JPH0529882A - Pllシンセサイザ受信装置 - Google Patents

Pllシンセサイザ受信装置

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JPH0529882A
JPH0529882A JP18481891A JP18481891A JPH0529882A JP H0529882 A JPH0529882 A JP H0529882A JP 18481891 A JP18481891 A JP 18481891A JP 18481891 A JP18481891 A JP 18481891A JP H0529882 A JPH0529882 A JP H0529882A
Authority
JP
Japan
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circuit
signal
frequency
pll
tuning
Prior art date
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Pending
Application number
JP18481891A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yanaka
宣之 谷中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0529882A publication Critical patent/JPH0529882A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動選局中にPLLのロックがかからなくて
も、PLLをロックした状態として、本来の自動選局の
目的を達成する。 【構成】 制御回路24は、プログラマブルデバイダ2
2に設定する数値によってFM局部発振回路4またはA
M局部発振回路17の発振周波数を制御し、放送局を選
局する。制御回路24がPLL回路20のロック状態を
検出する回数が、予め定められる回数に達すると、制御
回路11はプログラマブルデバイダ22の設定値を固定
し、局検知回路13からラインL1を介する局検知信号
の有無を判断する。局検知信号が検出されれば、ライン
L2を介してミューティング回路8のミューティング動
作を停止し、放送局からの信号をヘッドホン10によっ
て音響化可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送局などからの電波
を自動選局することが可能なPLLシンセサイザ受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オートシーク機能、オートト
スキャン機能ならびにオートメモリ機能などの自動選局
動作は、PLLシンセサイザ受信装置において実現され
ている。特に、いわゆるヘッドホンステレオにおいて
は、選局に要する操作を少なくすることができるので、
PLLシンセサイザ受信装置を用いることは有効であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からのPLLシン
セサイザ受信装置において、特にヘッドホンステレオに
おいては、電源電圧が1.5Vまたは3.0Vなどの比
較的低い電圧で動作させる必要がある場合がある。ヘッ
ドホンステレオにおいては、装置を小形軽量にするた
め、電源もできるだけ低電圧にする必要があり、乾電池
使用個数も制限されるからである。このような比較的低
い電圧で動作する受信装置においては、放送局からの電
波の電界強度が非常に強い場合に、高周波回路、混合回
路、発振回路などの性能上不安定な状態となり、自動選
局動作が不安定になるという問題がある。すなわち、P
LLシンセサイザの発振周波数が位相同期されたロック
状態が安定せず、PLLがロックするまで自動選局動作
が終了しない状態となる。受信装置の自動選局動作中
は、雑音などが音響化するのを防止するため、ヘッドホ
ンなどに供給する音響信号の出力は停止される。したが
って、強電界の信号などを受信したときには、PLLが
ロックするまで、音響出力が得られないというロック待
ちの状態が継続する。このPLLのロック待ち状態を解
除するためには、人間がロック待ち状態であることを判
断して、予め定められるロック解除のための操作、たと
えば特定の押釦の押圧操作を行う必要がある。
【0004】本発明の目的は、上述の従来からのPLL
シンセサイザ受信装置の欠点を除去し、自動選局中にP
LLのロックがかからないときは、ロック状態を検出す
る回数を制限し、ロック待ち状態となる時間を制限する
