JPH07321764A - 送信出力制御方式 - Google Patents

送信出力制御方式

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JPH07321764A
JPH07321764A JP13392694A JP13392694A JPH07321764A JP H07321764 A JPH07321764 A JP H07321764A JP 13392694 A JP13392694 A JP 13392694A JP 13392694 A JP13392694 A JP 13392694A JP H07321764 A JPH07321764 A JP H07321764A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平、垂直等の異なる偏波で信号の伝送を行
い、かつ受信局からの信号により送信局の送信出力を制
御する送信出力制御方式において、確実な制御を可能と
し、かつ制御時間を短縮する。 【構成】 A局からの信号を受信するB局では、受信し
た信号から得られる受信信号入力レベルVRSL,HR
SLに基づいて送信出力制御信号VDATA,HDAT
Aを作成し、これを水平、垂直の各偏波を用いてA局に
伝送する。A局では各偏波で受信した送信出力制御信号
VDATA,HDATAに基づいて送信器VTX,HT
Xでの出力を制御する。各偏波の伝送路のいすれかに障
害が生じ、或いは送信局や受信局の各偏波の送受信系の
いずれかに障害が生じた場合でも、送信出力制御信号を
確実に伝送して送信出力制御を確保する。また、各偏波
で受信した送信出力制御信号の内容を比較し、両者が一
致したときには直ちに送信出力制御を実行することによ
り、送信出力制御を短時間で実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線装置における送信出
力制御方式に関し、特に、同一周波数の信号を水平偏波
と垂直偏波等の異なる偏波で伝送する異偏波同一周波数
干渉除去方式(以下、XPIC方式という)に適用する
送信出力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のXPIC方式における送信出力制
御方式の一例を図4のブロック図に示す、この例は特開
平4−137934号公報に記載されている例である。
この例では、A局とB局との間で同一周波数の信号を水
平偏波(H偏波)と垂直偏波(V偏波)とで信号を送受
し、かつB局で受信した信号に基づいてA局の送信出力
を制御する構成例を示している。A局にはV偏波で送受
信を行うための変調器(VMOD)11と送信器(VT
X)12、受信器(VRX)13と復調器(VDEM)
14が設けられ、かつH偏波で送受信を行うための変調
器(HMOD)15と送信器(HTX)16、受信器
(HRX)17と復調器(HDEM)18が設けられ
る。そして、ここではV偏波の送信器(VTX)12の
送信出力を制御するための自動送信出力制御器(ATP
CTX)19が設けられる。
【0003】同様に、B局には、V偏波で送受信を行う
ための変調器(VMOD)21と送信器(VTX)2
2、受信器(VRX)23と復調器(VDEM)24が
設けられ、かつH偏波で送受信を行うための変調器(H
MOD)25と送信器(HTX)26、受信器(HR
X)27と復調器(HDEM)28が設けられる。そし
て、ここではV偏波の受信器(VRX)23で受信した
受信入力レベル情報(RSL)に基づいてA局に対して
送信出力制御信号を送信するための自動送信出力制御器
(ATPCRX)29が設けられている。
【0004】ここで、前記ATPCRX29は、図5
(a)に示すように、VRXとHRXのそれぞれで得ら
れた受信入力レベル情報(VRSL,HRSL)を比較
して低レベル側の情報を検出する検出器101と、検出
されたレベル情報を基準レベル情報(RSLth)と比較
する比較器102と、比較結果に基づいて送信出力制御
信号を出力する制御器103とで構成される。
【0005】また、前記ATPCTX19は、図5
(b)に示すように、受信した送信出力制御信号に基づ
いてVTXとHTXのそれぞれの送信出力を制御する制
