JPH0897684A - 無線受信機の選局方法およびそれを用いた無線受信機 - Google Patents

無線受信機の選局方法およびそれを用いた無線受信機

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JPH0897684A
JPH0897684A JP6233847A JP23384794A JPH0897684A JP H0897684 A JPH0897684 A JP H0897684A JP 6233847 A JP6233847 A JP 6233847A JP 23384794 A JP23384794 A JP 23384794A JP H0897684 A JPH0897684 A JP H0897684A
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frequency
channel
band
scanning
local oscillator
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JP6233847A
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Tatsuo Masaki
健生 正木
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Uniden Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J1/00Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general
    • H03J1/0008Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor
    • H03J1/0041Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor for frequency synthesis with counters or frequency dividers
    • H03J1/005Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor for frequency synthesis with counters or frequency dividers in a loop

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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のバンド受信の場合でも,より少ないハー
ドウェア量で高速でより確実なサーチ動作が可能な無線
受信機の選局方法およびそれを用いた無線受信機を提供
することを目的とする。 【構成】局部発振器109と,周波数シフト回路112
と,無線受信部102と,周波数弁別器103と,スケ
ルチ回路104と,所定帯域内により多くの走査すべき
チャンネルが含まれるように,周波数シフト回路により
局部発振器の周波数をシフトさせ,該シフトした周波数
により所定帯域毎に走査して所望の受信信号を検出し,
所望の受信信号を検出した帯域内で1チャンネル毎に走
査し,特定した所望のチャンネル周波数が,該帯域内の
中心となるように,局部発振器の周波数を変更およびま
たは周波数シフト回路により局部発振器の周波数をシフ
トさせる制御手段110とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,無線受信機の選局方法
およびそれを用いた無線受信機に係り,特に,チャンネ
ルステップの異なった複数のバンド(例えば,VHFや
UHF等)を受信する場合でも,無線受信機内に複数の
中間周波数フィルタ回路や検波回路等を別々に具備する
ことなく,より少ないハードウェア量で,複数のバンド
についてより高速でより確実なサーチ動作が可能な無線
受信機の選局方法およびそれを用いた無線受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数シンセサイザ方式の無線受
信機,例えばFM受信機では,電子選局を行なう場合に
は1チャンネル毎にサーチをして選局を行なっている。
【0003】ここで,以下の説明で用いる言葉の定義を
しておく。予め幾つかのチャンネルにプログラム設定さ
れた周波数が割り当てられていると仮定して,「スキャ
ン」は指定されたチャンネルについてチャンネル順に順
次走査することを言い,「サーチ」は(上限および下限
の)指定された周波数範囲を所定の周波数間隔(チャン
ネルステップ)で連続的に走査することを言う。
【0004】図5は第1従来例のFM無線受信機の構成
図である。同図において,第1従来例のFM無線受信機
は,アンテナ101,無線受信部102,周波数弁別器
103,スケルチ回路104,低周波増幅器105,ス
ピーカー106,ウィンドウディテクタ507,周波数
シンセサイザ109,CPU(中央処理装置)510お
