JPH06117757A - 穀粒乾燥機の穀粒乾燥制御方式 - Google Patents

穀粒乾燥機の穀粒乾燥制御方式

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JPH06117757A
JPH06117757A JP26443592A JP26443592A JPH06117757A JP H06117757 A JPH06117757 A JP H06117757A JP 26443592 A JP26443592 A JP 26443592A JP 26443592 A JP26443592 A JP 26443592A JP H06117757 A JPH06117757 A JP H06117757A
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JP
Japan
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moisture
grain
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average
grains
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JP26443592A
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English (en)
Inventor
Takashi Nagai
永井  隆
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀粒の水分値から算出する標準偏差(σ)を
正確に算出しようとするものである。 【構成】 水分センサ2で測定する所定粒数の穀粒水分
から平均水分値(MS)、標準偏差(σ)等を算出し、
平均水分値(MS)−2σ≧水分測定範囲の下限値でか
つ平均水分値(MS)+2σ≦水分測定範囲の上限値の
ときだけ、表示及び乾燥温度制御を行い、又平均水分値
(MS)+2σ>測定範囲の上限値のときは、表示及び
温度制御共に行わない。更に平均水分値(MS)−2σ
<測定範囲の下限値のときは、表示のみ前回の表示を継
続表示する。 【効果】 平均水分値(MS)±2σと測定範囲の上・
下限値との比較で表示及び温度制御が行われることによ
り、正確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒乾燥機の穀粒乾
燥制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、穀粒貯留室から穀粒乾燥室へ穀
粒は、繰出し流下して循環しながら、乾燥熱風が該乾燥
室を横断通過することにより、この乾燥熱風に晒されて
乾燥される。この乾燥中の一部の穀粒は、一粒毎に所定
粒数の穀粒水分を水分センサで測定し、この測定範囲の
上・下限値以上及び以下はカット処理し、この測定した
所定粒数の穀粒水分から平均水分値(MS)、標準偏差
(σ)、水分ばらつき(MZ)及び青米、粃粒の含有率
を算出して、これらを運転操作装置へ表示すると共に、
算出した水分ばらつき(MZ)により、乾燥熱風の温度
を所定温度高温度、又は低温度に変更制御して、穀粒を
乾燥制御する方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】穀粒乾燥機の穀粒貯留
室内へ収容された穀粒は、この貯留室から穀粒乾燥室を
繰出し流下して循環しながら、乾燥熱風が該乾燥室を横
断通過することにより、この乾燥熱風に晒されて乾燥さ
れる。この乾燥作業中は、乾燥中の一部の穀粒は、一粒
毎に所定粒数の穀粒水分を水分センサで測定し、この測
定範囲の上・下限値以上及び以下はカット処理され、こ
の測定した測定範囲内の所定粒数の穀粒水分から平均水
分値(MS)、標準偏差(σ)、水分ばらつき(MZ)
及び青米、粃粒の含有率を算出して、これらを運転操作
装置へ表示すると共に、算出した水分ばらつき(MZ)
により、乾燥熱風の温度を水分ばらつき(MZ)の小さ
いときは、所定温度高温度に変更制御し、又水分ばらつ
き(MZ)が大きいときは、所定温度低温度に変更制御