御情報(TXPWRCONT)を生成する制御器401
とを備えている。
【0006】この従来の構成では、B局ではATPCR
X29において、A局からのV偏波とH偏波の信号を受
信し、検出器101では受信したVRSLとHRSLを
比較して低レベル側の信号を検出し、かつこの検出した
レベル信号を比較器102において基準レベルと比較す
る。そして、この比較結果に基づいて制御器103はA
局での送信出力を上げる、或いは下げるための送信出力
制御信号DATAを生成し、この送信出力制御信号DA
TAをVMOD21において変調し、VTX22を通し
てA局に送信する。このとき、送信出力制御信号は、無
線の付加ビットによりA局に送信される。
【0007】A局では、この送信出力制御信号をVRX
13で受信し、これをVDEM14で復調し、APTX
RX19ではこれに基づいて制御器401が送信出力制
御情報TXPWRCONTを生成し、この送信出力制御
情報TXPWRCONTに基づいてVTX12とHTX
16のそれぞれの送信出力を制御する。これにより、A
局でのアンテナ出力におけるVTX12,HTX16の
送信出力レベル比はほぼ一定を維持することができる。
【0008】この結果、B局のアンテナ入力におけるV
→H偏波への干渉量とH→V偏波への干渉量を変化させ
ることなく送信出力レベルを制御できることになり、A
TPCRXによる異偏波間干渉量の劣化を防ぎ、かつサ
ーマルノイズによる劣化を防ぐことができる。
【0009】ここで、前記B局のATPCRX29と、
A局のATPCTX19の変形例として、図6(a)、
図6(b)にそれぞれ示すものが提案されている。図6
(a)のATPCRX29では、制御器501は、V偏
波,H偏波の各RSL情報VRSL,HRSLをそのま
まA局に向けて送信出力制御信号DATAとして伝送す
るように機能する。また、図6(b)のATPCTX1
9では、制御器601は、受信した送信出力制御信号を
元のRSL情報に変換し、検出器602においてVRS
LとHRSLの低レベル信号を検出し、比較器603に
おいて低レベル信号を基準レベル信号RSLthと比較
し、その比較結果に基づいて制御器604が送信出力レ
ベルを制御する送信出力制御情報TXPWRCONTを
作成し、VTX12とHTX16を制御するように構成
している。
【0010】このようにすれば、A局ではB局における
VRSLとHRSLをそのまま得ることができるので、
B局における受信状態を直接的にモニタリングでき、高
精度の送信出力制御を行うことができるという利点があ
る。
【0011】また、前記した送信出力制御において、特
にATPCTX19では、B局からA局へ送信出力制御
信号を伝送する際に、VRX13に入力される受信入力
レベル低下や、干渉による波形歪みがもたらす信号劣化
により、制御信号に誤りが発生し、これにより送信出力
レベルの誤制御が生じるおそれがある。これを防止する
ために、通常では、A局においてB局からの送信出力制
御信号を複数回だけ受信し、これら複数受信したそれぞ
れの送信出力制御信号を比較することでVRX13にお
ける受信の正誤を確認し、正しく受信した送信出力制御
信号に基づいて送信出力制御情報を生成し、送信出力レ
ベルを制御する方式をとっている場合がある。なお、前
記説明はA局からB局への送信出力を制御する例を示し
ているが、B局からA局への送信出力制御に関しても同
様の制御方式がとられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この従来の送信出力制
御方式では、A局からB局への送信出力制御を行う際に
は、B局からA局へ伝送する制御信号の伝送ラインとし
て、V偏波側しか有していないため、制御信号にノイズ
が生じ、或いは伝送ラインにおいてビット誤りが生じた
ような場合には、A局における送信出力レベル制御の誤
動作が生じるおそれがある。また、B局のV偏波の送信
系(VMOD22,VTX21)やA局のV偏波側の受
信系(VRX13,VDEM14)が故障した場合に
は、B局からA局に送信出力制御のための情報が伝送で
きず、A局におけるVTX12,HTX16の送信出力
制御が実行できないという問題がある。
【0013】また、図6(a),図6(b)に示すAT
