JPH07322152A - 撮像方法及び撮像装置 - Google Patents

撮像方法及び撮像装置

Info

Publication number
JPH07322152A
JPH07322152A JP6106643A JP10664394A JPH07322152A JP H07322152 A JPH07322152 A JP H07322152A JP 6106643 A JP6106643 A JP 6106643A JP 10664394 A JP10664394 A JP 10664394A JP H07322152 A JPH07322152 A JP H07322152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical
pixel
reference position
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6106643A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Haranishi
正樹 原西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6106643A priority Critical patent/JPH07322152A/ja
Publication of JPH07322152A publication Critical patent/JPH07322152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/48Increasing resolution by shifting the sensor relative to the scene

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像した画像を短時間でモニタすることがで
きると共にメモリ容量を節減できる撮像方法及び撮像装
置を得る。 【構成】 平行平板4を制御手段5で制御して光軸を移
動させることにより、イメージセンサ6上の光学像を複
数の基準位置に移動させ、各基準位置に対してささらに
補色カラーフィルタの種類に応じて異る複数方向に1画
素ずらしを行いながら撮像し、得られる画像データを記
憶手段11に記憶する。上記撮像を行いながら上記記憶
された画像データを用いて色処理演算部13により補色
イメージからRGBイメージに変換して記憶手段14に
記憶する。 【効果】 撮像しながら色処理を行うので、撮像画像を
速やかにモニタすることができると共に記憶手段の容量
を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書画カメラ等で撮像さ
れた画像の高解像度化を行う撮像方法及び撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の撮像方法を実行する撮像
装置である。1は光学レンズ、2は絞り、3は光学系の
ドライバ、4は光軸を移動させるための回転可能に成さ
れた透明な平行平板、5は平行平板4を制御するための
制御手段、6は補色モザイクフィルタ(Mg,Gr,C
y,Ye)を具備した撮像素子としてのイメージセン
サ、7は同期信号発生器、8はシステム全体を制御する
システムコントローラ、9はサンプルホールドおよびA
GC回路、10はA/D変換器、11は補色イメージを
記憶する記憶手段、12は記憶手段11の記憶制御部、
13は補色イメージからRGBイメージへ変換する色処
理演算部、14は色処理演算により生成されたRGBイ
メージを記憶する記憶手段、15は記憶手段14の記憶
制御部である。
【0003】次に動作について説明する。光は光学レン
ズ1およびしぼり2を通りイメージセンサ6により撮像
されるが、その際、レンズ1及び絞り2とイメージセン
サ6との間に回転可能な平行平板4を配置し、これを光
軸に対して垂直な2軸を回転中心として回転させる平行
平板4により光軸移動させる。センサ6は同期信号発生
器7により発生された同期信号に従い、タイミングジェ
ネレータ12により発生されたタイミング信号により駆
動される。撮像された補色イメージはサンプルホールド
/AGC回路9により、相関二重サンプリング及びAG
C(自動利得制御)が行われ、A/D変換器10により
ディジタル化され、その画像データは記憶手段11に記
憶される。記憶手段11に記憶された画像データは、色
処理演算部13により色処理が行われ、R、G、Bイメ
ージが生成されて記憶手段14に記憶される。
【0004】この撮像装置において撮像を行うとき、回
転可能な平行平板4の回転角を、制御手段5を用いて回
転させ、イメージセンサ6上に結像する光学像を所望の
移動量分移動させることにより画素ずらしを行い、高解
像度の画像を生成することができる。
【0005】図13は上記画素ずらしを行う機構を示
す。図13において、平行平板4を光軸に対して垂直な
