JPH07324869A - 穀粒乾燥機の乾燥制御装置 - Google Patents

穀粒乾燥機の乾燥制御装置

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JPH07324869A
JPH07324869A JP12091794A JP12091794A JPH07324869A JP H07324869 A JPH07324869 A JP H07324869A JP 12091794 A JP12091794 A JP 12091794A JP 12091794 A JP12091794 A JP 12091794A JP H07324869 A JPH07324869 A JP H07324869A
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JP
Japan
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burner
air temperature
hot air
grain
outside air
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Pending
Application number
JP12091794A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Minazu
清明 水津
Takashi Nagai
永井  隆
Shinji Ninomiya
伸治 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナの着失火の判定が正確に行われるよう
にしようとするものである。 【構成】 熱風温センサ48と外気温センサ44′とが
測定する非乾燥作業のときの測定外気温度(TA)′,
(TA)″の外気温度差(T2 )を算出し、この算出外
気温度差(T2 )に基づいて、バーナ3の着失火判定の
判定値を補正する。 【効果】 非乾燥作業のときに、両センサ48,44′
で測定した両外気温度(TA)′,(TA)″が比較さ
れて、これによって両センサ48,44′自体のバラツ
キが判定され、このバラツキが加味されることにより、
正確にバーナ3の着失火の判定ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒乾燥機の乾燥制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
は、穀粒乾燥機の穀粒貯留室内へ収容された穀粒は、こ
の貯留室から穀粒乾燥室へ繰出し流下されて循環され
る。前記貯留室内へ張込された張込穀粒量、穀物種類及
び外気温度等によって、バーナから発生する熱風の温度
が設定され、穀粒の乾燥が開始されると、該バーナは所
定時間間隔でON−OFF制御され、該バーナONのと
きは、このバーナはON時間の間のみ燃焼して熱風が発
生し、この熱風と外気風とが混合して乾燥熱風となり、
この乾燥熱風が乾燥室を通過することにより、この乾燥
室内を流下中の穀粒は、この乾燥熱風に晒されて熱風乾
燥される。又該バーナOFFのときは、このバーナはO
FF時間の間は燃焼が停止され、この燃焼停止のとき
は、外気風のみが該乾燥室を通過することにより、この
乾燥室内の停止中の穀粒は、この外気風に晒されて通風
乾燥される。
【0003】この乾燥作業が開始されて、バーナの燃焼
が開始され、このバーナから発生する熱風温度(TB)
は熱風温センサで測定され、又外気温度(TA)′は外
気温センサで測定され、これら検出された熱風温度と外
気温度との温度差(T1 )が算出され、この算出された
温度差(T1 )が設定した所定値以上であると検出され
ると、該バーナは着火したと判定され、この判定によ
り、このバーナの燃焼は、初期燃焼から本燃焼へと移行
される。又該バーナの燃焼中に検出されて算出された熱
風温度と外気温度との温度差(T1 )が設定した所定値