して穀粒を乾燥する。
【0004】上記の水分ばらつき(MZ)及び青米、粃
粒の含有率を算出については、測定範囲内の所定粒数の
標準偏差(σ)がすべて算出の基準となり、この標準偏
差(σ)が真の標準偏差(σ)でないことがあり、この
標準偏差(σ)を適正に算出できなければ、総て誤差が
大きくなることがあるが、これを解消しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上部の穀粒
貯留室7から下部の穀粒乾燥室8へ穀粒を繰出し流下さ
せながら、乾燥熱風を該乾燥室8へ通風して乾燥させな
がら乾燥中の一部の穀粒を一粒ごとに所定粒数の穀粒水
分を水分センサ2で測定して該所定粒数の平均水分値
(MS)、標準偏差(σ)、水分ばらつき(MZ)、及
び青米、粃粒の含有率を算出して運転操作装置14へ表
示すると共に、測定した該水分ばらつき(MZ)によっ
て該乾燥熱風の温度を変更制御する穀粒乾燥機におい
て、該平均水分値(MS)−2σが水分測定範囲の下限
値と同じか、或は大きく、且つ該平均水分値(MS)+
2σが該水分測定範囲の上限値と同じか、或は小さいと
きは、該表示制御及び該温度の変更制御の両者を行い、
又該平均水分値(MS)+2σが該水分測定範囲の上限
値より大きいときは、該表示制御及び該温度の変更制御
の両者共に行わず、該平均水分値(MS)−2σが該水
分測定範囲の下限値より小さいときは、該温度の変更制
御は行わずに該表示制御は前回の表示を変更制御せずに
継続表示制御することを特徴とする穀粒乾燥制御方式の
構成とする。
【0006】
【発明の作用】穀粒乾燥機の穀粒貯留室7内へ収容され
た穀粒は、この貯留室7から穀粒乾燥室8を繰出し流下
して循環しながら、乾燥熱風が該乾燥室8を横断通過す
ることにより、この乾燥熱風に晒されて乾燥される。こ
の乾燥作業中は、乾燥中の一部の穀粒は、一粒毎に所定
粒数の穀粒水分を水分センサ2で測定し、この測定した
所定粒数の穀粒水分から平均水分値(MS)、標準偏差
(σ)、水分ばらつき(MZ)及び青米、粃粒の含有率
を算出するが、平均水分値(MS)−2σが該水分セン
サ2が測定する水分測定範囲の下限値と同じか、或は大
きく、且つ平均水分値(MS)+2σが水分測定範囲の
上限値と同じか、或は小さいときは、これらの算出値を
運転操作装置14へ表示制御すると共に、水分ばらつき
(MZ)により、乾燥熱風の温度を水分ばらつき(M
Z)の小さいときは、所定温度高温度に変更制御し、又
水分ばらつき(MZ)の大きいときは、所定温度低温度
に変更制御して穀粒を乾燥する。
【0007】又平均水分値(MS)+2σが水分測定範
囲の上限値より大きいときは、上記の各算出値を前記運
転操作装置14へ表示制御しないと共に、乾燥熱風の温
度の変更制御は行わずに穀粒を乾燥する。又平均水分値
(MS)−2σが水分測定範囲の下限値より小さいとき
は、上記の各算出値は、該運転操作装置14へ表示され
ている前回の表示を変更制御せずに、前回の表示を継続
表示制御すると共に、乾燥熱風の温度の変更制御は行わ
ずに穀粒を乾燥する。
【0008】
【発明の効果】この発明により、水分センサ2で測定し
た測定範囲内の所定粒数で穀粒水分の平均水分値(M
S)、標準偏差(σ)、水分ばらつき(MZ)等が算出
されることにより、適正な標準偏差(σ)が算出され、
この平均水分値(MS)±2σと該水分センサ2の測定
範囲の上・下限値とを比較して、各種表示項目の表示制
御及び乾燥熱風温度の増減制御等を行うことにより、表
示制御及び温度制御を正確に行うことが可能になった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、穀粒を乾燥する循環型の穀粒乾燥機1
に穀粒の水分を検出する水分センサ2及び乾燥熱風が発
生するバーナ3等を装着した状態を示すものである。前
記乾燥機1は、前後方向に長い長方形状で機壁4上部に
は、移送螺旋を回転自在に内装した移送樋5及び天井板
6を設け、この天井板6下側には穀粒を貯留する穀粒貯
留室7を形成している。
【0010】穀粒乾燥室8,8は、該貯留室7下側にお
いて、左右両側の排風室9,9と中央の送風室10との
間に設け、これら乾燥室8,8下部には、穀粒を繰出し