よびキーボード111を備えて構成されている。
【0005】このような構成のFM無線受信機における
通常のサーチ動作を,図6に示すフローチャートを参照
して説明する。なお,同図は通常サーチ動作を制御する
CPU510の処理手順を示している。
【0006】先ずステップS601では,CPU510
はスケルチ回路104からのスケルチ信号SC(受信信
号の存在を表す)を検出するために,スケルチ信号検出
タイマをスタートさせ,ステップS602でスケルチ信
号SCを検出したか否かを判断する。
【0007】ステップS602でスケルチ信号SCを検
出せず,ステップS603でスケルチ信号検出タイマが
タイムアウトしていなければ,再びステップS602に
戻ってスケルチ信号SCを検出する。またタイムアウト
していれば,ステップS605で,次のチャンネルのP
LLデータPDを周波数シンセサイザ109に送る。
【0008】また,ステップS602でスケルチ信号S
Cを検出した場合には,ステップS604で,ウィンド
ウディテクタ507からのウィンドウ信号WDを検出し
たか否かの判断を行なう。ここで,ウィンドウ信号WD
は,周波数弁別器103の出力電圧Vdに基づいて所定
の帯域(ウィンドウ)内の受信信号の存在を表す信号で
ある。
【0009】ステップS604でウィンドウ信号WDを
検出した場合には,所望の周波数をサーチできたとして
終了する。また,ウィンドウ信号WDを検出しなけれ
ば,ステップS605で,次のチャンネルのPLLデー
タPDを周波数シンセサイザ109に送る。
【0010】例えば,図7に示すように,チャンネルス
テップが12.5[KHz]で,所望の信号周波数が図
中の太い実線の矢印の位置に存在すると仮定すれば,サ
ーチS701からS705までは上記ステップS601
からS605までの処理を繰り返し行ない,サーチS7
06で上記ステップS601からS604までの処理を
行なって所望の信号周波数をサーチできる。このように
本従来例における通常のサーチでは,1チャンネル毎に
順次走査を行なう必要があり,サーチを高速に行なえな
いという問題があった。
【0011】次に,図8は第2従来例のFM無線受信機
の構成図である。本従来例のFM無線受信機は,サーチ
動作を高速化したターボサーチ動作の行なえるようにし
て,第1従来例の問題を解消するものである。図8にお
いて,第2従来例のFM無線受信機は,第2従来例の構
成におけるウィンドウディテクタ507をA/Dコンバ
ータ108とし,CPU510をCPU810とした構
成である。
【0012】このような第2従来例のFM無線受信機に
おけるターボサーチ動作を,図9に示すフローチャート
を参照して説明する。なお,同図はターボサーチ動作を
制御するCPU810の処理手順を示している。
【0013】先ずステップS901では,CPU810
はスケルチ回路104からのスケルチ信号SCを検出す
るために,スケルチ信号検出タイマをスタートさせ,ス
テップS902でスケルチ信号SCを検出したか否かを
判断する。
【0014】ステップS902でスケルチ信号SCを検
出せず,ステップS903でスケルチ信号検出タイマが
タイムアウトしていなければ,再びステップS902に
戻ってスケルチ信号SCを検出する。またタイムアウト
していれば,ステップS904で,現在のPLLデータ
に3チャンネルステップ分加算したPLLデータPDを
周波数シンセサイザ109に送る。
【0015】また,ステップS902でスケルチ信号S
Cを検出した場合には,ステップS905で,A/Dコ
ンバータ108の出力,すなわち周波数弁別器103の
出力電圧Vdが,上側スレッショルド電圧V2と下側ス
レッショルド電圧V1との間にあるか否かを判断する。
【0016】上側スレッショルド電圧V2と下側スレッ
ショルド電圧V1は,図4の周波数弁別器103の特性
に示すように設定されている。すなわち,受信周波数F
0に対する周波数弁別器103の出力電圧をV0とした
場合に,上側スレッショルド電圧V2は,F0とF0+
(1チャンネルステップ)との間の周波数に対応し,下
側スレッショルド電圧V1は,F0−(1チャンネルス
テップ)とF0との間の周波数に対応している。
【0017】ステップS905で,周波数弁別器103
の出力電圧Vdが,上側スレッショルド電圧V2と下側
スレッショルド電圧V1との間になければ,ステップS
906で,出力電圧Vdが下側スレッショルド電圧V1
未満であるか否かを判断する。また,ステップS905
で,周波数弁別器103の出力電圧Vdが,上側スレッ
ショルド電圧V2と下側スレッショルド電圧V1との間
にあれば,所望の周波数をサーチできたとして終了す
る。
【0018】ステップS906で,出力電圧Vdが下側
スレッショルド電圧V1未満であれば,ステップS90
7で現在のPLLデータに1チャンネルステップ分減算
し,ステップS909で演算後のPLLデータPDを周
波数シンセサイザ109に送る。またステップS906
で,出力電圧Vdが下側スレッショルド電圧V1以上で
あれば,ステップS908で,現在のPLLデータに1
チャンネルステップ分加算し,ステップS909で演算
後のPLLデータPDを周波数シンセサイザ109に送