以下であると検出されると、該バーナは燃焼が停止し
て、このバーナは失火していると判定されて、乾燥作業
が停止される。
【0004】上記で非乾燥作業のときに、熱風温センサ
と外気温センサとの両者が測定した両外気温度(T
A)′,(TA)″は、同じでなければならないが、こ
れが相違していて外気温度差(T2 )があると、この外
気温度差(T2 )によって着火及び失火の判定が正確に
行われないことがあったが、これを解消しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上部の穀粒
貯留室7から下部の穀粒乾燥室8へ穀粒を繰出し流下さ
せて循環させながら、バーナ3を所定時間間隔で燃焼、
及び燃焼休止させながら、該バーナ3から発生する熱風
と外気風とが混合した乾燥熱風を該乾燥室8へ通風して
排風機15で吸引排風させて乾燥する乾燥方式とすべく
設けると共に、乾燥熱風温度(TB)を測定する熱風温
センサ48、及び外気温度(TA)を測定する外気温セ
ンサ44′を設け、該熱風温センサ48と該外気温セン
サ44′とが測定した温度の温度差(T1 )′を算出し
てこの算出で得た温度差(T1 )に基づいて該バーナ3
の着失火を判定すべく設けた穀粒乾燥機において、非乾
燥作業時に該熱風温センサ48と該外気温センサ44′
とが測定する両外気温度測定値(TA)′,(TA)″
の外気温度測定値差(T2 )を算出してこの外気温度差
(T2 )に基づいて該バーナ3の着失火判定の判定値を
補正する制御装置45を設けたことを特徴とする穀粒乾
燥機の乾燥制御装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用、及び効果】穀粒乾燥機の穀粒貯留室7内
へ収容された穀粒は、この貯留室7から穀粒乾燥室8へ
繰出し流下されて循環される。前記貯留室7内へ張込さ
れた張込穀粒量、穀物種類及び外気温センサ44′が測
定した外気温度(TA)等によって、バーナ3から発生
する熱風の温度が設定されて、穀粒の乾燥が開始される
と、該バーナ3は所定時間間隔でON−OFF制御さ
れ、該バーナ3ONのときは、このバーナ3はON時間
の間のみ燃焼して熱風が発生し、この熱風と外気風とが
混合して乾燥熱風となり、この乾燥熱風が該乾燥室8を
通過して排風機15で吸引排風されることにより、この
乾燥室8内を流下中の穀粒は、この乾燥熱風に晒されて
熱風乾燥される。又該バーナ3OFFのときは、このバ
ーナ3はOFF時間の間は燃焼が停止され、この燃焼停
止のときは、外気風のみが該乾燥室8を通過することに
より、この乾燥室8内で停止中の穀粒は、この外気風に
晒されて通風乾燥される。
【0007】この乾燥作業が開始されて、バーナ3の燃
焼が開始され、このバーナ3から発生する熱風温度(T
B)は熱風温センサ48で測定され、又外気温度(T
A)は外気温センサ44′で測定され、これら検出され
た熱風温度(TB)と外気温度(TA)との温度差(T
1 )が算出され、この算出された温度差(T1 )が設定
した所定値以上であると検出されると、該バーナ3は着
火したと判定され、この判定により、このバーナ3の燃
焼は、初期燃焼から本燃焼へと移行される。又該バーナ
3の燃焼中に検出されて算出された熱風温度(TB)と
外気温度(TA)との温度差(T1 )が設定した所定値
以下であると検出されると、該バーナ3は燃焼が停止し
て、このバーナ3は失火していると判定されて、乾燥作
業が停止される。
【0008】上記で非乾燥作業(乾燥作業開始前段)の
ときに、熱風温センサ48と外気温センサ44′との両
者が測定した外気温度(TA)′,(TA)″が比較さ
れ、同じでなければならない外気温度(TA)′,(T
A)″が相違していると、これら外気温度(TA)′,
(TA)″の外気温度差(T2 )が算出され、バーナ3
の着失火を判定する設定の所定温度の判定値は、この算
出された外気温度差(T2 )値が、制御装置45で補正
され、以後の該バーナ3の着失火の判定値は、この補正
された着失火の補正判定値が使用されて、このバーナ3
の着失火の判定が行われる。
