JPH07324797A - 外風圧換気システム - Google Patents

外風圧換気システム

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Publication number
JPH07324797A
JPH07324797A JP6120131A JP12013194A JPH07324797A JP H07324797 A JPH07324797 A JP H07324797A JP 6120131 A JP6120131 A JP 6120131A JP 12013194 A JP12013194 A JP 12013194A JP H07324797 A JPH07324797 A JP H07324797A
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JP
Japan
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ventilation
signal
pressure
output
comparison
Prior art date
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Pending
Application number
JP6120131A
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English (en)
Inventor
Takuya Arai
卓也 荒井
Masanori Tanigawa
雅則 谷川
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物周囲の変動する風向に応じて建物内に換
気経路を形成させ、建物の気密性を損なうことなく各部
屋を均一に換気させることを目的とする。 【構成】 建物の方位の異なる外壁に外風圧を検出する
外風圧センサー1a〜1dと風圧の大小を比較して風向
を算出する圧力比較風向算出装置3と建物外壁及び建物
内部の間仕切り壁や扉に自動的に開閉できる通気口2a
〜2wを設ける構成とした。また、通気口に吸音装置
6、冷却装置7あるいは加熱装置8を設ける構成とし
た。また、室外と室内の圧力差を算出する圧力比較差圧
算出装置10と給排気のどちらに動作可能な換気ファン
11a〜11dを設ける構成とした。また、汚染空気の
発生しやすい部屋は、悪臭、熱量、湿度、煙、二酸化炭
素と外風圧に応じて風圧力換気と排気ファンによる換気
の2方法の換気ができ、各々の部屋において発生する汚
染空気を他の居住空間に拡散させない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、戸建住宅や集合住宅の
ように多数の居室を持ち、気密性の高い建物に利用され
る外風圧換気システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、戸建住宅や集合住宅においては省
エネルギーの観点から住宅の気密性能が向上している。
また、健康意識の高まりからクリーンで快適な居住空間
の創造のために換気の重要性が再認識されてきている。
しかしながら、このような気密性の高い建物において
は、自然換気量が減少するため、必要換気量の確保に各
部屋毎に個別に室外に面した壁や窓に排気ファンを設け
て強制的に換気している。このように各部屋毎に排気フ
ァンを設置する場合、空調設備のイニシャルコスト、ラ
ンニングコストが増大し、経済的ではない。また、各部
屋毎に適当に排気ファンを設けるため、室内の一部のみ
を換気して各部屋を均一に換気できなかったり、外風圧
の影響で排気ファンの能力が十分に発揮できず換気量が
不足するといった恐れがあった。
【0003】このため、空調設備のイニシャルコスト、
ランニングコストの低減を図るために外気の風圧を利用
した自然換気を積極的に活用し、かつ、建物の気密性を
維持し、かつ、建物内の各部屋を均一に換気できるよう
な換気流通経路を持つ換気システムが求められている。
【0004】従来、この種の外風力を利用した換気シス
テムには、特開平3−194340号公報のような構成
があった。
【0005】また、建物内の各部屋を均一に換気する換
気流通経路を一定にした建物室内の換気方法は、特開平
3−199841号公報のような構成であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の外風力を利用した風力換気システムにおいては、用途
が工場やアトリウム等の大空間を換気するためのもので
あり、戸建住宅や集合住宅のような多数の居室を持つ建
物の換気は行えないという課題があった。
【0007】また、各部屋の室外に面した自然給気口か
ら導入された外気が各部屋を経由して、決められた場所
に設けられた一台の排気ファンでまとめて排気されるよ
うに換気流通経路を一定にした室内換気方法では、換気
流通経路が一方向に決められてしまうため、排気ファン
を設置した方位に対し外気が吹いてくると外風圧の影響
で十分に換気できないという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、建物
外部の風向、風速の差異による風圧差を利用し、どの方
位から風が吹いていても、建物の気密性を損なうことな
く、建物内の各部屋の換気を均一に行うことを第1の目
的とする。
【0009】第2の目的は、通気口を通過する換気空気
の通過音を吸音し、騒音の発生を抑制することにある。
【0010】第3の目的は、冷房時に外壁面に設けられ
た通気口を通過する換気空気を冷却して換気による冷房
負荷の増加を抑制することにある。
【0011】第4の目的は、暖房時に外壁面に設けられ
た通気口を通過する換気空気の加熱して換気による暖房
負荷の増大を抑制することにある。
【0012】第5の目的は、室内と室外の圧力差が十分
に取れなくとも建物内の各部屋の換気を均一に行うこと
にある。
【0013】第6の目的は、外風圧によらず外壁に面し
た汚染空気が発生する部屋の換気を十分に行うことにあ
る。
【0014】第7の目的は、悪臭の発生に応じて換気を
することにより、悪臭を効果的に排気することにある。
【0015】第8の目的は、室内の温度上昇に応じて、
温度の高い空気を室外に排気することにある。
【0016】第9の目的は、室内の湿度上昇に応じて換
気をすることにより、湿気の多い空気を室外に排気する
ことにある。
【0017】第10の目的は、室内の煙の発生に応じ
て、発生した煙を室外に効果的に排気することにある。
【0018】第11の目的は、室内の二酸化炭素濃度の
上昇に応じて、増加した二酸化炭素を室外に排気するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、建物の方位の異なる室外の
風圧力を検知する外風圧検知手段と検知した外風圧を出
力する外風圧出力手段と、出力された外風圧を入力する
外風圧入力手段と入力された外風圧を比較する外風圧比
較手段と比較された外風圧を出力する比較外風圧出力手
段と出力された前記外風圧を入力する比較外風圧入力手
段と入力された前記外風圧から風向線を算出する風向線
算出手段と算出された風向線を出力する風向線出力手段
と出力された前記風向線を入力する風向線入力手段と入
力された風向線に対して通気口を選択する通気口選択手
段と選択された通気口に選択信号を送信する選択信号出
力手段を備えた圧力比較風向算出手段と、建物の各部屋
に設けられた開閉可能な通気口と前記通気口に設けられ
た前記選択信号を入力する選択信号入力手段と入力され
た選択信号から通気口の開閉を判定する通気口開閉判定
手段と通気口を開閉する判定信号を出力する判定信号出
力手段を備えた通気口開閉制御手段と、出力された判定
信号を入力する判定信号入力手段と通気口を開閉する駆
動手段を備えた構成としたものである。
【0020】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、開閉可能な通気口に換気空気の通過音を吸音す
る吸音手段を備えた構成としたものである。
【0021】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、外壁面に設けられた開閉可能な通気口に、換気
空気の冷却温度を設定する温度設定手段と設定された温
度を出力する設定温度出力手段を備えた設定温度入力手
段と、換気空気の温度を検知する温度検知手段と検知さ
れた換気空気の温度を出力する検知信号出力手段と、出
力された前記設定温度を入力する設定温度入力手段と出
力された前記検知信号を入力する検知信号入力手段と入
力された設定温度と検知信号を比較する温度比較手段と
比較された温度を出力する比較信号出力手段と出力され
た比較信号を入力する比較信号入力手段と比較された温
度を判断する比較温度判断手段と判断された比較温度を
出力する判断信号出力手段と出力された判断信号を入力
する判断信号入力手段と入力された判断信号に基づいて
冷却手段を作動させる冷却装置作動手段と作動信号を出
力する作動信号出力手段を備えた温度制御手段と、前記
作動信号を入力する作動信号入力手段と換気空気を冷却
する冷却手段を備えた構成としたものである。
【0022】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、外壁面に設けられた開閉可能な通気口に換気空
気の加熱温度を設定する温度設定手段と設定された温度
を出力する設定温度出力手段と換気空気の温度を検知す
る温度検知手段と検知された換気空気の温度を出力する
検知信号出力手段と出力された設定温度を入力する設定
温度入力手段と出力された前記検知信号を入力する検知
信号入力手段と入力された設定温度と検知信号を比較す
る温度比較手段と比較された温度を出力する比較信号出
力手段と出力された比較信号を入力する比較信号入力手
段と比較された温度を判断する比較温度判断手段と判断
された比較温度を出力する判断信号出力手段と出力され
た判断信号を入力する判断信号入力手段と入力された判
断信号に基づいて加熱手段を作動させる加熱装置作動手
段と換気空気を加熱する加熱手段を備えた構成としたも
のである。
【0023】また、第5の目的を達成するための第5の
手段は、室内の圧力を検知する室内圧検知手段と検知さ
れた室内圧を出力する検知信号出力手段と出力された検
知信号を入力する室内圧検知信号入力手段と検知された
外風圧を入力する外風圧信号入力手段と入力された外風
圧と室内圧から内外の差圧を算出する差圧算出手段と算
出された差圧を出力する差圧算出信号出力手段と出力さ
れた差圧算出信号を入力する差圧算出信号入力手段と算
出された風向線を入力する風向線算出信号入力手段と給
気運転と排気運転のどちらにも切り替え可能な室内空気
換気手段と入力された差圧算出信号と風向線算出信号か
ら室内空気換気手段を選択する室内換気装置選択手段と
室内換気装置選択手段から換気装置の選択信号を出力す
る換気装置選択信号出力手段と出力された換気装置選択
信号を入力する換気装置選択信号入力手段と換気装置の
運転方法を判定する運転方法判定手段と判定された運転
方法判定信号を出力する運転方法判定信号出力手段と出
力された運転方法判定信号を入力する運転方法判定信号
入力手段と室内換気手段の駆動手段を備えた構成とした
ものである。
【0024】また、第6の目的を達成するための第6の
手段は、汚染空気の発生する部屋の外壁面の風圧力を検
知する外風圧検知手段と検知された外風圧を出力する外
風圧検知信号出力手段と出力された外風圧検知信号を入
力する外風圧検知信号入力手段と検知された外風圧から
圧力値を判定する圧力値判定手段と判定された圧力値を
出力する判定信号出力手段と出力された判定信号を入力
する判定信号入力手段と入力された判定信号から換気方
法を選択する換気方法選択手段と選択された換気方法選
択信号を出力する換気方法選択信号出力手段と出力され
た換気方法選択信号出力手段を入力する換気方法選択信
号入力手段と入力された換気方法選択信号から通気口の
開閉を判定する通気口開閉判定手段と判定信号を出力す
る通気口判定信号出力手段と出力された通気口判定信号
を入力する通気口判定信号入力手段と通気口を開閉させ
る通気口駆動手段と換気方法選択信号を入力する換気方
法選択信号入力手段と汚染空気を排気する換気手段を備
えた構成としたものである。
【0025】また、第7の目的を達成するための第7の
手段は、室内の悪臭の発生を検知する悪臭検知手段と検
知された悪臭を出力する検知信号出力手段と出力された
検知信号を入力する悪臭検知信号入力手段と悪臭の発生
を判定する悪臭判定手段と悪臭判定信号を出力する悪臭
判定信号出力手段と出力された悪臭判定信号を入力する
悪臭判定信号入力手段を備えた構成としたものである。
【0026】また、第8の目的を達成するための第8の
手段は、室内の温度を検知する室内温度検知手段と検知