る。
【0019】例えば,図10のターボサーチ動作の説明
図に示すように,チャンネルステップが5[KHz]
で,所望の信号周波数が図中の太い実線の矢印の位置に
存在すると仮定すれば,サーチS1001からS100
2までは上記ステップS901からS904およびS9
09の処理を繰り返し行ない,サーチS1003で上記
ステップS901〜S902〜S905〜S906〜S
907〜S909の処理を行ない,さらにサーチS10
04で上記ステップS901〜S902〜S905の処
理を行なって,所望の信号周波数をサーチすることとと
なる。なお,図10中の中央部に示す台形状のものは,
サーチすべき帯域(3チャンネルを含むウィンドウ)を
表し,所望の信号周波数を特定したときの帯域は図中の
太い実線の台形の範囲となっている。
【0020】以上のように第2従来例では,3チャンネ
ルおきにサーチし,信号を検出すると1チャンネル毎に
サーチするので,第1従来例に比べて高速にサーチ動作
を行なうことができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来の無線受信機では,一般的に複数のバンド(例
えば,VHFやUHF等)について受信可能となるよう
構成される。第1従来例の無線受信機では,VHFバン
ドに対しては5[KHz]のチャンネルステップで走査
し,UHFバンドに対しては12.5[KHz]のチャ
ンネルステップで走査することとなるが,上述のよう
に,1チャンネル毎に順次走査を行なう必要があり,サ
ーチを高速に行なえないという問題があった。
【0022】また第2従来例の無線受信機では,VHF
バンドに対してターボサーチ動作を行なう場合,所定の
帯域(3チャンネルを含むウィンドウ)おきにサーチ
し,信号を検出すると1チャンネル(1チャンネルステ
ップ=5[KHz])毎にサーチするので,第1従来例
に比べて3倍高速にサーチ動作を行なうことができる
が,UHFバンドに対しては12.5[KHz]のチャ
ンネルステップとなるので,前記所定の帯域(ウィンド
ウ)には通常だと1チャンネルしか含まれず,同一手順
でターボサーチ動作を行なっても,実質的に同様の効果
を得ることはできない。
【0023】また,5[KHz]のチャンネルステップ
で走査するVHFバンドでは隣接した周波数にチャンネ
ルが登録されることはないが,12.5[KHz]のチ
ャンネルステップで走査するUHFバンドでは隣接した
周波数がチャンネルが登録される可能性が高いので,帯
域(ウィンドウ)内に複数の信号が存在することとなる
ので,同一手順でターボサーチ動作を行なっても周波数
を同定することが難しい。
【0024】さらに,VHFバンドに対するターボサー
チ動作と同一手順でUHFバンドに対するターボサーチ
動作を行なうために,所定の帯域(ウィンドウ)を拡げ
る場合には,無線受信部102における中間周波数フィ
ルタ回路を別々に設け,また周波数弁別器103におけ
る検波回路も前記帯域幅に応じた特性のものを別々に用
意する必要があり,これらの回路を共通にできず,ハー
ドウェア量が増加するという問題点があった。
【0025】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,チャンネルステップの異なった複数のバンド(例
えば,VHFやUHF等)について受信する場合でも,
無線受信機内に複数の中間周波数フィルタ回路や検波回
路を別々に具備することなく,より少ないハードウェア
量で,チャンネルステップの異なる複数のバンドについ
て高速でより確実なサーチ動作が可能な無線受信機の選
局方法およびそれを用いた無線受信機を提供することを
目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の請求項1に係る無線受信機の選局方法は,
予め所定の周波数が設定されているチャンネルについて
チャンネル選局を行う無線受信機の選局方法であって,
所定帯域内により多くの走査すべきチャンネルが含まれ
るように局部発振器の周波数をシフトする第1周波数シ
フトステップと,前記シフトした周波数により前記所定
帯域毎に走査する第1走査ステップと,前記第1走査ス
テップにおいて信号を検出したときに,該帯域内で1チ
ャンネル毎に走査する第2走査ステップと,前記第2走
査ステップで特定された所望のチャンネル周波数が,該
帯域内の中心となるように前記局部発振器の周波数をシ
フトする第2周波数シフトステップとを備えたものであ
る。
【0027】また,請求項2に係る無線受信機の選局方
法は,予め所定の周波数が設定されているチャンネルに
ついてチャンネル選局を行う無線受信機の選局方法であ
って,所定帯域内に2つの走査すべきチャンネルが含ま
れるように局部発振器の周波数をシフトする第1周波数
シフトステップと,前記シフトした周波数により前記所
定帯域毎に走査する第1走査ステップと,前記第1走査
ステップにおいて信号を検出したときに,該帯域内で1
チャンネル毎に走査し,検出信号の周波数が該帯域の中
心周波数以上の場合には,現在の局部発振器の発振周波
数に前記1チャンネル走査における走査幅だけ加算した