【0009】上記により、非乾燥作業のときに、熱風温
センサ48と外気温センサ44′との両者が測定した外
気温度(TA)′,(TA)″が比較されることによ
り、これら熱風温センサ48及び外気温センサ44′自
体のバラツキが判定されることとなり、このバラツキが
加味されて、バーナ3の着失火判定の設定した所定の判
定値が補正されることにより、正確な着失火の判定を行
うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、穀粒を乾燥する循環型の穀粒乾燥機1
に穀粒の水分を検出する水分センサ2及び熱風が発生す
るバーナ3等を装着した状態を示すものである。前記乾
燥機1は、前後方向に長い長方形状で機壁4上部には、
移送螺旋を回転自在に内装した移送樋5及び天井板6を
設け、この天井板6下側には穀粒を貯留する穀粒貯留室
7を形成している。
【0011】穀粒乾燥室8,8は、貯留室7下側におい
て、左右両側の排風室9,9と中央の送風室10との間
に設け、これら乾燥室8,8下部には、穀粒を繰出し流
下させる繰出バルブ11を夫々回転自在に軸支してい
る。集穀樋12は、移送螺旋を回転自在に軸支し、各乾
燥室8,8下側に設けて連通させている。
【0012】前記バーナ3は、バーナケース13に内装
して設け、このバーナケース13は、前側機壁4正面側
において、送風室10入口側に対応すべくこの前側機壁
4外側面に着脱自在に設け、又乾燥機1、水分センサ2
及び該バーナ3等を張込、乾燥及び排出の各作業別に始
動及び停止操作する操作装置14は、該前側機壁4外側
面に着脱自在に設けている。
【0013】排風機15は、後側機壁4で、左右両側の
排風室9,9に連通すべく設けた排風路室16中央後部
側排風胴17に設け、又この後側機壁4には、この排風
機15を回転駆動する排風機モータ18を設けている。
バルブモータ19は、繰出バルブ11,11を減速機構
を介して回転駆動させている。
【0014】燃料ポンプ20は、燃料バルブを有して、
バーナケース13下板外側に設け、この燃料バルブの開
閉により、この燃料ポンプ20で燃料タンク21内の燃
料は、二段階で所定の大燃料量か、又は所定の中燃料量
かを吸入して、バーナ3へ供給している。送風機22
は、上板外側に設け、変速用の送風機モータ23で変速
回転駆動させ、供給燃料量に見合った燃焼用空気は、二
段階で所定の大風量か、又は所定の中風量かを該バーナ
3へこの送風機22で送風させている。該バーナ3から
発生する熱風と、該バーナケース13内を通過する外気
風とが混合して乾燥熱風になる構成である。又該バーナ
3の燃焼は、図3の如く、該燃料バルブ、該燃料ポンプ
20及び該送風機22等が所定時間間隔でON−OFF
制御されて、ONの時のみ燃焼して熱風が発生する構成
としている。
【0015】拡散盤24は、移送樋5底板の前後方向中
央部で、移送穀粒を貯留室7へ供給する供給口の下側に
設け、該貯留室7へ穀粒を均等に拡散還元させている。
昇穀機25は、前側機壁4外側部に設けられ、内部には
バケットコンベア26付ベルトを張設してなり、上端部
は、移送樋5始端部との間において投出筒27を設けて
連通させて、下端部は、集穀樋12終端部との間におい
て供給樋28を設けて連通させている。該投出筒27内
には循環する穀粒を検出する籾流れセンサ28′を設け
ている。
【0016】昇穀機モータ29は、バケットコンベア2
6付ベルト、移送樋5内の移送螺旋、拡散盤24及び集
穀樋12内の移送螺旋等を回転駆動させている。前記水
分センサ2は、昇穀機25の上下方向ほぼ中央部に設
け、この水分センサ2は、操作装置14からの電気的測
定信号の発信により、水分モータ30が回転してこの水
分センサ2の各部が回転駆動され、バケットコンベア2
6で上部へ搬送中に落下する穀粒を受け、この穀粒を挟
圧粉砕しながら、この粉砕穀粒の水分を検出させてい
る。
【0017】前記操作装置14は、箱形状でこの箱体の
表面板には、乾燥機1、水分センサ2及びバーナ3等を
張込、乾燥及び排出の各作業別に始動操作する押ボタン
