JPH0732141B2 - 炭素膜作製方法 - Google Patents

炭素膜作製方法

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JPH0732141B2
JPH0732141B2 JP4269270A JP26927092A JPH0732141B2 JP H0732141 B2 JPH0732141 B2 JP H0732141B2 JP 4269270 A JP4269270 A JP 4269270A JP 26927092 A JP26927092 A JP 26927092A JP H0732141 B2 JPH0732141 B2 JP H0732141B2
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plasma
carbon
substrate
film
reaction
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舜平 山崎
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマ気相法により、
再現性、特性のよい炭素または炭素を主成分とする膜を
作製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プラズマCVD法に関しては、ひと
つの反応炉にてPIN接合等を有する半導体装置の作製
が行われていた。しかしこの接合を繰り返し行うと、全
くわけのわからない劣化、バラツキに悩まされてしま
い、半導体装置としての信頼性に不適当なものしかでき
なかった。このことは、炭素または炭素を主成分とする
膜を形成する場合であっても同様であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工程毎のバ
ラツキを抑え、品質のそろった炭素または炭素を主成分
とする膜を形成することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラズマ気相
法により反応容器内に設けられた基板上に炭素膜を形成
するに際し、プラズマ化させた水素、酸素、弗素化合物
またはその混合物気体により前記反応容器の内壁または
基板ホルダに形成された炭素膜または炭素を主成分とす
る膜をプラズマクリーニングし、この後、前記反応容器
内に基板を配設し、プラズマ気相法により炭素または炭
素を主成分とする膜を形成することを特徴とする。
【0005】即ち、本発明においては、前回作られた層
のうち、反応装置の内壁、基板のホルダ等の表面に付着
したものを水素、CF等の弗素化合物反応性気体をプ
ラズマ化することにより除去してしまう工程を設けるこ
とを特徴としている。
【0006】以下に本発明を多量生産用に横型に配置さ
れた反応炉または反応筒(10〜30cmφ、長さ1〜
5m)を用いる方法を中心として記す。かかる反応筒の
外側に一対の反応性気体をプラズマ化する電磁エネルギ
供給用の電極と該電極の外側にこの反応筒および電極を
囲んで加熱装置とを具備し、この反応炉内を炉方向に反
応性気体を流し、この気体の流れにそって基板を配置す
る。
【0007】さらにかかる装置内に一対の電極により発
生する電磁界に垂直または平行に基板を配置し、これを
複数段または複数列配置して2〜20cm平方の基板例
えば10cm平方の基板を20段20列計400枚の被
形成面上に一度に膜特に炭素、炭化珪素膜を形成せしめ
る。
【0008】そして、炭素−珪素結合を有する水素化物
またはハロゲン化物(炭化珪化物気体)よりなる反応性
気体、アセチレン等の炭化水素を用いて、被形成面上に
非単結晶の炭素、または炭素を主成分とする膜を0.0
5〜1torrの反応圧力で100〜400℃の温度で
形成せしめる。
【0009】また、さらにかかる反応性気体に3価の不
純物であるB、Al、Ga、Inを含む不純物気体例え
ばジボラン(B)、5価の不純物を含む不純物気
体、例えばフォスヒン(PH)またはアルシン(As
)を漸次添加して被形成面を有する基板上に密接し
てP型層、さらにI型層およびN型層をPINの順序に
て積層形成せしめる。
【0010】さらにプラズマ化する電磁エネルギのパワ
ーにより、アモルファス構造の半導体(ASという)、
5〜100Åの大きさの微結晶性を有するセミアモルフ
ァス(半非晶質、以下SASという)または5〜200
Åの大きさのポリクリスタル(多結晶、以下PCとい
う)の構造を有する膜を作製することができる。
【0011】さらにプラズマ反応に200〜500Wと
