JPH07325339A - ファインダ表示装置 - Google Patents

ファインダ表示装置

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JPH07325339A
JPH07325339A JP6139625A JP13962594A JPH07325339A JP H07325339 A JPH07325339 A JP H07325339A JP 6139625 A JP6139625 A JP 6139625A JP 13962594 A JP13962594 A JP 13962594A JP H07325339 A JPH07325339 A JP H07325339A
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JP
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finder
light modulation
modulation element
finder display
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Pending
Application number
JP6139625A
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English (en)
Inventor
Terutake Kadohara
輝岳 門原
Yoshihiko Aihara
義彦 相原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US08/453,817 priority patent/US5669022A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • G02B7/32Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファインダからの逆入光を最小限にとどめ、
常に正確な自動焦点調整動作を行わせる。 【構成】 撮影者がファインダを覗いていない状態時に
おける自動焦点調節中(例えば遠隔操作による撮影やイ
ンターバル撮影に際しての自動焦点調節中)は、ファイ
ンダ内に配置される透過型液晶表示素子等の光変調素子
seg1〜seg8を全面非透過状態に設定する設定手
段SW11〜SW18を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型液晶表示素子等
の、光変調素子をファインダ光学系内に配置したカメラ
のファインダ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファインダ光学系に透過型液
晶素子を配し、その遮断,透過性を印加電圧で制御する
ことで各種表示を行うカメラは数多く提案されている。
そして、多くの場合、TN型,GH型の液晶素子を用い
た電圧印加状態で非透過となるタイプ(ポジタイプ)が
用いられており、基本的には表示を形取った透明電極の
みを設置しているため、積極的にファインダ全面を非透
過状態にして用いてはいない。
【0003】一方、PDLC型やGH型の液晶素子を用
いた電圧印加状態で透過性を示すタイプ(ネガタイプ)
を用いたものも提案されている(特願平5−24217
8号)。この場合、電圧を印加しなければ非透過状態と
なるが、この状態を積極的に利用する提案はされていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方、TTL方式のバ
ッシブAFカメラにおいて、ファインダからの逆入光の
存在がしばし問題となる場合がある。通常の使用状態に
おいては撮影者がファインダを覗いているため殆ど問題
とはならない。しかし、例えばリモコンでの撮影など撮
影者がファインダを覗かない状態では、撮影,自動焦点
調節に必要な撮影レンズを通過した光線以外の光線がフ
ァインダから回り込み、思わぬ悪影響を及ぼす事があっ
た。
【0005】(発明の目的)本発明の第1の目的は、フ
ァインダからの逆入光を最小限にとどめ、常に正確な自
動焦点調整動作を行わせることのできるファインダ表示
装置を提供することである。
【0006】本発明の第2の目的は、撮影者にカメラが
撮影可能状態に入ったことを認識させることのできるフ
ァインダ表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、撮影者がファイン
ダを覗いていない状態時における自動焦点調節中は、光
変調素子を全面非透過状態に設定する設定手段を設け、
同じく上記第1の目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、接眼検知手段にて撮影者がファインダを覗
いていないことが検知されている場合は、光変調素子を
全面非透過状態に設定する設定手段を設け、撮影者がフ
ァインダを覗いていない状態時には、光変調素子を全面
非透過状態にするようにしている。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、初めて撮影者にてファインダ
を覗いたことを接眼検知手段の出力にて検知することに
より、光変調素子を全面透過状態に設定し、撮影準備動
作開始用の操作がなされることにより、光変調素子を所
定の透過状態に設定する設定手段を設け、レリーズボタ
ンの第1段階の押下により測光,測距動作、いわゆる撮
影準備動作を開始する際には、全面透過状態にあった光
変調素子を所定の透過状態(例えば焦点検出領域を非透