2軸を回転中心として回転させる。これにより、イメー
ジセンサ6上に結像する光学像を移動させて画素ずらし
を行う。図13では、平行平板4を回転軸に対して回転
角θ回転させることにより光学像をdだけ移動させた様
子を示している。ここでdとθの関係は、θが微小であ
るとき、平行平板の屈折率をn、厚さをTとすると次式
のような近似式で表すことができる。 d≒T(1−1/n)sinθ ……… (1)
【0006】従来は上記の画素ずらしの方法として図1
4及び図15の(1)〜(16)に示したように撮像と
画素ずらしとを16回繰り返すことにより画像生成を行
っていた。この撮像方法によれば、イメージセンサ6に
入射する光の光軸を移動させる平行平板4の制御が容易
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補色イ
メージからRGBイメージを得るためには、画像の各画
素に対して補色4色の成分が必要であるため、上記図1
4、図15の画素ずらしを行った場合、16回の撮像が
終わるまで各画素に対して補色4色の成分を得ることが
できないため、撮像から色処理演算を経て画像を確認で
きるようになるまでに時間がかかるという問題があっ
た。さらに、撮像後に一時画像を記憶する16画像分の
メモリが必要になり、システムを構築する場合に物理的
に大きくなると同時に高価になるという問題があった。
【0008】本発明は上記の問題を解決するために成さ
れたもので撮像後に短時間で撮像画面のモニタを行え、
また記憶手段の容量を小さくすることのできる撮像方法
おび撮像装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、光学レンズを通じて得られる被写体の光学像を、画
素毎に配列された複数類のカラーフィルタを通じてイメ
ージセンサ上に結像させて撮像を行い、その際、光軸移
動手段を用いて光軸を移動させることにより、上記イメ
ージセンサ上に結像された光学像をずらせながら撮像を
行い、撮像により得られた画像データ記憶手段に記憶
し、この記憶された画像データを信号処理手段で、信号
処理する撮像方法において、上記光軸を移動させない基
準位置での撮像を行い得られる画像データを上記記憶手
段に記憶する第1のステップと、上記イメージセンサ上
に結像する光学像を上記光軸移動手段により上記基準位
置に対して1画素分ずらせて撮像を行い、得られる画像
データを上記憶手段に記憶する第2のステップと、上記
第2のステップを上記カラーフィルタの種類数だけ繰り
返す第3のステップと、上記イメージセンサ上に結像す
る光学像を上記光軸移動手段により上記基準位置より1
画素分以下ずらせその位置を次の基準位置とする第4の
ステップと、上記次の基準位置で撮像を行い、得られる
画像データを上記記憶手段に記憶する第5のステップ
と、上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸
移動手段により上記次の基準位置に対して1画素分以下
ずらせて撮像を行い、得られる画像データを上記記憶手
段に記憶する第6のステップと、上記第6のステップを
上記カラーフィルタの種類数だけ繰り返す第7ステップ
と、複数の基準位置について上記第4〜第7のステップ
を繰り返す第8のステップとを行うようにしている。
【0010】請求項2の発明においては、上記第1、第
2のステップを行うと共に、上記第2のステップを上記
カラーフィルタの種類数より少ない回数だけ繰り返す第
3のステップと、上記カラーフィルタの残りの種類につ
いて、上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光
軸移動手段により上記基準位置に対して1画素分ずらせ
て撮像を行いながら上記記憶手段を読み出し、読み出さ
れた画像データと上記撮像により得られる画像データと
を用いて上記信号処理手段で信号処理を行う第4のステ
ップと、上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記
光軸移動手段により上記基準位置より1画素分以下ずら
せその位置を次の基準位置とする第5のステップと、上
記次の基準位置で撮像を行い、得られる画素データを上
記記憶手段に記憶する第6のステップと、上記イメージ
センサ上に結像する光学像を上記光軸移動手段により上
記次の基準位置に対して1画素分ずらせて撮像を行い、
得られる画像データを上記記憶手段に記憶する第7のス
テップと、上記第7のステップを上記カラーフィルタの
種類数より少ない回数だけ繰り返す第8のステップと、
上記カラーフィルタの残りの種類について、上記イメー
ジセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動手段により
上記次の基準位置に対して1画素分ずらせて撮像を行い
ながら上記記憶手段を読み出し、読み出された画像デー
タと上記撮像により得られる画像データとを用いて上記
信号処理手段で信号処理を行う第9のステップと、複数
の基準位置について上記第5〜第9のステップを繰り返