PCRXやATPCTXを用いた方式では、前記した問
題に加えて、VRSLやHRSLを伝送する際に、伝送
するDATAビット数を増やす必要があり、このビット
数を増大することでシステムにおける情報の伝送速度
(伝送周波数)が増大するという問題がある。更に、A
局において、送信出力制御信号を複数回受信した上で送
信出力の制御を行う方式では、送信出力制御に時間がか
かるとともに、その制御の動作中に受信入力レベルが低
下したような場合には、これに対処して送信出力を上げ
ることができず、その際にB局での受信信号の劣化や受
信不能が生じるという問題もある。
【0014】
【発明の目的】本発明の目的は、V偏波或いはH偏波の
いずれかの伝送路や送受信系に障害が生じた場合でも、
送信出力制御を実行することが可能な送信出力制御方式
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、送
信出力制御に必要とされる時間の短縮を図った送信出力
制御方式を提供することにある。更に、本発明の目的
は、送信出力制御に必要とされる情報のビット数を削減
して情報の伝送速度を向上させた送信出力制御方式を提
供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の送信出力制御方
式は、受信局には、異なる2つの偏波のそれぞれの受信
入力レベル情報のうちいずれか一方の受信入力レベル情
報に基づいて作成された送信出力制御信号を各偏波でそ
れぞれ送信局に送信する手段を備えており、また送信局
は、各偏波でそれぞれ受信した送信出力制御信号に基づ
いて各偏波の送信器の出力を制御する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】ここで、受信局には、異なる2つの偏波の
各受信入力レベル情報のうち低レベル側の受信入力レベ
ル情報を検出する手段と、この検出された受信入力レベ
ル情報を基準レベルと比較する手段と、この比較結果に
基づいて送信局の送信出力を増減させるための送信出力
制御信号を作成する手段とを備える。
【0017】また、送信局には、異なる2つの偏波でそ
れぞれ受信された送信出力制御信号の内容を比較し、両
者が一致したときには直ちに送信出力制御情報を出力し
て送信器の出力を制御し、両者が不一致の場合には所定
の回数だけ送信出力制御信号の内容を確認する手段を備
える。
【0018】或いは、受信局には、異なる2つの偏波で
それぞれ受信した受信入力レベル情報を交互に選択する
手段と、選択された受信入力レベル情報を各偏波でそれ
ぞれ送信局に送信する手段とを備える。なお、異なる2
つの偏波は、例えば、水平偏波と垂直偏波が用いられ
る。
【0019】
【作用】受信局では異なる2つの偏波を用いて送信出力
制御信号を送信局に伝送し、送信局では各偏波で受信し
た送信出力制御信号に基づいて送信出力を制御するた
め、各偏波の伝送路のいずれかに障害が生じ、或いは送
信局や受信局の各偏波の送受信系のいずれかに障害が生
じた場合でも、送信出力制御信号を確実に伝送して送信
出力制御を確保することが可能となる。
【0020】また、各偏波で受信した送信出力制御信号
の内容を比較し、両者が一致したときには直ちに送信出
力制御を実行することにより、送信出力制御を短時間で
実行することが可能となる。更に、送信出力制御信号を
交互に異なる偏波で送信することにより、送信出力制御
信号を両偏波で同時に送信する場合に比較して送信デー
タ量を低減し、伝送効率を高めることが可能となる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例におけるシステムブロッ
ク図であり、この例では、図4に示した従来例と同様
に、A局とB局との間で同一周波数の信号を水平偏波
(H偏波)と垂直偏波(V偏波)とで信号を送受し、か
つB局で受信した信号に基づいてA局の送信出力を制御
する構成例を示している。また、A局及びB局の各構成
部について、図4の従来例と等価な部分には同一符号を
付してある。
【0022】図1において、A局にはV偏波で送受信を
行うための変調器(VMOD)11と送信器(VTX)
12、受信器(VRX)13と復調器(VDEM)14
が設けられ、かつH偏波で送受信を行うための変調器
