110を介して、物流管
理センタシステム120の通信装置12030へ伝送さ
れる。
【0058】物流管理センタシステム120の処理装置
12020は、記憶装置12040に格納されている在
庫計算モジュール120412に基づき、図3に示した
倉庫別・品目別在庫量テーブル120402を更新す
る。
【0059】この在庫計算モジュール120412で
は、入荷の場合は今までの在庫量に入荷量を加え、新し
い在庫量を算出して倉庫別・品目別在庫量テーブル12
0402の値を更新する。一方、出荷の場合は、今まで
の在庫量から出荷量を引くことにより新しい在庫量を算
出して倉庫別・品目別在庫量テーブル120402の値
を更新する。この様に、在庫計算モジュール12041
2は、処理内容が簡単な為、処理手順を示すフローチャ
ートの記載を省略する。
【0060】輸送先・輸送量決定モジュール12041
1は、生産された品目に対して、例えば品目別売上数量
履歴テーブル120401の情報を基に、売上数量を尺
度としてA商品またはB商品に分類する処理を行う。
【0061】次に、輸送先・輸送量決定モジュール12
0411は、前記分類した結果と図4に示した商品分類
登録テーブル120403に記憶されている、今回の分
類以前の分類結果とを比較し、前述した様に輸送先及び
輸送量を決定する(詳細の処理フローは後述する)。
【0062】輸送先・輸送量決定モジュール12041
1の処理結果は、通信ネットワーク110を介して配車
計画・管理モジュール120413へ伝送される。配車
計画・管理モジュール120413は、輸送先・輸送量
決定モジュール120411によって決定された輸送先
及び輸送量により、当該商品を輸送するトラック台数及
び配送スケジュール等を従来技術により決定するモジュ
ールであり、配車計画・管理モジュール120413の
処理手順については説明を省略する。
【0063】尚、それぞれの各処理装置には、パソコン
やワークステーションが用いられ、記憶装置12040
は、通常の磁気ディスク装置が用いられるものとする。
また、通信ネットワーク110は公衆回線やISDN
(Integrated Services Digi
tal Network)でも良いが、品目数が多く、
厳しい応答性能を要求される場合には専用回線が望まし
い。
【0064】次に、本実施形態の商品輸送システムの輸
送先・輸送量決定モジュール120411での処理手順
を説明する。
【0065】図6は、本実施形態の輸送先・輸送量決定
モジュール120411の処理手順を示すフローチャー
トである。物流管理センタシステム120の輸送先・輸
送量決定モジュール120411は、図2に示した品目
別売上数量履歴テーブル120401のデータを基に、
生産された品目に対し、分類尺度を売上数量として前述
した分類を行う(ステップ600)。
【0066】すなわち、ステップ600では、特定の期
間の売上数量実績データを使用を使用して先1ヶ月の売
上数量を予測し、生産された商品を、前記予測した売上
数量に従ってA商品またはB商品に分類する。
【0067】前記分類で使用するデータの期間について
は、月単位レベルで先に生産された商品は先に顧客へ納
品しなければならないという先入先出制約下で最も簡単
な場合である直近の1ヶ月とし、その期間の売上数量実
績データを使用する。
【0068】尚、先1ヶ月の予測を精緻化するには、そ
の売上数量を分解法や指数平滑化法等の既存の需要予測
手法により予測する。
【0069】また、A商品とB商品との切り分けは、一
般には品目数20%で売上数量80%を達成するという
2−8の法則が成り立つことから、売上数量の多い順に
品目を並べ、売上数量の多い品目から全品目数の20%
になるまでにある品目をA商品とし、残りの品目をB商
品とすることにより行う。
【0070】ステップ610では、今回の分類結果をチ
ェックし、分類結果がA商品であれば次のステップ62
0に移り、図4に示した商品分類登録テーブル1204
03から現在登録されている分類結果を抽出し、今回の
分類以前の分類結果が何であったかを調べる。
【0071】ステップ620で商品分類登録テーブル1
20403から現在登録されている分類結果を抽出した
結果、今回の分類以前の分類結果がA商品であれば、ス
テップ630に進む。
【0072】今回の分類以前の分類結果がA商品であれ
ば、母倉庫には当該品目の在庫は無く、しかも今回の分
類結果もA商品ということで、輸送ロットが大きい為、
ステップ630では、工場から地区倉庫への直送指示を
出す。このケースでは、積載効率の高い直送と前述した
制約の遵守の両立が実現される。
【0073】尚、本実施形態の商品輸送システムにおい
て、各地区倉庫への商品の輸送量は、トータルとしての
サービス率が高くなる様に決定する。ここで、サービス
