JPH07323932A - プレパラート用ガラス板自動繰出装置 - Google Patents

プレパラート用ガラス板自動繰出装置

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JPH07323932A
JPH07323932A JP6120072A JP12007294A JPH07323932A JP H07323932 A JPH07323932 A JP H07323932A JP 6120072 A JP6120072 A JP 6120072A JP 12007294 A JP12007294 A JP 12007294A JP H07323932 A JPH07323932 A JP H07323932A
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rack
plate
lowermost
roller
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JP6120072A
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Yunosuke Muto
勇之助 武藤
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MUTOU KAGAKU YAKUHIN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレパラート用ガラス板を自動的に繰り出す
装置において、ガラス板を軽く容易に引き抜くことがで
きるようにし、また、送出自動停止用の板バネ型スイッ
チを確実に動作させる。 【構成】 ラック10内には複数のガラス板が収納さ
れ、後ローラ34及び前ローラ36によって、最下段の
ガラス板12が前方へ送り出される。前ローラ36は、
複数の突起38を有する。その突起38は、ガラス板1
2を排出開口14から完全に排出させる送出機能、ラッ
ク10に対する加振機能、板バネ型スイッチ18を押し
倒すためのガラス板12後縁の後押し機能、を有する。
突起付きベルトも用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレパラート用ガラス板
を1枚ずつ自動的に繰り出す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には、本出願人が特願平4−236
5号で提案したプレパラート用ガラス板自動繰出装置が
示されている。
【0003】図9において、薄型のプレパラート用ガラ
ス板(以下、単に、ガラス板という)を複数重ねて収納
するラック10は、本体8に載置され、この本体8によ
って最下段のガラス板12が順次繰り出される。具体的
には、ラック10を本体8の載置面上にセットすると、
ラック10の下面板に形成された開口10A内にローラ
15の上部が入り込み、この結果、最下段のガラス板1
2が突き上げられ、その状態でローラ15を回転させる
ことにより、ガラス板12が排出口14から前方へ送り
出される。なお、その状態においては、ラック10自体
にも前方へ付勢されるが、ストッパ9によりラック10
の動きは制止される。ガラス板の積層体を斜めに維持す
るのは、ローラ15の接触圧を高め、かつ排出口14か
ら最下段のガラスを排出し易くするためである。
【0004】ガラス板12が通路16内へ送り出される
と、その前縁が下方に起立付勢された板バネ型スイッチ
18を押し倒す(押し上げる)ことになる。これにより
モータ20が停止してローラ15の回転が停止する。そ
して、繰り出されたガラス板12が人為的に引き抜かれ
ると、スイッチ18が復帰して、次の最下段のガラス板
12が自動的に繰り出される。
【0005】図10及び図11には、本出願人が特願平
4−32180号で提案したプレパラート用ガラス板自
動繰出装置が示されている。図9に示した装置において
は、積層体から最下段のガラス板を分離する際に、ガラ
ス面間の摺動抵抗が大きく、円滑な分離が困難であっ
た。図10及び図11に示す装置は、その問題を解消す
るものであり、積層体を加振して一時的に加重を軽減
し、ガラス板相互の間の摺動抵抗を和らげることを特徴
とするものである。
【0006】図10において、ラック10の下面板に
は、2つの開口10A及び10Bが形成され、それぞれ
の開口には矩形ローラ22及び円形ローラ24が入り込
み、最下段のガラス板12の下面に接触している。その
状態で、2つのローラ22,24を回転させると、ガラ
ス板12が前方へ送り出されることになるが、その際に
ローラ22が非円形であるため、ガラス板12の後部を
上下動させることになる。これにてガラス板12の分離
が容易化される。
【0007】図11に示す装置では、2つのローラ28
及び30にベルト26が捲回されており、そのベルト2
8のベルト面には、突起31が形成されている。この突