流下させる繰出バルブ11を夫々回転自在に軸支してい
る。集穀樋12は、移送螺旋を回転自在に軸支し、該各
乾燥室8,8下側に設けて連通させている。
【0011】前記バーナ3は、バーナケース13に内装
して設け、このバーナケース13は、前記前側機壁4正
面側において、前記送風室10入口側に対応すべくこの
前側機壁4外側面に着脱自在に設け、前記乾燥機1、前
記水分センサ2及び前記バーナ3を張込、乾燥及び排出
の各作業別に始動及び停止操作する運転操作装置14を
該前側機壁4に着脱自在に設けている。
【0012】排風機15は、前記後側機壁4で、左右の
前記排風室9,9に連通すべく設けた排風路室16中央
後部側排風胴17に設け、又この後側機壁4には、この
排風機15を回転駆動する排風機モータ18を設けてい
る。バルブモータ19は、前記繰出バルブ11,11を
減速機構を介して回転駆動させている。
【0013】燃料ポンプ20は、燃料バルブを有して、
前記バーナケース13下板外側に設け、この燃料バルブ
の開閉により、この燃料ポンプ20で燃料タンク21内
の燃料を吸入して、前記バーナ3へ供給させている。送
風機22は、上板外側に設け、変速用の送風機モータ2
3で変速回転駆動させ、供給燃料量に見合った燃焼用空
気を該バーナ3へこの送風機22で送風させている。
【0014】拡散盤24は、前記移送樋5底板の前後方
向中央部で、移送穀粒を前記貯留室7へ供給する供給口
の下側に設け、該貯留室7へ穀粒を均等に拡散還元させ
ている。昇穀機25は、前記前側機壁4外側部に設けら
れ、内部にはバケットコンベア26付ベルトを張設して
なり、上端部は、前記移送樋5始端部との間において投
出筒27を設けて連通させ、下端部は、前記集穀樋12
終端部との間において供給樋28を設けて連通させてい
る。
【0015】昇穀機モータ29は、該バケットコンベア
26付ベルト、前記移送樋5内の前記移送螺旋、前記拡
散盤24及び前記集穀樋12内の前記移送螺旋等を回転
駆動させている。前記水分センサ2は、前記昇穀機25
の上下方向ほぼ中央部に設け、この水分センサ2は、前
記運転操作装置14からの電気的測定信号の発信によ
り、水分モータ30が回転してこの水分センサ2の各部
が回転駆動され、前記バケットコンベア26で上部へ搬
送中に落下する穀粒を、案内板32と移送ロール33と
で受けて、例えば1粒づつ32粒を繰込み移送して下側
の検出ロール34,34間へ供給され、この検出ロール
34,34間で、この穀粒を挟圧粉砕しながら、この粉
砕穀粒の抵抗電圧を測定して水分値に置換し、この32
粒の平均水分値(MS)、標準偏差(σ)、水分ばらつ
き(MZ)及び青米、粃粒の含有率等が算出される構成
であり、上記の各算出値は該運転操作装置14へ表示さ
れる構成であり、32粒の平均水分値(MS)を3回測
定して、この3回の平均値を算出して1回の表示穀粒水
分値とする構成としている。
【0016】前記水分センサ2は、図2の如く穀粒の水
分測定範囲は、上限値30%から下限値12%の間を測
定可能な構成であり、又穀粒の水分ばらつき(MZ)
は、平均水分値(MS)±標準偏差(σ)の範囲とし、
標準偏差(σ)が大きいときは、水分ばらつき(MZ)
が大とし、標準偏差(σ)が小さいときは、水分ばらつ
き(MZ)が小と判定する。粃粒の範囲は、穀粒測定範
囲の下限値から平均水分値(MS)−2σの間として粃
粒と判定し、青米の範囲は、穀粒測定範囲の上限値から
平均水分値(MS)+2σの間として青米と判定する構
成であり、これらの粃粒及び青米の粒数と、サンプル全
粒数(96粒)との比率により、粃粒及び青米の含有率
を算出する構成としている。
【0017】前記水分センサ2での水分測定は、従来は
図3及び図4の如く平均水分値(MS)が大きいとき
は、平均水分値(MS)+2σの青米相当は存在しない
と算出されることがあり、又小さいときは、平均水分値
(MS)−2σの粃粒相当は存在しないと算出されるこ
とがあった。前記運転操作装置14は、箱形状でこの箱
体の表面板には、各種項目を表示する液晶形式などの表
示装置35、この表示装置35の下側には、前記乾燥機
1の多機能を操作によって選定して設定する複数個の操
作装置36a,36b,36c,36dを設け、これら
