JPH07321118A - 半導体装置の配線形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線形成方法

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JPH07321118A
JPH07321118A JP11304394A JP11304394A JPH07321118A JP H07321118 A JPH07321118 A JP H07321118A JP 11304394 A JP11304394 A JP 11304394A JP 11304394 A JP11304394 A JP 11304394A JP H07321118 A JPH07321118 A JP H07321118A
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wiring
semiconductor device
semiconductor substrate
gate electrode
region
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Yoshihiro Tezuka
好弘 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属配線加工中に発生するゲート酸化膜への
プラズマダメージを大幅に軽減できる半導体装置の配線
形成方法を提供する。 【構成】 薄いゲート酸化膜15を介して半導体基板1
1上に形成されたゲート電極16に電気的に導通するA
l金属膜18がドライエッチングでパターニングされる
際、ゲート電極16に電気的に導通する第1の配線パタ
ーン36bに隣接し、半導体基板11に電気的に導通す
る第2の配線パターン36aが設けられる。これら第1
および第2の各配線パターン36a,b間の間隔L1は
任意の配線パターン間の間隔、例えば第1および第3の
各配線パターン36b,c間の間隔L2以下に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属膜をドライエッチ
ングでパターニングして半導体装置の配線を形成する半
導体装置の配線形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の配線は次のように形
成されていた。まず、コンタクトホールが形成された
後、Al(アルミニウム)等の金属が基板全面にスパッ
タ法などで成膜される。次に、成膜された金属膜上にホ
トレジストが塗布され、このレジストが通常のフォトリ
ソグラフィ工程によってパターニングされる。そして、
このレジストがホトマスクとされ、プラズマを用いたド
ライエッチングによって上記金属膜が選択的に除去さ
れ、配線のパターニングが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置の高密度化,高速化の要求と共に半導体装置の小型
化も要請されているため、多層配線構造を有する半導体
装置の各層が薄膜化してきている。このため、半導体基
板上に半導体素子を形成後、各半導体素子を電気的に接
続するための金属配線工程において、例えば次のような
問題が生じていた。つまり、半導体装置の構成部品であ
るMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの
ゲート酸化膜も100オングストローム前後位にまで薄
膜化されており、ゲート電極はこの薄膜化したゲート酸
化膜上に形成されている。また、ゲート電極を配線接続
する配線工程において配線金属膜をパターニングするに
は、微細な配線加工に適したプラズマドライエッチング
が用いられる。このエッチングの際、例えば第1層配線
のエッチング加工時に、あるトランジスタのゲート電極
と導通のある配線が、この第1層配線では他のトランジ
スタの素子領域とは導通を有せず、電気的に浮いている
事態がしばしば発生する。このような配線をドライエッ
チングによって加工する場合には、この配線がアンテナ
の役目を果たし、プラズマ中のイオン電荷がこの配線に
集まる。集まった電荷は、この配線が電気的に浮いてい
て基板への逃げ道がないため、配線およびこの配線に電
気的に導通しているゲート電極に蓄積される。従って、
ゲート電極下に形成された薄いゲート酸化膜には大きな
電界がかかり、ゲート酸化膜の静電破壊をもたらした。
【0004】図7はこのような従来の配線構造の一例を
示す平面図である。図8はこの配線構造のA−A線に沿
った断面図であり、同図(a)は平行した3本の配線
