JPH07323946A - 帯片を切り落とし搬送するための装置 - Google Patents

帯片を切り落とし搬送するための装置

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JPH07323946A
JPH07323946A JP7061150A JP6115095A JPH07323946A JP H07323946 A JPH07323946 A JP H07323946A JP 7061150 A JP7061150 A JP 7061150A JP 6115095 A JP6115095 A JP 6115095A JP H07323946 A JPH07323946 A JP H07323946A
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JP
Japan
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guide plate
edge
strip
air
blowing
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Application number
JP7061150A
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English (en)
Inventor
Winfried Haessner
ヘスナー ヴィンフリート
Karlheinz Straub
シュトラウプ カールハインツ
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JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/04Paper-break control devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/18Drying webs by hot air
    • D21F5/185Supporting webs in hot air dryers
    • D21F5/187Supporting webs in hot air dryers by air jets
    • D21F5/188Blowing devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0063Devices for threading a web tail through a paper-making machine

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】帯片を切り落として搬送する装置において、巻
き込み帯片の最適な案内を可能にし、巻き込み帯片を切
り落として後続の装置へ確実に搬送させることができ、
搬送速度が高速の場合でもミスのない巻き込みを可能に
する。 【構成】巻き込み帯片(15)を誘導板(3)から搬出
させる誘導板(3)の搬送エッジ(27)の領域にし
て、誘導板(3)の巻き込み帯片(15)とは逆の側の
背面に、誘導板(3)の搬送エッジ(27)を介して流
出する吹出し空気流を発生させるための空気誘導管(2
3)と空気吹出し口(25)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯体、特に帯状の紙を
製造または加工する機械に巻き込まれる巻き込み帯片を
切り落とし(またはたたき落とし)搬送するための装置
であって、回動可能に支持され、巻き込み帯片を案内す
るために用いられる誘導板と、誘導板の巻き込み帯片側
の表面を吹出し空気流によって付勢する第1の吹出し要
素と、少なくとも一つの分断要素を有する分断装置とを
備えた前記装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、帯状の紙を製紙機械ま
たは紙加工機械(以下では両者を一括して紙処理機械と
記す)に巻き込むために用いられる。帯状の紙は幅が広
いために、帯状の紙を全幅にわたって巻き込むことはほ
とんどの場合不可能である。このため帯状の紙から巻き
込み帯片が切り取られる。この巻き込み帯片は、紙処理
機械に巻き込まれ、その後帯状の紙の全幅を自らのほう
へ引っ張る。巻き込み過程は紙処理機械を始動したと
