JPH07323068A - 電気−機械振動変換器 - Google Patents

電気−機械振動変換器

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JPH07323068A
JPH07323068A JP14397794A JP14397794A JPH07323068A JP H07323068 A JPH07323068 A JP H07323068A JP 14397794 A JP14397794 A JP 14397794A JP 14397794 A JP14397794 A JP 14397794A JP H07323068 A JPH07323068 A JP H07323068A
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JP
Japan
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electro
converter
mechanical vibration
housing
yoke
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14397794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Yasui
恒夫 安井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07323068A publication Critical patent/JPH07323068A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気−機械振動変換器において、筐体の軽量
化を図り、椅子やソファーに埋込んでマッサージ機の振
動源として使用した場合に違和感がなく、長時間使用し
ても人体に苦痛を与えることのないものとする。 【構成】 電気−機械振動変換器1の筐体2として、人
体程度の荷重に耐え得る剛性を持つ弾性材を用いてい
る。この筐体2内に、ダンパ3を介してヨーク4と磁石
5からなる磁気回路6を遊嵌させ、ヨーク4の磁気的空
隙に臨ませたコイル7の支持体8を筐体2に取付ける。
コイル7に入力した電気信号が磁気的作用により機械的
運動に変換されて、筐体2が振動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号を機械的な振
動に変換する電気−機械振動変換器に係り、特に、体感
音響振動やマッサージ用の椅子やソファーに装着され使
用される電気−機械振動変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気信号を機械的な振動に変
換する電気−機械振動変換器を椅子やソファー等に装着
して体感音響振動やマッサージ効果を得るようにしたも
のが知られている(例えば、実開昭64−23199
号、特開昭54−156627号公報など参照)。従来
のこの種の電気−機械振動変換器の一例を図4に示す。
電気−機械振動変換器は、外装ケースである筐体51の
内部に、ダンパ52を介して磁気回路53を構成する磁
石54の取り付けられたヨーク55が支持され、この磁
気回路53の磁気ギャップに臨むようにボイスコイル5
6を支持するボビン57を外装ケース51に固定したも
のである。ボイスコイル56に電気振動信号を流すこと
により、磁気回路53を駆動し、これを振動させ、磁気
回路53の慣性により相対的に筐体51が振動し、外部
にこの振動を取り出し得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気−機械振動変換器は、その筐体51の材質が金属製
のものが多く、そのため、電気−機械振動変換器そのも
のが重くなってしまうという問題があった。また、従来
の電気−機械振動変換器をマッサージ機の振動源として
椅子やソファーなどの座面や背もたれ内部に設ける場
合、座面や背もたれの表皮カバー内のクッション層に埋
め込んであっても、筐体51が金属製であって硬いた
め、間接的ではあっても身体に当たる部分で違和感があ
り、また、長時間使用により人体に当たる部分が痛くな
るといった問題があった。本発明は、上記問題を解決す
るためになされたものであり、筐体の軽量化が図れ、椅
子やソファーに埋込んでマッサージ機の振動源として使
用した場合に違和感がなく、長時間使用しても人体に苦
痛を与えることのない電気−機械振動変換器を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明の電気−機械振動変換器は、入力され
る電気信号を筐体内に遊嵌された磁気的手段により機械