方式のON−OFFスイッチの各始動手段31、停止操
作する停止手段32、穀粒の仕上目標水分を設定する水
分設定手段33、水分別の各表示ランプ34、該バーナ
3から発生する熱風温度を設定する穀物種類設定手段3
5、穀物種類別の各表示ランプ36、張込穀粒量を設定
する張込量設定手段37、石数別と通風乾燥との両者の
各表示ランプ38、穀粒水分値を補正する水分補正手段
39、タイマの設定時間を増、又は減させるタイマ増・
減設定手段40,41、ブザー停止手段42、各種表示
項目をデジタル表示する表示部43、モニタ表示ランプ
44及びブザー61等を設けている。又底板外側には外
気温度を測定する外気温センサ44′を設けている。
【0018】制御装置45は、操作装置14内に設けら
れ、籾流れセンサ28′の検出、デジタルセンサ情報の
入力及び各設定手段31,32,33,35,37,3
9,40,41,42の操作が入力されるデジタル入力
回路(A)47、水分センサ2、外気温センサ44′、
送風室10内に設けた熱風温センサ48が検出する検出
値及びアナログセンサ情報が入力されるアナログ入力回
路49、A−D変換回路50、シリアルデータ受信回路
51、メモリクリア52が入力されるデジタル入力回路
(B)53、これら各回路47,49,50,51,5
3からの入力を算術論理演算及び比較演算等を行う乾燥
機制御用マイコン54及びメモリ55、この乾燥機制御
用マイコン54からの指令で出力回路(A)56を経て
排風機モータ18、バルブモータ19及び昇穀機モータ
29を始動及び停止制御し、出力回路(B)57を経て
燃料バルブ、燃料ポンプ20及び送風機モータ23を始
動、停止及び調節制御し、出力回路(C)58を経て水
分モータ30を始動及び停止制御し、表示回路59を経
て表示部43へ各種項目を表示し、出力回路(D)60
を経てブザー61を作動制御し、シリアルデータ送信回
路62及び不揮発メモリ(E2 PROM)63等よりな
る構成としている。
【0019】前記バーナ3は、このバーナ3からの乾燥
熱風温度(TB)は、熱風温センサ48で測定され、外
気温度(TA)は外気温センサ44′で測定され、これ
ら検出された乾燥熱風温度(TB)と外気温度(TA)
との両者が制御装置45へ入力されて、この制御装置4
5で温度差(T1 )が算出されて、不揮発メモリ(E2
PROM)63へ記憶される。この算出で得た算出温度
差(T1 )に基づいて、このバーナ3の着失火が判定さ
れる構成であり、例えばこの算出で得た算出温度差(T
1 )は、設定して記憶させた所定温度以上であると検出
されると、このバーナ3は着火されたと検出されて、初
期燃焼から本燃焼へと移行される構成である。又該バー
ナ3の燃焼中算出で得た算出温度差(T1 )は、設定し
て記憶させた所定温度以下であると検出されると、この
バーナ3は失火していると検出されて、このバーナ3は
停止されると共に、乾燥機1が自動停止される構成であ
る。
【0020】又前記バーナ3は、非乾燥作業(張込作業
中、このバーナ3の燃焼を停止して外気風による通風乾
燥中、熱風乾燥作業開始前段、試運転時穀粒なしで点火
前及び排出作業中等)のときに、図1の如く、熱風温度
センサ48と外気温センサ44′との両者が測定した両
外気温度(TA)′,(TA)″が制御装置45へ入力
されて、この制御装置45で外気温度差(T2 )が算出
されて、不揮発メモリ(E2 PROM)63へ記憶され
て、該バーナ3の着失火を判定するときに、設定して記
憶させた所定温度の判定値は、この算出で得て記憶され
た外気温度差(T2 )値が、この制御装置45で補正さ
れる。補正以後の該バーナ3の着失火の判定値は、この
補正された着失火の補正判定値が使用されて、このバー
ナ3の着失火の判定が行われる構成としている。
【0021】前記バーナ3の着火判定は、図4のフロー
チャートの如く、熱風温センサ48で測定された乾燥熱
風温度(TB)と外気温センサ44′で測定された外気
温度(TA)との両者から算出された算出温度差(T1
)は、設定して記憶させた所定温度以上であると検出