き、または帯状の紙を切り取った後に行われる。帯片を
切り落とし搬送するための装置は実際には紙処理機械の
任意の位置で使用され、例えば乾燥部の端部、またはし
わのばし装置と巻き取り装置の間で使用される。
【0003】巻き込み過程を開始すると、巻き込み帯片
は帯片を切り落とし搬送する装置を介して搬送される。
まず、巻き込み帯片を切り落とすこと、即ち分断するこ
とが必要である。その際に生じる巻き込み帯片の前端
は、その後紙処理機械に巻き込まれ、既に述べたように
帯状の紙を引っ張る。重要なことは、巻き込み過程が非
常に高速な作業速度で行われ、例えば1500m/mi
nないし2000m/minで行われることである。
【0004】従来のこの種の装置では巻き込み帯片が最
適に案内されず、その結果既に切り落とす段階で一定の
前端が生じないことが明らかになった。このため巻き込
みに問題が生じ、巻き込みが失敗に終わることも頻繁に
ある。さらに、切り落とされた帯片が後続の装置によっ
て正確に受容されないことがあり、その結果この点でも
巻き込みが失敗に終わることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、巻き
込み帯片の最適な案内を可能にし、よって巻き込み帯片
を切り落として後続の装置へ確実に搬送させることがで
き、搬送速度が高速の場合でもミスのない巻き込みが可
能であるようにこの種の装置を構成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、巻き込み帯片を誘導板から搬出させる誘導
板の搬送エッジの領域にして、誘導板の巻き込み帯片と
は逆の側の背面に、誘導板の搬送エッジを介して流出す
る吹出し空気流を発生させるための第2の吹出し要素が
設けられていることを特徴とするものである。
【0007】本発明の有利な実施例によれば、巻き込み
帯片を受容し搬送する誘導板の回動軸は、空気分配管に
よって形成される。これにより軽量でコンパクトな装置
が得られ、且つ吹出し空気源から供給され吹出し要素を
介して放出される空気の受渡しが特に容易になる。
【0008】さらに、本発明の有利な実施例によれば、
空気分配管に付設される第2の吹出しノズル列に空気誘
導管が付設され、該空気誘導管は、誘導板の巻き込み帯
片側の背面に配置され、且つ誘導板の搬送エッジの近く
の空気吹出し出口で終わっている。即ち、吹出し空気は
誘導板の搬送エッジに直接吹き付けられ、その結果そこ
では巻き込み帯片を安定にさせる空気流動が形成され
る。これにより、巻き込み帯片は誘導板を離れた後も正
確に案内され、分断過程で確実に切り落とされ、次の誘
導装置へ確実に受けわたされる。
【0009】さらに、本発明の有利な実施例によれば、
誘導板は紙処理機械のスクレーパ梁部に枢着されてい
る。スクレーパ梁部はスクレーパの刃を担持しており、
この刃は、まず第1に、紙処理機械の作動時にスクレー
パ梁部に付設されているロールまたはシリンダの表面を
クリーニングするため、または帯状の紙を切り取る際に
帯状の紙を取り出すために用いる。誘導板が直接スクレ
ーパ梁部に取り付けられているので、紙処理機械への最
適な接近が保証されている。誘導板はスクレーパ梁部に
回動可能に枢着されているので、スクレーパ梁部に完全
に密着して場所をあまり取らないような静止位置へもた
らすことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。図1は、帯片を切り落とし搬送する装置(以
下では単に装置1と記す)の側面図である。装置1は、
テーブル板ともよばれる誘導板3を有している。誘導板
3は、ここでは示唆的に図示したにすぎない紙処理機械
のスクレーパ梁部5に回動可能に装着されている。誘導
板3の回動軸は、少なくとも一つの支持台7によって保
持されている空気分配管9によって形成される。空気分
配管9は吹き付け空気源から、過圧状態にあるガス状の
媒体、有利には圧縮空気により付勢される。スクレーパ
梁部5は、スクレーパブレードとも呼ばれる通常のスク
レーパ11を担持している。スクレーパ11は、帯状の
紙を紙処理機械に通す(巻き込む)際に(紙が衝突した
とき、または紙が切れたとき)、帯状の紙を紙処理機械
のロール13または乾燥シリンダから取りだすために用
いる。正常な製造工程では、帯状の紙はロール13から
直接紙誘導ロール14へ案内され、そこからライン2に
沿って図示していない後続の装置、例えばしわのばし装