起31でガラス板12に振動を与えながら、ガラス板下
面を擦り送りする。なお、突起31の出っ張り量をガラ
ス板の厚さに合わせ、最下段のガラス板の後縁に突起3
1の側面を引っ掛けて後押しすることも考えられるが、
積層状態から薄い一枚のガラス板のみを引っ掛けること
は困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記各装置では、最下
段のガラス板が送り出されて停止した状態において、最
下段のガラス板の一部が残りのガラス板の加重を受ける
ことになるので、引き抜きのために大きな力が必要とさ
れ、ガラス板の取り出しを円滑に行うことができないと
いう問題があった。
【0009】図9に示した装置では、ガラス板12の後
縁がローラ15の頂点を越えた時点で、当該ガラス板へ
の送出が停止されるので、ガラス板12が停止する(図
9参照)。しかし、ガラス板12の上面のおよそ半分程
度が残りのガラス板の積層体の下敷きとなる。すなわ
ち、図9のAからBまでの範囲100において、ガラス
板12に対して加重や摺動抵抗が生じることになるの
で、人為的にガラス板12を引き抜くことが困難とな
る。
【0010】このことは図10及び図11に示した装置
においても同様であり、図10のA−B間、図11のA
−B間は残りのガラス板の下敷きとなって、ガラス板1
2の引き抜きに対して抗力が生じる。プレパラート用ガ
ラス板は、極めて薄いためその両側部を摘んで取り出す
際にあまり力を加えることはできず、軽く摘んだだけで
ガラス板を取り出せる装置が要望される。
【0011】一方、上記各装置には、板バネ型のスイッ
チ18をガラス板12の前縁で押し倒す機構が採用され
ているため、そのスイッチを確実に押し倒すためには、
一定以上の送出力が必要となる。
【0012】しかしながら、上記各装置では、ローラ面
又は突起上面の摩擦力を利用して送り出しているため、
スイッチの復帰力が大きい場合には、確実にスイッチを
起動できないという問題があった。なお、ガラス板の後
縁を後押しすれば送出力をダイレクトにガラス板に伝達
できるが、ガラス板を積層させた状態から最下段のガラ
ス板の後縁のみを引っ掛けることは上記の通り困難であ
る。
【0013】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、ガラス板を軽く容易に引き抜
くことができるプレパラート用ガラス板自動繰出装置を
提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、送出自動停止用の
板バネ型スイッチを確実に押し倒すことができるプレパ
ラート用ガラス板自動繰出装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、プレパラート用ガラス板の
積層体を収納するラックと、前記ラックを載置して最下
段のガラス板を順次繰り出す本体と、からなり、前記本
体には、前記最下段のガラス板が前記ラックから完全に
排出されるまで送り出す送出手段と、前記排出されたガ
ラス板の前縁で送出停止用スイッチを押し倒させるため
に、前記排出されたガラス板の後縁を後押しする後押し
手段と、を含むことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、プレパラート用ガ
ラス板の積層体を収納するラックと、前記ラックを載置
して最下段のガラス板を順次繰り出す本体と、からな
り、前記ラックは、ラック前面板の下端に形成され、前
記最下段のガラス板を1枚ずつ排出するための排出口
と、ラック底面板に形成され後部開口と、ラック底面板
に形成された前端開口と、を有し、前記本体は、前記後
部開口内へ入り込んで前記最下段のガラス板の下面に接
触して送り出す後ローラと、ローラ面に少なくとも1つ
の突起を有し、前記前端開口内へ入り込む前ローラと、
を有し、前記前ローラの突起は、前記最下段ガラス板の
下面に接触して送り出しを行うと共に、前記排出口から
排出されたガラス板の前縁で送出停止用スイッチを押し
倒させるために、排出されたガラス板の後縁を後押しす
ることを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、プレパラート用ガ
ラス板の積層体を収納するラックと、前記ラックを載置
して最下段のガラス板を順次繰り出す本体と、からな
り、前記ラックは、ラック前面板の下端に形成され、前
記最下段のガラス板を1枚ずつ排出するための排出口
と、ラック底面板の後部から前端にかけて形成された開
口と、を有し、前記本体は、ベルト面に少なくとも1つ
の突起を有し、前記開口内へ入り込んで前記最下段のガ
ラス板の下面に接触して送り出すベルト機構を有し、を
有し、前記ベルト機構の突起は、前記最下段のガラス板
の下面に接触して送り出しを行うと共に、前記排出口か
ら排出されたガラス板の前縁で送出停止用スイッチを押