す第10のステップとを行うようにしている。
【0011】請求項3の発明においては、画素毎に配列
された複数種類のカラーフィルタを有し、光学レンズか
ら得られる被写体の光学像を上記カラーフィルタを通じ
て撮像するイメージセンサと、光軸を移動させて上記イ
メージセンサ上に結像された光学像をずらせる光軸移動
手段と、上記光学像を複数の基準位置にずらせ、各基準
位置毎に上記光学像をその基準位置に対して複数の方向
に1画素づつずらせるように上記光軸移動手段を制御す
る制御手段と、上記各基準位置及びずらせた各位置にお
ける光学像を上記イメージセンサで撮像して得られる画
像データを記憶する手段と、上記記憶手段から読み出さ
れた画像データを処理する信号処理手段とを設けてい
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、イメージセンサ上の
光学像を1画素分以下ずらせながら複数の基準位置に移
動させ、各基準位置においてさらに1画像ずらしをカラ
ーフィルタの種類数に応じた回数だけ行いながら撮像を
行い、得られた画素データを記憶手段に記憶する。従っ
て、撮像を行いなから、記憶手段の画素データの信号処
理を行うことができると共に、記憶手段の容量を節約す
るとこができる。
【0013】請求項2の発明によれば、イメージセンサ
上の光学像を1画素分以下ずらせながら複数の基準位置
に移動させ、各基準位置においてさらに1画素ずらしを
カラーフィルタの種類数より少い回数だけ行いながら撮
像を行い、得られた画像データを記憶手段に記憶し、カ
ラーフィルタの残りの分について1画素ずらしを行い、
撮像を行いながら得られた画像データと記憶手段の画像
データとを用いて信号処理を行う。従って、撮像から信
号処理までの時間が短縮されると共に、記憶手段の容量
を節約することができる。
【0014】請求項3の発明によれば、光軸移動手段を
制御してイメージセンサ上の光学像を複数の基準位置に
移動させ、各基準位置においてさらに異る複数方向に1
画素ずらしを行い、各位置で撮像した画像データを記憶
手段に記憶し、記憶した画像データを用いて信号処理す
る。従って、撮像した画像を直ぐに表示して確認するこ
とができると共に、記憶手段の容量を節約することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の実施例1、実施例2による撮像方法
を行う撮像装置を示すブロック図であり、図12の従来
例と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0016】この図1においては、A/D変換器10か
ら得られる補色イメージの画像データは色処理演算部1
3と記憶手段11とに加えられると共に、色処理演算部
13で処理されたRGBイメージの画像データを記憶手
段11に加え、さらに記憶手段11の画像データを色処
理演算部13に加えるように成されている。
【0017】また、記憶手段11は後述するメモリ1〜
4として用いられる。記憶手段14は後述するメモリ5
〜8あるいはメモリ9として用いられる。また平行平板
4は光軸移動手段として用いられ、色処理演算部13は
信号処理手段として用いられる。
【0018】次に上記構成による撮像装置を用いる本発
明の第1の実施例による撮像方法について説明する。
【0019】図2は平行平板4を制御して画素ずらしを
行う場合における画素ずらしの位置と順序とを平行平板
と対応する平面上に表わした図である。図3(a)は撮
像方法の手順を示すフローチャートで、図3(b)は
(a)のステップS2,S6,S10,S14における
1画素ずらし処理をさらに詳しく示すフローチャートで
ある。図4〜図8は画素ずらしを順次に行いながら画素
データを得ていく過程を示している。
【0020】図3(a)において、はじめにイメージセ
ンサにより図2の(1)の位置で画像を撮像する(s
I)。撮像された画像は図4(1)のように補色モザイ
クの画像である(この画像を記憶するメモリをメモリ1
とする)。この位置を第一の基準位置として、次にこの
イメージセンサ6に対する入射光の光軸を移動させるこ
とにより1画素ずらしを行う(s2)。
【0021】図13及び前記式(1)で説明した方法に
よる画素ずらしを用いて、上記第一の基準位置から右方
向に1画素ずらした(図2の(2)の位置、図3(a)
のS31)とき、イメージセンサ6により撮像される画
像は図4(2)の点線である(この画像を記憶するメモ
リをメモリ2とする(s32)。次にこの右方向に1画
素ずらしを行った図2の(2)の位置を基準にして下方
向に1画素ずらしを行う(図2の(3)の位置(s3
3))。この結果、イメージセンサ6により撮像される
画像は図4(3)の点線である(この画像を記憶するメ
モリをメモリ3とする(s34))。更に前述した図2
の(3)の画像を基準にして左方向に1画素ずらす(図
2の(4)の位置(s35)ことにより、イメージセン
サ6により撮像される画像は図4(4)の点線である
(この画像を記憶するメモリをメモリ4とする(s3
