JPH07322809A - 半開包被食品製造方法とその装置 - Google Patents

半開包被食品製造方法とその装置

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JPH07322809A
JPH07322809A JP6143814A JP14381494A JPH07322809A JP H07322809 A JPH07322809 A JP H07322809A JP 6143814 A JP6143814 A JP 6143814A JP 14381494 A JP14381494 A JP 14381494A JP H07322809 A JPH07322809 A JP H07322809A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二種類以上の食品材料から成る有芯棒状食品
から、芯材が外皮材表面の一部に露出した半開包被食品
を機械的に連続製造することが可能な半開包被食品製造
方法とその装置を提供すること。 【構成】 押出ダイ81から連続的に押し出されてくる有
芯棒状食品Fを、カッター体1の押出ダイ側にて、芯材
1 を外皮材f2 で包みながら包被切断すると同時に、
カッター体の押出ダイ反対側にて、芯材f1 を切断面に
露出させながら切断するという技術的手段を採用した。 【効果】 従来のように、芯材を一つずつ外皮材で包む
という手間のかかる手順を採用せずに、カッター体の切
断動作のみで、外皮材表面の一部に芯材が露出した半開
包被食品を機械的に製することができ、製造能率は格段
に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二種以上の食品材料か
ら成る有芯棒状食品から、芯材が外皮材表面の一部に露
出して成る半開包被食品を機械的に連続製造することが
可能な半開包被食品製造方法とその装置に関するもので
あり、例えば「赤飯饅頭」など菓子類の他にも、視覚的
面白味をもったパン類、蒲鉾類、ハンバーグ食品等を造
作無く高能率に連続製造することが可能である。
【0002】
【従来の技術】各種の可塑性食品、とりわけ菓子等にお
いては、味覚は勿論のこと、その形状色彩等の視覚によ
っても需要者を娯しませることが重要である。例えば、
饅頭類においては、所謂「赤飯饅頭」に見られるよう
に、饅頭の頭頂部分においてその内包材(赤飯)を外皮
材(饅頭生地)の表面に露出させる工夫が為されてい
る。饅頭の中身(赤飯)を頭頂部において意識的に露呈
させることで、視覚的効果の向上を図っているのである
(図34参照)。
【0003】しかしながら、この赤飯饅頭の如き、外皮
材を壺型に成形したこの半開包被食品の製作作業は、機
械的に連続処理し得る有効な方法や装置がなく、専ら手
作業により一つずつ手間隙かけて行なっていたのが実情
であり、生産性の面からも、また細菌等の混入、繁殖と
いった衛生面からも機械化を望む声が大きかった。
【0004】
【解決すべき技術的課題】そこで、本発明は、従来のよ
うに、赤飯、餡等の内包材を一つずつ外皮材で壺型に包
んでいくという手間のかかる手順を用いることなく、有
芯棒状食品を特殊なカッター体で切断するだけで、その
まま半開包被食品を製造することができる半開包被食品
製造方法、並びにこの製造方法を利用した半開包被食品
製造装置を提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0005】また、本発明の他の目的は、如何なる食品
材料であっても、切断面に小突起を残すことなく綺麗な
切断面を形成しつつ半開包被食品を製することができる
半開包被食品製造方法とその装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題解決のために採用した手段】本発明は、押出ダイ
81から連続的に押し出された二種類以上の食品材料から
成る芯材f1 、外皮材f2 の有芯棒状食品Fを、当該有
芯棒状食品Fに接触すべき部位に括約側縁12を備えるカ
ッター体1を少なくとも3つ組み合わせることで当該括
約側縁12で囲んで作出した整形切断ゲートG内へ導き、
当該各カッター体1を同期的に駆動させることによって
整形切断ゲートG内へ導いた有芯棒状食品Fを、当該整
形切断ゲートGの縮小過程で切断処理してゆくにあた
り、前記各カッター体1の押出ダイ側にて、前記芯材f
1 を外皮材f2 で包みながら有芯棒状食品Fを包被切断
すると同時に、当該各カッター体1の押出ダイ反対側に
て、前記芯材f1 を切断面に露出させながら有芯棒状食
品Fを切断することにより、外皮材f2 の一部に芯材f
1 が露出した半開包被食品を製するという技術的手段を
採用することによって上記課題を解決したのである。
【0007】また、要すれば、先端部に剪断エッジ11を
有し当該剪断エッジ11から支点P側へは括約側縁12を備
える少なくとも3つのカッター体1を各カッター体の剪
断エッジ11が隣りのカッター体の括約側縁12を摺動移動
するごとく中心O半径Rの円周Cを等分割した各点を支
点Pとして各々回動自在に配することによって当該括約
側縁12で囲んで作出した整形切断ゲートG内へ導き、当
該各カッター体1を同期的に回動させることによって整
形切断ゲートG内へ導いた有芯棒状食品Fを、当該整形
切断ゲートGの縮小過程で切断処理してゆくにあたり、
前記各カッター体1の押出ダイ側にて、前記芯材f1
外皮材f2 で包みながら、有芯棒状食品Fの周囲を揉み
擦って成形しつつ有芯棒状食品Fを締め括びり、さらに
前記剪断エッジ11が前記中心Oを越えて円弧移動する過
程で、各剪断エッジ11が互いに擦れ違いに移動接触して
締め括った有芯棒状食品Fを剪断分離するように有芯棒
状食品Fを包被切断すると同時に、当該各カッター体1
の押出ダイ反対側にて、前記芯材f1 を切断面に露出さ
せながら有芯棒状食品Fを切断することにより外皮材f
2 の一部に芯材f1 が露出した半開包被食品を製すると
いう技術的手段を採用した。
【0008】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳しく説明する。なお、図1は本発明に係る第一実
施例カッター体の構成を説明する斜視図、図2は本発明
に係る同カッター体の駆動機構を説明する平面図、図3
は同カッター体の基本円弧を説明する押圧部における水
平断面図、図4〜図9は同カッター体の動作の様子を示
す部分斜視図、図10〜図15は同カッター体の動作段階毎
の同時点での平面図と押圧部における水平断面図と垂直
断面図、図16は同カッター体の変形例の構成を説明する
斜視図、図17は本発明に係る第二実施例カッター体の構
成を説明する斜視図、図18は同カッター体の基本円弧を
説明する押圧部における水平断面図、図19〜図22は同カ
ッター体の動作段階毎の同時点での平面図と押圧部にお
ける水平断面図、図23は本発明に係る第三実施例カッタ
ー体の構成を説明する斜視図、図24は同カッター体の溝
底部を説明する押圧部における水平断面図、図25は本発