された室内温度を出力する検知信号出力手段と出力され
た検知信号を入力する温度検知信号入力手段と入力され
た室内温度と基準温度を比較する温度比較手段と温度比
較信号を出力する温度比較信号出力手段と出力された温
度比較信号を入力する温度比較信号入力手段を備えた構
成としたものである。
【0027】また、第9の目的を達成するための第9の
手段は、室内の湿度を検知する室内湿度検知手段と検知
された湿度を出力する検知信号出力手段と出力された検
知信号を入力する湿度検知信号入力手段と入力された室
内湿度と基準湿度を比較する湿度比較手段と湿度比較信
号を出力する湿度比較信号出力手段と出力された湿度比
較信号を入力する湿度比較信号入力手段を備えた構成と
したものである。
【0028】また、第10の目的を達成するための第1
0の手段は、煙の発生を検知する煙検知手段と検知され
た煙信号を出力する検知信号出力手段と出力された検知
信号を入力する煙検知信号入力手段と煙の発生を判定す
る煙判定手段と煙判定信号を出力する煙判定信号出力手
段と出力された煙判定信号を入力する煙判定信号入力手
段を備えた構成としたものである。
【0029】また、第11の目的を達成するための第1
1の手段は、室内の二酸化炭素濃度を検知する二酸化炭
素濃度検知手段と検知された二酸化炭素濃度を出力する
検知信号出力手段と出力された検知信号を入力する二酸
化炭素検知信号入力手段と入力された二酸化炭素濃度と
基準濃度を比較する二酸化炭素濃度比較手段と二酸化炭
素濃度比較信号を出力する二酸化炭素濃度比較信号出力
手段と出力された二酸化炭素濃度比較信号を入力する二
酸化炭素濃度比較信号入力手段を備えた構成としたもの
である。
【0030】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、風
圧力検知手段の検出により風圧の高い方位と風圧の低い
方位を算出し、算出された方位線に垂直な通気口を開口
し、平行な通気口は閉鎖して、風向に応じて一方向の決
まった換気流通経路を形成することにより、建物の気密
性を損なうことなく建物内の各部屋を均一に換気するこ
とができるものである。
【0031】また、第2の手段の構成により、換気空気
が通気口を通過するときに発生する通過音を吸音し、通
気口における騒音の発生を抑制できるものである。
【0032】また、第3の手段の構成により、夏季冷房
時に換気空気が通気口を通過するときに換気空気を冷却
し、室内の冷房負荷を増大させず外気の導入ができるも
のである。
【0033】また、第4の手段の構成により、冬季暖房
時に換気空気が通気口を通過するときに換気空気を加熱
し、室内の暖房負荷を増大させず換気ができるものであ
る。
【0034】また、第5の手段の構成により、外風圧と
室内圧の差圧が十分ではなく、自然換気では十分に建物
内を換気できない場合、補助的に風上側の換気手段は給
気用に、風下側の換気手段は排気用に作動させ、各部屋
の換気を均一に行うことができるものである。
【0035】また、第6の手段の構成により、建物の外
壁に面し、汚染空気の発生しやすい部屋において、外風
圧が室内圧よりも高い場合は、汚染空気を排気ファンに
より排気し、外風圧の方が低い場合は排気ファンを停止
して通気口を開口することで自然換気により汚染空気を
排気できるため、他の居住空間に汚染空気を拡散させず
に排気できるものである。
【0036】また、第7の手段の構成により、悪臭の発
生に応じて、排気ファンあるいは自然換気により室内に
発生した悪臭を経済的かつ効果的に換気できるものであ
る。
【0037】また、第8の手段の構成により、室内の調
理による温度上昇に応じて、排気ファンあるいは自然換
気により室内の温度の高い空気を経済的かつ効果的に排
気できるものである。
【0038】また、第9の手段の構成により、室内の調
理および入浴による湿度の上昇に応じて、排気ファンあ
るいは自然換気により室内の湿度の多い空気を経済的か
つ効果的に排気できるものである。
【0039】また、第10の手段の構成により、調理お
よび喫煙により発生する煙に応じて、排気ファンあるい
は自然換気により室内が煙により汚染されないように経
済的かつ効果的に排気できるものである。
【0040】また、第11の手段の構成により、調理お
よび人間により増加した二酸化炭素濃度に応じて、排気
ファンあるいは自然換気により室内の二酸化炭素濃度の
高い空気を経済的かつ効果的に排気できるものである。
【0041】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1、
図2、図3、図4を参照しながら説明する。
【0042】図1、図2に示すように、建物の方位の異
なる外壁面にそれぞれ外風圧を検知する外風圧センサー
1a〜1dと検知した外風圧を出力する出力部である検
知信号出力手段2a〜2dと、検知信号出力手段2a〜
2dからの外風圧を入力する入力部である検知信号入力
手段3と入力された各々の外風圧を比較する外風圧比較
部である圧力比較手段4と比較した外風圧を出力する出
力部である比較信号出力手段5を備えたものから外風圧
比較装置6は成り立っている。また、出力された比較外
風圧を入力する入力部である比較信号入力手段7と入力
された比較外風圧から風向線を算出する風向線算出部で
ある風向線算出手段8と算出された風向線を出力する出
力部である算出信号出力手段9を備えたものから風向線
算出装置10は成り立っている。また、出力された風向
線算出信号を入力する入力部である算出信号入力手段1
1と入力された風向線から通気口を選択する選択部であ
る通気口選択手段12と選択された各々の通気口に対し
て選択信号を出力する出力部である選択信号出力手段1
3を備えたものから通気口選択装置14は成り立ってい
る。前記外風圧比較装置6と前記風向線算出装置10と
前記通気口選択装置14を備えた圧力比較風向算出装置
15と外壁の開閉可能な通気口16a〜16lと各部屋
の間仕切り壁や扉に通気口16m〜16wと前記選択信
号出力手段13からの選択信号を入力する入力部として
各通気口に設けられた選択信号入力手段17a〜17w
と入力された選択信号に基づいて通気口の開閉を判定す
る判定部である通気口開閉判定手段18a〜18wと通
気口開閉判定信号を出力する出力部である判定信号出力
手段19a〜19wを備えた各通気口に設けられた通気
口制御装置20a〜20wと前記判定信号出力手段19
a〜19wからの判定信号を入力する入力部として各通
気口に設けられた判定信号入力手段21a〜21wと入
力された判定信号に対して各通気口を開閉させる作動部
である通気口作動手段22a〜22wを備えた通気口駆
動装置23a〜23wにより構成されている。
【0043】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0044】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。また、通気口閉鎖29では、風向線に平行
な通気口は閉鎖するように通気口駆動手段22a〜22
wのいずれかを動作させる。
【0045】たとえば、外風圧センサー1a側から風が
吹いてきて外風圧センサー1a〜1dの検出値の中で圧
力比較風向算出装置15により最大値と最小値が抽出さ
れ、風向が外風圧センサー1aから外風圧センサー1c
に決定された場合、決定された風向線に対して垂直な通
気口16a、16d、16e、16f、16l、16
m、16q、16s、16v、16wを開口するように
各々の通気口に設置されている通気口制御装置20a、
20d、20e、20f、20l、20m、20q、2
0s、20v、20wはそれぞれが接続されている通気
口駆動装置23a、23d、23e、23f、23l、
23m、23q、23s、23v、23wを制御し、建
物の気密性を損なわないように風向線に平行な通気口1
6b、16c、16h、16i、16j、16k、16
n、16o、16p、16r、16t、16uを閉鎖す
るように各々の通気口に設置されている通気口制御装置
20b、20c、20h、20i、20j、20k、2
0n、20o、20p、20r、20t、20uはそれ
ぞれが接続されている通気口駆動装置23b、23c、
23h、23i、23j、23k、23n、23o、2
3p、23r、23t、23uを制御して建物内の風の
流れが一方通行になるように換気流通経路を形成するよ
うにする。このため、逆流する風の流れがなくなり、建
物内の各部屋が均一に換気できる。
【0046】また、汚染空気が頻繁に発生しやすいトイ
レ、浴室が風上側になった場合は、圧力比較風向算出装
置15は、通気口16f、16g、16h、16i、1
6s、16t、16u、16vの各々に設置されている
通気口制御装置20f、20g、20h、20i、20
s、20t、20u、20vに通気口駆動装置23f、
23g、23h、23i、23s、23t、23u、2
3vを作動させて通気口16f、16g、16h、16
i、16s、16t、16u、16vを閉鎖させること
により、トイレ、浴室は他の居住空間から分離、独立さ
れる。このため、汚染空気が他の部屋に拡散していくこ
とを防止することができる。
【0047】このように本発明の第1実施例の外風圧換
気システムによれば、建物の方位の異なる外壁に外風圧
センサー1a〜1dが設けられているため、どの方位か
ら風が吹いてきても必ず一方通行となる換気流通経路が
形成され、かつ、建物の気密性を維持したまま建物内の
各部屋を均一に換気することが可能となる。
【0048】なお、風向を決定するために外風圧検知手
段として外風圧センサー1a〜1dを用いたが、風向を
検知することができれば、他の手段を用いてもよく、同
様の効果が得られることはいうまでもない。
【0049】次に本発明の第2実施例について、図5を
参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は、図1
および図2および図3に示す第1の手段の構成と同じ構
成であるので同一構成部分には同一番号を付し、詳細は
省略する。
【0050】図5に示すように、開閉可能な通気口16
と通気口の開閉を制御する通気口制御装置20と前記通
気口制御装置20からの開閉信号により通気口を開閉さ
せる通気口駆動装置23と発泡吸音材30により形成さ
れた吸音装置31により構成されている。
【0051】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。次に、通気口
選択27では、出力された風向線の算出信号を通気口選
択装置14に付属している算出信号入力手段11に入力
し、入力された算出信号は、通気口選択手段12におい
て風向線に対して垂直な通気口と風向線に対して平行な
通気口に選択され、選択信号出力手段13から各部屋に
設置された各々の通気口制御装置20a〜20wに付属
している選択信号入力手段17a〜17wに選択信号を
出力する。
【0052】各々の通気口制御装置20a〜20wに付
属している選択信号入力手段17a〜17wに入力され
た選択信号に応じて各通気口制御装置20a〜20w内
に設置されている通気口開閉判定手段18a〜18wに
おいて風向線に垂直な通気口は開口し、風向線に平行な
通気口は閉鎖するように判定され、各判定信号出力手段
19a〜19wから判定信号が出力される。通気口開口
28では、出力された判定信号を各通気口16a〜16
wに設けられている通気口駆動装置23a〜23wに付
属している判定信号入力手段21a〜21wに入力さ
れ、風向線に垂直な通気口は開口するように通気口駆動
手段22a〜22wのいずれかを動作させる。また、通
気口閉鎖29では、風向線に平行な通気口は閉鎖するよ
うに通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを動作さ
せる。
【0053】たとえば、外風圧センサー1a側から風が
吹いてきて外風圧センサー1a〜1dの検出値の中で圧
力比較風向算出装置3により最大値と最小値が抽出さ
れ、風向が外風圧センサー1aから外風圧センサー1c
に決定された場合、決定された風向線に対して垂直な通
気口16a、16d、16e、16f、16l、16
m、16q、16s、16v、16wを開口するように
各々の通気口に設置されている通気口制御装置20a、
20d、20e、20f、20l、20m、20q、2
0s、20v、20wはそれぞれが接続されている通気
口駆動装置23a、23d、23e、23f、23l、
23m、23q、23s、23v、23wを制御し、建
物の気密性を損なわないように風向線に平行な通気口1
6b、16c、16h、16i、16j、16k、16
n、16o、16p、16r、16t、16uを閉鎖す
るように各々の通気口に設置されている通気口制御装置
20b、20c、20h、20i、20j、20k、2
0n、20o、20p、20r、20t、20uはそれ
ぞれが接続されている通気口駆動装置23b、23c、
23h、23i、23j、23k、23n、23o、2