置に導かれる。巻き込み過程の間に、帯状の紙の二つの
エッジのうち一方のエッジにおいて、例えば図示してい
ないチップカッターを用いて巻き込み帯片15が切断さ
れる。巻き込み帯片15の延在態様を図では実線で示し
た。一方この巻き込み帯片15は、装置1によりロール
13から紙処理機械の後続の装置に搬送される。装置1
が作動していないとき(これを破線で示した)、巻き込
み帯片15がスクレーパ11によって下方へ離間せしめ
られているのを同様に破線で示した。装置1がこのよう
に作動していない状態では、誘導板3は、回動軸として
用いられる空気分配管9の回りで下方へ回動し、スクレ
ーパ梁部5に密接している。
【0011】誘導板3はほぼV字状に屈曲しており、屈
曲線は図面に垂直に延びている。V字状に折り曲げられ
た誘導板3の二つの脚部は鈍角をなしており、その第1
の脚部は空気分配管9に装着され、第2の脚部は屈曲線
から出て、空気分配管9から離れる方向へ延びている。
誘導板3の両脚部の移行領域においては、ピストン・シ
リンダユニット17からなる操作装置の第1の端部が支
持部材18に係合しており、一方第2の端部は支持部材
19を介してスクレーパ梁部5に取り付けられている。
【0012】ピストン・シリンダユニット17が作動位
置にあるときはピストンはシリンダから出ており、その
結果誘導板3は重力の作用に抗して、図1において実線
で示した位置へもたらされる。ピストン・シリンダユニ
ット17が非作動位置にあるときはシリンダがピストン
の中に走入しており、その結果誘導板3は下方へ回動し
た位置(破線で示した位置)にある。静止位置にあると
きは、第1の支持部材18と、空気分配管9の回動軸と
交わりピストン・シリンダユニット17の縦軸線に平行
な線20との間隔Aは、第1の支持部材18が空気分配
管9とほぼ同じ高さにある場合よりも小さい。この位置
は、図4に図示した装置1の搬送位置において生じる。
このようにして、誘導板3が非作動位置にあるとき該誘
導板3はスクレーパ梁部5に密接してわずかな空間しか
占めないよう保証されている。ところでピストン・シリ
ンダユニット17は複動型に構成してもよく、このよう
に構成すると、誘導板3はピストン・シリンダユニット
17の作用で静止位置へ変位せしめられる。また、弾性
要素の作用で静止位置を得るようにしてもよい。弾性要
素は誘導板3を下方へ押し、ピストン・シリンダユニッ
ト17のシリンダが作業媒体(例えば空気)により付勢
されたときにピストンはシリンダの中へ走入する。
【0013】空気分配管9は、第1の吹出しノズル列2
1を有している。ノズル列21は、空気分配管9の長手
方向に延びる仮想線に沿って配置されており、その吹出
し口は、誘導板3の巻き込み帯片15側の前面近くに位
置している。空気分配管9は第2の吹出しノズル列を備
えている。このノズル列はそれぞれ空気誘導管23に開
口しており、誘導板3の巻き込み帯片15とは逆の側の
背面に配置されている。空気誘導管23の空気分配管9
とは逆の側の端部は、空気吹出し口25を形成してい
る。空気吹出し口25は、誘導板3の背面側において誘
導板3の搬送エッジ27のすぐ近くに開口している。こ
のように誘導板3の一方の縦エッジは空気分配管9に取
り付けられているのにたいし、逆の側の縦エッジは搬送
エッジ27として構成されている。搬送エッジ27は、
誘導板3が回動運動するときに、図1に破線で示した円
Kに沿って運動する。この円Kの中心は、空気分配管9
によって形成される回動軸に一致している。
【0014】空気吹出し口25の配置と方向付けは、こ
れから流出する吹出し空気が誘導板3の仮想の延長線に
沿って流出し、誘導板3の搬送エッジ27を越えて吹き
出すように選定されている。
【0015】第1のノズル列21から出て、空気分配管
9によって供給された空気は、誘導板3の前面をほぼ接
線方向に流動し、その結果空気は誘導板3の前面に接し
て流動し、誘導板3の前面はコアンダ( Coanda )効果に
より巻き込み帯片15の搬送方向に追従する。巻き込み
帯片15の誘導板前面側の下面には、一定の速度で流れ
る空気のために負圧が発生し、その結果巻き込み帯片1
5は誘導板3の前面に当接して誘導板3により最適に誘
導される。即ち巻き込み帯片15のがたつき運動は発生
せず、巻き込み帯片15は実際に横ずれせずに送り運動
に追従する。
【0016】図1からわかるように、巻き込み帯片15
はロール13から誘導板3を経て図の左側へ搬送される
