JPH07321607A - シンセサイザ受信機 - Google Patents
シンセサイザ受信機Info
- Publication number
- JPH07321607A JPH07321607A JP13373094A JP13373094A JPH07321607A JP H07321607 A JPH07321607 A JP H07321607A JP 13373094 A JP13373094 A JP 13373094A JP 13373094 A JP13373094 A JP 13373094A JP H07321607 A JPH07321607 A JP H07321607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- reception
- change
- reception frequency
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シンセサイザ受信機において、ローコスト
で、操作性のよいスキャンモードを実現する。 【構成】 放送波信号SRXの有無を検出する検出回路1
9と、スキャンキーK+、K-とを設ける。スキャンキー
K+、K-が押されたとき、可変分周回路22の分周比を
変更して受信周波数fRXを1ステップ分ずつ変更すると
ともに、その1ステップごとに検出回路19の検出結果
VSDをチェックする。この検出結果VSDが放送波信号S
RXの受信を示していないときには、受信周波数fRXの変
更を続行する。検出結果VSDが放送波信号SRXの受信を
示しているときには、受信周波数fRXの変更を所定の期
間だけ停止する。この停止している期間に、スキャンキ
ーK+、K-が押されないときには、所定の期間の経過
後、受信周波数fRXの変更を再開する。受信周波数fRX
の停止している期間に、スキャンキーK+、Kーが押され
たときには、受信周波数fRXの変更を停止する。
で、操作性のよいスキャンモードを実現する。 【構成】 放送波信号SRXの有無を検出する検出回路1
9と、スキャンキーK+、K-とを設ける。スキャンキー
K+、K-が押されたとき、可変分周回路22の分周比を
変更して受信周波数fRXを1ステップ分ずつ変更すると
ともに、その1ステップごとに検出回路19の検出結果
VSDをチェックする。この検出結果VSDが放送波信号S
RXの受信を示していないときには、受信周波数fRXの変
更を続行する。検出結果VSDが放送波信号SRXの受信を
示しているときには、受信周波数fRXの変更を所定の期
間だけ停止する。この停止している期間に、スキャンキ
ーK+、K-が押されないときには、所定の期間の経過
後、受信周波数fRXの変更を再開する。受信周波数fRX
の停止している期間に、スキャンキーK+、Kーが押され
たときには、受信周波数fRXの変更を停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシンセサイザ受信機に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】シンセサイザ方式の受信機として、スキ
ャンモードを有するものがある。すなわち、スキャンキ
ーを押すと、受信周波数が1ステップずつ、例えばFM
受信時であれば、100kHzずつ、上昇あるいは下降して
いくとともに、ある周波数で放送を受信すると、以後、
受信周波数の変更を停止し、その周波数の受信状態を保
持するようにされている。
ャンモードを有するものがある。すなわち、スキャンキ
ーを押すと、受信周波数が1ステップずつ、例えばFM
受信時であれば、100kHzずつ、上昇あるいは下降して
いくとともに、ある周波数で放送を受信すると、以後、
受信周波数の変更を停止し、その周波数の受信状態を保
持するようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、北米のよう
にFM局の多い地域で、上記のスキャンモードを実行す
ると、スキャンキーを押しても、すぐに放送を受信でき
てスキャンが止まってしまい、目的とするFM局を探し
出すのに時間がかかってしまう。また、目的とするFM
局が選局されるまで、何回もスキャンキーを押す必要が
あり、操作性もよくない。
にFM局の多い地域で、上記のスキャンモードを実行す
ると、スキャンキーを押しても、すぐに放送を受信でき
てスキャンが止まってしまい、目的とするFM局を探し
出すのに時間がかかってしまう。また、目的とするFM
局が選局されるまで、何回もスキャンキーを押す必要が
あり、操作性もよくない。
【0004】さらに、FM局の受信電界レベルが強い場
合には、正しい周波数よりも1ステップ前の周波数でも
放送が検出されてしまう。このため、ハードウエアによ
り中間周波帯域を制限して、あるいはソフトウエアによ
り同調のチェックを厳しく行って、正しい周波数に同調
した場合のみ、スキャンを停止する必要があるが、その
