JPH07325009A - 散乱型液晶パネルの点灯検査装置 - Google Patents

散乱型液晶パネルの点灯検査装置

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JPH07325009A
JPH07325009A JP6120055A JP12005594A JPH07325009A JP H07325009 A JPH07325009 A JP H07325009A JP 6120055 A JP6120055 A JP 6120055A JP 12005594 A JP12005594 A JP 12005594A JP H07325009 A JPH07325009 A JP H07325009A
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liquid crystal
crystal panel
light guide
flat plate
scattering type
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JP6120055A
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Kunifumi Nakanishi
邦文 中西
Masaaki Nakano
雅章 中野
Mitsuyuki Takada
充幸 高田
Hidefumi Mifuku
英史 御福
Mutsuhiro Shima
睦宏 嶋
Toshio Oonawa
登史男 大縄
Yasushi Ouchida
裕史 大内田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G02F1/13756Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering the liquid crystal selectively assuming a light-scattering state

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化でき、検査時の表示画像の視認性を高
くし、点灯検査を容易に行うことができる散乱型液晶パ
ネルの検査装置を提供する。 【構成】 点灯検査される液晶パネル8を支える支持手
段9と、前記液晶パネルの画素に電気信号を印加する信
号印加手段103と、前記液晶パネルへ光を照射する光
照射手段13、14とからなる散乱型液晶パネルの点灯
検査装置であって、前記光照射手段は平板導光体13と
該平板導光体の側部に設けられた光源14とからなり、
該平板導光体の一方の面にギャップを介して光吸収層1
8が設けられ、該平板導光体の他方の面を前記液晶パネ
ルと密着させる手段16、19が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動IC実装前の散乱型
液晶パネルの点灯検査装置に関する。さらに詳しくは、
直視検査することにより装置を小型化した散乱型液晶パ
ネルの点灯検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(以下、TFTとい
う)が各画素ごとにスイッチング素子として用いられる
アクティブマトリクス型の液晶パネルは、TFTがマト
リクス状に設けられたTFTアレイ基板と該基板に対向
して設けられる対向基板とからなり、2枚の基板間には
液晶材料が封入されている。TFTアレイ基板は、ガラ
ス基板上に走査線とデータ線がマトリクス状に配線さ
れ、両配線が交差する画素部には、スイッチング素子で
あるTFTと透明電極が形成されている。対向基板は全
面に透明電極が形成され、各画素間に遮光膜が形成され
ている。
【0003】この液晶パネルは、TFTアレイ基板と対
向基板がそれぞれ薄膜の成膜工程とパターニング工程に
より製造されたのち、両基板を一定のギャップを介して
重ね合わせ、このギャップ間に液晶材料を注入して製作
される。そののち、TFT駆動用のICがTAB方式や
COG方式により、液晶パネルに実装される。検査は製
品が完成するまでの各工程において行われるが、このう
ちIC実装前の液晶パネルの検査は、液晶パネルの特性
そのものを光学的に評価できるため、非常に重要とな
る。また、この検査において、不良品は除かれ、良品と
なった液晶パネルにのみ、液晶パネル駆動用のICが実
装されるため、高価な駆動ICが有効に利用される。
【0004】図26は、従来例による駆動IC実装前の
液晶パネルの点灯検査装置の構成を示す概略図である。
駆動IC実装前の液晶パネル101は剛体(図示せず)
上に、高精度で固定される。この液晶パネル101の走
査線、データ線はそれぞれ、IC用の端子電極(図示せ
ず)に接続されると共に、画像表示領域の4辺に設けら
れた検査用の端子電極102S1、102S2、102G1
102G2に接続されている。(ここで、添字S1、S2
はデータ線用、G1、G2は走査線用であることを示
す。)これらの端子電極102S1、102S2、10
G1、102G2はそれぞれデータ線または走査線と同数
の端子からなる。103S1、103S2、103G1、10
G2は検査用の端子針(プローブピン)であり、液晶パ
ネル上の端子電極102S1、102S2、102G1、10
G2と同一のピッチで同一の数の針から構成されてい
る。104はバックライトのユニットであり、蛍光灯1
05と拡散板106からなる。液晶パネルの点灯検査に
おいてはプローブピン103S1、103S2、103G1
103G2を検査端子102S1、102S2、102G1、1
02G2に高精度で接触させ、走査線およびデータ線に信
号を入力し、画像表示部に所望の画像を表示させ、液晶
パネルの裏面に設置されたバックライト104により拡
散光を照射し、目視あるいは実体顕微鏡やTVカメラに
より、画素あるいはラインごとの欠陥などを検査する。
【0005】前記液晶パネル101に用いられる液晶材
料は、通常ツイストネマチック(以下、TNという)型
の液晶材料であり、液晶パネルは2枚の偏光板によって
挟持される形で使用される。しかし、近年、投写型のL
CDディスプレイにおけるライトバルブでは、偏光板が
不要となるため明るい投写画像がえられる散乱型の液晶
材料を用いた液晶パネルが用いられるようになってき
た。この散乱型の液晶材料を用いた液晶パネルでは、画
素のON(オン)、OFF(オフ)を液晶材料の光に対
する透過、散乱特性の変化によって制御するため、バッ
クライトとして前記のような拡散光を用いると画像のO
N状態、OFF状態の差が区別しにくくなり、液晶パネ
ルの点灯検査は非常に困難となる。
【0006】そこで、これを解決するために、特開平4
−248435号公報に記載された図27に示すLCD
パネルの検査装置が提案されている。図27において、
101は液晶パネル、107はプロジェクタ、108は
反射ミラー、109は投写レンズ、110はスクリー
ン、111は信号発生回路、112はドライブ信号線で
ある。散乱型液晶によるLCDパネルでは偏光板113
は不要となる。またプロジェクタ107からの射出光
は、投写レンズ109の開口部での光束の広がりが、開
口の大きさとほぼ等しくなるように収束されている。つ
ぎに、散乱型液晶による液晶パネルの検査において、本
検査装置を用いたときの動作について説明する。液晶が
透過状態の場合には、プロジェクタ107からの射出光
は反射ミラー108で反射されて方向を変え、投写レン
ズ109の開口にそのまま入射後、スクリーン110に
達し、スクリーン110の輝度が高くなる。一方液晶が
散乱状態の場合には、プロジェクタ107からの射出光
は液晶により散乱され、投写レンズ109の開口に入射
しないため、スクリーン110に達せず、スクリーン1
10の輝度が低くなる。このようにして、液晶の透過、
散乱状態がスクリーン上の輝度差として視認される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動IC実装前
の液晶パネルの点灯検査装置は、以上のように構成され
ており、散乱型の液晶による液晶パネルの検査において
は、投写光学系を組む必要があり、装置が巨大になると
いう問題がある。