周波数を前記局部発振器から発振させる第2走査ステッ
プと,前記第2走査ステップで特定された所望のチャン
ネル周波数が,該帯域内の中心となるように前記局部発
振器の周波数をシフトする第2周波数シフトステップと
を備えたものである。
【0028】また,請求項3に係る無線受信機の選局方
法は,請求項1または2に記載の無線受信機の選局方法
において,前記第2周波数シフトステップは,前記第1
周波数シフトステップにおけるシフトとは逆方向に同量
だけ,前記局部発振器の周波数をシフトするものであ
る。
【0029】また,請求項4に係る無線受信機の選局方
法は,請求項1,2または3に記載の無線受信機の選局
方法において,前記局部発振器は,位相同期ループ(P
LL;Phase-Locked Loop )を用いた周波数シンセサイ
ザである。
【0030】さらに,本発明の請求項5に係る高速走査
無線受信機は,予め所定の周波数が設定されているチャ
ンネルについてチャンネル選局を行う無線受信機であっ
て,局部発振器と,前記局部発振器の周波数をシフトす
る周波数シフト回路と,少なくとも所定帯域の周波数の
みを通過させるフィルタを備えた無線受信部と,前記無
線受信部の出力周波数を電圧に変換する周波数弁別器
と,前記周波数弁別器の出力電圧に基づき所望の受信信
号か否かを判断するスケルチ回路と,前記所定帯域内に
より多くの走査すべきチャンネルが含まれるように,前
記周波数シフト回路により前記局部発振器の周波数をシ
フトさせ,該シフトした周波数により前記所定帯域毎に
走査して所望の受信信号を検出し,所望の受信信号を検
出した帯域内で1チャンネル毎に走査し,特定した所望
のチャンネル周波数が,該帯域内の中心となるように,
前記局部発振器の周波数を変更およびまたは前記周波数
シフト回路により前記局部発振器の周波数をシフトさせ
る制御手段とを備えたものである。
【0031】
【作用】本発明の請求項1に係る無線受信機の選局方法
では,予め所定の周波数が設定されているチャンネルに
ついてチャンネル選局を行う無線受信機の選局方法にお
いて,第1周波数シフトステップで,所定帯域内により
多くの走査すべきチャンネルが含まれるように局部発振
器の周波数をシフトし,第1走査ステップで,前記シフ
トした周波数により前記所定帯域毎に走査し,第2走査
ステップでは,前記第1走査ステップにおいて信号を検
出したときに,該帯域内で1チャンネル毎に走査して,
第2周波数シフトステップでは,該第2走査ステップで
特定された所望のチャンネル周波数が,該帯域内の中心
となるように前記局部発振器の周波数をシフトするよう
にしている。
【0032】したがって,例えば,VHFバンドに対し
てターボサーチ動作を行なう場合には,第2従来例と同
様に,所定の帯域(3チャンネルを含むウィンドウ)毎
にサーチし,信号を検出すると1チャンネル(1チャン
ネルステップ=5[KHz])毎にサーチすることと
し,また,UHFバンドに対しては局部発振器の周波数
を6.25[KHz]だけシフトさせることで,前記所
定の帯域内に2チャンネルが含まれることになり,第2
従来例に準じた手順で,所定の帯域(2チャンネルを含
むウィンドウ)毎にサーチし,信号を検出すると1チャ
ンネル(1チャンネルステップ=12.5[KHz])
毎にサーチするようにすれば,第1従来例に比べて2倍
高速にサーチ動作を行ない得るターボサーチ動作を実現
できる。
【0033】すなわち,無線受信機内に複数の中間周波
数フィルタ回路や検波回路を別々に具備することなく,
より少ないハードウェア量で,チャンネルステップの異
なる複数のバンド(例えば,VHFやUHF等)につい
てより高速でより確実なサーチ動作が可能な無線受信機
の選局方法を実現できる。
【0034】また,請求項2に係る無線受信機の選局方
法では,予め所定の周波数が設定されているチャンネル
についてチャンネル選局を行う無線受信機の選局方法に
おいて,第1周波数シフトステップで,所定帯域内に2
つの走査すべきチャンネルが含まれるように局部発振器
の周波数をシフトし,第1走査ステップで,該シフトし
た周波数により前記所定帯域毎に走査し,第2走査ステ
ップでは,前記第1走査ステップにおいて信号を検出し
たときに,該帯域内で1チャンネル毎に走査し,検出信
号の周波数が該帯域の中心周波数以上の場合には,現在
の局部発振器の発振周波数に前記1チャンネル走査にお
ける走査幅だけ加算した周波数を前記局部発振器から発
振させ,第2周波数シフトステップで,前記第2走査ス
テップで特定された所望のチャンネル周波数が,該帯域
内の中心となるように前記局部発振器の周波数をシフト
するようにしている。
【0035】したがって,例えば,VHFバンドに対し
てターボサーチ動作を行なう場合には,第2従来例と同
様に,所定の帯域を3チャンネルを含むウィンドウとし
てサーチし,また,UHFバンドに対しては局部発振器
の周波数を6.25[KHz]だけシフトさせること
で,前記所定の帯域内に2チャンネルが含まれることに
なり,該所定の帯域毎にサーチし,信号を検出すると1
チャンネル(1チャンネルステップ=12.5[KH
z])毎にサーチするようにすれば,第1従来例に比べ