各操作装置36a,36b,36c,36dの機能を該
表示装置35の下部へ表示する構成であり、又該乾燥機
1を停止操作する停止装置37等を設けた構成であり、
これら操作装置36a,36b,36c,36d及び停
止装置37は、押ボタン形式のON−OFFスイッチ方
式の構成である。
【0018】制御装置38は、前記運転操作装置14内
に設けられ、籾流れセンサ、各種デジタルセンサ情報の
入力及び該各操作装置36a,36b,36c,36
d、該停止装置37の操作が入力されるデジタル入力回
路(A)39、各種アナログセンサ情報の入力及び前記
水分センサ2、熱風温センサ40が検出する検出値が入
力されるアナログ入力回路41、A−D変換回路42、
シリアルデータ送信回路43、メモリクリア44が入力
されるデジタル入力回路(B)45を設けている。これ
ら各回路39,41,42,43,45からの入力を算
術論理演算及び比較演算等を行う乾燥機制御用マイコン
46及びメモリ47、この乾燥機制御用マイコン46か
らの指令で出力回路(A)48を経て前記排風機モータ
18を始動及び停止制御し、出力回路(B)49を経て
前記バルブモータ19及び前記昇穀機モータ29を始動
及び停止制御し、出力回路(C)50を経て前記燃料バ
ルブ及び前記燃料ポンプ20を始動、停止及び調整制御
し、出力回路(D)51を経て前記送風機モータ23を
始動、停止及び調整制御し、出力回路(E)52を経て
前記水分モータ30を始動及び停止制御し、表示回路5
3を経て前記表示装置35へ各種項目を液晶表示し、シ
リアルデータ受信回路54及び不揮発メモリ55等より
なる構成としている。
【0019】図15は他の実施例を示す図であり、運転
操作装置56は、箱形状でこの箱体の表面板には、前記
乾燥機1、前記水分センサ2及び前記バーナ3等を張
込、乾燥及び排出の各作業別に始動操作する各始動スイ
ッチ57、停止操作する停止スイッチ58、穀粒の仕上
目標水分を設定する水分設定スイッチ59、水分別の各
表示ランプ60、前記バーナ3から発生する乾燥熱風の
温度を設定する穀物種類設定スイッチ61及び種類別の
各表示ランプ62、張込量設定スイッチ63、石数別の
各表示ランプ64、水分補正スイッチ65、タイマ増・
減スイッチ66,67、ブザー停止スイッチ68、各種
表示項目をデジタル表示する表示部70及びモニタ表示
ランプ71等を設けている。
【0020】制御装置72は、該運転操作装置56内に
設けられ、前記籾流れセンサの検出、デジタルセンサ情
報の入力及び前記各スイッチ57,58,59,61,
63,65,66,67,68の操作が入力されるデジ
タル入力回路(A)73、アナログ情報の入力及び前記
水分センサ2、前記熱風温センサ40が検出する検出値
が入力されるアナログ入力回路74、A−D変換回路7
5、シリアルデータ送信回路76、メモリクリア77が
入力されるデジタル入力回路(B)78、これら各回路
73,74,75,76,78からの入力を算術論理演
算及び比較演算等を行う乾燥機制御用マイコン79及び
メモリ80、この乾燥機制御用マイコン79からの指示
で出力回路(A)81を経て前記各モータ18,19,
29等を始動及び停止制御し、出力回路(B)82を経
て前記燃料バルブ、前記燃料ポンプ20、前記送風機モ
ータ23等を始動、停止及び調整制御し、出力回路
(C)83を経て前記水分モータ30を始動及び停止制
御し、表示回路84を経て前記表示部70へ表示し、出
力回路(D)85でブザー86を作動制御し、シリアル
データ受信回路87及び不揮発メモリ88等よりなる構
成としている。
【0021】前記制御装置37による穀粒の乾燥制御及
び表示制御は、下記の如く行われる。乾燥作業中か検出
され(ステップ101)、YESと検出されると穀粒水
分が前記水分センサ2で測定され(ステップ102)、
穀粒の平均水分値(MS)が算出され(ステップ10
3)、測定穀粒水分から標準偏差(σ)が算出され(ス
テップ104)、平均水分値(MS)+2σ>該水分セ
ンサ2の測定範囲の上限値か検出され(ステップ10
5)、NOと検出されると平均水分値(MS)−2σ<
該水分センサ2の測定範囲の下限値か検出され(ステッ
プ106)、NOと検出されると穀粒の水分ばらつき
(MZ)が算出され(ステップ107)、青米及び粃粒