率とは、顧客からの購入の要求に対して定められた時間
以内で商品を届けられる確率をいう。
【0074】地区倉庫に在庫が無い場合は、その時間以
内に届けられない為、高いサービス率を実現するには、
顧客の購入数量(売上数量に対応)/在庫数量が地区倉
庫間でバランスされていることが必要である。
【0075】従って、当該品目の生産量を輸送後の在庫
量(図3に示した倉庫別・品目別在庫量テーブル120
402に記憶されている現在の在庫量に今回の輸送量を
加えた値)に対する売上数量の比率が地区倉庫間で均一
になる様に各地区倉庫への輸送量を決定する。これを数
式で示すと、次の数1の様になる。
【0076】
【数1】K=X(1)+・・・・・+X(N) U(1)/(Z(1)+X(1))=・・・・=U
(N)/(Z(N)+X(N)) ここで、Kは当該品目の生産量、Z(i)は地区倉庫i
=1〜Nの現在の在庫量、U(i)は地区倉庫i=1〜
Nの売上数量、X(i)は地区倉庫i=1〜Nへの輸送
量である。上記式は変数X(i)に関する連立方程式で
あり、簡単に解を求めることができるので、解法の説明
は省略する。
【0077】ステップ620で商品分類登録テーブル1
20403から現在登録されている分類結果を抽出した
結果、今回の分類以前の分類結果がA商品ではない場合
には、ステップ640に進む。
【0078】ステップ610での分類結果がA商品で、
ステップ620で現在の登録がA商品でないならば(B
商品であるならば)、このケースは母倉庫を介しての輸
送を直送にすべきことを意味している。
【0079】但し、今までは母倉庫を経由していた為、
ステップ640で母倉庫に当該品目の在庫が有るか否か
を図3に示した倉庫別・品目別在庫量テーブル1204
02を参照してチェックする。
【0080】ステップ640で母倉庫に当該品目の在庫
が有るか否かをチェックした結果、母倉庫に在庫が有る
場合にはステップ650に進み、母倉庫に在庫が無い場
合にはステップ630に進む。
【0081】一般には、母倉庫に当該品目の在庫が存在
するが、その場合は、先に生産された商品は先に顧客へ
納品しなければならないという先入先出制約を守る為、
ステップ650で、母倉庫に有る当該品目の全在庫を地
区倉庫へ出荷する指示を出す。
【0082】また、ステップ650では、工場で生産さ
れた当該品目の全量を地区倉庫へ直送する為の指示を出
す。尚、各地区倉庫への輸送量は前述した決め方を使用
する。
【0083】ステップ660では、売上特性が変化して
いる為、図4に示した商品分類登録テーブル12040
3に対して当該品目をA商品と登録する。
【0084】ステップ610で今回の分類結果をチェッ
クした結果、分類結果がA商品でない場合(B商品の場
合)にはステップ670に進み、母倉庫への出荷指示を
出す。尚、母倉庫への出荷量は工場で生産された当該品
目の全量である。
【0085】次に、ステップ680で図4に示す商品分
類登録テーブル120403に対して、当該品目をB商
品と登録する。
【0086】以上の様に本実施形態の商品輸送システム
では、商品の分類を行う分類尺度として売上数量を取り
上げたが、分類尺度として輸送コストに係わる体積また
は重量を採用しても良い。
【0087】分類尺度として輸送コストに係わる体積ま
たは重量を用いる場合には、物流管理センタシステム1
20の輸送先・輸送量決定モジュール120411は、
図5に示した商品属性テーブル120404から、単品
体積や単品重量を抽出し、これと品目別売上数量履歴テ
ーブル120401に格納されている売上数量との積を
計算し、この計算により得られる品目別売上体積や品目
別売上重量を使用して商品の分類を行う。尚、この場
合、分類以外の処理は売上数量の場合と同一となる。
【0088】以上説明した様に、本実施形態の商品輸送
方法によれば、商品を分類して大ロットとなる商品を直
送するので、先に生産された商品は先に顧客へ納品しな
ければならないという先入先出制約下で、トラックの積
載効率が高い直送を行うことが可能である。
【0089】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、商品を分類して大ロッ
トとなる商品を直送するので、先に生産された商品は先
に顧客へ納品しなければならないという先入先出制約下
で、トラックの積載効率が高い直送を行うことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の商品輸送システムの概略構成を示
す図である。
【図2】本実施形態の品目別売上数量履歴テーブル12
0401の一例を示す図である。
【図3】本実施形態の倉庫別・品目別在庫量テーブル1
20402の一例を示す図である。
【図4】本実施形態の商品分類登録テーブル12040