【0008】本発明は、前記のような問題を解決するた
めになされたもので、散乱型の液晶による液晶パネルの
点灯検査装置を小型化すると共に、検査時の表示画像の
視認性を高くし、点灯検査を容易に行える散乱型液晶パ
ネルの検査装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる散乱型液
晶パネルの点灯検査装置は前記目的を達成するため、点
灯検査される液晶パネルを支える支持手段と、前記液晶
パネルの画素に電気信号を印加する信号印加手段と、前
記液晶パネルへ光を照射する光照射手段とからなる散乱
型液晶パネルの点灯検査装置であって、前記光照射手段
は平板導光体と該平板導光体の側部に設けられた光源と
からなり、該平板導光体の一方の面にギャップを介して
光吸収層が設けられ、該平板導光体の他方の面を前記液
晶パネルと密着させる手段が設けられている。
【0010】また、前記液晶パネルの支持手段は剛体で
形成され、該剛体の前記液晶パネルが設置される中心部
にロ字型開口部が形成され、該開口部に前記平板導光体
が挿入され、該平板導光体を前記液晶パネルに押しつけ
る押出手段が設けられていることが液晶パネルは剛体の
みにより確実に支持されると共に、平板導光体と液晶パ
ネル面との段差による隙間をなくすことができるため好
ましい。
【0011】また、前記剛体の開口部周囲に中空部が設
けられ、該中空部を介して前記液晶パネルが真空吸着さ
れて前記剛体に固定されていることが、検査時にのみ、
中空部を減圧することにより、液晶パネルは剛体方向に
吸引され、確実に固定することができるため好ましい。
【0012】また、前記平板導光体に中空部が設けら
れ、該中空部を介して前記液晶パネルが真空吸着されて
固定されていることが、液晶パネルは負圧により、確実
に固定されると共に、平板導光体面と液晶パネル面の段
差による隙間をなくすことができるため好ましい。
【0013】また、前記平板導光体は透明剛体と透明樹
脂とにより構成されていることが、液晶パネルが接する
面を強固に形成でき耐久性をよくすることができるため
好ましい。
【0014】また、前記平板導光体は、前記液晶パネル
の画像表示領域に相当する部分の厚さが他の部分の厚さ
より厚く形成されていることが、平板導光体に装着する
光源および光吸収層の取付け領域を広くすることができ
るため好ましい。
【0015】また、前記平板導光体の厚さが厚く形成さ
れた肉厚部の側面の周囲に反射面を該平板導光体に向け
た反射板が設けられていることが、この反射板に照射し
た光源光も液晶パネルの画像表示領域に送ることがで
き、表示画像の視認性の検査が容易にできるため好まし
い。
【0016】また、前記平板導光体と液晶パネルとのあ
いだに透明液体が介在されていることが、平板導光体と
液晶パネルのあいだにわずかな隙間があっても、透明液
体により隙間をなくすことができ、点灯検査が容易にで
きるため好ましい。
【0017】また、前記平板導光体と液晶パネルとのあ
いだに透明弾性体が設けられていることが、透明液体を
滴下する工程を設けることなく、平板導光体と液晶パネ
ルを空気層なく密着設置でき、点灯検査が容易にできる
ため好ましい。
【0018】また、前記平板導光体の液晶パネルと接す
る平面部に、液体が満たされる凹部が設けられているこ
とが、平板導光体と液晶パネルを空気層なく密着設置で
きると共に、平板導光体と液晶パネルとのあいだに混入
した異物が平板導光体や液晶パネル面に付着しないため
好ましい。
【0019】さらに、前記平板導光体に設けられた凹部
に液体を供給する供給経路が設けられると共に、前記液
晶パネルに接する平面部に空気抜き溝が設けられている
ことが、透明液体を滴下する工程を設けることなく、平
板導光体と液晶パネルを完全に空気層なく密着設置で
き、点灯検査が容易にできるため好ましい。
【0020】また、前記液晶パネルの支持手段は液晶パ
ネルが設置される面にコ字型開口部を有する剛体からな
り、該開口部に前記平板導光体が挿入され、該平板導光
体は前記液晶パネル面に平行な断面が該液晶パネルの外
形よりも突出した部分を有するように形成されているこ
とが、液晶パネルの装着後に液晶パネルと平板導光体が
空気層なく密着できるとともに、観測する液晶パネル面
を水平面に対して傾けることができるうえで好ましい。
【0021】また、前記平板導光体の側部に設けられた
複数の光源はそれぞれ異なる発光色であり、該光源に対
面する側部には該側部と対向する側部の光源の色の光を
反射させるダイクロイックミラーが設けられていること
が、各色の光源光を散乱型液晶パネルに照射させること
ができるため好ましい。
【0022】また、前記信号印加手段に画素部の実効電
圧を変化させる電圧調節手段が設けられ、かつ、前記画
素部の輝度を測定する手段が設けられていることが、画
素部の光学応答特性を確実に把握することができるため
好ましい。
【0023】
【作用】本発明における散乱型液晶パネルの点灯検査装
置は、側部に光源を設けた平板導光体を、検査時にの
み、液晶パネルと密着設置させ、平板導光体の底面に光
吸収層を設けた構成としているため、光源から放射され
た光が散乱型液晶パネルの散乱状態の画素のみから効率
よく射出され、透過状態の画素からは射出されず、表示
画像の視認性を高くできると共に、液晶パネルの脱着が
容易となる。
【0024】
【実施例】
[実施例1]図1は本発明散乱型液晶パネルの点灯検査
装置の第1の実施例の斜視図である。図1において、1
は検査装置本体、103S1、103S2、103G1、10
G2はそれぞれ液晶パネルの端子(図示せず)に信号を
印加する信号印加手段となる検査針(プローブピン)
で、液晶パネル上のデータ線、走査線に接続された端子
電極と同数のピン(針)からなる。(ここで添字S1、
S2はデータ線用、G1、G2は走査線用であることを
示す。)3はプローブピンを支持するプローブベース、
4は液晶パネルを支持し固定するチャックユニット、5
はプローブピンの位置あわせの確認および、点灯検査用
の実体顕微鏡である。6は検査装置本体のベース部であ
り、水平面に対して約30゜傾けられており、ステージ
7を介してチャックユニット4を載置している。図1に
示すように、このベース部6の面上にX−Y−Z軸をと
ったとき、チャックユニット4は、X軸方向、Y軸方向
および、X−Y平面内の角度θ方向に可動なステージ7
を介して、X−Y−θ方向に動かされる。また、プロー
ブベース3はベース部6の面に平行に、Zステージを介
して設置されている。
【0025】チャックユニット4の斜視図を図2に、断
面図を図3に示す。図2および3において8は点灯検査
が行われる散乱型液晶パネルで、9は液晶パネルを支持
するための剛体で構成された支持手段となるテーブル、
10は減圧部となる溝、11はトンネル、12は真空パ
イプ、13は平板導光体、14は光源、15はフィルム
状の反射板、16は押出手段としてのばね、17はガイ
ド、18は光吸収シート、19は水である。平板導光体
13と光源14により光照射手段を構成している。な
お、平板導光体13は、図3に示されるように、肉厚部
を有するものも含む意味である。
【0026】散乱型液晶パネル8は、特開平2−967
14号公報に示されているのと同様に2枚の透明基板9
5、96間に液晶材料が高分子ポリマー中に分散保持さ
れた高分子分散型液晶材料(以下PDLCと略す。)9
7が封入されている。液晶パネル8は透明基板95に図
示していないTFTなどの能動素子とマトリクス状の配
線、画素ごとの透明電極が形成され、透明基板96の全
面に透明電極が形成されたアクティブマトリクス型のも
の、あるいは透明基板95、96に互いに直交するスト
ライプ状の透明電極が形成された単純マトリクス型のも
のとなっている。102S1、102S2、102G1、10
G2は液晶パネル8上に形成された端子電極群であり、
それぞれ走査線または信号線と同数の端子からなる。
【0027】テーブル9は液晶パネル8を支持するため
の剛体で構成された支持手段で本実施例においてはステ
ンレス製のテーブルで構成され、液晶パネル8と接する
面は高い平面度で製作されている。前記テーブル9はス
テンレス製のほか、アルミニウム製、真ちゅう製などで
あってもよい。テーブル9の表面には、静電気によるT
FTの破壊を防止するとともに、外光を遮光するため