の含有率が算出され(ステップ108)、穀粒の水分ば
らつき(MZ)による乾燥熱風温度が補正制御され(ス
テップ109)、穀粒の水分ばらつき(MZ)及び青
米、粃粒の含有率が表示され(ステップ110)、穀粒
の平均水分値(MS)が設定した仕上目標水分(ML)
以下であるか検出され(ステップ111)、YESと検
出されると前記乾燥機1が停止されて乾燥停止処理され
(ステップ112)、NOと検出されると所定時間経過
したか検出され(ステップ113)、NOと検出される
とステップ113へ戻り、YESと検出されるとステッ
プ102へ戻る構成である。
【0022】ステップ101でNOと検出されるとステ
ップ112の先へ進む構成である。ステップ105でY
ESと検出されると、検出不能の内容を前記表示装置3
5へ液晶表示され(ステップ114)、ステップ111
へ進む構成としている。ステップ106でYESと検出
されると、前回の表示が該表示装置35へ継続表示され
(ステップ115)、ステップ111へ進む構成として
いる。
【0023】乾燥作業を開始操作する前記操作装置36
bがONか検出され(ステップ201)、NOと検出さ
れるとステップ201へ戻り、YESと検出されると前
記各モータ18,19,23,29,30の出力がON
され(ステップ202)、前記燃料バルブ及び前記燃料
ポンプ20等の燃焼系の出力がONされ(ステップ20
3)、穀粒の水分が前記水分センサ2で測定され(ステ
ップ204)、測定穀粒水分の平均水分値(MS)が算
出され(ステップ205)、測定穀粒水分の標準偏差
(σ)が算出され(ステップ206)、水分測定回数が
所定のN回か検出され(ステップ207)、YESと検
出されると平均水分値(MS)+2σ>前記水分センサ
2の測定範囲の上限値か検出され(ステップ208)、
NOと検出されると平均水分値(MS)−2σ<測定範
囲の下限値か検出され(ステップ209)、NOと検出
されると穀粒水分のばらつき(MZ)が算出(σによ
る)され(ステップ210)、標準偏差(σ)≧穀粒水
分ばらつき(MZ)か検出され(ステップ211)、Y
ESと検出されると通風乾燥時間が所定時間をセットさ
れ(ステップ212)、上記の燃焼系の出力がOFFさ
れて通風乾燥される構成としている(ステップ21
3)。
【0024】ステップ207でNOと検出されると水分
測定の測定回数のカウンタが+1され(ステップ21
4)、所定時間が経過したか検出され(ステップ21
5)、NOと検出されるとステップ215へ戻り、YE
Sと検出されるとステップ204へ戻る構成としてい
る。ステップ208でYES、ステップ209でYES
と検出及びステップ211でNOと検出されると燃焼を
継続(通常の熱風乾燥運転)して乾燥する構成としてい
る(ステップ216)。
【0025】上記により、水分ばらつき(MZ)判定
が、確実に行える平均水分値(MS)において、通風に
よる通風乾燥運転の判定を行うことにより、通風乾燥運
転移行をより確実に行うことができるものである。又乾
燥作業を開始する前記操作装置36bがONか検出され
(ステップ301)、NOと検出されるとステップ30
1へ戻り、YESと検出されると前記各モータ18,1
9,23,29,30の出力がONされ(ステップ30
2)、前記燃料バルブ及び燃料ポンプ20等の燃焼系の
出力がONされ(ステップ303)、穀粒の水分が前記
水分センサ2で測定され(ステップ304)、測定穀粒
水分の平均水分値(MS)が算出され(ステップ30
5)、測定穀粒水分の標準偏差(σ)が算出され(ステ
ップ306)、水分測定回数が所定のN回か検出され
(ステップ307)、YESと検出されると平均水分値
(MS)+2σ>前記水分センサ2の測定範囲の上限値
か検出され(ステップ308)、NOと検出されると平
均水分値(MS)−2σ<前記水分センサ2の測定範囲
の下限値か検出され(ステップ309)、NOと検出さ
れると穀粒水分のばらつき(MZ)が算出(σによる)
され(ステップ310)、標準偏差(σ)≧水分ばらつ
き(MZ)か検出され(ステップ311)、YESと検
出されると通風乾燥時間が所定時間セットされ(ステッ
プ312)、上記の燃焼系の出力がOFF(燃焼停止)