3p、23r、23t、23uを制御して建物内の風の
流れが一方通行になるように換気流通経路を形成するよ
うにする。このとき、換気空気が開口された通気口16
a、16d、16e、16f、16l、16m、16
q、16s、16v、16wを通過するときに発生する
通過音をハニカム状に加工した発泡吸音材30により形
成された吸音装置31を設置することにより、室内への
騒音の伝搬を効果的に防止できる。
【0054】このように本発明の第2実施例の通気口を
もつ外風圧換気システムによれば、通気口における換気
空気の通過音を抑え、通気口における騒音の発生を効果
的に抑制することができる。
【0055】なお、換気空気が通気口を通過するときに
発生する通過音を吸音する手段としてハニカム状に加工
した発泡吸音材30を用いたが、音を吸音することがで
きれば、他の手段を用いてもよく、同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。
【0056】次に本発明の第3実施例について、図6、
図7、図8を参照しながら説明する。
【0057】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0058】図6、図7に示すように、開閉可能な通気
口16と通気口の開閉を制御する通気口制御装置20と
前記通気口制御装置20からの開閉信号により通気口を
開閉させる通気口駆動装置23と、換気空気温度を検知
する温度センサー32と検知温度を出力する出力部であ
る検知信号出力手段33と、冷却温度を設定する設定部
である温度設定手段34と設定された温度を出力する出
力部である設定温度出力手段35を備えたものから設定
温度入力装置36は成り立つ。また、出力された設定温
度を入力する入力部である設定温度入力手段37と出力
された検知温度を入力する入力部である検知信号入力手
段38と入力された設定温度と検知温度を比較する温度
比較部である温度比較手段39と比較された温度を出力
する出力部である比較信号出力手段40を備えた温度比
較装置41と、出力された比較信号を入力する入力部で
ある比較信号入力手段42と入力された比較温度を判断
する温度判断部である比較温度判断手段43と判断信号
を出力する出力部である判断信号出力手段44を備えた
ものから温度判断装置45は成り立つ。
【0059】また、出力された判断信号を入力する入力
部である判断信号入力手段46と入力された判断信号に
応じて換気空気を冷却する冷却手段として冷却用フィン
を設けた電子冷却装置47を動作させる電子冷却装置作
動手段48と作動信号を出力する出力部である作動信号
出力手段49を備えたものから電子冷却装置作動装置5
0は成り立つ。前記温度比較装置41と前記温度判断装
置45と前記電子冷却装置作動装置50を備えた換気空
気の温度を調節する温度制御装置51と、前記作動信号
を入力する入力部として作動信号入力手段52と前記電
子冷却装置47と前記電子冷却装置47の外周部に配置
された放熱装置53により構成されている。
【0060】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0061】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。
【0062】また、通気口閉鎖29では、風向線に平行
な通気口は閉鎖するように通気口駆動手段22a〜22
wのいずれかを動作させる。たとえば、外風圧センサー
1a側から風が吹いてきて外風圧センサー1a〜1dの
検出値の中で圧力比較風向算出装置3により最大値と最
小値が抽出され、風向が外風圧センサー1aから外風圧
センサー1cに決定された場合、決定された風向線に対
して垂直な通気口16a、16d、16e、16f、1
6l、16m、16q、16s、16v、16wを開口
するように各々の通気口に設置されている通気口制御装
置20a、20d、20e、20f、20l、20m、
20q、20s、20v、20wはそれぞれが接続され
ている通気口駆動装置23a、23d、23e、23
f、23l、23m、23q、23s、23v、23w
を制御し、建物の気密性を損なわないように風向線に平
行な通気口16b、16c、16h、16i、16j、
16k、16n、16o、16p、16r、16t、1
6uを閉鎖するように各々の通気口に設置されている通
気口制御装置20b、20c、20h、20i、20
j、20k、20n、20o、20p、20r、20
t、20uはそれぞれが接続されている通気口駆動装置
23b、23c、23h、23i、23j、23k、2
3n、23o、23p、23r、23t、23uを制御
して建物内の風の流れが一方通行になるように換気流通
経路を形成するようにする。
【0063】このとき、建物の外壁面に設置された通気
口16a〜16lにおいて夏季冷房時に、温度設定値入
力54では、設定温度入力装置36において換気空気の
温度を設定するとともに、換気温度検知55で温度セン
サー32により現時点の換気空気温度を検知し、温度比
較56で設定温度と検知温度を温度比較装置41におい
て比較する。次に、温度判断装置45において設定温度
と検知した換気空気温度の大小を判断し、電子冷却装置
ON58では換気空気温度が設定温度以上57のときは
冷却フィンを設けた電子冷却装置47を電子冷却装置作
動装置50により作動させる。また、電子冷却装置OF
F59では換気空気温度が設定温度以下のときは電子冷
却装置47を電子冷却装置作動装置50により停止させ
る。このように冷却用フィンを設けた電子冷却装置47
の動作を制御して、換気空気の温度を調節することがで
きる。
【0064】また、電子冷却装置47より発生する熱
は、冷房時の室内温度を上昇させる原因となるため、電
子冷却装置47の外周部に隣接して設置された放熱装置
53によって常に建物外部に放熱させ、換気空気の温度
を効果的に低下させることができる。
【0065】このように本発明の第3実施例の通気口を
もつ外風圧換気システムによれば、冷房時、通気口にお
いて換気空気を冷却でき、室内の冷房負荷を増大させる
ことなく、低コストで建物内の各部屋を均一に換気でき
る。
【0066】なお、換気空気の冷却手段として冷却用フ
ィンを設けた電子冷却装置47を用いたが、空気を冷却
することができれば、他の手段を用いてもよく、同様の
効果が得られることはいうまでもない。
【0067】次に本発明の第4実施例について、図9、
図10、図11を参照しながら説明する。
【0068】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0069】図9、図10に示すように、開閉可能な通
気口16と通気口の開閉を制御する通気口制御装置20
と前記通気口制御装置20からの開閉信号により通気口
を開閉させる通気口駆動装置23と、換気空気温度を検
知する温度センサー32と検知温度を出力する出力部で
ある検知信号出力手段33と、冷却温度を設定する設定
部である温度設定手段34と設定された温度を出力する
設定温度出力手段35を備えた設定温度入力装置36
と、出力された設定温度を入力する入力部である設定温
度入力手段37と出力された検知温度を入力する入力部
である検知信号入力手段38と入力された設定温度と検
知温度を比較する温度比較部である温度比較手段39と
比較された温度を出力する出力部である比較信号出力手
段40を備えた温度比較装置41と、出力された比較信
号を入力する入力部である比較信号入力手段42と入力
された比較温度を判断する温度判断部である比較温度判
断手段43と判断信号を出力する出力部である判断信号
出力手段44を備えた温度判断装置45と、出力された
判断信号を入力する入力部である判断信号入力手段60
と入力された判断信号に応じて、水平に並べて配置した
平板状の加熱ヒーター61を動作させる加熱ヒーター作
動手段62と加熱ヒーター作動信号を出力する出力部で
ある作動信号出力手段63を備えた加熱ヒーター作動装
置64と、前記温度比較装置41と前記温度判断装置4
5と前記加熱ヒーター作動装置64を備えた換気空気の
温度を調節する温度制御装置65と前記作動信号を前記
加熱ヒーター61に入力する入力部として作動信号入力
手段66により構成されている。
【0070】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。次に、通気口
選択27では、出力された風向線の算出信号を通気口選
択装置14に付属している算出信号入力手段11に入力
し、入力された算出信号は、通気口選択手段12におい
て風向線に対して垂直な通気口と風向線に対して平行な
通気口に選択され、選択信号出力手段13から各部屋に
設置された各々の通気口制御装置20a〜20wに付属
している選択信号入力手段17a〜17wに選択信号を
出力する。各々の通気口制御装置20a〜20wに付属
している選択信号入力手段17a〜17wに入力された
選択信号に応じて各通気口制御装置20a〜20w内に
設置されている通気口開閉判定手段18a〜18wにお
いて風向線に垂直な通気口は開口し、風向線に平行な通
気口は閉鎖するように判定され、各判定信号出力手段1
9a〜19wから判定信号が出力される。
【0071】通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。また、通気口閉鎖29では、風向線に平行
な通気口は閉鎖するように通気口駆動手段22a〜22
wのいずれかを動作させる。
【0072】たとえば、外風圧センサー1a側から風が
吹いてきて外風圧センサー1a〜1dの検出値の中で圧
力比較風向算出装置3により最大値と最小値が抽出さ
れ、風向が外風圧センサー1aから外風圧センサー1c
に決定された場合、決定された風向線に対して垂直な通
気口16a、16d、16e、16f、16l、16
m、16q、16s、16v、16wを開口するように
各々の通気口に設置されている通気口制御装置20a、
20d、20e、20f、20l、20m、20q、2
0s、20v、20wはそれぞれが接続されている通気
口駆動装置23a、23d、23e、23f、23l、
23m、23q、23s、23v、23wを制御し、建
物の気密性を損なわないように風向線に平行な通気口1
6b、16c、16h、16i、16j、16k、16
n、16o、16p、16r、16t、16uを閉鎖す
るように各々の通気口に設置されている通気口制御装置
20b、20c、20h、20i、20j、20k、2
0n、20o、20p、20r、20t、20uはそれ
ぞれが接続されている通気口駆動装置23b、23c、
23h、23i、23j、23k、23n、23o、2
3p、23r、23t、23uを制御して建物内の風の
流れが一方通行になるように換気流通経路を形成するよ
うにする。
【0073】このとき、建物の外壁面に設置された通気
口16a〜16lにおいて冬季暖房時に、設定温度入力
54で設定温度入力装置36において換気空気の温度を
設定するとともに、換気空気温度検知55で温度センサ
ー32により現時点の換気空気温度を検知し、温度比較
56で設定温度と検知温度を温度比較装置41において
比較する。次に、温度判断装置45において設定温度と
検知した換気空気温度の大小を判断し、加熱ヒーターO
N68で換気空気温度が設定温度以下67のときは加熱
ヒーター61を加熱ヒーター作動装置64により作動さ
せる。また、加熱ヒーターOFF69で換気空気温度が
設定温度以上のときは加熱ヒーター61を加熱ヒーター
作動装置64により停止させる。このように加熱ヒータ
ー61を制御して、換気空気の温度を調節することがで
きる。
【0074】このように本発明の第4実施例の通気口を
もつ外風圧換気システムによれば、暖房時、通気口にお
いて換気空気を加熱でき、室内の暖房負荷を増大させる
ことなく、低コストで建物内の各部屋を均一に換気でき
る。
【0075】なお、換気空気の加熱手段として加熱ヒー
ター61を用いたが、空気を加熱することができれば、
他の手段を用いてもよく、同様の効果が得られることは
いうまでもない。
【0076】次に本発明の第5実施例について、図1
2、図13、図14を参照しながら説明する。
【0077】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0078】図12、図13に示すように、建物の方位
の異なる外壁面にそれぞれ外風圧を検知する外風圧セン
サー1a〜1dと検知した外風圧を出力する出力部であ
る検知信号出力手段2a〜2dと、検知信号出力手段2
a〜2dからの外風圧を入力する入力部である検知信号
入力手段3と入力された各々の外風圧を比較する外風圧
比較部である圧力比較手段4と比較した外風圧を出力す
る出力部である比較信号出力手段5を備えたものから外
風圧比較装置6は成り立っている。また、出力された比
較外風圧を入力する入力部である比較信号入力手段7と
入力された比較外風圧から風向線を算出する風向線算出