に、導電性の黒色塗料が塗布されている。またテーブル
9の中央部には、液晶パネル8の画像表示領域よりもや
や大きい矩形の開口が設けられている。さらに、このテ
ーブル9の上面の矩形の開口の周囲には、幅約3mm、
深さ約2mmの矩形の溝10が設けられており、この溝
10はテーブル9の内部に掘られたトンネル11を通じ
て、真空パイプ12に接続されている。
【0028】またテーブル9上に固定されたプラスチッ
ク製の円形のガイド17が配設され、液晶パネルの下辺
を2個で、左辺を1個で支持し、液晶パネル8の概略の
位置合わせをする。
【0029】平板導光体(以下導光体という)13は断
面形状が凸型で中心部に肉厚部を有するように形成され
た透明樹脂(アクリル、ポリカーボネートなど)製、ま
たはガラス製であり、上部の平面形状は、上記テーブル
9の開口よりもひとまわり小さい矩形形状に形成されて
いる。この導光体13の全面は鏡面加工されている。
【0030】光源14はバックライトとして用いられ、
熱陰極型の蛍光灯であり、導光体13の下方の4側面に
設置されている。反射部15は光源14側の光を導光体
13側に反射させて光源14の光を効率よく利用するた
めのもので、フィルム状に形成されている。
【0031】ばね16は導光体13と蛍光灯からなる光
源14を充分支えるだけの弾性力をもっている。このば
ね16の弾性力を調整することにより、無負荷の状態で
は、導光体13の上面がテーブル9の平面部より1mm
程度突出すると共に、少し負荷をかけた状態では、容易
に導光体13の上面がテーブル9の平面部と同じ位置に
下降するようにされている。
【0032】光吸収シート18は導光体13側が黒色ビ
ロード布などで形成されて光を吸収するようにされ、空
気層を介して、周囲をテープなどで接着することにより
導光体13に装着されている。液晶パネル8と導光体1
3の間隙には、純水、水道水のような水19が空気層が
なくなるように充填されている。この水19と押出手段
16とにより平板導光体13と液晶パネル8とを密着さ
せる手段を構成している。
【0033】つぎに動作について説明する。まず、プロ
ーブベース3を上昇させたのち、導光体13の上面に注
射器などで数滴の水19をたらす。ここに、IC実装前
の液晶パネル8を導光体とのあいだに空気層が入らない
ように静かに押し当て、ガイド17に合わせて固定す
る。ここで真空パイプ12を通じて、トンネル11、溝
10を減圧したのち、液晶パネル8をテーブル9の平面
部へ押し当て、液晶パネル8を真空吸着する。これによ
り、液晶パネル8はテーブル9に確実に固定されると共
に、導光体13はばね16の弾性力により液晶パネル8
方向に押され、水19を介して空気層なく、液晶パネル
8と密着している。この状態で顕微鏡5を見ながら、X
−Y−θステージ7を動かし、プローブピン103S1
103S2、103G1、103G2と液晶パネル8上の端子
電極102S1、102S2、102G1、102G2の位置合
わせをする。
【0034】そして、プローブベース3を下降させ、プ
ローブピン103S1、103S2、103G1、103G2
液晶パネル上の端子電極102S1、102S2、10
G1、102G2を接触させる。データ信号線側のプロー
ブピン103S1、103S2からはデータ信号を、走査信
号線側のプローブピン103G1、103G2からは走査信
号をそれぞれ印加し、液晶パネルの画像表示部に所望の
画像を表示させる。
【0035】さらに図3を用いて、本発明による表示画
像の視認原理について説明する。光源14から発し、導
光体13の側面からθ(図3参照)の入射角で導光体中
に入射した光は、導光体13の屈折率を1.5とする
と、スネルの法則より、導光体中入射後は θ´=sin-1{(sinθ)/1.5} の角度で進行する。
【0036】ここで、θ=−90゜〜90゜であるか
ら、θ´=−42゜〜42゜となる。この光は、導光体
13の各面のうち、光の入射面に垂直な上面および、下
面には、それぞれの面の法線に対して、|φ|=48゜
〜90゜の角度で入射する。この入射角は、導光体13
と空気との臨界角である42゜よりも大きいため、この
面で光は全反射して導光体中を進行する。これらの光は
導光体の凸部にも達するが、水19および液晶パネル8
の透明基板95の屈折率も導光体の屈折率とほぼ等しい
ため、そのまま直進し、画像表示部のPDLC97面に
達する。
【0037】本発明で検査する散乱型液晶パネルは、特
開平2−96714号公報で説明されているのと同様
に、画素のON/OFFを印加電圧による光の透過、散
乱特性の変化によって制御している。すなわち、前記画
像表示部のうち充分な電圧が印加された画素部のPDL
C97は、液晶粒滴と高分子ポリマーの屈折率が等し
く、PDLC層で屈折率の不連続面が存在しないので、
PDLC97中を通過する光は直進し、液晶パネルの対
向基板表面96に達する。この面での光の入射角も、前
記同様空気との臨界角である42゜よりも大きいため、
光は全反射し、液晶パネル8外へは射出されない。この
ため、液晶パネル8を視認したときには、導光体13の
下面に設置された光吸収シート18の面だけが観測され
る。光吸収シート18の面では、前記同様、光源14か
らの光が導光体表面で全反射するため、この光を受けな
い。また液晶パネル8の表面から入射する外部からの光
は吸収し反射しないため、光吸収シート面は輝度の低い
黒い面として視認される。
【0038】一方、画像表示部のうち電圧が印加されて
いない画素部のPDLC層97は屈折率の不連続面が存
在するので、光を散乱させる状態となっており、PDL
C部分97まで直進してきた光はあらゆる方向に散乱
し、液晶パネル8の前面から空気中に射出する光が生じ
る。このとき、液晶パネル8を視認したときには、明る
く見える。以上の原理により、PDLC97が透過状態
である画素と、散乱状態である画素とは、明暗のコント
ラストが高くなり、はっきりと識別ができる。これによ
り、液晶パネル8の不良画素や断線部などを検出するこ
とができる。
【0039】このようにして液晶パネル8の点灯検査が
終了すると、プローブベース3を上昇させたのち、真空
パイプ12に接続された弁(図示せず)を閉じる。この
とき液晶パネル8とテーブル9との負圧がなくなるた
め、ばね16の弾性力により、導光体13が、液晶パネ
ルと共に上昇する。この状態で、液晶パネル8は導光体
13から容易に取り外される。
【0040】以上のように、散乱型液晶パネル8の点灯
検査装置1の照明光学系として、側面に光源14が設置
された導光体13を、水19を介して液晶パネル8に密
着する方式としたので、投写光学系を用いることなく、
高いコントラストの表示画像がえられ、装置を小型化で
きる。また、液晶パネル8自身の固定は、剛性のあるテ
ーブル9上で真空吸着により行い、導光体13は下部に
設置されたばね16により、液晶パネル8に空気層なく
圧着する構造であるので、液晶パネル8が高精度で固定
できると共に、脱着が容易となる。
【0041】なお、本実施例では、液晶パネルの端子に
信号を供給するための手段としてプローブピンの例を示
したが、スプリングピンや導電ゴムなどによるものでも
よい。また、導光体13と液晶パネル8とを空気層なく
密着させるために水19を用いたが、純水を用いること
によって、異物の混入や、導光体13の化学変化などに
よる劣化を防止することができる。
【0042】[実施例2]図4は本発明の散乱型液晶パ
ネルの点灯検査装置の第2の実施例で前記実施例1の導
光体13部分の他の構造例を説明する断面図である。図
4において、91は透明アクリル製の導光体の本体であ
り、前記実施例1の導光体13と同一形状であるが、厚
肉部91aの厚さ(高さ)を前記導光体13よりも約1
mm薄くしている。92は厚さが約1mmのガラス板で
あり、導光体91の凸部の上面形状と同一の外形をして
いる。93は屈折率が導光体91およびガラス板92と
ほぼ同一である透明接着剤である。透明接着剤93とし
てはたとえば2液付加反応型シリコーンRTV樹脂(信
越化学工業(株)製、商品名KE1603A/B)を用
いることができる。ガラス板92と導光体91は透明接
着剤93により、空気層なく接続されている。その他の
構成は前記実施例1に示すものと同一である。
【0043】本実施例では、ガラス板92、導光体91
および透明接着剤93はほぼ同一の屈折率であるため、