し倒させるために、排出されたガラス板後縁を後押しす
ることを特徴とする。
【0018】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、本体にラッ
クが載置された状態で、送出手段が起動されて最下段の
ガラス板が送り出される。この送出手段は、最下段のガ
ラス板がラックから完全に排出されて解放されるまで送
出を行う。よって、最下段のガラス板のすべての面は、
残りのガラス板の下敷きとはならず、ガラス板間の摺動
抵抗も生じない。
【0019】ガラス板がラックから排出されると、その
後縁が単独で露出することになり、その後縁を後押し手
段によって容易に後押しすることができる。そして、ガ
ラス板前縁により送出停止用スイッチが押し倒され、そ
れに連動して送出手段の動作が停止される。後押し手段
は、ガラス板面との接触による摩擦力を利用した擦り送
りを利用するものではなく、ガラス板後縁を直接的に押
し出すものであるため、ガラス板に対して十分な押出し
力を付与できる。
【0020】上記請求項2記載の構成によれば、ラック
を本体に載置すると、ラック底面板の後部開口内に後ロ
ーラが進入し、一方、前端開口内に前ローラが進入す
る。後ローラによって、積層体の後方が突き上げられ、
後ローラが回転すると、最下段のガラス板が前方へ送り
出される。
【0021】突起を有する前ローラは、突起上面の摩擦
力を利用して前方へのガラス板の送出を行うと共に、突
起の回転により断続的にガラス板を突き上げる。更に、
排出口からガラス板が排出された後に、突起側面により
ガラス板後縁の後押しを行う。すなわち、突起付きの前
ローラは、最下段のガラス板がラックから完全に排出さ
れて解放されるまで送出を行う送出手段、ガラス板相互
間の分離を容易にするための加振手段、排出後のガラス
板の後縁を後押してその前縁により送出停止用スイッチ
を確実に押し倒させる後押し手段、として機能する。
【0022】よって、請求項2記載の構成によれば、最
下段のガラス板をラックから完全に解放してガラス板の
引き抜きを容易化でき、さらに、送出停止用スイッチを
確実に起動させることができる。
【0023】請求項3記載の構成によれば、ラックを本
体に載置すると、ラック底面板の開口内にベルト機構が
進入する。すなわち、最下段のガラス板の下面にベルト
が接触し、ベルト自体の回転及びそれに伴う突起の移動
によって、最下段のガラス板が送出される。それと同時
に、突起の移動に起因して、積層体に対して断続的に上
下の振動が付与される。最下段のガラス板が排出口から
完全に排出され、ラックから解放された後に、ガラス板
の後縁が突起側面により後押しされる。すなわち、上記
同様に、突起付きベルトは、最下段のガラス板がラック
から完全に排出されて解放されるまで送出を行う送出手
段、ガラス板相互間の分離を容易にするための加振手
段、排出後のガラス板の後縁を後押してその前縁により
送出停止用スイッチを確実に押し倒させる後押し手段、
として機能する。
【0024】よって、請求項3記載の構成によれば、最
下段のガラス板をラックから解放してガラス板の引き抜
きを容易化でき、さらに、送出停止用スイッチを確実に
起動させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0026】図1には、本発明に係るプレパラート用ガ
ラス板自動繰出装置の好適な実施例が示されており、図
1はその断面図である。図2は、ガラス板通路16を露
呈させた状態で装置の上面図が示されている。
【0027】図1及び図2において、本体8の上部に形
成された載置面8Aに、複数のガラス板を積層収納した
ラック10がストッパ9によって位置決めされながら載
置される。なお、ラック10は、各種の大きさのガラス
板を収納可能とするために仕切りを有するが図示省略さ
れている。
【0028】ラック10には、その前面板10Dの下端
に排出開口14が形成される。実際には、排出開口14
の大きさは、底面板10Cに対する絞り32の下端の高
さによって決定されている。ここで、絞り32は、図2
に示すように、前面板10Dの内側に2本設けられてい
る。本実施例では、絞り32の中心(図1の位置C)が
底面板10Cの前縁の位置に一致している。
【0029】底面板10Cには、中央やや後寄りに開口
10Aが形成され、また、前端にも開口10Bが形成さ
れている。
【0030】一方、本体8には、上部を露出させた後ロ
ーラ34及び前ローラ36を有する。載置面8Aには、
前記ラック10の開口10Aと向かい合わせとなる開口
8Cが形成され、その開口8Cから後ローラ34の上部
が上方に突出し、更に開口10Aの内部に進入して最下
段のガラス板12下面の後ろ寄り部位を突き上げてい
る。
【0031】また、載置面8Aには、前記ラック10の
開口10Bと向かい合わせとなる開口8Bが形成され、
その開口8Bから前ローラ36の上部が突出し、更に開
口10B内に進入している。
【0032】本実施例において、前ローラ36の軸中心