過状態にする等)にするようにしている。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例に係る液晶フ
ァインダ表示装置と焦点検出装置を備えた一眼レフレッ
クスカメラの光学系の配置を示す図である。
【0011】図1において、LNSはズーム撮影レン
ズ、QRMはクイックリターンミラー、FSCRNは焦
点板、ILCは液晶ファインダ表示装置、PPはペンタ
プリズム、AELは測光レンズ、SPCは測光センサ、
EPLは接眼レンズ、FPLNはフィルム面、SMはサ
ブミラー、MSKは視野マスク、ICFは赤外カットフ
ィルタ、FLDLはフィールドレンズ、RM1,RM2
は第1,第2の反射ミラー、SHMSKは遮光マスク、
DPは絞り、AFLは二次結像レンズ、AFPは反射面
AFP−1と射出面AFP−2を有するプリズム部材、
SNSはカバーガラスSNSCG及び受光面SNSPL
Nを有する前出のラインセンサである。
【0012】前記プリズム部材AFPは、アルミニウム
等の金属反射膜を蒸着した反射面AFP−1を有し、二
次結像レンズAFLからの光束を反射して、射出面AF
P−2に偏光する作用を有している。
【0013】図2は上記焦点検出装置の概略構成を示す
図である。
【0014】図2において、MSKは視野マスクであ
り、中央に十字形の開口部MSK−1、両側の周辺部に
縦長の開口部MSK−2,MSK−3を有している。F
LDLはフィールドレンズであり、視野マスクの3つの
開口部MSK−1,MSK−2,MSK−3に対応し
て、3つの部分FLDL−1,FLDL−2,FLDL
−3から成っている。DPは絞りであり、中心部には上
下左右に一対ずつ計4つの開口DP−1a,DP−1
b,DP−4c,DP−4dを、また左右の周辺部分に
は一対2つの開口DP−2a,DP−2b及びDP−3
a,DP−3bがそれぞれ設けられている。
【0015】前記フィールドレンズFLDLの各領域F
LDL−1,FLDL−2,FLDL−3はそれぞれこ
れらの開口対DP−1,DP−2,DP−3を不図示の
対物レンズの射出瞳付近に結像する作用を有している。
【0016】AFLは4対計8つのレンズAFL−1
a,AFL−1b、AFL−4a,AFL−4b、AF
L−2a,AFL−2b、AFL−3a,AFL−3b
から成る二次結像レンズであり、絞りDPの各開口に対
応して、その後方に配置されている。SNSは4対計8
つのセンサ列SNS−1a,SNS−1b、SNS−4
a,SNS−4b、SNS−2a,SNS−2b、SN
S−3a,SNS−3bから成るラインセンサであり、
各二次結像レンズAFLに対応してその像を受光するよ
うに配置されている。そして、センサ列SNS−2a,
SNS−2b及びSNS−3a,SNS−3bがそれぞ
れファインダ内の左右の焦点検出領域に相当し、センサ
列SNS−4a,SNS−4bとSNS−2a,SNS
−2bがファインダ内の中央部に位置する焦点検出領域
に相当する。
【0017】この図2に示す焦点検出系では、撮影レン
ズの焦点がフィルム面より前方にある場合、各センサ列
対上に形成される被写体像は互いに近づいた状態にな
り、焦点が後方にある場合には、被写体像は互いに離れ
た状態になる。この被写体像の相対位置変位量は撮影レ
ンズの焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各セン
サ列対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算を
施せば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォーカ
ス量を検出する事が出来る。
【0018】図3は図1及び図2の如き装置を備えたカ
メラの具体的な構成の一例を示すブロック図である。
【0019】図3において、PRSはカメラの制御回路
で、例えば内部にCPU(中央処理装置),ROM,R
AM,A/D変換機能を有する1チップのマイクロコン
ピュータである。この制御回路PRSはROMに格納さ
れたカメラのシーケンス・プログラムに従って、自動露
出制御機能,自動焦点調節機能,フィルムの巻上げ・巻
戻し等のカメラの一連の動作を行っている。そのため
に、該制御回路PRSは通信用信号SO,SI,SCL
K、通信選択信号CLCM,CSDR,CDDRを用い
て、カメラ本体内の周辺回路およびレンズ内制御装置と
通信を行って、各々の回路やレンズの動作を制御する。
【0020】SOは前記制御回路PRSから出力される
データ信号、SIは前記制御回路PRSに入力されるデ
ータ信号、SCLKは前記信号SO,SIの同期クロッ
クである。
【0021】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力
を供給するとともに、制御回路PRSからの選択信号C
LCMが高電位レベル(以下、“H”と略記し、低電位
レベルは“L”と略記する)のときには、カメラとレン
ズ間の通信バッファとなる。
【0022】前記制御回路PRSが通信選択信号CLC
Mを“H”にして同期クロックSCLKに同期して所定
のデータを信号SOとして送出すると、レンズ通信回路
LCMはカメラ・レンズ間通信接点を介して、SCL
K,SOの各々のバッファ信号LCK,DCLをレンズ
へ出力する。それと同時にレンズからの信号DLCのバ
ッファ信号をSIに出力し、制御回路PRSはSCLK
に同期してSIからレンズのデータを入力する。
【0023】DDRは各種スイッチSWSの検知及び表
示用回路であり、信号CDDRが“H”の時に選択され
て、SO,SI,SCLKを用いて制御回路PRSによ
って制御される。即ち、制御回路PRSから送られてく
るデータに基づいてカメラの表示回路DSP2の表示を
切り替えたり、カメラの各種操作部材のオン・オフ状態