ようにすると、設計工数やコストなどの点で、負担がか
かってしまう。
合には、正しい周波数よりも1ステップ前の周波数でも
放送が検出されてしまう。このため、ハードウエアによ
り中間周波帯域を制限して、あるいはソフトウエアによ
り同調のチェックを厳しく行って、正しい周波数に同調
した場合のみ、スキャンを停止する必要があるが、その
ようにすると、設計工数やコストなどの点で、負担がか
かってしまう。
【0005】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、PLL20の出力信号SLOにより受信信号SRXの周
波数変換を行うとともに、PLL20における可変分周
回路22の分周比Nを変更することにより、受信周波数
fRXを変更するようにしたシンセサイザ受信機におい
て、放送波信号SRXの有無を検出する検出回路19と、
スキャンキーK+、K-とを有し、このスキャンキーK
+、K-が押されたとき、分周比Nを変更して受信周波数
fRXを1ステップ分ずつ変更するとともに、受信周波数
fRXの1ステップごとに検出回路19の検出結果VSDを
チェックし、この検出結果VSDが放送波信号SRXの受信
を示していないときには、分周比Nの変更を続行して受
信周波数fRXの変更を続行し、検出結果VSDが放送波信
号SRXの受信を示しているときには、分周比Nの変更を
所定の期間だけ停止して受信周波数fRXの変更を所定の
期間だけ停止し、この受信周波数fRXの変更が停止して
いる期間に、スキャンキーK+、K-が押されないときに
は、所定の期間の経過後、分周比Nの変更を再開して受
信周波数fRXの変更を再開し、受信周波数fRXの停止し
ている期間に、スキャンキーK+、Kーが押されたときに
は、分周比Nの変更を停止して受信周波数fRXの変更を
停止するようにしたものである。
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、PLL20の出力信号SLOにより受信信号SRXの周
波数変換を行うとともに、PLL20における可変分周
回路22の分周比Nを変更することにより、受信周波数
fRXを変更するようにしたシンセサイザ受信機におい
て、放送波信号SRXの有無を検出する検出回路19と、
スキャンキーK+、K-とを有し、このスキャンキーK
+、K-が押されたとき、分周比Nを変更して受信周波数
fRXを1ステップ分ずつ変更するとともに、受信周波数
fRXの1ステップごとに検出回路19の検出結果VSDを
チェックし、この検出結果VSDが放送波信号SRXの受信
を示していないときには、分周比Nの変更を続行して受
信周波数fRXの変更を続行し、検出結果VSDが放送波信
号SRXの受信を示しているときには、分周比Nの変更を
所定の期間だけ停止して受信周波数fRXの変更を所定の
期間だけ停止し、この受信周波数fRXの変更が停止して
いる期間に、スキャンキーK+、K-が押されないときに
は、所定の期間の経過後、分周比Nの変更を再開して受
信周波数fRXの変更を再開し、受信周波数fRXの停止し
ている期間に、スキャンキーK+、Kーが押されたときに
は、分周比Nの変更を停止して受信周波数fRXの変更を
停止するようにしたものである。
【0007】
【作用】スキャン中、放送を受信すると、その周波数で
スキャンがいったん停止する。このスキャンが停止して
いる期間に、スキャンキーを押さないときには、所定の
期間後にスキャンが再開され、押したときには、その周
波数でスキャンは停止したままとされ、以後、その周波
数の受信状態となる。
スキャンがいったん停止する。このスキャンが停止して
いる期間に、スキャンキーを押さないときには、所定の
期間後にスキャンが再開され、押したときには、その周
波数でスキャンは停止したままとされ、以後、その周波
数の受信状態となる。
【0008】
【実施例】図1において、10はシンセサイザ方式に構
成されたFM受信回路を示し、アンテナ11からの受信
信号が、電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給さ
れて目的とする周波数fRXの放送波信号SRXが取り出さ
れる。
成されたFM受信回路を示し、アンテナ11からの受信
信号が、電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給さ
れて目的とする周波数fRXの放送波信号SRXが取り出さ
れる。
【0009】そして、この信号SRXが、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数fLOが、例えば、 fLO=fRX−fIF〔kHz〕 ・・・ (1) fIFは中間周波数で、例えば、fIF=10.7MHz の発振信号SLOが取り出され、この信号SLOがミキサ回
路14に局部発振信号として供給され、信号SRXは中間
周波信号SIF(中間周波数fIF)に周波数変換される。