明に係る第四実施例カッター体の構成を説明する斜視
図、図26は本発明に係る第五実施例カッター体の構成を
説明する斜視図、図27は本発明に係る第六実施例カッタ
ー体の構成を説明する斜視図、図28は、本発明に係るカ
ッター体の変形例の構成を説明する垂直断面図、図29は
本発明に係る5枚刃型カッター体が作出する整形切断ゲ
ートを示す平面図、図30は本発明に係る6枚刃型カッタ
ー体が作出する整形切断ゲートを示す平面図、図31及び
図32は、本発明に係る第一実施例のカッター体変形例の
動作を説明する平面図、図33は本発明に係る半開包被切
断装置全体の構成を示す概略説明図、図34は本発明に係
る半開包被切断装置により製造された半開包被食品の斜
視図である。
【0009】本発明は、棒状食品を切断する従来の食品
切断装置(例えば、本件出願人による特願平4-334773号
等)におけるカッター体の構成に改良を加えたものであ
り、まず、図1〜図32をもって第一実施例〜第六実施例
カッター体の構成を説明し、最後に図2、図33および図
34をもって半開包被食品製造装置の全体について説明す
る。
【0010】『第一実施例カッター体』図1中、符号1
で指示するものが第1実施例カッター体である。このカ
ッター体1は一定の厚みを有しており、この厚み面に
は、先端部に剪断動作を行なう剪断エッジ11、この剪断
エッジ11から一方へ伸びる側面部に括びり整形動作を行
なう括約側縁12、並びに剪断エッジ11から他方へ伸びる
側面部にこの括約側縁12の移動を許容する許容溝13が形
成されている。
【0011】このカッター体1が4枚、中心O半径Rの
円周C上に等間隔に位置する4つの点Pを支点とし、か
つ各カッター体の剪断エッジ11が隣りのカッター体の括
約側縁12上を摺動移動する如く枢設される(図2、図3
参照)。このようにカッター体1を配することで、各カ
ッター体1の内側には、4つの括約側縁12が中心Oの周
りで取り囲む整形切断ゲートGが作出され、この整形切
断ゲートGが各カッター体1の一斉回動により拡縮開閉
し、整形切断ゲートG内へ押出されてくる有芯棒状食品
Fを切断処理するのである。
【0012】図1に示すように、本実施例カッター体の
括約側縁12は、押出ダイ81(図33参照)に対向する部分
に形成された整形捻曲面12aと、カッター体の側腹部分
に形成された帯形状の押圧部12bとから構成されてお
り、カッター体の押出ダイ81反対側には開綻面12c(図
10のS1 −S1 線垂直断面図参照)が設けられている。
本実施例では、成形捻曲面12aおよび押圧部12bが、図
1中符号12Aで指示する基本円弧を以下に述べる操作で
移動したときに、この基本円弧12Aが描く軌跡形状と一
致する面形状になっている。
【0013】まず、この素線となる基本円弧12Aについ
て、図3を参照しながら説明する。図3はカッター体1
の押圧部12b部分で切った水平断面図である。前述した
ように、本実施例カッター体1は中心O半径Rの円周C
上に等間隔に位置する4つの支点Pに各々回動自在に枢
支されるわけであるが、ある支点Pとその隣りの支点P
との距離をkとし、さらに、図示したように、カッター
体1の先端部が前記中心Oに位置した状態のとき、この
基本円弧12Aは、中心Oから半径kで描かれる仮想円C
1 上の、支点Pから距離Rだけ離れた点X1 を中心とし
て半径kで描かれる円弧(前記中心Oから支点P側へ伸
びる円弧)となっている。また、後述する基本弧端11A
は前記中心O位置と一致する基本円弧12Aの弧端であ
る。
【0014】整形捻曲面12aは、図1に示すように、こ
の基本円弧12Aを、カッター体1の支点Pを通る鉛直線
に沿って上方へ距離Lだけ移動させつつ支点P周りに角
度αだけ回転移動せしめたときの、基本円弧12Aが描く
軌跡面形状と一致するように形成されている。つまり、
整形捻曲面12aは、基本円弧12Aが描く一種の螺旋面に
なっている。一方、カッター体1の押圧部12bは、この
基本円弧12Aを、カッター体の支点Pを通る鉛直軸に沿
って単に直線移動せしめたときの、基本円弧12Aが描く
軌跡面形状と一致するように形成されており、棒状食品
F側へ凸曲した帯状形状になっている。
【0015】カッター体先端部の剪断エッジ11(鉛直部
および斜辺部から成る)は、前記基本円弧12Aを上記と
同様の操作で移動させたときの、基本円弧12A端部の基
本弧端11A(図3参照)が描く軌跡線形状と一致する形
状になっている。
【0016】カッター体1の許容溝13は、カッター体1
が組み合って一斉回動する際、前記括約側縁12の移動を
許容するような溝形状に形成されており、押出ダイ側部
分の溝側面13aと、押出ダイ反対側部分の溝底部13bと
から構成されている。
【0017】この許容溝13の溝底部13bは、その水平断
面形状が、図3に示すように、前記仮想円C1 上に隣り
の支点Pから距離R位置に求められる点X2 より中心O
を基準点として角度αだけ当該隣りの支点P側へ振れた
位置Yを中心とし、且つ前記距離kを半径とする円弧
(前記中心Oから支点P側へ伸びる円弧)形状に形成さ
れており、一方、許容溝13の溝側面13aは、前記整形捻
曲面12a全体を、剪断エッジ11のエッジ端11aを通る鉛
直線11B(図1参照)を回転軸として、支点Pと隣りの
支点Pとが中心Oで為す角度(図3に示す如く本実施例
は4枚刃型なので90°)だけ回転移動せしめた形状と
一致するように形成されている。
【0018】このように整形捻曲面12a全体を、鉛直線
11Bを回転軸として90°だけ回転移動せしめることに
よって、溝側面13aと整形捻曲面12aとが成す水平面上
での角度は、カッター体1上端面においては、90°と
なり、溝底部13b及び押圧部12bに接する部分において
は(90−α)°となり(図3参照)、この他の水平面
上においては、カッター体の上端面から、溝底部13b及
び押圧部12bへ近づくに従い、90°から(90−α)
°へと逓減していくことになる。
【0019】本実施例では、許容溝13をこのように形成
しているので、各カッター体1の剪断エッジ11が前記中
心Oを角度αだけ越えたとき(図15参照)、この許容溝
13には、隣りのカッター体の括約側縁12がピッタリと当
接することになり、この時点で各カッター体1の同期的
な回転運動が停止するのである。
【0020】本実施例カッター体1は、以上のように構
成されており、これらカッター体1が4枚組み合って前
記各括約側縁12が囲んだ整形切断ゲートGにおいて有芯
棒状食品Fを切断処理していく。以下、図4〜図15を参
照しながら、この整形切断ゲートGの動作順序と半開包
被食品製造方法について説述する。
【0021】なお、図4〜図9は各カッター体1が図面
に向かって反時計回りして整形切断ゲートGが閉鎖して
いく様子を6段階(状態イ〜状態ヘ)毎に示した部分斜
視図であり、手前側のカッター体の一枚を特に省略して
表している。また図10〜図15には、各状態(状態イ〜状
態ヘ)毎の同時点での各カッター体1の平面図と、各カ
ッター体1の押圧部12bにおける水平断面図と、各カッ