を通信によって制御回路PRSに報知する。
【0024】SW1,SW2は不図示のレリーズボタン
に連動したスイッチで、レリーズボタンの第1段階の押
下によりスイッチSW1がオンし、引き続いて第2段階
の押下でスイッチSW2がオンする。制御回路PRSは
前記スイッチSW1のオンで測光,自動焦点調節を行
い、スイッチSW2のオンをトリガとして露出制御とそ
の後のフィルムの巻上げを行う。
【0025】なお、前記スイッチSW2はマイクロコン
ピュータである制御回路PRSの「割り込み入力端子」
に接続され、前記スイッチSW1のオン時のプログラム
実行中でも該スイッチSW2のオンによつて割り込みが
かかり、直ちに所定の割り込みプログラムへ制御を移す
ことができる構成となっている。
【0026】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウン及びシャッタばねチャージ用のモー
タであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により正
転、逆転の制御が行われる。制御回路PRSから各駆動
回路MDR1,MDR2に入力されている信号M1F,
M1R,M2F,M2Rはモータ制御用の信号である。
【0027】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMN2、増
幅トランジスタTR1,TR2で通電され、制御回路P
RSによりシャッタ制御が行われる。
【0028】なお、モータ駆動回路MDR1,MDR2
の制御やシャッタ制御は、本発明と直接関わりがないの
で、詳しい説明は省略する。
【0029】レンズ内制御回路LPRSにLCKに同期
して入力される信号DCLは、カメラからレンズLNS
に対する命令のデータであり、命令に対するレンズの動
作は予め決められている。レンズ内制御回路LPRSは
所定の手続きに従ってその命令を解析し、焦点調節や絞
り制御の動作や、出力DLCからレンズの各部動作状況
(焦点調節光学系の駆動状況や、絞りの駆動状態等)や
各種パラメータ(開放Fナンバ、焦点距離、デフォーカ
ス量対焦点調節光学系の移動量の係数等)の出力を行
う。
【0030】この実施例では、ズームレンズの例を示し
ており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合に
は、同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節
用モータLTMRを信号LMF,LMRによって駆動し
て、光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。光
学系の移動量は該光学系に連動して回動するパルス板の
パターンをフォトカプラにて検出し、移動量に応じた数
のパルスを出力するエンコーダ回路ENCFのパルス信
号SENCFでモニタし、レンズ内制御回路LPRS内
のカウンタで係数しており、所定の移動が完了した時点
でレンズ内制御回路LPRS自身が信号LMF,LMR
を“L”にして前記モータLMTRを制御する。
【0031】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラの制御回路PRSはレンズの駆
動が終了するまで、レンズ駆動に関して全く関与する必
要がない。また、カメラから要求があった場合には、上
記カウンタの内容をカメラに送出することも可能な構成
になっている。
【0032】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って絞り駆動用
としては公知のステッピングモータDMTRを駆動す
る。なお、ステッピングモータDMTRはオープン制御
が可能なため、動作をモニタするためのエンコーダを必
要としない。
【0033】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズ内制御回路LPRSは該エンコ
ーダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズー
ム位置を検出する。レンズ内制御回路LPRS内には各
ズーム位置におけるレンズ・パラメータが格納されてお
り、カメラ側の制御回路PRSから要求があった場合に
は、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラに
送出する。
【0034】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露出制御用の測光センサであり、その出力
SSPCは制御回路PRSのアナログ入力端子に入力さ
れ、A/D変換後所定のプログラムに従って、自動露出
制御に用いられる。
【0035】SDRはCCD等から構成される焦点検出
用のラインセンサSNSのセンサ駆動回路であり、不図
示のリモコンからの信号の受信用センサSRMの出力S
SRMの処理回路であり、信号CSDRが“H”のとき
選択されて、SO,SI,SCLKを用いて制御回路P
RSにて制御される。
【0036】前記センサ駆動回路SDRからラインセン
サSNSへ与える信号φSEL0,φSEL1は制御回
路PRSからの信号SEL0,SEL1そのもので、φ
SEL0=“L”,φSEL1=“L”のときセンサ列
SNS−1(SNS−1a,SNS−1b)を、φSE
L0=“H”φSEL1=“L”のときセンサ列SNS
−4(SNS−4a,SNS−4b)を、φSEL0=
“L”、φSEL1=“H”のときセンサ列SNS−2
(SNS−2a,SNS−2b)を、φSEL0=
“H”、φSEL1=“H”のときセンサ列SNS−3
(SNS−3a,SNS−3b)をそれぞれ選択する信
号である。