部である風向線算出手段8と算出された風向線を出力す
る出力部である算出信号出力手段9を備えたものから風
向線算出装置10は成り立っている。
【0079】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と外壁の開閉可
能な通気口16a〜16lと各部屋の間仕切り壁や扉に
通気口16m〜16wと前記選択信号出力手段13から
の選択信号を入力する入力部として各通気口に設けられ
た選択信号入力手段17a〜17wと入力された選択信
号に基づいて通気口の開閉を判定する判定部である通気
口開閉判定手段18a〜18wと通気口開閉判定信号を
出力する出力部である判定信号出力手段19a〜19w
を備えた各通気口に設けられた通気口制御装置20a〜
20wと前記判定信号出力手段19a〜19wからの判
定信号を入力する入力部として各通気口に設けられた判
定信号入力手段21a〜21wと入力された判定信号に
対して各通気口を開閉させる作動部である通気口作動手
段22a〜22wを備えた通気口駆動装置23a〜23
wから成り立っている。
【0080】また、給気運転および排気運転のどちらに
も運転可能な換気ファン70a〜70dと、室内の圧力
を検知する室内圧センサー71a〜71dと前記室内圧
センサー71a〜71dに設置された検知信号出力部で
ある検知信号出力手段72a〜72dと、外風圧センサ
ー1a〜1dに設置されている検知信号出力手段2a〜
2dからの検知信号を入力する入力部である外風圧信号
入力手段73と室内圧センサー71a〜71dに設置さ
れている検知信号出力部である検知信号出力手段72a
〜72dからの検知信号を入力する入力部である室内圧
検知信号入力手段74と入力された外風圧と室内圧から
内外の差圧を算出し、あらかじめ設定された基準値と大
小を判定する差圧判定部である差圧算出手段75と算出
された差圧を出力する出力部である差圧算出信号出力手
段76を備えた差圧算出装置77と、風向線算出装置1
0から出力された算出信号を入力する入力部である風向
線算出信号入力手段78と前記差圧算出信号出力手段7
6から出力された信号を入力する入力部である差圧算出
信号入力手段79と換気ファン70a〜70dを風上側
と風下側に選択する換気ファン選択部である換気ファン
選択手段80と換気ファン選択信号を出力する出力部で
ある換気ファン選択信号出力手段81を備えた換気ファ
ン選択装置82と、前記差圧算出装置77と前記換気フ
ァン選択装置82を備えたものから圧力比較差圧算出装
置83は構成されている。
【0081】また、換気ファン70a〜70dの各々に
設置されている換気ファン選択信号を入力する入力部で
ある換気ファン選択信号入力手段84a〜84dと入力
された選択信号に応じて換気ファンの運転方法を給気運
転あるいは排気運転を判定する換気ファン判定部である
換気ファン運転方法判定手段85a〜85dと運転方法
判定信号を出力する出力部である運転方法判定信号出力
手段86a〜86dを備えた換気ファン制御装置87a
〜87dにより構成されている。また、前記換気ファン
70a〜70dは、前記運転方法判定信号を入力する入
力部として運転方法判定信号入力手段88a〜88dと
運転方法判定信号により換気ファンを駆動させる駆動部
である換気ファン駆動手段89a〜89dにより構成さ
れている。
【0082】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0083】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。
【0084】通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。また、通気口閉鎖29では、風向線に平行
な通気口は閉鎖するように通気口駆動手段22a〜22
wのいずれかを動作させる。次に、室内圧検知90で室
内に設置されている室内圧センサー71a〜71dによ
り各室内の圧力を検知し、検知信号出力手段72a〜7
2dにより出力される。出力された検知信号は室内圧検
知信号入力手段74に入力され、同時に、外風圧センサ
ー1a〜1dにより検知された外風圧は検知信号出力手
段2a〜2dにより出力され、外風圧信号入力手段73
に入力される。
【0085】内外差圧算出91で入力された外風圧と室
内圧から差圧算出手段75において内外の差圧を算出す
るとともに、差圧が差圧算出手段75内にあらかじめ設
定されている基準値との大小を比較し、差圧が基準値以
下92のときは、風向線算出装置10から風向線算出信
号入力手段78に入力された風向線から換気ファン選択
手段80において風向線判定93で風上側の換気ファン
と風下側の換気ファンを選択し、選択信号を換気ファン
選択信号出力手段81から各々の換気ファン制御装置8
7a〜87dに出力する。換気ファン制御装置87a〜
87d内の換気ファン選択信号入力手段84a〜84d
に入力された選択信号に応じて換気ファン運転方法判定
手段85a〜85dは、換気ファンが風上側であれば給
気運転に、風下側であれば換気ファンを排気運転と判定
し、運転方法判定信号出力手段86a〜86dにより運
転方法判定信号を出力する。出力された運転方法判定信
号は、各換気ファン70a〜70dに設けられた運転方
法判定信号入力手段88a〜88dに入力され、換気フ
ァン給気運転94では、風上側の換気ファンを給気運転
させ、換気ファン排気運転95では風下側の換気ファン
を排気運転させる。
【0086】たとえば、外風圧センサー1a側から風が
吹いてきて外風圧センサー1a〜1dの検出値の中で圧
力比較風向算出装置3により最大値と最小値が抽出さ
れ、風向が外風圧センサー1aから外風圧センサー1c
に決定された場合、決定された風向線に対して垂直な通
気口16a、16d、16e、16f、16l、16
m、16q、16s、16v、16wを開口するように
各々の通気口に設置されている通気口制御装置20a、
20d、20e、20f、20l、20m、20q、2
0s、20v、20wはそれぞれが接続されている通気
口駆動装置23a、23d、23e、23f、23l、
23m、23q、23s、23v、23wを制御し、建
物の気密性を損なわないように風向線に平行な通気口1
6b、16c、16h、16i、16j、16k、16
n、16o、16p、16r、16t、16uを閉鎖す
るように各々の通気口に設置されている通気口制御装置
20b、20c、20h、20i、20j、20k、2
0n、20o、20p、20r、20t、20uはそれ
ぞれが接続されている通気口駆動装置23b、23c、
23h、23i、23j、23k、23n、23o、2
3p、23r、23t、23uを制御して建物内の風の
流れが一方通行になるように換気流通経路を形成するよ
うにする。
【0087】さらに、圧力比較差圧算出装置83により
外風圧センサー1a〜1dと室内圧センサー71a〜7
1dの検出値の差を算出し、差圧があらかじめ設定され
ている基準値よりも小さい場合は風上側にある換気ファ
ン70a、70cを給気運転させるように換気ファン制
御装置87a、87cに信号を発し、風下側にある換気
ファン70bには排気運転させるように換気ファン制御
装置87bに信号を送る。このため、室内外の圧力差が
小さく自然換気だけでは十分な風の流れを形成できなく
とも建物内の各部屋が均一に換気できる。
【0088】このように本発明の第5実施例の外風圧換
気システムによれば、建物の方位の異なる外壁に外風圧
センサーが設けられているため、どの方位から風が吹い
てきても必ず一方通行となる換気流通経路が形成され、
かつ、内外の圧力差が小さくとも、建物内の気密性を損
なうことなく建物内の各部屋を均一に換気することが可
能となる。
【0089】なお、給気運転と排気運転のどちらにも運
転切替可能な換気ファン70a〜70dを用いたが、給
排気のどちらにでも制御可能な機器であれば、他の手段
を用いてもよく、同様の効果が得られることはいうまで
もない。
【0090】次に本発明の第6実施例について、図1
5、図16、図17を参照しながら説明する。
【0091】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0092】図15に示すように、本部屋は、外気に接
しているトイレを実施例として説明する。
【0093】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。
【0094】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と、排気口での
外風圧を検知する排気口外風圧センサー96と検知され
た排気口外風圧を出力する出力部である検知信号出力手
段97と、出力された排気口外風圧を入力する入力部で
ある検知信号入力手段98と入力された外風圧の正負を
判定する圧力値判定部である圧力値判定手段99と判定
信号を出力する出力部である判定信号出力手段100を
備えたものから圧力値判定装置101は成り立つ。
【0095】また、出力された判定信号を入力する入力
部である判定信号入力手段102と入力された判定信号
に応じて換気方法を選択する換気方法選択部である換気
方法選択手段103と換気方法の選択信号を出力する出
力部である換気方法選択信号出力手段104を備えた換
気方法選択装置105と、前記圧力値判定装置101と
前記換気方法選択装置105を備えたものから圧力比較
換気制御装置106は成り立っている。また、外壁の開
閉可能な通気口16a〜16lと各部屋の間仕切り壁や
扉に通気口16m〜16wと前記選択信号出力手段13
からの選択信号を入力する入力部として各通気口に設け
られた選択信号入力手段17a〜17wと入力された選
択信号に基づいて通気口の開閉を判定する判定部である
通気口開閉判定手段18a〜18wと通気口開閉判定信
号を出力する出力部である判定信号出力手段19a〜1
9wを備えた各通気口に設けられた通気口制御装置20
a〜20wと前記判定信号出力手段19a〜19wから
の判定信号を入力する入力部として各通気口に設けられ
た判定信号入力手段21a〜21wと入力された判定信
号に対して各通気口を開閉させる作動部である通気口作
動手段22a〜22wを備えた通気口駆動装置23a〜
23wと、排気手段として換気方法選択信号入力手段1
07と排気ファン駆動手段108を備えた排気ファン1
09により構成されている。
【0096】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0097】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。
【0098】次に、排気口外風圧検知110でトイレの
排気口において排気口外風圧センサー96により排気口
近傍の外風圧を検知し、検知信号出力手段97から出力
する。出力された検知信号は、排気口圧力値判定111
において圧力比較換気制御装置106内の圧力値判定装
置101に付属している検知信号入力手段98から入力
され、圧力値判定手段99により排気口近傍の外風圧の
正負を判定し、判定信号出力手段100から大小判定信
号が出力される。出力された判定信号は、換気方法選択
112において換気方法選択装置105に付属している
判定信号入力手段102から入力され、換気方法選択手
段103により自然換気を用いるかあるいは機械換気を
用いるか選択され、圧力値が0以下113のときは圧力
比較換気制御装置106から通気口制御装置20iと通
気口制御装置20tの換気方法選択信号入力手段17i
と換気方法選択信号入力手段17tに選択信号を入力
し、入力された選択信号により通気口開閉判定手段18
iと通気口開閉判定手段18tは通気口16i、16t
を開口するように判定し、開口判定信号を判定信号出力
手段19i、19tから出力する。
【0099】出力された判定信号は、通気口駆動装置2
3i、23t内に設置された判定信号入力手段21i、
21tに入力され、通気口開口114で通気口駆動手段
22i、22tを作動させて通気口16i、16tを開
口させ、自然換気によりトイレ内の汚染空気を排気す
る。また、圧力値が0以上のときは圧力比較換気制御装
置106から排気ファン109内の換気方法選択信号入
力手段107に排気ファン作動信号を入力し、排気ファ
ンON115で排気ファン駆動手段108を作動させて
排気ファン109を運転させ、機械換気を用いてトイレ
内の汚染空気を排気させることができる。
【0100】このように本発明の第6実施例の風圧力換
気システムによれば、外気に接した部屋において発生し
た汚染空気を排気口が風上側になった場合でも他の居住
空間に拡散させることなく低コストで排気することがで
きる。
【0101】なお、排気口近傍の風圧力を検知する手段
として排気口外風圧センサー96を用いたが、圧力を検
知することができれば、他の手段を用いてもよく、同様
の効果が得られることはいうまでもない。また、トイレ