ことができるPLLシンセサイザ受信装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、発振周波数が
フェーズロックトループ制御可能なPLLシンセサイザ
と、PLLシンセサイザの発振周波数を、予め定める周
波数の範囲内で順次的に可変して設定し、選局動作を行
わせる選局手段と、選局手段によって設定された周波数
に対して、PLLシンセサイザの発振周波数が位相同期
するロック状態となることを検出するロック検出手段
と、受信信号を復調して音響化する音響化手段と、ロッ
ク検出手段からの出力に応答し、音響化手段による音響
化を停止させながら選局手段による選局動作を行い、P
LLシンセサイザがロック状態となるとき、またはロッ
ク検出動作の繰返し回数が予め定める回数に達したと
き、信号受信状態であれば音響化手段を能動化して受信
信号を音響化させ、信号受信状態でなければ選局手段に
よる選局動作を続けて行わせる制御手段とを含むことを
特徴とするPLLシンセサイザ受信装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、PLLシンセサイザ受信装置
には、発振周波数がフェーズロックトループ制御可能な
PLLシンセサイザが含まれる。選局手段は、PLLシ
ンセサイザの発振周波数を、予め定める周波数の範囲内
で順次的に可変して設定し、選局動作を行う。ロック検
出手段は、選局手段によって設定された周波数に対し
て、PLLシンセサイザの発振周波数が位相同期するロ
ック状態となることを検出する。音響化手段は、受信信
号を復調して音響化する。制御手段は、ロック手段から
の出力に応答し、音響化手段による音響化を停止させな
がら選局手段による選局動作を行い、PLLシンセサイ
ザがロック状態となるとき、またはロック検出動作の繰
返し回数が予め定める回数に達したとき、信号受信状態
であれば音響化手段を能動化して受信信号を音響化さ
せ、信号受信状態でなければ選局手段による選局動作を
続けて行わせる。放送局からの電波の電界強度が非常に
強いときには、受信可能であってもPLLシンセサイザ
がロック状態とならないことがあり、そのような場合に
も、選局手段による選局動作を続け、受信状態であれば
受信信号を音響化することが可能となる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の受信装置である
ラジオ受信機の電気的構成を示すブロック図である。こ
のラジオ受信機は、放送局からのFM信号ならびにAM
信号を受信することが可能である。
【0008】先ず、FM信号を受信するための構成を説
明する。アンテナ1によって受信されたFM信号は、F
M高周波増幅回路2によって増幅され、FM混合回路3
に入力される。FM混合回路3には、FM局部発振回路
4からの発振出力が与えられ、入力されたFM信号をた
とえば10.7MHzの中間周波数に変換する。中間周
波数に変換されたFM信号は、FM中間周波増幅回路5
によって増幅され、FM検波回路6に与えられる。FM
検波回路6は、FM中間周波数のFM変調された信号を
復調して音響信号に変換する。FM検波回路6からの音
響信号は、FMステレオ復調回路7、ミューティング回
路8を介して低周波増幅回路9に与えられる。FMステ
レオ復調回路7は、FM検波回路6からの音響信号が左
右チャネルに分離可能なステレオ信号であるとき、各チ
ャネル毎の音響信号に分離する。ミューティング回路8
は、FMステレオ復調回路7からの信号を、選局動作中
などには抑制して、ノイズが音響化されることを防止す
る。低周波増幅回路9は、与えられた音響信号を電力増
幅し、ヘッドホン10を駆動する。このようにして、放
送局からのFM信号が選局され、復調されてヘッドホン
10によって音響化される。
【0009】特定の放送局を選局するためには、FM局
部発振回路4の発振周波数が、その放送局からの信号の
周波数と一定の関係、すなわち差または和が中間周波数
に一致する必要がある。FM局部発振回路4の発振周波
数は、処理回路11によってフェーズロックトループ制
御される。処理回路11からの出力は、ローパスフィル
タ12を介してFM高周波増幅回路2およびFM局部発
振回路4に与えられる。FM高周波増幅回路2およびF
M局部発振回路4には、可変容量ダイオードを含む共振
回路が設けられており、可変容量ダイオードに印加する
電圧が変化することによって、その共振周波数を変化さ
せることができる。FM高周波増幅回路2の共振周波数
は、FM局部発振回路4の発振周波数を定める共振回路
の共振周波数に対して、中間周波数だけ離れた周波数た
とえば10.7MHz高い周波数で同調するように設定
される。放送局からの信号が受信されていることは、F