【0037】蓄積終了後に、信号SLE0,SEL1を
適当に設定して、それからクロックφSH、φHRSを
送ることにより、信号SEL0,SEL1(φSEL
0,φSEL1)で選択されたセンサ列の像信号が出力
VOUTから順次シリアルに出力される。
【0038】VP1,VP2,VP3,VP4はそれぞ
れ各センサ列SNS−1(SNS−1a,SNS−1
b)、SNS−2(SNS−2a,SNS−2b)、S
NS−3(SNS−3a,SNS−3b)、SNS−4
(SNS−4a,SNS−4b)の近傍に配置された被
写体輝度モニタ用センサからのモニタ信号で、蓄積開始
とともにその電圧が上昇し、これにより各センサ列の蓄
積制御が行われる。
【0039】信号φRES,φVRSはセンサのリセッ
ト用クロック、φHRS,φSHは像信号の読出し用ク
ロック、φT1,φT2,φT3,φT4はそれぞれ各
センサ列対の蓄積を終了させるためのクロックである。
【0040】前記センサ駆動回路SDRの出力VIDEO
は、ラインセンサSNSからの像信号VOUTと暗電流出力
の差をとった後、被写体の輝度によって決定されるゲイ
ンで増幅された像信号である。上記暗電流出力とは、セ
ンサ列中の遮光された画素の出力値であり、センサ駆動
回路SDRは制御回路PRSからの信号DSHによって
コンデンサにその出力を保持し、これと像信号との差動
増幅を行う。出力VIDEOは制御回路PRSのアナログ入
力端子に入力されており、制御回路PRSは同信号をA
/D変換後、そのデジタル値をRAM上の所定のアドレ
スへ順次格納してゆく。
【0041】信号/TINTE 1,/TINTE 2,/TINTE
3,/TINTE 4は、それぞれセンサ列SNS−1(SN
S−1a,SNS−1b)、SNS−2(SNS−2
a,SNS−2b)、SNS−3(SNS−3a,SN
S−3b)、SNS−4(SNS−4a,SNS−4
b)に蓄積された電荷が適正となり、蓄積が終了したこ
とを表す信号で、制御回路PRSはこれを受けて像信号
の読出しを実行する。
【0042】信号BTIME はセンサ駆動回路SDR内の像
信号増幅アンプの読出しゲイン決定のタイミングを与え
る信号で、通常上記センサ駆動回路SDRはこの信号が
“H”となった時点でのモニタ信号VP1〜VP4の電
圧から、対応するセンサ列の読出しゲインを決定する。
具体的には、予め制御回路PRSからSCLK,SOを
用いて送られたゲイン決定用データに基づいて生成され
た比較レベルと、信号BTIME のタイミングにおけるモニ
タ信号VP1〜VP4のレベルとの上下関係より決定さ
れる。この実施例においては、この比較レベルがモニタ
信号VP1〜VP4に対して共通となっている。
【0043】CK1,CK2は上記クロックφRES,
φVRS,φHRS,φSHを生成するために制御回路
PRSからセンサ駆動回路SDRへ与えられる基準クロ
ックである。
【0044】制御回路PRSが通信選択信号CSDRを
“H”として所定の「蓄積開始コマンド」をセンサ駆動
回路SDRに送出することによって、ラインセンサSN
Sの蓄積動作が開始される。
【0045】これにより、4つのセンサ列対で各センサ
上に形成された被写体像の光電変換が行われ、ラインセ
ンサSNSの光電変換素子部には電荷が蓄積される。同
時に各センサの輝度モニタ用センサの信号VP1〜VP
4が上昇していき、この電圧が所定レベルに達すると、
センサ駆動回路SDRは前記信号/TINTE 1〜/TINTE
4がそれぞれ独立に“L”となる。
【0046】制御回路PRSはこれを受けてクロックC
K2に所定の波形を出力する。センサ駆動回路SDRは
基準クロックCK2に基づいてクロックφSH,φHR
Sを生成してラインセンサSNSに与え、このラインセ
ンサSNSは前記クロックによって像信号を出力し、制
御回路PRSは自ら出力しているCK2に同期して内部
のA/D変換機能でアナログ入力端子に入力されている
出力VIDEO をA/D変換後、ディジタル信号としてRA
Mの所定アドレスへ順次格納し、所定の焦点検出演算を
行い、撮影レンズのデフォーカス量を求める。
【0047】なお、センサ駆動回路SDR,ラインセン
サSNSの動作については2対のセンサ列を有する焦点
検出装置として特開昭63−216905号等で開示さ
れているので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0048】一方、カメラがリモコン信号の受信待ち状
態では、センサ駆動回路SDRは受信用センサSRMか
らの出力を基準クロックCK1,CK2を基にした時分
割信号とし、リモコンからの命令を信号SCLK,SI
により制御回路PRSへ出力する。
【0049】次に、図1に示す液晶ファインダ表示装置
ILCについて述べる。
【0050】図4はTN型の液晶板(TN配列セル)を
直交偏光子間に挟んで該装置ILCを構成した場合の動
作原理図である。
【0051】液晶板に電圧無印加、即ち電界がかかって
いない状態〔図4(a)の状態〕では、液晶板に入射し
た光が液晶分子のねじれに従って90°回転するので透
過状態となり、電圧印加状態〔図4(b)の状態〕で
は、液晶分子のねじれが消失するので、遮断状態とな
る。尚、平行偏光子を用いた構成では透過,遮断の関係
が逆の動作となる。
【0052】図5はGH型の液晶板(GHセル)と偏光
子で該装置ILCを構成した場合の動作原理図である。
【0053】この場合、電圧無印加状態〔図5(a)の
状態〕では、偏光方向と染料分子による光吸収方向が一
致するため、光吸収が生じ透過光が着色する。一方、電
圧印加状態〔図5(b)の状態〕では、偏光と吸収方向
が直行するため、光吸収が起らず透過状態となる。
【0054】図6は高分子樹脂と液晶で構成した層を透
明導電フィルムで挟んでシート状にしたPDLC型で該