(HMOD)15と送信器(HTX)16、受信器(H
RX)17と復調器(HDEM)18が設けられる。そ
して、ここではV偏波の送信器(VTX)12の送信出
力とH偏波の送信器(HTX)16の送信出力を制御す
るための自動送信出力制御器(ATPCTX)19が設
けられる。
【0023】同様に、B局には、V偏波で送受信を行う
ための変調器(VMOD)21と送信器(VTX)2
2、受信器(VRX)23と復調器(VDEM)24が
設けられ、かつH偏波で送受信を行うための変調器(H
MOD)25と送信器(HTX)26、受信器(HR
X)27と復調器(HDEM)28が設けられる。そし
て、ここではV偏波の受信器(VRX)23で受信した
受信入力レベル情報(VRSL)とH偏波の受信器(H
RX)27で受信した受信入力レベル情報(HRSL)
とに基づいてA局に対して送信出力制御信号を送信する
ための自動送信出力制御器(ATPCRX)29が設け
られている。
【0024】かかる構成に、更に本発明の構成では、B
局においては、ATPCRX29からVMOD21,H
MOD25のそれぞれに送信出力制御データ(VDAT
A,HDATA)を伝送するDATAライン(DATA
21,DATA22)を設けている。また、A局におい
ては、VDEM14,HDEM15のそれぞれからAT
PCTX19へ送信出力制御データ(VDATA,HD
ATA)を伝送するDATAライン(DATA11,D
ATA12)と、各VDEM14,HDEM18のそれ
ぞれで検出したフレーム同期検出アラーム情報(VAL
M,HALM)を伝送するアラームライン(ALM1
1,ALM12)を設けている。
【0025】前記B局のATPCRX29は、図5
(a)に示した従来構成のものと同じである。即ち、図
2(a)に示すように、VRXとHRXのそれぞれで得
られた受信入力レベル情報(VRSL,HRSL)を比
較して低レベル側の情報を検出する検出器101と、検
出されたレベル情報を基準レベル情報(RSLth)と比
較する比較器102と、比較結果に基づいて送信出力制
御信号を出力する制御器103とで構成される。
【0026】前記A局のATPCTX19は、図2
(b)に示すように、DATA11,DATA12を通
して入力されるVDATAとHDATAの内容が一致し
ているか否かを判定するデータ比較器201と、ALM
11とALM12を通して入力されるVALMとHAL
Mの結果に基づいてVDATAとHDATAのいずれか
一つを選択する選択器(SW)202と、このSW20
2の制御を行うSW制御器203と、前記SW202か
ら出力されるDATAによりVTX12とHTX16の
送信出力レベル制御を行う信号(TXPWRCONT)
を作成する制御器204を有している。
【0027】この構成では、B局ではA局からのV偏波
とH偏波の信号を受信し、ATPCRX29の検出器1
01において、受信したVRSLとHRSLを比較して
低レベル側の信号を検出し、かつ比較器102において
この検出したレベル信号を基準レベルRSLthと比較す
る。そして、この比較結果に基づいてA局での送信出力
を上げる、或いは下げるための送信出力制御信号を制御
器103において生成し、この送信出力制御信号をVM
OD22,HMOD25においてそれぞれ変調し、VT
X21,HTX26を通してV偏波とH偏波とでA局に
送信する。このとき、送信出力制御信号は、無線の付加
ビットによりA局に送信される。
【0028】A局では、この送信出力制御信号をVRX
13,HRX17で受信し、これをVDEM14,HD
EM18で復調し、それぞれVDATA,HDATAと
VALM,HALMをATPCTX19に送出する。A
PTCTX19ではこれに基づいて送信出力制御情報
(TXPWRCONT)を生成し、この送信出力制御情
報に基づいてVTX12とHTX16のそれぞれの送信
出力を制御する。
【0029】このとき、APTCTX19では、SW制
御器203において、VALMとHALMを監視し、例
えばVALMが同期外れアラームを出力している場合、
SW202はHDATAを選択する。また、HALMが
同期外れアラームを出力している場合SW202はVD
ATAを選択する。更に、VALM,HALMがいずれ
も同期外れアラームを出力している場合、あるいは出力
