JPH0732562B2 - 回転電機の電機子 - Google Patents

回転電機の電機子

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JPH0732562B2
JPH0732562B2 JP62187974A JP18797487A JPH0732562B2 JP H0732562 B2 JPH0732562 B2 JP H0732562B2 JP 62187974 A JP62187974 A JP 62187974A JP 18797487 A JP18797487 A JP 18797487A JP H0732562 B2 JPH0732562 B2 JP H0732562B2
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JP
Japan
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armature
inner diameter
mold
electric machine
molding resin
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JP62187974A
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JPS6434147A (en
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剛朗 北島
満男 那須
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電機子巻線等の電機子を構成する部分を金型
内で成形用樹脂部材で固めて形成した回転電機の電機子
に関する。
[従来の技術] 従来、複数個の電機子巻線を樹脂で固め、かつ各電機子
巻線の端末のみを上記樹脂から導出した構造の筒形電機
子が形成されている(例えば、実開昭51−55906号公
報)。かかる筒形電機子は、金型の中に予め所望形状な
巻回あるいは整形された複数個の電機子巻線を挿入し、
この金型の開口部に設けたゲートを介して加圧注入され
た加熱した半硬化状態の樹脂にて筒形状に一体的に埋没
成形されている。上記金型における筒形電機子の内径部
を成形する金型は、通常、電機子の一端から他端まで一
体的に形成され、かつ樹脂で固めた電機子の離型を容易
にするために抜き勾配を設けて形成されている。従っ
て、上記従来の筒形電機子は、その内径部が上記金型の
抜き勾配による形成された一端から他端まで一方向に傾
斜して形成されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の筒形電機子においては、電機
子の内径部から一端から他端まで一方向に傾斜して形成
され、上記筒形電機子の両端部の内径差が大きくなる問
題点があった。このため、回転子と固定子中の巻線との
間隔が離れすぎることとなり電機子としての性能、特に
回転トルクに大きくマイナス要因となっていた。また、
成形樹脂を加工注入するため注入された樹脂により金型
に挿入された電機子巻線が上記電機子の内径面を形成す
る金型に押し付けられて上記金型と密着し、この密着し
た電機子巻線が成形樹脂から露出して電機子が形成され
る問題点があった。この電機子巻線の露出部は、回転電
機として組立てられて高速回転時に振動,発熱等により
形状が変化して回転子側に突出し電機子の機能に悪影響
を与える原因となっていた。
そこで、本発明は上記問題点に着目してなされたもので
あって、金型の抜き勾配によって形成される電機子の内
径差を少なくし、かつ加圧注入した成形樹脂による電機
子巻線の露出を防止した回転電機の電機子を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、所望形状に予め巻回した複数個の電機子巻線
を成形樹脂材料にて筒形状に一体的に埋設成形してなる
回転電機の電機子において、上記電機子の内径部を上記
電機子の内径面の適宜部分から両端部方向に拡開した傾
斜面を備えた上記成形樹脂の樹脂膜で形成することによ
り、回転子と固定子の隙間が小さくなるとともに電機子
巻線の露出を防止できる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図は本発明に係る回転電機の電機子の第1実施例を
示す断面図である。
図において1で示すのは電機子で、この電機子1は所望
形状に予め複数個の電機子巻線2を成形樹脂3にて筒形
状に一体的に埋設するとともに、電機子1の内径面4に
形成した樹脂膜6を略中央部4aで厚く形成し、この略中
央部4aから電機子1の両端部1a,1b方向に漸次薄く形成
して電機子巻線の両端部2a,2bの僅かな部分が上記樹脂
膜6から露出して構成してある。なお、7は、上記樹脂
3から導出した各電機子巻線の端末である。
次に、上記電機子1の形成について第2図を用いて説明
する。
まず、所望形状に予め巻回した複数個の電機子巻線2を
側型枠9,上型10及び下型11の金型により作られた凹部12
に挿入する。上記上型10及び下型11は、電機子1の内径
面4を形成し、この両型10,11は端部方向に漸次小径と
した抜き勾配が形成されて型締時に上記電機子巻線2と