6))。
【0022】以上のようにして得られた図4の(1)か
ら(4)の4つの補色イメージを用いることにより、基
準位置の画像の各画素(図2の(1)〜(4))に対し
て補色4色の成分を決めることができるので、色演算処
理部13の数値演算によりRGB原色成分を計算するこ
とができる。
【0023】ここで新たにRGBイメージを記憶するメ
モリ5を図5(a)のように作る(s3)。この後前記
図4(1)から(4)の補色イメージが記憶されたメモ
リ1からメモリ4を初期化する(s4)。
【0024】次に図4(1)の第一の基準位置の画像に
対して右方向に半画素ずらしを行い(図2の(5)の位
置)、図6(5)の点線で表した画像を撮像してメモリ
1上に記憶する(s5)。
【0025】ここで新たに作られた図6(5)の画像の
位置を第二の基準位置とする。次に図6(5)の第二の
基準位置に対して1画素ずらしを行う(s6)。前述し
たようにはじめに右方向に1画素ずらしを行い(図2の
(6)の位置)、図6(6)の点線の画像をメモリ2上
に記憶する。次にその1画素ずらした図6(6)の画像
を基に下方向に1画素ずらしを行い(図2の(7)の位
置)、図6(7)の点線の画像をメモリ3上に記憶す
る。さらに図6(7)の画像を基に左方向に1画素ずら
した(図2の(8)の位置)図6(8)の点線の画像を
メモリ4上に記憶する。
【0026】この図6(5)から図6(8)の補色イメ
ージを用いることにより、第二の基準位置の画像の各画
素(図2の(5)〜(8))に対して補色4色部の成分
を決めることができるので、各画素にたいするRGB原
色値を数値演算により求めることができる。
【0027】ここで新たにRGBイメージを記憶する図
5(b)のメモリ6を作る(s7)。そして、図6
(5)から図6(8)の補色イメージを記憶したメモリ
1からメモリ4を初期化する(s8)。
【0028】次に第二の基準位置の画像に対してさら
に、下方向に半画素ずらし(図2の(9)の位置)を行
い撮像することで図7(9)の画像をメモリ1上に記憶
する(s9)、この画像の位置を第三の基準位置として
前述した1画素ずらし処理を行い(s10)、図7(1
0)から図7(12)の画像をメモリ2からメモリ4に
記憶する。これより第三の基準位置の各画素(図2では
(9)〜(12)の位置)に対して補色4色の成分を得
ることができるため、各画素に対してRGB原色成分を
数値演算により得ることができる。
【0029】ここで新たにRGBイメージを記憶するメ
モリ7を図5(c)のように作り(s11)、次に補色
イメージが記憶されたメモリ1からメモリ4を初期化す
る(s12)。
【0030】最後に第三の基準位置に対して、左方向に
半画ずらし(図2の(13))の位置)を行い撮像する
ことで図8(13)の画像をメモリ1上に記憶し(s1
3)、この画像の位置を第四の基準位置として前述した
1画素ずらし処理を行う(s14)ことで図8(14)
から図8(16)の画像をメモリ2からメモリ4に記憶
する。
【0031】これより第四の基準位置の各画素(図2の
(13)〜(16)の位置)に対して補色4色の成分を
得ることがきるため、各画素に対してRGB原色成分を
数値演算により得ることができる。
【0032】ここで新たにRGBイメージを記憶するメ
モリ8を図5(d)のように作り(s15)、補色イメ
ージが記憶されたメモリ1からメモリ4を解放する。
【0033】最後にメモリ5からメモリ8までのRGB
イメージを合成する(s16)ことにより、図5(e)
で示したように高解像度の画像を得ることができる。
【0034】なおメモリ1からメモリ4は記憶手段11
であり、メモリ5から8は記憶手段14に対応する。
【0035】本実施例では補色4色フィルタを例として
あげたが、補色3色フィルタ(Cy、Ye、Mg)ある
いは、RGB原色フィルタを用いても同様な処理が可能
である。カラーフィルタの数で1画素ずらしの回数が決
まるため、補色3色フィルタおよびRGBフィルタでは
1画素ずらしが3回必要である。
【0036】また本実施例による撮像方法で撮像を行っ
た場合、例えばTV信号の様に走査線数が固定された場
合に、縦方向の解像度を固定したまま、横方向のみで高
解像度化を図ることができる。
【0037】次に第2の実施例による撮像方法について
説明する。上記第1の実施例では図1の記憶手段11に
撮像を行った4つの補色イメージを記憶したが、1画素
ずらしにより撮像を行った4枚の画像のうち最後の1枚
の画像に関しては、記憶手段11に記憶することを行わ
ないようにすることもできる。この処理のフローチャー
トを図9に示す。
【0038】第1の実施例と同様にして、先ず基準位置
での画像を撮像しメモリ1に記憶する(s1)。次に記
憶された画像に対して1画素ずらし処理を行う(s
2′)。1画素ずらし処理は第1の実施例の1画素ずら
し処理と異なり、s35の画素ずらしにより撮像された
画像はメモリ4に記憶されず、A/D変換器10から直
接に色処理演算部13に加え、撮像を行いながらメモリ
1、2、3の補色イメージを用いて色処理演算を行い、