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数fLOが、例えば、 fLO=fRX−fIF〔kHz〕 ・・・ (1) fIFは中間周波数で、例えば、fIF=10.7MHz の発振信号SLOが取り出され、この信号SLOがミキサ回
路14に局部発振信号として供給され、信号SRXは中間
周波信号SIF(中間周波数fIF)に周波数変換される。
【0010】さらに、この中間周波信号SIFが、中間周
波アンプ15を通じてFM復調回路16に供給されてオ
ーディオ信号が復調され、この信号がアンプ17を通じ
てスピーカ18に供給される。また、中間周波アンプ1
5に検出回路19が接続され、中間周波信号SIFを検波
整流することにより、受信信号SRXの受信レベルが規定
値以上のとき、“H”レベルとなる受信検出電圧VSDが
取り出され、この検出電圧VSDが同調指示用のLED
(D10)に供給される。
波アンプ15を通じてFM復調回路16に供給されてオ
ーディオ信号が復調され、この信号がアンプ17を通じ
てスピーカ18に供給される。また、中間周波アンプ1
5に検出回路19が接続され、中間周波信号SIFを検波
整流することにより、受信信号SRXの受信レベルが規定
値以上のとき、“H”レベルとなる受信検出電圧VSDが
取り出され、この検出電圧VSDが同調指示用のLED
(D10)に供給される。
【0011】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLOが、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数100kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLOが、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数100kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0012】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号SLOの周波数
fLOは、 fLO=N×100〔kHz〕 ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から fRX=fLO+fIF =N×100+10.7〔MHz〕 となる。
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号SLOの周波数
fLOは、 fLO=N×100〔kHz〕 ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から fRX=fLO+fIF =N×100+10.7〔MHz〕 となる。
【0013】したがって、分周比Nを、653〜973の間に
おいて「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO
が、65.3MHz〜97.3MHzの間を100kHzの周波数ステッ
プで変化するので、受信周波数fRXは、76MHz〜108MH
zの周波数帯を100kHzの周波数ステップで、かつ、分周
比Nに対応して変化することになる。
おいて「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO
が、65.3MHz〜97.3MHzの間を100kHzの周波数ステッ
プで変化するので、受信周波数fRXは、76MHz〜108MH
zの周波数帯を100kHzの周波数ステップで、かつ、分周
比Nに対応して変化することになる。
【0014】また、放送を受信できたときには、VSD=
“H”となるので、LED(D10)が点灯し、同調が表
示される。
“H”となるので、LED(D10)が点灯し、同調が表
示される。
【0015】さらに、30はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、31はそのCPU、32
は各種の処理ルーチンが書き込まれているROM、33
はワークエリア用および各種のデータを記憶するための
RAMで、これらメモリ32、33はシステムバス39
を通じてCPU31に接続されている。なお、ROM3
2には、例えば図2および図3に示すスキャンルーチン
100が用意される。
マイクロコンピュータを示し、31はそのCPU、32
は各種の処理ルーチンが書き込まれているROM、33
はワークエリア用および各種のデータを記憶するための
RAMで、これらメモリ32、33はシステムバス39
を通じてCPU31に接続されている。なお、ROM3
2には、例えば図2および図3に示すスキャンルーチン
100が用意される。
【0016】また、34、35は出力ポート、36は入
力ポート、37はキーインターフェイス回路で、これら
回路34〜37もシステムバス39を通じてCPU31
に接続される。そして、ポート34は分周回路22に接