装置ILCを構成した場合の動作原理説明図である。
【0055】高分子樹脂は3次元網目構造を形成してい
るので、通常マトリクスと呼ばれている。
【0056】シート(各透明導電フィルム)に電界がか
かっている状態〔図6(a)の状態〕では、液晶の棒状
分子が電界方向に配向するため、液晶と樹脂の間で屈折
率が等しくなり入射光は直進し、透明となる。一方、電
界がかかっていない状態〔図6(b)の状態〕では屈折
率の不一致により、光散乱が生じる。
【0057】本実施例における液晶ファインダ表示装置
ILCは、上記の図4〜図6のうちの、図6に示すPD
LC型、つまりシートを2枚のガラスの間に挟んで一体
化された構成のものであるとして、以下の説明を行う。
【0058】図7は液晶ファインダ表示装置ILCの各
セグメントと動作状態の説明図であり、ここではseg
1〜seg8のセグメントを有している場合を例示して
ある。
【0059】セグメントseg1,seg2はいわゆる
パノラマ撮影時の上下の領域外を示すためのものであ
り、セグメントseg3は逆にパノラマ撮影時の領域と
なる。また、セグメントseg4,seg5は露出レベ
ルのオーバー,アンダーを示す+,−であり、セグメン
トseg6〜seg8は先の3点の焦点検出領域を示し
ている。
【0060】図7の状態は、セグメントseg7のみが
非透過状態(電界off)で、例えば焦点検出の結果、
中央の領域を選択して合焦に至った状態を示すこととな
る。そして、図7ではセグメントseg7のみ電界on
としている様子をスイッチSW17のみがオフしている
ことで表している。
【0061】また、パノラマ撮影時に領域表示を行う場
合には、セグメントseg1,seg2,seg4,s
eg5の4つを表示状態(電界off)にすれば良いの
で、図8に示す様に、スイッチSW11,SW12,S
W14,SW15のみをオフ状態とすることとなる。
【0062】一方、ファインダからの逆入光を最小限に
するためには、図9に示した様に、スイッチSW1〜S
W8の全てをオフ状態とし、セグメントseg1〜se
g8の全てのセグメントを非透過状態とすれば良いこと
になる。
【0063】図10はごく大まかなカメラ全体のシーケ
ンスを示したフローチャートである。
【0064】図3に示した回路に給電が開始されると、
マイコンPRSは図10のステップ(000)を介して
ステップ(001)より動作を開始する。
【0065】ステップ(001)において、液晶ファイ
ンダ表示装置ILCの電界をonとし、カメラとして撮
影者への撮影視界を確保する。続くステップ(002)
においては、レリーズボタンの第1段階押下によりオン
するスイッチSW1の状態検知を行い、オフならばステ
ップ(003)へ移行し、全てのフラグと変数を初期化
する。そしてスイッチSW1が再びオンされるのをステ
ップ(002)にて検知する。
【0066】一方、ステップ(002)においてスイッ
チSW1がオンであれば、あるいは、リモコンによる遠
隔操作やインターバル撮影,セルフタイマ撮影など実際
にスイッチがオンでなくともオン状態の動作を行う必要
がある場合には、ステップ(002)からステップ(0
04)へと移行して、以後カメラの動作を開始、あるい
は、継続することになる。
【0067】ステップ(004)においては、測光や各
種スイッチ類の状態検知,表示等の「AE制御」サブル
ーチンを実行する。そして、この「AE制御」サブルー
チンが終了すると、ステップ(005)へ移行する。
【0068】ステップ(005)においては、「AF制
御」サブルーチンを実行する。ここではラインセンサS
NSの蓄積,焦点検出演算,レンズ駆動の自動焦点調節
動作を行う。そして、この「AF制御」サブルーチンが
終了すると再びステップ(002)へ戻り、スイッチS
W1がオフするまでステップ(004),(005)を
繰返し実行していく。
【0069】なお、本実施例のフローチャートでは、レ
リーズ動作については本発明と直接関りないので省略し
ている。
【0070】図11は図10のステップ(005)にお
いて実行される「AF制御」サブルーチンを示すフロー
チャートである。
【0071】この「AF制御」サブルーチンがコールさ
れると、ステップ(010)を経てステップ(011)
以降を実行していく。
【0072】ステップ(011)においては、現在の動
作がリモコン(遠隔動作)モードであるかどうかの判別
を行っている。この結果、リモコンモードであればステ
ップ(015)へ移行する。また、リモコンモードでな
ければステップ(012)へ移行し、ここでは現在の動
作がインターバル撮影モードであるかの判別を行う。そ
して、インターバル撮影モードでなければステップ(0
15)へ移行し、インターバル撮影モードであればステ
ップ(013)へ移行する。
【0073】ステップ(013)においては、現在の動
作がセルフタイマモードであるかの判別を行っている。
この結果、セルフタイマモードであればステップ(01
4)へ移行し、ここで露光前の自動焦点(再)調節中
(AF動作中)か否かの判別を行い、自動焦点調節中で
あればステップ(015)へ移行する。一方、セルフタ
イマモードでない場合や、セルフモードであるが、ステ
ップ(014)において露光前の自動焦点調節中でない
と判別された場合には、ステップ(016)へ移行す
る。
【0074】ステップ(015)においては、以上3つ
の動作状態の何れかであるので、液晶ファインダ表示装
置ILCを全面非透過状態(電界off)、つまり図9
の様にスイッチSW11〜SW18の全てをオフとして
ファインダからの逆入光を最小限にする。
【0075】次のステップ(016)においては、「焦
点検出」サブルーチンを実行する。ここでは焦点検出動
作のための各センサ列への像信号の蓄積,読出しから焦