が、副テーブルとも呼ばれる対向誘導板29へ搬送され
る。対向誘導板29は、図示した装置1の実施例では回
動可能に支持されている。対向誘導板29は、図1に実
線で示した作動位置から、破線で示した静止位置へ回動
することができ、静止位置ではほぼ垂直に下方へ垂れ下
がっている。対向誘導板29の誘導板3側の面には供給
エッジ31が設けられている。供給エッジ31は、破線
で示したように、対向誘導板29に固定されるか対向誘
導板29の延長部を形成する平らな板に固定することが
できる。図1に図示したように、供給エッジ31を下方
へ屈曲した板33によって形成してもよい。板33の屈
曲線は図面に垂直に立っている。屈曲した板33は対向
誘導板29と角度をなし、この角度は90°以下か、9
0°に等しいか、或いは90°よりも大きい。即ち図1
で一点鎖線で示したように、後方へ屈曲していてもよ
い。搬送エッジ27も巻き込み帯片15の送り方向にた
いして角度≦90°をなしている。
【0017】供給エッジ31は歯を備えていてもよい。
このように構成すると、供給された巻き込み帯片15は
確実に切り落される。搬送エッジ27の上方で巻き込み
帯片15を緊張状態で案内することにより、はぎ取りエ
ッジとも呼ばれる搬送エッジ27と供給エッジ31とを
互いに間隔を持って配置することが可能であり、その結
果比較的大きな公差が許され、装置1を組み立てる際の
位置決め作業を容易に行うことができる。
【0018】誘導板3の搬送エッジ27と対向誘導板2
9の供給エッジ31とは、切り落とし装置とも呼ばれる
分断装置の分断要素を形成している。対向誘導板29が
図1で実線で示した作業位置にあるときに誘導板3が回
動運動すると、搬送エッジ27を越えて下方へ搬送され
ている巻き込み帯片15が分断される。
【0019】供給エッジ31の近くには第3の吹出し要
素35が設けられている。この吹出し要素35により、
空気は対向誘導板29の巻き込み帯片15側の上面へ向
けて誘導される。この第3の吹出し要素35の吹出しノ
ズル37により、空気が巻き込み帯片15の搬送方向に
おいて対向誘導板29上を流動し、よって巻き込み帯片
15を搬送方向においてさらに加速させて案内すること
が保証される。
【0020】総じて図1からわかることは、帯片を切り
落とし搬送する装置1は回動可能な誘導板3を有し、こ
の誘導板3は、本実施例では回動可能に構成されている
が基本的には位置固定してもよい対向誘導板29と協働
することである。両板の互いに向き合っているエッジ、
即ち誘導板3の搬送エッジ27と対向誘導板29の供給
エッジ31とは、誘導板3が下方から上方へ回動してい
る間に、搬送エッジ27を越えて下方へ延びている巻き
込み帯片15を切断する分断装置またははぎ取り装置を
形成している。
【0021】図1に示すように、スクレーパ梁部5は付
加的な吹出し装置を備えていてもよい。この吹出し装置
は、誘導板3の上方に第4の吹出し要素39を有してい
る。吹出し要素39はノズル列41を有している。ノズ
ル列41は、空気を巻き込み帯片15の下面に向けてほ
ぼ水平方向に右側から左側へ吹き付ける。これにより巻
き込み帯片15はスクレーパ11からはぎ取られて、し
わを形成することなく誘導板3の前面へ搬送される。第
4の吹出し要素39はここには図示していない吹出しノ
ズル列を有していることもでき、この吹出しノズル列
は、スクレーパ11とはぎとられている巻き込み帯片1
5とによって形成されるくさび状の隙間の中へ空気を真
上に吹き込ませる。誘導板3が図4に図示したような回
動運動を開始すると、ノズル列41のノズルも圧縮空気
で付勢されて、巻き込み帯片15の最適な曲線軌道が保
証され、よって帯状の紙を確実に案内し、スクレーパ1
1から誘導板3の前面へ受けわたすことができる。
【0022】第4の吹出し要素39は回動可能に構成さ
れていてもよく、且つ上方または左側へ空気を吹き付け
るようなただ一つのノズル列を有していてもよい。帯片
切断搬送装置1によってロール13から取り出された巻
き込み帯片15は、図1において左側へ誘導され、別の
誘導装置に供給される。その際巻き込み帯片15は第3
の吹出し要素35またはその吹出しノズル37から吹き
出す空気流によって確実に案内され、その結果巻き込み
帯片15のしわのない穏やかな搬送が保証されている。
【0023】巻き込み帯片15を対向誘導板29から別
の誘導装置へ案内し受けわたすことを確実にするため、
ここでも対向誘導板29の回動軸は空気分配管43とし