続され、CPU31からの分周比Nが、ポート34を通
じて分周回路22にセットされる。さらに、ポート35
からは、ミューティング信号SMTが取り出され、この信
号SMTがアンプ17に供給されてミューティングの制御
が行われる。また、検出回路19からの検出電圧VSDが
ポート36を通じてCPU31に取り込まれる。
力ポート、37はキーインターフェイス回路で、これら
回路34〜37もシステムバス39を通じてCPU31
に接続される。そして、ポート34は分周回路22に接
続され、CPU31からの分周比Nが、ポート34を通
じて分周回路22にセットされる。さらに、ポート35
からは、ミューティング信号SMTが取り出され、この信
号SMTがアンプ17に供給されてミューティングの制御
が行われる。また、検出回路19からの検出電圧VSDが
ポート36を通じてCPU31に取り込まれる。
【0017】さらに、インターフェイス回路37には、
上昇方向あるいは下降方向のスキャンを行うためのスキ
ャンキーK+、K-が接続されるとともに、その他の各種
の処理を行うための操作キーK1〜KMが接続される。な
お、これらのキーK+〜KMは、いずれもノンロックタイ
プのプッシュスイッチにより構成される。
上昇方向あるいは下降方向のスキャンを行うためのスキ
ャンキーK+、K-が接続されるとともに、その他の各種
の処理を行うための操作キーK1〜KMが接続される。な
お、これらのキーK+〜KMは、いずれもノンロックタイ
プのプッシュスイッチにより構成される。
【0018】このような構成によれば、CPU31によ
りルーチン100が実行されるとともに、定常時には、
ルーチン100のステップ101、102が繰り返され
てキー入力待ちとなっている。
りルーチン100が実行されるとともに、定常時には、
ルーチン100のステップ101、102が繰り返され
てキー入力待ちとなっている。
【0019】すなわち、ステップ101において、スキ
ャンキーK+、K-が押されているかどうかがチェックさ
れ、どちらのキーも押されていないときには、CPU3
1の処理はステップ101からステップ102に進み、
このステップ102において、キーK1〜KMが押された
かどうかがチェックされ、どのキーも押されていないと
きには、処理はステップ102からステップ101に戻
る。こうして、定常時には、ステップ101、102が
繰り返されてキー入力待ちとなっている。
ャンキーK+、K-が押されているかどうかがチェックさ
れ、どちらのキーも押されていないときには、CPU3
1の処理はステップ101からステップ102に進み、
このステップ102において、キーK1〜KMが押された
かどうかがチェックされ、どのキーも押されていないと
きには、処理はステップ102からステップ101に戻
る。こうして、定常時には、ステップ101、102が
繰り返されてキー入力待ちとなっている。
【0020】そして、ステップ101、102が繰り返
されいる場合に、スキャンキーK+あるいはK-が押され
たときには、これがステップ101において検出され、
CPU31の処理はステップ101からステップ111
に進み、このステップ111において、ミューティング
信号SMTによりアンプ17のミューティングがオンとさ
れ、次にステップ112において、RAM33に記憶さ
れている可変分周回路22の分周比Nが、キーK+ある
いはK-に対応して「1」だけインクリメントあるいは
ディクリメントされる。なお、このインクリメントある
いはディクリメントされた結果が、分周比Nの最大値97
3あるいは最小値653からはずれたときには、最小値ある
いは最大値とされる。
されいる場合に、スキャンキーK+あるいはK-が押され
たときには、これがステップ101において検出され、
CPU31の処理はステップ101からステップ111
に進み、このステップ111において、ミューティング
信号SMTによりアンプ17のミューティングがオンとさ
れ、次にステップ112において、RAM33に記憶さ
れている可変分周回路22の分周比Nが、キーK+ある
いはK-に対応して「1」だけインクリメントあるいは
ディクリメントされる。なお、このインクリメントある
いはディクリメントされた結果が、分周比Nの最大値97
3あるいは最小値653からはずれたときには、最小値ある
いは最大値とされる。
【0021】続いて、処理はステップ113に進み、こ
のステップ113において、ステップ101でキーK
+、K-の押されたことが検出されてから、キーK+、K-
が連続して例えば0.5秒以上押されていたかどうか、す
なわち、キーK+、K-が短く押されたのか、長く押され
たのかが判別される。
のステップ113において、ステップ101でキーK
+、K-の押されたことが検出されてから、キーK+、K-
が連続して例えば0.5秒以上押されていたかどうか、す
なわち、キーK+、K-が短く押されたのか、長く押され
たのかが判別される。
【0022】そして、キーK+、K-の押された期間が0.