いう高いエネルギが必要な場合であっても、被形成面上
にはこのスピーシスの実質的なプラズマエネルギを得る
距離を基板間の距離で制御することができる。
【0012】本発明を利用して、炭化珪素を作ろうとす
る場合、炭素−珪素結合を有する材料を用いればよい。
すなわち炭素−珪素結合を有する水素化物またはハロゲ
ン化物例えばテトラメチルシラン(Si(CH
(単にTMSという)、テトラエチルシラン(Si(C
)、Si(CH)xCl4−x(1≦x≦
3)、Si(CH)xH4−x(1≦x≦3)等の反
応性気体を用いればよい。
【0013】炭素を得ようとする時は、アセチレン(C
)またはエチレン(C)を主として用いる
ことができる。こうすることにより、炭化珪素(Si
1−x)(0≦x<0.5)または炭素(C)(これ
らを合わせるとSi1−x(0≦x<0.5)と示
すことができるため、以下炭化珪素という時はSi
1−x(0≦x<0.5)を意味するものとする。)
【0014】さらにここに3価または5価の不純物を添
加して被形成面よりP型、I型(真性またはオートドー
ピング等を含む人為的に不純物を添加しない実質的に真
性)さらにN型の半導体または半絶縁体を作製すること
ができる。
【0015】さらにかかる反応性気体を用いると、反応
炉を1気圧以下特に0.01〜10torr、代表的に
は0.3〜0.6torrの圧力下にて50W以下の電
磁エネルギにおいても、例えば0.01〜100MHz
特に500KHzまたは13.56MHzにおいて被膜
を形成することが可能である。即ち低エネルギプラズマ
CVD装置とすることができる。
【0016】さらに50〜500Wという高エネルギプ
ラズマ雰囲気とすると、形成された炭化珪素は微結晶化
し、その結果P型またはN型において、ホウ素またはリ
ンを0.1〜5%(ここでは(BまたはPH
/(炭化物気体または炭化珪化物気体の比をパーセント
で示す)添加した場合、低エネルギでは電気伝導度は1
−9〜10−3(Ωcm)−1であったものが10
−6〜10+2(Ωcm)−1と約千倍にまで高めるこ
とができる。
【0017】さらにこの高エネルギ法を用いて得られた
炭化珪素は5〜200Åの大きさの微結晶構造を有せし
めることができる。かかる構造において、そのPまたは
N型の不純物のアクセプタまたはドナーとなるイオン化
率は97〜100%を有し、添加した不純物のすべてを
活性化することができる。
【0018】〔実施例〕 以下に図面に従って本発明の実施例を説明する。図1は
本発明を用いたプラズマCVD装置の概要を示す。図1
において被形成面を有する基板(1)は角型の石英ホル
ダにて保持され、図面では7段2列計14枚の構成をさ
せている。基板およびホルダは反応炉の前方の別室(2
9)に入口(30)より予め配置され、バルブ(3
2)、ロータリーポンプ(33)により真空引きがなさ
れる。さらに開閉扉(34)を開けて、反応炉内に自動
送り装置により導入され、さらにミキサー用混合板(3
5)も同時配置される。これらは反応炉、別室ともに真
空状態においてなされ、反応炉内に酸素(空気)が少し
でも混入しないように努めた。さらに開閉扉(34)を
閉じたことにより、図面の如く電極(9)、(10)の
間に基板が配置された。
【0019】また図面は反応系を上方より眺めた構造を
示したものであり、基板(1)は互いに裏面を合わせて
垂直に配置させている。かくの如く重力を利用してフレ
イクを下部に除去することは、量産歩留まりを考慮する
時きわめて重要である。さらにこの基板(1)を折入さ
せた反応炉(25)には、この基板に垂直または平行
(特に平行にすると膜の均一性が得やすい)に電磁エネ
ルギの電界が図2(A)または(B)、特に(B)の如
くに加わるように一対の電極(9)、(10)を上下ま
たは左右に配置して設けた。この電極の外側に電気炉
(5)が設けられており、基板(1)が100〜400
℃代表的には300℃に加熱されている。
【0020】反応性気体は水素またはヘリウムのキャリ
アガス例えばヘリウムを(13)より、3価の不純物で
あるジボランを(14)より、5価の不純物であるフォ
スヒンを(15)より、4価の添加物である珪化物気体
のシランを(16)より導入した。
【0021】また炭素−珪素結合を有する反応性気体T
MS(20)を用いると、初期状態で液体であるためス
テンレス容器(21)に保存される。この容器は電子恒
温槽(22)により所定の温度に制御されている。
【0022】このTMSは沸点が25℃であり、ロータ
リーポンプ(12)をバルブ(11)をへて排気させ、
反応炉内を0.01〜10torr特に0.02〜0.