内の空気を排気する手段として排気ファン109を用い
たが、空気を排気することができれば他の手段を用いて
もよく、同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0102】次に本発明の第7実施例について、図1
8、図19、図20を参照しながら説明する。
【0103】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0104】図18に示すように、本部屋は、外気に接
しているトイレを実施例として説明する。
【0105】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。
【0106】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と、排気口での
外風圧を検知する排気口外風圧センサー96と検知され
た排気口外風圧を出力する出力部である検知信号出力手
段97と、出力された排気口外風圧を入力する入力部で
ある検知信号入力手段98と入力された外風圧の正負を
判定する圧力値判定部である圧力値判定手段99と判定
信号を出力する出力部である判定信号出力手段100を
備えたものから圧力値判定装置101は成り立ってい
る。
【0107】また、トイレ内の悪臭を検知する悪臭セン
サー116と検知された悪臭検知信号を出力する出力部
である検知信号出力手段117と、出力された悪臭検知
信号を入力する入力部である悪臭検知信号入力手段11
8と入力された悪臭検知信号に応じて悪臭の発生を判定
する悪臭判定部である悪臭判定手段119と悪臭判定信
号を出力する出力部である悪臭判定信号出力手段120
を備えた悪臭判定装置121と、圧力値判定装置101
から出力された判定信号を入力する入力部である判定信
号入力手段102と悪臭判定装置121から出力された
悪臭判定信号を入力する入力部である悪臭判定信号入力
手段122と入力された判定信号に応じて換気方法を選
択する換気方法選択部である換気方法選択手段123と
換気方法の選択信号を出力する出力部である換気方法選
択信号出力手段104を備えたものから悪臭判定換気方
法切替装置124は成り立っている。
【0108】前記圧力値判定装置101と前記悪臭判定
装置121と前記悪臭判定換気方法切替装置124を備
えた圧力比較悪臭判定装置125と、外壁の開閉可能な
通気口16a〜16lと各部屋の間仕切り壁や扉に通気
口16m〜16wと前記選択信号出力手段13からの選
択信号を入力する入力部として各通気口に設けられた選
択信号入力手段17a〜17wと入力された選択信号に
基づいて通気口の開閉を判定する判定部である通気口開
閉判定手段18a〜18wと通気口開閉判定信号を出力
する出力部である判定信号出力手段19a〜19wを備
えた各通気口に設けられた通気口制御装置20a〜20
wと前記判定信号出力手段19a〜19wからの判定信
号を入力する入力部として各通気口に設けられた判定信
号入力手段21a〜21wと入力された判定信号に対し
て各通気口を開閉させる作動部である通気口作動手段2
2a〜22wを備えた通気口駆動装置23a〜23w
と、排気手段として換気方法選択信号入力手段107と
排気ファン駆動手段108を備えた排気ファン109に
より構成されている。
【0109】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0110】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。
【0111】通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。排気口外風圧検知110
でトイレの排気口において排気口外風圧センサー96に
より排気口近傍の外風圧を検知し、検知信号出力手段9
7から出力する。出力された検知信号は、排気口圧力値
判定111で圧力比較悪臭判定装置125内の圧力値判
定装置101に付属している検知信号入力手段98から
入力され、圧力値判定手段99により排気口近傍の外風
圧の正負を判定し、判定信号出力手段100から出力さ
れる。同時に、悪臭検知126でトイレ内に設置された
悪臭センサー116により悪臭を検知し、検知信号出力
手段117から出力される。
【0112】出力された悪臭検知信号は、悪臭判定装置
121内の悪臭検知信号入力手段118から入力され、
悪臭判定手段119により悪臭の有無を判定され、悪臭
判定信号出力手段120から悪臭判定信号が出力され
る。圧力値判定装置101から出力された判定信号は、
悪臭判定換気方法切替装置124に付属している判定信
号入力手段102から入力され、また、悪臭判定装置1
21から出力された悪臭判定信号も、悪臭判定換気方法
切替装置124に付属している悪臭判定信号入力手段1
22に入力され、換気方法選択112で換気方法選択手
段123により自然換気を用いるかあるいは機械換気を
用いるか選択され、圧力値が0以下113のときは自然
換気を選択し、圧力値が0以上のときは機械換気を選択
する。つぎに、圧力値が0以下113で悪臭がある12
7ときは圧力比較悪臭判定装置125から通気口制御装
置20i、20tの換気方法選択信号入力手段17i、
17tに選択信号を入力し、通気口開口128で入力さ
れた選択信号により通気口開閉判定手段18i、18t
は通気口16i、16tを開口するように判定し、開口
判定信号を判定信号出力手段19i、19tから通気口
駆動装置23i、23t内に設置された判定信号入力手
段21i、21tに開口判定信号を入力し、通気口駆動
手段22i、22tを作動させて通気口16i、16t
を開口させ、自然換気によりトイレ内の悪臭を排気す
る。
【0113】圧力値が0以下113で悪臭がない場合
は、通気口閉鎖129で通気口16i、16tは閉鎖す
る。また、圧力値が0以上で悪臭がある130ときは圧
力比較悪臭判定装置125から排気ファン109内の換
気方法選択信号入力手段107に排気ファン作動信号を
入力し、排気ファンON131で排気ファン駆動手段1
08を作動させて排気ファン109を運転させ、機械換
気を用いてトイレ内の悪臭を排気し、圧力値が0以上で
悪臭がないときは排気ファンOFF132で排気ファン
109は運転しない。このため、効果的にトイレ内を換
気させることができる。
【0114】このように本発明の第7実施例の風力換気
システムによれば、外壁に接した部屋の排気口近傍の外
風圧が大きく、悪臭が発生したときに排気ファン109
を運転するため、排気ファン109のランニングコスト
を低減でき、効果的でしかも経済的に悪臭を室外に排気
することができる。さらに、排気口が風上側になった場
合でも他の居住空間への悪臭濃度の高い汚染空気の拡散
を防止した換気ができる。
【0115】なお、トイレ内の悪臭濃度を検知する手段
として悪臭センサー116を用いたが、においを検知す
ることができれば、他のセンサーを用いてもよく、同様
の効果が得られることはいうまでもない。
【0116】次に本発明の第8実施例について、図2
1、図22、図23を参照しながら説明する。
【0117】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0118】図21に示すように、本部屋は、外気に接
している台所を実施例として説明する。
【0119】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。
【0120】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と、排気口での
外風圧を検知する排気口外風圧センサー133と検知さ
れた排気口外風圧を出力する出力部である検知信号出力
手段97と、出力された排気口外風圧を入力する入力部
である検知信号入力手段98と入力された外風圧の正負
を判定する圧力値判定部である圧力値判定手段99と判
定信号を出力する出力部である判定信号出力手段100
を備えたものから圧力値判定装置101は成り立ってい
る。
【0121】また、台所内のコンロ上部の温度を検知す
る室内温度センサー134と検知された温度検知信号を
出力する出力部である検知信号出力手段135と、出力
された温度検知信号を入力する入力部である温度検知信
号入力手段136と入力された温度検知信号と基準温度
として前の時点で検知された室内温度と比較する温度比
較部である温度比較手段137と温度比較信号を出力す
る出力部である温度比較信号出力手段138を備えた上
昇温度比較装置139と、圧力値判定装置101から出
力された判定信号を入力する入力部である判定信号入力
手段102と上昇温度比較装置139から出力された温
度比較信号を入力する入力部である温度比較信号入力手
段140と入力された比較信号に応じて換気方法を選択
する換気方法選択部である換気方法選択手段141と換
気方法の選択信号を出力する出力部である換気方法選択
信号出力手段104を備えたものから温度比較換気方法
切替装置142は成り立っている。
【0122】前記圧力値判定装置101と前記上昇温度
比較装置139と前記温度比較換気方法切替装置142
を備えた圧力比較温度判定装置143と、通気口16a
〜16wと換気方法選択信号入力手段17a〜17wと
通気口開閉判定手段18a〜18wと判定信号出力手段
19a〜19wを備えた通気口制御装置20a〜20w
と、判定信号入力手段21a〜21wと通気口駆動手段
22a〜22wを備えた通気口駆動装置23a〜23w
と、排気手段として換気方法選択信号入力手段107と
排気ファン駆動手段108を備えた排気ファン144に
より構成されている。
【0123】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0124】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。
【0125】このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。次に、排気口外風圧検知
110で台所の排気口において排気口外風圧センサー1
33により排気口近傍の外風圧を検知し、検知信号出力
手段97から出力する。出力された検知信号は、排気口
圧力値判定111で圧力比較温度判定装置143内の圧
力値判定装置101に付属している検知信号入力手段9
8から入力され、圧力値判定手段99により排気口近傍
の外風圧の正負を判定し、判定信号出力手段100から
出力される。同時に、温度検知145で台所内に設置さ
れた室内温度センサー134により室内温度を検知し、
検知信号出力手段135から出力される。
【0126】出力された温度検知信号は、上昇温度比較
装置139内の温度検知信号入力手段136から入力さ
れ、温度比較手段137により前回に検知された室内温
度を基準温度として現時点の検知温度との大小を比較
し、温度比較信号出力手段138から出力される。圧力
値判定装置101から出力された判定信号は、温度比較
換気方法切替装置142に付属している判定信号入力手
段102から入力され、また、上昇温度比較装置139
から出力された温度比較信号も、温度比較換気方法切替
装置142に付属している温度比較信号入力手段140
に入力され、換気方法選択112で換気方法選択手段1
41により自然換気を用いるかあるいは機械換気を用い
るか選択され、圧力値が0以下113のときは自然換気
を選択し、圧力値が0以上のときは機械換気を選択す
る。つぎに、圧力値が0以下で検知された室内温度が基
準温度以上146のときは圧力比較温度判定装置143
から通気口制御装置20d、20mの換気方法選択信号
入力手段17d、17mに選択信号を入力し、通気口開
口147で入力された選択信号により通気口開閉判定手
段18d、18mは通気口16d、16mを開口するよ
うに判定し、開口判定信号を判定信号出力手段19d、
19mから通気口駆動装置23d、23m内に設置され
た判定信号入力手段21d、21mに開口判定信号を入
力し、通気口駆動手段22d、22mを作動させて通気
口16d、16mを開口させ、自然換気により台所内の
温度を排気する。
【0127】圧力値が0以下113で検知された室内温
度が基準温度以下の場合は、通気口閉鎖148で通気口
16d、16mは閉鎖する。また、圧力値が0以上で検
知された室内温度が基準温度以上149のときは圧力比
較温度判定装置143から排気ファン144内の換気方
法選択信号入力手段107に排気ファン作動信号を入力
し、排気ファンON150で排気ファン駆動手段108
を作動させて排気ファン144を運転させ、機械換気を
用いて台所内の温度の高い空気を排気し、圧力値が0以
上で検知された室内温度が基準温度以下のときは排気フ
ァンOFF151で排気ファン144は運転しない。こ
のため、効果的に台所内の高温空気を換気させることが
できる。
【0128】このように本発明の第8実施例の風力換気