5秒以上のとき、すなわち、キーK+、K-が長く押され
たときには、処理はステップ113からステップ121
に進み、このステップ121において、RAM33に記
憶されている分周比Nが、分周回路22にロードされ
る。したがって、PLL20の動作が安定すると、受信
周波数fRXは、1ステップ分だけ上昇あるいは下降して
いることになる。
5秒以上のとき、すなわち、キーK+、K-が長く押され
たときには、処理はステップ113からステップ121
に進み、このステップ121において、RAM33に記
憶されている分周比Nが、分周回路22にロードされ
る。したがって、PLL20の動作が安定すると、受信
周波数fRXは、1ステップ分だけ上昇あるいは下降して
いることになる。
【0023】続いて、処理はステップ122に進み、こ
のステップ122において、検出電圧VSDのレベルがチ
ェックされ、VSD=“L”、すなわち、放送を受信でき
ないときには、処理はステップ122からステップ12
7に進み、このステップ127において、ステップ11
2と同様、RAM33に記憶されている可変分周回路2
2の分周比Nが、キーK+あるいはK-に対応して「1」
だけインクリメントあるいはディクリメントされ、その
後、処理はステップ121に戻る。
のステップ122において、検出電圧VSDのレベルがチ
ェックされ、VSD=“L”、すなわち、放送を受信でき
ないときには、処理はステップ122からステップ12
7に進み、このステップ127において、ステップ11
2と同様、RAM33に記憶されている可変分周回路2
2の分周比Nが、キーK+あるいはK-に対応して「1」
だけインクリメントあるいはディクリメントされ、その
後、処理はステップ121に戻る。
【0024】したがって、以後、VSD=“L”の状態が
続いていれば、すなわち、放送を受信できないでいれ
ば、ステップ121、122、127が繰り返され、受
信周波数fRXが1ステップずつ上昇あるいは下降してい
き、すなわち、スキャンが行われる。
続いていれば、すなわち、放送を受信できないでいれ
ば、ステップ121、122、127が繰り返され、受
信周波数fRXが1ステップずつ上昇あるいは下降してい
き、すなわち、スキャンが行われる。
【0025】しかし、このスキャンによってある周波数
fRXになったときに、VSD=“H”になると、すなわ
ち、放送を受信できると、これがステップ122におい
て検出され、処理はステップ122からステップ123
に進み、このステップ123において、ミューティング
信号SMTによりアンプ17のミューティングがオフ(解
除)とされる。したがって、この時点からステップ12
1で選局された周波数fRXの放送を聴くことができるこ
とになる。
fRXになったときに、VSD=“H”になると、すなわ
ち、放送を受信できると、これがステップ122におい
て検出され、処理はステップ122からステップ123
に進み、このステップ123において、ミューティング
信号SMTによりアンプ17のミューティングがオフ(解
除)とされる。したがって、この時点からステップ12
1で選局された周波数fRXの放送を聴くことができるこ
とになる。
【0026】続いて、処理はステップ124に進み、こ
のステップ124において、キーK+あるいはK-が押さ
れているかどうかがチェックされ、押されていないとき
には処理はステップ124からステップ125に進み、
このステップ125において、処理がステップ123か
らステップ124に進んでから、例えば1秒が経過した
かどうかがチェックされ、経過していないときには、処
理はステップ125からステップ124に戻る。
のステップ124において、キーK+あるいはK-が押さ
れているかどうかがチェックされ、押されていないとき
には処理はステップ124からステップ125に進み、
このステップ125において、処理がステップ123か
らステップ124に進んでから、例えば1秒が経過した
かどうかがチェックされ、経過していないときには、処
理はステップ125からステップ124に戻る。
【0027】したがって、処理がステップ123からス
テップ124に進むと、以後、ステップ124、125
が1秒間繰り返されることになる。なお、この1秒の期
間、放送が受信されているとともに(ステップ121、
122)、ミューティングがオフとされている(ステッ
プ123)ので、その放送を聴くことができる。