され、更にこの検出が所定時間以上続いて検出されたと
きは、このバーナ3は着火したと検出される構成として
いる。
【0022】上記により、温度差(T1 )が所定温度以
上で、かつ所定時間以上続くと着火と判定することによ
り、着火判定の安定化を図る構成としている。前記バー
ナ3の着火判定時の燃料制御は、図5のフローチャート
の如く、このバーナ3へ初期に供給する初期燃料の燃料
流量は、設定した乾燥熱風温度(TB)や測定した外気
温度(TA)に関係なく、着火したと判定して、火炎を
検出するイグナイタ(図示せず)が火炎を検出してOF
Fされるまでは、燃料バルブのON時間を一定値を設定
して、一定量の燃料流量を供給する構成としている。
【0023】上記により、着火判定時の燃料量を一定に
することにより、このバーナ3による加温量が一定とな
るため、乾燥熱風温度(TB)上昇の特性(温度と時
間)が同じとなり、安定した着火判定が可能になる構成
とした。前記バーナ3からの乾燥熱風温度(TB)の測
定制御は、図6の温度制御図及び図7のフローチャート
の如く、このバーナ3は、ON状態で燃焼中であり、か
つOFF状態の燃焼停止からON状態で燃焼中に変り、
更にこの燃焼中が設定した所定時間(TW1)、又は(T
W2)経過後から、熱風温センサ48で測定されて入力さ
れた2回の乾燥熱風温度(TB)の平均値を算出し、こ
の算出で得た平均乾燥熱風温度(TB)を、測定した乾
燥熱風温度(TB)とする構成であり、設定した所定時
間(TW1)及び(TW2)は、前段の該バーナ3の燃焼停
止時間(イ)及び(ロ)によって、設定して記憶させた
中から選定される構成としている。
【0024】上記により、測定乾燥熱風温度(TB)
は、バーナ3燃焼開始から所定時間(TW1)及び(TW
2)経過後で、更に測定した2回で平均値が算出され、
又所定時間(TW1)及び(TW2)は、前段の該バーナ3
の停止時間(イ)及び(ロ)によって設定されることに
より、表示及び乾燥熱風温度(TB)による処理の安定
性を向上させる構成とした。
【0025】前記バーナ3からの乾燥熱風温度(TB)
の設定は、穀物種類設定手段35及び張込量設定手段3
7の操作位置と、外気温センサ44′が測定する外気温
度(TA)とによって設定され、この設定された乾燥熱
風温度(TB)と測定された外気温度(TA)との温度
差(T3 )が算出され、この算出された温度差(T3)
により、例えば該バーナ3へ供給する燃料量は、設定し
て記憶されている大燃料量か、又は中燃料量かが選定さ
れ、この選定された燃料量によって、該バーナ3をON
−OFF制御する時間間隔は、設定して記憶されている
ON−OFF制御の各時間間隔の中から選定され、この
選定された時間間隔により、該バーナ3はON−OFF
制御され、ON時間の間のみ該バーナ3は、燃焼して熱
風が発生する構成としている。
【0026】上記で発生した乾燥熱風温度(TB)が、
熱風温センサ48で測定され、この測定乾燥熱風温度
(TB)と設定された乾燥熱風温度(TB)が比較さ
れ、相違していると、該バーナ3をON−OFF制御す
る時間間隔が、例えば測定乾燥熱風温度(TB)の方
が、設定熱風温度(TB)よりも低温度であると、この
ON時間を長く、又OFF時間を短かくすべく、ON−
OFF制御の時間間隔が、設定して記憶させている各O
N−OFF時間の中から選定され、この選定された時間
間隔により、該バーナ3はON−OFF制御される構成
である。又上記とは逆に測定乾燥熱風温度(TB)の方
が、設定乾燥熱風温度(TB)よりも高温度であると、
上記とは逆にON時間を短かく、又OFF時間を長くす
べく、ON−OFF制御の時間間隔が、設定して記憶さ
せている各ON−OFF時間の中から選定され、この選
定された時間間隔によって、該バーナ3はON−OFF
制御される構成である。
【0027】図11は、他の実施例を示す図で、バーナ
3は、ON−OFF制御されて燃焼及び燃焼停止され
て、このバーナ3からの乾燥熱風温度(TB)は、熱風
温センサ48で測定され、外気温度(TA)は、外気温