システムによれば、外気に接した部屋の排気口近傍の外
風圧が大きく、熱量が大きくなったときに排気ファン1
44を運転するため、排気ファン144のランニングコ
ストを低減でき、効果的でしかも経済的に熱量の大きい
空気を室外に排気することができ、かつ、排気口が風上
側になった場合でも他の居住空間への熱量の大きい空気
の拡散を防止した換気ができる。
【0129】なお、熱量を検知する手段として室内温度
センサー134を用いたが、熱量を検知することができ
れば、他のセンサーを用いてもよく、同様の効果が得ら
れることはいうまでもない。
【0130】次に本発明の第9実施例について、図2
4、図25、図26を参照しながら説明する。
【0131】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0132】図24に示すように、本部屋は、外気に接
している台所を実施例として説明する。
【0133】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。また、出力された風向線算出信号を入力する入力
部である算出信号入力手段11と入力された風向線から
通気口を選択する選択部である通気口選択手段12と選
択された各々の通気口に対して選択信号を出力する出力
部である選択信号出力手段13を備えたものから通気口
選択装置14は成り立っている。
【0134】前記外風圧比較装置6と前記風向線算出装
置10と前記通気口選択装置14を備えた圧力比較風向
算出装置15と、排気口での外風圧を検知する排気口外
風圧センサー133と検知された排気口外風圧を出力す
る出力部である検知信号出力手段97と、出力された排
気口外風圧を入力する入力部である検知信号入力手段9
8と入力された外風圧の正負を判定する圧力値判定部で
ある圧力値判定手段99と判定信号を出力する出力部で
ある判定信号出力手段100を備えたものから圧力値判
定装置101は成り立っている。
【0135】また、台所内のコンロ上部の湿度を検知す
る湿度センサー152と検知された湿度検知信号を出力
する出力部である検知信号出力手段153と、出力され
た湿度検知信号を入力する入力部である湿度検知信号入
力手段154と入力された湿度検知信号と基準湿度とし
て前の時点で検知された室内湿度と比較する湿度比較部
である湿度比較手段155と湿度比較信号を出力する出
力部である湿度比較信号出力手段156を備えた上昇湿
度比較装置157と、圧力値判定装置101から出力さ
れた判定信号を入力する入力部である判定信号入力手段
102と上昇湿度比較装置157から出力された湿度比
較信号を入力する入力部である湿度比較信号入力手段1
58と入力された比較信号に応じて換気方法を選択する
換気方法選択部である換気方法選択手段159と換気方
法の選択信号を出力する出力部である換気方法選択信号
出力手段104を備えたものから湿度比較換気方法切替
装置160は成り立っている。前記圧力値判定装置10
1と前記上昇湿度比較装置157と前記湿度比較換気方
法切替装置160を備えた圧力比較水蒸気量判定装置1
61と、通気口16a〜16wと換気方法選択信号入力
手段17a〜17wと通気口開閉判定手段18a〜18
wと判定信号出力手段19a〜19wを備えた通気口制
御装置20a〜20wと、判定信号入力手段21a〜2
1wと通気口駆動手段22a〜22wを備えた通気口駆
動装置23a〜23wと、排気手段として換気方法選択
信号入力手段107と排気ファン駆動手段108を備え
た排気ファン144により構成されている。
【0136】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0137】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。
【0138】排気口外風圧検知110で台所の排気口に
おいて排気口外風圧センサー133により排気口近傍の
外風圧を検知し、検知信号出力手段97から出力する。
出力された検知信号は、排気口圧力値判定111で圧力
比較水蒸気量判定装置161内の圧力値判定装置101
に付属している検知信号入力手段98から入力され、圧
力値判定手段99により排気口近傍の外風圧の正負を判
定し、判定信号出力手段100から出力される。同時
に、室内湿度検知162で台所内に設置された湿度セン
サー152により室内湿度を検知し、検知信号出力手段
153から出力される。
【0139】出力された湿度検知信号は、上昇湿度比較
装置157内の湿度検知信号入力手段154に入力さ
れ、湿度比較手段155により前回に検知された室内湿
度を基準湿度として現時点の検知湿度との大小を比較
し、湿度比較信号出力手段156から出力される。圧力
値判定装置101から出力された判定信号は、湿度比較
換気方法切替装置160に付属している判定信号入力手
段102から入力され、また、上昇湿度比較装置157
から出力された湿度比較信号も、湿度比較換気方法切替
装置160に付属している湿度比較信号入力手段158
に入力され、換気方法選択112で換気方法選択手段1
59により自然換気を用いるかあるいは機械換気を用い
るか選択され、圧力値が0以下113のときは自然換気
を選択し、圧力値が0以上のときは機械換気を選択す
る。
【0140】つぎに、圧力値が0以下113で検知され
た室内湿度が基準湿度以上163のときは圧力比較水蒸
気量判定装置161から通気口制御装置20d、20m
の換気方法選択信号入力手段17d、17mに選択信号
を入力し、通気口開口165で入力された選択信号によ
り通気口開閉判定手段18d、18mは通気口16d、
16mを開口するように判定し、開口判定信号を判定信
号出力手段19d、19mから通気口駆動装置23d、
23m内に設置された判定信号入力手段21d、21m
に開口判定信号を入力し、通気口駆動手段22d、22
mを作動させて通気口16d、16mを開口させ、自然
換気により台所内の湿度を排気する。圧力値が0以下1
13で検知された室内湿度が基準湿度以下の場合は、通
気口閉鎖164で通気口16d、16mは閉鎖する。ま
た、圧力値が0以上で検知された室内湿度が基準湿度以
上166のときは圧力比較水蒸気量判定装置161から
排気ファン144内の換気方法選択信号入力手段107
に排気ファン作動信号を入力し、排気ファンON167
で排気ファン駆動手段108を作動させて排気ファン1
44を運転させ、機械換気を用いて台所内の湿度の高い
空気を排気し、圧力値が0以上で検知された室内湿度が
基準湿度以下のときは排気ファンOFF168で排気フ
ァン144は運転しない。このため、効果的に台所内の
高湿度の空気を換気させることができる。
【0141】このように本発明の第9実施例の風力換気
システムによれば、外気に接している部屋の排気口近傍
の外風圧が大きく、室内の水蒸気量が多くなったときに
排気ファン144を運転するため、排気ファン144の
ランニングコストを低減でき、効果的でしかも経済的に
調理や入浴により発生した水蒸気を室外に排気すること
ができる。さらに、排気口が風上側になった場合でも他
の居住空間への水蒸気を多く含む高湿度の空気の拡散を
防止した換気ができる。
【0142】なお、室内の水蒸気量を検知する手段とし
て湿度センサー152を用いたが、水蒸気量を検知する
ことができれば、他のセンサーを用いてもよく、同様の
効果が得られることはいうまでもない。
【0143】次に本発明の第10実施例について、図2
7、図28、図29を参照しながら説明する。
【0144】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0145】図27に示すように、本部屋は、外気に接
している台所を実施例として説明する。
【0146】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。
【0147】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と、排気口での
外風圧を検知する排気口外風圧センサー133と検知さ
れた排気口外風圧を出力する出力部である検知信号出力
手段97と、出力された排気口外風圧を入力する入力部
である検知信号入力手段98と入力された外風圧の正負
を判定する圧力値判定部である圧力値判定手段99と判
定信号を出力する出力部である判定信号出力手段100
を備えたものから圧力値判定装置101は成り立ってい
る。
【0148】また、台所内のコンロ上部の煙を検知する
煙センサー169と検知された煙検知信号を出力する出
力部である検知信号出力手段170と、出力された煙検
知信号を入力する入力部である煙検知信号入力手段17
1と入力された煙検知信号に応じて煙の発生を判定する
煙判定部である煙判定手段172と煙判定信号を出力す
る出力部である煙判定信号出力手段173を備えた煙判
定装置174と、圧力値判定装置101から出力された
判定信号を入力する入力部である判定信号入力手段10
2と煙判定装置174から出力された煙判定信号を入力
する入力部である煙判定信号入力手段175と入力され
た判定信号に応じて換気方法を選択する換気方法選択部
である換気方法選択手段176と換気方法の選択信号を
出力する出力部である換気方法選択信号出力手段104
を備えたものから煙判定換気方法切替装置177は成り
立っている。前記圧力値判定装置101と前記煙判定装
置174と前記煙判定換気方法切替装置177を備えた
圧力比較煙判定装置178と、通気口16a〜16wと
換気方法選択信号入力手段17a〜17wと通気口開閉
判定手段18a〜18wと判定信号出力手段19a〜1
9wを備えた通気口制御装置20a〜20wと、判定信
号入力手段21a〜21wと通気口駆動手段22a〜2
2wを備えた通気口駆動装置23a〜23wと、排気手
段として換気方法選択信号入力手段107と排気ファン
駆動手段108を備えた排気ファン144により構成さ
れている。
【0149】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0150】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。
【0151】次に、排気口外風圧検知110で台所の排
気口において排気口外風圧センサー133により排気口
近傍の外風圧を検知し、検知信号出力手段97から出力
する。出力された検知信号は、排気口圧力値判定111
で圧力比較煙判定装置178内の圧力値判定装置101
に付属している検知信号入力手段98から入力され、圧
力値判定手段99により排気口近傍の外風圧の正負を判
定し、判定信号出力手段100から出力される。同時
に、煙検知179で台所内に設置された煙センサー16
9により煙を検知し、検知信号出力手段170から出力
される。出力された煙検知信号は、煙判定装置174内
の煙検知信号入力手段171から入力され、煙判定手段
172により煙の有無を判定され、煙判定信号出力手段
173から出力される。圧力値判定装置101から出力
された判定信号は、煙判定換気方法切替装置52に付属
している判定信号入力手段102から入力され、また、
煙判定装置174から出力された煙判定信号も、煙判定
換気方法切替装置177に付属している煙判定信号入力
手段175に入力され、換気方法選択112で換気方法
選択手段176により自然換気を用いるかあるいは機械
換気を用いるか選択され、圧力値が0以下113のとき
は自然換気を選択し、圧力値が0以上のときは機械換気
を選択する。
【0152】つぎに、圧力値が0以下113で煙がある
180ときは圧力比較煙判定装置178から通気口制御
装置20d、20mの換気方法選択信号入力手段17
d、17mに選択信号を入力し、通気口開口181で入
力された選択信号により通気口開閉判定手段18d、1
8mは通気口16d、16mを開口するように判定し、
開口判定信号を判定信号出力手段19d、19mから通
気口駆動装置23d、23m内に設置された判定信号入
力手段21d、21mに開口判定信号を入力し、通気口
駆動手段22d、22mを作動させて通気口16d、1
6mを開口させ、自然換気により台所内の煙を排気す
る。圧力値が0以下113で煙がない場合は、通気口閉
鎖182で通気口16d、16mは閉鎖する。また、圧
力値が0以上で煙がある183ときは圧力比較煙判定装
置178から排気ファン144内の換気方法選択信号入
力手段107に排気ファン作動信号を入力し、排気ファ
ンON184で排気ファン駆動手段108を作動させて
排気ファン144を運転させ、機械換気を用いて台所内
の煙を排気し、圧力値が0以上で煙がないときは排気フ
ァンOFF185で排気ファン144は運転しない。こ
のため、効果的に台所内に発生した煙を換気させること
ができる。
【0153】このように本発明の第10実施例の風力換
気システムによれば、外気に接した部屋の排気口近傍の
外風圧が大きく、調理や喫煙により煙が発生したときに