て構成されている。空気分配管43は一列の吹出しノズ
ル45を備え、該吹出しノズル45は空気を巻き込み帯
片15の搬送方向へ吹き出させる。
【0024】ここに図示した装置の作用にとって、切断
され対向誘導板29から受けわたされた巻き込み帯片1
5がその後どのように誘導されるかは重要でない。ここ
で述べた、対向誘導板29と同じように構成されている
誘導装置の代わりに、装置1から送られて来る巻き込み
帯片15を受けとってさらに搬送するロープシヤー(Sei
lschere)を設けてもよい。
【0025】次に図2から図5までを用いて、帯片切断
搬送装置1の作用を詳細に説明する。紙処理機械を始動
させ、帯状の紙を切り取った後、ロール13から出て来
る帯状の紙を紙処理機械の次の部品へ誘導する必要があ
る。このためまず帯状の紙の縁部を帯状に切り取って、
巻き込み帯片15を形成させる。
【0026】装置1が始動する前は、帯状の紙は巻き込
み帯片15と共に重力によりスクレーパ11から下方へ
垂れ下がっている。誘導板3は非作動位置にあり、スク
レーパ梁部5に密接している。対向誘導板29は既に作
動していてもよく、誘導板3のほうへ指向している。
【0027】装置1が図2に図示した作動位置にあると
きには、巻き込み帯片15はなんの案内もなく下方へ垂
れ下がっている。即ち巻き込み帯片15はがたついて、
横にずれることもある。
【0028】図3からわかるように、巻き込み帯片15
を安定させ案内するために、まず吹出し空気が空気分配
管9内へ導入される。その結果第1のノズル列21を介
して空気は誘導板3の前面に沿って流動する。巻き込み
帯片15の搬送方向に沿って空気が流動するので、前記
の負圧が発生する。その結果巻き込み帯片15は誘導板
3の前面に当接し、もはやがたつき運動を行わない。側
方へのずれも完全に阻止される。
【0029】誘導板3の背面から流出する空気は、搬送
エッジ27を介して誘導板3の方向へ空気吹出し口25
から流出するが、この流出空気により、誘導板3の向う
側でも、即ち搬送エッジ27の向う側でも、巻き込み帯
片15の安定化が行われる。
【0030】巻き込み帯片15が誘導板3の表面上で安
定した後、ピストン・シリンダユニット17が作動す
る。このことを図4に示した。図4では誘導板3は、静
止位置と図1に図示した搬送または作業位置の間の中間
位置にある。
【0031】誘導板3はピストン・シリンダユニット1
7により、好ましくは瞬間的な動きで( ruckartig )搬
送位置へ変位する。この場合、誘導板3の下面から流出
する空気は回動の間も帯状の紙を搬送エッジ27を越え
て緊張状態で保持する。巻き込み帯片15は、搬送エッ
ジ27と供給エッジ31との協働により、即ち分断装置
により切り落とされ、または分断或いは穿孔され、もぎ
取られる。巻き込み帯片15の新たな始端は対向誘導板
29によって受容され、吹出しノズル27から吹き出さ
れる空気流により正確に案内され、さらに搬送せしめら
れる。
【0032】図5からわかるように、巻き込み帯片15
の、誘導板3の回動運動の間に分断されて下方へ延びて
例えば地下室内へ達する通常数百mの長さの部分は、完
全に落下して以後の搬送過程を邪魔しない。一方巻き込
み帯片15の、分断過程によって形成された新たな前端
は、対向誘導板29に渡されてこれにより案内される。
【0033】対向誘導板29上に設けた吹出しノズル3
7は次のように配置することができ、即ち巻き込み帯片
15が直線状に別の誘導装置に受け渡されるか、或いは
横へずらして、以後の搬送を受け持つロープシヤーに送
られるように配置することができる。
【0034】ここで述べた種類の、帯片を切り落として
搬送する装置1は、紙処理機械の始動時に帯状の紙を巻
き込む必要のある場所であればどのような場所にも使用
することができる。例えばこの種の装置をいくつかのグ
ループの間に、好ましくは乾燥部分の端部に配置するこ
とができ、一方紙処理機械の以後の部分の前方または内
部に配置することができる。
【0035】とくに有利であるのは、誘導板3をスクレ
ーパ梁部5に取り付けることが出きること、即ち紙処理
機械への接近を困難にさせるような固定装置を必要とし
ないことである。誘導板3が回動することができるの
で、紙処理機械での保守作業を支障なく行うことができ
る。とくに対向誘導板29も同様に回動可能であるよう
に構成すれば、装置1を横切る接近が必要に応じて支障
なく可能である。