ター体1の各指示線(例えばS1 −S1 線等)での垂直
断面図とを組にして示している。この垂直断面図以外の
図面では有芯棒状食品Fを省略してある。
【0022】『半開包被食品製造過程』本実施例カッタ
ー体1にあっては、上述したように、押出ダイ側の整形
捻曲面12aと押出ダイ反対側の開綻面12cとが形成され
ているので、両部分において、それぞれ異なる切断作用
が働く。本発明方法は、このカッター体1の部分による
切断作用の差異を積極的に利用することによって、二種
以上の食品材料から成る有芯棒状食品F(芯材f1 、外
皮材f2 )から、外皮材f2 表面の頭部のみ芯材f1
露出した半開包被食品を機械的に連続製造することを可
能にしている。
【0023】図10(図4)に示す状態イは、整形切断ゲ
ートGが最大に開口した状態を表している。この最大開
口時に、S1 −S1 線の垂直断面図に示すように、開口
した整形切断ゲートG内へ、押出ダイ81(図33参照)か
ら押出された有芯棒状食品Fが上方より供給されてく
る。この状態イから、図13(図7)に示す状態ニに至る
までの間に、各カッター体の剪断エッジ11が隣りのカッ
ター体の括約側縁12上を摺動移動しつつ各カッター体が
一斉に反時計回りして整形切断ゲートGが徐々に縮小し
ていく。
【0024】この整形切断ゲートGの縮小過程で、括約
側縁12の押出ダイ側部分は、有芯棒状食品Fを包被切断
する。整形切断ゲートGが縮小するに従い、主として押
圧部12bがその帯状垂直面でもって有芯棒状食品Fの周
囲を押圧していくわけであるが、この押圧部12bと整形
捻曲面12aとが鈍角を成して接しているので、各カッタ
ー体1は、外皮材f2 を千切ることなく、有芯棒状食品
F周囲を四方から押し潰すように締め括びっていくこと
ができ、芯材f1 を外皮材f2 で包みながら包被切断す
るのである。
【0025】さらに、この包被切断時には、押圧部12b
による締め括びり動作と共に、整形捻曲面12aによる揉
み擦り整形動作も行なわれる。押圧部12bにて締め括び
られた部分を整形捻曲面12aが揉み擦って整形していく
のである。整形捻曲面12aは前述したように、基本円弧
12Aを支点P鉛直方向へ移動させつつ支点P周りに回転
移動させて捻じれ面形状に形成しているので、この整形
捻曲面12aの勾配は、当該支点Pから剪断エッジ11側へ
向かうに従い連続的に逓減していく。この整形捻曲面12
aの勾配変化が締め括びり動作段階において重要な役割
を果たす。
【0026】即ち、図10〜図13の垂直断面図中に角度T
1 〜T4 で示すように、押圧部12bの押圧が進むに従っ
て、この整形捻曲面12aの勾配T1 〜T4 が徐々に小さ
くなっていくので、押圧部12bによって締め括びられた
部分を、整形捻曲面12aが揉み擦りながら丸く整形して
いくと共に、外皮材f2 を芯材f1 の中央部へ引込むよ
うに作用して有芯棒状食品Fの包被切断を助けるのであ
る。
【0027】一方、カッター体の押出ダイ反対側の開綻
面12cにおいては、有芯棒状食品Fの包被切断は不完全
にしか行なわれない。押圧部12bと開綻面12cとが直角
を成しているので、押圧部12bによる締め括びり動作の
途中で、外皮材f2 が千切れてしまうのである(図12の
3 −S3 線断面図参照)。つまり、カッター体の押出
ダイ反対側においては、包被作用が不完全に行なわれる
ので、芯材f1 を切断面に露出させて有芯棒状食品Fを
切断するのである。
【0028】このように、本実施例では、カッター体押
出ダイ側で包被切断を行うのと同時に、押出ダイ反対側
で露出切断を行なうような形状に形成されているので、
有芯棒状食品Fの切断動作のみで、図34に示すような、
頭頂部のみ芯材f1 が露出した半開包被食品を製するこ
とができる。
【0029】なお、本実施例カッター体1にあっては、
前述した如く許容溝13が、前記整形捻曲面12a全体及び
押圧部12bを鉛直線11B(図1参照)を回転軸として9
0°回転移動せしめた形成しているため、図13(図7)
に示す状態ニの時点、つまり押圧部12bに接する剪断エ
ッジ11鉛直部が符号Z位置で会合し整形切断ゲートGが
完全閉塞した時点で、その回転運動が停止することはな
い。図13の水平断面図に示すように、状態ニの時点にお
いて、許容溝13の溝底部13bと隣りのカッター体の押圧
部12bとの間には角度αだけ隙間が生じるので、各カッ
ター体1は更に同方向へ角度αだけ回転運動を続行する
ことになるのである(図15参照)。
【0030】この状態ニから状態へに到るまでの間に、
括約側縁12の押出ダイ側部分の剪断エッジ11は、前記中
心Oを角度αだけ越えて円弧移動し、この円弧移動の過
程で各剪断エッジ11斜辺部が互いに擦れ違いながら点接
触移動して、押圧部12bにて締め括びられた有芯棒状食
品Fを完全に剪断分離する。図14(図8)に示す状態ホ
においては、剪断エッジ11斜辺部の符号Wで指示する部
位で一点会合が為されているところを表している。各剪
断エッジ11斜辺部がカッター体の回動に従って互いにね
じれた位置関係(図8参照)を保ちつつ互いに擦れ違い
に点接触移動しながら、前記会合点Zに糸状に残った食
品を恰も鋭利な鋏で剪断するように剪断分離するのであ
る。
【0031】この剪断動作を行なう剪断エッジ11斜辺部
は、前述したように、捻じり成形されているため鋭角を
成しており、さらに、剪断エッジ11上での会合点は、各
カッター体1の回転に伴って、前記中心Oを通る鉛直線
に沿って上方へ移動していくことになる(図15中には、
状態ヘにおける会合点を符号W1 で示しているが、この
会合点W1 は前記会合点Wから上方へ移動している)。
従って、例えば大福餅の如き腰の強い高粘弾性食品材料
を切断する場合でも、本実施例カッター体1は綺麗な包
被切断を確実に行なうことが可能なのである。
【0032】また、本実施例カッター体1にあっては、
各カッター体の回動運動が停止したとき、図15の平面図
と垂直断面図に示すように、4枚のカッター体1により
連続した平面がカッター体の上端面において形成され
る。したがって、この連続平面を、有芯棒状食品Fの下
端部の包被切断面へ積極的に押しつけるようにすれば、
この包被切断面の形状を整えたり、積極的に多様な形状
に整形したりすることも可能となる。
【0033】例えば、図16に示すように、本実施例カッ
ター体1の厚みを増しこの付加した厚み部分を球面状に
切削することによって凹部14を設けるようにすれば、カ
ッター体の凹部14が面一に集合することにより連続した
半球面(半楕円面、放物面等でも良い)を形成させるこ
とができ、有芯棒状食品F端部を各種立体形に整形する
ことも可能になるのである。
【0034】『第二実施例カッター体』図17〜図22に示
す第二実施例カッター体1は、カッター体の括約側縁12
の移動を許容する許容溝13の形状に特徴がある。本実施
例カッター体の整形捻曲面12a及び押圧部12bについて
は、第一実施例と同様に形成されている。これに対し、
本実施例カッター体1の溝側面13a及び溝底部13bは、