排気ファン144を運転するため、排気ファン144の
ランニングコストを低減でき、効果的でしかも経済的に
煙を室外に排気することができ、かつ、排気口が風上側
になった場合でも他の居住空間への煙の拡散を防止した
換気ができる。
【0154】なお、台所内の調理により発生した煙を検
知する手段として煙センサー169を用いたが、煙を検
知することができれば、他のセンサーを用いてもよく、
同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0155】次に本発明の第11実施例について、図3
0、図31、図32を参照しながら説明する。
【0156】なお、本実施例の構成は、図1および図2
および図3に示す第1の手段の構成と同じ構成であるの
で同一構成部分には同一番号を付し、詳細は省略する。
【0157】図30に示すように、本部屋は、外気に接
している台所を実施例として説明する。
【0158】建物の方位の異なる外壁面にそれぞれ外風
圧を検知する外風圧センサー1a〜1dと検知した外風
圧を出力する出力部である検知信号出力手段2a〜2d
と、検知信号出力手段2a〜2dからの外風圧を入力す
る入力部である検知信号入力手段3と入力された各々の
外風圧を比較する外風圧比較部である圧力比較手段4と
比較した外風圧を出力する出力部である比較信号出力手
段5を備えたものから外風圧比較装置6は成り立ってい
る。また、出力された比較外風圧を入力する入力部であ
る比較信号入力手段7と入力された比較外風圧から風向
線を算出する風向線算出部である風向線算出手段8と算
出された風向線を出力する出力部である算出信号出力手
段9を備えたものから風向線算出装置10は成り立って
いる。
【0159】また、出力された風向線算出信号を入力す
る入力部である算出信号入力手段11と入力された風向
線から通気口を選択する選択部である通気口選択手段1
2と選択された各々の通気口に対して選択信号を出力す
る出力部である選択信号出力手段13を備えたものから
通気口選択装置14は成り立っている。前記外風圧比較
装置6と前記風向線算出装置10と前記通気口選択装置
14を備えた圧力比較風向算出装置15と、排気口での
外風圧を検知する排気口外風圧センサー133と検知さ
れた排気口外風圧を出力する出力部である検知信号出力
手段97と、出力された排気口外風圧を入力する入力部
である検知信号入力手段98と入力された外風圧の正負
を判定する圧力値判定部である圧力値判定手段99と判
定信号を出力する出力部である判定信号出力手段100
を備えたものから圧力値判定装置101は成り立ってい
る。
【0160】台所内のコンロ上部の二酸化炭素濃度を検
知するCO2センサー186と検知された二酸化炭素濃
度検知信号を出力する出力部である検知信号出力手段1
87と、出力された二酸化炭素濃度検知信号を入力する
入力部である二酸化炭素濃度検知信号入力手段188と
入力された二酸化炭素濃度検知信号と基準二酸化炭素濃
度として前の時点で検知された室内二酸化炭素濃度と比
較する二酸化炭素濃度比較部である二酸化炭素濃度比較
手段189と二酸化炭素濃度比較信号を出力する出力部
である二酸化炭素濃度比較信号出力手段190を備えた
二酸化炭素濃度比較装置191と、圧力値判定装置10
1から出力された判定信号を入力する入力部である判定
信号入力手段102と二酸化炭素濃度比較装置191か
ら出力された二酸化炭素濃度比較信号を入力する入力部
である二酸化炭素濃度比較信号入力手段192と入力さ
れた比較信号に応じて換気方法を選択する換気方法選択
部である換気方法選択手段193と換気方法の選択信号
を出力する出力部である換気方法選択信号出力手段10
4を備えたものから二酸化炭素濃度比較換気方法切替装
置194は成り立っている。
【0161】前記圧力値判定装置101と前記二酸化炭
素濃度比較装置191と前記二酸化炭素濃度比較換気方
法切替装置194を備えた圧力比較二酸化炭素制御装置
195と、通気口16a〜16wと換気方法選択信号入
力手段17a〜17wと通気口開閉判定手段18a〜1
8wと判定信号出力手段19a〜19wを備えた通気口
制御装置20a〜20wと、判定信号入力手段21a〜
21wと通気口駆動手段22a〜22wを備えた通気口
駆動装置23a〜23wと、排気手段として換気方法選
択信号入力手段107と排気ファン駆動手段108を備
えた排気ファン144により構成されている。
【0162】上記構成により、外風圧検知24では、外
風圧センサー1a〜1dにおいて検出された外風圧を各
々の外風圧センサーに設けられている検知信号出力手段
2a〜2dにより出力し、外風圧比較装置6に付属して
いる検知信号入力手段3に入力される。外風圧値比較2
5では、入力された外風圧を圧力比較手段4によりどの
方位の外風圧が最大値で、どの方位の外風圧が最小値か
を比較判定し、比較信号出力手段5により出力される。
次に、風向線算出26では、出力された外風圧の比較信
号を風向線算出装置10に付属している比較信号入力手
段7に入力し、入力された比較信号は、風向線算出手段
8において最大外風圧から最小外風圧に向かう風向を算
出して建物に対する風向線を決定し、決定された風向線
を算出信号出力手段9により出力される。
【0163】次に、通気口選択27では、出力された風
向線の算出信号を通気口選択装置14に付属している算
出信号入力手段11に入力し、入力された算出信号は、
通気口選択手段12において風向線に対して垂直な通気
口と風向線に対して平行な通気口に選択され、選択信号
出力手段13から各部屋に設置された各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに選択信号を出力する。各々の通気口制御
装置20a〜20wに付属している選択信号入力手段1
7a〜17wに入力された選択信号に応じて各通気口制
御装置20a〜20w内に設置されている通気口開閉判
定手段18a〜18wにおいて風向線に垂直な通気口は
開口し、風向線に平行な通気口は閉鎖するように判定さ
れ、各判定信号出力手段19a〜19wから判定信号が
出力される。通気口開口28では、出力された判定信号
を各通気口16a〜16wに設けられている通気口駆動
装置23a〜23wに付属している判定信号入力手段2
1a〜21wに入力され、風向線に垂直な通気口は開口
するように通気口駆動手段22a〜22wのいずれかを
動作させる。このため、建物内に一方通行の換気流通経
路を形成させることができる。
【0164】次に、排気口外風圧検知110で台所の排
気口において排気口外風圧センサー133により排気口
近傍の外風圧を検知し、検知信号出力手段97から出力
する。出力された検知信号は、排気口圧力値判定111
で圧力比較二酸化炭素制御装置195内の圧力値判定装
置101に付属している検知信号入力手段98から入力
され、圧力値判定手段99により排気口近傍の外風圧の
正負を判定し、判定信号出力手段100から出力され
る。同時に、室内二酸化炭素濃度検知196で台所内に
設置されたCO2センサー186により室内二酸化炭素
濃度を検知し、検知信号出力手段187から出力され
る。出力された二酸化炭素濃度検知信号は、二酸化炭素
濃度比較装置191内の二酸化炭素濃度検知信号入力手
段188から入力され、二酸化炭素濃度比較手段189
により前回に検知された室内二酸化炭素濃度を基準二酸
化炭素濃度として現時点の検知二酸化炭素濃度との大小
を比較し、二酸化炭素濃度比較信号出力手段190から
出力される。次に、圧力値判定装置101から出力され
た判定信号は、二酸化炭素濃度比較換気方法切替装置1
94に付属している判定信号入力手段102から入力さ
れ、また、二酸化炭素濃度比較装置191から出力され
た二酸化炭素濃度比較信号も、二酸化炭素濃度比較換気
方法切替装置194に付属している二酸化炭素濃度比較
信号入力手段192に入力され、換気方法選択112で
換気方法選択手段193により自然換気を用いるかある
いは機械換気を用いるか選択され、圧力値が0以下11
3のときは自然換気を選択し、圧力値が0以上のときは
機械換気を選択する。
【0165】つぎに、圧力値が0以下113で検知され
た室内二酸化炭素濃度が基準二酸化炭素濃度以上197
のときは圧力比較二酸化炭素制御装置195から通気口
制御装置20d、20mの換気方法選択信号入力手段1
7d、17mに選択信号を入力し、通気口開口198で
入力された選択信号により通気口開閉判定手段18d、
18mは通気口16d、16mを開口するように判定
し、開口判定信号を判定信号出力手段19d、19mか
ら通気口駆動装置23d、23m内に設置された判定信
号入力手段21d、21mに開口判定信号を入力し、通
気口駆動手段22d、22mを作動させて通気口16
d、16mを開口させ、自然換気により台所内の二酸化
炭素濃度を排気する。圧力値が0以下113で検知され
た室内二酸化炭素濃度が基準二酸化炭素濃度以下の場合
は、通気口閉鎖199で通気口16d、16mは閉鎖す
る。
【0166】また、圧力値が0以上で検知された室内二
酸化炭素濃度が基準二酸化炭素濃度以上200のときは
圧力比較二酸化炭素制御装置195から排気ファン14
4内の換気方法選択信号入力手段107に排気ファン作
動信号を入力し、排気ファンON201で排気ファン駆
動手段108を作動させて排気ファン144を運転さ
せ、機械換気を用いて台所内の二酸化炭素濃度の高い空
気を排気し、圧力値が0以上で検知された室内二酸化炭
素濃度が基準二酸化炭素濃度以下のときは排気ファンO
FF202で排気ファン144は運転しない。このた
め、効果的に台所内の二酸化炭素濃度が高濃度の空気を
換気させることができる。
【0167】このように本発明の第11実施例の風力換
気システムによれば、外気に接した部屋の排気口近傍の
外風圧が大きく、二酸化炭素濃度が高くなったときに排
気ファン144を運転するため、排気ファン144のラ
ンニングコストを低減でき、効果的でしかも経済的に台
所内での調理や人間により発生した二酸化炭素濃度の高
い空気を室外に排気することができる。さらに、排気口
が風上側になった場合でも他の居住空間への二酸化炭素
濃度が高濃度の空気の拡散を防止した換気ができる。
【0168】なお、二酸化炭素濃度を検出する手段とし
てCO2センサー186を用いたが、二酸化炭素濃度を
検出することができれば、他のセンサーを用いてもよ
く、同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0169】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればいかなる方向から風が吹いてきても必ず一方
通行となる換気流通経路が形成され、建物の気密性を維
持して建物内の各部屋を均一に自然風を利用して換気す
ることができ、また、通気口における騒音の発生を抑制
し、外壁に設けられた通気口により冷房あるいは暖房に
応じて換気空気の温度を調節でき、冷房負荷、暖房負荷
の増加を防止する外風圧換気システムが提案できる。
【0170】また、室内外の差圧が小さくとも補助的に
換気ファンを作動させることにより、建物内の各部屋を
均一に換気できる外風圧換気システムが提供できる。
【0171】また、汚染された空気を常に室外に排気す
る部屋が風上側になっても、他の居住空間に汚染空気を
拡散させずに換気でき、また、悪臭の発生と外風圧に応
じて換気装置を選択するため、細かな制御が可能となり
経済的に、かつ、効果的に換気できる外風圧換気システ
ムが提供できる。
【0172】また、調理時などの熱量の上昇と外風圧に
応じて換気装置を選択して熱量の大きい空気を排気で
き、また、調理や入浴時の湿度の上昇と外風圧に応じて
換気装置を選択して水蒸気量の多い空気を換気できる外
風圧換気システムを提供できる。
【0173】さらに、調理や喫煙により発生する煙と外
風圧に応じて換気方法を選択して換気でき、また、調理
や人間の呼吸により発生する二酸化炭素を他の居住空間
に拡散させないように二酸化炭素濃度と外風圧に応じて
換気方法を選択できる外風圧換気システムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外風力換気システムの構
成図
【図2】本発明の第1実施例の外風力換気システムの制
御ブロック図
【図3】本発明の第1実施例の外風力換気システムの制
御フローチャート
【図4】本発明に用いられる通気口の構成斜視図
【図5】本発明の第2実施例の通気口の構成斜視図
【図6】本発明の第3実施例の通気口の構成斜視図
【図7】本発明の第3実施例の通気口の制御ブロック図
【図8】本発明の第3実施例の通気口の制御フローチャ
ート
【図9】本発明の第4実施例の通気口の構成斜視図
【図10】本発明の第4実施例の通気口の制御ブロック
【図11】本発明の第4実施例の通気口の制御フローチ
ャート
【図12】本発明の第5実施例の外風力換気システムの
構成図
【図13】本発明の第5実施例の外風力換気システムの
制御ブロック図