していない場合には予め規定されたDATA(VDAT
A、又はHDATA)を選択する。そして、制御器20
4は前記SW202の出力DATAに基づいてVTX1
2とHTX16の送信出力レベル制御を行う制御情報T
XPWRCONTを作成し、出力する。
【0030】この結果、B局のアンテナ入力におけるV
→H偏波への干渉量とH→V偏波への干渉量を変化させ
ることなく送信出力レベルを制御できることになり、A
TPCRX29による異偏波間干渉量の劣化を防ぎ、か
つサーマルノイズによる劣化を防ぐことができる。この
場合、この実施例では伝送路の状態が低い側の受信入力
レベル状態に基づいて送信出力が制御されるため、送信
出力は常に高出力側に制御されることになるため、受信
局では送信局からの信号を確実に受信することが確保さ
れる。
【0031】また、この際に、B局からA局へ伝送する
V偏波及びH偏波のいずれか一方の伝送路に障害が生
じ、或いはいずれか一方の送受信系に故障が生じ、更に
はこれら送受信系のいずれか一方のメンテナンス時にお
いても、B局からA局への送信出力制御信号の伝送が確
保でき、A局における送信出力の制御が可能とされる。
【0032】なお、この実施例では、前記APTCTX
19では、前記したように送信出力制御情報を作成する
際に、データ比較器201において受信したVDATA
とHDATAの内容を比較する。両DATAの内容が一
致した場合には、B局からA局に伝送する伝送路におけ
るデータ誤りはないと言える。したがって、この場合に
は、1回のデータ受信を行った後に、直ちに前記送信出
力制御情報(TXPWRCONT)を作成し、送信出力
制御情報によるVTX12,HTX16の制御時間の短
縮を可能とする。
【0033】一方、VDATAとHDATAとをデータ
比較器201において比較した結果、両者の内容が一致
しない場合には、B局からA局の伝送路においてデータ
誤りが生じたものとし、従来と同様に、所定の複数回の
データ受信に基づく送信出力制御情報の作成を行うこと
になる。
【0034】図3は本発明の他の実施例を示す図であ
り、図1の実施例におけるATPCTXとATPCRX
の構成を示す図である。図3(b)のATPCTX19
は、図1の実施例の図2(b)に示したATPCTXと
同様な構成である。一方、図3(a)のATPCRX2
9は、B局のVRX23とHRX27から出力されるV
RSLとHRSLを交互に選択する選択器(SW)30
1と、選択されたRSLを所定のデータ(DATA)に
変換する制御器302とを備えている。この制御器30
2においては、交互に伝送されたVRSL,VRSLに
基づいてA局の送信器VTX12,HTX16の送信出
力レベルを制御する制御信号(TXPWRCONT)を
作成し、それぞれV偏波とH偏波の送信系に出力する。
【0035】このように、RSLとしてVRSLとHR
SLをそれぞれV偏波とH偏波の各送信系を利用して交
互にA局に向けて伝送することにより、V偏波とH偏波
とでそれぞれRSL情報を同時に伝送する場合に比べて
A局へ伝送するDATAのビット数を少なくすることが
できる。
【0036】なお、前記実施例では、A局からB局へ送
信するための送信出力制御のためのシステムについて説
明したが、B局からA局へ送信するための送信出力制御
を行うために、A局とB局のそれぞれに前記した実施例
の構成、特にATPCRXやATPCTXを備える構成
とすることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信局で
は異なる2つの偏波を用いて送信出力制御信号を送信局
に伝送し、送信局では各偏波で受信した送信出力制御信
号に基づいて送信出力を制御するため、各偏波の伝送路
のいずれかに障害が生じ、或いは送信局や受信局の各偏
波の送受信系のいずれかに障害が生じた場合でも、送信
出力制御信号を確実に伝送して送信出力制御を確保する
ことが可能となる。
【0038】ここで、受信局では、異なる2つの偏波の
各受信入力レベル情報のうち、低レベル側の受信入力レ
ベル情報を検出し、この検出された受信入力レベル情報
に基づいて送信局の送信出力を制御するための送信出力
制御信号を作成して送信局に送信しているので、送信局