基本円弧12Aではなく、基本円弧13Aを素線として捻じ
り形成しているのである。
【0035】基本円弧13Aは、図18に示すように、前記
基本円弧12Aを中心Oと支点Pとを通る直線を基準線と
して対象移動せしめた円弧形状になっている。換言する
ならば、この基本円弧13Aは、中心Oから半径kで描か
れる前記仮想円C1 上の支点Pから距離Rだけ離れた第
二の点X3 を中心として半径kで描かれる円弧(前記中
心Oから支点P側へ伸びる円弧)としているのである。
【0036】この基本円弧13Aを、整形捻曲面12aおよ
び押圧部12bを形成したときと全く同様な操作で移動さ
せることによって、この溝側面13aおよび溝底部13bを
形成する。つまり、基本円弧13Aをカッター体の支点P
の鉛直方向へ移動させつつ支点P周りに回転移動せしめ
ることにより溝側面13aを形成し、一方、基本円弧13A
をカッター体の支点P鉛直方向へ単に移動せしめること
により、垂直帯形状の溝底部13bを形成するのである。
【0037】許容溝13をこのように形成することによっ
て、図15で説明した第一実施例の如く各カッター体の括
約側縁12が隣りのカッター体の許容溝13に突き当たるこ
とはなくなる。以下に、図19〜図22を参照しながら本実
施例カッター体1の動作の特徴を説明する。なお、図19
〜図22には各カッター体の動作段階毎の同時点でのカッ
ター体の平面図とカッター体押圧部12bにおける水平断
面図とを組にして示している。
【0038】本実施例カッター体にあっても、押出ダイ
側には整形捻曲面12aが形成され、押出ダイ反対側には
開綻面12cが形成されており、括約側縁12の垂直断面形
状が非対称となっていることは第一実施例カッター体と
変わるところはない。したがって、本実施例カッター体
1の押出ダイ側で、包被切断動作(図19〜図20に示す段
階)と剪断動作(図20〜図21に示す段階)とが行なわ
れ、押出ダイ反対側で露出切断(図19〜図20に示す段
階)が行なわれる。
【0039】しかしながら、本実施例カッター体1で
は、図21に示す状態、つまり剪断エッジ11のエッジ端11
aが会合した状態で、カッター体の回動運動が停止する
ことはなく、この状態から更に各カッター体を同方向へ
回転させることも可能である。即ち、図22の平面図に示
すように、それまで隣りのカッター体の整形捻曲面12a
上を摺動移動していた各剪断エッジ11のエッジ端11a
が、前記中心Oでの会合状態を経た後、今度は他方で隣
り合っていたカッター体の許容溝13上を摺動移動するこ
とになるのである。
【0040】このように、本実施例では、剪断エッジ11
全体が、隣り合う何れかのカッター体に常に接触するこ
とになるので、第二段階の剪断動作中、剪断エッジ11斜
辺部に加わる負荷を低減することができ、剪断エッジ11
斜辺部の摩耗を抑えることができる。これに対して、前
述した第一実施例カッター体の場合には、第二段階の剪
断動作中、各剪断エッジ11鉛直部は、隣りのカッター体
と離れることになるので(図14の水平断面図参照)、各
カッター体1は殆どW部分だけで接触することになり、
剪断エッジ11斜辺部の摩耗度も比較的大きくなるのであ
る。
【0041】また、本実施例の場合、図22に示す状態か
ら、更に各カッター体1を同方向へ回転させることも可
能である。よって、各カッター体をそのまま同方向へ略
一回転させれば、各カッター体1を、図18に示す状態に
戻すこともできる。つまり、本実施例カッター体を採用
すれば、各カッター体を逆回転させることなく連続的に
半開包被食品を製造することも可能になるのである。
【0042】『第三実施例カッター体』図23及び図24に
示す第三実施例カッター体もまた、括約側縁の移動を許
容する許容溝の形状に特徴がある。本実施例カッター体
1においても、整形捻曲面12aおよび押圧部12bは、第
一実施例および第二実施例と同様、基本円弧12Aの所定
移動操作の軌跡面形状として形成されている。
【0043】本実施例カッター体における許容溝13・1
3′は、第一実施例および第二実施例の許容溝を複合し
た形状に形成されている。図23に示すように、本実施例
カッター体1にあっては、剪断エッジ11からはまず、溝
側面13aと帯形状の溝底部13bとから成る許容溝13が伸
び、さらにこの許容溝13に連続して、第二溝側面13a′
と垂直帯形状の第二溝底部13b′とから成る第二許容溝
13′が伸びている。このうちの許容溝13が、第二実施例
の許容溝と同様な操作で形成されており、第二許容溝1
3′が、第一実施例の許容溝と同様な操作で形成されて
いるのである。
【0044】つまり、図24からも明らかなように、本実
施例カッター体1は、前述した第一実施例カッター体の
許容溝の先端付近に、第二実施例カッター体の許容溝の
一部を付設したものなのである。このように、本実施例
カッター体1にあっては、支点P側へ凸曲する第二許容
溝13′の先端付近に、支点P反対側へ凸曲する許容溝13
を付加したような形状にすることによって、前述した剪
断エッジ11斜辺部における摩耗の問題を解決しているの
である。
【0045】即ち、第二実施例と同様、本実施例におい
ても、剪断エッジ11は、その全体が常に隣り合う何れか
のカッター体に接触することになるので、第二段階の剪
断動作中に、各剪断エッジ11斜辺部に加わる負荷を低減
することができる。要するに本実施例カッター体1は、
前掲した図14の水平断面図に見られる各カッター間の隙
間を埋める如く、支点P反対側へ凸曲した許容溝13を付
設しているのである。
【0046】また、本実施例カッター体1にあっては、
許容溝の後端側に、第一実施例カッター体1の許容溝と
同形状の第二許容溝13′が設けられているわけであり、
この第二許容溝13′に隣りのカッター体の括約側縁12が
ピッタリと当接して、各カッター体1の回転運動が停止
したとき、4枚のカッター体1の上下端面には連続した
平面が形成されることになる。
【0047】以上、第一実施例〜第三実施例をもって説
明したように、カッター体1の許容溝の形状は、半開包
被食品の製造過程に直接的には関係しない。この許容溝
が、括約側縁12の移動を許容し、整形切断ゲートGが完
全閉塞しさえすれば、半開包被食品を製造することがで
きる。さらに、この許容溝が、前記剪断エッジ11が前記
中心Oを越えて円弧移動可能なように、括約側縁12の移
動を許容できれば、剪断エッジ11による剪断動作が可能
となるのである。したがって、前述した剪断エッジ11斜
辺部の摩耗度の問題等を考慮しないのであれば、上記の
第三実施例カッター体の許容溝13および第二許容溝13′
位置よりも支点P側に近い位置に許容溝を形成しても、
半開包被食品製造動作は行なわれる。
【0048】『第四実施例カッター体』図25に示す第四
実施例カッター体1は、許容溝13を支点P側に向かって
大きく切削した形状に形成してある。本実施例にあって
も、第一実施例〜第三実施例と同様、カッター体1の押
出ダイ側に整形捻曲面12aを形成しており、押出ダイ反
対側に開綻面12cを形成しているので、前掲の図10〜図