RGBイメージに変換してメモリ5に記憶する(s
3′)。色処理演算がすべて終了すると、メモリ1、
2、3を初期化する(s4′)。
【0039】次に第1の実施例と同様にして半画素ずら
しによる撮像を行う。即ち、図6(5)のように半画素
ずらしを行い画像をメモリ1に記憶し(s5)、次に図
6(5)の画像に対して図6(6),(7),(8)の
ように1画素ずらしを行い(s6′)、図6(6)の画
像をメモリ2、図6(7)の画像をメモリ3に記憶す
る。そして図6(8)の画像を行いながらメモリ1、
2、3の補色イメージを用いて色処理演算を行い、RG
Bイメージに変換しメモリ6に記憶する(s7′)。色
処理演算が終了すると、メモリ1、2、3を初期化する
(s8′)。
【0040】以下第1の実施例と同様にして図7と図8
の半画素ずらしと1画素ずらしとを行うことで、メモリ
7、8のRGBイメージが生成される。最後にメモリ
5、6、7、8を合成することで目的とする高解像度の
画像を得ることができる。
【0041】次に第3の実施例3について説明する。第
1および第2の実施例では補色イメージ用のメモリとR
GBイメージ用のメモリとを区別して用いたが、補色イ
メージ用のメモリをRGBイメージ用のメモリとしても
用いることができる。第3の実施例では、第1の実施例
と比較しながら説明する。図10、図11にその処理の
フローチャートを示す。
【0042】はじめに補色(Mg,Gr,Cy,Ye)
フィルタを備えたイメージセンサにより画像を撮像する
(s50)。撮像された画像は図4(1)のような補色
イメージである(この画像を記憶するメモリをメモリ1
とする)。この位置(図2の(1)の位置)を基準位置
として、次にこのイメージセンサ6に対する入射光軸を
移動することにより1画素ずらしを行う(s51)。1
画素ずらしの方法は第1の実施例で示したとおりであ
る。
【0043】このようにして第1の実施例と同様にして
図4の(1)から(4)の補色イメージがメモリ1から
メモリ4に記憶される。よって数値演算によりRGB原
色成分を各画素(図2の(1)〜(4))について計算
することができる。このRGBイメージをメモリ9に記
憶する(s52)。この後補色イメージが記憶されたメ
モリ1からメモリ4を初期化する(s53)。このとき
初期化処理と並列して、メモリ9の内容を一次メモリの
領域#1に転送する(s69)。
【0044】次に図4(1)の基準位置の画像に対して
右方向に半画素ずらしを行い、図6(5)の点線部分の
画像を撮像しメモリ1上に記憶する(s54)。ここで
新たに作られた図6(5)の画像の位置を基準位置とす
る(図2の(5))。図6(5)の基準位置に対して1
画ずらしを行う(s55)。1画素ずらしの後、第1の
実施例と同様にメモリ2からメモリ4には図6(6)か
ら図6(8)の画像が記憶される。
【0045】以上のメモリ1からメモリ4の画像を用い
ることにより、基準位置の画像の各画素(図2の(5)
〜(8))に対して補色4色の成分が決まることから、
各画素に対するRGB原色値は数値演算により求まる
が、メモリ9に書き込みを行うために、前記s66の転
送処理が終了するまで書き込み処理を待たなければなら
ない(s56)。s66の転送処理が終了すると、メモ
リ1からメモリ4によって計算されたRGBイメージが
メモリ9に書き込まれる(s57)。補色イメージを記
憶したメモリ1からメモリ4を初期化する(s58)。
これと並列してメモリ9の内容が一次メモリの領域#2
に転送される(s70)。
【0046】さらに前述した基準位置の画像に対してさ
らに、下方向に半画素ずらしを行い撮像することで図7
(9)の色配置の画像をメモリ1上に記憶し(s5
9)、この画像の位置を基準位置(図2の(9))とし
て前述した1画素ずらし処理を行う(s60)ことで、
図7(10)から図7(12)の画像をメモリ2からメ
モリ4に記憶する。これより基準位置の各画素(図2の
(9)〜(12))に対して補色4色成分を得ることが
できるため、各画素に対してRGB原色成分を数値演算
により得ることができる。
【0047】ここでRGBイメージの書き込みはs67
のメモリ9の転送処理の終了を待って行われる(s6
1)。メモリ1からメモリ4よりRGB原色値が各画素
に対して計算されると(s62)、メモリ1からメモリ
4を初期化する(s63)。初期化と同時にメモリ9の
内容を一次メモリの領域#3に転送する(s71)。
【0048】最後に基準位置に対して、左方向に半画素
ずらしを行い撮像することで図8(13)の画像をメモ
リ1上に記憶し(s64)、さらにこの画像の位置を基
準位置(図2の(13))として前述した1画素ずらし
処理を行う(s65)ことで、図8(14)から図8
(16)の画像をメモリ2からメモリ4に記憶する。こ
れより基準位置の各画素(図2の(13)〜(16)に
対して補色4色の成分を得ることができるため、各画素
に対してRGB原色成分を数値演算により得ることがで
きる。演算結果はメモリ5の一次メモリの領域#3への