4torrに保持させた。こうすることにより、1気圧
より低い圧力により結果として特に加熱しなくともTM
Sを気化させることができる。この気化したTMSを1
00%の濃度で流量計を介して反応炉に導入すること
は、従来の如く容器(21)をバブルして反応性気体を
放出するやり方に比較して、その流量制御が精度よく可
能であり、技術上重要である。
【0023】また反応筒(25)またはホルダ(2)の
内壁または表面に付着した反応生成物を除去する場合は
(17)より弗素化合物気体CFまたは酸素との混合
気体CF+O(2〜5%)を導入し、電磁エネルギ
を加えてフッ素ラジカル、酸素ラジカルを発生させて気
相エッチングをして除去した。
【0024】さらにこのプラズマ放電においては、反応
性気体が混合室(8)をへて混合された後、励起室(2
6)において分解または反応をおこさしめ、反応生成物
を基板上に形成する空間反応を主として用いた。電磁エ
ネルギは電源(4)より直流または高周波を主として用
いた。
【0025】このようにして被形成面上に炭化珪素膜を
形成した。例えば基板温度300℃、高周波エネルギの
出力25W、シランまたはTMS 50cc/分、キャ
リアガスとしてのHe 250cc/分とした。(反応
性気体/He)5において160Å/分の膜成長速度を
得ることができた。
【0026】さらにこの膜形成には、PIN接合、PN
接合、PI、NI接合、PINPIN接合等をその必要
な厚さに必要な反応生成物を基板上に漸次積層して形成
させた。
【0027】このようにして被形成面上に膜を形成させ
てしまった後、反応性気体を反応筒より十分にパージし
た後、開閉扉(34)を開け、ミキサ用混合板(3
5)、ジグ(3)上の基板を別室(29)に自動引き出
し管により反応筒および別室をともに真空(0.01t
orr以下)にして移動させた。さらに開閉扉(34)
を閉じた後、別室に(31)よりバルブを開けて空気を
充填し大気圧とした後、外部にジグおよび膜の形成され
た基板を取り出した。
【0028】反応性気体はミキサ(8)にて混合された
後、排気口(6)に層状(ミクロにはプラズマ化された
状態ではランダム運動をしていた)に流し、この流れに
平行に基板を配置して被形成面上にその膜厚が±5%以
内のバラツキで0.1〜3μmの厚さに膜を形成せしめ
る。
【0029】図2は図1の図面における排気口(6)方
向よりみた基板(1)の配置と電極(9)、(10)と
の関係を示す。図面において(A)は基板を水平、電極
(9)、(10)による電磁界を水平方向に配置したも
ので、この場合一度に導入できる基板の枚数を増やすこ
とができる。
【0030】図2(B)は電極(9)、(10)による
電磁界、基板(1)ともに垂直にしたもので、基板の配
置数が(A)の2倍になる。図3は本発明の半導体装置
作製方法の操作手順チャートを示したものである。
【0031】図面において“0”である(49)は反応
炉の真空引きによる0.01torr以下の保持を示
す。さらに“1”の(40)は本発明による反応炉また
は反応筒およびホルダに炭素または炭化珪素のコーティ
ングを示す。
【0032】このコーティングはその詳細を示すと図3
(B)、(C)である。図3(B)は真空引き(49)
により0.01torr以下にし、10〜30分保持し
た後、水素を電磁エネルギにより0〜30分、30〜5
0Wの出力によりプラズマクリーニングを行い、吸着、
水分、酸素を除去した。さらにその水素を除去した後、
(51)によりヘリウムを同時に30〜50Wの出力に
より10〜30分プラズマ化し、さらに表面の水素を除
去した。この水素プラズマ発生(50)に対しては、水
素中に1〜5%の濃度でHClまたはClを添加して行
うと、塩素ラジカルが同時に発生し、このラジカルが石
英等ホルダの内側に存在しているナトリウムの如きアル
カリ金属を吸いだす効果を有する。このためバックグラ
ウンドレベルでのナトリウム、水分、酸素の濃度を形成
された膜中にて1014cm−3以下にすることがで
き、きわめて重要な前処理工程であった。
【0033】この塩素を添加した場合、さらにこの壁面