3の一例を示す図である。
【図5】本実施形態の商品属性テーブル120404の
一例を示す図である。
【図6】本実施形態の輸送先・輸送量決定モジュール1
20411の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来の商品輸送方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
100…顧客システム、110…通信ネットワーク、1
20…物流管理センタシステム、130…地区倉庫シス
テム、140…母倉庫システム、150…工場システ
ム、10010…POS端末、10020…処理装置、
10030…通信装置、12020…処理装置、120
30…通信装置、12040…記憶装置、120401
…品目別売上数量履歴テーブル、120402…倉庫別
・品目別在庫量テーブル、120403…商品分類登録
テーブル、120404…商品属性テーブル、1204
11…輸送先・輸送量決定モジュール、120412…
在庫計算モジュール、120413…配車計画・管理モ
ジュール、13010…入力装置、13020…処理装
置、13030…通信装置、14010…入力装置、1
4020…処理装置、14030…通信装置、1501
0…入力装置、15020…処理装置、15030…通
信装置、201…販売品目フィールド、202…販売数
量フィールド、203…販売日フィールド、301…在
庫品目フィールド、302…在庫数量フィールド、30
3…倉庫名フィールド、401…分類品目フィールド、
402…登録分類名フィールド、501…生産品目フィ
ールド、502…商品属性値フィールド、503…商品
属性名フィールド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋野 知生 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内 (72)発明者 三原 克史 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内 (72)発明者 柴田 雅之 東京都大田区大森北三丁目2番16号 日立 システムエンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場で生産した商品を母倉庫または地区
    倉庫を輸送する商品輸送方法において、 特定の商品属性を基に工場で生産した商品を大ロットの
    商品とそれ以外の商品に分類し、前記分類結果が大ロッ
    トの商品であり、それ以前の分類結果も大ロットの商品
    である場合には当該商品を工場から地区倉庫に直送し、
    前記分類結果が大ロットの商品であり、それ以前の分類
    結果が大ロット以外の商品である場合には、母倉庫の当
    該商品の全ての在庫を地区倉庫に輸送すると共に当該商
    品を工場から地区倉庫に直送し、前記分類結果が大ロッ
    ト以外の商品である場合には当該商品を工場から母倉庫
    に輸送することを特徴とする商品輸送方法。
  2. 【請求項2】 前記工場で生産した商品を分類する際
    に、輸送費に直接リンクする商品属性である売上体積ま
    たは重量に基づき分析を行うことを特徴とする請求項1
    に記載された商品輸送方法。
  3. 【請求項3】 前記工場で生産した商品を地区倉庫に直
    送する際に、輸送後の在庫量に対する売上数量の比率が
    各地区倉庫で同一になる様にその輸送量を決定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    された商品輸送方法。
JP21030297A 1997-08-05 1997-08-05 商品輸送方法 Pending JPH1153448A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356809A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Kawasaki Steel Corp 鋼板鋼帯製品の販売生産納入システムおよび販売生産納入方法
JP2011123912A (ja) * 2011-01-31 2011-06-23 Jfe Steel Corp 鋼板鋼帯製品の販売生産納入システムおよび販売生産納入方法
JP2015189531A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士通株式会社 拠点数推定方法、拠点数推定装置及び拠点数推定プログラム

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