テップ124に進むと、以後、ステップ124、125
が1秒間繰り返されることになる。なお、この1秒の期
間、放送が受信されているとともに(ステップ121、
122)、ミューティングがオフとされている(ステッ
プ123)ので、その放送を聴くことができる。
【0028】そして、その1秒が経過すると、処理はス
テップ125からステップ126に進み、このステップ
126において、ミューティング信号SMTによりアンプ
17のミューティングがオンとされ、その後、処理はス
テップ127に進む。したがって、放送を受信でき、そ
の放送を聴いているだけの状態を1秒続けると、スキャ
ンが再開されることになる。
テップ125からステップ126に進み、このステップ
126において、ミューティング信号SMTによりアンプ
17のミューティングがオンとされ、その後、処理はス
テップ127に進む。したがって、放送を受信でき、そ
の放送を聴いているだけの状態を1秒続けると、スキャ
ンが再開されることになる。
【0029】しかし、ステップ124、125が繰り返
されている1秒の期間に、キーK+あるいはK-を押す
と、これがステップ124で検出され、処理はステップ
124からステップ101に戻る。したがって、ステッ
プ124、125により、放送を聴いていることができ
る1秒の期間に、キーK+あるいはK-を押すと、スキャ
ンが中断され、その放送を選局している状態で、ステッ
プ101、102によるキー入力待ちとなり、その放送
の受信状態が続くことになる。
されている1秒の期間に、キーK+あるいはK-を押す
と、これがステップ124で検出され、処理はステップ
124からステップ101に戻る。したがって、ステッ
プ124、125により、放送を聴いていることができ
る1秒の期間に、キーK+あるいはK-を押すと、スキャ
ンが中断され、その放送を選局している状態で、ステッ
プ101、102によるキー入力待ちとなり、その放送
の受信状態が続くことになる。
【0030】なお、ステップ101、102が繰り返さ
れいる場合に、キーK1〜KMのどれかが押されたときに
は、これがステップ102において検出され、処理はス
テップ102からステップ103に進み、このステップ
103において、ステップ102で検出されたキーに対
応した処理、例えば周波数のプリセット、そのプリセッ
トされている周波数の選局などが実行される。そして、
その後、処理はステップ101に戻り、再びステップ1
01、102によりキー入力待ちとなる。
れいる場合に、キーK1〜KMのどれかが押されたときに
は、これがステップ102において検出され、処理はス
テップ102からステップ103に進み、このステップ
103において、ステップ102で検出されたキーに対
応した処理、例えば周波数のプリセット、そのプリセッ
トされている周波数の選局などが実行される。そして、
その後、処理はステップ101に戻り、再びステップ1
01、102によりキー入力待ちとなる。
【0031】また、ステップ113において、キーK
+、K-の押された期間が0.5秒未満のとき、すなわち、
キーK+、K-が短く押されたときには、処理はステップ
113からステップ114に進み、このステップ114
において、ステップ121と同様、RAM33に記憶さ
れている分周比Nが、分周回路22にロードされる。し
たがって、PLL20の動作が安定すると、受信周波数
fRXは、1ステップ分だけ上昇あるいは下降しているこ
とになる。
+、K-の押された期間が0.5秒未満のとき、すなわち、
キーK+、K-が短く押されたときには、処理はステップ
113からステップ114に進み、このステップ114
において、ステップ121と同様、RAM33に記憶さ
れている分周比Nが、分周回路22にロードされる。し
たがって、PLL20の動作が安定すると、受信周波数
fRXは、1ステップ分だけ上昇あるいは下降しているこ
とになる。
【0032】そして、次に処理はステップ115に進
み、このステップ115において、ミューティング信号
SMTによりアンプ17のミューティングがオフとされ、
この時点からステップ114で選局された周波数fRXの
放送を聴くことができるようにされ、その後、処理はス
テップ101に戻り、再びキー入力待ちとなる。すなわ
ち、キーK+、K-を短く押したときには、受信周波数f
RXを1ステップ分だけ変更することができる。