て2倍高速にサーチ動作を行ない得るターボサーチ動作
を実現できる。すなわち,請求項1に係る無線受信機の
選局方法と同様に,より少ないハードウェア量で,チャ
ンネルステップの異なる複数のバンド(例えば,VHF
やUHF等)についてより高速でより確実なサーチ動作
が可能な無線受信機の選局方法を実現できる。
【0036】また,請求項3に係る無線受信機の選局方
法では,前記第2周波数シフトステップにおいて,前記
第1周波数シフトステップにおけるシフトとは逆方向に
同量だけ,前記局部発振器の周波数をシフトするもので
ある。これにより,請求項1および2に係る無線受信機
の選局方法と同様の効果を実現できる。
【0037】また,請求項4に係る無線受信機の選局方
法では,前記局部発振器は,位相同期ループ(PLL)
を用いた周波数シンセサイザであることが望ましい。
【0038】さらに,請求項5に係る無線受信機では,
予め所定の周波数が設定されているチャンネルについて
チャンネル選局を行う無線受信機において,例えば中間
周波数フィルタの所定帯域内により多くの走査すべきチ
ャンネルが含まれるように,局部発振器の周波数を周波
数シフト回路でシフトし,無線受信部では,例えば受信
信号と局部発振器のシフトされた周波数とを混合して中
間周波数とし,中間周波数フィルタを介した信号の周波
数を周波数弁別器で電圧に変換し,スケルチ回路では,
周波数弁別器の出力電圧に基づき所望の受信信号か否か
を判断する。
【0039】制御手段では,所定帯域毎に走査してスケ
ルチ回路により所望の受信信号が検出された場合には,
さらに,所望の受信信号を検出した帯域内で1チャンネ
ル毎に走査し,特定した所望のチャンネル周波数が,該
帯域内の中心となるように,局部発振器の周波数を変更
およびまたは周波数シフト回路により局部発振器の周波
数をシフトさせるようにしている。
【0040】したがって,請求項1,2,3および4に
係る無線受信機の選局方法と同様に,無線受信機内に複
数の中間周波数フィルタ回路や検波回路を別々に具備す
ることなく,より少ないハードウェア量で,チャンネル
ステップの異なる複数のバンド(例えば,VHFやUH
F等)についてより高速でより確実なサーチ動作が可能
な無線受信機を実現できる。
【0041】
【実施例】以下,本発明の無線受信機の一実施例につい
て,図面を参照して詳細に説明する。
【0042】図1は本発明の一実施例に係る無線受信機
の構成図である。同図において,本実施例の無線受信機
は,アンテナ101,無線受信部102,周波数弁別器
103,スケルチ回路104,低周波増幅器105,ス
ピーカー106,A/Dコンバータ108,周波数シン
セサイザ109,CPU110,キーボード111およ
び周波数シフト回路112を具備して構成されている。
【0043】無線受信部102は,受信信号と周波数シ
ンセサイザ109のシフトされた周波数とを混合して中
間周波数とするミクサや,所定帯域の周波数のみを通過
させる中間周波数フィルタ等を備えている。
【0044】周波数弁別器(ディスクリミネータ)10
3は,中間周波数フィルタを介した無線受信部102の
出力信号を検波して信号の周波数を電圧に変換するもの
で,その検波特性の一部を図4に示す。
【0045】スケルチ回路104は,周波数弁別器10
3の出力電圧Vdに基づき所望の受信信号が存在するか
否かを判断する。A/Dコンバータ108は,周波数弁
別器103の出力電圧Vd(アナログ値)をCPU11
0に供給するために,ディジタル値に変換する。
【0046】周波数シンセサイザ109は,位相同期ル
ープ(PLL)を用いた周波数シンセサイザであって,
例えば,基準信号と可変分周器の出力である比較信号の
位相を比較する位相比較器,チャージポンプ,ローパス
フィルタ,電圧制御発振器(VCO)および可変分周器
を具備して構成され,可変分周器の分周比Nを変えて,
VCOの発振周波数を基準信号の周波数のN倍で得るも
のである。
【0047】CPU(中央処理装置;制御手段)110
は,例えばマイクロコンピータ等で実現され,当該CP
U110のデータメモリには,予め所定の周波数が設定
されているチャンネルについて,登録されたチャンネル
に関する情報が記憶されている。また,CPU110の
プログラムメモリには,第2従来例で説明したVHFバ
ンドに対するターボサーチ動作の処理シーケンスや,以
下で説明するUHFバンドに対するターボサーチ動作の
処理シーケンス等が記憶されている。
【0048】さらに,周波数シフト回路112は,周波
数シンセサイザ109の発振周波数をCPU110の制
御に基づきシフトする。
【0049】なお,CPU110の行うUHFバンドに
対するターボサーチ動作の概要は,中間周波数フィルタ
の所定帯域内に,より多くの走査すべきチャンネルが含
まれるように,周波数シフト回路112により周波数シ
ンセサイザ109の周波数をシフトさせ,該シフトした
周波数により前記所定帯域毎に走査して所望の受信信号
を検出し,所望の受信信号を検出した帯域内で1チャン
ネル毎に走査して,特定した所望のチャンネル周波数
が,該帯域内の中心となるように,周波数シンセサイザ
109の周波数を変更およびまたは周波数シフト回路1