1,2,3がRIE(Reactive Ion Etching ;反応性イ
オンエッチング)によって形成される途中の断面を示し
ている。同図(b)はこのRIEによって配線加工がさ
らに進んだ状態時の断面を示している。いずれの配線
1,2,3も半導体基板に接続されておらず、層間絶縁
膜4上に形成されている。また、中央に位置する配線2
は図7に示すようにゲート電極5に接続されており、ゲ
ート電極5の両側にはソース領域6およびドレイン領域
7が形成されている。RIEエッチングの途中では、図
8(a)に示すAl金属膜8はウエハー全面でつながっ
ており、レジストマスク9で覆われていないAl金属膜
8に入射したイオンの有する正電荷は、ウエハ内で半導
体基板と接続されたコンタクトホールを通って矢示のよ
うに半導体基板へ流出する。従って、この状態において
はゲート電極5に電荷が蓄積されることはない。ところ
が、エッチングが進むと図8(b)に示す断面がエッチ
ングの途中に出現する。すなわち、配線1の図の左側お
よび配線3の図の右側の広いエッチング領域ではAl金
属膜がすべてエッチングされて残っていないが、各配線
間の狭いエッチング領域ではまだAl金属膜8が完全に
はエッチングされずに残っている。この現象は、エッチ
ングのマイクロローディング効果、すなわち狭いエッチ
ング領域では広いエッチング領域に比べてエッチング速
度が遅いという現象による。このような状態では、半導
体基板に導通していた配線1,3の両側のAl金属膜が
除去されているため、配線間の領域に入射したプラズマ
イオンの正電荷は基板へ逃げることができなくなる。従
って、この正電荷は配線2に接続されたゲート電極5に
蓄積され、このゲート電極5の下に形成された薄いゲー
ト酸化膜を静電破壊させてしまうことになる。
【0005】このような問題を回避するため、例えば特
開平2−280321号公報に開示された方法が提案さ
れている。同公報には、ゲート電極に導通するAl配線
層の一部にシリコン基板につながる電流経路を設け、シ
リコン基板上のチップを1つ1つにスクライブする時
に、この電流経路を切り離すという技術が開示されてい
る。この方法によれば、Al配線のパターニング時に電
荷は電流経路を介してシリコン基板に逃げるため、ゲー
ト酸化膜の静電破壊が防止される。
【0006】しかし、この配線形成方法においては、ゲ
ート電極に蓄積した電荷を逃がす電流経路をスクライブ
ラインにまで導く必要がある。従って、チップ上に形成
する素子のレイアウトによっては、この電流経路をスク
ライブラインまで導くことが困難な場合があったり、ま
た、相当な制約を受ける場合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、薄い絶縁膜を介して半導体
基板上に形成される電極に電気的に導通する金属膜をド
ライエッチングでパターニングするに際して、上記電極
に電気的に導通する第1の配線パターンに隣接して半導
体基板に電気的に導通する第2の配線パターンを設け、
これら第1および第2の各配線パターン間の間隔を任意
の配線パターン間の間隔以下に設定することを特徴とす
るものである。
【0008】また、上記電極はMOS型トランジスタの
ゲート電極であり、薄い上記絶縁膜はMOS型トランジ
スタのゲート酸化膜であることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】第1および第2の各配線パターン間の間隔は他
の任意の配線パターン間の間隔と等しいかまたはそれよ
りも短いため、マイクロローディング効果により、第1
および第2の各配線パターン間に挟まれた領域にある配
線金属膜はドライエッチングの終了時に断ち切られる。
よって、第1の配線に電気的に導通している電極は、ド
ライエッチングの終了時まで、第2の配線を介して半導
体基板に電気的に接続させられている。
【0010】また、第1および第2の各配線パターン間
の間隔が他の任意の配線パターン間の間隔よりも短い場
合には、第1および第2の各配線パターン間に挟まれた
領域が最も狭くなり、この最も狭い領域にある配線金属
膜が最後に断ち切られる。よって、電極に接続された第
1の配線はエッチングの最後まで確実に第2の配線に電
気的に接続される。
【0011】また、半導体基板に電気的に導通する第2
の配線パターンは、スクライブラインを考慮せずに基板
上の任意の位置に形成できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例による半導体装置の
配線形成方法について説明する。図1(a),(b)は