【0036】誘導板3の静止位置において間隔Aが比較
的小さいことにより、ピストン・シリンダユニット17
は誘導板3を、図2に図示した静止位置からまずゆっく
りと図4に図示した位置へ変位させる。ここでは支持部
材18と線20との間隔は以前よりもかなり大きい。そ
の結果この時点で誘導板3はほとんど瞬間的な動きで対
向誘導板29の供給エッジ31のそばを回動して、巻き
込み帯片15の確実な分断を保証する。搬送エッジ27
と供給エッジ31の間には、即ち分断装置の端部エッジ
または分断エッジの間には、比較的大きな間隔を残すこ
とができる。巻き込み帯片15は搬送エッジ27を越え
ても空気流によって緊張状態で保持されるので、分断エ
ッジまたはもぎ取りエッジとして用いられる供給エッジ
31の通過の際に走入帯材15は確実に分断される。そ
の際に生じる巻き込み帯片15の自由端は、吹出し空気
出口25から流出する空気流により対向誘導板29まで
案内され、第3の吹出し要素35または吹出しノズル3
7の案内領域に達する。
【0037】図6と図7は、帯片を切り落とし搬送する
装置の他の実施例を示す。この実施例は図1の実施例に
ほぼ対応しており、同一の部材には同一の符号を付し
た。同一部材の説明は重複するので省略する。
【0038】第1実施例と唯一異なる点は、第3の吹出
し要素55が対向誘導板29の下方に配置されているこ
とである。この場合吹出しノズル57は下方へ、落下す
る巻き込み帯片の方向へ向けられている。
【0039】第3の吹出し要素35をホームポジション
において破線で示したのは、この上部吹出し要素を下部
吹出し要素55に加えて付加的に設けることもできるこ
とを示すためである。
【0040】第3の吹出し要素55を対向誘導板29の
下方に配置することにより、誘導板29の作用も変化す
る。第1実施例で示した第3の吹出し要素35を設ける
目的は、巻き込み帯片15を加速させるため、または誘
導板上で搬送させるためである。
【0041】対向誘導板29の下方に配置される第3の
吹出し要素55は、分断されて下方へ落下する巻き込み
帯片15の一部に空気を吹き付けて、搬送エッジ27か
ら離間させるために用いる。これにより、第2の誘導板
29に残っている巻き込み帯片15の残片が一緒に引っ
ぱっていかれるのが阻止される。このようにして分断の
確実性を高めることができる。
【0042】第3の吹出し要素55の作用を図7にもう
一度示す。吹出し速度が高いことによって、下方へ落下
する巻き込み帯片15を空気流のほうへ引き寄せること
ができ、よって第2の吹出し要素25の作用範囲から離
間させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、高速の場合でも巻き込
み過程の開始時に巻き込み帯片が最適に案内され、即ち
がたつきがなく、横へずれることもなく案内されるの
で、正確な分断過程または切り落とし過程が可能であ
る。巻き込み帯片の前端は、後続の装置(例えば誘導
板、ロープシヤー)への受渡しの際正確に案内されるの
で、引き渡された巻き込み帯片の巻き込みを確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による帯片を切り落とし搬送する装置の
側面図である。
【図2】図1の装置を第1の作用位置で示す図である。
【図3】図1の装置を第2の作用位置で示す図である。
【図4】図1の装置を第3の作用位置で示す図である。
【図5】本発明による帯片を切り落とし搬送する装置を
搬送位置で示す図である。
【図6】本発明による帯片を切り落とし搬送する装置の
第2実施例の側面図である。
【図7】図6の装置を搬送位置で示す図である。
【符号の説明】
1 帯片を切り落とし搬送する装置 3 誘導板 15 巻き込み帯片 23 空気誘導管 25 空気吹出し口 27 搬送エッジ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯体を製造または加工する機械に巻き込
    まれる巻き込み帯片を切り落とし搬送するための装置で
    あって、回動可能に支持され、巻き込み帯片を案内する
    ために用いられる誘導板と、誘導板の巻き込み帯片側の
    表面を吹出し空気流によって付勢する第1の吹出し要素
    と、少なくとも一つの分断要素を有する分断装置とを備
    えた前記装置において巻き込み帯片(15)を誘導板
    (3)から搬出させる誘導板(3)の搬送エッジ(2