上記両型10,11間に断面が三角形の空隙12aが形成される
ようになっている。なお、13は、両型10,11の両端部が
型締時に密着した突き合せ部である。更に、上記金型の
開口部には、側型枠9の端面に例えばシリコン系ゴム等
の耐熱性を有し、かつ弾性を有するリング状部材14,15
を配置し、このリング状弾性部材14,15間に上記電機子
巻線2の各端末7を挟持する。かかる状態で、上型10に
設けた位置合せ用の突起部10aとランナー板16に設けた
位置合せ用の凹部16aを嵌合しせしめ、ランナー板16に
設けられたゲート17を介して上記凹部12に成形樹脂3を
注入する。そして成形樹脂3は、凹部12に充填されて電
機子巻線2を埋設し、電機子巻線2と上型10及び下型11
とにより形成された空隙12aと同形状の成形樹脂膜6が
電機子1の内径面4全面に形成される。次いで、上記弾
性樹脂板14,15を取り除くとともに離型して電機子1を
得ることが出来る。
本実施例の電機子によれば、電機子の内径面を上型およ
び下型により形成し、両型の抜き勾配による傾斜が内径
面の略中央部から電機子巻線の両端部方向にそれぞれ拡
開して構成されているので、従来の電機子に比し抜き勾
配によって、形成される回転子と固定子との間隔を半分
にすることができ、電機子として性能を向上することが
できる。更に、成形樹脂の注入時に、電機子巻線の両端
部が上型及び下型にそれぞれ保持されるので、上記両端
部の僅かな部分のみが成形樹脂から露出するだけで他の
部分は露出せず電機子の機能を損なうことがない。
なお、上記実施例では、上型と下型との突き合せ部を略
中央部の場合について説明したがこの突き合せ部を電機
子の内径面の適宜の部分に設定して実施することができ
る。
(第2実施例) 第3図は本発明に係る回転電機の電機子の第2実施例を
示す断面図である。
本実施例の電機子20は、電機子20の内径面4に溝部21を
周設し、この溝部21を起点とした樹脂膜6を上記実施例
と同様に傾斜を設けて構成してある。その他の構成は上
記第1実施例と同様であるので同一部分には同一番号を
付してその説明を省略する。
上記電機子20の成形に際しては、上記第1実施例と同様
な金型を用いて同様に形成できるとともに、上型10と下
型11の突き合せ部13aの部分に予め耐熱性を有する(例
えば、ポリイミド)テープあるいはリング状の弾性体等
からなる部材22を設けて成形樹脂を注入して電機子巻線
2を埋設成形した後上記部材22を除去して電機子20を得
ることができる。
本実施例の電機子によれば、電機子の内径面を両端部方
向にそれぞれ拡開する傾斜面を設けて構成してあるので
上記第1実施例と同様な作用,効果を奏することができ
る。更に、成形に際して、耐熱性を有する弾性部材を設
けてあるので成形樹脂の充填圧が高くても電機子巻線が
変形して上型,下型に押し付けられるのを防止でき、よ
り確実に内径面の樹脂膜3を形成できるので回転電機と
して組み立てられて使用された場合、振動や発熱等によ
って電機子巻線の形状が変形して機能を損なうことがな
い。また、上型と下型の突き合せ部分に弾性体等の部材
を設けて形成したので、この部分にバリ等が生じないの
で精度良く固定子等と組み付けることができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、金型の抜き勾配による回
転子の固定子との隙間を小さくすることができるので電
機子の性能を向上できるとともに小型化を図ることがで
きる。更に、電機子巻線の露出が防止できるので耐熱
性,耐振動性等が向上し電機子の品質の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明に係る回転電機の電機子の第
1実施例を示し、第1図は電機子の断面図、第2図は電
機子の成形状態を示す説明図、第3図及び第4図は本発
明に係る回転電機の電機子の第2実施例を示し、第3図
は電機子の断面図、第4図は電機子の成形状態を示す説
明図である。 1,10……電機子 2……電機子巻線 3……成形樹脂 4……内径面 6……樹脂膜 21……溝部 22……弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望形状に予め巻回した複数個の電機子巻
    線のみを成形樹脂材料にて筒形状に一体的に埋没成形し
    てなる回転電機の電機子において、上記電機子の内径部
    を上記電機子の内径面の適宜部分から両端部方向に拡開
    した傾斜面を備えた上記成形樹脂の樹脂膜により形成し
    たことを特徴とする回転電機の電機子。
  2. 【請求項2】上記内径部は、上記内径面を形成する傾斜
    面を起点の部分にリング状の溝部を設けてなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転電機の電機
    子。
JP62187974A 1987-07-28 1987-07-28 回転電機の電機子 Expired - Lifetime JPH0732562B2 (ja)

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JPS6434147A JPS6434147A (en) 1989-02-03
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