転送終了を待って(s66)メモリ9に記憶される(s
67)。
【0049】すべての処理が終了後、メモリ1からメモ
リ4とメモリ9を用いて、一次メモリに保存されたRG
Bイメージをメインメモリ上にロードし、4つのRGB
イメージを図5(e)で示したように合成する(s6
8)。
【0050】ここでメモリ1からメモリ4は記憶手段1
1に対応し、メモリ9は前記記憶手段14に対応する。
記憶手段11に記憶された画像データを読み出しながら
色処理演算を行い処理された画像データを記憶手段14
ではなく、再び記憶手段11に記憶することも可能であ
る。即ち、記憶手段11と記憶手段14とを同一の記憶
手段にすることも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1発明によれば、
イメージセンサ上の光学像を1画素分以下ずらせながら
複数の基準位置に移動させて撮像を行い、各基準位置に
おいてさらに1画素ずらしをカラーフィルタの種類数に
応じた回数だけ行いながら撮像を行い、得られた画像デ
ータを記憶手段に記憶することにより、撮像を行いなが
ら記憶手段の画像データの信号処理を行って画像の確認
を行うことができる効果がある。
【0052】請求項2の発明によれば、イメージセンサ
上の光学像を1画素分以下ずらせながら複数の基準位置
に移動させて撮像を行い、各基準位置においてさらに1
画素ずらしをカラーフィルタの種類数より少ない回数だ
け行いながら撮像を行い、得られた画像データを記憶手
段に記憶し、カラーフィルタの残りの分について1画素
ずらしを行い、撮像を行いながら得られた画素データと
記憶手段の画像データとを用いて信号処理を行うことに
より、撮像から信号処理までの時間がより短縮されて画
像の確認をより早く行うことができる効果がある。
【0053】請求項3の発明によれば、光軸移動手段を
制御してイメージセンサ上の光学像を複数の基準位置に
移動させ、各基準位置においてさらに異る複数方向に1
画素ずらしを行い、各位置で撮像した画像データを記憶
手段に記憶し、記憶した画像データを用いて信号処理す
ることにより、撮像した画像を直ぐに表示して確認する
ことができる効果がある。
【0054】さらに請求項1、2、3の発明によれば、
上記のように撮像後のモニタを早く行うことができるの
で、そのモニタ画面を見ながらフレーミング、露出、フ
ォーカス等の確認を短時間で行うことができる。また、
記憶手段の容量を節約することができる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による撮像方法を行う撮像装置
を示すブロック図である。
【図2】画素ずらしの位置と順序とを説明するための構
成図である。
【図3】本発明の第1の実施例による撮像方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】1画素ずらしによりできる光学像を示す構成図
である。
【図5】半画素ずらしと1画素ずらしとによりできる画
像を示す構成図である。
【図6】図4(1)を右方向に半画素ずらしした画像の
1画素ずらしの過程を示す構成図である。
【図7】図6(5)を下方向に半画素ずらしした画像の
1画素ずらしの過程を示す構成図である。
【図8】図6(9)を下方向に半画素ずらしした画像の
1画素ずらしの過程を示す構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例による撮像方法を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例による撮像方法を示す
フローチャートである。
【図11】図10の続きを示すフローチャートである。
【図12】従来の撮像方法を行う撮像装置を示すブロッ
ク図である。
【図13】光軸移動の機構を原理的に示す構成図であ
る。
【図14】従来の撮像方法による画素ずらしの過程を示
す構成図である。
【図15】図14の続きの過程を示す構成図である。
【符号の説明】
1 レンズ 4 平行平板 5 制御手段 6 イメージセンサ 11 記憶手段 13 色処理演算部 14 記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズを通じて得られる被写体の光
    学像を、画素毎に配列された複数種類のカラーフィルタ
    を通じてイメージセンサ上に結像させて撮像を行い、そ
    の際、光軸移動手段を用いて光軸を移動させることによ
    り、上記イメージセンサ上に結像された光学像をずらせ
    ながら撮像を行い、撮像により得られた画像データを記
    憶手段に記憶し、この記憶された画像データを信号処理
    手段で信号処理する撮像方法において、 上記光軸を移動させない基準位置での撮像を行い、得ら
    れる画像データを上記記憶手段に記憶する第1のステッ
    プと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記基準位置に対して1画素分ずらせて撮像