本方法によって製造された半導体装置の断面図であり、
同図(a)は図2に示すこの半導体装置の平面図におけ
るB−B線破断断面図である。同図(b)はこの平面図
におけるC−C線破断断面図である。本実施例では半導
体装置として、1層多結晶シリコンゲート,2層アルミ
配線構造のMOSLSIを例とした。
【0013】図1(b)に示すMOSトランジスタはフ
ィールド酸化膜10によって素子分離された領域に形成
されており、p型半導体基板11に設けられたnウエル
領域12に形成されている。このMOSトランジスタ
は、p型のソース領域13およびドレイン領域14、ゲ
ート酸化膜15並びに多結晶シリコンゲート電極16よ
り構成されている。多結晶シリコンゲート電極16の両
側には側壁17が設けられている。また、第1配線層1
8と半導体基板11との間にはSiO2 ,BPSGなど
からなる層間絶縁膜19が満たされており、第1配線層
18a,bはコンタクト・プラグ20a,bによってソ
ース領域13,ドレイン領域14に電気的に接続されて
いる。第1配線層18の上層部には第2配線層との絶縁
を取るための層間絶縁膜21が形成されている。
【0014】図1(a)に示す配線部には、3本の配線
31,32,33が各層間絶縁膜19,21の間に形成
されている。このうちの配線31はコンタクト・プラグ
34によって基板コンタクト用のp領域35に接続され
ている。このp領域35は、フィールド酸化膜10に開
口した半導体基板11に形成されており、半導体基板1
1に電気的に接続されている。
【0015】次に、このような半導体装置の配線形成方
法について、図3〜図6に示す工程断面図を用いて説明
する。これら各図における分図(a)は図2の平面図に
おけるB−B線破断断面図、分図(b)はこの平面図に
おけるC−C線破断断面図である。
【0016】まず、p型シリコン基板である半導体基板
11の表面にn型不純物が選択的にイオン注入され、M
OSトランジスタ形成領域にnウエル領域12が形成さ
れる。その後、SiO2 からなる厚さ400nmのフィ
ールド酸化膜10が選択的に形成され、素子間の絶縁分
離が行われる。次に、このフィールド酸化膜10で囲ま
れたトランジスタ形成領域にある活性領域の表面に、S
iO2 からなる厚さ10nmの薄いゲート酸化膜15が
形成される。次に、このゲート酸化膜15上に厚さ30
0nmの多結晶シリコン膜が形成され、この多結晶シリ
コン膜がエッチングによって所定の形状にパターニング
される。このパターニングによって多結晶シリコンゲー
ト電極16が形成される。次に、ゲート電極16をマス
クとしてnウエル領域12にp型不純物がイオン注入さ
れ、引き続いてゲート電極16の両側に側壁17が形成
された後、ゲート電極16およびこの側壁17をマスク
としてさらにp型不純物がイオン注入される。このイオ
ン注入によってLDD(Lightly Doped Drain)構造を持
つソース領域13およびドレイン領域14が形成され
る。また、このイオン注入によって、基板コンタクト用
の高濃度p領域35が形成される(図3参照)。
【0017】次に、基板全面にCVD(化学気相成長)
法によってシリケートガラスが堆積され、約1000n
mの厚さに層間絶縁膜19が形成される。次に、この層
間絶縁膜19の所定位置にコンタクトホールが開口され
る。引き続いて、CVD法によってW(タングステン)
が基板全面に堆積される。その後、層間絶縁膜19上に
あるWがエッチバックされ、コンタクトホール内にWが
充填されてコンタクトプラグ20a,bおよび34が形
成される(図4参照)。
【0018】その後、Al(アルミニウム)金属膜18
が基板全面にスパッタ法によって600nmの厚さに成
膜され、さらに、このAl金属膜18上にレジストが塗
布される。次に、このレジストが所定形状にパターニン
グされる。すなわち、配線部分においては、ゲート電極
16に電気的に導通する第1の配線レジストパターン3
6bに隣接し、半導体基板11に電気的に導通する第2
の配線レジストパターン36aが設けられる。そして、
これら第1および第2の各配線パターン36a,b間の
間隔L1は、任意の配線パターン間の間隔、例えば第3
の配線レジストパターン36cと第1の配線レジストパ
ターン36bとの間隔L2以下(L1≦L2)に設定さ
れる。本実施例においては、間隔L1,L2は等しく
0.6μmに設定される。また、MOSトランジスタ部
分においては、ソース領域13に電気的に導通する配線
レジストパターン36d、およびドレイン領域14に電
気的に導通する配線レジストパターン36eが形成され
る(図5参照)。
【0019】次に、これら各配線レジストパターンをマ