12により周波数シンセサイザ109の周波数をシフト
させるようにするものである。
【0050】このような本実施例の無線受信機における
UHFバンドに対するターボサーチ動作を,図2に示す
フローチャートを参照して詳細に説明する。なお,同図
はターボサーチ動作を制御するCPU110の処理手順
を示している。
【0051】先ずステップS201では,周波数シフト
回路112により周波数シンセサイザ109の周波数を
+6.25[KHz]だけシフトさせる。
【0052】次にステップS202では,CPU110
はスケルチ回路104からのスケルチ信号SCを検出す
るために,スケルチ信号検出タイマをスタートさせ,ス
テップS203でスケルチ信号SCを検出したか否かを
判断する。
【0053】ステップS203でスケルチ信号SCを検
出せず,ステップS204でスケルチ信号検出タイマが
タイムアウトしていなければ,再びステップS203に
戻ってスケルチ信号SCを検出する。
【0054】またステップS204で,スケルチ信号検
出タイマがタイムアウトしていれば,ステップS205
で現在のPLLデータに2チャンネルステップ分加算
し,ステップS206で,加算したPLLデータPDを
周波数シンセサイザ109に送り,再びステップS20
3に戻って,スケルチ信号検出タイマをスタートさせ
る。
【0055】また,ステップS203でスケルチ信号S
Cを検出した場合には,ステップS207で,A/Dコ
ンバータ108の出力,すなわち周波数弁別器103の
出力電圧Vdが,下側スレッショルド電圧V1と現在の
中間周波数フィルタの帯域の中心周波数F0に対応する
電圧V0との間にあるか否かを判断する。
【0056】ここで,上側スレッショルド電圧V2と下
側スレッショルド電圧V1は,図4の周波数弁別器10
3の特性に示すように設定されている。図中,現在の中
間周波数フィルタの帯域の中心周波数F0に対する周波
数弁別器103の出力電圧をV0とした場合に,上側ス
レッショルド電圧V2は,F0とF0+(1チャンネル
ステップ)との間の周波数に対応し,下側スレッショル
ド電圧V1は,F0−(1チャンネルステップ)とF0
との間の周波数に対応し,さらに,電圧V4はF0とF
0+(1/2チャンネルステップ)との間の周波数に対
応し,電圧V3はF0−(1/2チャンネルステップ)
とF0との間の周波数に対応している。
【0057】ステップS207において,周波数弁別器
103の出力電圧Vdが電圧V1と電圧V0との間にあ
ると判断された場合には,ステップS211に進んで,
周波数シフト回路112による+6.25[KHz]シ
フトを解除し,所望の周波数をサーチできたとして終了
する。
【0058】またステップS207において,周波数弁
別器103の出力電圧Vdが電圧V1と電圧V0との間
にないと判断された場合には,ステップS208に進ん
で,,周波数弁別器103の出力電圧Vdが,現在の中
間周波数フィルタの帯域の中心周波数F0に対応する電
圧V0と上側スレッショルド電圧V2との間にあるか否
かを判断する。
【0059】ステップS208において,周波数弁別器
103の出力電圧Vdが電圧V0と電圧V2との間にあ
ると判断された場合には,ステップS209に進んで,
現在のPLLデータから1チャンネルステップ分加算
し,ステップS210で,加算したPLLデータPDを
周波数シンセサイザ109に送り,ステップS211に
進んで,周波数シフト回路112による+6.25[K
Hz]シフトを解除し,所望の周波数をサーチできたと
して終了する。
【0060】またステップS208において,周波数弁
別器103の出力電圧Vdが電圧V0と電圧V2との間
にないと判断された場合には,ステップS205に進ん
で,,現在のPLLデータに2チャンネルステップ分加
算した後,周波数シンセサイザ109に送り,再びステ
ップS203に戻る。
【0061】例えば,図3のターボサーチ動作の説明図
に示すように,チャンネルステップが12.5[KH
z]で,所望の信号周波数が図中の太い実線の矢印の位
置に存在すると仮定すれば,サーチS301からS30
2までは上記ステップS201の処理の後にステップS
202からS208までの処理を繰り返し行ない,サー
チS303で上記ステップS202〜S203〜S20
7の処理を行ない,さらにサーチS304で上記ステッ
プS211の処理を行なって,所望の信号周波数をサー
チすることととなる。なお,図3中の中央部に示す台形
状のものは,サーチすべき帯域(2チャンネルを含むウ
ィンドウ)を表し,所望の信号周波数を特定したときの
帯域は図中の太い実線の台形の範囲となっている。
【0062】なお,本実施例においても,VHFバンド
に対してターボサーチ動作を行なう場合には,第2従来
例と同様に,所定の帯域(3チャンネルを含むウィンド
ウ)毎にサーチし,信号を検出すると1チャンネル(1
チャンネルステップ=5[KHz])毎にサーチするこ
ととなる。
【0063】以上のように本実施例では,UHFバンド
に対してターボサーチ動作を行なう場合には,周波数シ
フト回路112により周波数シンセサイザ109の周波
数を6.25[KHz]だけシフトさせることで,所定