    を行い、得られる画像データを上記記憶手段に記憶する
    第2のステップと、 上記第2のステップを上記カラーフィルタの種類数だけ
    繰り返す第3のステップと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記基準位置より1画素分以下ずらせ、その
    位置を次の基準位置とする第4のステップと、 上記次の基準位置で撮像を行い、得られる画像データを
    上記記憶手段に記憶する第5のステップと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記次の基準位置に対して1画素分ずらせて
    撮像を行い、得られる画像データを上記記憶手段に記憶
    する第6のステップと、 上記第6のステップを上記カラーフィルタの種類数だけ
    繰り返す第7のステップと、 複数の基準位置について上記第4〜第7のステップを繰
    り返す第8のステップとを有することを特徴とする撮像
    方法。
  2. 【請求項2】 光学レンズを通じて得られる被写体の光
    学像を、画素毎に配列された複数種類のカラーフィルタ
    を通じてイメージセンサ上に結像させて撮像を行い、そ
    の際、光軸移動手段を用いて光軸を移動させることによ
    り、上記イメージセンサ上に結像された光学像をずらせ
    ながら撮像を行い、撮像により得られた画像データを記
    憶手段に記憶し、この記憶された画像データを信号処理
    手段で信号処理する撮像方法において、 上記光軸を移動させない基準位置での撮像を行い、得ら
    れる画像データを上記記憶手段に記憶する第1のステッ
    プと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記基準位置に対して1画素分ずらせて撮像
    を行い、得られる画像データを上記記憶手段に記憶する
    第2のステップと、 上記第2のステップを上記カラーフィルタの種類数より
    少ない回数だけ繰り返す第3のステップと、 上記カラーフィルタの残りの種類について、上記イメー
    ジセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動手段により
    上記基準位置に対して1画素分ずらせて撮像を行いなが
    ら上記記憶手段を読み出し、読み出された画像データと
    上記撮像により得られる画像データとを用いて上記信号
    処理手段で信号処理を行う第4のステップと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記基準位置より1画素分以下ずらせ、その
    位置を次の基準位置とする第5のステップと、 上記次の基準位置で撮像を行い、得られる画像データを
    上記記憶手段に記憶する第6のステップと、 上記イメージセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動
    手段により上記次の基準位置に対して1画素分ずらせて
    撮像を行い、得られる画像データを上記記憶手段に記憶
    する第7のステップと、 上記第7のステップを上記カラーフィルタの種類数より
    少ない回数だけ繰り返す第8のステップと、 上記カラーフィルタの残りの種類について、上記イメー
    ジセンサ上に結像する光学像を上記光軸移動手段により
    上記次の基準位置に対して1画素分ずらせて撮像を行い
    ながら上記記憶手段を読み出し、読み出された画像デー
    タと上記撮像により得られる画像データとを用いて上記
    信号処理手段で信号処理を行う第9のステップと、 複数の基準位置について上記第5〜第9のステップを繰
    り返す第10のステップとを有することを特徴とする撮
    像方法。
  3. 【請求項3】 画素毎に配列された複数種類のカラーフ
    ィルタを有し、光学レンズから得られる被写体の光学像
    を上記カラーフィルタを通じて撮像するイメージセンサ
    と、 光軸を移動させて上記イメージセンサ上に結像された光
    学像をずらせる光軸移動手段と、 上記光学像を複数の基準位置にずらせ、各基準位置毎に
    上記光学像をその基準位置に対して複数の方向に1画素
    ずつずらせるように上記光軸移動手段を制御する制御手
    段と、 上記各基準位置及びずらせた各位置における光学像を上
    記イメージセンサで撮像して得られる画像データを記憶
    する記憶手段と、 上記記憶手段から読み出された画像データを処理する信
    号処理手段とを備えた撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記信号処理手段で処理された画像デー
    タを第2の記憶手段に記憶するステップを有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の撮像方法。
  5. 【請求項5】 上記信号処理手段で処理された画像デー