点検出演算及び焦点調節を行う対象領域を決定する領域
選択等を行う。
【0076】次のステップ(017)においては、「レ
ンズ駆動」サブルーチンを実行する。ここでは、上記ス
テップ(016)で決定された領域にて得られたデフォ
ーカス量に基づいてレンズ駆動を行う。そして、レンズ
駆動終了後はステップ(018)へ進み、ここで液晶フ
ァインダ表示装置ILCを表示状態(電解on)とし、
次のステップ(019)にて「AF制御」サブルーチン
を終了する。
【0077】(第2の実施例)前述した第1の実施例で
は、撮影者がファインダを覗いていないモード時での自
動焦点調節中は、液晶ファインダ表示装置ILCの電界
を切る(offにする)というものであった。
【0078】この電界を切ることでの省エネ効果をもっ
と積極的に利用するには、撮影者がファインダを覗いて
いるかどうかの接眼検知装置を設け、この検知結果に基
づき、接眼されていないならば上記の液晶ファインダ表
示装置ILCの電界を切るという構成が望まれる。但し
この場合、露出制御用の測光センサSPCがファインダ
光学系内で該液晶ファインダ表示装置ILCより接眼レ
ンズ側に設置されているならば、撮影者がファインダに
接眼していない状態でも自動露出制御の為の測光動作中
は該表示装置ILCに電界をかけなければならない。こ
れらを実現するための実施例を、本発明の第2の実施例
として以下に説明する。
【0079】図12は本発明の第2の実施例に係るブロ
ック図であり、図3と同じ部分は同一符号を付し、その
説明は省略する。
【0080】先の図3の回路図と異なる点は、接眼検知
部SEYを有しており、DDRが各種のスイッチSWS
の検知及びこの接眼検知部SEYからの検知信号SSE
Yでの接眼検知及び表示用回路となっているところであ
る。
【0081】接眼検知部SEYは不図示の投光用LED
と受光センサを備えた接眼検知装置を備え、受光信号が
所定のレベルを越えたならば接眼検知信号SSEYを前
記回路DDRに出力する。なお、この接眼検知装置は特
開昭64−42639等で開示されているので、ここで
はその詳細は省略する。
【0082】図13は本発明の第2の実施例におけるカ
メラの大まかなシーケスを示すフローチャートである。
【0083】図12に示した回路に給電が開始される
と、マイコンPRSは図13のステップ(100)を介
してステップ(101)より動作を開始する。
【0084】ステップ(101)においては、接眼検知
信号SSEYが入力しているかどうかを判別する。この
結果、入力していればステップ(102)へ移行し、こ
こで液晶ファインダ表示装置ILCの電界をonとし、
カメラとして撮影者への撮影視界を確保する。一方、接
眼検知信号SSEYが入力していなければステップ(1
03)へ移行し、電界をoffとする。そして、何れの
場合も次にステップ(104)へ進む。
【0085】続くステップ(104)においては、レリ
ーズボタンの第1段階押下によりオンするスイッチSW
1の状態検知を行い、オフならばステップ(105)へ
移行し、ここで全てのフラグと変数を初期化する。そし
て再びステップ(101)に戻り、接眼検知の結果に応
じた液晶ファインダ表示装置ILCの制御を行い、スイ
ッチSW1がオンされるのをステップ(104)にて検
知する。
【0086】一方、前記ステップ(104)においてス
イッチSW1がオンであることを検知した場合にはステ
ップ(106)へ移行し、ここで「AE制御」サブルー
チンを実行し、この動作が終了するとステップ(10
7)へ進んで「AF制御」サブルーチンを実行する。
【0087】図14は図13のステップ(106)にお
いて実行される「AE制御」サブルーチンを示すフロー
チャートである。
【0088】ステップ(111)においては、露出制御
のための測光動作を行うので(つまり、液晶ファインダ
表示装置ILCよりも接眼レンズ側にある測光センサS
PCに光を導くために)、液晶ファインダ表示装置IL
Cに電界をかけ、全面透過、あるいは、それに近い表示
状態にする。そしてステップ(112)へ進み、ここで
測光動作を行ったのち、ステップ(113)において、
撮影者の接眼状態を判別し、それに応じた表示状態に切
換える。つまり、接眼検知信号SSEYが入力していれ
ば既に液晶ファインダ表示装置ILCは電界on状態に
あるのでそのままステップ(115)へ進も、一方、接
眼検知信号SSEYが入力していなければステップ(1
14)へ移行して電界をoffとし、ステップ(11
5)へと進む。
【0089】次のステップ(115)においては、測光
結果を基に露出演算を行い、次いでステップ(116)
において各種スイッチ検知を行う。そして、続くステッ
プ(117)において各表示を切換え、次のステップ
(118)においてこの「AE制御」サブルーチンを終
了する。
【0090】図15は図13のステップ(107)にお
いて実行される「AF制御」サブルーチンを示すフロー
チャートである。
【0091】ステップ(121)においては、撮影者の
接眼状態を判別し、この判別結果に応じてステップ(1
22),(123)にて液晶ファインダ表示装置ILC
の表示状態を切換える。
【0092】そして、次のステップ(124)において
「焦点検出」サブルーチンを実行し、続くステップ(1
25)において「レンズ駆動」サブルーチンを実行し、
ステップ(126)にてこの「AF制御」サブルーチン
を終了する。
【0093】なお、本実施例の様に電圧非印加状態で非
透過状態となる、いわゆるネガタイプ晶ファインダ表示
装置ILCに用いる場合、撮影者の接眼が初めて検出さ
れた時点で透過状態に切換えることはもちろん有効であ
る。更に、スイッチSW1のオン(撮影準備動作の開
始)を検知した時点で各種表示状態に切換える(例えば