センサ44′で測定され、これら検出された乾燥熱風温
度(TB)と外気温度(TA)との温度差(T1 )が算
出され、この算出で得た算出温度差(T1 )に基づい
て、このバーナ3の着失火が判定される乾燥機1におい
て、試運転時(穀物が張込されていない時)のときは、
該バーナ3はOFF制御されると、図11の如く、この
バーナ3からの乾燥熱風温度(TB)は、順次低下して
外気温度(TA)まで低下するが、この低下する温度の
傾きは、排風機15で吸引排風する風量の大小によって
異なる。風量大のときの傾きの変化率(TK1)と小風量
のときの傾きの変化率(TK2)との両者が制御装置45
へ入力され、この制御装置45でこれら変化率差(T4
)が算出されて、この算出で得た変化率差(斜線部)
(T4 )は、失火判定の基準値として不揮発メモリ(E
2 PROM)63へ記憶される。該バーナ3はOFF制
御されて、乾燥熱風温度(TB)が外気温度(TA)ま
で低下するに要した変化率が、記憶した変化率差(T4
)の範囲内であったとすると、このバーナ3は失火し
たと判定される構成としている。
【0028】上記により、バーナ3の失火判定は、記憶
した変化率差(T4 )内にあるか否かを判定することに
よって行われることにより、失火判定時間を短縮させる
ことができると共に、該バーナ3の安全性の向上(未燃
焼の燃料の拡散防止)を図ることができた。図12は、
他の実施例を示す図で、バーナ3は、ON−OFF制御
されて燃焼及び燃焼停止されて、このバーナ3からの乾
燥熱風温度(TB)は、熱風温センサ48で測定され、
外気温度(TA)は、外気温センサ44′で測定され、
これら検出された乾燥熱風温度(TB)と外気温度(T
A)との温度差(T1 )が算出され、この算出で得た算
出温度差(T1 )に基づいて、このバーナ3の着失火が
判定される乾燥機1において、試運転時(穀物が張込さ
れていない時)のときは、該バーナ3はON制御される
と、図12の如く、このバーナ3からの乾燥熱風温度
(TB)は、外気温度(TA)から順次上昇して設定し
た乾燥熱風温度(TB)まで上昇するが、この上昇する
温度の傾きは、排風機15で吸引排風する風量の大小に
よって温度上昇率が異なる。風量大のときの上昇率(T
M1)が低いことにより、この最低の上昇率(TM1)は制
御装置45の不揮発メモリ(E2 PROM)63へ記憶
される。該バーナ3はON制御されて、乾燥熱風温度
(TB)の上昇率(TM2)が、記憶した上昇率(TM1)
以下であると判定されたときは、このバーナ3は、燃料
系等に異常があると判定されて、このバーナ3は停止制
御される構成としている。
【0029】上記により、バーナ3の乾燥熱風温度(T
B)の上昇率(TM2)は、設定して記憶させた上昇率
(TM1)以下であると、燃焼系、例えば燃料ポンプ20
等に不具合が発生していると判定されることにより、こ
のバーナ3の安全性の向上を図ることができた。以下、
上記実施例の作用について説明する。
【0030】穀粒乾燥機1は、非乾燥作業(張込作業
中、バーナ3を停止して外気風による通風乾燥中、熱風
乾燥作業開始前段、試運転時穀粒なしで点火前段及び排
出作業中)のときは、熱風温センサ48と外気温センサ
44′との両者が測定した両外気温度(TA)′,(T
A)″が操作装置14の制御装置45へ入力されて、こ
の制御装置45で外気温度差(T2 )が算出され、不揮
発メモリ(E2 PROM)63へ記憶されて、該バーナ
3の着失火を判定するときに、設定して記憶させた所定
温度の判定値は、この算出で得て記憶された外気温度差
(T2 )値が、この制御装置45で補正される。補正以
後のバーナ3の着失火判定値は、この補正された着失火
の補正判定値が使用されて、このバーナ3の着失火の判
定が行われる。
【0031】前記操作装置14の各設定手段33,3
5,37を各表示ランプ34,36,38の所定の表示
位置に合せて操作して各種項目を設定し、乾燥作業はS
TARTされ(ステップ101)、着火判定は、乾燥作
業を開始する始動手段31がON操作されたか検出され