の帯域内に2チャンネルが含まれることになり,第2従
来例のターボサーチ動作に準じた手順で,所定の帯域
(2チャンネルを含むウィンドウ)毎にサーチし,信号
を検出すると1チャンネル(1チャンネルステップ=1
2.5[KHz])毎にサーチするので,第1従来例に
比べて2倍高速にサーチ動作を行なうことができる。
【0064】従って,無線受信機内に複数の中間周波数
フィルタ回路や検波回路を別々に具備することなく,よ
り少ないハードウェア量で,複数のバンド(例えば,V
HFやUHF等)についてより高速でより確実なサーチ
動作が可能な無線受信機を実現できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の請求項1
に係る無線受信機によれば,予め所定の周波数が設定さ
れているチャンネルについてチャンネル選局を行う無線
受信機の選局方法において,第1周波数シフトステップ
で,所定帯域内により多くの走査すべきチャンネルが含
まれるように局部発振器の周波数をシフトし,第1走査
ステップで,前記シフトした周波数により前記所定帯域
毎に走査し,第2走査ステップでは,前記第1走査ステ
ップにおいて信号を検出したときに,該帯域内で1チャ
ンネル毎に走査して,第2周波数シフトステップでは,
該第2走査ステップで特定された所望のチャンネル周波
数が,該帯域内の中心となるように前記局部発振器の周
波数をシフトすることとしたので,無線受信機内に複数
の中間周波数フィルタ回路や検波回路を別々に具備する
ことなく,より少ないハードウェア量で,チャンネルス
テップの異なる複数のバンドについてより高速でより確
実なサーチ動作が可能な無線受信機の選局方法を提供す
ることができる。
【0066】また,請求項2に係る無線受信機の選局方
法によれば,予め所定の周波数が設定されているチャン
ネルについてチャンネル選局を行う無線受信機の選局方
法において,第1周波数シフトステップで,所定帯域内
に2つの走査すべきチャンネルが含まれるように局部発
振器の周波数をシフトし,第1走査ステップで,該シフ
トした周波数により前記所定帯域毎に走査し,第2走査
ステップでは,前記第1走査ステップにおいて信号を検
出したときに,該帯域内で1チャンネル毎に走査し,検
出信号の周波数が該帯域の中心周波数以上の場合には,
現在の局部発振器の発振周波数に前記1チャンネル走査
における走査幅だけ加算した周波数を前記局部発振器か
ら発振させ,第2周波数シフトステップで,前記第2走
査ステップで特定された所望のチャンネル周波数が,該
帯域内の中心となるように前記局部発振器の周波数をシ
フトすることとしたので,より少ないハードウェア量
で,チャンネルステップの異なる複数のバンドについて
より高速でより確実なサーチ動作が可能な無線受信機の
選局方法を実現できる。
【0067】また,請求項3に係る無線受信機の選局方
法によれば,前記第2周波数シフトステップにおいて,
前記第1周波数シフトステップにおけるシフトとは逆方
向に同量だけ,前記局部発振器の周波数をシフトするこ
ととしたので,請求項1および2に係る無線受信機の選
局方法と同様の効果を実現できる。
【0068】また,請求項4に係る無線受信機の選局方
法によれば,局部発振器を,位相同期ループ(PLL)
を用いた周波数シンセサイザとしたので,上述の効果を
奏すると共に,当該無線受信機内の局部発振周波数を制
御し易い無線受信機の選局方法を提供することができ
る。
【0069】さらに,請求項5に係る無線受信機によれ
ば,予め所定の周波数が設定されているチャンネルにつ
いてチャンネル選局を行う無線受信機において,例えば
中間周波数フィルタの所定帯域内により多くの走査すべ
きチャンネルが含まれるように,局部発振器の周波数を
周波数シフト回路でシフトし,無線受信部では,例えば
受信信号と局部発振器のシフトされた周波数とを混合し
て中間周波数とし,中間周波数フィルタを介した信号の
周波数を周波数弁別器で電圧に変換し,スケルチ回路で
は,周波数弁別器の出力電圧に基づき所望の受信信号か
否かを判断し,さらに制御手段では,所定帯域毎に走査
してスケルチ回路により所望の受信信号が検出された場
合には,所望の受信信号を検出した帯域内で1チャンネ
ル毎に走査し,特定した所望のチャンネル周波数が,該
帯域内の中心となるように,局部発振器の周波数を変更
およびまたは周波数シフト回路により局部発振器の周波
数をシフトさせることとしたので,無線受信機内に複数
の中間周波数フィルタ回路や検波回路を別々に具備する
ことなく,より少ないハードウェア量で,チャンネルス
テップの異なる複数のバンドについてより高速でより確
実なサーチ動作が可能な無線受信機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線受信機の構成図で
ある。
【図2】実施例の無線受信機におけるUHFバンドに対
するターボサーチ動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】実施例の無線受信機におけるUHFバンドに対
するターボサーチ動作の説明図である。
【図4】周波数弁別器における検波特性図である。