焦点検出領域を非透過状態にしたり、パノラマ撮影モー
ドであれば、図8の状態に設定する等)と、撮影者にカ
メラが動作状態に入ったことを知らせることにもなる。
【0094】上記の第1の実施例によれば、透過型液晶
素子をファインダ表示装置に用いたカメラにおいて、例
えばリモコンモード,インターバル撮影モード,セルフ
タイマモードの様に、撮影者がファインダを覗く事なく
撮影する状態での例えば露光前のAF動作(再)実行中
は、液晶素子を全面非透過状態にするようにしているた
め、ファインダからの逆入光を最小限にとどめることが
でき、常に正確なAF動作を行わせることができる。
【0095】また、第2の実施例のように接眼検知装置
を合せて用いることで、必要な時だけ透過状態にするこ
とも可能となる。この場合、電圧非印加状態で非透過状
態となる、いわゆるネガタイプの液晶ファインダ装置を
用いると、その有効性が充分に発揮される。
【0096】尚ここで、前述した省エネルギー効果を積
極的に求める場合について更に述べると、先述したよう
に接眼検知信号が無い(入力していない)場合に印加電
圧を切る以外に、印加電圧の周波数を下げたり、電圧を
下げたりすることも有効である。
【0097】又、これらの省エネルギー動作を単に接眼
検知信号の有無だけによらず、他の信号と接眼検知信号
との論理積の結果から動作させても良い。例えば、接眼
検知信号とスイSW1のオン(撮影準備動作開始の信
号)の両方を検知して、初めて通常の透過状態にする
と、一層の省エネルギー効果を得ることができる。
【0098】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、液晶ファインダ表示装置ILCが本発明の光変調素
子に相当し、接眼検知部SEYが本発明の接眼検知手段
に相当し、制御回路PRS,接眼検知及び表示用DD
R,スイッチSW11〜18が本発明の設定手段に相当
する。
【0099】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0100】(変形例)本実施例では、液晶ファインダ
装置ILCとして図6に示すPDLC型を例にしている
が、もちろん図4のTN型や図5のGH型のものであっ
ても良いことは言うまでもない。更に、本発明は、液晶
素子に限るものではなく、光変調素子であれば良い。
【0101】また、本発明は、一眼レフカメラに適用し
た例を示しているが、レンズシャッタカメラ,ビデオカ
メラ等のカメラにも適用でき、更には構成ユニットとし
ても適用することができるものである。
【0102】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影者がファインダを覗いていない状態時における自動
焦点調節中は、光変調素子を全面非透過状態に設定する
設定手段を設け、また、接眼検知手段にて撮影者がファ
インダを覗いていないことが検知されている場合は、光
変調素子を全面非透過状態に設定する設定手段を設け、
撮影者がファインダを覗いていない状態時には、光変調
素子を全面非透過状態にするようにしている。
【0104】よって、ファインダからの逆入光を最小限
にとどめ、常に正確な自動焦点調整動作を行わせること
ができる。
【0105】また、本発明によれば、初めて撮影者にて
ファインダを覗いたことを接眼検知手段の出力にて検知
することにより、光変調素子を全面透過状態に設定し、
撮影準備動作開始用の操作がなされることにより、光変
調素子を所定の透過状態に設定する設定手段を設け、レ
リーズボタンの第1段階の押下により測光,測距動作、
いわゆる撮影準備動作を開始する際には、全面透過状態
にあった光変調素子を所定の透過状態にするようにして
いる。
【0106】よって、撮影者にカメラが撮影可能状態に
入ったことを認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る液晶ファインダ表
示装置と焦点検出装置を備えたカメラの光学系の配置を
示す図である。
【図2】図1の焦点検出装置の光学系を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例に係るカメラの電気的構
成を示すブロック図である。
【図4】図1の液晶ファインダ表示装置として用いるこ
とのできるTN型の液晶素子の動作原理を説明するため
の図である。
【図5】図1の液晶ファインダ表示装置として用いるこ
とのできるGH型の液晶素子の動作原理を説明するため
の図である。
【図6】図1の液晶ファインダ表示装置として本実施例
において用いたPDLC型の液晶素子の動作原理を説明
するための図である。
【図7】図6の液晶素子によって構成される液晶ファイ
ンダ表示装置の電界のかけ方を示す図である。
【図8】図7の液晶ファインダ表示装置の表示動作を説
明するための図である。
【図9】同じく図7の液晶ファインダ表示装置の表示動
作を説明するための図である。
【図10】図3の構成におけるカメラの概略の動作を示
すフローチャートである。
【図11】図10のステップ(005)における「AF
制御」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例に係るカメラの電気的
構成を示すブロック図である。
【図13】図12の構成におけるカメラの概略の動作を
示すフローチャートである。
【図14】図13のステップ(106)における「AE
制御」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】図13のステップ(107)における「AF
制御」サブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