スクとするRIEにより、Al金属膜18がエッチング
され、ゲート電極16に電気的に導通する第1の配線3
2,半導体基板11に電気的に導通する第2の配線3
1、および比較的長い第1の配線32に部分的に隣接し
ている半導体基板11とコンタクトを有しない第3の配
線33が形成される。また、これと同時にソース領域1
3に電気的に導通する配線18a、およびドレイン領域
14に電気的に導通する配線18bが形成される。ゲー
ト電極16につながれた第1の配線32は、この第1配
線層においてはこのゲート電極16以外には接続されて
いない(図6参照)。
【0020】その後、SiO2 膜からなる絶縁膜21が
プラズマCVD法によって約10000オングストロー
ムの厚さに成膜され、第2層間膜が形成される。次に、
第1層配線と第2層配線とを電気接続するためのビアホ
ールが開口される。引き続いて第2層配線としてのAl
金属膜がスパッタ法によって6000オングストローム
の厚さに成膜される。そして、RIEによってこの第2
配線層が加工され、所定の回路が形成される。この結
果、図1および図2に示す半導体装置が完成する。
【0021】このような本実施例による半導体装置の配
線形成方法によれば、薄いゲート酸化膜15を介して半
導体基板11上に形成されたゲート電極16に電気的に
導通するAl金属膜18(図5参照)がドライエッチン
グでパターニングされる際、上記のように、ゲート電極
16に電気的に導通する第1の配線パターン36bに隣
接し、半導体基板11に電気的に導通する第2の配線パ
ターン36aが設けられる。しかも、これら第1および
第2の各配線パターン36a,b間の間隔L1は任意の
配線パターン間の間隔、例えば第1および第3の各配線
パターン36b,c間の間隔L2に等しく設定されてい
る。従って、第1および第2の各配線パターン36a,
b間にあるAl金属膜18の領域は、第1および第3の
各配線パターン36b,c間にあるAl金属膜18の領
域に等しくなっている。このため、前述したマイクロロ
ーディング効果により、第1および第2の各配線パター
ン36a,b間に挟まれた領域にあるAl金属膜18
は、プラズマドライエッチングの終了時に同時に断ち切
られる。よって、第1の配線32に電気的に導通してい
るゲート電極16は、ドライエッチングの終了時まで、
第2の配線31を介して半導体基板11に電気的に接続
させられている。従って、ドライエッチング時に生じる
イオン電荷は第2の配線31,コンタクトプラグ34お
よび高濃度p領域35を介して半導体基板11に逃がさ
れる。よって、ドライエッチング時にゲート電極16に
プラズマイオン電荷が蓄積されることはない。このた
め、蓄積電荷によってゲート電極16の下に形成された
薄いゲート酸化膜15に高電界が印加されなくなり、薄
いゲート酸化膜15は静電破壊しなくなる。すなわち、
配線層エッチング時にゲート酸化膜15に与えられてい
た、従来のプラズマイオンによるチャージアップダメー
ジは、大幅に減少される。
【0022】また、上記実施例では、第1および第2の
各配線パターン36a,b間の間隔L1と第1および第
3の各配線パターン36b,c間の間隔L2とを0.6
μmに等しく設定したが、間隔L1が他の任意の配線パ
ターン間の間隔よりも短くなるように設定してもよい。
例えば、間隔L2を0.6μmにして間隔L1をこれよ
りも短い0.5μmに設定してもよい。この場合には、
第1および第2の各配線パターン36a,b間に挟まれ
た領域が最も狭くなり、この最も狭い領域にあるAl金
属膜18がエッチングの最後に断ち切られる。よって、
ゲート電極16に接続された第1の配線32はこのAl
金属膜18を介してエッチングの最後まで確実に半導体
基板11に導通した第2の配線31に電気的に接続さ
れ、ドライエッチング時に生じるイオン電荷はより確実
に半導体基板11へ逃がされる。このため、ゲート電極
16下の薄いゲート酸化膜15の静電破壊はより確実に
防止され、半導体装置製造の歩留まりの向上および半導
体装置そのものの信頼性の向上を図ることが可能にな
る。
【0023】また、半導体基板11に電気的に導通する
第2の配線パターン36aは、スクライブラインを考慮
せずに基板上の任意の位置に形成できる。従って、従来
のように、蓄積電荷を半導体基板に逃がす電流経路をス
クライブラインまで導くことが素子のレイアウトによっ
て困難になったり、相当な制約を受けたりすることはな
い。すなわち、第2の配線パターン36aは高い自由度
をもって形成することが可能になり、薄いゲート酸化膜
15を保護する配線形成はより容易に行える。