されて通風乾燥される構成としている(ステップ31
3)。
【0026】ステップ307でNOと検出されると水分
測定の測定回数のカウンタが+1され(ステップ31
4)、所定時間が経過したか検出され(ステップ31
5)、NOと検出されるとステップ315へ戻り、YE
Sと検出されるとステップ304へ戻る構成としてい
る。ステップ308でYESと検出されるとステップ3
12へ進み通風乾燥する構成であり、又ステップ309
でYESと検出及びステップ311でNOと検出される
と燃焼を継続(通常の熱風乾燥運転)して乾燥する構成
としている(ステップ316)。
【0027】上記により、測定したサンプルの平均水分
値(MS)が水分測定範囲の上限値に近すぎると、適正
な標準偏差(σ)が求められず実際に水分ばらつき(M
Z)が大きくても通風運転は行われないことがあった
が、これらの問題点を解決すると共に、穀物に応じた運
転が可能になった。図13〜図15の他の実施例の如
く、穀粒の乾燥制御及び表示制御を下記の如く行う構成
とするもよい。
【0028】穀粒の乾燥作業中か検出され(ステップ4
01)、YESと検出されると穀粒の水分が前記水分セ
ンサ2で測定され(ステップ402)、測定穀粒水分の
平均水分値(MS)の算出及び表示され(ステップ40
3)、平均水分値(MS)>該水分センサ2の測定範囲
の上限値か検出され(ステップ404)、NOと検出さ
れると設定した仕上目標水分(ML)が読み込みされ
(ステップ405)、設定した穀物種類が読み込みされ
(ステップ406)、乾燥予定時間が平均穀粒水分(M
S)−仕上目標水分(ML)×穀物種類毎に設定した定
数(K)で算出され(ステップ407)、算出した乾燥
予定時間を表示する構成としている(ステップ40
8)。
【0029】又ステップ401でNOと検出されるとス
テップ408の先へ進む構成であり、ステップ404で
YESと検出されると乾燥予定時間は、記号で、例えば
HH:HHと表示してステップ408の先へ進む構成と
している(ステップ409)。上記により、測定の平均
水分値(MS)が測定範囲の上限値を越えているとき
は、無理して乾燥予定時間の算出及び表示を行うと実際
の乾燥時間との誤差が大きくなり、作業者に知らせる意
味がなくなるが、測定範囲内の穀粒水分になったときに
算出及び表示することにより、誤差の少ない予定時間の
算出及び表示ができる。
【0030】以下、上記実施例の作用について説明す
る。運転操作装置14の表示装置35へ表示される、例
えば仕上目標水分(ML)、穀物種類及び乾燥種類(モ
ード)等の多機能を設定する各操作装置36a,36
b,36c,36d等を操作して選択設定し、該表示装
置35へ液晶で乾燥と表示された下側の該操作装置36
bを操作することにより、穀粒乾燥機1の各部、バーナ
3及び水分センサ2等が始動し、該バーナ3から設定の
乾燥熱風が発生し、この乾燥熱風は、送風室10から各
穀粒乾燥室8,8を横断通過して各排風室9,9及び排
風路室16を経て排風機15で吸引排風される。
【0031】穀粒貯留室7内へ収容された穀粒は、この
貯留室7から該各乾燥室8,8内を流下中にこの乾燥熱
風に晒されて乾燥され、各繰出バルブ11,11で下部
へと繰出されて流下して集穀樋12から供給樋28を経
て昇穀機25内へ下部の移送螺旋で移送供給され、バケ
ットコンベア26で上部へ搬送されて投出筒27を経て
移送樋5内へ供給され、この移送樋5から拡散盤24上
へ上部の移送螺旋で移送供給され、この拡散盤24で該
貯留室7内へ均等に拡散還元されて循環乾燥される。
【0032】前記水分センサ2で測定される穀粒の平均
水分値(MS)が、設定した仕上目標水分(ML)と同
じ穀粒水分が測定されると、乾燥が終了したと検出さ
れ、制御装置38で自動制御して前記乾燥機1が自動停
止され、穀粒の乾燥が停止される。この乾燥作業中は、
乾燥中の一部の穀粒は、1粒毎に所定粒数の穀粒水分を
前記水分センサ2で測定し、この測定した所定粒数の穀
粒水分から平均水分値(MS)、標準偏差(σ)、水分
ばらつき(MZ)及び青米、粃粒の含有率を算出する
が、平均水分値(MS)−2σが該水分センサ2が測定
する水分測定範囲の下限値と同じか、或は大きく、且つ
平均水分値(MS)+2σが水分測定範囲の上限値と同