PRS 制御回路 SDR センサ駆動回路 LNS レンズ LPRS レンズ内制御回路 ILC 液晶ファインダ表示装置 DDR 接眼検知及び表示用回路 SEY 接眼検知部 seg1〜seg8 セグメント SW11〜SW18 スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを通して被写体像を観察する
    ファインダ光学系内に配置され、電圧が印加されるか否
    かで透過,非透過状態を形成する光変調素子を備えたフ
    ァインダ表示装置において、撮影者がファインダを覗い
    ていない状態時における自動焦点調節中は、前記光変調
    素子を全面非透過状態に設定する設定手段を設けたこと
    を特徴とするファインダ表示装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズを通して被写体像を観察する
    ファインダ光学系内に配置され、電圧が印加されるか否
    かで透過,非透過状態を形成する光変調素子と、ファイ
    ンダを撮影者が覗いたか否かを検知する接眼検知手段と
    を備えたファインダ表示装置において、前記接眼検知手
    段にて撮影者がファインダを覗いていないことが検知さ
    れている場合は、前記光変調素子を全面非透過状態に設
    定する設定手段を設けたことを特徴とするファインダ表
    示装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズを通して被写体像を観察する
    ファインダ光学系内に配置され、電圧非印加状態で最も
    非透過となる光変調素子と、ファインダを撮影者が覗い
    たか否かを検知する接眼検知手段とを備えたファインダ
    表示装置において、初めて撮影者にてファインダを覗い
    たことを前記接眼検知手段の出力にて検知することによ
    り、前記光変調素子を全面透過状態に設定し、撮影準備
    動作開始用の操作がなされることにより、前記光変調素
    子を所定の透過状態に設定する設定手段を設けたことを
    特徴とするファインダ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光変調素子は、透過型液晶表示素子
    であることを特徴とする請求項1,2又3記載のファイ
    ンダ表示装置。
  5. 【請求項5】 撮影者がファインダを覗いていない状態
    時における自動焦点調節中とは、遠隔操作による撮影に
    際しての自動焦点調節中、インターバル撮影に際しての
    自動焦点調節中、セルフモード撮影に際しての自動焦点
    調節中のうちの、少なくとも何れか一つであることを特
    徴とする請求項1記載のファインダ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記透過型液晶表示素子は、電圧非印加
    状態で最も非透過状態となることを特徴とする請求項4
    記載のファインダ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記光変調素子よりも接眼レンズ側に配
    置される露出制御用の受光手段を具備しており、前記設
    定手段は、前記受光手段の作動中は、撮影者がファイン
    ダを覗いているか否かに関係なく、前記光変調素子を全
    面透過状態に設定する手段であることを特徴とする請求
    項1,2又は3記載のファインダ表示装置。
  8. 【請求項8】 撮影レンズを通して被写体像を観察する
    ファインダ光学系内に配置され、電圧が印加されるか否
    かで透過,非透過状態を形成する光変調素子と、ファイ
    ンダを撮影者が覗いたか否かを検知する接眼検知手段と
    を備えたファインダ表示装置において、前記接眼検知手
    段にて撮影者がファインダを覗いていないことが検知さ
    れている場合は、低消費電力動作として、前記光変調素
    子への電圧印加を断った状態に設定する設定手段を設け
    たことを特徴とするファインダ表示装置。
  9. 【請求項9】 撮影レンズを通して被写体像を観察する
    ファインダ光学系内に配置され、電圧が印加されるか否
    かで透過,非透過状態を形成する光変調素子を備えたフ
    ァインダ表示装置において、所定の信号が入力していな
    い場合は、低消費電力動作として、前記光変調素子の駆
    動周波数を下げた状態に設定する設定手段を設けたこと
    を特徴とするファインダ表示装置。
  10. 【請求項10】 撮影レンズを通して被写体像を観察す
    るファインダ光学系内に配置され、電圧が印加されるか
    否かで透過,非透過状態を形成する光変調素子を備えた
    ファインダ表示装置において、所定の信号が入力してい
    ない場合は、低消費電力動作として、前記光変調素子へ
    の印加電圧を下げた状態に設定する設定手段を設けたこ
    とを特徴とするファインダ表示装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の信号は、撮影者がファイン
    ダを覗いている事を検知した信号であることを特徴とす
    る請求項9又は10記載のファインダ表示装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の信号は、撮影者がファイン
    ダを覗いている事を検知した信号と撮影準備動作開始用
    の信号の論理積の信号であることを特徴とする請求項9
    又は10記載のファインダ表示装置。
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