15の垂直断面図で説明した半開包被食品製造動作は本実
施例カッター体1においても同様に行なわれる。
【0049】ただ、本実施例カッター体1は、第一実施
例と同様、剪断エッジ11は許容溝13上を摺動移動するこ
とはないので、剪断エッジ11斜辺部の摩耗度の問題は解
決されない。また、第一実施例および第三実施例のよう
に、カッター体1端面による連続面も獲得できない。し
かしながら、本実施例カッター体1の場合、許容溝13の
形成には、微妙な形成技術を駆使する必要がなく簡単に
加工することが可能であるという利点を有する。
【0050】『第五実施例カッター体』図26に示す第五
実施例カッター体1は、整形捻曲面12aの形状に特徴が
ある。本実施例カッター体1の括約側縁12は、捻じり成
形された整形捻曲面12aだけから構成され、第一実施例
に形成した帯状垂直面(押圧部12b)は設けていない。
その代わり、カッカー体側腹部分において整形捻曲面12
aの勾配を大きくすることで、カッカー体押出ダイ側の
整形捻曲面12aと押出ダイ反対側の開綻面12cとが為す
角度を約90°にしている。
【0051】前掲した図1に示すように、第一実施例カ
ッター体においては、基本円弧12Aを、支点Pの鉛直方
向へ移動させながら支点P周りに、一定の割合で、回転
移動せしめていたため、軌跡面として形成される整形捻
曲面は、平面に近い形状を成していたのであるが、本実
施例においては、基本円弧12Aを支点Pの鉛直方向上向
きに移動させつつ、支点P周りに、最初ゆっくり、そし
て徐々に速くするように回転移動せしめることにより整
形捻曲面12aを形成しているのである。
【0052】しかして、整形捻曲面12aと開綻面12cと
が為す角度は、第一実施例と同様にほぼ90°となって
いるので、本実施例カッター体を用いても半開包被食品
を製することができる。本実施例にあっては、整形捻曲
面12aの勾配が、カッター体側腹部に向かうに従って滑
らかに大きくなるので、締め括びり動作時の芯材f1
流動を促進することができ、例えば外皮材f2 の延性等
が小さい有芯棒状食品Fの半開包被に好適である。
【0053】また、本実施例カッター体1は、剪断エッ
ジ11斜辺上における会合点の上方向への移動も、第一実
施例とは異なることになる。第一実施例カッター体にあ
っては、図14に示す会合点Wから、図15に示す会合点W
1 への移動は、カッター体回動運動と共に一定速度で行
なわれるが、本実施例カッター体の場合には、この会合
点の移動は、最初素早く、そして徐々にゆっくり為され
ることになる。なお、本実施例カッター体1の許容溝13
は、第一実施例で述べたのと同様に、成形捻曲面12a全
体を、剪断エッジ11のエッジ端11aを通る鉛直線11Bを
回転軸として支点P側へ90°だけ回転移動せしめた形
状と一致するように形成されている。
【0054】『第六実施例カッター体』図27に示す第六
実施例カッター体1もまた、第五実施例と同様、括約側
縁12が整形捻曲面12aのみから構成されている。本実施
例カッター体1の押出ダイ側の整形捻曲面12aは、前述
した基本円弧12Aを、支点Pの鉛直方向、上向きに移動
させつつ支点P周りに、最初早く、そして徐々に遅くす
るように回転移動せしめることによって形成されてい
る。許容溝13は、この整形捻曲面12a全体を剪断エッジ
11のエッジ端11aを通る鉛直線11Bを回転軸として支点
P側へ90°だけ回転移動せしめた形状と一致するよう
に形成されている。
【0055】本実施例では、押出ダイ側の整形捻曲面12
aと押出ダイ反対側の開綻面12cとが為す角度は鋭角に
なる。したがって、本実施例カッター体を用いて、有芯
棒状食品Fの切断処理を行なえば、外皮材f2 頭部にお
ける芯材f1 の露出度を大きくすることができる。即
ち、第一実施例カッター体の場合には、押圧部12bと開
綻面12cとが為す角度は90°であったため、前掲の図
10〜図12の垂直断面図に示すように、外皮材f2 は、芯
材f1 内へある程度引き込まれてから千切れていたので
あるが、本実施例の場合、カッター体の押出ダイ反対側
が鋭角になっているため、外皮材f2 は直ぐに千切れて
しまうのである。
【0056】このように、カッター体1の押出ダイ反対
側の開綻面12cとカッター体側腹部とが為す角度によ
り、製造される半開包被食品の芯材f1 の露出度合いが
決定されるのである。また、本実施例カッター体にあっ
ては、剪断動作時における剪断エッジ11斜辺上の会合点
移動は最初にゆっくり、そして徐々に素早く為されるこ
とになる。
【0057】以上、第一実施例〜第六実施例をもって、
本発明に係るカッター体の構成について詳しく説明して
きたが、本発明カッター体は上記実施例に限定されるも
のではなく「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能である。
【0058】例えば、第一実施例〜第四実施例カッター
体の側腹部に形成した垂直帯形状の押圧部12bの幅は、
有芯棒状食品の外皮材の材質や厚み等に応じて変更すれ
ば良い。上記実施例カッター体の押圧部12b幅を大きく
すれば、締め括びり動作時により多くの外皮材f2 を芯
材f1 内へ引き込むことになり、半開包被食品の頭頂部
における芯材f1 の露出度を小さくすることができる。
したがって、前述した第六実施例カッター体の側腹部分
に、垂直帯形状の押圧部12bを設けるようにすれば、得
られる半開包被食品の頭頂部における芯材f1 の露出度
を小さくすることができる。
【0059】また、上記実施例は何れも、カッター体1
の押出ダイ反対側に形成した開綻面12cを、カッター体
回転面と一致する水平面形状に形成していたが、これに
限定されるものではなく、この開綻面12cを、押出ダイ
側の整形捻曲面12aと同様に基本円弧12Aを素線とする
捩じり成形面に形成しても良い。つまり、開綻面12cに
若干の勾配をもたせても良いのである(図28参照)。勿
論、この開綻面12cの勾配は、押出ダイ側の成形捻曲面
12aの勾配よりも小さくなければならないが、この開綻
面12cの勾配を大きくすれば、成形捻曲面12aとカッタ
ー体側腹部(押圧部12b)とが為す角度は大きくなり、
従って、半開包被食品の頭頂部における芯材f1 の露出
度は小さくなる。
【0060】このように、カッター体1の押出ダイ側、
あるいは押出ダイ反対側に形成すべき構成面の幅や勾配
を種々変更することによって、多様な半開包被食品を製
することができる。上記実施例においては、芯材f1
外皮材f2 の2層有芯棒状食品から半開包被食品を製造
する例を説明したが、勿論これに限定されるものではな
く、例えば、三種類の食品材料から成る三層有芯棒状食
品(第一芯材f11、第二芯材f12、外皮材f2 )を押出
ダイから押し出すようにすれば、頭頂部において、第一
芯材f11と第二芯材f12、或いは第二芯材f12のみが外
皮材f2 に露出した半開包被食品を製することもでき
る。
【0061】また、上記実施例では全て、4枚のカッタ
ー体を組み合わせて整形切断ゲートGを作出する4枚刃