じか、或は小さいときは、これらの算出値を前記運転操
作装置14へ表示制御すると共に、水分ばらつき(M
Z)により、張込穀粒量及び穀物種類等により、設定し
た乾燥熱風の温度を水分ばらつき(MZ)の小さいとき
は、所定温度高温度に変更制御し、又水分ばらつき(M
Z)の大きいときは、所定温度低温度に変更制御して、
穀粒を乾燥する。
【0033】又平均水分値(MS)+2σが水分測定範
囲の上限値より大きいときは、上記の各算出値を前記運
転操作装置14へ表示制御しないと共に、乾燥熱風の温
度の変更制御は行わずに、穀粒を乾燥する。又平均水分
値(MS)−2σが水分測定範囲の下限値より小さいと
きは、上記の各算出値は、該運転操作装置14へ表示さ
れている前回の表示を変更制御せずに、前回の表示を継
続表示制御すると共に、乾燥熱風の温度の変更制御は行
わずに、穀粒を乾燥する。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】ブロック図
【図2】穀粒水分と粒数との関係図
【図3】従来の平均水分値(MS)の大きいときの穀粒
水分と粒数との関係図
【図4】従来の平均水分値(MS)の小さいときの穀粒
水分と粒数との関係図
【図5】フローチャート
【図6】フローチャート
【図7】フローチャート
【図8】穀粒乾燥機の一部破断せる全体側面図
【図9】図8のA−A拡大断面図
【図10】水分センサの一部の拡大斜視図
【図11】運転操作装置の一部破断せる各作業開始時の
拡大作用正面図
【図12】運転操作装置の一部破断せる拡大作用正面図
【図13】他の実施例を示す図で、ブロック図
【図14】他の実施例を示す図で、フローチャート
【図15】他の実施例を示す図で、運転操作装置の拡大
正面図
【符号の説明】
2 水分センサ 7 穀粒貯留室 8 穀粒乾燥室 14 運転操作装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の穀粒貯留室7から下部の穀粒乾燥
    室8へ穀粒を繰出し流下させながら、乾燥熱風を該乾燥
    室8へ通風して乾燥させながら乾燥中の一部の穀粒を一
    粒ごとに所定粒数の穀粒水分を水分センサ2で測定して
    該所定粒数の平均水分値(MS)、標準偏差(σ)、水
    分ばらつき(MZ)、及び青米、粃粒の含有率を算出し
    て運転操作装置14へ表示すると共に、測定した該水分
    ばらつき(MZ)によって該乾燥熱風の温度を変更制御
    する穀粒乾燥機において、該平均水分値(MS)−2σ
    が水分測定範囲の下限値と同じか、或は大きく、且つ該
    平均水分値(MS)+2σが該水分測定範囲の上限値と
    同じか、或は小さいときは、該表示制御及び該温度の変
    更制御の両者を行い、又該平均水分値(MS)+2σが
    該水分測定範囲の上限値より大きいときは、該表示制御
    及び該温度の変更制御の両者共に行わず、該平均水分値
    (MS)−2σが該水分測定範囲の下限値より小さいと
    きは、該温度の変更制御は行わずに該表示制御は前回の
    表示を変更制御せずに継続表示制御することを特徴とす
    る穀粒乾燥制御方式。
JP26443592A 1992-10-02 1992-10-02 穀粒乾燥機の穀粒乾燥制御方式 Pending JPH06117757A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4118474A1 (de) * 1990-06-25 1992-01-02 Honda Motor Co Ltd Antikriechsteuerung eines automatsichen fahrzeuggetriebes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4118474A1 (de) * 1990-06-25 1992-01-02 Honda Motor Co Ltd Antikriechsteuerung eines automatsichen fahrzeuggetriebes

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