(ステップ102)、NOと検出するとステップ102
へ戻る。YESと検出すると各種モータ18,19,2
9,30の出力がONされ(ステップ103)、燃焼系
の燃料バルブ、燃料ポンプ20、イグナイタ及び送風機
モータ23等の出力がONされ(ステップ104)、外
気温センサ44′が外気温度(TA)を測定して読み込
みされ(ステップ105)、該各設定手段35,37の
操作位置及び該外気温センサ44′が測定した外気温度
(TA)によってバーナ3から発生する乾燥熱風温度
(TB)が設定され、この設定された乾燥熱風温度(T
B)によって、設定している大燃料量か、又は中燃料量
かが選定され、この選定された燃料量によって、設定し
ている該バーナ3をON−OFFする時間間隔が選定さ
れ、この設定された時間間隔によって、該バーナ3はO
N−OFF制御され、このバーナ3はON時間のみ燃焼
して、このバーナ3から熱風が発生し、この熱風と外気
風とが混合した乾燥熱風の乾燥熱風温度(TB)は、熱
風温センサ48で測定されて読み込みされ(ステップ1
06)、測定された乾燥熱風温度(TB)≧測定された
外気温度(TA)+定数(α)か検出され(ステップ1
07)、NOと検出するとステップ105へ戻る。YE
Sと検出すると設定した所定時間が経過したか検出され
(ステップ108)、NOと検出するとステップ105
へ戻る。YESと検出すると着火判定処理され(イグナ
イタOFF制御され)(ステップ109)、RETされ
る(ステップ110)。
【0032】この燃焼開始の着火判定時の燃料制御は、
乾燥作業はSTARTされ(ステップ201)、燃料制
御は、乾燥作業を開始する始動手段31がON操作され
たか検出され(ステップ202)、NOと検出するとス
テップ202へ戻る。YESと検出すると各種モータ1
8,19,29,30の出力がONされ(ステップ20
3)、燃焼系の燃料バルブ、燃料ポンプ20、イグナイ
タ及び送風機モータ23等の出力がONされ(ステップ
204)、ステップ201〜ステップ204までは、前
記ステップ101〜ステップ104と同じである。該燃
料バルブのON時間が所定の一定値がセットされ(ステ
ップ205)、この燃料バルブがONされて燃料が供給
され(ステップ206)、着火検出処理され(ステップ
207)、着火したか検出され(ステップ208)、N
Oと検出するとステップ207へ戻る。YESと検出す
ると該イグナイタOFF制御され(ステップ209)、
該燃料バルブのON時間の所定の一定値セットが解除さ
れ(ステップ210)、乾燥熱風温度制御がスタートさ
れ(燃料バルブのON時間変更処理)(ステップ21
1)、RETされる(ステップ212)。
【0033】この乾燥熱風温度(TB)の測定制御は、
乾燥作業はSTARTされ(ステップ301)、温度測
定制御は、バーナ3がONしたか検出され(ステップ3
02)、YESと検出すると該バーナ3はOFF→ON
したか検出され(ステップ303)、YESと検出する
と前回の該バーナ3のOFF時間により、温度検出待ち
時間がセットされ(ステップ304)、温度検出待ち時
間=0か検出され(ステップ305)、YESと検出さ
れると温度データ読み込み演算処理され(ステップ30
6)、温度データと設定温度等による該バーナ3制御
(ステップ307)、温度表示処理され(ステップ30
8)、RETされる(ステップ309)。
【0034】ステップ302及びステップ305でNO
と検出するとステップ309へ進む、又ステップ303
でNOと検出するとステップ305へ進む。前記バーナ
3からの乾燥熱風は、送風室10から各穀粒乾燥室8,
8を通過して、各排風室9,9及び排風路室16を経て
排風機15で吸引排風される。該バーナ3燃焼停止中
は、外気風のみが該乾燥室8,8を通過して、該各排風
室9,9及び該排風路室16を経て該排風機15で吸引
排風される。
【0035】穀粒貯留室7内へ収容された穀粒は、バー
ナ3が燃焼中のときは、この貯留室7から各乾燥室8,
8内を流下中に、乾燥熱風に晒されて乾燥され、各繰出