前記実施例と同一の作用を示すが、導光体の液晶パネル
と接する面がガラス板であるため、導光体の重量をそれ
ほど大きくすることなく、液晶パネルの取り替えごとに
導光体と液晶パネルのガラス基板が接触しても上面部が
傷つきにくくなる。
【0044】なお、本実施例では導光体の上面部にガラ
ス板を接着する構成としたが、ガラス板の代わりに石英
板を用いることもできる。
【0045】[実施例3]図5は、図1に示した点灯検
査装置のチャックユニット部4についての本発明の第3
の実施例を説明する断面図であり、図6は上面図であ
る。チャックユニット以外の検査装置の構成は前記実施
例1に示すものと同一である。102、103、8、1
4、15、18は前記実施例1に示すものと同じ部分で
ある。
【0046】図5において、22は液晶パネル8を支持
するテーブルであり、前記実施例1に示すテーブル9と
同様の外形をしているが、真空溝および真空トンネルは
形成されていない。23は透明アクリル製の直方体の導
光体であり、上面から見た形状は液晶パネル8の画像表
示部よりもやや大きい長方形となっている。この導光体
23は、上面がテーブル22の平面よりも約0.1mm
低くなるように、チャックユニットの底板20に支持具
21を介して固定され、液晶パネル8と導光体23との
間隙には純水19を浸透させている。17は円形ガイド
であり、液晶パネル8の左辺および、底辺に対応する位
置にそれぞれ2個ずつ、テーブル22上に固定されてい
る。25は液晶パネル8の右辺および、上辺に対応する
位置に設置されたプラスチック製の押さえ板で、テーブ
ル22上に固定されたばね26によって、液晶パネル8
をストッパー24方向へ密着させ固定する。
【0047】つぎに検査時における液晶パネルの設置方
法を説明する。まず、前記実施例1と同様に、プローブ
ベース3を上昇させたのち、導光体23の上面に注射器
などで数滴の純水19をたらす。そして、2個の押さえ
板25を右方または上方に充分押さえたまま、液晶パネ
ル8を導光体23とのあいだに空気層が入らないように
静かに押し当て、円形ガイド17に合わせて固定する。
ここで、押さえ板25から手を放すことによって、液晶
パネルは円形ガイド17方向へ密着させ固定される。こ
ののちの検査方法、および動作原理は前記実施例1に示
すものと同様である。
【0048】以上のように、本実施例では前記実施例1
と同様に、散乱型液晶パネル8の点灯検査を、視認性の
高い表示画像を用いて行うことができる。また、液晶パ
ネル8の固定を板ばね26の弾性力によって行い、導光
体23はチャックユニットに固定されているので、装置
の構成が簡単になる。
【0049】[実施例4]図7は本発明の装置の第4の
実施例を説明するチャックユニット4部の断面図、図8
はその平面図である。図7、図8において、8、14、
15、18、19、20は前記実施例1に示すものと同
じ部分を示す。27は前記実施例1と同様の透明アクリ
ル製の導光体であるが、本実施例では、上面形状が液晶
パネル8の外形よりもひとまわり大きい長方形である直
方体としている。また導光体27の上面には、液晶パネ
ル8の画像表示部よりも大きく、液晶パネルの外形より
も小さい矩形の溝10が設けられている。この溝10は
幅約3mm、深さ約2mmで、導光体27の内部に掘ら
れたトンネル28を通じて、真空パイプ12に接続され
ている。この導光体27はチャックユニット4の底板2
0に支持具21を介して固定されている。
【0050】つぎに、本実施例による液晶パネルの設置
方法を説明する。まず、前記実施例1と同様に、プロー
ブベースを上昇させたのち、導光体27の上面に注射器
などで数滴の水をたらす。そこに液晶パネル8を導光体
27とのあいだに空気が入らないように静かに押し当て
る。この状態で真空パイプ12により減圧し液晶パネル
8を導光体27に真空吸着する。このように、本実施例
では、液晶パネル8の固定と、導光体27の液晶パネル
8への密着が同時に、同一面上で行われる。このあとの
検査方法、および動作原理は前記実施例1に示すものと
同様である。
【0051】以上のように、本実施例では前記実施例1
と同様に、散乱型液晶パネル8の点灯検査を、視認性の
高い表示画像を用いて行うことができる。また、導光体
27中に設けたトンネルは、液晶パネルの画像表示領域
外としているので、画像の視認上において悪影響を及ぼ
すことはない。さらに、液晶パネル8と導光体27との
密着面と、液晶パネルを固定する面とが、同一面上であ
るため、構成が非常に簡単で小型にできると共に、導光
体27の密着精度を高くできる。
【0052】なお本実施例では、平板導光体をアクリル
製としたが、ガラス製あるいは石英製とすることもでき
る。このばあいは、平板導光体が傷つきにくくなる上、
ガラスあるいは石英の方がアクリルより平面度が高く、
熱による変形も少ないので、液晶パネルの固定精度を高
くできる。さらに、液晶パネル8と導光体27とのあい
だに垂らす水の代わりに、エタノールなどの液体を用い
れば、導光体が侵食されることがないため、装置を錆び
にくくすることができる。
【0053】[実施例5]図9は本発明の装置の第5の
実施例を説明する平板導光体の断面図である。本実施例
の導光体は上部導光体30と下部導光体31とからな
り、上部導光体30はガラス製あるいは石英製とし、下
部導光体31は透明アクリル製としている。上部導光体
30には前記実施例3と同様の溝10およびトンネル2
8が掘られている。上部導光体30および下部導光体3
1は、それらとほぼ等しい屈折率をもつ透明接着剤32
により空気層なく接着されている。透明接着剤32とし
ては、たとえば2液付加反応型シリコーンRTV樹脂
(信越化学工業(株)製、商品名KE1603A/B)
を用いることができる。その他の構成は前記実施例4に
示すものと同一である。
【0054】本実施例では、導光体の上部導光体30、
下部導光体31および透明接着剤32はほぼ同一の屈折
率としているので、前記実施例4と同じ光学的効果が生
じる。そして、本実施例に示す導光体は、前記実施例4
に示す透明アクリル製の導光体に比べて、平板導光体と
液晶パネルが接する上面部が傷つきにくくなる上、実施
例4と同じく液晶パネルの固定精度を高くできる。また
全体をガラス製あるいは石英製としたばあいよりも平板
導光体の軽量化を図れる。
【0055】[実施例6]図10は本発明の装置の第6
の実施例を説明する平板導光体の断面図、図11は図1
0の平板導光体の平面図である。本実施例の導光体の下
部導光体34は前記実施例4に示す平板導光体27と同
様の溝10およびトンネル28が掘られている。33は
ガラス製または石英製の薄板からなる上部導光体であ
る。図11にこの上部導光体33の平面図を示す。図1
1において、一点鎖線Aは検査対象とする液晶パネル8
の外形を、破線は下部導光体34に設けられた溝10を
示す。上部導光体33には、溝10に対応した位置に直
径約3mmの貫通孔35が数カ所にあけられている。こ
のガラス板からなる上部導光体33および下部導光体3
4は透明接着剤32により空気層がなく接着されてい
る。その他の構成は前記実施例4に示すものと同じであ
る。
【0056】本実施例における導光体は、平板導光体と
液晶パネルが接する部分をガラス製としているため、上
面部が傷がつきにくくなる上、液晶パネルの固定精度を
高くできる。また、ガラスまたは石英への加工は孔あけ
だけでよいので、導光体の全体あるいは、真空吸引用の
トンネル部分をガラス製にするのに比べて、製作が非常
に容易になる。
【0057】[実施例7]図12は本発明の装置の第7
の実施例を説明するチャックユニット部の断面図であ
る。図12において、8は検査される散乱型液晶パネル
である。また、9〜15および19は前記実施例1に示
す構成要素と同じ部分を示す。36、37は導光体13
の押出手段として働く同極性の平板状の黒色磁石であ
り、36は導光体13の底面に空気層38を介して設置
され、37はチャックユニットの底板20に固定されて
いる。磁石36、37の反発力を調節することにより、
導光体13に負荷がかからない状態では、導光体13の
上面がテーブル9の平面部より1mm程度突出すると共
に、上から少し負荷をかけた状態では、導光体13の上
面がテーブル9の平面部と同じ位置に下降するようにさ