に残留吸着した塩素を除去するため(51)の不活性気
体によるスパッタリングによる除去も有効であった。か
かる石英等の反応容器は内壁を十分プラズマクリーニン
グすることによりこの容器内壁に不純物のプラズマで放
出しやすい状態をおさえる膜を十分密着させることがで
きる。かくすると、この膜を数十μmの厚さまで形成し
ても残留応力等により壁面からこの保護膜が剥がれフレ
ーク(粉)となり被膜中に注入することを防ぐことがで
きる。
【0034】この後これらの系を真空引きした後、炭化
物気体であるエチレンまたは炭化珪素化物であるTMS
を導入し、プラズマエネルギにより分解して、0.1〜
2μm代表的には0.2〜0.5μmの厚さに形成させ
た。これらの膜形成をさせる際、高い電磁エネルギが加
わる領域即ち不純物が再放出されやすい領域に特に厚く
つきやすく、二重に好ましい結果をもたらした。
【0035】かかる本発明の複雑な前処理工程を行わな
い場合であっても、図3(C)に示す如く真空引きの
後、炭素または炭化珪素を(52)において同様に0.
1〜2μm形成し、反応炉壁からの酸素、アルカリ金属
の再放出を防ぐことが有効であった。
【0036】また図3(A)においては、半導体装置の
作製のため、基板のコーティング、系の真空引き(4
1)さらにPまたはN型半導体の作製(42)、I型半
導体層の作製(43)、N型層の作製(44)を行い、
第1の装置を作製(48)した。この装置は前記したP
I、NI、PIN、PN等の接合を少なくとも1つ有す
るディバイス設計仕様によって作られなければならない
ことはいうまでもない。
【0037】さらにこの後、この系に対し、反応炉のみ
またはこの反応炉とホルダとを挿入設置された反応系に
対し(46)に示すI型半導体層または(42)に示す
層と同じ層のコーティングにより前の装置作製の際用い
られた工程(44)の履歴が次のランに対して影響を与
えないようにした。その詳細は図3(B)、(C)、
(D)、(E)に示す。
【0038】即ち図3(B)は前記した前処理と同じく
真空引き(49)水素プラズマ放電(50)、ヘリウム
プラズマ処理(51)、半導体装置のランの最初の工程
の半導体層を形成する工程(52)を有する。しかしこ
の(50)(51)がすでに(A)での(46)で行わ
れているため、一般には(C)の(52)での0.1〜
2μmの厚さの半導体層の作製で十分であった。
【0039】またこの前の装置の作製(40)すなわち
前のラン(工程)での履歴をなくすため、(D)、
(E)に示すプラズマエッチング工程を行ってもよい。
すなわち図3(B)は真空引き(49)CFまたはC
+O(約5%)を図1での(17)より導入し、2
0分〜1時間プラズマエッチング(53)を行った。さ
らに真空引きをしてその後C、Fの残留物を除去するた
め水素プラズマ処理(50)を10〜30分、さらにこ
のI層に0.05〜0.5μmのI型または次の工程の
最初のランの半導体層(42)と同様の導電型、成分の
半導体層の作製を行った。この方法が最も徹底して再現
性を保証することができた。
【0040】簡単な方法としては(E)に示す(49)
の真空引き、プラズマエッチング(53)残部吸着ガス
の除去(50)の工程を行った。
【0041】かくすることにより第1の半導体装置の作
製(48)の最後工程(44)と次の工程(48)の最
初の工程(42)との間でPまたはN型の不純物が互い
に(42)にて混入する可能性を除去することができ
た。
【0042】図4は、かかる方法により作られた光電変
換装置の結果である。この場合基板として金属例えばス
テンレス基板または透光性基板であるガラス上にITO
を500〜2000Å、さらにこの上に酸化スズまたは
酸化アンチモンを100〜500Åの厚さに形成させた
多重膜の電極を有する基板を用いた。この上にP型炭素
を主成分とする炭化珪素(Si1−x 0≦X<
1)(例えばX=0.3〜0.5)を100〜300Å
の厚さにまたこの上面に真性または実質的に真性のAS
またはSASの珪素を0.4〜0.7μmの厚さに、さ
らにこの上面にN型炭素を主成分とする炭化珪素(Si
1−x 0≦X<1)(例えばX=0.3〜0.