は、排出開口14の位置Cよりも前方となる位置Dに設
定されている。ローラ面には、例えば5つの突起38が
形成されており、本実施例では、突起38を含めた前ロ
ーラ36の直径は、後ローラ34の直径と同じである。
後ローラ34と前ローラ36は駆動機構によって連動し
て回転する。その駆動機構は、図示されれいないモータ
によって駆動される。突起付きの前ローラは、3つの重
要な機能を有する。1つ目は、最下段のガラス板をラッ
ク10の排出開口14から完全に排出させて解放させる
まで送出を行う送出機能であり、後ローラ34によって
送られた最下段のガラス板12の下面に突起38の上面
が順次接触して擦り送りしながら、ガラス板12が送出
される。2つ目は、ガラス板12の分離を容易にするた
めの加振機能であり、前ローラが回転すると、その突起
が断続的にガラス板12の下面が突き上げる。3つ目
は、排出後のガラス板12の後縁を突起38の側面によ
り後押してその前縁により送出停止用スイッチ18を確
実に押し倒させる後押し機能である。
【0033】なお、後ローラ34として、複数の突起を
有するもの(前ローラと同様のもの)を用いれば、送出
力を増大でき、また加振作用を増大できる。また、後ロ
ーラとして、多角形のローラを用いることもできる。
【0034】排出されたガラス板12は、通路16を通
って前方へ進み、その前縁が板バネ型のスイッチ18を
押し倒すと、スイッチ18に連動してモータが停止す
る。
【0035】次に、図1、図3〜図7を参照しながら本
実施例の装置の動作について説明する。
【0036】図1に示すラックセット状態において、モ
ータのスイッチ(図示せず)をオンすると、駆動機構が
起動し、後ローラ34及び前ローラ36が同一の回転速
度で回転する。すると、図3に示すように、後ローラ3
4の摩擦力により、最下段のガラス板12が前方へ送り
出される。これに伴い、前ローラ36の上部に進入して
きた突起38がガラス板12の下面に接触し、摩擦力を
及ぼして後ローラ34と協同してガラス板12を前方へ
送り出す。これと同時に、突起38により、ガラス板1
2は上方へ突き上げられることになり、そのガラス板1
2を介してラック10自体も上方へ突き上げられる。そ
して、複数の突起が順次ガラス板12の下面を突き上げ
ることにより、ラック10全体が振動することになる。
この振動により、積層体におけるガラス板相互の接触抵
抗が減少し、ガラス板が出やすくなる。
【0037】図4に示すように、ガラス板12が前方へ
進行すると、後ローラ34との接触がなくなるが、その
状態においても、前ローラ36との接触状態は確実に維
持され、ガラス板12はそのまま前方へ送り出される。
ここで、図1に示したように、前ローラ36の軸中心D
は、排出開口14を実質的に形成する絞り32の中心位
置Cよりも、前方に設定されているため、完全に排出開
口14からガラス板12が排出されるまで、ガラス板1
2に前ローラ36の送り出し作用を与えつづけることが
できる。すなわち、前ローラ36は、その頂点が排出開
口14の直下近傍又はそれより前方に位置するように位
置決めすればよい。
【0038】図5には、ガラス板12が排出開口14か
ら完全に排出された状態が示されている。その状態で
は、ガラス板12のいかなる部位も残りのガラス板の下
敷きとはなっていない。また、ガラス板12の後縁が単
独で露出するので、その後縁を押し出すことが可能とな
る。なお、図5の状態では、次のガラス板42の送り出
しが開始される。
【0039】本実施例では、図5に示すように、ガラス
板12が通路16内に送り込まれた状態では、ガラス板
12の全体がいずれかの突起38の前側に落とし込まれ
るので、前ローラ36を回転させると、上部に位置する
突起の側面が自然にガラス板12の後縁に当たって後押
しすることになる。突起側面の後押しによるストローク
距離は、通路16に存在するガラス板の高さと突起の軌
道との関係によって定まり、前ローラ36の直径に依存
する。
【0040】図5に示すように、本実施例では、排出開
口14から板バネ型スイッチ18の基端までの距離は、
ほぼガラス板一枚分に相当する。厳密には、ガラス板一
枚分に突起38の幅を含む一定のマージンを加えた距離
に相当する。このような位置関係において、ガラス板1
2が上部の突起38の前側に落とし込まれた状態では、
ガラス板12の前縁がスイッチ18の基端に位置し、図
6に示すように、前ローラ36を回転させれば、突起が
ガラス板12を後押してその前縁によりスイッチ18を
押し倒すことができる。その状態が図6及び図7に示さ
れ、スイッチ18の復帰力が比較的強い場合であって
も、本実施例の装置によれば、後押しを強力に行うこと
ができるので、スイッチ18の押し倒しを確実に行うこ
とができる。
【0041】図8には、本発明に係るプレパラート用ガ
ラス板自動繰出装置の第2実施例が示されている。
【0042】この第2実施例では、後ローラ50と前ロ