れている。また導光体13の凸部とテーブル9に設けら
れた開口部との隙間は0.5mm以下とし、導光体13
が液晶パネル8の面に垂直に上昇、下降するようにされ
ている。
【0058】本実施例による液晶パネル8の設置は、導
光体13をばねで支持する前記実施例1による方法と同
様に行われる。さらに、液晶パネル8の検査方法も前記
実施例1によるものと同様である。
【0059】本実施例では、磁石の反発力により導光体
を液晶パネルに密着する方式としたので、前記実施例1
に示すばねが不要となるため、ばねの長期間の使用によ
る密着力の低下が生じない。また、散乱型液晶パネルが
透光状態になったときの黒レベルを低くし、表示画像の
コントラストを高くするために、導光体の下面に設置す
る光吸収層を黒色磁石によって兼ねることができるた
め、部品点数を減らすことができる。
【0060】[実施例8]図13は本発明の装置の第8
の実施例を説明するチャックユニット部の断面図であ
る。図13において、8は検査される散乱型液晶パネル
である。また、9〜12、14、15および19は前記
実施例1に示す構成要素と同じ部分を示す。39は透明
の導光体であり、比重が0.84g/cm3、屈折率
1.47であるポリメチルペンテンの加工により製作さ
れている。41は水40が満たされた透明の水槽であ
り、底部の外面には黒色ビロード布18が空気層を介し
て設置されている。光源14が装着された導光体39は
下部が水中に浸され、水40に浮くようにされている。
また、水槽41の水位を調節することにより導光体の押
出手段として働かせるものであり、導光体39に負荷が
かからない状態では、導光体の上面がテーブル9の平面
部より1mm程度突出すると共に、上から少し負荷をか
けた状態では、導光体39の上面がテーブル9の平面部
と同じ位置に下降するようにされている。また導光体3
9の凸部とテーブル9に設けられた開口部との隙間は
0.5mm以下にし、導光体39が液晶パネル8面に垂
直に上昇、下降するようにされている。
【0061】本実施例では、比重が0.84g/cm3
の導光体39を用い、適当な水位に調節された水槽に浸
されているため、水に対する浮力により、導光体の上面
が液晶パネル面に密着される。本実施例による液晶パネ
ル8の設置は、導光体をばねで支持する前記実施例1に
よる方法と同様に行われる。さらに、液晶パネル8の検
査方法も前記実施例1によるものと同様である。
【0062】本実施例では、導光体の水に対する浮力に
より導光体39を液晶パネル8に密着させる方式とした
ので、前記実施例1に示すばねが不要となるため、ばね
の長期間の使用による密着力の低下が生じない。また、
導光体39を液晶パネル8に密着させる圧力の調節は、
導光体39を浮かせている水を適当な水位にするだけで
行われるので、容易にしかも確実に導光体39と液晶パ
ネル8を密着でき、高い視認性が実現できる。
【0063】なお、本実施例では平板導光体をポリメチ
ルペンテン製とし、水に浮かせる構成としたが、導光体
が液体に浮くような比重関係であり、導光体と液体の屈
折率が液晶パネル基板の屈折率にほぼ等しければ、上記
以外のものでもよい。
【0064】[実施例9]図14は本発明の装置の第9
の実施例を説明するチャックユニット部の断面図であ
る。図14において、8は検査される散乱型液晶パネル
である。また、9〜12、14、15および18、19
は前記実施例1に示す構成要素と同じ部分を示す。さら
に、41は前記実施例8に示すものと同じのものであ
る。43は透明アクリル製の導光体である。44は発泡
スチロールであり、導光体43の底面の周囲に設置さ
れ、光源14が装着された導光体43を水40に浮かせ
ている。
【0065】本実施例では、前記実施例8と同様な操作
により液晶パネル8の点灯検査が行われるが、発泡スチ
ロールの浮力によって導光体43を水に浮かせる構成と
したので、導光体43が安価な透明アクリルで作製でき
る。
【0066】なお、本実施例ではアクリル製の導光体を
水に浮かせる手段として発泡スチロールを用いたが、空
気の封入されたビニールあるいはゴムチューブを用いる
ことも可能である。
【0067】[実施例10]図15は本発明の装置の第
10の実施例を説明するチャックユニット部を構成する
平板導光体の断面図である。図15において、45は前
記実施例1に示した平板導光体と同じ作用をするもの
で、側面には光源14と、光源14を包囲してフィルム
状の反射板15が装着されている。46は平板導光体4
5の側面のうち、フィルム状の反射板15が設置されて
いない部分に、設けられた反射板である。反射板46は
反射面を導光体45側に向けて、透明接着剤などで導光
体45に密着して設置されている。平板導光体45以外
の構成は前記実施例1に示すものと同一である。
【0068】つぎに本実施例による動作を説明する。前
記実施例1で説明したように、光源14から発し導光体
45の側面から導光体45中に入射した光のうち、この
入射面に直角な面に達した光50は、この面で全反射
し、導光体45の外部に射出することなく導光体45中
を進行し、液晶パネル(図示せず)が密着された上面4
7へ達する。一方導光体45中に入射した光のうち、入
射面に平行な面48に達した光51は、この面48への
入射角が界面の臨界角度以下であるため、ある屈折角を
もって導光体外へ射出する。本実施例ではこの面48に
反射板46を設けているため、この光51は反射板46
の表面で全反射し、再び導光体45中を直進し、上面4
7へ達する。
【0069】以上のように本実施例では、平板導光体4
5の側面のうち、バックライト用の反射板15が設置さ
れていない部分にも反射板46が密着して設けられる構
成としたので、光源14からの光が導光体45の側面か
ら射出されることなく、液晶パネル8の方向へ導くこと
ができるので、光源14の光を効率よく利用できると共
に、明るくコントラストの高い表示画像がえられる。
【0070】[実施例11]図16は本発明の装置の第
11の実施例を説明するチャックユニット部を構成する
平板導光体の断面図である。図16において、8は散乱
型液晶パネルであり、52は前記実施例1に示したもの
と同じ作用をする平板導光体である。53は導光体52
のうち、液晶パネル8と接する上面に固定装着された約
2mm厚の透明弾性体層である。透明弾性体層53とし
てはたとえば2液付加反応型シリコーンRTV樹脂(信
越化学工業(株)製、商品名KE1603A/B)が用
いられ、平板導光体52の上面全面に塗布したのち、乾
燥させることによって導光体52に固定装着されてい
る。液晶パネル8の下方から平板導光体52を適当な圧
力で押しつけることにより、平板導光体52と液晶パネ
ル8は透明弾性体層53を介して、空気層がなく密着さ
れている。平板導光体52以外の構成は前記実施例1に
示すものと同じであるが、平板導光体52と液晶パネル
8とのあいだに水19は浸透させていない。
【0071】本実施例では前記実施例1と同様の動作に
より、光源14からの光が導光体52の内部を進行し、
導光体52の上面に達する。この光は、導光体52、透
明弾性体53および液晶パネル8のガラス基板の屈折率
がほぼ等しく、しかもこれらのあいだに空気層は存在し
ないため、ほとんど屈折せず散乱型液晶面に達すること
ができる。この作用により、前記実施例1と同様に液晶
パネル8の点灯検査が行われる。
【0072】以上のように本実施例では、平板導光体5
2の上面に透明弾性体層53が固定装着されているの
で、水などの液体を用いることなく液晶パネル8と平板
導光体52が空気層なく完全に密着される。従って、液
晶パネルの検査の度ごとに平板導光体の上面に水を滴下
する工程が不要となり、検査が迅速に行われる。さら
に、水により検査装置が錆びつく恐れがなくなり、装置
の長寿命化が可能になる。
【0073】[実施例12]図17は本発明の装置の第
12の実施例を説明するチャックユニット部を構成する
平板導光体の断面図である。また図18は図17の平板
導光体の平面図を示す。図17〜18において、8は散
乱型液晶パネルである。54はアクリル製の平板導光体
の本体であり、上面には2段の凹部55、56が設けら
れている。凹部55は深さが約2mm、外形が液晶パネ
ル8の外形よりも縦横20mmずつ大きくしている。凹
部56は深さが約2mm、外形が液晶パネル8の画像表