では伝送路の状態が低い側の受信入力レベル状態に基づ
いて送信出力が制御されることになり、送信出力が常に
高出力側に制御されることになり、受信局での信号受信
を確実に行うことが可能となる。
【0039】また、送信局には、異なる2つの偏波でそ
れぞれ受信された送信出力制御信号の内容を比較し、特
に両者が一致したときには直ちに送信出力制御情報を出
力して送信器の出力を制御することにより、送信出力制
御を短時間で実行することが可能となる。
【0040】更に、受信局には、異なる2つの偏波でそ
れぞれ受信した受信入力レベル情報を交互に選択し、選
択された受信入力レベル情報を各偏波でそれぞれ送信局
に送信しているので、送信出力制御信号を両偏波で同時
に送信する場合に比較して送信データ量を低減し、伝送
効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の送信局と受信局のそれぞれ
の構成を示すブロック構成図である。
【図2】受信局と送信局における送信出力制御手段の構
成図である。
【図3】送信出力制御手段の他の実施例の構成図であ
る。
【図4】従来の送信出力制御方式における送信局と受信
局のそれぞれの構成を示すブロック構成図である。
【図5】従来の受信局と送信局における送信出力制御手
段の構成図である。
【図6】従来の他の送信出力制御手段の構成図である。
【符号の説明】
12,22 VTX 13,23 VRX 16,26 HTX 17,27 HRX 19 ATPCTX 29 ATPCRX 101 検出器 102 比較器 103 制御器 201 データ比較器 202 選択器 203 選択制御器 204 制御器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局から受信局に向けて異なる2つの
    偏波での送信を行い、受信局において検出された受信入
    力レベル情報に基づいて前記送信局の送信出力レベルを
    制御する送信出力制御方式において、前記受信局には、
    異なる2つの偏波のそれぞれの受信入力レベル情報のう
    ちいずれか一方の受信入力レベル情報に基づいて作成さ
    れた送信出力制御信号を前記各偏波でそれぞれ送信局に
    送信する手段を備え、前記送信局は、前記各偏波でそれ
    ぞれ受信した送信出力制御信号に基づいて前記各偏波の
    送信器の出力を制御する手段とを備えることを特徴とす
    る送信出力制御方式。
  2. 【請求項2】 受信局には、異なる2つの偏波の各受信
    入力レベル情報のうち低レベル側の受信入力レベル情報
    を検出する手段と、この検出された受信入力レベル情報
    を基準レベルと比較する手段と、この比較結果に基づい
    て送信局の送信出力を増減させるための送信出力制御信
    号を作成する手段とを備える請求項1の送信出力制御方
    式。
  3. 【請求項3】 送信局には、異なる2つの偏波でそれぞ
    れ受信された送信出力制御信号の内容を比較し、両者が
    一致したときには直ちに送信出力制御情報を出力して送
    信出力を制御し、両者が不一致の場合には所定の回数だ
    け送信出力制御信号の内容を確認する手段を備える請求
    項1または2の送信出力制御方式。
  4. 【請求項4】 受信局には、異なる2つの偏波でそれぞ
    れ受信した受信入力レベル情報を交互に選択する手段
    と、選択された受信入力レベル情報を各偏波でそれぞれ
    送信局に送信する手段とを備える請求項1または3の送
    信出力制御方式。
  5. 【請求項5】 異なる2つの偏波は、水平偏波と垂直偏
    波である請求項1ないし4のいずれかの送信出力制御方
    式。
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WO2001022619A1 (fr) * 1999-09-22 2001-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur radio et diversite de l'emission

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