バルブ11,11で繰出されて流下して、集穀樋12か
ら供給樋28を経て昇穀機25内へ下部の移送螺旋で移
送供給され、バケットコンベア26で上部へ搬送され、
投出筒27から移送樋5を経て拡散盤24上へ上部の移
送螺旋で移送供給され、この拡散盤24で該貯留室7内
へ均等に拡散還元されて循環による熱風乾燥される。該
バーナ3が燃焼停止中のときは、穀粒の循環が停止され
て、穀粒は通風乾燥される。
【0036】水分センサ2が、水分設定手段33の操作
で設定した仕上目標水分と同じか、又は以下の穀粒水分
を検出すると、乾燥が終了したとして、制御装置45で
自動制御して、バーナ3を自動停止すると共に、乾燥機
1が自動停止され、穀粒の乾燥が停止される。尚上記の
燃焼のときに、設定した乾燥熱風温度(TB)と、熱風
温センサ48が測定した乾燥熱風温度(TB)とが相違
していると、設定乾燥熱風温度(TB)と同じにすべ
く、バーナ3のON−OFF時間間隔を変更して穀粒を
乾燥する。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】検出温度と検出時間との関係図
【図2】ブロック図
【図3】バーナのタイムチャート図
【図4】フローチャート
【図5】フローチャート
【図6】タイムチャート図
【図7】ブロック図
【図8】穀粒乾燥機の一部破断せる全体側面図
【図9】図8のA−A拡大断面図
【図10】操作装置の一部破断せる拡大正面図
【図11】他の実施例を示す図で、検出温度と検出時間
との関係図
【図12】他の実施例を示す図で、検出温度と検出時間
との関係図
【符号の説明】 3 バーナ 7 穀粒貯留室 8 穀粒乾燥室 15 排風機 44′ 外気温センサ 45 制御装置 48 熱風温センサ (TB) 乾燥熱風温度 (TA) 外気温度 (T1 ) 温度差 (T2 ) 外気温度差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の穀粒貯留室7から下部の穀粒乾燥
    室8へ穀粒を繰出し流下させて循環させながら、バーナ
    3を所定時間間隔でON−OFFして燃焼、及び燃焼休
    止させながら、該バーナ3から発生する熱風と外気風と
    が混合した乾燥熱風を該乾燥室8へ通風して排風機15
    で吸引排風させて乾燥する乾燥制御方式とすべく設ける
    と共に、乾燥熱風温度(TB)を測定する熱風温センサ
    48、及び外気温度(TA)を測定する外気温センサ4
    4′を設け、該熱風温センサ48と該外気温センサ4
    4′とが測定した温度の温度差(T1 )を算出してこの
    算出で得た温度差(T1 )に基づいて該バーナ3の着失
    火を判定すべく設けた穀粒乾燥機において、非乾燥作業
    時に該熱風温センサ48と該外気温センサ44′とが測
    定する両外気温度測定値(TA)′,(TA)″の外気
    温度測定値差(T2)を算出してこの算出で得た外気温
    度差(T2 )に基づいて該バーナ3の着失火判定の判定
    値を補正する制御装置45を設けたことを特徴とする穀
    粒乾燥機の乾燥制御装置。
JP12091794A 1994-06-02 1994-06-02 穀粒乾燥機の乾燥制御装置 Pending JPH07324869A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213973A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Sanyo Electric Co Ltd ガス乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213973A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Sanyo Electric Co Ltd ガス乾燥機

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