    7)の領域にして、誘導板(3)の巻き込み帯片(1
    5)とは逆の側の背面に、誘導板(3)の搬送エッジ
    (27)を介して流出する吹出し空気流を発生させるた
    めの第2の吹出し要素(23,25)が設けられている
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 誘導板(3)の回動軸が空気分配管
    (9)によって形成されることを特徴とする、請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】 空気分配管(9)が、第1の吹出し要素
    (21)を形成する第1の吹出しノズル列と、第2の吹
    出し要素(23,25)を形成する第2の吹出しノズル
    列とを有していることを特徴とする、請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 第2の吹出しノズル列に空気誘導管(2
    3)が付設され、該空気誘導管(23)が、誘導板
    (3)の背面に配置され、誘導板(3)の搬送エッジ
    (27)の近くの空気吹出し出口(25)で終わってい
    ることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 分断装置の第2の分離要素が、誘導板
    (3)と協働する対向誘導板(29)の供給エッジ(3
    1)に配置され、または該供給エッジ(31)によって
    形成されることを特徴とする、請求項1から4までのい
    ずれか1つに記載の装置。
  6. 【請求項6】 対向誘導板(29)が回動可能に支持さ
    れ、且つその作業位置または搬送位置において誘導板
    (3)の回動範囲内に突出することを特徴とする、請求
    項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 対向誘導板(29)が供給エッジ(3
    1)の領域で屈曲していることを特徴とする、請求項5
    または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 対向誘導板(29)が供給エッジ(3
    1)の領域で後方へ屈曲していることを特徴とする、請
    求項5または6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 対向誘導板(29)の屈曲領域の屈曲線
    及び(または)対向誘導板(29)の供給エッジ(3
    1)が、巻き込み帯片(15)の延在方向と角度≦90
    °を成していることを特徴とする、請求項7または8に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 供給エッジ(31)が歯を備えている
    ことを特徴とする、請求項5から9までのいずれか1つ
    に記載の装置。
  11. 【請求項11】 巻き込み帯片(15)の延在方向に見
    て供給エッジ(31)の後方にして、対向誘導板(2
    9)の下方及び(または)上方に、第3の吹出し要素
    (35,37;55,57)が設けられていることを特
    徴とする、請求項5から10までのいずれか1つに記載
    の装置。
  12. 【請求項12】 誘導板(3)が紙処理機械のスクレー
    パ梁部(5)に取り付けられていることを特徴とする、
    請求項1から11までのいずれか1つに記載の装置。
  13. 【請求項13】 誘導板(3)の回動装置が紙処理機械
    のスクレーパ梁部(5)に取り付けられ、好ましくはピ
    ストン・シリンダユニット(17)として構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか
    1つに記載の装置。
  14. 【請求項14】 巻き込み帯片(15)を誘導板(3)
    に達する前に空気流で付勢する第4の吹出し要素(3
    9,41)が設けられていることを特徴とする、請求項
    1から13までのいずれか1つに記載の装置。
JP7061150A 1994-03-21 1995-03-20 帯片を切り落とし搬送するための装置 Pending JPH07323946A (ja)

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