JPH0732163Y2 - キヤスター用フオーク - Google Patents

キヤスター用フオーク

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JPH0732163Y2
JPH0732163Y2 JP1989085288U JP8528889U JPH0732163Y2 JP H0732163 Y2 JPH0732163 Y2 JP H0732163Y2 JP 1989085288 U JP1989085288 U JP 1989085288U JP 8528889 U JP8528889 U JP 8528889U JP H0732163 Y2 JPH0732163 Y2 JP H0732163Y2
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JP
Japan
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tubular body
fork
bearing
holes
annular body
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Application number
JP1989085288U
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JPH0324902U (ja
Inventor
勝美 高木
Original Assignee
株式会社高木産商
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤスターにおいて車輪を取付けるフオーク
に関する。
〔従来の技術〕
一般にキヤスター用のフオークは、小直径の車輪用のも
のとしては、金属板をコ字状に折曲げたものも用いられ
ているが、比較的直径の大きい(たとえば100mm以上)
車輪の場合は、偏荷重も大きくなり強度を要するため、
先端部に車輪取付用の軸穴をそなえた一対のアームの基
部を筒状体に一体に接続し、この筒状体を軸受を介して
支軸に回動自在に取付けた構成のものが多く用いられて
いる。そしてこの構造のフオークは、その形状から、ア
ルミ等の金属の鋳造によつて製造していたので、材料費
がかかりコストのかさむものであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、低コス
トで製作できるキヤスター用フオークを提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの考案のフオークは、先端部に車輪取付用の
軸穴をそなえた一対のアームの基部を、筒状体に接続
し、この筒状体の両端部には、軸受嵌装用の軸受穴を設
けるとともに、前記筒状体の中間部内壁面には、複数個
の通し穴を外周寄りの位置にそなえた環状体を突設した
ことを特徴とするプラスチツク一体成形品から成るキヤ
スター用フオークである。
この考案のフオークを構成するプラスチツク材料として
は、重荷重用の場合は、6ナイロン、66ナイロン、アセ
タール、ポリカーボネイト、PBT等の合成樹脂に、耐衝
撃性および剛性を向上させるため必要に応じて無機質、
ガラス繊維、炭素繊維、セラミツクフアイバ等を混入し
たものを用いることができる。また軽荷重用の場合は、
スチレン系樹脂、ポリオレフイン系樹脂等の合成樹脂
に、耐衝撃性や剛性を向上させるため必要に応じてガラ
ス繊維や無機質等を混入したものを用いることができ
る。
〔作用〕
この考案のフオークにおいては、プラスチツクの射出成
形により迅速容易にフオークを成形できる。筒状体の中
間部内壁面に突設された環状体は、その内周側が連続し
たリング状を呈しているため、筒状体の強度を向上させ
る補強部材として作用し、筒状体内の軸受間の空間を有
効に利用して筒状体の割れを防止する。また環状体に設
けた複数個の通し穴は、筒状体と環状体の交差部が全周
にわたつて厚肉部となるのを防止し、射出成形時のプラ
スチツク材料の冷却を促進し、成形サイクルタイムを短
縮化させる。
〔実施例〕
以下第1図乃至第3図によりこの考案の一実施例を説明
する。
図中、1はフオークで、先端部4aに車輪2取付用の軸穴
3をそなえた一対のアーム4,4の基部を、筒状体5に一
体に接続したプラスチツクの射出成形品である。筒状体
5の上下両端部には、玉軸受6の外輪が嵌含する軸受穴
7,8が設けられ、またこの軸受穴7,8間の筒状体5の中間
部内壁面5aには、複数個(この実施例では8個)のリブ
9aの先端部にリング9bを接続して成る環状体9が、一体
成形により突設されている。10は各リング9b間に形成さ
れた扇形の通し穴である。フオーク1の射出成形時にお
いては、この通し穴10内には金型の一部が挿入されるの
で、環状体9部分および筒状体5中間部の冷却が促進さ
れ、筒状体5と環状体9の厚肉交差部に起因するひけな
どの成形不良発生が防止される。
上記機構のフオーク1は、第1図に示すように軸受穴7,
8に嵌装した玉軸受6を介して支軸11に回転自在に取付
けられる。なお12は両玉軸受6の内輪間に挿入されるス
ペーサ、13は軸受部カバー用のキヤツプである。環状体
9は筒状体5の補強部材として作用し、筒状体5の割れ
を防止する。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば、筒状体5として角筒体を用いるなど、アーム4や
筒状体5の具体形状は上記以外のものとしてもよく、ま
た環状体9の通し穴10も、たとえば第4図に示すような
長円形の通し穴10など、上記以外の形状のものとしても
よい。なお図中、第3図と同一部分には同一符号を付し
てある。また軸受穴7,8には、第1図のように直接玉軸
受6を嵌装してもよいし、軸受穴7,8に薄肉のリングを
圧入後、このリング内に玉軸受6を嵌装してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、プラスチツク材
料の射出成形により迅速に能率よくフオークを製造で
き、フオークの低コスト化をはかることができる。ま
た、筒状体の中間部内壁面に突設された環状体が、筒状
体の強度を向上させる補強部材として作用するので、筒
状体内の軸受間の空間を有効に利用して筒状体の割れを
防止でき、高強度のプラスチツク製フオークが得られる
とともに、環状体に設けた複数個の通し穴が、射出成形
時のプラスチツク材料の冷却を促進するので、厚肉交差
部に起因するひけなどの成形不良を生じることなく、短
い成形サイクルタイムでフオークを製造でき、高い生産
性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すフオークの組立状態
の縦断面図、第2図は同じくフオークの一部切欠側面
図、第3図は同じくフオークの平面図、第4図はこの考
案の他の実施例を示すフオークの平面図である。 1……フオーク、2……車輪、3……軸穴、4……アー
ム、4a……先端部、5……筒状体、5a……中間部内壁
面、6……玉軸受、7……軸受穴、8……軸受穴、9…
…環状体、10……通し穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に車輪取付用の軸穴をそなえた一対
    のアームの基部を、筒状体に接続し、この筒状体の両端
    部には、軸受嵌装用の軸受穴を設けるとともに、前記筒
    状体の中間部内壁面には、複数個の通し穴を外周寄りの
    位置にそなえた環状体を突設したことを特徴とするプラ
    スチツク一体成形品から成るキヤスター用フオーク。
JP1989085288U 1989-07-19 1989-07-19 キヤスター用フオーク Expired - Lifetime JPH0732163Y2 (ja)

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JP1989085288U JPH0732163Y2 (ja) 1989-07-19 1989-07-19 キヤスター用フオーク

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JPH0324902U JPH0324902U (ja) 1991-03-14
JPH0732163Y2 true JPH0732163Y2 (ja) 1995-07-26

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015202A (ja) * 1983-07-06 1985-01-25 Hisashi Okuno キヤスタ用ボ−ル
JPS60135304A (ja) * 1983-12-22 1985-07-18 Nanshin Gomme Kogyosho:Kk キヤスタ−の組立構造

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JPH0324902U (ja) 1991-03-14

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