み、このステップ115において、ミューティング信号
SMTによりアンプ17のミューティングがオフとされ、
この時点からステップ114で選局された周波数fRXの
放送を聴くことができるようにされ、その後、処理はス
テップ101に戻り、再びキー入力待ちとなる。すなわ
ち、キーK+、K-を短く押したときには、受信周波数f
RXを1ステップ分だけ変更することができる。
【0033】なお、上述においては、受信検出回路19
の出力電圧VSDにより放送の有無を検出したが、マイク
ロコンピュータ20において、中間周波信号SIFのサイ
クル数をカウントすることにより中間周波数fIFをチェ
ックし、これを放送の有無の検出結果とすることもでき
る。
の出力電圧VSDにより放送の有無を検出したが、マイク
ロコンピュータ20において、中間周波信号SIFのサイ
クル数をカウントすることにより中間周波数fIFをチェ
ックし、これを放送の有無の検出結果とすることもでき
る。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、スキャン中、放送を
受信すると、その周波数でスキャンが停止するが、規定
の時間内にスキャンキーK+、K-が押されないときに
は、スキャンが再開され、押されたときには、その周波
数の受信状態を続行するようにしているので、FM局の
多い地域においても、目的とするFM局を短時間で探し
出すことができる。また、目的とするFM局が選局され
るまで、スキャンキーを押す必要がなく、操作性がよ
い。
受信すると、その周波数でスキャンが停止するが、規定
の時間内にスキャンキーK+、K-が押されないときに
は、スキャンが再開され、押されたときには、その周波
数の受信状態を続行するようにしているので、FM局の
多い地域においても、目的とするFM局を短時間で探し
出すことができる。また、目的とするFM局が選局され
るまで、スキャンキーを押す必要がなく、操作性がよ
い。
【0035】さらに、スキャン時、放送の有無をチェッ
クし、放送のないときには、直ちに次の周波数へスキャ
ンしていくので、広い放送波帯域でも短時間のうちにス
キャンすることができる。また、このように広い放送波
帯域でも短時間のうちにスキャンすることができるの
で、放送を受信したときにスキャンを停止している期間
を長くすることができ、したがって、リスナは余裕を持
って放送の確認をすることができる。
クし、放送のないときには、直ちに次の周波数へスキャ
ンしていくので、広い放送波帯域でも短時間のうちにス
キャンすることができる。また、このように広い放送波
帯域でも短時間のうちにスキャンすることができるの
で、放送を受信したときにスキャンを停止している期間
を長くすることができ、したがって、リスナは余裕を持
って放送の確認をすることができる。
【0036】また、FM局の受信電界レベルが強い場合
には、正しい周波数よりも1ステップ前の周波数でも受
信を検出できてしまい、このとき、いったんスキャンが
停止するが、そのままにしておけばスキャンが再開さ
れ、続いて正しい周波数に同調するので、ハードウエア
やソフトウエアにより正しい周波数に同調したかどうか
をチェックする必要がない。したがって、受信電界レベ
ルの強いFM局に対する対策においても、設計工数やコ
ストなどの負担がかかることがない。
には、正しい周波数よりも1ステップ前の周波数でも受
信を検出できてしまい、このとき、いったんスキャンが
停止するが、そのままにしておけばスキャンが再開さ
れ、続いて正しい周波数に同調するので、ハードウエア
やソフトウエアにより正しい周波数に同調したかどうか
をチェックする必要がない。したがって、受信電界レベ
ルの強いFM局に対する対策においても、設計工数やコ
ストなどの負担がかかることがない。
【0037】さらに、受信検出回路19は同調指示用の
ものを使用できるとともに、中間周波アンプ15などと
一体にIC化されているのが普通であるから、ハードウ
エアの追加を必要としない。そして、ルーチン100に
おいても、特に複雑あるいはたくさんのステップを必要
としないので、ROM31にルーチン100を用意する
とき、これが容易である。
ものを使用できるとともに、中間周波アンプ15などと
一体にIC化されているのが普通であるから、ハードウ
エアの追加を必要としない。そして、ルーチン100に
おいても、特に複雑あるいはたくさんのステップを必要