M検波回路6からの信号によって局検知回路13が検知
する。局検知回路13からの出力は、処理回路11に与
えられる。
【0010】AM変調された放送局からの信号を受信す
るための構成も、FM信号と同様のスーパヘテロダイン
方式によって行われる。アンテナ14に受信された信号
は、AM高周波増幅回路15に与えられ、AM混合回路
16において、AM局部発振回路17からの発振出力と
混合される。AM混合回路16は、AM局部発振回路1
7の発振出力とAM高周波増幅回路15からの信号出力
の和または差の信号をたとえば450KHzのAM中間
周波数信号に変換し、AM中間周波増幅回路18に与え
る。AM中間周波増幅回路18からの出力は、AM検波
回路19に与えられ、AM変調された信号が復調され、
音響信号に変換される。AM検波回路19からの音響信
号は、FMステレオ復調回路7に与えられ、前述のFM
ステレオ復調回路7、ミューティング回路8、低周波増
幅回路9およびヘッドホン10によって音響化される。
AM検波回路19からの出力は、局検知回路13にも与
えられ、放送局が検知されたか否かを判断するために用
いられる。AM信号の復調の場合も、放送局の選局は処
理回路11によって行われる。すなわち、FM信号の受
信と同様にして、ローパスフィルタ12からの出力によ
ってAM高周波増幅回路15およびAM局部発振回路1
7に含まれる同調回路の同調周波数が制御され、復調さ
れて音響化される信号周波数を有する放送局が選局され
る。選局される放送局の検知は、AM検波回路19から
の出力によって局検知回路13が行う。AM検波回路1
9からの音響信号は、ステレオ信号ではないので、FM
ステレオ復調回路7は単に通過するだけである。
【0011】処理回路11には、フェーズロックトルー
プ(略称PLL)制御回路20を構成するプリスケーラ
21、プログラマブルデバイダ22および位相比較器2
3などが含まれる。プリスケーラ21は、FM局部発振
回路4からの発振出力を予め定める整数値の分周率、た
とえば1/32となるように分周する。プリスケーラ2
1からの出力またはAM局部発振回路17からの発振出
力は、プログラマブルデバイダ22によって分周され
る。プログラマブルデバイダ22の分周率は、マイクロ
コンピュータによって実現される制御回路24によって
設定される。制御回路24は、キー入力手段25からの
信号に応答して、プログラマブルデバイダ22に設定す
る数値を定める。
【0012】キー入力手段25には、自動選局の機能な
どを選択するための操作を行う。自動選局の機能として
は、オートシーク機能、オートスキャン機能、オートメ
モリ機能が含まれる。オートシーク機能は、指定された
周波数を基準として、周波数が増加または減少する方向
に掃引し、一定電界強度以上の信号として受信可能な放
送局を選択する機能である。オートスキャン機能は、オ
ートシーク機能と同様に、放送局を選局し、たとえば5
秒間受信した後、他の局の選局を続ける機能である。オ
ートメモリ機能は、オートシーク機能と同様に選局を行
い、検出された放送局に関するデータを順次ストアする
機能である。メモリ26へストアされた放送局の選局
は、キー入力手段25を操作することによって行うこと
ができる。
【0013】制御回路24には、基準周波数発生回路2
7が含まれる。基準周波数発生回路27は、たとえばA
M信号受信時には3kHzの周波数の信号を導出し、F
M信号受信時には5kHzの周波数を有する信号を導出
する。基準周波数発生回路27からの信号は、位相比較
器23に与えられる。位相比較器23は、プログラマブ
ルデバイダ22からの出力と基準周波数発生回路27か
らの出力とを比較し、その差に応じた出力をローパスフ
ィルタ12に与える。このローパスフィルタ12からの
出力でFM局部発振回路4またはAM局部発振回路17
の発振周波数が変化し、位相比較器23に入力される信
号の位相が基準周波数発生回路27からの信号の位相と
同期するように制御される。位相比較器23からの出力
は、ロック状態でフローティング状態となる。
【0014】図2は、制御回路24の動作を説明するた
めのフローチャートである。なお、ここではオートシー
ク機能の場合を説明する。ステップa1において、キー
入力手段25において、オートシーク機能を選択する操
作が行われる。ステップa2においては、制御回路24
からラインL2を介してミューティング回路8が作動さ
れ、FMステレオ復調回路7から低周波増幅回路9に与
える音響出力を抑制する。次にステップa3において、
予め定める周波数帯域の掃引を行うため、制御回路24
からPLL回路20のプログラマブルデバイダ22に分
周比設定のための制御信号が出力される。ステップa4