的な運動に変換して該筐体を振動させる電気−機械振動
変換器において、筐体の内部に弾性体でなるダンパを介
して遊嵌されるヨーク及びこのヨークに設けられた磁石
からなる磁気回路と、筐体に取付けられた支持体に巻回
され、ヨークに形成される磁気的空隙に挿入されるコイ
ルとを備え、筐体に人体程度の荷重に耐え得る剛性を有
した弾性材を用いたものである。また、請求項2の発明
の電気−機械振動変換器は、上記の構成の他に、前記筐
体が上下に分割された部材からなり、その中央部に上下
部材間に亘る屈曲防止用のボスを設けたものである。ま
た、請求項3の発明の電気−機械振動変換器は、前記変
換器が椅子の背もたれ又は座面に取付けられて使用され
るものである。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1の電気−機械振動変
換器によれば、人体程度の荷重に耐え得る剛性を持つ弾
性材を用いた筐体の内部に、弾性体ダンパを介してヨー
クと磁石からなる磁気回路が遊嵌され、このヨークの磁
気的空隙に臨ませたコイルの支持体が筐体に取付けられ
ているので、コイルに入力した電気信号が磁気的作用に
より機械的運動に変換されて、筐体が振動する。この筐
体が軽量かつ弾性を有する材質であるので、この変換器
をマッサージ機として埋設して使用した場合にも身体に
違和感などを与えることがない。上記構成を有する請求
項2の電気−機械振動変換器によれば、上記の作用の他
に、筐体が上下に分割され、その中央部に上下部材間に
亘る屈曲防止用のボスが設けられているので、この変換
器をマッサージ機として埋設して使用した場合に押圧力
が加わっても筐体が撓んだりするようなことがなくな
る。上記構成を有する請求項3の電気−機械振動変換器
によれば、該変換器が椅子の背もたれ又は座面に取付け
て使用され、マッサージ機等の振動源として作用する。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本実施例による電気−機械振動変換器(以
下、変換器という)の断面図である。変換器1は、その
ハウジングである筐体2内に、弾性体バネでなるダンパ
3を介して遊嵌されたヨーク4及びこのヨーク4に設け
られた磁石5からなる磁気回路6を有している。ヨーク
4は略ボビン形状とされ、磁石5はリング形状とされて
いる。このヨーク4の一部に磁気的空隙があり、この空
隙に臨んで移動可能なコイル7がコイル支持体8に巻回
されている。コイル支持体8は筐体2に取付けられてい
る。なお、筐体2は、下ケース2aと、この下ケース2
aに被せるように結合された上ケース2bとからなり、
ダンパ3の外周部は下ケース2aと上ケース2bとの間
に挟み込ませて固定し、また、コイル支持体8は上ケー
ス2bの内に成型時にインサートされている。コイル7
には、変換器1に機械的振動を発生させるための電気信
号を供給するように不図示の電気回路が接続されてい
る。
【0007】筐体2の材質は、人体程度の荷重に耐え得
る剛性を有し、かつ、クッション性を持つ発砲材等でな
る弾性材料であり、具体的には、軟質ポリウレタンフォ
ームの他に、天然ゴム系、クロロプレンゴム系及びエチ
レンプロピレンゴム系等のゴムスポンジが挙げられる。
その密度は、50〜80Kg/m3 の範囲のものが望ま
しく、この範囲外のものは、例えば、柔らかすぎると、
ハウジングの用を足さなくなり、逆に、硬すぎると、ク
ッション性を損なってしまう。また、下ケース2aと上
ケース2bとに分割された筐体2の中央部には、上下部
材間に亘る屈曲防止用のボス9が下ケース2aと一体に
設けられ、このボス9の上端が上ケース2bの穴に嵌合
されることにより、筐体2の上下からの押圧力に対して
も十分な強度を保持できるようにしている。
【0008】上記の構成でなる変換器1の動作を説明す
ると、コイル7に電気信号を流すと、このコイル7によ
る磁束とヨーク4の磁気的空隙を通る磁束と磁気作用に
より、駆動力を生じ、磁気回路6が振動され、その慣性
のために相対的にダンパ3を介して筐体2が振動され
る。変換器1は、その筐体2が発砲材等でなる弾性材料
でなるので、金属を用いた従来のものに比べ、軽量化さ
れている。また、ダンパ3は筐体2の下ケース2aと上
ケース2bとの間に挟み込むだけで固定できるので組付
け作業が容易となる。
【0009】図2(a),(b)は、それぞれ、変換器
1をマッサージ機11の椅子の背もたれ(図示していな
いが座面に設けてもよい)に取付けて振動源として使用
した状態を示し、図3は同椅子に変換器1を脱着できる
様子を示す図である。マッサージ機11は、骨格として
のシート基板12と、このシート基板12上に取付けら
れた振動板13と、この振動板13の上に設けられたス
ポンジやウレタン等でなるクッション材14とから構成