    タを記憶する第2の記憶手段を設けた請求項3記載の撮
    像装置。
JP6106643A 1994-05-20 1994-05-20 撮像方法及び撮像装置 Pending JPH07322152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106643A JPH07322152A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 撮像方法及び撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106643A JPH07322152A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 撮像方法及び撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07322152A true JPH07322152A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14438810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6106643A Pending JPH07322152A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 撮像方法及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07322152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577341B1 (en) 1996-10-14 2003-06-10 Sharp Kabushiki Kaisha Imaging apparatus
US7411626B2 (en) 2002-03-22 2008-08-12 Olympus Corporation Image acquiring apparatus and image acquiring method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577341B1 (en) 1996-10-14 2003-06-10 Sharp Kabushiki Kaisha Imaging apparatus
US7411626B2 (en) 2002-03-22 2008-08-12 Olympus Corporation Image acquiring apparatus and image acquiring method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3762049B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法及びその撮像方法を記録した記録媒体
JP3854754B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置及びその方法、並びにメモリ媒体
US6031569A (en) Image sensing method and apparatus utilizing the same
TW200417251A (en) Solid photographing element and digital camera
JP2021177646A (ja) 撮像素子、撮像装置、画像データ処理方法、及びプログラム
US7236194B2 (en) Image signal processing apparatus
JPH07322152A (ja) 撮像方法及び撮像装置
JPH1165004A (ja) パノラマ撮像システム
JPH07322149A (ja) 撮像装置
JPH05122574A (ja) 画像取込装置
JP6955308B2 (ja) 撮像素子、撮像装置、撮像方法及びプログラム
JPH03231589A (ja) 撮像装置
JPH1042244A (ja) 画像処理装置
JPH07322121A (ja) 高画質画像入力装置
JP2002314870A (ja) 撮像装置、方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP7289996B2 (ja) 検出装置、撮像装置、検出方法、及びプログラム
JPH0496585A (ja) 画像入力装置
JP3363309B2 (ja) 画像撮影装置
JP3658049B2 (ja) 映像入力装置
JP2000333049A (ja) 撮像装置
JP2001218097A (ja) 画像入力装置、その制御装置及び制御方法
JPH09186920A (ja) 画像入力装置
JPH09181960A (ja) 映像入力装置
JP3131839B2 (ja) 電子カメラ
JP3134820B2 (ja) 撮像方法および撮像装置