示部よりも大きく、前記凹部55よりも小さくしてい
る。また凹部55の直交する2辺には、ばね57が装着
された押さえ板58が設置されている。この凹部55、
56には純水98が満たされ、水位が凹部55の底面5
9よりも約0.5mm高くなるようにしている。チャッ
クユニット部以外の構成は前記実施例1に示すものと同
じである。
【0074】本実施例では、凹部55、56に純水を満
たしたのち、押さえ板58を導光体の壁側へ押さえたま
ま、液晶パネル8を凹部55の押さえ板58のない壁5
5a側にあて、静かに底59に置く。そして、押さえ板
58を解放することによって、液晶パネル8は凹部55
の壁55aに密着させ固定される。前記実施例1と同様
の動作により、光源14からの光は導光体54の内部を
進行する。凹部55、56に達した光は純水98の屈折
率が導光体54の屈折率に近いため、ほとんど屈折せず
にそのまま直進し、液晶パネル8面へ達する。このあと
の動作は前記実施例1に示すものと同様で、液晶パネル
8の点灯検査が行われる。
【0075】以上のように本実施例では、平板導光体5
4に2段の凹部が設けられ、この凹部55、56に純水
を満たした構成としているので、注射器で水を滴下する
工程を設けることなく、液晶パネル8と平板導光体54
を、空気層なく完全に密着できると共に、平板導光体と
液晶パネルとのあいだに混入した異物により、平板導光
体や液晶パネルを傷つける恐れがなくなる。
【0076】[実施例13]図19は本発明の装置の第
13の実施例を説明するチャックユニット部を構成する
平板導光体の断面図、図20は図19の平板導光体の上
面図である。図19および20において、8は散乱型液
晶パネルである。24はアクリル製の平板導光体の本体
であり、液晶パネル8が設置される上面には深さ5mm
で液晶パネル8の画像表示領域よりもやや大きい矩形状
の槽60が形成されている。この槽60は平板導光体2
4中に形成されたトンネル61およびパイプ62を通じ
て外部タンク63に通じている。これらの槽60および
外部タンク63には純水67が満たされている。また、
平板導光体24の上面には槽60から外部に通じる深さ
0.5mm、幅3mmの空気抜き溝64が2本設けられ
ている。さらに平板導光体24の上面には、2本の真空
溝65がコの字型に槽60を包囲する形で設けられてい
る。この真空溝65は幅3mm、深さ2mmとし、平板
導光体24中に形成されたトンネル66を通じて外部の
減圧ポンプ(図示せず)へ接続されている。また、平板
導光体24の側面には前記実施例1と同様の光源(図示
せず)が装着されている。この平板導光体24はチャッ
クユニットの底板(図示せず)に固定されている。チャ
ックユニット部以外の構成は前記実施例1に示すものと
同じである。
【0077】つぎに本実施例による液晶パネルの点灯検
査方法について説明する。まず外部タンク63を下降さ
せ、槽60の純水67の水位が平板導光体24の上面よ
りも1mm以上低くなるようにする。ここで平板導光体
24の上面に検査する液晶パネル8を設置し、減圧ポン
プによりトンネル66を減圧し、液晶パネル8を平板導
光体24上に真空吸着させる。つぎに外部タンク63を
上昇させることにより、槽60の純水67と液晶パネル
基板とのあいだの空気は、空気抜き溝64を通じて平板
導光体24の外部へ抜ける。このあとの点灯検査方法は
前記実施例1に示すものと同じである。
【0078】以上のように、本実施例では平板導光体2
4の上面に空気抜き溝64をもつ槽を形成し、この槽に
外部に設けたタンクから純水を供給する構成としている
ので、注射器で水を滴下する工程を設けることなく、液
晶パネル8と平板導光体24を空気層なく完全に密着で
きると共に、液晶パネルの脱着が容易となる。
【0079】[実施例14]図21は本発明の装置の第
14の実施例を説明するチャックユニット部の一部の平
面図、図22はその側面からみた断面図を示す。図21
〜22において、70は剛体製のテーブルであり、上面
から見た形状が上方に開放部をもつコの字型としてい
る。このコ字型開口部は液晶パネル8(一点鎖線で示
す)の画像表示領域(二点鎖線で示す)よりもやや大き
い矩形状であり、開口部の周囲には液晶パネル8の外形
よりも内側の領域に、幅3mm、深さ2mmの溝71が
開口部を囲むようにコ字型に形成されている。溝71は
トンネル72を通じて減圧ポンプ(図示せず)に接続さ
れている。73はアクリル製の平板導光体であり、側面
からみた断面形状がL字型で、上方の凸部の上面形状は
矩形形状で、矩形の3辺方向はテーブル70の開放部よ
りやや小さく、液晶パネル8の表示領域よりもやや大き
くし、矩形の1辺方向はテーブル70の開放部よりも大
きくされている。平板導光体73には光源14、反射板
15、光吸収層18が装着されている。平板導光体73
の下面には支柱74が固定され、この支柱にはばねがは
められ、チャックユニットの底板20に固定されたシリ
ンダー75に挿入されている。チャックユニット全体は
水平面に対して約30゜傾けられている。
【0080】つぎに本実施例による液晶パネル8の点灯
検査方法について説明する。まず減圧ポンプを始動さ
せ、検査する液晶パネル8をコ字型の溝71を覆うよう
にテーブル70上に位置させる。そして液晶パネル8を
テーブル70の平面部に押し当てることにより、平板導
光体73をやや押し下げ、液晶パネル8を真空吸着す
る。ここで平板導光体73が液晶パネル8よりも外部に
突出している位置で、液晶パネル8と平板導光体73の
接する辺に、スポイトにより純水76を数滴垂らす。純
水76は毛細管現象により、液晶パネル8と平板導光体
73のあいだの全面に浸透し、空気層なく液晶パネル8
と平板導光体73が密着される。このあとの点灯検査方
法については前記実施例1に示すものと同じである。
【0081】以上のように本実施例では、液晶パネルを
固定する剛体製のテーブル70をコ字型にし、平板導光
体73が液晶パネル8の外形よりも外部に突出する部分
を形成しているので、液晶パネル8の装着後に、その部
分に純水を滴下するだけで、液晶パネル8と平板導光体
73が空気層なく密着できる。したがって液晶パネルの
装着が非常に容易になると共に、液晶パネル面を水平面
に対して傾けることができるため、液晶パネルの点灯検
査を着座姿勢にて行うことができる。
【0082】[実施例15]本発明の装置の第15の実
施例を説明するチャックユニット部の一部の上面図を図
23に示す。図23において13は前記実施例1に示す
ものと同じ平板導光体であり、上面形状は矩形、断面形
状(図示せず)は凸型とされている。破線で示した8は
検査される散乱型液晶パネルである。平板導光体13の
底面側の対向する側面には、赤色光を発する光源の冷陰
極管80および、青色光を発する他の光源である冷陰極
管82がそれぞれ反射板15に包囲されて設置されてい
る。また、他の2側面の内側面には緑色光を発する光源
の冷陰極管81が反射板15に包囲されて設置されてい
る。赤色冷陰極管80の設置されている側面には、青色
光を反射させるダイクロイックミラー83が平板導光体
13に密着設置され、青色冷陰極管82の設置されてい
る側面には、赤色光を反射させるダイクロイックミラー
84が平板導光体13に密着設置されている。また、緑
色冷陰極管81の設置されている側面に対向する側面に
はミラー85が設置されている。チャックユニット部以
外の構成は前記実施例1に示すものと同じである。
【0083】つぎに本実施例による液晶パネル8の点灯
検査方法について説明する。液晶パネルの設置方法は前
記実施例1に示すものと同じである。まず、赤色冷陰極
管80のみを点灯させると、赤色光はダイクロイックミ
ラー83を通過し平板導光体13中に入射する。この光
の内、ミラー85あるいは対向するダイクロイックミラ
ー84に達したものはそのまま全反射する。これらの赤
色光は前記実施例1と同様の作用により液晶パネルの表
示面に到達し、点灯検査が行われる。青色冷陰極管82
のみを点灯させたばあいも同様の動作により、青色光に
対する点灯検査が行われる。つぎに緑色冷陰極管81の
みを点灯させたばあいは、光源からの緑色光がそのまま
平板導光体13中に入射し、ミラー85で全反射され、
同様の動作により、緑色光に対する点灯検査が行われ
る。また、赤色冷陰極管80、緑色冷陰極管81、青色
冷陰極管82のすべてを点灯させることにより、赤色