型を例としているが、本発明は、この4枚刃型に限定さ
れるものではなく、3枚以上であれば何枚でも良い。図
29及び図30に示すのは、5枚刃型および6枚刃型カッタ
ー体の実施例である。図から分かるように、カッター体
の枚数を多くすれば、整形切断ゲートGを大きく作出す
ることができ、またゲート形状も円形状に近づくので、
丸棒状に押出される棒状食品の周囲を殆ど丸棒状のまま
多方向から締め括びることが可能になる。しかしなが
ら、カッター体の枚数が多くなれば、カッター機構部は
複雑になりカッター体の摺動箇所も多くなって、整形切
断ゲートGの拡縮開閉に伴う摺動抵抗は増加する。有芯
棒状食品Fの粘弾性等に応じて、最適な枚数を選択すれ
ば良い。
【0062】また、第一実施例においては、図15で説明
したように、各カッター体のエッジ端11aが前記中心O
(符号W1 位置)で一点会合したとき、各カッター体の
括約側縁12が隣りのカッター体の許容溝13に突き当たっ
てカッター体の回動が停止する構成になっていたのであ
るが、本発明は勿論これに限定されるものではない。第
一実施例カッター体1の許容溝13を、前記鉛直線11Bを
回転軸として支点P側へ若干、回転移動させれば、図31
および図32に示したように、エッジ端11aが中心Oを越
えたところで、各カッター体を停止させることも可能で
ある。ただし、この場合には、図32からも明らかなよう
にカッター体端面による連続平面は形成されない。
【0063】第一実施例カッター体1の許容溝13を前記
鉛直線11Bを回転軸として支点P側へ若干、回転移動さ
せるということは、換言するならば、図3において、点
Yを点X2 から少し多めに円弧移動(α+α1 )させて
から溝底部13aを形成するということであり、図1にお
いて、整形捻曲面12a全体を、鉛直軸11Bを回転軸とし
て(90−α1 )だけ回転移動せしめて溝側面13aを形
成するということである。前述したように、本発明カッ
ター体は、第三実施例カッター体の許容溝13及び第二許
容溝13′位置よりも支点P側に近い位置に許容溝を形成
しさえすれば、剪断エッジ11による剪断動作が実現でき
るのである。
【0064】また逆に、第一実施例カッター体1の許容
溝13を形成するにあたり、整形捻曲面12a全体及び押圧
部12bを、鉛直軸11Bを回転軸として(90+α)だけ
回転移動せしめるようにしても良い。このように許容溝
13を形成すれば、押圧部12bと溝底部13bとが為す角度
は90°となり、図13に示すように、押圧部12bに接す
る剪断エッジ11鉛直部が前記符号Zで会合した状態ニの
時点で、各カッター体の回転運動は停止することにな
り、状態ニ以降の剪断エッジ11斜辺部による剪断動作は
行なわれなくなる。勿論、半開包被食品製造動作に影響
はないので、切断が容易で、切断面に糸状突起を残さな
い食品材料に用いることができる。
【0065】最後に、図2および図33を参照しつつカッ
ター体駆動機構を含む半開包被食品製造装置全体につい
て説明する。
【0066】図33中、符号8で指示するものは、押出ダ
イ81より食品材料を連続棒状に押出しするエクストルダ
ーであり、このエクストルダー8は、二種類の食品材料
から成る芯材f1 、外皮材f2 の有芯棒状食品Fを、下
方に位置したカッター体1・1…が作出する整形切断ゲ
ートG内へ押出するようになっている。図中、符号3で
指示するものは制御モータ41の駆動力を各カッター体1
に伝達するリンク部材である。図2に示すように、この
リンク部材3・3…によって隣合うカッター体同士が軸
支連結され、各カッター体1が同期的な回動運動を行う
のである。
【0067】前記制御モータ41には、モータ制御装置4
2、設定器43、及び検出器44が設けてある。当該設定器4
3に、制御モータ41の回転方向、回転角度、回転速度等
の設定値を入力すれば、モータ制御装置42が、この設定
信号と検出器44から出力された制御モータ41軸角度の検
出信号とを比較して、制御モータ41を制御作動させるの
である。
【0068】図33中、符号5で指示するものは、カッタ
ー体1下方に配置され、図示しないコンベアモータによ
って断続的に作動するベルトコンベアであり、このベル
トコンベア5は、切断処理した半開包被食品を(紙面に
対して垂直方向に)目的とする位置まで搬送する。当該
ベルトコンベア5およびカッター体1を含む切断機構部
は、第二モータ71と連動する第一カム72、及び第二カム
73によって上下動される昇降ロッド62および昇降ロッド
63を介しそれぞれ適宜に上下動するように構成されてい
る。この上下運動により、有芯棒状食品Fの押出速度と
カッター体1の垂直方向の移動速度とを同調させたり、
有芯棒状食品Fの切断時において、棒状食品が自重で伸
びたり、ちぎれて芯材が露出してしまうことを防止す
る。
【0069】
【本発明の効果】以上、実施例をもって説明したとお
り、本発明に係る半開包被食品製造方法にあっては、押
出ダイから棒状に押し出されてくる有芯棒状食品を、カ
ッター体の押出ダイ側部分で、芯材を外皮材で包みなが
ら包被切断するのと同時に、カッター体の押出ダイ反対
側部分で、芯材を切断面に露出させて切断するという手
段を採用することによって、従来のように芯材を一つず
つ外皮材で包むという手間のかかる手順を用いず、カッ
ター体の切断動作のみで、外皮材表面の一部に芯材が露
出した半開包被食品を機械的に製造していくことがで
き、半開包被食品の製造能率を格段に向上させることが
できる。
【0070】また、要すれば、各カッター体の押出ダイ
側、或いは押出ダイ反対側にそれぞれ形成すべき各構成
面の幅や勾配を変更することによって、製造される半開
包被食品の頭頂部における芯材の露出度を適宜に調節す
ることができるので、多種多様な半開包被食品を製する
ことが可能である。
【0071】さらに、要すれば、各カッター体の押出ダ
イ側、或いは押出ダイ反対側にそれぞれ形成すべき各構
成面を、所定の基本円弧を素線にもつ螺旋面形状に形成
することによって、有芯棒状食品の締め括びり動作と共
にこの螺旋面による揉み擦り整形動作も行なわしめるこ
とが可能となり、さらに螺旋面端部における剪断動作に
より綺麗な切断面を形成しながら半開包被食品を製する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図2】同カッター体の駆動機構を説明する平面図であ
る。
【図3】同カッター体の基本円弧を説明する押圧部にお
ける水平断面図である。
【図4】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図5】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図6】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図7】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図8】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図9】同カッター体の動作の様子を段階的に示した部