としないので、ROM31にルーチン100を用意する
とき、これが容易である。
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例の一部を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図3】図2の続きを示すフローチャートである。
10 受信回路 12 アンテナ同調回路 14 ミキサ回路 15 中間周波アンプ 16 FM復調回路 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 30 マイクロコンピュータ 31 CPU 32 ROM 33 RAM 43 キーインターフェイス回路 100 スキャンルーチン K+、K- スキャンキー K1〜KM 操作キー
Claims (3)
- 【請求項1】PLLの出力信号により受信信号の周波数
変換を行うとともに、 上記PLLにおける可変分周回路の分周比を変更するこ
とにより、受信周波数を変更するようにしたシンセサイ
ザ受信機において、 放送波信号の有無を検出する検出回路と、 スキャンキーとを有し、 このスキャンキーが押されたとき、上記分周比を変更し
て上記受信周波数を1ステップ分ずつ変更するととも
に、 上記受信周波数の1ステップごとに上記検出回路の検出
結果をチェックし、 この検出結果が上記放送波信号の受信を示していないと
きには、上記分周比の変更を続行して上記受信周波数の
変更を続行し、 上記検出結果が上記放送波信号の受信を示しているとき
には、上記分周比の変更を所定の期間だけ停止して上記
受信周波数の変更を上記所定の期間だけ停止し、 この受信周波数の変更が停止している期間に、上記スキ
ャンキーが押されないときには、上記所定の期間の経過
後、上記分周比の変更を再開して上記受信周波数の変更
を再開し、 上記受信周波数の停止している期間に、上記スキャンキ
ーが押されたときには、上記分周比の変更を停止して上
記受信周波数の変更を停止するようにしたシンセサイザ
受信機。 - 【請求項2】請求項1に記載のシンセサイザ受信機にお
いて、 オーディオ信号をミューティングするミューティング回
路を有し、 上記スキャンキーが押されたときには、上記所定の期間
を除いて、上記オーディオ信号をミューティングするよ
うにしたシンセサイザ受信機。 - 【請求項3】請求項1あるいは請求項2に記載のシンセ
サイザ受信機において、 上記検出回路は、上記放送波信号の有無を検出して同調
指示用の信号を出力する回路であり、 この同調信号用の信号が上記検出回路の検出結果とされ
るようにしたシンセサイザ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13373094A JPH07321607A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | シンセサイザ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13373094A JPH07321607A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | シンセサイザ受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321607A true JPH07321607A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15111575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13373094A Pending JPH07321607A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | シンセサイザ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07321607A (ja) |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP13373094A patent/JPH07321607A/ja active Pending
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