光、緑色光、青色光が合成され白色光に対する点灯検査
が行われる。
【0084】以上のように、本実施例では平板導光体1
3の3側面にそれぞれ赤色光、緑色光、青色光を発する
光源を設置し、対向する側面には対応する色の光を反射
させるダイクロイックミラーを設置しているので、散乱
型液晶パネルの異なる波長の光に対する表示特性を評価
することができる。
【0085】[実施例16]本発明の第16の装置の実
施例を説明する散乱型液晶パネルの点灯検査装置の構成
模式図を図24に示す。8は散乱型液晶パネル、86は
前記実施例1に示す点灯検査装置本体である。87は液
晶パネル8の全部あるいは一部の画素のPDLCにかか
る実効電圧を制御できる信号印加手段である。88は液
晶パネルのある部分の画素の輝度を測定する輝度計であ
る。89はX−Yステージであり、輝度計88を液晶パ
ネル8の画像表示部の面内に平行に動かすことができ
る。
【0086】図25は、検査対象となるアクティブもし
くは単純マトリクス型液晶パネル8の代わりに、遮光膜
と全面に透明電極が設けられた2枚の基板間にPDLC
が封入された基準用散乱型液晶パネルを用いて、あらか
じめこの測定系により印加電圧−輝度特性を測定したも
のである。印加電圧は30Hzパルスの振幅である。こ
のように、PDLC両端の印加電圧と輝度には一定の関
係がある。なお、この基準用液晶パネルで用いる散乱型
液晶、およびパネル間隙は検査対象とする液晶パネル8
と同一にしている。
【0087】つぎに本実施例による散乱型液晶パネルの
点灯検査方法について説明する。前記実施例1と同様に
して装着された散乱型液晶パネル8に、信号印加手段8
7により、ある電圧の信号を印加する。この信号の印加
された画素部に輝度計88の視野を移動させ、この輝度
値を読み取る。この輝度値を図25の印加電圧−輝度特
性図の縦軸の数値と照らし合せ、横軸の印加電圧を読み
取ることにより、検査する液晶パネル8の画素部のPD
LCに、実際に印加された電圧を推測することができ
る。従ってたとえばTFTによるアクティブマトリクス
型の液晶パネルでは、TFT特性の優劣を把握できる。
また、輝度計88の代わりに、検出電圧−輝度値の較正
がなされたTVカメラを用い、画像表示部の全部または
一部の輝度値の分布を測定することにより、TFT特性
の面内の分布を検出することもできる。さらに、図25
の印加電圧−輝度特性の代わりに、パネル間隙の異なる
数種類の基準用散乱型液晶パネルを用いて、ある印加電
圧におけるパネル間隙−輝度特性を測定しておき、その
印加電圧による輝度値を輝度計やTVカメラにより検出
することによって、パネル間隙値やパネル間隙の分布を
検出することもできる。
【0088】以上のように、本実施例によれば、画素部
の実効電圧を変化させる信号印加手段と、画素部の輝度
を測定する手段とを設けたので、画素部の光学応答特性
を検出することができる。これによりある画素のTFT
特性やパネル間隙の数値やこれらの面内の分布を把握す
ることができる。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0090】エッジ部に光源を設けた平板導光体を液晶
パネルと密着設置させ、平板導光体の底面に光吸収層を
設けた構成としているため、散乱型液晶パネルの点灯検
査を投写光学系を用いずに、直視にて行うことができる
ため、点灯検査装置の小型化が図れると共に、ピント合
わせなどの光学調整が不要となる。
【0091】また、液晶パネルは、液晶パネル面に平行
な支持面に開口が設けられた剛体からなる支持手段によ
り支持し、剛体の開口の中に導光体を設け、導光体を液
晶パネル方向へ加圧する手段を設けることにより、液晶
パネルを剛体上に高精度で位置合わせできると共に、液
晶パネルと導光体が密着しやすくなり、表示画像の視認
性が高くなる。また、検査時にのみ液晶パネルと導光体
を密着させることができるため、検査における液晶パネ
ルの脱着が容易となる。
【0092】さらに、液晶パネルを支持する剛体中に減
圧部を形成し、この減圧部を介した負圧を利用して液晶
パネルを剛体に固定されるようにすることにより、液晶
パネルの固定精度を高くできると共に、引き続き点灯検
査の行われる液晶パネルの脱着が容易となる。
【0093】また、平板導光体の内部に設けた中空の減
圧部を介した負圧により、液晶パネルを固定するように
することにより、液晶パネルと導光体との密着面と、液
晶パネルを固定する面とが同一になるため、構成が非常
に簡単であると共に、密着精度を高くできる。
【0094】また、平板導光体は透明剛体と透明樹脂に
より構成することにより、液晶パネルの固定精度が高く
できると共に、液晶パネルの脱着により導光体が損傷さ
れにくくなり、点灯検査装置の長寿命化、軽量化が図れ
る。
【0095】また、平板導光体の厚みを、液晶パネルの
画像表示領域相当部に他の部分より厚い厚肉部を設ける
ことにより、平板導光体に装着する光源および光吸収層
の取り付け領域を広くすることができ、装置の設置の自
由度を高くすることができる。
【0096】さらに、前記平板導光体の厚肉部の側面の
周囲に、反射面を導光体に向けた反射板を設けることに
より、この反射板に照射した光源光も液晶パネルの画像
表示領域に進行できるようになり、光源光を高効率で利
用できると共に、表示画像の輝度を高くでき、視認性が
増す。
【0097】また、液晶パネルの支持手段は、液晶パネ
ル面に平行な前記平板導光体面に形成され、該平板導光
体に液晶パネル面に平行な断面が液晶パネルの外形より
も突出した部分をもつ構成にすることにより、液晶パネ
ルの装着後に液晶パネルと導光体が空気層を介在させる
ことなく密着できるとともに、観測する液晶パネル面と
水平面に対して傾けることができ、検査を着座姿勢にて
行うことができる。
【0098】また、平板導光体と液晶パネルとのあいだ
に透明液体を介在させることにより、平板導光体と液晶
パネルを空気層なく密着設置でき、表示画像の視認性が
増す。さらに、液晶パネルと導光体とのあいだに混入し
た微小な異物により、平板導光体や液晶パネルを傷つけ
る恐れが少なくなる。
【0099】また、平板導光体と液晶パネルとのあいだ
に透明弾性体を設けたため、透明液体を滴下する工程を
設けることなく、平板導光体と液晶パネルを空気層なく
密着させて固定させることができるため、液晶パネルの
設置時間を短くできる。さらに、透明液体により検査装
置が錆びつく恐れがなくなり、装置の長寿命化が図れ
る。
【0100】また、平板導光体の液晶パネルと接する平
面部に、液体が満たされた凹部を設けることにより、透
明液体を滴下する工程を設けることなく、平板導光体と
液晶パネルを空気層なく密着設置できる。さらに、平板
導光体と液晶パネルとのあいだに混入した大小の異物に
より、平板導光体や液晶パネルを傷つける恐れがなくな
り、装置の長寿命化や、液晶パネルの品質が向上する。
【0101】前記平板導光体に設けられた凹部に液体供
給経路を設けると共に、液晶パネルの接する平面部に空
気抜き溝を設けることにより、透明液体を滴下する工程
を設けることなく、平板導光体と液晶パネルを完全に空
気層なく密着設置でき、検査時間を短くできる。
【0102】また、平板導光体の側部に設けられた複数
の光源をそれぞれ異なる発光色とし、光源の対面の側部
には対応する色の光を反射させるダイクロイックミラー
を設けることにより、散乱型液晶パネルの異なる波長に
対する表示特性を評価することができ、とくに液晶プロ
ジェクタ用に液晶パネルにおいては、実使用条件に近い
状態で検査することができる。
【0103】また画素部の実効電圧を変化させる電圧調
節手段を有する信号印加手段と、画素部の輝度を測定す
る手段とを設けることにより、ある画素のTFT特性や
パネル間隙の数値やこれらの面内の分布を把握すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の実施例1を示す散乱型液晶パ
ネルの点灯検査装置の斜視図である。
【図2】 本発明の装置の実施例1を説明する散乱型液
晶パネルの点灯検査装置のチャックユニットの斜視図で
ある。
【図3】 本発明の装置の実施例1を説明するチャック
ユニットの断面図である。
【図4】 本発明の装置の実施例2を説明する散乱型液
晶パネルの点灯検査装置の平板導光体の断面図である。