され、振動板13とクッション材14の各々に開けた孔
13a,14aに変換器1を嵌合させ、接着剤等で固定
している。なお、図2(a)の例では、背もたれ面が面
一となるように、孔14aにはクッション材14と同材
質でなるキャップ部材14bを嵌め込んでいる。また、
図2(b)の例では、クッション材14に孔14aを形
成することなく、変換器1に対向する位置に変換器1を
逃げる凹部14cを形成している。このような構成とす
ることで、背もたれに座った人に直接変換器1が当たら
ないようにして座り心地を良くしている。
【0010】上記構成のマッサージ機11によれば、ク
ッション材14の上にマッサージを受ける人が座り、変
換器1を振動させると、その振動は振動板13に伝達さ
れ、クッション材14を介して人体に伝達される。ま
た、変換器1の振動が直接的に人体に伝達される。この
とき、変換器1の筐体2が発砲材等の弾性材料でなり、
その周辺のクッション材14とほぼ同等の弾性を有して
いるので、違和感が無くなる。それと同時に、長時間の
使用によっても変換器1の身体に当たる部分が痛くなる
ようなことも解消される。また、変換器1の筐体2の中
央部にはボス9が設けられているので、筐体2に人の体
重がかかっても筐体2が屈曲することがない。
【0011】なお、本発明は上記実施例構成に限られず
種々の変形が可能であり、例えば、上記ではマッサージ
機に適用した場合を説明したが、体感音響振動(ボディ
ソニック)の椅子の振動源としても同様に適用すること
ができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る電気
−機械振動変換器によれば、筐体として人体程度の荷重
に耐え得る剛性を持つ弾性材を用い、この筐体内に、電
気信号入力を機械的運動に変換する部材を設け、筐体が
振動するようにしたことにより、従来の筐体材質が金属
である場合に比し、軽量化が図れ、また、弾性を有する
ので、この変換器を椅子やソファーに埋込んでマッサー
ジ機等の振動源として使用しても、身体に違和感などを
与えることがなく、また、長時間使用しても人体に苦痛
を与えることがなくなる。また、請求項2の発明に係る
電気−機械振動変換器によれば、上記の効果の他に、上
下に分割された筐体の中央部に屈曲防止用のボスを設け
ているので、この変換器をマッサージ機として埋設して
使用した場合に押圧に対して強度が確保される。また、
請求項3の発明に係る電気−機械振動変換器によれば、
椅子の背もたれ又は座面に取付けてマッサージ機等の振
動源として使用して、好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電気−機械振動変換器
の断面図である。
【図2】(a),(b)は電気−機械振動変換器をマッ
サージ機の駆動源として使用した場合のそれぞれ異なる
例での部分断面図である。
【図3】電気−機械振動変換器をマッサージ機に使用し
た場合の斜視図である。
【図4】従来の電気−機械振動変換器の断面図である。
【符号の説明】
1 電気−機械振動変換器 2 筐体 2a 下ケース 2b 上ケース 3 ダンパ 4 ヨーク 5 磁石 6 磁気回路 7 コイル 8 コイル支持体 9 ボス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される電気信号を筐体内に遊嵌され
    た磁気的手段により機械的な運動に変換して該筐体を振
    動させる電気−機械振動変換器において、 前記筐体の内部に弾性体でなるダンパを介して遊嵌され
    るヨーク及びこのヨークに設けられた磁石からなる磁気
    回路と、 前記筐体に取付けられた支持体に巻回され、前記ヨーク
    に形成される磁気的空隙に挿入されるコイルとを備え、 前記筐体に、人体程度の荷重に耐え得る剛性を有した弾
    性材を用いたことを特徴とする電気−機械振動変換器。
  2. 【請求項2】 前記筐体が上下に分割された部材からな
    り、その中央部に、上下部材間に亘る屈曲防止用のボス
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気−機械振
    動変換器。
  3. 【請求項3】 前記変換器が、椅子の背もたれ又は座面
    に取付けられて使用されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電気−機械振動変換器。
JP14397794A 1994-06-01 1994-06-01 電気−機械振動変換器 Withdrawn JPH07323068A (ja)

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Effective date: 20010904