【0024】なお、第3の配線33の存在は本発明に必
要ではないが、この第3の配線33が存在するときに
は、第1の配線32のアンテナ効果は高まり、よりエッ
チング中のチャージアップが顕著になる。従って、この
ような場合には、本発明の特徴である第2の配線31の
必要性がより大きくなる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
1および第2の各配線パターン間の間隔は他の任意の配
線パターン間の間隔と等しいかまたはそれよりも短いた
め、マイクロローディング効果により、第1および第2
の各配線パターン間に挟まれた領域にある配線金属膜は
ドライエッチングの終了時に断ち切られる。よって、第
1の配線に電気的に導通している電極は、ドライエッチ
ングの終了時まで、第2の配線を介して半導体基板に電
気的に接続させられている。従って、ドライエッチング
時に生じるイオン電荷は第2の配線を介して半導体基板
に逃がされ、ドライエッチング時に電極に電荷が蓄積さ
れることはない。このため、蓄積電荷によって電極下に
形成された薄い絶縁膜に高電界は印加されなくなり、薄
い絶縁膜は静電破壊しなくなる。
【0026】また、第1および第2の各配線パターン間
の間隔が他の任意の配線パターン間の間隔よりも短い場
合には、第1および第2の各配線パターン間に挟まれた
領域が最も狭くなり、この最も狭い領域にある配線金属
膜が最後に断ち切られる。よって、電極に接続された第
1の配線はエッチングの最後まで確実に第2の配線に電
気的に接続され、ドライエッチング時に生じるイオン電
荷はより確実に半導体基板へ逃がされる。このため、電
極下の薄い絶縁膜の静電破壊はより確実に防止される。
【0027】また、半導体基板に電気的に導通する第2
の配線パターンは、スクライブラインを考慮せずに基板
上の任意の位置に形成できる。このため、この第2の配
線パターンは高い自由度をもって形成することが可能に
なり、薄い絶縁膜を保護する配線形成はより容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の配線形成
方法によって得られた半導体装置の断面図である。
【図2】本実施例による半導体装置の配線形成方法によ
って得られた半導体装置の平面図である。
【図3】本実施例による半導体装置の配線形成方法を示
す第1の工程断面図である。
【図4】本実施例による半導体装置の配線形成方法を示
す第2の工程断面図である。
【図5】本実施例による半導体装置の配線形成方法を示
す第3の工程断面図である。
【図6】本実施例による半導体装置の配線形成方法を示
す第4の工程断面図である。
【図7】従来の半導体装置の配線構造を示す平面図であ
る。
【図8】従来の半導体装置の配線形成方法が持つ課題を
説明するための断面図である。
【符号の説明】
10…フィールド酸化膜、11…p型シリコン半導体基
板、12…nウエル領域、13…ソース領域、14…ド
レイン領域、15…ゲート酸化膜、16…ゲート電極、
17…側壁、18…Al金属膜、18a,b…ソース領
域13,ドレイン領域14に導通する配線、19,21
…層間絶縁膜、20a,b,34…コンタクトプラグ、
31…半導体基板11と電気的に導通する第2の配線、
32…ゲート電極16と電気的に導通する第1の配線、
33…第3の配線、35…p領域、36a〜e…ホトレ
ジスト。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78 301 G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い絶縁膜を介して半導体基板上に形成
    される電極に電気的に導通する金属膜をドライエッチン
    グでパターニングするに際して、前記電極に電気的に導
    通する第1の配線パターンに隣接して前記半導体基板に
    電気的に導通する第2の配線パターンを設け、これら第
    1および第2の各配線パターン間の間隔を任意の配線パ
    ターン間の間隔以下に設定することを特徴とする半導体
    装置の配線形成方法。
  2. 【請求項2】 前記電極はMOS型トランジスタのゲー
    ト電極であり、薄い前記絶縁膜はMOS型トランジスタ
    のゲート酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の配線形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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