【図5】 本発明の装置の実施例3を説明するチャック
ユニットの断面図である。
【図6】 図5の平面図である。
【図7】 本発明の装置の実施例4を説明するチャック
ユニットの断面図である。
【図8】 図7の平面図である。
【図9】 本発明の装置の実施例5を説明するチャック
ユニットを構成する平板導光体の断面図である。
【図10】 本発明の装置の実施例6を説明する平板導
光体の断面図である。
【図11】 図10の平面図である。
【図12】 本発明の装置の実施例7を説明するチャッ
クユニットの断面図である。
【図13】 本発明の装置の実施例8を説明するチャッ
クユニットの断面図である。
【図14】 本発明の装置の実施例9を説明するチャッ
クユニットの断面図である。
【図15】 本発明の装置の実施例10を説明するチャ
ックユニットを構成する平板導光体の断面図である。
【図16】 本発明の装置の実施例11を説明するチャ
ックユニットを構成する平板導光体の断面図である。
【図17】 本発明の装置の実施例12を説明するチャ
ックユニットを構成する平板導光体の断面図である。
【図18】 図17の平面図である。
【図19】 本発明の装置の実施例13を説明するチャ
ックユニットを構成する平板導光体の断面図である。
【図20】 図19の平面図である。
【図21】 本発明の装置の実施例14を説明するチャ
ックユニットの平面図である。
【図22】 図21の断面図である。
【図23】 本発明の装置の実施例15を説明するチャ
ックユニットを構成する平板導光体の平面図である。
【図24】 本発明の装置の実施例16を説明する構成
模式図である。
【図25】 本発明の装置の実施例16の構成による散
乱型液晶パネルの印加電圧−輝度特性の測定図である。
【図26】 従来の点灯検査装置を説明する液晶パネル
の点灯検査装置の一部分の構成を示す概略図である。
【図27】 従来の点灯検査装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 散乱型液晶パネル検査装置本体、8 散乱型液晶パ
ネル、9 液晶パネル支持用テーブル、10 真空溝、
11、28 トンネル、12 真空パイプ、13 導光
体、14 光源(蛍光灯)、15、46 反射板、16
ばね、18 光吸収シート、19、40 透明液体
(水)、27 トンネルつき導光体、30、33 ガラ
スまたは石英製の上部導光体、31、34 透明樹脂製
の下部導光体、36、37 磁石、39 ポリメチルペ
ンテン製導光体、44 発泡スチロール、53 透明弾
性体、55、56、60 水槽、61 トンネル、62
パイプ、63 外部タンク、64 空気抜き穴、70
コ字型剛体製テーブル、80 赤色冷陰極管、81
緑色冷陰極管、82 青色冷陰極管、83 青色反射ダ
イクロイックミラー、84 赤色反射ダイクロイックミ
ラー、85 ミラー、87 可変信号印加手段、88
輝度測定手段、98 水、103G1、103G2、103
S1、103S2 電気信号印加用プローブピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御福 英史 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 嶋 睦宏 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 大縄 登史男 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 大内田 裕史 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点灯検査される液晶パネルを支える支持
    手段と、前記液晶パネルの画素に電気信号を印加する信
    号印加手段と、前記液晶パネルへ光を照射する光照射手
    段とからなる散乱型液晶パネルの点灯検査装置であっ
    て、前記光照射手段は平板導光体と該平板導光体の側部
    に設けられた光源とからなり、該平板導光体の一方の面
    にギャップを介して光吸収層が設けられ、該平板導光体
    の他方の面を前記液晶パネルと密着させる手段が設けら
    れてなる散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルの支持手段は剛体で形成
    され、該剛体の前記液晶パネルが設置される中心部にロ
    字型開口部が形成され、該開口部に前記平板導光体が挿
    入され、該平板導光体を前記液晶パネルに押しつける押
    出手段が設けられてなる請求項1記載の散乱型液晶パネ
    ルの点灯検査装置。
  3. 【請求項3】 前記剛体の開口部周囲に中空部が設けら
    れ、該中空部を介して前記液晶パネルが真空吸着されて
    前記剛体に固定されてなる請求項2記載の散乱型液晶パ
    ネルの点灯検査装置。
  4. 【請求項4】 前記平板導光体に中空部が設けられ、該
    中空部を介して前記液晶パネルが真空吸着されて固定さ
    れてなる請求項1記載の散乱型液晶表示パネルの検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記平板導光体は透明剛体と透明樹脂と
    により構成されてなる請求項1、2または4記載の散乱
    型液晶パネルの点灯検査装置。
  6. 【請求項6】 前記平板導光体は、前記液晶パネルの画
    像表示領域に相当する部分の厚さが、他の部分の厚さよ
    り厚く形成されてなる請求項1、2、3、4または5記
    載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  7. 【請求項7】 前記平板導光体の厚さが厚く形成された
    肉厚部の側面の周囲に反射面を該平板導光体に向けた反
    射板が設けられてなる請求項6記載の散乱型液晶パネル
    の点灯検査装置。
  8. 【請求項8】 前記平板導光体と液晶パネルとのあいだ
    に透明液体が介在されてなる請求項1記載の散乱型液晶
    パネルの点灯検査装置。
  9. 【請求項9】 前記平板導光体と液晶パネルとのあいだ
    に透明弾性体が設けられてなる請求項1記載の散乱型液
    晶パネルの点灯検査装置。
  10. 【請求項10】 前記平板導光体の液晶パネルと接する
    平面部に液体が満たされる凹部が設けられてなる請求項
    1記載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  11. 【請求項11】 前記平板導光体に設けられた凹部に液
    体を供給する供給経路が設けられると共に、前記液晶パ
    ネルに接する平面部に空気抜き溝が設けられてなる請求
    項10記載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶パネルの支持手段は液晶パネ
    ルが設置される面にコ字型開口部を有する剛体からな
    り、該開口部に前記平板導光体が挿入され、該平板導光
    体は前記液晶パネル面に平行な断面が該液晶パネルの外
    形よりも突出した部分を有するように形成されてなる請
    求項1記載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  13. 【請求項13】 前記平板導光体の側部に設けられた複
    数の光源はそれぞれ異なる発光色であり、該光源に対面
    する側部には該側部と対向する側部の光源の色の光を反
    射させるダイクロイックミラーが設けられてなる請求項
    1記載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
  14. 【請求項14】 前記信号印加手段に画素部の実効電圧
    を変化させる電圧調節手段が設けられ、かつ、前記画素
    部の輝度を測定する手段が設けられてなる請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12ま
    たは13記載の散乱型液晶パネルの点灯検査装置。
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