5)を100〜300Åの厚さに形成させたPIN構造
を有せしめた。このP、I、N型半導体の仕様は図3
(A)のチャートにおける(42)、(43)、(4
4)、(42)・・・・に対応させた。
【0043】さらにこの後この工程にITOを600〜
800Åの厚さにまたはアルミニウム金属膜を真空蒸着
法で形成して光電変換装置を作った。その変換効率を図
4(A)に示す。
【0044】1cmのセルの大きさでAMl(100
mW/cm)の条件にて前処理(40)をいれない場
合(71)の3%が、また前処理を行うと(70)の値
が得られた。さらに中間の(46)の工程を加えること
によるラン(製造日毎)の効率の変化(60)になりま
ったく加えないと(61)が得られた。
【0045】(60)はその効率が11〜9%を得るこ
とができるのに対し、本発明方法を用いない場合1〜4
%しかなかった。
【0046】さらにこのセル面積を100cmにする
と、本発明方法を用いると7〜9%の効率を得ることが
できるのに際し、本発明方法を用いないと0〜3%であ
った。特にダイオード特性がないものが30%以上を有
し、製造不可能であった。
【0047】図4(B)は特に表面程にてP型の半導体
を作る工程でI型の珪素半導体を作った場合の電気伝導
度の値を示す。
【0048】前工程でP型半導体を作り、本発明方法の
中間処理法の前処理を行わない時、AMlの光照射によ
る電気伝導度が(65)である。暗伝導度(64)と逆
の場合もみられ、またその値も10−6〜10−4で大
きなバラツキがあった。他方本発明の前処理をおこなわ
た場合、光伝導度(70)、暗伝導度(70’)が得ら
れた。また中間処理を行った時は光伝導度(62)、暗
伝導度(63)が得られた。
【0049】以上の説明においては炭化珪素(SixC
1−x 0≦X<0.5)を中心として記した。本発明
は図1に示す横型のプラズマCVD装置を中心として示
した。しかしその電極の作り方を誘電型としたり、また
アーク放電を利用するプラズマCVD装置であっても本
発明は有効である。また縦型、縦横型のベルジャー型の
プラズマCVD装置であっても同様に本発明方法を適用
することができる。
【0050】
【効果】本発明の構成をとることにより、不要な不純物
の混入を防ぐ作用をゆうせしめる炭素膜を効率よく得る
ことができた。そして、再現性よくRUN−TO−RU
Nの特性バラツキを少なくするとともに、その得られた
特性もきわめて優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例において用いたプラズマ気相装置であ
る。
【図2】 図1の一部を示す。
【図3】 図1の装置を用い、本発明方法のプラズマ気
相法を用いるチャ−トである。
【図4】 図3のチャ−トに従って得られた光電変換装
置の効率および本発明方法のド−ピング防止効果を示す
他の資料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ気相法により反応容器内に設けら
    れた基板上に炭素膜を形成するに際し、プラズマ化させ
    た水素、酸素、弗素化合物またはその混合物気体により
    前記反応容器の内壁または基板ホルダに形成された炭素
    膜または炭素を主成分とする膜をプラズマクリーニング
    し、この後、前記反応容器内に基板を配設し、プラズマ
    気相法により炭素または炭素を主成分とする膜を形成す
    ることを特徴とする炭素膜作製方法。
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