【図14】本発明の第5実施例の外風力換気システムの
制御フローチャート
【図15】本発明の第6実施例の外風力換気システムの
構成図
【図16】本発明の第6実施例の外風力換気システムの
制御ブロック図
【図17】本発明の第6実施例の外風力換気システムの
制御フローチャート
【図18】本発明の第7実施例の外風力換気システムの
構成図
【図19】本発明の第7実施例の外風力換気システムの
制御ブロック図
【図20】本発明の第7実施例の外風力換気システムの
制御フローチャート
【図21】本発明の第8実施例の外風力換気システムの
構成図
【図22】本発明の第8実施例の外風力換気システムの
制御ブロック図
【図23】本発明の第8実施例の外風力換気システムの
制御フローチャート
【図24】本発明の第9実施例の外風力換気システムの
構成図
【図25】本発明の第9実施例の外風力換気システムの
制御ブロック図
【図26】本発明の第9実施例の外風力換気システムの
制御フローチャート
【図27】本発明の第10実施例の外風力換気システム
の構成図
【図28】本発明の第10実施例の外風力換気システム
の制御ブロック図
【図29】本発明の第10実施例の外風力換気システム
の制御フローチャート
【図30】本発明の第11実施例の外風力換気システム
の構成図
【図31】本発明の第11実施例の外風力換気システム
の制御ブロック図
【図32】本発明の第11実施例の外風力換気システム
の制御フローチャート
【符号の説明】
1a 外風圧センサー 1b 外風圧センサー 1c 外風圧センサー 1d 外風圧センサー 6 外風圧比較装置 10 風向線算出装置 14 通気口選択装置 15 圧力比較風向算出装置 16a 通気口 16b 通気口 16c 通気口 16d 通気口 16e 通気口 16f 通気口 16g 通気口 16h 通気口 16i 通気口 16j 通気口 16k 通気口 16l 通気口 16m 通気口 16n 通気口 16o 通気口 16p 通気口 16q 通気口 16r 通気口 16s 通気口 16t 通気口 16u 通気口 16v 通気口 16w 通気口 20a 通気口制御装置 20b 通気口制御装置 20c 通気口制御装置 20d 通気口制御装置 20e 通気口制御装置 20f 通気口制御装置 20g 通気口制御装置 20h 通気口制御装置 20i 通気口制御装置 20j 通気口制御装置 20k 通気口制御装置 20l 通気口制御装置 20m 通気口制御装置 20n 通気口制御装置 20o 通気口制御装置 20p 通気口制御装置 20q 通気口制御装置 20r 通気口制御装置 20s 通気口制御装置 20t 通気口制御装置 20u 通気口制御装置 20v 通気口制御装置 20w 通気口制御装置 23a 通気口駆動装置 23b 通気口駆動装置 23c 通気口駆動装置 23d 通気口駆動装置 23e 通気口駆動装置 23f 通気口駆動装置 23g 通気口駆動装置 23h 通気口駆動装置 23i 通気口駆動装置 23j 通気口駆動装置 23k 通気口駆動装置 23l 通気口駆動装置 23m 通気口駆動装置 23n 通気口駆動装置 23o 通気口駆動装置 23p 通気口駆動装置 23q 通気口駆動装置 23r 通気口駆動装置 23s 通気口駆動装置 23t 通気口駆動装置 23u 通気口駆動装置 23v 通気口駆動装置 23w 通気口駆動装置 31 吸音装置 32 温度センサー 36 設定温度入力装置 41 温度比較装置 45 温度判断装置 50 電子冷却装置作動装置 51 温度制御装置 61 加熱ヒーター 64 加熱ヒーター作動装置 65 温度制御装置 70a 換気ファン 70b 換気ファン 70c 換気ファン 70d 換気ファン 71a 室内圧センサー 71b 室内圧センサー 71c 室内圧センサー 71d 室内圧センサー 77 差圧算出装置 82 換気ファン選択装置 83 圧力比較差圧算出装置 87 換気ファン制御装置 96 排気口外風圧センサー 101 圧力値判定装置 105 換気方法選択装置 106 圧力比較換気制御装置 109 排気ファン 116 悪臭センサー 121 悪臭判定装置 124 悪臭判定換気方法切替装置 125 圧力比較悪臭判定装置 133 排気口外風圧センサー 134 室内温度センサー 139 上昇温度比較装置 142 温度比較換気方法切替装置 143 圧力比較温度判定装置 144 排気ファン 152 湿度センサー 157 上昇湿度比較装置 160 湿度比較換気方法切替装置 161 圧力比較水蒸気量判定装置 169 煙センサー 174 煙判定装置 177 煙判定換気方法切替装置 178 圧力比較煙判定装置 186 CO2センサー 191 二酸化炭素濃度比較装置 194 二酸化炭素濃度比較換気方法切替装置 195 圧力比較二酸化炭素制御装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の方位の異なる室外の風圧力を検知
    する外風圧検知手段と検知した前記外風圧を出力する外
    風圧出力手段と、出力された前記外風圧を入力する外風
    圧入力手段と入力された前記外風圧を比較する外風圧比
    較手段と比較された前記外風圧を出力する比較外風圧出
    力手段と出力された前記外風圧を入力する比較外風圧入
    力手段と入力された前記外風圧から風向線を算出する風
    向線算出手段と算出された前記風向線を出力する風向線
    出力手段と出力された前記風向線を入力する風向線入力
    手段と入力された前記風向線に対して通気口を選択する
    通気口選択手段と選択された前記通気口に選択信号を送
    信する選択信号出力手段を備えた圧力比較風向算出手段
    と、建物の各部屋に設けられた開閉可能な通気口と前記
    通気口に設けられた前記選択信号を入力する選択信号入
    力手段と入力された前記選択信号から通気口の開閉を判
    定する通気口開閉判定手段と前記通気口を開閉する前記
    判定信号を出力する判定信号出力手段を備えた通気口開
    閉制御手段と、出力された前記判定信号を入力する判定
    信号入力手段と前記判定信号に応じて通気口を開閉する
    駆動手段を備えた外風圧換気システム。
  2. 【請求項2】 通気口として換気空気の通過音を吸音す
    る吸音手段を備えた請求項1記載の外風圧換気システ
    ム。
  3. 【請求項3】 換気空気の冷却温度を設定する温度設定
    手段と設定された前記冷却温度を出力する設定温度出力
    手段を備えた設定温度入力手段と、換気空気の温度を検
    知する温度検知手段と検知された前記換気空気温度を出
    力する検知信号出力手段と、出力された前記設定温度を
    入力する設定温度入力手段と出力された前記検知信号を
    入力する検知信号入力手段と入力された前記設定温度と
    前記検知信号を比較する温度比較手段と比較された温度
    を出力する比較信号出力手段と出力された前記比較信号
    を入力する比較信号入力手段と比較された前記温度を判
    断する比較温度判断手段と判断された前記比較温度を出
    力する判断信号出力手段と出力された前記判断信号を入
    力する判断信号入力手段と入力された前記判断信号に基
    づいて冷却手段を作動させる冷却装置作動手段と作動信
    号を出力する作動信号出力手段を備えた温度制御手段
    と、前記作動信号を入力する作動信号入力手段と換気空
    気を冷却する冷却手段を備えた請求項1または2記載の
    外風圧換気システム。
  4. 【請求項4】 冷却装置作動手段に代えて加熱装置作動
    手段と冷却手段に代えて換気空気の加熱手段を備えた請
    求項1または2記載の外風圧換気システム。
  5. 【請求項5】 室内の圧力を検知する室内圧検知手段と
    検知された室内圧を出力する検知信号出力手段と、出力
    された前記検知信号を入力する室内圧検知信号入力手段
    と検知された前記外風圧を入力する外風圧信号入力手段
    と入力された前記外風圧と前記室内圧から内外の差圧を
    算出する差圧算出手段と算出された前記差圧を出力する
    差圧算出信号出力手段と出力された前記差圧算出信号を
    入力する差圧算出信号入力手段と算出された風向線を入
    力する風向線算出信号入力手段と給気運転と排気運転の
    どちらにも切り替え可能な室内空気換気手段と入力され
    た前記差圧算出信号と前記風向線算出信号から前記室内
    空気換気手段を選択する室内換気装置選択手段と前記室
    内換気装置選択手段から換気装置の選択信号を出力する
    換気装置選択信号出力手段と出力された前記換気装置選
    択信号を入力する換気装置選択信号入力手段と換気装置
    の運転方法を判定する運転方法判定手段と判定された運
    転方法判定信号を出力する運転方法判定信号出力手段と
    出力された前記運転方法判定信号を入力する運転方法判
    定信号入力手段と前記室内換気手段の駆動手段を備えた
    請求項1記載の外風圧換気システム。
  6. 【請求項6】 建物の外壁に面し、汚染空気の発生する
    部屋において前記汚染空気の発生する部屋の外壁面の風
    圧力を検知する外風圧検知手段と検知された前記外風圧
    を出力する外風圧検知信号出力手段と出力された前記外
    風圧検知信号を入力する外風圧検知信号入力手段と検知
    された前記外風圧から圧力値を判定する圧力値判定手段
    と判定された圧力値を出力する判定信号出力手段と出力
    された前記判定信号を入力する判定信号入力手段と入力
    された前記判定信号から換気方法を選択する換気方法選
    択手段と選択された換気方法選択信号を出力する換気方
    法選択信号出力手段と出力された前記換気方法選択信号
    出力手段を入力する換気方法選択信号入力手段と入力さ
    れた前記換気方法選択信号から通気口の開閉を判定する
    通気口開閉判定手段と判定信号を出力する通気口判定信
    号出力手段と出力された前記通気口判定信号を入力する
    通気口判定信号入力手段と通気口を開閉させる通気口駆
    動手段と前記換気方法選択信号を入力する換気方法選択
    信号入力手段と汚染空気を排気する換気手段を備えた請
    求項1記載の外風圧換気システム。
  7. 【請求項7】 悪臭検知手段と検知された悪臭を出力す
    る検知信号出力手段と出力された前記検知信号を入力す
    る悪臭検知信号入力手段と悪臭の発生を判定する悪臭判
    定手段と悪臭判定信号を出力する悪臭判定信号出力手段
    と出力された前記悪臭判定信号を入力する悪臭判定信号
    入力手段を備えた請求項1、5または6記載の外風圧換
    気システム。
  8. 【請求項8】 室内温度検知手段と検知された室内温度
    を出力する検知信号出力手段と出力された前記検知信号
    を入力する温度検知信号入力手段と入力された室内温度
    と基準温度を比較する温度比較手段と温度比較信号を出
    力する温度比較信号出力手段と出力された前記温度比較
    信号を入力する温度比較信号入力手段を備えた請求項
    1、5、6または7記載の外風圧換気システム。
  9. 【請求項9】 室内湿度検知手段と検知された湿度を出
    力する検知信号出力手段と出力された前記検知信号を入
    力する湿度検知信号入力手段と入力された室内湿度と基
    準湿度を比較する湿度比較手段と湿度比較信号を出力す
    る湿度比較信号出力手段と出力された前記湿度比較信号
    を入力する湿度比較信号入力手段を備えた請求項1、
    5、6、7または8記載の外風圧換気システム。
  10. 【請求項10】 煙の発生を検知する煙検知手段と検知
    された煙信号を出力する検知信号出力手段と出力された
    前記検知信号を入力する煙検知信号入力手段と煙の発生
    を判定する煙判定手段と煙判定信号を出力する煙判定信
    号出力手段と出力された前記煙判定信号を入力する煙判
    定信号入力手段を備えた請求項1、5、6、7、8また
    は9記載の外風圧換気システム。
  11. 【請求項11】 室内の二酸化炭素濃度を検知する二酸
    化炭素濃度検知手段と検知された二酸化炭素濃度を出力
    する検知信号出力手段と出力された前記検知信号を入力
    する二酸化炭素検知信号入力手段と入力された二酸化炭
    素濃度と基準濃度を比較する二酸化炭素濃度比較手段と
    二酸化炭素濃度比較信号を出力する二酸化炭素濃度比較
    信号出力手段と出力された前記二酸化炭素濃度比較信号
    を入力する二酸化炭素濃度比較信号入力手段を備えた請
    求項1、5、6、7、8、9または10記載の外風圧換
    気システム。
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