分斜視図である。
【図10】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図11】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図12】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図13】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図14】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図15】同カッター体動作段階毎の平面図と押圧部の水
平断面図と垂直断面図である。
【図16】同カッター体の変形例の構成を説明する斜視図
である。
【図17】本発明に係る第二実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図18】同カッター体の基本円弧を説明する押圧部にお
ける水平断面図である。
【図19】同カッター体の動作段階毎の平面図と押圧部に
おける水平断面図である。
【図20】同カッター体の動作段階毎の平面図と押圧部に
おける水平断面図である。
【図21】同カッター体の動作段階毎の平面図と押圧部に
おける水平断面図である。
【図22】同カッター体の動作段階毎の平面図と押圧部に
おける水平断面図である。
【図23】本発明に係る第三実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図24】同カッター体の溝底部を説明する押圧部におけ
る水平断面図である。
【図25】本発明に係る第四実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図26】本発明に係る第五実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図27】本発明に係る第六実施例カッター体の構成を説
明する斜視図である。
【図28】本発明に係るカッター体の変形例の構成を説明
する垂直断面図である。
【図29】本発明に係る5枚刃型カッター体による整形切
断ゲートを示す平面図である。
【図30】本発明に係る6枚刃型カッター体による整形切
断ゲートを示す平面図である。
【図31】本発明に係る第一実施例のカッター体変形例の
動作を説明する平面図である。
【図32】本発明に係る第一実施例のカッター体変形例の
動作を説明する平面図である。
【図33】本発明に係る半開包被食品製造装置全体の構成
を示す概略説明図である。
【図34】本発明に係る半開包被食品製造装置により製造
される半開包被食品の斜視図である。
【符号の説明】
1 カッター体 11 剪断エッジ 11A 基本弧端 11B 鉛直線 11a エッジ端 12 括約側縁 12A 基本円弧 12a 整形捻曲面 12b 押圧部 12c 開綻面 13 許容溝 13A 基本円弧 41 制御モータ 5 コンベア 8 エクストルダー 81 押出ダイ F 有芯棒状食品 f1 芯材 f2 外皮材 G 整形切断ゲート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出ダイ81から連続的に押し出された二
    種類以上の食品材料から成る芯材f1 、外皮材f2 の有
    芯棒状食品Fを、当該有芯棒状食品Fに接触すべき部位
    に括約側縁12を備えるカッター体1を少なくとも3つ組
    み合わせることで当該括約側縁12で囲んで作出した整形
    切断ゲートG内へ導き、当該各カッター体1を同期的に
    駆動させることによって整形切断ゲートG内へ導いた有
    芯棒状食品Fを、当該整形切断ゲートGの縮小過程で切
    断処理してゆくにあたり、前記各カッター体1の押出ダ
    イ側にて、前記芯材f1 を外皮材f2 で包みながら有芯
    棒状食品Fを包被切断すると同時に、当該各カッター体
    1の押出ダイ反対側にて、前記芯材f1 を切断面に露出
    させながら有芯棒状食品Fを切断することにより、外皮
    材f2 の一部に芯材f1 が露出した半開包被食品を製す
    ることを特徴とした半開包被食品製造方法。
  2. 【請求項2】 押出ダイ81から連続的に押し出された二
    種類以上の食品材料から成る芯材f1 、外皮材f2 の有
    芯棒状食品Fを、先端部に剪断エッジ11を有し当該剪断
    エッジ11から支点P側へは括約側縁12を備える少なくと
    も3つのカッター体1を各カッター体の剪断エッジ11が
    隣りのカッター体の括約側縁12を摺動移動するごとく中
    心O半径Rの円周Cを等分割した各点を支点Pとして各
    々回動自在に配することによって当該括約側縁12で囲ん
    で作出した整形切断ゲートG内へ導き、当該各カッター
    体1を同期的に回動させることによって整形切断ゲート
    G内へ導いた有芯棒状食品Fを、当該整形切断ゲートG
    の縮小過程で切断処理してゆくにあたり、前記各カッタ
    ー体1の押出ダイ側にて、 前記芯材f1 を外皮材f2 で包みながら、有芯棒状食品
    Fの周囲を揉み擦って成形しつつ有芯棒状食品Fを締め
    括びり、さらに前記剪断エッジ11が前記中心Oを越えて
    円弧移動する過程で、各剪断エッジ11が互いに擦れ違い
    に移動接触して締め括った有芯棒状食品Fを剪断分離す
    るように有芯棒状食品Fを包被切断すると同時に、当該
    各カッター体1の押出ダイ反対側にて、 前記芯材f1 を切断面に露出させながら有芯棒状食品F
    を切断することにより外皮材f2 の一部に芯材f1 が露
    出した半開包被食品を製することを特徴とした半開包被
    食品製造方法。
  3. 【請求項3】 二種以上の食品材料を芯材f1 、外皮材
    2 の有芯棒状食品Fとして押出ダイ81から連続的に押
    し出すエクストルダー8と;中心O半径Rの円周Cを等
    分割した位置に支点Pを有し、制御モータ41の駆動によ
    り自由端縁が同期的に揺動する複数のカッター体1を具
    備し、これらカッター体1の一方の側縁には前記中心O
    の周りに拡縮開閉する整形切断ゲートGを作出する括約
    側縁12、他方の側縁には隣りのカッター体の括約側縁12
    の移動を許容する許容溝13が形成されており、 前記括約側縁12には、隣り合う支点Pと支点Pとの間の
    距離kを半径として前記中心Oの周りに描かれる仮想円
    1 上に求められる当該支点Pから前記距離Rの点X1
    を中心として半径kで前記中心Oから描かれる基本円弧
    12Aを、前記支点Pの鉛直方向へ所要長だけ移動させつ
    つ支点P周りに所要角度だけ回転移動せしめたときに当
    該基本円弧12Aが描く軌跡面形状を成し且つカッター体