では、PLL回路20がロック状態となっているか否か
が判断される。従来では、PLL回路がロックしない
と、破線で示すように、一定時間後再びPLLのロック
状態を判断し、ロックしない限り次のステップに進めな
いように構成されていた。強電界でなければ、PLL回
路はロックするので問題はないけれども、強電界ではロ
ックしないので問題があった。この実施例では、ステッ
プa5を設け、ステップa4でPLLがロックしていな
いとき、PLLのロック待ち回数nが予め定められる回
数Mに達したか否かが判断される。回数nがMに達して
いないときは、ステップa4に戻る。回数nがMに達し
ているときはステップa6に移る。ステップa6では、
局検知回路13からラインL1を介して制御回路24
に、局検知信号が与えられているか否かが判断される。
局検知信号が与えられないときはステップa3に戻り、
プログラマブルデバイダに対する設定数値が変更され
る。ステップa6で局検知信号があったときはステップ
a7に移り、ラインL2を介してミューティング回路8
の作動が停止され、ステップa8で放送局の受信が可能
となる。
【0015】本実施例では、オートシーク機能について
説明しているけれども、他の自動選曲機能として一般的
なオートスキャン機能、オートメモリ機能においても同
様に実施することができることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動選局
動作によって放送局からの信号を受信し、音響化するこ
とができる。受信信号の電界強度が非常に強い場合など
において、PLLシンセサイザがロックしないときは、
ロック検出動作の繰返し回数で判断し、選局手段の選局
動作を続けることができる。このようにして、PLLシ
ンセサイザのロックが検出されないときにも本来の自動
選局を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のラジオ受信機の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】図1図示の実施例における制御回路24の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,14 アンテナ 2 FM高周波増幅回路 3 FM混合回路 4 FM局部発振回路 5 FM中間周波増幅回路 6 FM検波回路 8 ミューティング回路 10 ヘッドホン 11 処理回路 12 ローパスフィルタ 13 局検知回路 15 AM高周波増幅回路 16 AM混合回路 17 AM局部発振回路 18 AM中間周波増幅回路 19 AM検波回路 20 PLL回路 21 プリスケーラ 22 プログラマブルデバイダ 23 位相比較器 24 制御回路 27 基準周波数発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 発振周波数がフェーズロックトループ制
    御可能なPLLシンセサイザと、 PLLシンセサイザの発振周波数を、予め定める周波数
    の範囲内で順次的に可変して設定し、選局動作を行わせ
    る選局手段と、 選局手段によって設定された周波数に対して、PLLシ
    ンセサイザの発振周波数が位相同期するロック状態とな
    ることを検出するロック検出手段と、 受信信号を復調して音響化する音響化手段と、 ロック検出手段からの出力に応答し、音響化手段による
    音響化を停止させながら選局手段による選局動作を行
    い、PLLシンセサイザがロック状態となるとき、また
    はロック検出動作の繰返し回数が予め定める回数に達し
    たとき、信号受信状態であれば音響化手段を能動化して
    受信信号を音響化させ、信号受信状態でなければ選局手
    段による選局動作を続けて行わせる制御手段とを含むこ
    とを特徴とするPLLシンセサイザ受信装置。
JP18481891A 1991-07-24 1991-07-24 Pllシンセサイザ受信装置 Pending JPH0529882A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113960444A (zh) * 2021-09-24 2022-01-21 国营芜湖机械厂 一种频率合成器测试装置及其测试方法

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JPS63203004A (ja) * 1987-02-18 1988-08-22 Sony Corp オ−トチユ−ニング装置

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