【図5】第1従来例のFM無線受信機の構成図である。
【図6】第1従来例のFM無線受信機における通常のサ
ーチ動作を説明するフローチャートである。
【図7】第1従来例のFM無線受信機における通常のサ
ーチ動作の説明図である。
【図8】第2従来例のFM無線受信機の構成図である。
【図9】第2従来例のFM無線受信機におけるターボサ
ーチ動作を説明するフローチャートである。
【図10】第2従来例のFM無線受信機におけるターボ
サーチ動作の説明図である。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 無線受信部 103 周波数弁別器 104 スケルチ回路 105 低周波増幅器 106 スピーカー 507 ウィンドウディテクタ 108 A/Dコンバータ 109 周波数シンセサイザ 110 CPU(中央処理装置),(制御手段) 510,810 CPU(中央処理装置) 111 キーボード 112 周波数シフト回路 SC スケルチ信号 Vd 周波数弁別器103の出力電圧 V1 下側スレッショルド電圧 V2 上側スレッショルド電圧 V0 中間周波数フィルタの帯域の中心周波数F0に対
応する電圧 PD PLLデータ WD ウィンドウ信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の周波数が設定されているチャ
    ンネルについてチャンネル選局を行う無線受信機の選局
    方法であって,所定帯域内により多くの走査すべきチャ
    ンネルが含まれるように局部発振器の周波数をシフトす
    る第1周波数シフトステップと,前記シフトした周波数
    により前記所定帯域毎に走査する第1走査ステップと,
    前記第1走査ステップにおいて信号を検出したときに,
    該帯域内で1チャンネル毎に走査する第2走査ステップ
    と,前記第2走査ステップで特定された所望のチャンネ
    ル周波数が,該帯域内の中心となるように前記局部発振
    器の周波数をシフトする第2周波数シフトステップと,
    を有することを特徴とする無線受信機の選局方法。
  2. 【請求項2】 予め所定の周波数が設定されているチャ
    ンネルについてチャンネル選局を行う無線受信機の選局
    方法であって,所定帯域内に2つの走査すべきチャンネ
    ルが含まれるように局部発振器の周波数をシフトする第
    1周波数シフトステップと,前記シフトした周波数によ
    り前記所定帯域毎に走査する第1走査ステップと,前記
    第1走査ステップにおいて信号を検出したときに,該帯
    域内で1チャンネル毎に走査し,検出信号の周波数が該
    帯域の中心周波数以上の場合には,現在の局部発振器の
    発振周波数に前記1チャンネル走査における走査幅だけ
    加算した周波数を前記局部発振器から発振させる第2走
    査ステップと,前記第2走査ステップで特定された所望
    のチャンネル周波数が,該帯域内の中心となるように前
    記局部発振器の周波数をシフトする第2周波数シフトス
    テップと,を有することを特徴とする無線受信機の選局
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第2周波数シフトステップは,前記
    第1周波数シフトステップにおけるシフトとは逆方向に
    同量だけ,前記局部発振器の周波数をシフトすることを
    特徴とする請求項1または2に記載の無線受信機の選局
    方法。
  4. 【請求項4】 前記局部発振器は,位相同期ループ(P
    LL;Phase-LockedLoop )を用いた周波数シンセサイ
    ザであることを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の無線受信機の選局方法。
  5. 【請求項5】 予め所定の周波数が設定されているチャ
    ンネルについてチャンネル選局を行う無線受信機であっ
    て,局部発振器と,前記局部発振器の周波数をシフトす
    る周波数シフト回路と,少なくとも所定帯域の周波数の
    みを通過させるフィルタを備えた無線受信部と,前記無
    線受信部の出力周波数を電圧に変換する周波数弁別器
    と,前記周波数弁別器の出力電圧に基づき所望の受信信
    号か否かを判断するスケルチ回路と,前記所定帯域内に
    より多くの走査すべきチャンネルが含まれるように,前
    記周波数シフト回路により前記局部発振器の周波数をシ
    フトさせ,該シフトした周波数により前記所定帯域毎に
    走査して所望の受信信号を検出し,所望の受信信号を検
    出した帯域内で1チャンネル毎に走査し,特定した所望
    のチャンネル周波数が,該帯域内の中心となるように,
    前記局部発振器の周波数を変更およびまたは前記周波数
    シフト回路により前記局部発振器の周波数をシフトさせ
    る制御手段と,を有することを特徴とする無線受信機。
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