ーラ52とにベルト54が捲回され、そのベルト54の
上部は底面板10Cに形成された開口内に進入して最下
段のガラス板42の下面に接触している。なお、前ロー
ラの軸中心の位置Dは、排出開口14の位置Cの直下近
傍又はそれよりの前方にある。
【0043】ここで、ベルト面には少なくとも1つの突
起55が形成されている。その突起55は、第1実施例
同様に、ガラス板の送出機能、加振機能、後押し機能を
有している。なお、図8には、ガラス板12を後押しし
ている状態が示されており、その状態では次のガラス板
42が次の突起により送り出されている。
【0044】第1実施例及び第2実施例において、前ロ
ーラの位置は一定の後押し距離を得られる限りにおい
て、できる限り排出口14の直下近傍に設定することが
望ましい。そのように設定すれば、完全排出を実現でき
ると共に、送出停止時において排出口14から突出する
ガラス板の突出量をできる限り少なくして、ラックを後
部から斜めに引き上げて本体から取り外す際に、その突
出部分が破損することを防止できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガラス板を軽く容易に引き抜いて取り出すことができ
る。また、送出自動停止用の板バネ型スイッチをガラス
板の前縁で確実に押し倒すことができる。さらに、突起
突きローラ又はび突起突きベルトを多面的に活用して構
造を簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレパラート用ガラス板自動繰出
装置の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す装置の上面図である。
【図3】第1実施例の動作を示す図である。
【図4】第1実施例の動作を示す図である。
【図5】第1実施例の動作を示す図である。
【図6】第1実施例の動作を示す図である。
【図7】第1実施例の動作を示す図である。
【図8】本発明に係るプレパラート用ガラス板自動繰出
装置の第2実施例を示す断面図である。
【図9】従来装置を示す図である。
【図10】従来装置を示す図である。
【図11】従来装置を示す図である。
【符号の説明】 8 本体 10 ラック 12 ガラス板 34,50 後ローラ 36,52 前ローラ 38,55 突起 54 ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレパラート用ガラス板の積層体を収納
    するラックと、前記ラックを載置して最下段のガラス板
    を順次繰り出す本体と、からなり、 前記本体には、 前記最下段のガラス板が前記ラックから完全に排出され
    るまで送り出す送出手段と、 前記排出されたガラス板の前縁で送出停止用スイッチを
    押し倒させるために、前記排出されたガラス板の後縁を
    後押しする後押し手段と、 を含むことを特徴とするプレパラート用ガラス板自動繰
    出装置。
  2. 【請求項2】 プレパラート用ガラス板の積層体を収納
    するラックと、前記ラックを載置して最下段のガラス板
    を順次繰り出す本体と、からなり、 前記ラックは、 ラック前面板の下端に形成され、前記最下段のガラス板
    を1枚ずつ排出するための排出口と、 ラック底面板に形成され後部開口と、 ラック底面板に形成された前端開口と、 を有し、 前記本体は、 前記後部開口内へ入り込んで前記最下段のガラス板の下
    面に接触して送り出す後ローラと、 ローラ面に少なくとも1つの突起を有し、前記前端開口
    内へ入り込む前ローラと、 を有し、 前記前ローラの突起は、前記最下段ガラス板の下面に接
    触して送り出しを行うと共に、前記排出口から排出され
    たガラス板の前縁で送出停止用スイッチを押し倒させる
    ために、排出されたガラス板の後縁を後押しすることを
    特徴とするプレパラート用ガラス板自動繰出装置。
  3. 【請求項3】 プレパラート用ガラス板の積層体を収納
    するラックと、前記ラックを載置して最下段のガラス板
    を順次繰り出す本体と、からなり、 前記ラックは、 ラック前面板の下端に形成され、前記最下段のガラス板
    を1枚ずつ排出するための排出口と、 ラック底面板の後部から前端にかけて形成された開口
    と、 を有し、 前記本体は、 ベルト面に少なくとも1つの突起を有し、前記開口内へ
    入り込んで前記最下段のガラス板の下面に接触して送り
    出すベルト機構を有し、 を有し、 前記ベルト機構の突起は、前記最下段のガラス板の下面
    に接触して送り出しを行うと共に、前記排出口から排出
    されたガラス板の前縁で送出停止用スイッチを押し倒さ
    せるために、排出されたガラス板後縁を後押しすること
    を特徴とするプレパラート用ガラス板自動繰出装置。
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