    1の押出ダイ側に形成された整形捻曲面12aを備え、各
    カッター体1の押出ダイ反対側には、包被切断作用が不
    完全な開綻面12cを形成した少なくとも3つのカッター
    体から構成される切断機構部と;当該切断機構部にて切
    断処理された食品を目的位置へ搬送するコンベア5と;
    を包含しており、前記各カッター体1が一斉に回動する
    ことにより、各カッター体1の括約側縁12が前記中心O
    の周りに作出する整形切断ゲートGにて、前記エクスト
    ルダー8から押出し供給される有芯棒状食品Fを、当該
    整形切断ゲートGの縮小過程で、前記各カッター体1の
    押出ダイ側の整形捻曲面12aにて、前記芯材f1 を外皮
    材f2 で包みながら、有芯棒状食品Fの周囲を揉み擦り
    成形しつつ締め括びり包被切断すると同時に、当該各カ
    ッター体1の押出ダイ反対側の開綻面12cにて、前記芯
    材f1 を切断面に露出させながら有芯棒状食品Fを切断
    することによって、外皮材f2 の一部に芯材f1 が露出
    した半開包被食品を製造することを特徴とした半開包被
    食品製造装置。
  4. 【請求項4】 二種以上の食品材料を芯材f1 、外皮材
    2 の有芯棒状食品Fとして押出ダイ81から連続的に押
    し出すエクストルダー8と;中心O半径Rの円周Cを等
    分割した位置に支点Pを有し、制御モータ41の駆動によ
    り自由端縁が同期的に揺動する複数のカッター体1を具
    備し、これらカッター体1には、自由端縁に前記中心O
    を越えて円弧移動可能な剪断エッジ11、この剪断エッジ
    11を挟む一方の側縁に前記中心Oの周りに拡縮開閉する
    整形切断ゲートGを作出する括約側縁12、ならびに前記
    剪断エッジ11を挟む他方の側縁に隣りのカッター体の括
    約側縁12の移動を許容する許容溝13が形成されており、 前記括約側縁12には、隣り合う支点Pと支点Pとの間の
    距離kを半径として前記中心Oの周りに描かれる仮想円
    1 上に求められる当該支点Pから前記距離Rの点X1
    を中心として半径kで前記中心Oから描かれる基本円弧
    12Aを、前記支点Pの鉛直方向へ所要長だけ移動させつ
    つ支点P周りに所要角度だけ回転移動せしめたときに当
    該基本円弧12Aが描く軌跡面形状を成し且つカッター体
    1の押出ダイ側に形成された整形捻曲面12aを備え、各
    カッター体1の押出ダイ反対側には、包被切断作用が不
    完全な開綻面12cを形成した、少なくとも3つのカッタ
    ー体から構成される切断機構部と;当該切断機構部にて
    切断処理された食品を目的位置へ搬送するコンベア5
    と;を包含しており、前記各カッター体1が一斉に回動
    することにより、各カッター体1の括約側縁12が前記中
    心Oの周りに作出する整形切断ゲートGにて、前記エク
    ストルダー8から押出し供給される有芯棒状食品Fを、
    当該整形切断ゲートGの縮小過程で、各カッター体1の
    押出ダイ側の整形捻曲面12aにて、 前記芯材f1 を外皮材f2 で包みながら、有芯棒状食品
    Fの周囲を揉み擦って成形しつつ締め括びり、さらに前
    記剪断エッジ11が前記中心Oを越えて円弧移動する過程
    で、各剪断エッジ11が互いに擦れ違いに移動接触して締
    め括った部を剪断分離するように包被切断すると同時
    に、各カッター体1の押出ダイ反対側の開綻面12cに
    て、 前記芯材f1 を切断面に露出させながら有芯棒状食品F
    を切断することにより外皮材f2 の一部に芯材f1 が露
    出した半開包被食品を製造することを特徴とした半開包
    被食品製造装置。
  5. 【請求項5】 中心Oの周りに拡縮開閉する整形切断ゲ
    ートGを作出する括約側縁12の側腹部分に、基本円弧12
    Aを支点Pの鉛直方向へ所要長だけ移動せしめたときに
    当該基本円弧12Aが描く軌跡面形状を成す帯形状の押圧
    部12bを含んでいることを特徴とする請求項3又は請求
    項4記載の半開包被食品製造装置。
  6. 【請求項6】 剪断エッジ11を他方で挟む許容溝13を、
    括約側縁12を剪断エッジ11のエッジ端11aを通る鉛直線
    11Bを基準軸として隣り合う支点Pと支点Pとが中心O
    で成す中心角だけ、或いは当該中心角より小さい角度だ
    け、支点P側へ回転移動せしめた形状に形成したことを
    特徴とする請求項4または請求項5記載の半開包被食品
    製造装置。
  7. 【請求項7】 剪断エッジ11を他方で挟む許容溝13を、
    仮想円C1 上に求められる支点Pから距離Rの、点X1
    と反対側の点X3 を中心として半径kで中心Oから描か
    れる基本円弧13Aを、支点Pの鉛直方向へ所要長だけ移
    動させつつ支点P周りに所要角度だけ回転移動せしめた
    ときに、当該基本円弧13Aが描く軌跡面形状に形成した
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の半開包
    被食品製造装置。
  8. 【請求項8】 剪断エッジ11を他方で挟む許容溝13の先
    端側の形状を、仮想円C1 上に求められる支点Pから距
    離Rの、点X1 と反対側の点X3 を中心として半径kで
    中心Oから描かれる基本円弧13Aを、支点Pの鉛直方向
    へ所要長だけ移動させつつ支点P周りに所要角度だけ回
    転移動せしめたときに、当該基本円弧13Aが描く軌跡面
    形状とし、 当該許容溝13の後端側の形状を、括約側縁12を剪断エッ
    ジ11のエッジ端11aを通る鉛直線11Bを基準軸として隣
    り合う支点Pと支点Pとが中心Oで成す中心角だけ、或
    いは当該中心角より小さい角度だけ、支点P側へ回転移
    動せしめた形状としたことを特徴とする請求項4または
    請求項5記載の半開包被食品製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103929983A (zh) * 2011-10-26 2014-07-16 日本水产株式会社 饲料或食品的生产方法
US8926308B2 (en) 2010-04-21 2015-01-06 Intercontinental Great Brands Llc Dough extruders and methods
KR102227323B1 (ko) * 2020-07-31 2021-03-11 박태식 소떡 제조장치

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JPH0283795U (ja) * 1988-12-20 1990-06-28

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